はじめに
・某少年漫画とのクロスSS
・安価やアンケあり
・登場するはずのキャラが出ない場合が多々あり
・似た展開はあるけど、かなり違う展開にする予定
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1433334809
(チバ村近辺のボッチ山)
八幡(10)「いつも同じ事しか言えんのかお前は」
小町(8)「小町と一緒にこの世の全てを手に入れようよ!」
八幡「やだよ。海賊なんて…俺はいずれボッチ山からおさらばして、養ってくれる女と結婚して専業主夫になる」
小町「ふーん。んでもさ、この間も振られたんだっけ?」
八幡「う」ギクッ
小町「お兄ちゃんさ、もう何回振られてるの?っていうか友達すらいないじゃん」
八幡「あ、あのゴミ山の連中はド底辺連中だから、人を見る目が無いんだよ」
小町「でもチバ村にも友達いないじゃん」
八幡「」
小町「小町はね、そんなお兄ちゃんの将来が心配なんです」
小町「小町を名をあげて、天下を取ろうよ!そうすればお兄ちゃんもきっとモテモテだよ!」
八幡「バカ言ってんじゃね。海賊は悪だ。そんな外道がモテてたまるか」
小町「でもこのままだとお兄ちゃん、トラウマを積み重ねて将来は人間不信になって、ずっとボッチだよ?」
八幡「だ、だだだ、大丈夫だ。いずれ俺を理解してくれる女性が必ず現れる!」
八幡「専業主夫王に!俺はなる!」ドン!
小町「なに専業主夫王って…っていうか小町的にポイント低い」
八幡「さて、今日もゴミ漁って読めそうな本を探してくるか」
小町「その前に御飯の狩りに出かけるよ!」
八幡「あ、そうだ…はぁ、面倒だ。誰か養ってくれないかな」
安価取ります。二人の生い立ち
(後々の物語にも影響します)
①捨て子の二人を、海軍将校の平塚静に拾われる。数年間はチバ村で彼女に鍛えられ、その後は修行と称してボッチ山に二人だけでサバイバル生活を命じる
②チバ村の孤児院で育った二人。学校でも施設でも友達が出来なくて、自棄になった八幡はボッチ山に1人で暮らす事にしたが、後ろから小町が追いかけてくる。その後は二人でサバイバル生活をしている
安価↓
(ボッチ山)
八幡「んじゃ、いつも通りの作戦で」
小町「ラジャ!しっかりサポートしてね!」
巨大クマ「グオオオオオオ!!!」
小町「小町パーンチ!」
ボゴォォォ!
巨大クマ「グオ!?」フラフラ
小町「相変わらず硬いな…でも、効いてる!」
小町「小町チョップ!!」
巨大クマ「グオッ!」サッ
小町「む、避けたな!」
巨大クマ「グオオオ!!」ブンッ
小町「ふん!どんなに強くても避ければ痛くないモンね!」ササッ
八幡「さてと…狙撃ポイントはこの辺で良いだろ」
八幡「チンピラから奪ったこの狙撃ライフルで…」チャキッ
巨大クマ「グオ!グオ!」ブンブン
小町「くっ…強い!」ササッ
パァン
巨大クマ「グオ!?」ガクッ
バタンッ
小町「ナイスお兄ちゃん!」
巨大クマ「」
八幡「よし終わった。ゴミ山に行って本が探してくるか」
小町「その前に小町と1日100戦のタイマン!」
八幡「やだよ、どうせ俺が負けるし」
小町「お兄ちゃんが本気出さないのがいけないんじゃん」
八幡「あのな、実の妹を本気で殴れる訳無いだろ。あ、今の八幡的にポイント高い」
小町「…ばか//」バシッ
八幡「痛っ!」
小町「さあ!タイマンだよ!小町バズーカ!!」ボゴッ
八幡「痛い痛い!あと痛い!」
小町「小町ガトリング!」シュシュッ
八幡「俺は近距離戦は苦手なんだよ!おい!止めろ!」
平塚「元気そうだな」
八幡「」
小町「あ、先生!」
平塚「先生でなくお母さんと呼べと何度いったらわかる…」
八幡「未婚の癖に」ボソッ
平塚「ふん!」ボゴッ
八幡「ぐぁぁ!?」
平塚「言葉には気をつけろ…」
八幡「す、すいませんでした…」ヘロヘロ
平塚「おい、ドコに行く。逃げるな」ガシッ
八幡「は、離して下さい!もうボコボコにされるのはイヤです!」
平塚「大丈夫だ。もう怒りはおさまった」
八幡「そうじゃなくて、また俺達にまた殺人稽古をするんですよね!?」
平塚「殺人とは人聞き悪い…少しは小町を見習え」
小町「せんせーい!早く小町を鍛えてくださ~い!」
八幡「おいおい小町…正気か、また殺されかけるんだぞ」
小町「逆境に耐えなきゃ海賊女王になれないもんね!がんばらないと!」
平塚「…小町、キミはまだそんなくだらない事を。良いだろう目に物を見せてやる」
平塚「衝撃の!ファーストブリット!!!」
八幡(俺たちの毎日、過酷な日々を送った)
八幡(たまに育て親の平塚先生が俺たちを鍛えてくれたりしている…正直やめてほしい)
八幡(因みに過酷なのはなにも修行だけではない。このボッチ山での人間関係もまた俺にとって過酷な物だった)
八幡(社交性の高い小町はたまにゴミ山の連中と仲良くなり、海賊団の船員としてスカウトするも)
小町「紹介するね!ウチのお兄ちゃん!副船長になる人だよ!」
八幡「ど、どうも…」
モブA「……」
モブB「……」
~1週間後~
モブA「ごめん小町ちゃん……アタシ、ボッチ海賊団やめるね」チラッ
八幡「……」
モブB「私も…このゴミ山で平凡に生きたい…」チラッ
八幡「…」
モブA・B「じゃあね小町ちゃん。また今度宝探ししようね。3人で」
小町「ちょ……待って!二人とも!」
八幡「」
八幡(3人で…3人で…)ガガーン
小町「……あ~あ、折角あたらしい船員兼お兄ちゃんの嫁候補が見つけたのに」
小町「大丈夫だってお兄ちゃん!次はもっと頼もしい仲間兼お嫁さん候補探してくるから!」
小町「今日は小町が慰めてあげる!よしよし。あ!今の小町的にポイント高い!」ナデナデ
八幡「……うん」グスッ
八幡(色んな意味で心身共に、鍛えられる日々が続いていく)
(数年後)
小町(15)「知ってるお兄ちゃん?貴族は18歳で本当の貴族に成るって言われてるんだって!」
八幡(17)「お前、もう何年も前から同じ事言ってるだろ」
小町「だから私たちは」
八幡「『お兄ちゃんが17歳になったら旅に出る』だろ?行かないからな」
小町「だーめ!!いくの!!」
八幡「いかない」
小町「いくの!!!」
八幡「俺はこの山に居座る。もう1人で生きてく決意でいる。嫁もいらん」
八幡(もうこれ以上トラウマ増やしたくないし)
小町「いくったらいく!!」
八幡「やだ」
~~~~
小町「……」
八幡「……あきらめたか」
小町「もうしらない」
小町「ばいばい。元気でね…海賊女王に小町はなるから」
八幡「……」
(チバ村港)
住民全員「ばいばい小町ちゃーん!ファイト!」
小町「ばいばーい!」
小町「……」
小町「はぁ…」
近海の主「グオオオ!!!」ザバッ
小町「いま、小町凄く不機嫌なんだよね…」
小町「容赦しないよ」
小町「小町パーンチ!」ドンッ
近海の主「っ!!」
近海の主「グオオオ!!」
小町「数年かけて鍛えたけど、やっぱり近海の主は強い…一撃じゃ仕留められないか」
ドス!ボゴ!バキ!
~~~
小町「ぜぇぜぇ…」
近海の主「オォォ…ォォ…」
チバ村住人1「小町ちゃんすごいな…あんな近海の主を押してる」
チバ村住人2「でも大丈夫か?だいぶバテてるぞ小町ちゃん」
小町「次の一撃で仕留めれないなら…泳いで撤退しようか…」
小町「小町ラリアット!」ボゴォッ
近海の主「グゥゥ…!」
小町「もぅ~!なんで倒れないの!」
小町「これ以上は小町的にキツイ…撤退しなきゃ」
バキュゥゥン
近海の主「グオ!?」ガクッ
小町「え…」
ザッパァァン
チバ村住民1「な、なんだ!?」
八幡「どいてください」
チバ村住人2(なんだこのヤバそうな目をした奴は。しかもライフル持ってるしよ…)
八幡「よっと」ピョンッ
チバ村住人1「なんてジャンプ力だ!一気に小町ちゃんのボートまで飛んでったぞ!」
小町「お兄ちゃん…」
八幡「攻撃するならもっと急所ねらえ。闇雲の攻撃すれば良いってもんじゃない」
小町「……」
八幡「心配になって来て見れば、随分苦戦してるじゃねぇか」
八幡「この先もこんな様じゃ、安心してボッチ生活が満喫できん」
八幡「だから、その、しょうがねぇから、妹のお守り…してやるよ」
小町「おにーちゃん//」ダキッ
八幡「よしよし」ナデナデ
小町「もう!小町的にポイント超高いよ!//」ギュゥゥ
チバ村住人全員「」
八幡「でもこんな船で航海は大丈夫なのか?」
小町「しょうがないじゃん。初めはこんなもんだよ」
八幡「それもそうか」
小町「でもいいの?お兄ちゃんは海賊は悪で外道だから嫌いなんじゃ」
八幡「……ぶっちゃけよ、お前がなりたいのは海賊じゃなくて。海賊もどき、言い方変えれば冒険家だろ?お前が非道な女じゃないのは俺が良く知ってる」
小町「小町が目指してるのは海賊女王だもん!ワンピースを見つけさえすればそれで良いもん!だから町を荒らしたりとかはしない」
八幡「なら問題ない」
小町「エヘヘ//」
八幡「なあ小町」
小町「ん?」
八幡「ワンピースを手に入れるって事は、この世の全てを手に入れることを意味するんだよな」
小町「そうだよ」
八幡「……全て、ね」
八幡「俺は17年間の生活の中で、人に冷たくされ裏切られ続けてきた」
八幡「だから人なんて信じない。人と関りたくもない」
八幡「だが小町、お前は違う」
小町「……」
八幡「俺はもう一度、夢を見ていいか」
小町「もちろん!」
八幡「小町…なら俺は」
八幡「お前を海賊女王にして、この世の全てを手に入れて…」
八幡「俺は自分を養ってくれる嫁を見つける」
小町「それ、ワンピースってよりさ、コミュ障治さないとダメじゃない?」
八幡「少しはノッてくれ。お兄ちゃん恥ずかしい」
今日はここまで
基本的に、王道の少年漫画的な展開にするけど、青春ラブコメの作品をクロスさせてるのでラブコメ(?)も少しあり
小町の野望を叶えつつ、嫁探し(仲間探し)をするお話にします
次回は対アルビダ編ですが、そのとき小町を能力者にするか否か悩んでます
因みに八幡は能力者にさせるのは確定(まだ今は無能力者)
※アンケート(↓5まで)
小町を能力者にするorしない
因みに能力はまたあとで安価とりますが、パラミシア系です
とりあえず原作とは絡めるのかだけ教えて
>>22
原作キャラも出てくるけど、出てこないキャラも多くいる
あと>>1にも書いたけど、似た展開はあるけど、だいぶ違う話になる
例えば、今の所のシナリオだと頂上戦争編が無かったりすると思う
(安価次第で似た話を書く可能性もあるけど)
また本編と違って、仲間は4~5人だけになるかも
もう少ししたら今日の分投下するね
ゴゴゴゴゴ!!
