男 「なんか探偵っぽい依頼来た」 (41)
依頼人 「息子の様子がおかしいんです!何か恐ろしいものを隠しているかも知れない…!」
男(無職) 「それを何故俺に言うんですか」
依頼人 「平日の昼間から公園にいるなんて暇なんでしょう?」
男 「……言い返せない」
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単発 ミステリー物?
あと遅筆
男 (しつこそうだし粘着されると面倒だな……どうせ大したことでもないだろうし聞くだけ聞こう)
男 「……それで息子さんは具体的にどんな感じなんですか?」
依頼人(母) 「不定期なのですが、突然部屋の扉を閉めて数分間中で何かをやってるようなんです……」
依頼人 「その何かが終わると部屋から出てくるんですが、何故か息を切らしているし…薬物でも使っているのではないかと心配で……」
男 「つかぬことをお聞きしますが息子さんは幾つで?」
依頼人 「今年で16です」
男 (……何ってこれってナニなんじゃ)
男 「では中で何かが行われた後に息子さんの部屋に入ったことは?」
依頼人 「何度かあります」
男 「……ちなみに何か変な臭いなどは?」
依頼人 「芳香剤等もないので特に何も……」
男 (……?おかしい…ナニだったとしたら丁寧に処理したとしても臭いは少しは残るはず)
男 (それ以外の可能性があるのか?実際に見に行ったほうが分かりやすそうだ……)
男 「すみませんが後日またお伺いしても宜しいですか?」
依頼人 「ええ……頼りにしてます」
男 (こんなもの反故にすればいいはず…でもこのまま放おっておくと息子さんの大切なものに関わる気がする…!)
Sunday AM11:00
男 「息子さんはいませんか?見つかると面倒だと思うので」
依頼人 「ええ、息子は今日は部活の試合があるらしいので大丈夫です」
男 「では部屋を探させて貰いますね」
息子の部屋
男 (ふむ…今は居ないから当然かも知れないが無臭だな)
男 (薬物だとしたら吸っているのはこの部屋、なら本体もこの部屋にあるはず…!)
ガサゴソ……ガサゴソ……
進展ほぼないけど寝る
……まともな推理とは程遠くなりそう
男 (………駄目だ、何も出てこない)
男 (それはまぁ喜ばしいことだが尚更……)
男 「分かんなくなってきたな……」
男 「あらかた何か隠せそうな場所は探したつもりだが……」
男 (…!本棚はまだ手付かずだったな)
男 (人気の週刊誌なんかがあるな……まぁこの年ならあってもおかしくない)
パラパラ……
男 「うおっ……なかなか過激なものもあるな」
男 (両側にかなり大きな跡がある……かなり食い入る様に見たんだろう)
男 「って人の趣味を詮索してる場合じゃなかったな」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
男 (結局あの部屋に怪しげなものは一切なかった……他の場所にヒントがあるのかも知れない)
男 「……そう言えばもう昼時だな」
玄関
男 「すみません……部屋には特に何もありませんでした」
男 「また夜にお伺いして、今度は別の場所を見回ってもいいでしょうか」
依頼人 「構いません……こちらが頼んだ事ですから」
依頼人 「11時頃なら息子も寝てるでしょうからその時にどうぞ」
男 「ありがとうございます。では一旦これで」
Sunday PM 11:00
依頼人宅
男 「お邪魔します」
依頼人 「どうぞ……息子は大会の疲れだとかで一時間程前に寝ましたよ」
男 「そうですか。好都合ですね」
男 (しかし……何処から探そうか)
唐突安価下1 探す場所(家の中限定) 特定の場所でシナリオ進行
捜索場所 パソコン
男 (パソコンの中に何かヒントがないだろうか)
男 (どうやらこの家は1台しかないようだ……それは家族全員で使っているということだから絞りこみ難いが……)
男 「検索履歴を見る限り薬物に関係するものはないな……」
カタカタ
男 「……ん?」
夫 浮気 チェック
浮気 サイン
よそよそしい
男 「………これ以上は止めておこう」
次の捜索場所 安価下1
書いてた分が吹き飛びおった……しばしお待ちを
捜索場所 トイレ
男 (次はトイレを探ってみるか)
男 (ナニかの臭いがしないか……嗅ぎ分けるのは難しそうだが)
男 「念のため手袋をしておこう」
男 (……!床に何か跳ねたような跡があるな)
男 (これは尿か?いや…少し粘り気がある)
男 (精子にしては臭いが薄い…これは尿と精子の混合物か?)
