姉「邪魔だ。どけ。」 弟「」(76)
姉「部屋に行けよ」
弟「うるせぇなぁ。そんなキレんなよ」
姉「はやく行けっていってんじゃん!!」
弟「ハイハイわかったよ」
~弟部屋~
弟(あいつの友達が来るからってあんな言い方ないだろ腹立つなぁ。)
姉(………。)
~10分後~
<キャピキャピ キャー キャー
弟(バカうるせぇ……)
弟(床ドンしたろ)
~一階居間~
姉友「キャハハ」
姉「ハハハ」
<ドン!!
姉「あ」
姉友「誰?」
姉「………弟」
姉「邪魔だ!どけっ!」
姉「この一撃に全てを賭けるしかない!可能な限り接近するッ!」
姉「見せてやろうぜ!あたしらの奇跡ってやつをッ!」
姉「なんとをーーッ!!」
姉友「うるさかったかな?私謝ってくるわ」
姉「いや!あたしがいくわ!」
姉友「じゃあ一緒に行こうよ。弟さん見てみたいし」
姉「…………わかった。」
~弟部屋~
弟(静かになったな。ざまぁ!)
コンコン
弟(!?)
姉「ちょっと」
弟(やべぇ…キレたか?)
ガチャ
姉友「お邪魔しまーす」
弟「」
弟(か…かわえぇぇえええ!!!)
姉友「初めまして!えっと……さっきはうるさくしてごめんね!」
弟「いやいや!さっきのはボウリングの玉落としちゃっただけですよ!!」
姉友「マイボールもってんの?うまいんだね!!」
弟「いやぁ……へへへ」(うはぁ!持ってねぇけどまぁいいや!!)ニマニマ
姉「」ムスッ
~一時間後~
弟「ハハハ」
姉友「フフフッ」
姉「………。」
姉友「え!?もうこんな時間?私そろそろ……。」
弟「なんか用事でもあるんですか?」
姉友「まぁね~。」
姉友「んじゃ姉、私帰りますわ!」
姉「ん。見送る。」
弟(そういや姉ちゃん一言も話してなかったな…そんなに怒ってんのか?)
姉友「そんじゃあ弟君、またね!!」
弟「あっ 僕も見送ります!」
姉「……………ッチ。」ギロッ
弟(やっぱキレてんよこいつ……後で一応謝っとくべきか…)
姉友「ありがとねっ」ニコリ
弟「いえいえ」
弟(うへぇええかわいいぃいぃ!!!)
~玄関~
姉友「んじゃね弟君 また来るからね!」
弟「はい!」
姉友「ちょっと姉!」グイッ
姉「んぁっ!?」
姉友「なんであんた一言もしゃべんなかったの?床ドンで怒ってるわけ?」ヒソヒソ
姉「いや、そういうんじゃないといいますか、んーとねぇ……」ヒソヒソ
姉友「んじゃなに? あっ 私が弟君と仲良く話すもんだからヤキモチやいたとか!」ヒソヒソ
姉「そ そんなわけあるかぁ!」アセアセ
姉友(oh………)
弟(姉ちゃん声でかっ なに話してんだよ…)
姉友「あんた……マジか」ヒソヒソ
姉「ちがうって!」ヒソッ
姉友「ふーん じゃあ私が貰いますわ」ニヤニヤヒソヒソ
姉「なっ 絶対にやらん!!!」
姉友(oh………)
弟(姉ちゃんさっきからなに叫んでんだ……)
姉友・姉「ヒソヒソヒソ」
弟(めっちゃ気になってきた もうちょっと近づいて……)
姉友「…そんじゃあ弟君!!またね!」フリフリ
弟「!?……ぁ、はぁ~い」フリフリ
弟(ビクった~ はぁ でも姉友さん可愛かった 何あれ)ニマニマ
姉「弟 にやつくなキモい はよ家ん中もどれ」
弟「はぁ!? にやついてねぇし!」
姉「キモっ 早く行けって」
弟「へーへーわかりやした」
弟(うぜぇ…まぁでも床ドンの件は謝らんと…)
弟「あー…姉ちゃん さっき床たたいてごめん 姉友さん来てたのに」
姉「!…」
姉「ほ…ほんと!空気読めないわけ!?人の友達が来てんのに床ドンとか考えられんわ!頭おかしいんじゃないの!?」
弟「なっ」カチン
姉「だいたいおと………」
弟「ふざけんなよ!!」
姉「うとっ……」ビクッ
弟「床ドンしたのは確かに悪いけどさ!元はといえばお前のせいでイライラしとったんじゃ!!だいたいなんでいつも俺に対してそんな偉そうなんだよ!!」
姉「っ……」
.
弟「あーあ マジでなんでこいつが俺の姉ちゃんなんだろう!姉友さんだったらよかったのに!!姉ちゃんなんかより全然優しいし!!」
姉「あっ……」ポロポロ
弟「あーあ!入れかわってくんねーかな!!…………あれ?」
姉「うっ……グスッ」ポロポロ
弟「な……そうやって泣けばいいと思ってんだろ!マジでなんなんだよ!!」
姉「……ヒッグ……グズッ」ダッ!
弟「おい!………」
ガチャッ!バタン!
