青峰「つかここの部屋人数多くね」


黒子「虹村さんたちより2人多いですね」


赤司「そんなことどうでもいい…早く俺の寝る場所を考えろ」


黄瀬「だからなんで差し出したんスか」


緑間「誰かが2人で布団使わないといけないのだよ」


青峰「んなことわかっとるわ」


紫原「もうさ、黄瀬ちんが床で寝ればよくない？」


黄瀬「俺？！」


青峰「やっぱ、差し出した赤司が2人で使うしかねーだろ」


黒子「じゃあお相手は言い出しっぺの青峰くんで」


青峰「ちょ待てや！」


灰崎(…くだらねぇー…)


赤司「…灰崎」


灰崎(…)ﾋﾞｸｯ


赤司「お前が青峰と寝ろ」


灰崎「だからなんで？！」


青峰「うわー…ぜってーヤダな」


灰崎「俺もヤダわ」ｲﾗｯ

黄瀬「赤司っちと誰かが寝ればいいじゃないスか！」


赤司「それしかないか…」ｸｯ…


青峰(自分で勝手に差し出したくせに1人で寝たいとか腹立つわー…)


赤司「じゃあ、誰が俺と寝るんだ」


ｼｰｰｰ……ﾝ


赤司「」


黄瀬「お、俺はいいっスよ！」


赤司「…ｴｯ…」


黄瀬「」


緑間「赤司はどうしたいのだよ」


赤司「正直言うと」


赤司「俺が黒子と寝て、黄瀬は床で寝ればいいかなと思う」


黄瀬「それ俺が床で寝る意味ないし！！」


黒子「僕、赤司くんとなら寝ていいですよ」


赤司「黒子…」


灰崎「待ってコレ文面で見ると違う意味で間違われるから！！」

久々に見る黒バスSSだな
これは期待

灰崎「…あーもう集合時間だし！くだらねぇことしてるせいで！」


赤司「…くだらないだと？」


灰崎「……」ｳﾞｯ


赤司「俺が寝る場所の話だぞ…？何がくだらないんだ？灰崎」


灰崎「何もくだらなくないっス」


赤司「よし」ﾌﾊﾊﾊ


灰崎(めんど…)


黒子「とにかく、早く行きましょう」


黄瀬「そっスね」


3時間後

《練習終わって戻ってきた》


青峰「あﾞあﾞあﾞあﾞ腰痛てぇ」


黒子「」ﾁｰﾝ


黄瀬「うわっ黒子っち召されてますけど…」


赤司「よし、トランプやろう」


緑間「いいね」


黄瀬「なんで？！」


紫原「やんないならいーよ。黄瀬ちんいなくたってトランプくらいできる」


黄瀬「やらないっス！明日も早いんだから…つか俺のことみんなしてバカにしてるっスよね？」


青峰「あﾞーだりぃー」


黄瀬「無視？」

灰崎「つかなんで汗びしょびしょのままでやんの？あーあ、床もうすでにぬれてるやん」


紫原「いつからお前いい子キャラなの？」


灰崎「っせーな、逆にそっちが常識なさすぎだろ」


緑間「まぁでも確かに、このままやるのはちょっとアレか」


赤司「じゃあ風呂行くかー」ﾖｲｺﾗｼｮｯﾄ


紫原「せやな」


黄瀬(紫原っちって「せやな」とか使う人だっけ)