八幡「……」
ゴゴゴゴゴ!!
小町「……」
八幡(あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!俺たちは海で航海をし始めたら、いきなり大嵐になっていた!な…何を言ってるのかわからねーと思うがry)
小町「お兄ちゃん助けて!」
八幡「と、とりあえずタルの中に入ってろ!」ガボッ
『え、ちょ!お兄ちゃん!』
八幡「もしもの事があってもお前は助かるかも知れん」
『お兄ちゃんはどうするの!?』
八幡「大丈夫だ。秘策がある。心配するな」
『本当!?』
八幡「ああ」
八幡(本当は何も無いんですけどね…)
ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
ザッパァァァン!!
八幡「っ!!やばい、転覆する!!」
(アルビダの船)
部下1「おいコビー、なんだよその酒樽」
コビー「えっと…偶然ひろって…」
部下2「俺達に飲ませろよ」
コビー「そ、そんなことしたらアルビダ様に…!!」ガクガク
部下2「お前がだまってりゃ良いんだよ!」
部下1「よし、開けるぞ!」
ドゴン!ドゴン!
全員「!?」
コビー「中から音が…」
小町「ああもう!!暑苦しい!!」ボガァン
部下1・2「な、中から女!?」
コビー「」
小町「ん?えっと…誰ですか?」
部下1・2「こっちの台詞だ!!」
部下1「おい、俺たちを海賊だと知った上での態度か!」ブンッ
部下2「小娘だからって容赦しないぜ!」ブンッ
ガキン!ガキン!
部下1・2「な…剣を素手で破壊した!?」
小町「ガラ悪いお兄さん達さ、そういう悪役が言いそうなテンプレの台詞を吐いちゃうと、悪いフラグしか立たないよ?」
部下1・2「に、逃げろ~!」ダダッ
小町「うわー、オチまでテンプレだー」
コビー「あ、あの!」
小町「ん?」
コビー「ありがとうございます!助かりました!」
小町「いやいや、どういたしまして~」ニコニコ
コビー(強い上に可愛いなぁ//)
~食料庫~
小町「生き返った~…もう喉渇いて小町、死ぬかと思ったよ」
小町「あ!そうだお兄ちゃんが!!」
コビー「お兄さん??」
小町「小町とお兄ちゃんは嵐に巻き込まれて、漂流してたの。小町はタルの中にいたから助かったけど」
コビー「で、でも大きな津波に飲まれたんじゃ助かってないんじゃ…」
小町「ここって海賊船?」
コビー「いえ、客船です。しかしアルビタ海賊団が乗っ取っている最中です」
小町「ああ、懸賞金500万ベリーの」
コビー「詳しいですね」
小町「まあいずれ闘いかもしれないし、小町は懸賞金を要チェックしてますよ!」
コビー「そうなんですか」
コビー「っという事は…もしかして小町さん、海軍に入隊希望ですか!?」
小町「え?」
コビー「僕も!海軍に入るのが夢だったんです!悪い奴を捕まえて、正義を守るのが僕の夢だったんです!」
コビー「だから、僕と一緒に!」
小町「あーー…えーと…」
ボガァァン!
アルビダ「海軍だって…?」ゴゴゴ
コビー「」
小町「あ、金棒のアルビダだ!」
アルビダ「ほう、私をしってるのかい」
小町「ま、所詮小物だけどね」ニヤッ
アルビダ「あああ!?」ブチッ
小町「おっと?煽り耐性ゼロですね?今どんな気持ちですか?ねぇねぇ」ニヤニヤ
アルビダ「こんの小娘が!!」ブンッ
小町「天上を破壊してくれたおかげで、甲板までジャンプしていけそうだね。しっかり捕まっててねコビーくん」ガシッ
コビー「あわわわわ」ピョンッ
~~~~
小町「おお!もう空は晴天だー」
部下3「なんだコイツは!?」
部下4「やっちまえ!」
部下全員「おおお!!」
小町「小町ガトリング!!」シュシュシュッ
部下全員「ぐあああ!!!」
部下3「くっ…なんだ!?あの目にも留まらぬ攻撃は!」
部下4「い、痛ぇ…」
小町「皆さん弱っちいですね!」
アルビダ「なかなかやるじゃないか…でも私には勝てないよ!」
小町「たかだか500万ベリーでドヤ顔とは、小物臭ハンパない」ボソッ
アルビダ「あああ!?」
コビー「こ、小町さん!逃げましょう!」
小町「小町的に、この程度の小物を倒せないようじゃこの海は渡っていけないよ。小町は闘うよ」
コビー「だから!一緒に海軍基地まで逃げましょうよ!そして共に鍛え、それからアルビダを捕らえても遅くありませんよ!」
小町「えー…と…だから小町は…」
アルビダ「私を捕まえるだって…?」ゴゴゴゴ
コビー「ひっ!!」
アルビダ「あんた、私に喧嘩を売ってんのかい……?」ゴゴゴゴ
小町「いけー!言っちゃえコビーくん!」
コビー「え、あ…えっと…」
アルビダ「……コビー、アンタはそんなに私に殺されたいのかい?」
コビー「……」プルプル
コビー「こ、殺されるのはお前のほうだ!この百貫デブのクソババ!!」
アルビダ「」
アルビダ「こ、こんの~!!!」
小町「おお!よく言えました!」
アルビダ「どりゃああ!!」ブンッ
小町(片手で抑えてっと…)ガシッ
全員「っ!!?」
コビー「か、片手で金棒を抑えた…!!」
アルビダ「くっ…!!」ググッ
小町「小町キーック!」
ズドォォンン!!
アルビダ「ぐっ…!!」
コビー「あのアルビダが…!」
アルビダ「おいお前達!まだ余力あるんだろ!?全員でこの小娘とコビーを袋叩きにしな!!」
部下全員「お…おおお!!」ダダッ
コビー「ひぃぃ!!」
小町「まだくたばってなかったんだね…面倒だな」
ギシ…ギシ…
小町「ん?」
アルビダ「……?甲板の端っこから音が」
ギシ、ギシ…
部下全員「??」
ガシッ
コビー「誰かが、海から這い上がってきた…?」
八幡「ゲホゲホ、小町の声が聞こえたと思ったらやっぱりいたか」
全員「」
小町「うわぁ…お兄ちゃん、本当にゾンビみたい…」
コビー(ひ、人?)
八幡「し、死ぬかと思った。生きてるのが奇跡だな」
八幡「体中に海藻が絡みついて動きにくい」
八幡「ん?」
部下全員「……」
コビー「」
アルビダ「……」プルプル
八幡「……」
八幡(なんだこの状況)
八幡(金棒のアルビダがいる。そのアルビダと小町が闘ってる)
小町「無事でよかったよお兄ちゃん!見た目がいつも以上に酷い事になってるけど」
八幡「さらっとディスるのやめてくんない?」
嵐なのに「津波」に飲み込まれるの?
投下します
>>29
表現的におかしかったかな?
訂正したのも投下します
>>24(訂正)
ゴゴゴゴゴ!!
八幡「……」
ゴゴゴゴゴ!!
小町「……」
八幡(あ、ありのまま今起こった事を話すぜ!俺たちは航海をし始めたら、いきなり大渦に飲まれかけている!な…何を言ってるのかわからねーと思うがry)
小町「お兄ちゃん助けて!」
八幡「と、とりあえずタルの中に入ってろ!」ガボッ
『え、ちょ!お兄ちゃん!』
八幡「もしもの事があってもお前は助かるかも知れん」
『お兄ちゃんはどうするの!?』
八幡「大丈夫だ。秘策がある。心配するな」
『本当!?』
八幡「ああ」
八幡(本当は何も無いんですけどね…)
ゴゴゴゴゴゴゴ!!!!
ザッパァァァン!!
八幡「っ!!やばい、転覆する!!」
>>25(訂正)
(アルビダの船)
部下1「おいコビー、なんだよその酒樽」
コビー「えっと…偶然ひろって…」
部下2「俺達に飲ませろよ」
コビー「そ、そんなことしたらアルビダ様に…!!」ガクガク
部下2「お前がだまってりゃ良いんだよ!」
部下1「よし、開けるぞ!」
ドゴン!ドゴン!
全員「!?」
コビー「中から音が…」
小町「ああもう!!暑苦しい!!」ボガァン
部下1・2「な、中から女!?」
コビー「」
小町「ん?えっと…誰ですか?」
部下1・2「こっちの台詞だ!!」
部下1「おい、俺たちを海賊だと知った上での態度か!」ブンッ
部下2「小娘だからって容赦しないぜ!」ブンッ
ガキン!ガキン!
