黒子「伝説のスーパーフルーツ?」 (24)

※禁書じゃない

※エクストラゲームのネタバレあり

※キャラ崩壊

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景虎「スターキーがボロ負けした……」

景虎「やっぱ……あいつらは選ばれた奴らじゃなかったか……」

景虎「……だがあいつらなら……」

景虎「……よし!」

景虎「……という訳でお前らにリベンジをしてもらいたい」

緑間「分かりました」

赤司「しかし……こんな形でキセキの世代が再開するとはね」

火神「とりあえずまずは練習か」

景虎「おっと、その前にお前らに食ってもらいたいのがある」

青峰「なんだよ」

紫原「まいう棒?」

景虎「いや、それよりもずっといい物だ……ほれ」

黄瀬「……この果物ッスか?」

景虎「こいつはただの果物じゃねえ……伝説のスーパーフルーツだ」

黒子「伝説のスーパーフルーツ?」

紫原「何それ、ふざけてんの?」

景虎「いいや、大真面目だ……緑間」

緑間「何ですか?」

景虎「このフルーツ……身に覚えがあるだろ?」

緑間「!! まさか……木村さんの?」

景虎「そうだ、実は木村ん家には『スーパーしあわせのツリー』っつうのがあってな、そのツリーからごく稀に生えるのがこの伝説のスーパーフルーツだ」

緑間(木村さん……一体何者なのだよ!?)

黄瀬「……んで、何でそれを俺らに食わせようとするんスか?」

景虎「ああ、このフルーツはお前らに眠っている潜在能力を引き出す力がある。 ただし、引き出せるのは選ばれた奴らだけだ」

赤司「……それで俺たちが選ばれし者たちかもしれないから呼んだってことですか?」

景虎「ご名答。 ちなみに選ばれなかった奴は数日間、腹痛を起こす」

火神「腹痛?……あっ!」

青峰「なんだよ火神」

火神「スターキーの奴ら、試合中に腹を抱えてた……まさか!」

景虎「ああ、あいつらにも食わせたが選ばれし者じゃなかった」

一同(戦犯お前じゃねえか……!)

景虎「さあ食ってみろ。 赤司、お前はスーパーリンゴだ」

赤司「……気持ちはありがたいのですが、これは所謂ドーピングなのでは?」

景虎「違うな、これは試食だ」グイッ

赤司「ムグッ!?」

黒子「赤司くんが無理矢理食べさせられてます」

緑間「哀れなのだよ……」

モグ……モグ……

赤司「た、食べてしまった……」

景虎「どうだ、体に変化はねえか?」

赤司「いえ、特に何も……ん?」

紫原「赤ちん?」

赤司「なんだか……喉が熱い」

ボワアッ!