男 「まだピンと来ないが何かのヒントになりそうだ」
次回安価下1 特定の場所ではなかった場合捜索後にシナリオ進行
捜索場所 風呂場
男 (さて……次は風呂場を探すか)
男 (まだ風呂の湯は入ってる…まだ洗濯に使われてないんだろう)
男 「しかし湯の中に何か浮いてる様子はないな……」
男 (隅々まで水が行き渡ってるな…しかし丁寧に掃除をしたってわけでもなさそうだ)
男 「特に何かに繋がることはなさそうだ……」
微妙に近かった為このままシナリオに繋げます
風呂場外
男 (風呂場の外には洗濯機と洗面台があるな)
男 (……!洗面台の上に名前の書いてあるゼッケンがある……四隅をピンで留めるタイプだな)
男 (恐らく部活で使ったものだろう)
男 「特に何か変わったところはないな……」
男 「洗濯機からは上のジャージがはみ出してるな、しかしこれも特に何も……?」
男 (いや、待て)
男 (何か違和感がある……何だ?少し頭を捻れば出てくる何か…!)
男 「………………!!」
男 (違和感の正体!それは……)
男 「【上のジャージがはみ出してる】ことか!」
男 「待て、待てよ……順を追って整理していこう」
男 「まずこのゼッケンはユニフォームなんかについてたものだろう……その上からジャージを来ていた可能性が高い」
男 「そしてゼッケンがここにあるということはゼッケンはここで外されただろう」
男 「当然ゼッケンを外すにはジャージを脱ぐ必要がある……」
男 「しかしその場合ジャージは真っ先に脱がれ洗濯機の底にあるはず」
男 「なのに何故かジャージは一番上、しかも洗濯機からはみ出してる場所にあるのか?」
男 「そこから導き出される答、俺の予想が正しければ証拠はこの中にあるはずだ!」
男 「そしてそれが息子さんが何をしていたかを裏付けるものとなる!」
ものっそい中途半端だけど寝る
見てくださった皆様に超絶感謝
男 「あった!」
男 「やはりジャージはこれのカムフラージュのためにあの位置に……!」
男 「なら息子さんには一刻も早くやめさせないと!」
玄関
男 「恐らく息子さんが何をしていたかが分かりました」
依頼人 「まぁ!それで息子は何を!?」
男 「いえ、これは息子さんを交えてお話する必要がありそうですから今は言えません」
男 「次に息子さんが例の何かをした日……その日の午後9時頃にこの番号にご連絡願えますか?」
依頼人 「はい……分かりました……!」
依頼人宅 PM9:00
男 「お邪魔します」
依頼人 「どうぞ…お上がりください」
男 「息子さんはもうお風呂に入りましたか?」
依頼人 「え…ええ、少し前に……?」
男 「では息子さんと二人でリビングでお待ちしていただけますか」
依頼人 「ええ……頼みましたよ」
風呂場外
男 「さて……洗濯機の中にアレがあるはずだ……」
男 「よし、これをビニール袋に入れておこう」
男 (出来れば出したくないものだが……場合によっては仕方ない)
リビング
男 「息子君……君が自分の部屋で何か不穏なことをしているから突き止めてくれとそこの依頼人さんから頼まれてね」
息子 「!!」
男 「すまないがこの家の中を探らせてもらったよ」
男 「単刀直入に言おう。君は……」
男 「床オナニーをしているね?」
息子 「!!!!」
依頼人 「」
息子 「そ…そんな訳……!」
男 (この動揺っぷり…ビンゴか)
男 「しらばっくれないでくれ!これは君の将来に関わることなんだ!」
息子 「お…俺はそんな……オナニーなんて……」ブツブツ
男 「……仕方ないな」
ガサッ
男 「洗濯機から回収した君の下着だ」
息子 「そ…それが一体どうしたって………」
男 「これの内側についてる白いものはなんだい?」
依頼人・息子 「」
依頼人 「ああ、まさかそんな……」
息子 「………何が」
息子 「何がいけないんだっ!!!」
息子 「俺はただ!気持ち良くなろうとしただけなんだっ!」
息子 「人の趣味に口を挟むんじゃねぇよ!!!!」
男 「その手段が問題なんだ!!」バンッ
息子 「ヒッ」ビクッ
男 「それはなぁ……!人生を壊すほどのものなんだよ!」
男 「今はいいかも知れないっ!でものめり込みすぎたらもう戻れないんだっ!!!」
男 「君はまだ戻れる!絶対にそんなことはするんじゃない!!」
息子 「……はい」
玄関
依頼人 「今回のことは本当にありがとうございました……!」
男 「いえいえ、もう息子さんが間違わないことを願います」
男 「ではお邪魔しました」
息子 「おじさん……俺、正しいオナニーをするよ」
男 「ああ、頑張れよ」
男 (床オナニーによる射精障害で妻と別れ仕事も手につかなくなった俺のような人間にはなるなよ……少年)
自宅
男 「くっ……ああ、止められない……うっ……」
終わり
汚い話になりましたが見てくださった皆様に超絶感謝
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