部下1・2「な…剣を素手で破壊した!?」
小町「ガラ悪いお兄さん達さ、そういう悪役が言いそうなテンプレの台詞を吐いちゃうと、悪いフラグしか立たないよ?」
部下1・2「に、逃げろ~!」ダダッ
小町「うわー、オチまでテンプレだー」
コビー「あ、あの!」
小町「ん?」
コビー「ありがとうございます!助かりました!」
小町「いやいや、どういたしまして~」ニコニコ
コビー(強い上に可愛いなぁ//)
~食料庫~
小町「生き返った~…もう喉渇いて小町、死ぬかと思ったよ」
小町「あ!そうだお兄ちゃんが!!」
コビー「お兄さん??」
小町「小町とお兄ちゃんは大渦に巻き込まれて漂流してたの。小町はタルの中にいたから助かったけど」
コビー「で、でも大渦に飲まれたんじゃ助かってないんじゃ…」
アルビダ「お前達!何をボサッとしてるんだい!その海藻まみれの男を始末しな!」
部下全員「オオオ!」
コビー「お兄さんが危ない!」
小町「大丈夫だって、ウチのゴミぃちゃんならあの程度のゴミはちゃんと処理してくれるから!」
八幡「再会早々、酷い言われようだ」
八幡「んじゃ、一仕事しますか」チャキッ
パァン!
八幡「……」ガチャガチャ
パァン!パァン!
部下達「ぎゃああ!!」
コビー「な、なにあのリロードの速さ…!」
小町「いけーお兄ちゃんーん!!」
アルビダ「よそ見してる場合かい小娘が!!」ブンッ
小町「げっ」
コビー「っ!!」
八幡「っ!!小町が危ない!!」チャキッ
八幡(ってしまった。もう弾薬がない)カチッカチッ
八幡「仕方あるまい、ここは平塚先生から教わった…」
八幡「剃!!」
アルビダ「!」
部下達「っ!?は、速い!!」
八幡(よし!もう少し…)ダダッ
部下5・6「いかせるか!」バッ
八幡「ぐっ…突破しきれなかった」
アルビダ「オラッ!!」
ボゴォォォン
八幡「小町ぃぃ!!」
小町「お兄ちゃんってば、相変わらず剃がヘタクソだね~」
八幡「!?」
全員(兄貴の真後ろまで、移動しただと!?)
八幡「お前、なんで俺の後ろに」
小町「小町は剃は得意だもん。お兄ちゃん違って」
小町「先生も言ってたでしょ?剃は、地面を一瞬で10回蹴らないと。いまの6回位しか蹴ってなかったよ」
八幡「悪かったな、俺は接近戦が苦手なんだよ」
部下5・6「兄ちゃん!よそ見してると死ぬぜ!」
八幡「別にお前らの存在を忘れた訳じゃない、喰らえ」
八幡「指銃」
ドスッドスッ
部下5・6「ぐあぁ!!」
八幡「うーん、やっぱり先生みたいに風穴を開ける事はできないな」
八幡「今のダメージは精々、強めの打撲を与えた程度か」
小町「先生の指銃は鋼鉄に穴を開けちゃうからね…」
アルビダ「こんの…お前らまとめてぶっ飛ばしてやる」ブンッ
コビー「うわああ!!金棒でフルスイングしてきた!!」
八幡「よっと」ササッ
小町「お兄ちゃん、この小町がお手本を見せてあげる」
小町「剃」シュッ
アルビダ「なっ…一気に私の背後まで…!」
小町「指銃」ドスッ
アルビダ「がっ…!!」
アルビダ(な、なんだコレ…銃で撃たれたみたいに…)
小町「トドメだよ!小町バズーカ!!」ズドォォン!!
アルビダ「ぎゃあああ!!!」
コビー「アルビダが遠くまで…」
小町「これがお手本だよお兄ちゃん!」
八幡「うわようじょつよい」
小町「小町は少女だよ!」
(海上・ボートの上にて)
コビー「二人とも助かりました…ありがとうございます…」
小町「いやいや~」
八幡「……」ジーッ
コビー「??」
八幡「小町、アイツだれだよ」ヒソヒソ
小町「コビーくん。さっき友達になったの」ヒソヒソ
八幡「……」ジーッ
コビー「ど、どうしたんですか?」キョドッ
八幡(俺とタイプが似てるようで、でも全然違う。こいつはもっと純粋だ。まあ俺みたいなのなんてそうそういないが)
八幡(ただ一つ確かなのは)
コビー「あ、あの…小町さん!」
小町「ん、なに?」ニコッ
コビー「あ、あの…あのですね…海軍入ったら一緒に頑張りましょう//」
小町「えっと…だから小町は」
八幡「お前に小町はやらん、失せろ」
コビー「ほ、ほえ!!?べべ、別にそんなつもりじゃ」
~~~
コビー「えええ!?ワンピースを見つけて、海賊女王を目指してる!?」
小町「うん!海賊女王に小町はなる!」ドン!
コビー「そ、そんな…」ガクッ
八幡「そういう事だから今すぐ船から降りろ」
コビー「まだ海のど真ん中ですよお兄さん!?」
八幡「お兄さんって呼ぶんじゃね」
小町「あ、そうだお兄ちゃん!宝箱開けようよ!」
八幡「ん?さっきアルビダの船から頂いた宝箱か?」
小町「うん!」
八幡「折角だから開けるか…数は二つか。どれ」
ガチャッ、ガチャッ
小町「…?なにこれ、フルーツ?」
八幡「何か、禍禍しいなコレ」
コビー「あ、ちょっと待ってください…それってまさか…」
小町「お腹減ってるし…いただきまーす」ガブッ
八幡「んじゃ俺も…」ガブッ
安価をとります
八幡の能力(↓1)
・スケスケの実(姿を消す透明人間)
・ナギナギの実(音を消す無音人間)
小町の能力(↓2)
・ゴムゴムの実(ルフィの同じゴム人間)
・マチマチの実(町人間。自分が考えたオリジナル能力。錬金術みたいな能力。手から建物を発生させ投げ飛ばす)
安価が被ったらその下のを選びます
八幡・小町「……」モグモグ
小町「うっ…おえぇ…」
八幡「ぐぇ…な、なんて酷い味だ…」
コビー「そ、それもしかして悪魔の実なんじゃ…」
八幡「なん…だと…」
小町「え~!?これが!」
八幡「確かに、体全身から妙な違和感が」ゾクッ
小町「う、うん…小町達は本当に能力者になっちゃったんだね…」ゾクッ
八幡「もう二度と泳げんのか…」
小町「ま、いっか!」
コビー「ま、前向きですね…」
小町「泳げなくなるけど、強くなれるしね!」
八幡「なんの能力かまだ分からんがな」
次の展開についてのアンケート
(↓3まで多数決)
①2~3レスで、とっととモーガン大佐をぶっ飛ばして次の町へ
(ゾロのポジション無し)
②結衣「サブレが捕まっちゃった…助けないと!」
ゾロのポジションとして、ガハマさんを仲間に
※ここでガハマさんが仲間にならない場合は別の町で
また剣士にするか否かは、あとで安価とります
(海軍基地のある町)
海軍基地についたは良いが、この町はどうも様子が変だった
小町「ここの海軍大佐ってとんでもない人だね!」
聞けば、海軍大佐の権力が暴走して好き放題やってるらしい…
それってもう海軍じゃなくて海賊じゃねぇか。皆でクーデターを起こす事も出来ないほど強い奴なのかその大佐っては
コビー「僕はこんな海軍いやだ…こんなの正義じゃない」
八幡「正義なんて曖昧だろ。自分を正当化する為の詭弁だ」
八幡「正義は悪でもあるし、悪が正義でもある。所詮は人が勝手に決め付けたエゴなんだ」
コビー「そ、そんな事…そんな事ないです!」
八幡「……」
コビー「本当に正しい正義は!正しい物はこの世に存在します!」
コビー「僕は本物の海兵になりたいんです!本物の正義を掲げた!」
八幡「……本物、か」
小町「コビーくんはどうする?違う町で海兵になるの?」
コビー「そうします。でもその前にこの町をなんとかして…」ガクガク
八幡「足が震えてるぞ」テクテク
コビー「あぅ…」ガクガク
小町「お兄ちゃんドコいくの?」
八幡「……」
八幡「……散歩」
八幡「お前らはこのレストランに残ってろ」ガチャッ
コビー「……?」
小町「あー…また始まったよ。お兄ちゃんの独り善がり」
コビー「独り善がり?」
小町「全く小町が見抜けないとでも思ってんのかね。小町とコビー君は別の場所から行こっか」
コビー「え?行くってドコに」
(海軍基地から少し離れた高台)
八幡「あれがモーガン大佐か…基地の屋上で何やってんだ。部下にデカい石像設置させてるのか?ナルシストかあいつは」
八幡「んじゃまあ、早速狙撃しますか」
八幡「そういえば能力者になったんだが、俺はなんの能力が使えるんだ?」
八幡「この体中に感じる妙な『感覚』を信じて…狙撃してみよう」ググッ
八幡「狙いは…そうだな。何となく殺すのはイヤだから足でも狙うか」
モーガン「!?」ガクッ
海兵1「モーガン大佐?どうしまs…って出血!!?」
モーガン「な、なんだ…いきなり…」ガクガク
海兵2「怪我から見て…銃の攻撃か!?でも音なんてしなかったぞ!!」
モーガン「くそ……誰だぁぁぁ!!!!」
モーガン「お前ら、石像を立てるのは中止だ。壊さないように置いて、周囲を警戒しろ!!!」
モーガン「おれは医務室に向かう。おい!医療班は付いて来い!」
医療班「はい!」
八幡「な、何で音がしなかった…ま、まあいい、治療はさせん」
八幡「医療班らしき連中に攻撃するのは酷だな。麻酔弾で…」
医療班「っ!…zzz」バタッ
モーガン「なっ!!」
八幡「周りの連中も麻酔弾で」
バタッ、バタッ、バタッ
海兵達「zzz」
ヘルメッポ「ぐあっ…俺まで…zzz」
モーガン「おのれ…!!ドコだ!!」バキュゥゥン
八幡「げっ、寝てる海兵のショットガン拾って撃ってきやがった!岩に隠れないと」ササッ
モーガン「ドコだ!!この俺に立てつく反逆者め!!」バキュゥゥン
ガチャッ
小町「あ、大佐さんだ」
コビー「ひぃぃ!!モーガン大佐だ…」ガクガク
八幡「な、小町!!?」
小町「初めまして!比企谷小町でーす!いきなりだけど大佐さんをぶっ飛ばしに来ました!」ニッコリ
モーガン「なにぃ!?この俺様が斧手のモーガンだと知っての発言か」
小町「そういう事はもっと大物になってから発言しないと負けフラグしか立ちませんよ」
小町「小町パーンチ!」ビヨーン
コビー「!?」
小町「あ、あれ?腕が伸びた!?」
ボゴォォォン!