赤司「!?」

黄瀬「あ、赤司っちが……火を吹いたッス!」

火神「嘘だろ……」

景虎「どうやら赤司は……『ファイアー』の能力を手に入れたみたいだな」

青峰「ずっと火ぃ吐けんのか?」

景虎「ああ」

赤司「俺にこんな力が……」ボオッ

黄瀬「どあっち! あ、赤司っち! こっち向いて喋らないで!」

赤司「す、すまない黄瀬……」ボオッ

黄瀬「だあっちぃ!」

景虎「赤司、お前の腹見てみろ」

赤司「……!!」

黒子「赤司くんのお腹につまみが……」

景虎「そのつまみで火力調整するんだ」

赤司「中火……強火……トロ火……これが止めか」

カチッ

赤司「……止まった」

火神「ガスコンロみてえだな……」

景虎「次は青峰、お前だ。 このスーパーぶどうを食え」

青峰「んなもん食わねえよ、俺の力は俺で引き出す」

景虎「こんだけザリガニ持ってきたけどいらねえのか? 食ったらあげるぜ」

青峰「よし、食べるわ」

緑間「お前の意思はザリガニ如きで揺らぐものなのか……」

青峰「あむ」

黒子「一房丸々食べた……『野生』の力ですね」

黄瀬「関係あるんスか!?」

青峰「……」

景虎「どうだ青峰、なんか変わったか?」

青峰「いや」ゴオオ

火神「口から吹雪がでてるじゃねーか!」

紫原「さむ」

景虎「青峰、お前の能力は『フリーズ』だ」

青峰「へえ」ゴオオ

黄瀬「」

赤司「黄瀬が凍ってしまったな」ゴオオ

黄瀬「……っっあーー! 凍死するかと思ったッス!」

青峰「監督、俺につまみはねえのか?」ゴオオ

景虎「ああ、お前につまみはない、だが吹雪を出さない様にする方法が一つだけある」

青峰「なんだよ?」

景虎「ゾーンに入るんだ。 自分の能力の事を忘れてバスケに集中することで能力をコントロールできる様になる」

青峰「……成る程な、やってやろーじゃねーか」

青峰「この能力……使いこなせるのは俺だけだ」

紫原「カッコ悪」

景虎「次は緑間、お前だ」

緑間「……分かりました」

黒子「凄く嫌そうな顔してますよ、緑間くん」

緑間「今日のおは朝でもらえるものは全てもらえと言ってたからな……しょうがない」

景虎「お前はこのスペシャルスイカだ」

緑間「ここに来てスイカだと!?」

景虎「ほら、もう切ってあるから食え」グイッ

緑間「ふごおっ!?」

赤司「監督、無理矢理食べさせるの好きですね……」

緑間「……」ゴクン

火神「こいつはどうなんだ……?」

緑間「……! 背中に違和感が……」

バサッ

緑間「こ、これは……!」

黄瀬「緑間っちに羽が生えたッス!」

景虎「どうやらお前も選ばれし者だったみたいだな」

緑間「監督、この能力は……」

景虎「『フライング』だな、自由に空を飛べる。 ただしコントロールが難しい」

緑間「成る程……」

景虎「それに緑間、お前の超距離3Pシュートを組み合わせればお前は空中からでもシュートを打てる訳だ」

緑間「!! ……ということは俺のシュートの範囲が更に拡大すると……!」

景虎「そういうことだ」

黒子「……」

青峰「どうしたテツ」

黒子「眼鏡に羽ってかなりマニアックですね」

黄瀬「何言ってるんスか!?」

景虎「どんどん行くぜ。 次は黒子、お前はこのスペシャルぶどうだ」

黒子「青峰くんが食べたぶどうと変わらないように見えるんですけど……」

景虎「ああ、名前を変えただけだ」

紫原「意味ないじゃんそれ」

景虎「俺が命名したわけじゃねえんだ、いいから食え」

黒子「はい……うごっ」

赤司「青峰に対抗しなくていいんだぞ黒子」

景虎「ああ、一粒でいいんだ」

黒子「はい……」モグモグ

緑間「この流れだと……恐らく黒子も……」

黒子「……あっ」

黄瀬「ど、どうしたんスか!? 何か違和感があるんスか!?」

黒子「……トイレに行きたくなりました」

火神「おい」

景虎「いや……当たりだ」

青峰「は?」

黒子「監督……トイレに行っていいですか?」

景虎「ダメだ、ここで漏らせ」

黄瀬「正気っスか!?」

景虎「待て待て……これがこいつの能力なんだ」

青峰「シッコが能力なのか?」

黒子「……あっ……でます」

ジョーーーー……

紫原「きたなー」

緑間「……ん? この色……尿じゃない」

黒子「……」ペロッ

黒子「……これ、水です」

黄瀬「青酸カリだったらどうしてたんスか!!」

赤司「それはないな」

景虎「黒子の能力は『水芸』だ。 身体の色んな部分から水を出すことができる」

火神「バスケに使えなくね?……っすか?」

景虎「何言ってんだ。 コートに水をばら撒けばスリップするだろ」

赤司「水をばら撒くのは反則なのでは?」

黒子「炎を吐いたりするのも大概だと思います」

景虎「待たせたな黄瀬、スペシャルバナナだ」

黄瀬「いや、別に待ってないっスけど……まあいいや」モグッ

黄瀬(この流れでいったら……俺もスゲー能力が……ワクワクするっス!)

