穂乃果『あ、ことりちゃん？今大丈夫？』

ことり「うん、どうかしたの？」

穂乃果『昨日ね、家族と温泉に行ったんだ！』

ことり「へ～」

ことり（ね…眠い…）ｳﾄｳﾄ

穂乃果『あっ待ってその前に先週の連休で海にキャンプに行ったんだけど…』

ことり「…zzz」ｺｯｸﾘｺｯｸﾘ

穂乃果『ことりちゃん？』

ことり「…えっ？」

穂乃果『眠い？』

ことり「あ、いやううん大丈夫！続けて続けて」

ことり（確か温泉に行った話だよね）

穂乃果『それでさ、そこが思ってたよりもすっごく大きくてね！』

ことり「うんうん」

穂乃果『地平線が見えるんだ！』

ことり「えっ！？地平線が見えるの！？」

穂乃果『うん、見えてたよ！』

ことり「へ～すっごいな～」

穂乃果『で、せっかくだから泳いだんだよ』

ことり「えーでも雪穂ちゃんに怒られちゃったんでしょ？」

穂乃果『雪穂と競争したんだよ』

ことり「えっ！？雪穂ちゃんと！？」

穂乃果『うん、そしたらお父さんまで興奮して競争するとか言い出してさー』

ことり「はっ！？いやいやお父さんいたらマズイでしょ！？」

穂乃果『いや普通でしょ！なんでお父さんがいたらマズイの！？』

ことり「ふ、普通…？」

穂乃果『そうだよ普通だよ！』

穂乃果『お父さんいなかったら誰もテント張れないしさ！』

ことり「テント張るの！？///」

穂乃果『うん！張ってくれてたよ！』

ことり「えっ！？///なに！？なにを見て張ってたの！？///」

穂乃果『本とか見ながら！』

ことり「本で！？///」

穂乃果『う、うん』

ことり「いやまあ実の娘の裸体を見ながら張るよりはいいけど…///」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

穂乃果『裸体って…！？ちゃんと水着着てたよ！？』

ことり「えっ！？あ、ああそうだよね！あははは！」

ことり（混浴のところだったのね…そりゃそうだよ…）

穂乃果『わたし達も小さい頃に行ったよね！』

ことり「うんうん！」

穂乃果『トイレ行きたくなった時とか入ったままおしっこしたりしたよね！』

ことり「えっ！？してないよ！？」

穂乃果『覚えてないかもしれないけどことりちゃんもしてたよ？お母さんに連れられて』

ことり「お母さん止めないの！？」

穂乃果『あ、そうそう！釣りもしたんだよね！』

ことり「釣り！？なにも釣れないでしょ！？」

穂乃果『それがそうでもなくてさ～最初に釣れたのはなんだと思う？』

ことり「えーなんも釣れないでしょ～」

穂乃果『正解はぁ…ボロボロのタオル！』

ことり「当たり前でしょ！タオルくらいしか釣るものが無いし！」

穂乃果『いやいや！そのあとスズキが引っかかってさ！』

ことり「鈴木って誰！？」

穂乃果『だからお父さんに捌いてもらってお刺身にして食べたんだ！』

ことり「鈴木さぁぁぁぁぁあん！！！！」

穂乃果『それでね、気づいたんだよね』

ことり「な、何に気づいたの？」

穂乃果『やっぱりわたしは海が大好きだって！』

ことり「ﾊﾉｹﾁｭﾝ！？」



おしまい