モーガン「ぐおぉぉ!?」ガクッ
八幡「あれが小町の能力だと…なんだあの力は?」
モーガン「こ、こんの」ブンッ
小町「すごーい!小町のへっぺたのびちゃう」ビヨーン
コビー「小町さん危ない!」
小町「ほえ?」クルッ
八幡「やべっ!」チャキッ
八幡(油断してた…!間に合わない!)
ゴン!
モーガン「ふん!」
小町「あれ?痛くない」
モーガン「」
コビー「」
八幡「体が伸びて、打撃が効かない…もしかしてゴムとかか?」
モーガン「くそっ!さっきのは峰打ちだ。今度は真っ二つに!」
小町「はいはい白羽取り。そして粉砕!」
バキッ
モーガン「なっ!!バカな!?俺の斧が…!!」
小町「いっくよ!小町ガトリング!!」ドドドド
モーガン「がはっ!!!」
小町「すごいすごい!本当に腕が良く伸びる!」
モーガン「」
小町「他愛無いね!」
コビー「か、海軍大佐をたおしちゃった…」
小町「すーーっ…おーーい!勝ったよお兄ちゃーん!」
八幡「……バレてたか!いまそっち行く!」
小町「何年一緒に暮らしたと思ってんの!お兄ちゃんの事は何でもお見通しだよ!あ、今の小町的にポイント高い!」
~~~~
(レストラン)
少女「お兄さん!お姉ちゃんありがとう!」
小町「いや~」
八幡「ただの気まぐれだ」
コビー「お二人はこれからグランドラインを目指すんですよね」
小町「うん」
コビー「……」
コビー「あの、やっぱり考え直しませんか?」
小町「なにが?」
コビー「僕と小町さんとお兄さんで!3人で海兵になりましょうよ!」
小町「……」
八幡「実はまあ、本来は俺も海兵になる所だったんだ」
コビー「え」
八幡「育て親が海軍の人でな。でも小町が海賊女王になりたいって言うし」
八幡「俺は1人のんびり暮らしたかったが…まあ多分、強制的に海軍に入隊させられたんだろう」
八幡「だから本来は海兵やりつつ嫁を見つけて、専業主夫になるつもりだった」
小町「でもいつも振られてたんだよね。小町がいなかったらボッチだったし」
八幡「わ、わるかったな」
八幡「俺は別に海賊やりたくてやってる訳じゃないが、小町のお守り…ついでに嫁探しの為に航海してるんだよ。だから海賊になった事に後悔はない。航海だけに」
八幡「お、これは八幡的にポイント高いな」
小町「最後のが無ければポイント高かった」
コビー「で、でも…」ジーッ
小町「?」
コビー「……」モジモジ
八幡「小町はやらん」
コビー「べ、べべべ、別に何も言ってないじゃないですかお兄さん!」
(港)
小町「じゃあね!コビーくん!またドコかで会おうね!!」
その後、俺たちを問い詰めてきた海軍相手に、俺が一芝居うってコビーを海軍に入隊させた。まあ誰がどうみてもわかる臭い芝居だが
まあコビーを一発ぶん殴れて良かった。あいつ絶対に小町狙ってただろ
八幡「………」ギロッ
コビー「次は敵同士ですが…二人とも、このご恩は一生忘れません!!またドコかで会いましょう!!」ノシ
海兵全員「敬礼」ノシ
コビー「………はぁぁ」グスッ
八幡「おいコビー!」
コビー「?」
八幡「見付かると良いな…本物の正義…!」
コビー「は、はい…!」
~~~~
八幡「うわあああ~~~~…」ゴロゴロゴロ
小町「なにやってるのお兄ちゃん?」
八幡「何か凄い恥ずかしい事言った気がして」ゴロゴロゴロ
小町「またいつか会えると良いね!」
八幡「会える訳無ぇだろ。こんなに世界は広いんだしよ」
小町「またそういう事を言う。だから友達も彼女もできないんだよ?」
八幡「か、関係ねぇよ」グサッ
八幡「それよりお前のあの能力は…ゴムか?」
小町「やっぱりゴムなのかなこれ」ビヨヨーン
小町「あ、見て見て!おっぱいも伸びるよ。コレで小町も巨乳に!」ボヨヨーン
八幡「引っ張っただけじゃねぇか」
小町「お兄ちゃんの能力は?」
八幡「音を消す事が出来るみたいだ。ナギナギの能力といった所だな」
小町「うわー地味だなーお兄ちゃんにピッタリだけど」
八幡「ほっとけ」
小町「あ、次の島が見えてきた」
八幡「おい、ちょっとまて、あれ海賊船じゃないか?」
小町「あ、本当だ。でも行こう」
八幡「ダメだ、別の場所を目指すぞ」
小町「いちいちビビッてちゃ海賊やってらんないよ。行くよおにいちゃん」
八幡「はぁぁ…」
とりあえずここまで
余力があれば夜に更新します
今の所の予定では仲間は、ガハマさん、ゆきのん、いろはす、戸塚で行こうと考えてます
サキサキは安価次第
小町「ついたー!」
八幡「だれもいない」
小町「避難しちゃったのかな」
八幡「だろうな」
小町「これらかどうする?」
八幡「お前がここに行きたいって行ったんだろ…」
小町「町が襲われているなら普通は海軍が来るんじゃ」
八幡「この町には海軍いないんじゃね?町の保安官がいたとしても多分、歯が立たなさそうだし」
小町「難儀な所だね」
小町「ま、せっかく来たんだし。避難所行って水でも貰って来よう。喉渇いたし」
八幡「そうだな」
八幡「………」
小町「お兄ちゃん?」
八幡「少し『散歩』してくる」テクテク
小町「待って。今度はドコにいくの」ガシッ
八幡「………」
小町「お兄ちゃん。小町たちは海賊なんだよ?こういう事は海軍とか保安官の人が」
八幡「何の話だ」
小町「とぼけないでよ」
八幡「……」
小町「ともかく情報あつめてからでも遅くは無いでしょ?」
八幡「わかってるよ」
(路地裏)
部下1「海図を盗んだ犯人はこっちだー!!」
部下2「追えーー!!」
?「ぜぇぜぇ…」ダダッ
部下3「女だから容赦しないぜ!!」
部下4「待てぇ!!」
?「ぜぇぜぇ…逃げ延びてやる!」ダダッ
アンケート(↓3まで)
ナミの立ち位置は誰にするか
・ガハマさん
・いろはす
>>56
えっ!サンジは平塚先生だと思ってたよ
それでは次は、いろはの生い立ちについて
アンケ(↓3まで)
①ナミの生い立ちとだいたい一緒
②親の勧めで海兵出身。アイドルみたいな存在だったが、組織移動で葉山の部下に。
葉山に告白するも振られてしまい、ふて腐れて除隊。海賊専門の泥棒になって生計を立てている
※戦闘スタイルにも影響アリ
小町「んじゃ手っ取り早く、移動する為に…」
小町「小町ロケっ…じゃなくてゴムゴムの~」ビョーン
八幡「おいおい?建物の屋根を掴んで何を…」
小町「ロケット!!」ビュンッ
キラーン
八幡「……」
妹は伸ばした腕の反動で遠くまで行ってしまった
俺を置いてドコ行く気だあのバカ
八幡「……」
八幡「とりあえず歩くか。たしかあの辺を飛んで行ったような」テクテク
(路地裏)
八幡「む、走る音と人の声が」
待てこら!!
止まれー!!
八幡「?」
その時だった
曲がり角から誰かが俺の真横に現れる。その動きは止まる事をしらない
ドゴォォッ!
八幡「ぐあぁ!?」
いろは「きゃっ!!」
いろは「ご、ごめんなさい…ってあれ、まだ人がいたの…?」
八幡「いたたた…ん?」
いろは「……」
セミロングの亜麻色の髪をした女の子がそこにはいた。目もパッチリとしていて可愛らしい女の子だ
八幡「……」ドキッ
八幡(そ、そうだ。まだ旅は始まったばかり。ワンピースを見つける所か、まだグランドラインにすら入ってない。つまり俺の婚約者さがしもまだ序章に過ぎない…ってなんで俺はこんなに動揺している。思い出せぼっち山でのトラウマの日々を)ブツブツ
いろは「……」ヒキッ
待てー!!コラー!!
いろは「…ハッ!あ、あの」ギュッ
八幡「っ!」
八幡(な、なんだいきなりこの女子。俺の裾を掴んで来て)
いろは「追われているんです。助けてください!」ウルウル
八幡「……」
さっきまでつい動揺してしまっていた俺がいた
だがもう大丈夫、問題ない
俺はこの手の女子の癖がわかる
そうやって何人もの相手をそのしぐさで惚れさせて来た事を
ん、ちょっと待て。今はそんなことより他に考えるべき事が
部下1「見つけたぞ!」
部下2「仲間もいるぞ!やっちまえ!!」
八幡「」
八幡「おい、ちょっと待て。おれはコイツの仲間じゃ」
いろは「キャーー助けてーーー!!」
八幡(声は棒読みではないが、なにか胡散臭いぞこの女。本当に俺に助けを求めてるのか。むしろ俺が助けて貰いたいんだが)
部下1「やっちまえ!」ブンッ
八幡「あーもう面倒だな」チャキッ
部下1「ぐああ!!」バタッ
八幡(一人目完了)
部下2「なんだ!?いま銃声が聞こえなかったぞ!?」
八幡(混乱を誘う為に、あえて近距離でもナギナギの力をだす)
部下2「ぐああ!!」ドサッ
部下3「なんだあの銃は!!それにあの射撃の速さは…ぐっ!!」ドサッ
いろは(へー…)
八幡(あと何人だ)キョロキョロ
部下4「死ね!」ブンッ
八幡「しまった背後から…剃」ササッ
いろは「あ!あの動きは…」
八幡(よし、回避しつつ引き金を撃つ)
部下5・6・7「同時に切りかかれ!!」
八幡「やべぇ…!!」
いろは「剃!」
八幡「え…」
3人の海賊達がサーベルで俺に切りかかった瞬間
少女は目にも留まらぬ速さで移動し、さらに太ももに装備されていた、折りたたみ式の何かを合体させ、長い棒を展開させる
いろは「てや!そりゃ!」
バシッ!ドガッ!バキッ!
