[魔王城敷地内屋敷]
メイド「魔子様、起きて下さい。起床時間になりました」ユサユサ
魔子「うぅ~ん…わかったから…揺らすな……」zzz
メイド「魔子様が起きて下さればそれで済むのです。早く起きて下さい」ユサユサ
魔子「わかった、わかった……」zzz
メイド「…」イラ
魔子「zzz」
メイド「氷魔法lv.1」ヒューーー ドガガガガg
魔子「痛っ、冷たっ、痛い痛い冷た、やっ、やめんか」
メイド「やっと起きましたか。おはようございます。魔子様」ペコ
魔子「うん、おはよう…ではないわ。なぜ、朝から痛い目にあわねばならない!?」ボロッ
メイド「それは魔子様が起きないのが悪いのです」
魔子「だからといって、もう少しやり方というものがあるだろ」
メイド「たとえば、どのような方法でしょうか?」
魔子「こう、シーツを剥がすとか、あとは…」
メイド「それでは朝食の準備をして参りますので、着替えてお待ち下さい」
魔子「おい、人に聞いといてそれはないだろう」
メイド「失礼します」スタスタスタ ガチャ パタン
魔子「むむむ…はぁ、着替えるとするか」ヌギヌギ
~朝食後~
魔子「今日の予定は何もないよな?」
メイド「いえ、魔王様との謁見がございます」
魔子「母上と?そんな話は聞いてないぞ」
メイド「今申しましたので、当たり前です」
魔子「なぜ言わなかった?、急に言われても困るぞ…」
メイド「先日申し上げようとしたところ、「我は眠いのじゃ、用件は明日聞く」と魔子様が」ジー
魔子「う…うむ、なら仕方ないな」ハハハ
メイド「自業自得なのに謝罪の一つもないのですか?このやろう」ギロ
魔子「ごめんなさいごめんなさい、睨まないで下さい、お願いします」ビクビク
メイド「まぁ、いいでしょう。魔子様のお小遣いから慰謝料を頂いておきますので」
魔子「んな、謝ったのだからそれでよかろう。なぜ、慰謝料を渡さなければならぬ」
メイド「なにか問題でも?氷魔ほ…」ヒュー
魔子「いえ、問題ありませんので、手をおろして下さい、魔法はやめて下さい、痛いのは嫌です」ブルブル
メイド「そうですね、時間も迫ってきましたので向かうとしましょう。魔子様」
魔子「はい、わかりました(ふぅ、怖かった…)」
[魔王城 謁見の間]
騎士「魔王様、魔子様がご到着なされました」
魔王「ああ、通せ」
騎士「御意」ガチャ ン
スタスタスタスタ
魔子「お久しぶりです。母上」
魔王「そうだな魔子よ。こうして会うのは三ヶ月ぶりか、元気にしておったか?」
魔子「はい、元気です。で、ご用件は何でしょうか?」
魔王「そう急かすな、久しぶりの親子の会話ではないか」
魔子「そうですね。で、ご用件は?」
魔王「………なんか冷たくないか?」
魔子「いえ、いつもどおりですよ。で、用件は何?」
魔王「ハッ、これが反抗期というものなのか….でも反抗期の魔子もいい」ハァハァ
魔子「…………………」ジーー
魔王「ああん、ジト目で見られてる。でもそんな魔子も可愛い」ハァハァハァ
魔子「……(はぁ、相変わらず変態だなぁー母上は。自分の子供に興奮するなんて)」
魔王「はぁはぁ、ああん、あっ…っん……ふぅ」スッキリ
側近「気が済んだなら説明してやれよ。魔子様が呆れてんぞ(ツッコミは入れんぞ…)」
魔王「むー、そうだな。魔子よ。私は未だに反対なんだが…お前を旅に出させることにした」
魔子「旅ですか…それは構いませんが、どうしてまた?」
側近「魔子様も今年で15歳になる。将来魔王の座に着くためにも世間勉強は必要だと思ってな」
魔王「私は反対したんだ!魔子は私が養うからそんなの必要ないって」
側近「んなこと言ったって、魔王の座に世間知らずが着いても苦労するのは俺たちだぞ」
魔王「なら、側近が魔王やればいいだろ。そうすれば私は毎日魔子と一緒に居られる」