赤司「どうだ黄瀬」

黄瀬「……あっ! お、俺も……漏れそうっス……」

火神「まさか……お前も水芸か?」

景虎「いや、同じ能力はねえはずだ……となると」

黄瀬「あっーーーー! トイレに行くっス!!」

景虎「行くな黄瀬!!」ガシッ

黄瀬「ダメっス! もうそこまで来てるっス! でかいのが漏れるっスーーーーー!」

緑間「でかいのだと!?」

ブリブリブリブリブリブリブリブリ

紫原「うわ、うんこだ」

青峰「黄瀬ぇ! てめえ臭すぎだ馬鹿!」

黒子「大量の青峰くんが……」

青峰「何つった今」

赤司「監督……もしや黄瀬は選ばれなかったのでしょうか?」

景虎「いや、選ばれた」

緑間「何!?」

黄瀬「ど、どういうことっスか……うっ!」ブリブリ

景虎「お前の能力は『うんち』だ」

黄瀬「ハズレに等しいじゃないっスか!」

景虎「違えな、お前の想像した形をうんちにできるんだ、しかも好きな時に」

黄瀬「想像した形……っスか?」

景虎「ああ」

黄瀬「じゃあ試しに……」

黒子「……黄瀬くん?」

黄瀬「ふんっ!」ブリッ!

火神「……げえっ!?」

黄瀬「スゲーー!! できたっス!!」

赤司「これは……青峰の等身大うんち!」

青峰「黄瀬ぇ!!」

景虎「さて……残るはこのスペシャルりんごだ。 火神と紫原、どっちが食う?」

火神「……なんか嫌な予感しかしねーから紫原にやるわ」

紫原「えー、まいう棒なら食べるんだけどなー」

火神(まいう棒だったら食うのか……)