部下5・6・7「ぐあああ!!」
いろは「ふぅ~」
八幡「しゃがめ」
いろは「え?」ササッ
八幡「これで終わりだ」
油断していた少女の真後ろにいる海賊を,俺はサイレントライフルの引き金を引いて攻撃する
部下4「ぐああ!!」
いろは「ありがとうございます!」
八幡「……」
八幡(普通にたたかえるじゃねえかコイツ。なにぶりっ子してんの)
いろは「あのどうしたんですか?そんな変な顔して」
八幡「あ、あの…あの…えと…」キョドッ
八幡(久しぶりに小町以外の女子と話したから緊張してしまう…)
いろは「あははは、もしかして女子と話すの慣れてない感じですか?シャイなんですね!」ウインク
八幡「べ、べべべ、別に」
いろは「それよりも驚きました。剃を使えるなんて」
八幡「え?あーうん…」
いろは「ま、中途半端な剃でしたけどね!あれじゃ100mを6秒以内に走りきれませんよ」
八幡「ぐっ…俺は近距離戦は苦手なんだよ…」
八幡「それよりなんでアンタは剃を使えたんだよ」
いろは「それは勿論!元海兵ですから!」
八幡「元海兵?まだ若いじゃないか…随分早く除隊したんだな」
いろは「え、若い?なんですか初対面の女の子に向かって。あ、もしかして口説いてるんですか?ですよね。ごめんなさい、無理です」
八幡(なんかいきなり振られちゃったんだけど…え、俺告白とかしてないよね?)
いろは「えっと…アナタも元海兵?」
八幡「いや。義理の親が海兵でな。剃と指銃だけ教えてくれた。俺はあまり使いこなせてないけどな」
いろは「へー…」
いろは「……」
八幡「なんだよ」
いろは「それで、名前は?」
八幡「…比企谷八幡、17歳だ」
いろは「私は一色いろはです!ピチピチの16歳ですよ!」
八幡「16歳って…お前、海軍を辞めるの早すぎだろ」
いろは「まあ色々とあったんですよ、大好きだった葉山中将に振られちゃって…ぅぅ」
八幡「葉山中将…聞いた事あるぞ。十代にして中将という凄い奴だって」
いろは「そうなんです!しかも凄くカッコよくて優しく…ぅぅ…なんで私を振ったんですか…」
いろは「私は海軍本部のアイドルって呼ばれてたんですよ!どうしてこの私が~」グスグス
八幡(あーこいつアレか。ビッチか。ぶりっ子でゆるふわなビッチ」
いろは「ちょ、ひどーい!私ビッチなんかじゃありません!先輩キモいです!」
八幡「あ、声に出てたか…ってキモイは無いだろ恩人に向かって」
いろは「自分で恩人とか言っちゃってる!ぷぷ!マジ小物ですね!」
八幡「こいつ…」プルプル
八幡「あ、そうだ!こんな事してる場合じゃない。妹と合流しないと」
いろは「妹?」
八幡「ああ、ちょっと先に単独行動しやがって」
いろは「……っていうか先輩。なんてこんな危険区域にいるんですか」
八幡「……」
八幡「散歩がてら、この町を占拠してる海賊団を滅ぼす為にな」
いろは「えっ…道化のバギーをですか?」
八幡「ああ…て、道化のバギーだと!?懸賞金1500万ベリーのか」
いろは「そうそう!イーストブルーじゃ強い方の。イーストブルーならね」
八幡「そうか、んじゃ尚更はやく小町を見つけないと……って、お前はここでなにしてたんだ」
いろは「海図を盗んでました。知ってますか?グランドラインの海図は1億するって」
八幡「まじかよ。じゃあ何だ。お前はいま海軍をやめて泥棒やってんのか」
いろは「海賊専門の泥棒です!」
八幡「海賊専門…無法者相手なら裁かれないからとでも言いたいのか」
いろは「そんな所です。でも極力闘いたくないんです~面倒だし~」
八幡「……」
八幡「まあ俺はとにかく妹を探してくる、じゃあ気をつけてな」
いろは「あ、待ってください!」ガシッ
八幡「何だよ」
いろは「恩返しをさせてください」
八幡「は?」
八幡「小町~ドコだ~」
その後、俺たちは避難所まで行ったが小町はいなかった
やむなく、また街中を探索してると町長と奇妙な犬と出会う
ペットショップのようだったが、店を大事にしてるようだ
いろは「ふむ…元海兵として、この町を守らなければなりませんね」
八幡「珍しく真面目な事をいうんだな」
いろは「え、私と先輩って出会って間もないじゃないですか。なんですか今の発言。まるで私のことずっと見ていたみたいに。ごめんなさい。無理です」
八幡「……」
なんなのこの子…俺の心を痛めつけないでくれる?
~~~~
いろは「それで建物の屋根の上に登ってどうしたんですか?」
八幡「上から見下ろせば見付かるかもって思ってな」
いろは「なるほど~」
いろは「あれ、なんかあそこの建物の屋上に人が……た、倒れてる!?」
八幡「なんだって?本当だ…しかも結構な人数が…」
八幡「ん、1人だけ立っている…女?」
小町「ん?あ!お兄ちゃ~ん!」
(とある建物の屋上)
部下全員「」
バギー「」
八幡「えっと、お前が倒したのか?」
小町「えへへへ、うん。ゴムゴムのロケットやって飛んだら、たまたま道化のバギーと激突しちゃって」
小町「周りのクズも、楽々に小町がなぎ倒したちゃった」
八幡「……まあ結果オーライか」
小町「それよりそれより!そこにいる素敵な女の子はだれですか!?」キラキラ
いろは「どうも元海兵の一色いろはでーす!さきほどはお兄さんに助けてもらい、さらにそんな勇敢なお兄さんを助けちゃいました!」
小町「おおーー!!」
小町・いろは「キャキャッフフフ」
さっそくガールズトークを始める二人。何やら小町が意味深な目線を俺に送っているが気のせいだろう。うん
モージ「やってくれるじゃねぇかテメエら!」
リッチー「グオオオオオ!!」
カバジ「船長、しっかりしてください」
バギー「ぐっ…俺様は一体…」
小町・いろは「!」
八幡(おいおい…なんか幹部っぽいのが来たぞ。しかもバギーまで目を覚まして)
小町「あ、ごめんなさーい!小町が頭突きして気絶させちゃってました!」
バギー「な、なんだってーー!!?こんのガキャ、派手に血祭りにしてやる!!」
小町「おっと、闘うんですね!」ググッ
いろは「それじゃ私も助太刀しましょう!」ググッ
八幡「……ん?」
ふと、俺が目線をそらすとそこには大砲が目に入った
しかも大砲の縄のあたりにマッチ箱が落ちている
八幡「……」
バギー「野朗共!ド派手にやっちまえ~!!」
カバジ「了解船長!」
モージ「いけ~リッチー!」
リッチー「ゴォォォォ!!」
小町・いろは「!!」
八幡「お前ら下がってろ」
小町・いろは「え?」クルッ
彼女達がこっちを振り返ると同時に点火する
ロープが火でどんどん短くなっていく
カバジ・モージ「え、あれって」
バギー「んなああああああ!!!」
八幡「じゃあな」
バギー「え、ちょ!待っ」
リッチー「グオオオ!!!」
カバジ・モージ「ぎゃああああ!!!」
バギー一味は阿鼻叫喚とも言うべき様相だ
あのデカイ猛獣は何か違う事かんがえてそうだけど、まあ敵だし気にする事はない
八幡「チェックメイトだ」
バギー「バ、バギー玉だけはご勘弁!!」
ズドォォォン!!!
八幡「……」
想像以上に凄い破壊力だ
八幡「ちょ、ちょっとやりすぎたか?」
いろは「ちょっとどころじゃないですよ!」
小町「うわー…バギーたちが凄い勢いで吹っ飛んでる」
粉々に消え散ったんじゃなくて、爆破で遠くまで吹っ飛ばされたのか
うん。まあ…多分生きてるだろう
まあ、仮に死んだとしてもどうせ悪党だもんね!