側近「嫌だね、面倒だし、それに王家の血を引いてないからな」
魔王「王家の血なんて関係ないだろ。この国は実力主義なんだから」
側近「それなら余計に無理だな。俺はお前に勝てる気がしない。魔子様についてもだ、今はまだ実力は俺の方が上だが…あと5年も経てばわからん」
魔王「むむむ……」
側近「という訳だ。魔子様と護衛も兼ねてメイドの2人で見識を広める旅に出てもらいたい」
魔子「はぁ、わかりm…」
メイド「嫌です」
魔子「えっ!?」
側近「えっ!?」
魔王「ははは、メイドが嫌だって言ってるんだ。この件は無かったことにしよう」
側近「だーー、お前は黙ってろ。メイド、理由は何だ?お前の実力なら問題ないだろ」
メイド「私の給料には護衛+旅が含まれておりません。タダ働きは嫌です」
魔子「(やっぱり、メイドは金に関して細かいよな)」
側近「(何でココはこんなにも扱いづらい連中しかいないんだ)…はぁ、どれだけあれば行ってくれるんだ?」
メイド「そうですね……護衛+旅には神経をつかいますし他にもいろいろ大変ですからね。今の給料の2倍は貰いませんと」
魔子「(うわ、ボッタクリだよ。絶対)」
側近「(たださえお前の給料は俺と同等だろ。それを2倍とか…ボッタクリだ)」
メイド「払えないなら別に構いませんよ。行かないだけですから」
魔王「私は反対派だからな。払わなくていいだろ(これで魔子が旅に出なくて済む。ナイスだ。メイドよ)」ヤッタネ
側近「ああ~わかった、わかった。2倍出すから行ってくれ」
魔王「なっ、私は絶対に出さんぞ。側近にそんな金があるのか?」
側近「お前、俺に貸しがあっただろ。それを今使う」
魔王「なんだと、そんな昔のことを今掘り出すのか。男らしくないぞ」
側近「うっせぇ、昔とはいえ貸しは貸しだ」
ギャースギャース
魔子「(どうでもいいから早くしてくれないかなぁ)」フゥ
メイド「……」
~1時間後~
側近「話し合いの結果、メイドの給料は2倍で決定だ。これで文句はないな?」ボロ
魔王「ごめんね、ごめんね、魔子。私が不甲斐ないばかりに旅に出させることになって」グスッ
魔子「母上、泣かないで。大丈夫だから(汗」
メイド「私はありません」
魔王「うっ、魔子が慰めてくれた、うれしい。魔子大好き」ダキ ギュー
魔子「母上、くっ苦しいから離して」ジタバタ
側近「そうか、んじゃ頼んだ。行き先等は魔子様と相談してくれ」
魔王「いやー、今のうちに魔子成分を吸収しとかなければ私は死んでしまう」ギュー
魔子「成分って何さ!?そんなもの出した覚えないよ!!」ジタバタ
側近「お前らもいい加減にしてくれ……」ハァ
[魔王城敷地内屋敷]
魔子「はあぁー、疲れたぁ」ゲッソリ
メイド「お疲れ様でした」ケロッ
魔子「旅かぁ、他の国には前々から興味はあったけど…いざ行くとなるとどこから行けばいいやら」
メイド「そうですね」
魔子「メイドはどこから行けばいいと思う??」
メイド「魔子様のお好きになさればいいと思います」
魔子「いや、だからメイドの意見が欲しいんだよ」
メイド「魔子様のお好きになさればいいと思います」
魔子「あの……」
メイド「優柔不断は嫌われると思います」
魔子「なんかすいませんでした」
メイド「わかればいいのです」
魔子「ふむ、どうするかな…そうだ、まずは海に行こう。海に」
メイド「海ですか。そうなると東国になりますね」
魔子「ああ、本で見たことはあるが実際に目にしたことはないからな」
メイド「わかりました。では、最初は東国に向かうということで宜しいですね?」
魔子「よし、早速準備を始めよう」
メイド「準備は出来ております。あとは出発するだけです」
魔子「えっ!?いつの間に準備したの?戻ってきてからそんなに時間は経ってないじゃないか?」