景虎「とにかくどっちか食べろ」

火神・紫原「えー……」

赤司「既に能力がある者が食ったらどうなるんですか?」

景虎「二つの悪魔が喧嘩して体内が爆発する」

黄瀬「どっかで聞いたことある話っスね……」

??「そのりんご、私にください!!」

黒子「! その声は……」

桃井「どうしても食べなきゃいけないんです!」

青峰「さつき……」

桃井「一部始終……見せてもらいました。 私にください!」

赤司「何故だ桃井、お前は試合に出ないじゃないか」

桃井「みんなの得た能力を見るに……残るは『アレ』しかありません!」

緑間「アレだと?」

景虎「……『ラブラブファイアー』か」

黄瀬「何スかそれ!?」

景虎「体内から光線を放ち……その光線に触れた者を自分の虜にさせる。 同性でも関係ない」

桃井「その能力を使って……テツ君を振り向かせるんだから!」

黒子「桃井さん……」

桃井「私が食べる!」ダッ

赤司「落ち着け桃井」ガシッ

桃井「ふんっ!」ドゴッ

赤司「ぐおっ!?」

黄瀬「赤司っちが吹き飛ばされた!?」

景虎「くそ……おいお前ら! 早くどっちか食え!」

紫原「やだー」

火神「俺も……そんな能力いらないっス」

景虎「馬鹿野郎! 試合中に使えば相手を戦意喪失させるんだぞ!」

紫原「その後が問題でしょ」

火神「同意見ッス……」

景虎「ちっ……とりあえずまずは桃井を止めねーとな」

緑間「監督、いい方法があります」

景虎「なんだ?」

緑間「今日のおは朝でラッキーアイテムがハンマーだったのでハンマーを持ってきました」

景虎「でかした! よこせ!」

緑間「どうぞ」

景虎「よーし! この魚で一発……」

景虎「……っておい! これハンマーじゃなくてサンマーじゃねーか!!」

緑間「馬鹿な!? ちゃんと持って来たはず……!!」

景虎「どうする……どうやって桃井を傷つけずに止めれる!? 頭を使わねーと……!!」

紫原「こう?」ガンッ

景虎「本当に頭を使うな! 頭突きじゃねえ!!」

桃井「りんごりんごりんごりんご!」ドドドドド

青峰「止まれさつきぃ!」

桃井「大ちゃん邪魔!!」ドゴッ

青峰「うおっ!」

黄瀬「青峰っちも吹き飛ばされたっス!」

青峰「……っへ」ニヤッ

ブワッ

緑間「!!」

桃井「」カチーン

赤司「凍った……!」

黒子「吹き飛ばされて体勢を崩しても正確に息吹を当てる……」

黒子「あれが青峰くんの……『型のない凍える息吹(フォームレスブレス)』!!」

黄瀬「何スかそれ!?」

景虎「さあ、桃井が凍ってる間にどっちか食うかを決めろ、時間が経つと溶けるからな」

火神「思ったんスけど、食べるだけで能力使わなくてもいいっスよね? だった食べる……です」

景虎「……仕方ねえ、使わなくてもいいから食ってくれ」

火神「あむっ」

ボリボリ……

景虎「……よし、試しに壁にビームを出してみろ」

火神「うす」

シーン……

火神「……ん?」

緑間「どうした火神」

火神「ビームが……出ねえ!」

青峰「なんだよ、火神は選ばれたやつじゃねえのか」

景虎「いや、だったらすぐに腹が痛くなるはずだ……それも一週間」

黄瀬「長くないっスか!?」

黒子「もしかしてなんですけど……普通のりんごと間違えたんじゃないですか?」

景虎「いや、そんなはずは……」

景虎(……待てよ、家に出る時……)















景虎『えーと……りんごが3つあるな……どれがスーパーフルーツだっけなぁ……』

景虎『……まあこれとこれだろ。 残る一個はリコたん用に……っと』















景虎「……まずい!!」

相田家

リコ「……あっ、置き手紙がある」

『リコたんへ 朝ごはんのデザートはりんごです』

リコ「……だから『たん』はいらないっつーの……」

シャクシャク……

リコ「さてと……りんごも食べたし、早くみんなと合流しなきゃね!」

景虎「もしかしたら……娘が食っちまったかもしれねえ」

火神「カントクが!?」

赤司「どうしますか?」

景虎「とりあえずまずはあいつに連絡を……」

リコ「お待たせパパ!」

景虎「リコたん!?」

緑間「噂をすれば……」

リコ「だからその呼び方やめ……ん?」

桃井「」

リコ「え……ええっ!? な、なんで桃井さんが氷漬けに!?」

ビビビビビ!

紫原「あ、ビーム」

景虎「しまった! 使いこなせてないから暴発しやがった!」

青峰「結局食ってたのかよ」

リコ「な、何このビーム!?」

ビリビリビリビリ!

黒子「桃井さんに直撃しました」

黄瀬「ええっ!? てことは……」

パリーン!

景虎「割れた……」

火神「やべえぞこりゃあ……」

緑間「……俺はもう知らないのだよ」

リコ「あ、あんた達……さっきから何の話を……」

桃井「……」ボー

リコ「桃井さん……大丈夫?」

桃井「……リコさ〜ん///」ギュッ

リコ「へっ?」

桃井「私、リコさんが大好きで〜す///」

リコ「ちょ、ちょっと! どうしたの桃井さん!?」

桃井「リコさ〜ん///」チュッ

リコ「うわあっ!?」

景虎「おいリコたん! お父さんは認めんぞ!!」

リコ「何言ってんの!?」

桃井「私もリコたんって呼んでいいですか〜?///」

リコ「ダメに決まってるでしょ! ていうか離して!」

景虎「離せ桃井!」

桃井「ふんっ!」ブンッ

景虎「ぐほっ!」

リコ「パパ!? ……ちょっと! 誰か私を助けて!」

黒子「赤司くん……」

赤司「……メニューは俺が決めた。 各自でやってくれ」

紫原「はーい」

リコ「無視!?」

黄瀬「いいんスか青峰っち。 桃井っちが……」

青峰「知らね」

緑間「……チームのために人事を尽くすのだよ」

火神「あ、ああ……」

リコ「ちょっと! 誰か一人ぐらい……」

景虎「」チーン

桃井「リコた〜ん///」

リコ「いやああああああああ!!」

試合当日

赤司「闇の炎に抱かれて眠れ、歴戦の王よ」ゴオオ

青峰「おー滑る滑る」ツルツル

緑間「俺のシュートの範囲はコート全体……空中も例外ではない」ブワッ

黄瀬「できたっス! 黒子っちの等身大うんち!!」ブリブリ

黒子「やめてください」ジョー

黄瀬「ああっ! 俺のアートが!」

火神「……俺ら、食わなくてよかったな」

紫原「うん」

桃井「リコた〜ん///」チュー

リコ「いつまで続くのよこれええええええ!」














日本 アメリカ

111 ー 11

景虎「やっぱり日本のバスケは最高だな!」

〜終わり〜

マリオ64編が一番好きです

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