…ダメだ。罪悪感が
小町「とりあえず、町の人達を呼んでこよう!」
~~~~
その後、町の人達に感謝されながら見送られる
いろは「海賊が住民に感謝されながら見送られるって、何だか変な話ですね!」
八幡「全くだ」
いろは「……」
八幡「って、なんでお前までこの船に乗ってるんだよ」
いろは「いや~まあ、あれですよ。コレも縁です!」
八幡「何が縁だ…」
俺はこんな意味不明は縁なんて入らん。養ってくれる嫁さん見つけてエンダアアアアアアryしたいんだよ
いろは「私の故郷が多分、イーストブルーにあるんで、良かったら送ってもらえますか?」
小町「勿論です!あ、っていうか仲間になりませんか?」
八幡「いま勧誘し始めたのかよ…」
いろは「う~ん、私は元海兵で海賊専門の泥棒やってるんだけどね~…でも先輩と小町ちゃんは悪そうな海賊には見えないし…」
いろは「とりあえず実家に帰るね。んで母親に事の顛末を話して…それからこの海賊団に入るか決めても良い?」
小町「それで良いですよ。強制は出来ませんし!」
おいおい母親に正直に話しちゃうのかよ…
まあ男に振られた程度で海軍を辞めたことに負い目があるんだろう。ケジメを付けにいくんだな。
意外と真面目じゃないか。ビッチのくせに
小町「何年前に海兵になったんですか?」
いろは「私は10歳の頃から、親の勧めでココヤシ村の近くの海軍基地で雑用をやってたんだ」
いろは「辞めたのは去年、15才の頃」
小町「ほえー…入隊が10歳から」
いろは「そのあと12歳の頃に本部に移動されて…」
八幡「……?12歳で本部に移動ってお前それ凄くないか」
いろは「父親が本部に移動になったから、その連れで」
いろは「まあそのあと、私は海軍本部で雑用しつつ訓練を受けてました」
いろは「海軍本部のアイドルという肩書きを持ちながら!テヘ」ウインク
八幡「……そのアイドルさんが、男に振られた程度で海軍を止めて、よく親父さんは激怒しなかったな」
いろは「お父さんは私が13歳の頃に、海賊との戦闘で戦死しました」
八幡・小町「……」
いろは「あ、ごめんなさい。変な空気にしちゃって」
八幡「いや、気にするな」
小町「いろはさん…」
いろは「さ!私の故郷を目指して頑張りましょう!」
八幡「どれくらい地元に帰ってないんだ?」
いろは「父さん亡くなって、13歳の頃に1回だけ里帰りしたから…3年ぶりかな」
いろは「みんな元気にしてるかな」
小町「よ~し!もう少しで目的地に付くよ!」
八幡「ふぅ…やっと地上に上陸できる」
~~~~
「退屈だな…あ」
「どうしましたお嬢様」
「船に乗った旅人が来る。それもアタシと年齢が近そうな。3人位かな!」
「え?なんでそんな事がわかっ…てちょっと!」
「歓迎しに行こうっと!行くよサブレ!」ダダッ
(シロップ村)
小町「ついたー!!今日はここで休憩しましょう」
八幡「バギー達から奪った金もあるから、一泊できるところを探すか」
いろは「あれ、だれかコッチに来ますけど」
八幡「ん?」チラッ
「旅人さ~ん!やっはろー!」トテトテ
だれかがコチラに向かってくる。小さな犬を引き連れて
女の子の見た目は、色白で童顔で髪がピンクで…あと胸が大きい
結衣「どうも、あたし由比ヶ浜結衣です。17歳!よろしくね」
結衣「あ、この子はサブレね」
サブレ「ワンワン!」
八幡「へ、ああ、おう…」キョドッ
小町「おおお!!…ふむふむ」キョロキョロ
小町は俺を見たり、由比ヶ浜と名乗る少女の方を見たり、キョロキョロと首を動かしている。そしてニヤニヤしながら俺の耳元でささやく
小町「良かったねおにいちゃん。これで候補が二人に増えたよ!」
八幡「何言ってんだお前は」
小町「またまた~とぼけちゃって!」
いろは「私は元海兵にして、海軍本部のアイドル・一色いろはです!」
結衣「おおー!すごーいアイドルなんだ!サイン頂戴!」
メリー「結衣お嬢様!」タタッ
結衣「あ、メリー!どうしたの?」
メリー「クラハドールが心配してます。帰りましょう」
結衣「えー!!たまに執事抜きで遊びたーい!メリーもクラハドールもあたしを乾燥しすぎ!」
メリー「乾燥ではなく干渉です。結衣お嬢様」
八幡(アホかこいつは)
結衣「あ、良かったらさ、アタシの館に遊びに来る?」
いろは「え、良いんですか!?」
小町「やったねお兄ちゃん!宿泊代が浮くよ!」
八幡(知り合ったばかりの女子の家に泊まるのかよ…)ドキドキ
八幡「イヤ、いい。野宿するから」
いろは「うわー…」
小町「そりゃないよゴミィちゃん!」
八幡「いや野宿だ」
結衣「えーやだやだ!一緒にあたしの館に来てよー!」グイグイ
八幡「おい!ちょっ!!」ズルズル
胸!腕に胸が当たってるから!!おい!!……や、柔かい
小町「よーし!結衣さん宅へレッツゴー!」
いろは「オー!」
今日はここまで
投下します
※酉を忘れたので、前の酉をコピーして貼ってます
(結衣の館)
結衣「ようこそ!」
小町「ほぇ~」
いろは「でっかい!わたしもこんな屋敷に住みたいな~」
八幡「」
メリー「ではごゆっくり。間も無くクラハドールがお茶を用意に来ますので」ペコッ
結衣「うん!ありがとう!」
小町「いや~こんな大きな館に招いてくれて感謝してます!」
結衣「ううん、気にしないで。それで旅人さん達は何泊していくの?」
八幡(おいおいおいおい、マジで泊まるのかよ)
八幡「あ、ああ、あ、明日には出航する」キョドッ
結衣「え~~!もっとゆっくりしていってよ~!」ズイッ
八幡「ち、ち、近い」ビクッ
結衣「?」
小町「あ~ウチの兄はシャイなんですよ。昔から友達もいなくて、女の子にも振られてばかりで」
八幡「余計な事言ってんじゃねぇよ」
結衣「ふーん、そうなの?」
八幡「……」プイッ
小町「そんな不遇な生い立ちなもので…ほら、目が淀んでるじゃないですか」
結衣「……………」ジーッ
八幡「な、なんだよ」
結衣「なるほど!」ポンッ
八幡(なんか納得しちゃったよこの子!?)
いろは「あははは!」
八幡「わ、わ、笑ってんじゃねえよ」
結衣「でもコレの何かの縁だし。ゆっくりしてって!」
八幡「え…えっ?」キョドッ
結衣「ね?」ニコニコ
八幡(またドン引きされると思ったのによ…特殊だなこの子、まあそれいったら一色もだけどさ)
結衣「あ、クラハドール。入って良いよ」
小町・いろは「?」
ガチャッ
クラハドール「失礼します」
八幡(え、なんで執事が部屋の前まで来てるの分かったんだ?エスパーか何かなの?)
クラハドール「お茶をご用意しました」
結衣「ありがとう!」
小町・いろは「どうもおじゃましてまーす!」ペコッ
八幡「…うす」ペコッ
クラハドール「お嬢様。新しいお友達ですか?」
結衣「うん!旅人だって!」
クラハドール「そうですか。たしかお泊りになられると?」ペコッ
結衣「うん…だめ、かな?」
クラハドール「本来、見ず知らずの人間を館に入れるなど言語道断ですが」
クラハドール「しかし、私も元々この館とは無関係の人間。哀れな私を拾ってくれたのはお嬢様のお父上であるご主人様でした」グスッ
八幡(……ん?)チラッ
クラハドール「特別に許可いたしましょう」
結衣「やったー!!」
小町・いろは「ありがとうございまーす!」
八幡(………)
クラハドール「……では、失礼します」
八幡(………)
結衣「ええ~!!海賊団なの!?」
小町「はい」
結衣「でも…全然悪そうに見えないんだけど…それにあたしや町を襲ったりもしなかった」
いろは「わたしは元海兵でしたけど、稀にいるんですよね。お人よし海賊団って…まあ小町ちゃんと先輩の方針は、義賊に近いんでしょうか?」
八幡「まあ実際、別に町荒らしや盗人はしてはいない上、極悪海賊団からは金奪ったしな」
結衣「へぇ~」
結衣「……」
結衣「船での旅か~。あたしもいきたいな~」ウズウズ
小町「あ、本当ですか!?じゃあ一緒に海賊になりませんか!?」
結衣「うん!」
八幡(軽!)
いろは「やった!これでまた仲間が増えましたね先輩!」
結衣「よろしくね!」
八幡「だが断る」
結衣「ええ~~!!」
小町「ちょっとゴミィちゃん」グイグイ
八幡「おひ、おへのはおをひっはるは(おい、俺の顔を引っ張るな)」
小町「お兄ちゃん、せっかくお嫁さん候補がまた1人増えるのに何チャンスをのがしてるの。しかも超べっぴんさんだよ」ヒソヒソ
結衣「えっと…ダメ?」ウルウル
八幡「うっ…だ、ダメだ。航海ってのは甘くないんだぞ」ドキッ
結衣「で、でも…!!」
八幡「お前のようなお嬢様が船で航海なんかしたら、後悔しか残らんぞ」
いろは「……」ヒキッ
小町「うわぁ…」
結衣「キモ」
八幡「は、はぁ?」ビクッ
結衣「何いまの、ダジャレ?キモい!」
八幡「う、うっせぇ、とにかく海賊にはなるな」
結衣「入る!あたしも海に出て旅がしたい!」
八幡「大体、親が許さないだろ」
結衣「あ…その…お父さんとお母さんなんだけどね」
結衣「死んじゃったんだ。一年前に」
全員「……!!」
結衣「だから今の主はあたしで…身の回りのお世話とかはメリーとかクラハドールの執事さん達がしてくれてるの」
八幡「そ、そうか…」
一見なにも考えてなさそうな能天気お嬢様かと思ったが、色々と複雑な過去があったんだな…
もしかしたらこの人懐っこさも、その寂しさを紛らわす為なのか
八幡「だがウチの海賊団に入るのはダメだ」
結衣「やだーー!!入るったら入る!」
いろは「ちょっと先輩、あんまりじゃないですか。こんなに入りたがっているのに」
小町「ゴミィちゃん!」
八幡「大体、お前戦闘できるのかよ。なにか特技は?」
結衣「特技…特技なら…ある!」
八幡「なんだよ」
俺が聞くと彼女は自信満々に、窓ガラスの方に指をさす
結衣「……窓から見える、道端に注目していて」
八幡「外の道端が何だよ」
結衣「今、3人の子供達がこの道を走ってるの」
結衣「もし子供達が止まらないなら、20秒後に館の前を通り過ぎるから」
八幡「どれ…」チラッ
何を根拠に…そんな馬鹿な話が合ってたまるか。どうせ適当に言っているのだろう
。そう思いながら俺は15秒ほど窓を眺めていると何やら子供達の声が聞こえてくる
いろは「え…」
小町「う、うそ…」
八幡「」
結衣「ほら!3人の子供達が走ってきたでしょ?」ガチャッ
彼女はドヤ顔をしながら胸を揺らす。そして窓ガラスを開けて、子供達に手を振る
結衣「おーーい!たまねぎ!ピーマン!にんじーん!やっはろー!」
にんじん「あ、結衣さんだ//こんにちは//」
ピーマン「今日もキレイだな//こんにちは!//」
たまねぎ「こんにわー!//」
小町・いろは「」
八幡「ど、どうしてわかったんだ…」
結衣「あたしね、昔っから人の顔色とかすぐに伺っちゃう所があってね」
結衣「空気を読むことばかり考えて生きてきたんだ」
結衣「大好きだったお父さんやお母さんの、自慢の娘である為に、いい子でいようって思って」
八幡「つまり顔色を伺ってたり、空気を読むことばかり考えてたらいつの間にかエスパー染みた特技を身に付けてたのか」
結衣「うん。特にお父さんとお母さんが死んじゃってからは…寂しくて、館の前にお客様来ないなかな~って毎日毎日、期待してたせいで、余計にこの空気読む力が付いちゃって」
どんだけ寂しがり屋なんだこの子
小町「よーし!決めた!結衣さんを絶対に仲間にします!これは船長命令なのでお兄ちゃんは逆らえません!」
結衣「え、本当!?やったーー!」
八幡「おい、いくらそんな特技があるからって」
小町「せ・ん・ちょ・う・め・い・れ・い!!」
八幡「……はぁぁ」
小町「あと、この館に泊まるのも船長命令!絶対だよお兄ちゃん!」
八幡「あーはいはい。しゃあねぇな…」テクテク
小町「あ!ちょっとドコに行くの」
八幡「船に置いてきた金品を持って来る」
結衣「あ、別に良いって…お金は取らないよ」
八幡「いいか良く聞け。おれは養われる事はあっても施しは受けない。それじゃ」ガチャッ
いろは「意味わかんないんですけど…」
小町「まったくゴミィちゃん」
結衣「か、変わったお兄さんなんだね」
(道中)
八幡「……」テクテク
八幡(それにしてもあのクラハドールとか言う執事、間違いなく怪しい奴だな)
八幡(一見、生真面目な執事だがあの強化外骨格は何か歪な物を感じさせる)
八幡(そう考えると案外、小町の言うとおり由比ヶ浜って子を海賊団に入れたほうがいいのかも知れん)
八幡(だが主が留守の間なにか良からぬ事もしでかす可能性も否めない)
八幡(そうすると奴の得たいの知れない正体を突き止めるまで、あえてこの村に留まるのもありだな)
八幡(……ん?)