メイド「魔子様が遅いだけです」
魔子「(実は楽しみにしているのか?素直じゃないなぁ)」クスッ
メイド「なぜかバカにされた気がします」ゴゴゴg
魔子「きっ気のせい、気のせいだよ。それよりも準備をするから手伝ってくれ(勘が鋭すぎるぞ、メイドよ)」ハハハ
メイド「仕方ありませんね。わかりました」
魔子「(仕方ないって…お前の仕事の一部ではないか)」
メイド「本人がなにボサッとしているのです。早く取り掛かって下さい」ジー
魔子「すまない、今始める」アセアセ
~1日後~ [魔王城]
魔王「そうか…魔子は出発したか……」
側近「心配する気持ちはわかるがメイドがついているんだ。大丈夫だろ」
魔王「しかしな、やはり心配なものは心配なのだ……」
側近「だが、この国にいるよりは安全だろう。それはわかっているはずだ」
魔王「それくらいわかっているさ…」
側近「それに、今回の戦は一筋縄では行かない可能性があるからな…」
魔王 「……奴等の切り札…“勇者”か…」
側近 「ああ、詳しい情報はまだないがな…奴等があれだけ崇めているんだ。注意すべきだろう」
魔王 「まぁ、そこら辺は側近に任せた。私は“魔洞”に篭もる」
側近 「はいよ…(もしかしたら奴等の狙いは……くっ、情報が少なすぎる。急がなくては…)」
――――――――――――――――――――
完
――――――――――――――――――――
――――――――――
魔子「たっ大変だ、大変な事が起きてしまったぞ!!メイドよ」
メイド「なんですか?」
魔子「本当ならば“序章完”にするはずが>>1が失態を犯し、物語を終了させてしまったのだ」
メイド「そうですか」
魔子「『そうですか』ではない!まだ始まったばかりだぞ」
メイド「いいではないですか…魔子様は最終的に“男の娘”になられ、平和に弄られながら暮らした事にすれば…」
魔子「男の娘!?平和に弄られながら暮らしたって何さ!?全然平和じゃないよ!嫌だよ、そんな終わり方」
メイド「わががまですね、魔子様は」
魔子「わがままでも何でもいいよ。こんな終わり方は、僕はぜぇーーたぁいに嫌だからね」
メイド「ならどうしますか?何か良い案でもあるのですか?」
魔子「そんなの簡単さ。謝ればいいんだよ。きっとみんなもわかってくれるはずだよ」
メイド「しかし、気づいておられますか?さきほどから魔子様の口調が男の娘化しているのを」クスクス
魔子「えっ、そんなことないよ。メイドの気のせいじゃないの?僕はいつも通りじゃないか」
メイド(…自覚はないみたいですね。さてどうしましょうか…私が言い出した事は事実ですから何とかしなくてはいけませんね。はぁ…めんどくさ……)
――――――――続く
メイド(…私の言葉が現実になったのは事実ですが、私にそんな能力はありません。やはり、怪しいのはこの場所ですか……)
魔子「メイドー、黙ってるけどどうしたの?」
メイド(私はこの場所を知っている…でも何かが違う……生命を感じない)
魔子「無視しないでよー」
メイド(…もしかしたら異空間なのかもしれません。しかし、いつの間に迷い込んだのでしょう……)
魔子「ねぇー聞いてるのー?」
メイド「考え事をしているので黙っててもらえますか?」イラ
魔子「怒らないでよー」
メイド(はぁ、…男の娘より幼女にしとけば良かったですかね。幼女なら勝手に遊んでいてくれそうですから」ボソボソ
魔子「えっ!?」
メイド「あっ、声に出てしまいましたか……」
魔子「おおぉーめいどが大きくなったぁー」キャッキャッ
メイド「…可愛いからいいですかねー、もう……そこのアナタに任せます」
アナタの選択 ↓2
1、はよr18
2、番外編じゃなくて本編進めろや
アナタ「なら触手プレイでもするか」
男の声が聞こえた瞬間、辺りが暗闇に包まれる。