弟「………」
~弟部屋~
弟(い……いいすぎたああああ)
弟(ついカッとなって…)
弟(謝ってこよう……)
コンコン
弟「!」
姉「お…おとうと?」
弟「姉ちゃん!」
ガチャ
弟(目…真っ赤…)
弟(当たり前だ…さっきまで泣いてたの聞こえてたし…)
弟「姉ちゃんさっきは…」
姉「ごめんなさい!!」
弟「!?」
もう俺には話がわからん
姉「…あたしが悪かった…いつもひどいこと言っちゃって……ごめん…」グスッ
姉「……あたし…ほんとダメだわ」グスツ
姉「ほんとは…キモいとか…頭おかしいとか…全然思ってないから……」ズズーッ
姉「そこだけは……分かって…」ヒック
弟「姉ちゃん………」
姉「うん……これから気を付けるから……」グス
姉「……ごめんこんな時間に……それじゃあ……おやすみ」ズズッ
弟「待って姉ちゃん!!」ガシッ
姉「ふぇっ!?」
弟「俺も……ひどいこと言っちゃったからさ」
弟「姉ちゃんじゃなけりゃよかったなんて思ったことないから」
弟「…ごめん!!」
姉「おと…うと……」グスッ
姉「うぇぇええん」ポロポロ
弟「姉ちゃん…」
姉「あたし……もう…どうしようかと…」ヒッグ
姉「ほんとに……あたしが姉でよかったのかと思うと……」グスッ
姉「あたしは……あんたに対して……あんなことばっかいってて…」グス
ギュッ
姉「…おとうと!?」
弟「俺の姉ちゃんは姉ちゃんだし …姉ちゃんでよかったと思ってるよ」
弟「最近はちょっと姉ちゃん俺に対してきつかったけど」
弟「前はあんなに俺ら仲よかったじゃん」ナデナデ
姉「………ぅん」グス
弟「……仲直り…しよっか」
姉「ぅん……ごめんなさい」
弟「こちらこそごめんなさい」
姉「ふふっ」
姉「ありがとね」
弟「んにゃ」
姉「泣いたら眠くなってきた…」ふあぁ
弟「寝よっか」
姉「うん!」
弟「おやすみ姉ちゃん」
姉「おやすみ弟」
~ふとん中~
弟(……。)
弟(…………。)チラッ
姉「zzz…」
姉「むぅ……おとーとぉ…zzz」ギュゥ
弟(どうしてこうなった!どうしてこうなった!)
~回想~
姉「……」
弟「……部屋戻んないの?」
姉「…………」テクテク
姉「…………」ポフッ
弟「ちょっとお姉さん。なんで俺のベッドに座るんですか」
姉「…………///」ポンポン
弟(これはっ…………!)
弟「ね…ねえちゃん?もうこの年だし一緒に寝るってのは」
姉「で…でも!せっかく仲直りできたんだから…今日ぐらい…いいかなって…//」モジモジ
弟(うおおぉおぉぉおおお!?)
弟(誰コレェェェェエ!?)
弟「いやぁでも…!」
姉「だ……めかな…?嫌だったら……無理しなくても…」モジモジ
弟「いやそんなことはないけど」アセッ
姉「じゃ……じゃあいいでしょ?//」ガシッ
弟「お…おぅ……」
弟(あれれぇ……?)
~回想終わり~
弟(ふぅ………)
弟(…………)チラッ
姉「んぅ………」ギュッ
弟(寝れねぇえええええ)ドキドキ
弟(優しい姉ちゃんにもどったっぽいけど)
弟(なんかちげぇえぇえええ)ドキドキ
~翌朝~
姉「んぁ……」パチッ
姉「ん~………?」キョロキョロ
姉「ゎ……!!」
弟「zzz……」
弟「zzz」
バキッ
弟「ぶごぁっ!?」
ドサッ
弟「あぃたぁ!!」
ガチャ
バタン!
弟(……!?)
弟(何かに吹っ飛ばされた…)
弟(……朝飯でも食うか)
弟(……そういや姉ちゃんは?)
~一階~
ガチャ
弟「あっ おはよう」
姉「ぅわぁ!お…おひゃよう!//」
弟(噛んだ… かわいい…)
弟(はっ いかんいかん!相手は姉ちゃんだ//)
姉「ほら!朝御飯できてるから!食べて!」
弟「あ…ほんとだ」イタダキマース
姉「…」モグモグ
弟「……」モグモグ
弟「姉ちゃんそういえば」モグモグ
姉「ん~?」モグモグ
弟「昨日の夜一緒に寝たじゃん」
姉「ぶっ」
弟「あれってさぁ」
姉「は…はやくしないと遅刻するよ!!」
弟「え!?うわマジやん!」ゴチソウサマ
~玄関~
弟「んじゃ行ってくるわ!」
姉「っ おとーと!!」タッタッタ
弟「あん? わっ 」ダキツカレ
姉「//……いってらっしゃい//」ギュウッ
弟「」
弟「姉ちゃん」
姉「なによ//?」チラ
チュ
姉「な!え!?//」
弟「行ってきます//」
姉「どうせなら口に//」ボソッ
弟「え?なんだって?」
姉「は 早く行けー!!//」
おわりりりりり
見てくださった方、支援してくださった方、ありがとうございました。短いわりに投下ペース遅くてすみませんした!
おやすみ!
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