ジャンゴ「仕方ないお前達、俺が今から催眠術を披露してやる」
ピーマン・たまねぎ・にんじん「おおお!」
あれはさっきのガキども、それと何あの見るらかに怪しそうなサングラス野朗は一体
ジャンゴ「お、そこの見るからに人を疑ってかかりそうな奴、コッチ来い!」
八幡「え」
ジャンゴ「お前いま俺の事を心の中でバカにしただろ?いいだろう、お前にも俺の催眠術をみせてやる、来い!」
確かに怪しいとは思ったけど、別にバカになんかしてないんだけど、つーかどーでも良いわ。だがいう事聞かないと面倒そうだから行くか
ジャンゴ「よし!では揃ったな?いくぞ、この輪っかを良く見てろ…お前達はだんだん眠くなる…」
ピーマン・たまねぎ・にんじん「……」
八幡「……」
ジャンゴ「1,2…ジャンゴ!」
バタッ
ピーマン・たまねぎ・にんじん・ジャンゴ「グガーー…zzz」
八幡「……」
ぜ、全員寝やがった
なにこれマジで催眠にかかったのか。思い込みの力って凄い……で、なんで俺は催眠にかからなかったんだ
八幡「……」
八幡「船に戻ろう」
(丘の上)
八幡「ふぅ…」
俺は適当に金品を袋に入れた後、丘の上で昼寝をした
八幡「もうすぐ…寝れる…」ウトウト
八幡「……」
しかし航海が始まってまだ間もないのに、やたらと仲間が増えていくな
まあ一色も由比ヶ浜は正式に仲間になってないが
しかも二人とも容姿においてはかなりのレベルだ。コミュ力も高い。ボッチには心臓に悪い…もっと穏やかに暮らしたいのに。海賊だけど
八幡「ん?あれは…」チラッ
八幡「館の執事と、催眠術師じゃないか…何してんだ」
クラハドール「計画の方はどうだ」
ジャンゴ「いつでもいけるぜ。お嬢様の暗殺計画」
八幡「なっ…」
~~~~
彼ら曰く、あの男の正体は世間では死んだとされているキャプテン・クロだった
だがそれは偽装。3年前からあの館をのっとる為にあの手この手で、計画を進めてきたらしい…そして由比ヶ浜と村人を騙し信頼を得た
両親の死は偶然らしいが、寂しがりやの由比ヶ浜の心を偽りの優しさで、信頼を得るのは容易かった
ジャンゴ「明日の夜明けに襲うんだな」
クロ「ああ。気を抜くなよ。俺もちょっと今日は面倒な事になっててな」
ジャンゴ「なにかあったのか?」
クロ「あの寂しがり屋のお嬢様が、また館に客人を招いていた」
クロ「万が一明日の計画に支障が無いように、お嬢様にばれないよう…執事もろとも、客人も消すつもりだ」
ジャンゴ「そうか。気をつけろよ」
クロ「道端で寝てたお前だけに言われたくない…」
クロ「あのお嬢様はバカだが勘が鋭い。油断はできん」
八幡「っ!!」
八幡「ま…不味い、アイツらにしらせないと…!!」ダダッ
八幡(だがどうする?仲間は話を信じてくれたとしても…由比ヶ浜はどう説得する…)
今日はここまで
新しいトリップ考えてきました
では投下します
(館の庭)
小町「え~!!あの執事は悪党だったんだ!!」
いろは「にわかに信じがたいですが嘘じゃないですよね?」
八幡「こんなたちの悪い嘘ついてどうする」
いろは「紳士的で良い人だと思ったのに…」
小町「ウチの兄は意味も無い嘘は付きません。だから恐らく本当でしょう」
結衣「ねぇー!なんの話をしてるの~!あたしも混ぜてよ~!!」
いろは「どうします?いま言っちゃいますか?」
八幡「……どの道あしたには作戦決行だって言ってたしな、知るなら早いほうが良いが」
小町「どう説得すれば良いのやら。今日来たばかりの小町たちのいう事を信じてもらえるとは思えないし」
八幡「……ともかく話すしかない。俺が説得する」
俺たちは由比ヶ浜を呼び説得を始めた
初めは冗談だと思い、笑って話を聞いていたが俺たちが根気強く説得するとやがて態度を一変させる
結衣「いい加減にして!!バカな事いわないで!!!!」
八幡「すまんがこれは事実だ。信じられんなら明日の早朝、物影に隠れながら海岸沿いの坂道を見ていてほしい」
結衣「もう知らない!!みんな出ていって!!」
小町「あの、ウチの兄は捻くれているけど、意味のない嘘は付かないというか」
結衣「出てって!!」
いろは「あの結衣先輩、まずは落ち着いて」
結衣「もう出てって…これ以上、クラハドールの悪口を言わないで…」
結衣「うっ…ぅぅ…」グスグス
八幡「……忠告はしたぞ」
八幡「いくぞお前達」
結衣「……友達になれると思ったのに」グスッ
(海岸沿いの坂道)
いろは「はぁぁ~やっぱり信じてもらえないですよね」
八幡「なるべく言葉を選んで説得したんだけどな…いくらフレンドリーでも今日あったばかりの奴らのいう事なんて信じられんよな」
小町「どうするこれから?」
八幡「どうするもこうするも、それは船長たるお前が決める事だ」
八幡「まあ俺は1人で野暮用を済ませようと思うが」
小町「そんな事言われたら小町もその『野暮用』に付き合いたくなるんだけな」
いろは「それは船長命令って事でいいんだよね小町ちゃん」
小町「勿論」
八幡「……んじゃ、今日は予定通り野宿して、明日の闘いに備えるか」
小町「はぁ…お屋敷で寝たかった…」
(海岸前の坂道)
小町「ここで良いのかな」
八幡「多分な」
いろは「う~~緊張してきた」
八幡「んじゃ寝坊すんなよ」テクテク
小町「え、お兄ちゃんドコに行くの?」
八幡「館の近辺だ。由比ヶ浜を護衛する。何があるかわからんからな」
八幡「また途中でここへ合流に向かう」
小町「オッケー、何も無いといいね」
(結衣の館)
クラハドール「食事をお持ちいたしました」
結衣「……ありがとう」
クラハドール「客人の方々は?」
結衣「ちょっと…喧嘩しちゃって…出てってもらったの」
クラハドール「……そうですか」
クラハドール(そっちの方が都合が良い。始末する必要は無くなった)
結衣「ねぇ聞いて酷いんだよ?クラハドールの事を海賊だって言い始めてきて、明日に襲撃を始めるって」
クラハドール「っ!!!!!」
結衣「……クラハドール?」
クラハドール「はい」
結衣「大丈夫?酷い冗談だから驚いてるんだよね?」
クラハドール「え、ええ…とんだ嘘を付く馬鹿者がいたんですね」
クラハドール(まさか…昼間の会話を聞かれてた?)