メイド「っ……」
メイドはすぐさま戦闘体勢を取り、辺りを警戒するが何も起こらない。
アナタ「おいおい、自分から言い出したんじゃないか…なぜ、慌てる??」
メイド「まさか、本当に現れるとは思いませんでしたので」
自分達から異空間に入った覚えはない。ならば、誰かが関与してる可能性は高いとメイドは考えていた。
まさか、すぐに現れるとは思いもしなかったが……
メイド「魔子様はどこです?」
アナタ「触手は子供には刺激が強すぎるだろ?だから別の場所に飛ばした。なに、お前が逆らわなければ無事さ」
メイド「くっ……下種が…」
アナタ「下種でも何でも構わないさ。俺が楽しめればな…」
男がそう言い終わると、メイドの目の前に緑色の石が現れた。
アナタ「さぁ、楽しい時間の始まりだ」
終わり
次回 メイド×触手 前戯編
>>31 間違えた 申し訳ない
× 男がそう言い終わると、
○ 男がそう言い終えると、
>>1です
本日、夜に更新予定です
アナタ「=========」
男が何かを呟くがメイドは理解する事が出来ない。
メイド(…呪文のようですが……私の世界の言葉ではないみたいですね)
呪文と共鳴するかのように、緑色の石は光を放ち始める。
光は徐々に強くなり辺りを照らし出す。一際、光った瞬間そこには“蠢く者達”がいた。
そう……触手だ…………
メイド「…気色悪い……」
アナタ「ふんっ、すぐにお気に入りになるさ。触手よ…存分に愛でてやれ」
触手達は我先にとメイドに向かっていく。普段の彼女ならば、簡単に切り捨てる事が出来ただろう。しかし…
メイド(奴の手に魔子様がいなければ…)
今は人質を取られている状態だ。抵抗をすれば、魔子がどうなるかわからない。メイドは抗う事を許されなかったのだ。
触手がメイドの両手を絡め取り、宙吊りにし衣服の中に侵入を始める。
メイド「っ…………」
抵抗が出来ないメイドはされるがまま…触手達はさらに彼女に絡みついていく。
衣服の中に侵入した侵入が乳房に巻き付き、そのまま波打つように揉み上げる。
メイド「んっ……」
別の触手も乳房をぐにぐにと押し潰していく。しばらくすると、衣服の上からでも分かるくらいに先端がピンと起ってきた。
メイド「ん………っ……んっ………」
メイドはせめての抵抗として声を我慢している。我慢する姿もなかなか良いものだが、アナタとしては乱れた姿の方が良い。
アナタ「我慢は体に毒だぞ。ほら、我慢しなくても良いようにしてやる」
アナタは触手に新たな命令を出した。触手はその命令通りにメイドの口内に侵入を始める。
メイド「んんっ……んんんんぅっ……」
メイドは必死に口を閉じ、口内に侵入されないようにしてる。その姿を楽しそうに眺めながらアナタはさらに命令を出す。
すると、ひだの付いた触手が彼女の股にズリズリと擦り始める。
メイド「あっ……むぐぅ…んっ……んんんんぅ………」
触手による新たな刺激を受け一瞬だが、口を閉じる力をメイドは弱めてしまう。その一瞬を触手は見逃さなかった。
メイドの口を無理矢理開け、口内の奥の方まで入り込む。そして粘液を排出し始めたのだ。
メイド「んぶっ、んぐぅううっ………ごくっ……ごくんっ……んっ、かはっ、んんんっ」
粘液を外に出す事も許されず、メイドは飲み込むしかなかった。
メイド(この粘液は何ですか!!?…………んぁっ……)ドクンッ
粘液について思考を巡らそうとした瞬間、メイドは身体の奥が熱くなるのを感じる。
メイド(まさか、妙薬の類いですか!!?)
アナタ「正解。これでもっと気持ちよくなれるぞ、よかったな」
アナタは笑いながら触手に新たな命令を下すのであった……
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