クラハドール(まあどの道関係あるまい。アイツらが何か出来るわけでもあるまい)
クラハドール(いざとなればクルーが奴らをなぎ倒してくれるだろう。大丈夫だ、俺の計画は狂わない)
結衣「そういえばクラハドール」
クラハドール「はいなんでしょうか」
結衣「昼間は珍しく海岸に言ってたけどどうしたの?」
クラハドール(っ!?なぜそのことを…ハッ!そうだお嬢様は勘が良いんだ。バカの癖に)
結衣「もう1人だれかいたけど…お友達かな?」
クラハドール「は、はい…古い友人で…今度、館に招いてもよろしいですか?」
結衣「うん!勿論だよ!」
クラハドール(明日には来るぜ…俺の『友人』がな)
(道中)
八幡「……」
八幡「異様に勘の良い由比ヶ浜に感づかれないように、ある程度に夜が更けて、就寝するまで館に近づくのは止めよう」
八幡「また騒がれたら面倒だ」
(深夜)
クロ「お嬢様は寝室で寝静まった」
クロ「そしてお嬢様の勘が働かないこの隙に俺は執事を始末した」
メリー「」
クロ「そして明日の早朝には町は襲われ、お嬢様もジャンゴの催眠術で遺書を書かせられ、そして『事故』という形で死ぬ」
クロ「ふふふ、はははは!」
~~
俺はスナイパーライフルでスコープを覗くと、ある部屋が血だまりになっていた
自分の体から一気に血の気が引くのを感じる
八幡「迂闊だった。もう少し早く来れば執事達を」
八幡「幸い由比ヶ浜は無事だ。あちらの予定通りに遺書を書かせてから襲うみたいだな」
八幡「あの部屋にクロはいない。あの執事もまだ生きてるかもしれん」
俺はナギナギの力で音を消して走る。そしてすばやく窓を開けて、血だまりの部屋に入り込む
八幡「おい、しっかりしろ」
メリー「」ドク…ドク…
まだ生きている。ほっとしたのも束の間、おれはすぐにカバンから消毒と包帯を取り出して治療を行う
八幡「ちゃんとベットで寝かせてやりたいが万が一、クロに見付かったら厄介だ」
八幡「すまんがソファで横になっててくれ」
出来るだけ館では戦闘を避けたい。巻き込みたくないからだ
~~
八幡「……」ウトウト
俺はいったん館から出たあと木の上に登り、スコープで館中を警戒する
とくに由比ヶ浜の部屋を注意して
しかし眠い
八幡「やばい…目蓋が重い…」ウトウト
ふと夜空を見ると、ほんのり明るくなってきた気がする
もうすぐ奴らが襲撃する頃か
ガチャッ
八幡「……来たな」
クロ「……」
クロは玄関の外で座り込む。そして何かを待つようにジッとしている
気がかりなのはあのバッグ、一体なにが入っているんだ
八幡「……よし、俺も海岸沿いに戻るか」
ここでクロと戦闘をしかけても良いが、由比ヶ浜を巻き込む可能性がある
百計のクロ。どんな戦闘スタイルかわからんが間違いなくやり手だ
奴はあくまで催眠術で遺書を書かせる事にこだわっている。それならまだ安全ではある
おれはスコープを目元から離して音を消して走り出す
(早朝・海岸沿いの坂道にて)
小町「お、来ましたね~」
いろは「あれがクロネコ海賊団か~イーストブルーの海賊とは言え、油断はできないなぁ」
小町「グランドラインはやっぱりツワモノぞろいなんですか?」
いろは「まあピンキリだけど、少なくともクロネコ海賊団みたいなのはザラにいるよ」
小町「なるほど、それじゃこの海賊達を倒せないようじゃグランドラインは通用しないんですね」
いろは「そうなるね」
ジャンゴ「いくぞ!野朗共!!」
船員全員「おおおお!!!」
いろは「では先輩が来る前に片付けちゃいますか」
小町「ええ!行きましょう!」
船員1「ん?なんだあの女達…」
いろは「剃」シュッ
船員全員「!?」
船員1「なんだあの動き…まるでキャプテンクロの抜き足みたいだ!」
いろは「わたしの棒術を喰らってくださ~い!」ブンッ
船員1「ぐわぁ!!」
小町「いっきまーす!ゴムゴムのガトリング!」ドガガガ
船員全員「ぎゃあああ!!」
ジャンゴ「」
ジャンゴ「おい…おいおい…なんだよアイツら。こんなの聞いてないぜ」
八幡「なんだもう来てたのか」
いろは「あ、先輩!もうほとんど倒しちゃいましたよ」
小町「残りはあのサングラスの人だけだよ!結衣さんは無事?」
八幡「無事だ。執事も怪我はしたが無事だ。クロは館の前で待機している」
小町「百計のクロとか呼ばれてるけど、人に手を出しちゃったんだ。最後の最後で感情を制御しきれないとかツメが甘いね~」
ジャンゴ「な、昨日あったあの根暗そうな奴!なんでアイツが!」
八幡「……」
ジャンゴ「まあいい、相手は3人。だがコチラも3人だ!」
ジャンゴ「行け!ニャーバンブラザーズ!」
シャム・ブチ「お呼びですかジャンゴ船長!」
ジャンゴ「俺達はこの坂をのぼらなきゃならんが、あの3人が邪魔だ。片付けくれないか」
シャム「ええ~!!イヤですよ~!!あんな可愛い子達と根暗そうな奴に攻撃なんて出来ません!可哀想ですよ~!」
ブチ「そうですよぉ!大体俺達はただの船の番人なんだし、こんな闘いに狩り出されても」
いろは「え、なにあれ。すんごい気が弱い」
小町「あんなのが海賊やってるなんて信じらんない」
八幡「……」
八幡「……」チャキッ
俺は能力で音をサイレントにしつつ、あの奇妙な二人の頭部を狙い容赦なく狙撃する
シャム・ブチ「ぎゃあああ!!」
ジャンゴ「なっ…!」
小町「うわー容赦ないなー」
いろは「先輩いまのはいくらなんでも酷くないですか!?」
八幡「アイツら猫被ってるだけだ」
小町・いろは「え?」
ジャンゴ「なに…コイツらの作戦を見抜いてやがったのか」
八幡「そんなヘタクソな芝居でこの俺を騙せると思ってんのか」
小町・いろは「騙されてました…」
ジャンゴ「くそ…こうなったら俺の催眠術を再び披露してやろう」
八幡「また同じ事するつもりか。つーか俺はお前の催眠術は聞かないからな」
ジャンゴ「なっなにぃ!?」
あれ、挑発のつもりで言ったんだけど信じちゃった…
ジャンゴ「ならば手段を変えるまでだ!」
やっちまった。昨日と同じ催眠をかけてくればアイツが勝手に自滅してくれると思ったのに
ジャンゴ「喰らえ!おれのチャクラム!」シュバッ
するとサングラス野朗は刃物状の輪っかを、俺に投げ飛ばしてきた
だがこんなもの対した物じゃない
八幡「……」
パリィン
ジャンゴ「なっ!!」
俺は落ち着いてスコープで的を絞り、輪っかを狙撃する
八幡「よし、次はお前だ」カチャッ
ジャンゴ「ま、まて!!」
小町「お兄ちゃん危ない!」
八幡「え」
ズドォォォン!
突如、頭上から何かが落ちてきて、俺の頭を踏みつける
この威力から、地面にひび割れが起きたのがわかる…あれ、なんで俺生きてるの
ブチ「こんにゃろ!不意打ちとは卑怯だぞ!」
ガン!ガン!ガン!
八幡「ちょ、ぐ…おい…何度も人の頭を踏みつけるな…ぐぁ…」
小町「いま助けるよ!」
小町「ゴムゴムの!バズーカー!」ズドォォン
ブチ「ふんぎゃああ!!」
シャム「な、なんだあの子。腕が伸びたぞ!」
いろは「さっきの乱闘、見てなかったんですか?」シュッ
シャム「…!!なんだこの子の動き、キャプテンクロの抜き足と一緒じゃないか!!」
いろは「でや!」ブンッ
シャム「あらよっと」シュバッ
いろは「あっ…わたしの武器を返してください!」
シャム「へへへ、俺はネコババが得意なんだぜ」
シャム「喰らえ!カギ爪!」シュバッ
いろは「きゃっ…!」
シャム「女だからって容赦しなぜ!」
いろは「剃!」
シャム「なっ…また消えた」
いろは「女の子に手を挙げるなんて最低です」
いろは「指銃!」ズドン
ジャム「ぎゃああ!!」
ジャンゴ「嘘だろ…ニャーバンブラザーズが…」
八幡「二人とも助かった…」
小町「お兄ちゃんが先制してくれたおかげで楽に倒せたよ」
いろは「先輩見てください!この肩に付いた傷跡…わたし、せんぱいの為に頑張りましよ?」ウルウル
八幡「わ、わかった。ちゃんと仕留めきれなくて悪かった。だからそんな上目遣いで色仕掛けするのやめろ。勘違いするだろ」キョドッ
ジャンゴ「くそ…催眠で肉体強化させようと思ったのに。くたばっちまったじゃねぇか!」
ジャンゴ「早くしないと……」
ジャンゴ「あ」
八幡「…?」クルッ
クロ「…………」
クロ「時間になっても来ないから、何があったのかと来てみれば…」
クロ「なんだこのザマはぁぁ!!!!」
八幡「きたか」
小町「ほぇー目つきが変わってるよ。なんかお兄ちゃんみたいな目になってる」
八幡「少なくともおれはあんな野蛮な目をしてない」
いろは「でも目つきが悪くなってるところは一緒ですね」
ジャンゴ「ち、違うんだ!これはちょっとしたアクシデントって奴で…」
クロ「アクシデントだと?そんな小童どもも倒せないとは軟弱になったなクロネコ海賊団」
クロ「皆殺しだ」
ジャンゴ「ま、待ってくれ!俺がいないとお嬢様に遺書を書かせる事も出きないだろ!はやまるな!」
クロ「……」
クロ「そうだな。俺もこの3年間で随分と穏やかになったようだ」
クロ「お前はお嬢様の所へいけ…少々予定が変わるが、仕方あるまい」
クロ「いけジャンゴ。早くお嬢様に遺書を書かせなければ…俺は部下どもを皆殺しにする。いいな?早くいけ」
クロ「制限時間は特に無いが。俺の気分一つで執行する」
ジャンゴ「わ、わかった!!」ダダッ
小町「お兄ちゃん!船長命令です。小町といろはさんはクロを倒すからお兄ちゃんはサングラスの人を倒して」
八幡「分かった」
既に俺の前を横切った催眠術師を追いかけた
その時だった
八幡「なっ…!!」
結衣「はぁはぁ…!」ダダッ
小町「え」
いろは「あ…」
事体はさらに厄介な方向へいきそうだ
クロ「……誰だ?俺の背後に立つんじゃねぇ!!」クルッ
その長いカギ爪が、由比ヶ浜を襲う
結衣「きゃっ…!」
八幡「剃!」
俺は完全に慌てていた
走り出した瞬間、俺は後悔した
銃で狙えば楽に対処できたではないか…っとはいえ一瞬の出来事だ。こんな気持ちが乱れた状況で、正確に射撃が出来たかどうか怪しい
剃はあまり得意ではないが、俺は今まで出した事もないようなスピードでクロの前まで接近した
結衣「え…」
辛うじて間に合った
由比ヶ浜の前に立った俺は、振り下ろされる5本のカギ爪をたた眺める事しか出来なかった
ザシュッ!!
八幡「がぁぁ……っ!!」
クロ「……」
結衣「お客さん…!!」
クロ「キミは客人の…」
血が飛び散る。体全身から血の気が失せていくのがわかる
頭を凄い衝撃で踏みつけられたり、5本の刃で切られたり…こんなに攻撃された日は初めてかもな
だが俺は身も心も打たれ強い。ハッキリいって小町よりも強い
小町にタイマンでは勝てないが、射撃と打たれ強さなら絶対負けん
八幡「がふ…おい、なんでココに来た」ポタポタ
結衣「お、お客さん!しっかりして!昨日はひどいこと言ってゴメンなさい!!」ボロボロ
八幡「お前は命狙われてんだぞ…早く逃げろ」
結衣「うん、話はメリーから全部聞いた…嘘じゃなかったんだね」
結衣「でもあたし、逃げる訳には行かないよ!」
クロ「お嬢様…」
結衣「クラハドール!お金なら全部上げるから…もうやめて!出て行って!」プルプル
結衣「でないとあたし…本気だよ…」カチャッ
八幡「なっ…!」
クロ「……」
我が目を疑った。だが震えた手に握られてるのは拳銃だ
今日はここまで。多分次回で対キャプテン・クロ編終わると思う
そしたらまた安価やらアンケートと思います
このSSまとめへのコメント
ヒッキー能力はもっと強そうなやつが良かったな。ゾオンの幻獣種悪魔とか
おもんなすぎる
八幡の実の能力しょぼいし面白くない