青峰「ウオオオオオータケコプターほしい」


灰崎「急にどしたの？ダイジョブか」


青峰「タケコプターで青い空に飛んでゆきたい…」


黄瀬「もう空暗いっスよ」


紫原「早く行こーよー」


緑間「必要なもの全部持ったか？」


赤司「タオルよし着替えよし黒子よし」


紫原「トランプよし」


青峰「おおけ


黄瀬「えっ風呂でトランプやるんスか？？


灰崎「もう帰りてぇー…」

《風呂》

青峰「あﾞあﾞあﾞあﾞ」


黒子「」ﾁｰﾝ


黄瀬「黒子っち覚めないっスね」


緑間「あいつは天に召されたからな…」


黄瀬「えっマジなの？」


赤司「いいやつだった…」


黄瀬「いや悲しっ」


灰崎「…あ、虹村さん」


虹村「よっすぃー」


黄瀬「キャラww完全に原型とどめてないしww」


紫原「赤ちんが走って逃げてっちゃったー」


黒子「赤司くん、よく滑らずに走れましたね」


灰崎「注目すんのソコ？つーかいつ起きたの…」


黒子「最初から起きてました」


灰崎「怖いこと言うなよォォ！！」


緑間「クソッ…どうする？先輩方がいるとトランプやりづらいのだよ…」


青峰「そうだな…追い出すか？」


紫原「どうやって？」


灰崎(そんなにやりたいのか)


黄瀬(つか最初からやらないでほしいっス…)

緑間「…よし、ケロ助を使おう」


紫原「何それー」


緑間「今日のラッキーアイテムなのだよ」ｺﾚｺﾚｰ


黄瀬「うわぁぁぁぁぁぁああああ」ｷﾞｬｧｧｧ


灰崎「本物じゃねーだろ！うっせーよ」


青峰「おーし、じゃあそれ使って追い出すぞ！」


緑間「いけっ、ケロ助！」ｴｲｯ


ケロ助「」(レインボー先輩の前)


虹村「……」


ケロ助「」


緑間「……」


虹村「…あれ、こんなとこに」ﾋｮｲｯ


緑間「…ｱｯ…！」


虹村「なんだ偽物か…誰だよこんなの入れたヤツ」


緑間「……」


灰崎(バカだろ)


虹村「…ま、いっか」ｴｲｯ


緑間「…！！！」


青峰「うおっ投げたぞ」


紫原「やっべー外出ちゃったよ」


黄瀬「ちょうど窓開いてるとこに飛んでったっスね」


緑間「」ﾁｰﾝ


青峰「そんな無理してケロ助投入しなくてよかったのに」

紫原「どうしよっかー」


黒子「こうなったら…出ざるをえないようなプレッシャーをかけましょう」


青峰「プレッシャー？つーかいつから参加してたの」


黒子「ああーめっちゃ人多いなーゆっくりお風呂につかれないなーていうか後で脱衣所混むのヤダなー」


緑間「それ言ってどうするのだよ」


黒子「僕は声が届きません」


青峰「まさか…それを先にいた先輩方に聞かせて、出ようと思わせるってのか？」


黒子「そういうことです」


紫原「問題は誰がやるかってことだよねー」


緑間「…はいざk


灰崎「あ、俺もう出よーっと」ﾖｯｺﾗｾ


緑間「……」


青峰「やっぱ…」


青黒紫緑「ここは黄瀬だよねー」


黄瀬「えっなんで？なんでそうなったんスか」


黒子「この中で帝光バスケ部歴いちばん短いから」


黄瀬「関係ねーし！」


紫原「黒ちん声届かないじゃーん、オレも届かないじゃーん、」


黄瀬「いや届くっしょ紫原っちは」


紫原「峰ちんは…」


青峰「あﾞあﾞあﾞあﾞあﾞ」


紫原「…って状況だから」


黄瀬「えっ…いやそれどういう状況？」


紫原「まぁ…そういうことでさ、黄瀬ちんやってよ」

黄瀬「え、緑間っちは？」


緑間「俺はそういうキャラじゃないのだよ」


青峰「そうそう」


黄瀬「セコくない？！ていうかさっきまで散々キャラ崩壊して今更何言ってんスか！」


緑間「どっちにしろ、俺はもう一つ挑戦して、ケロ助まで失ったんだ…これ以上やることなどない」

黄瀬「じゃあもう部屋でやればいいじゃないスか！風呂でやる意味がわからないっス！」


青峰「正直、今このメンバーでやりたいんだ」


黄瀬「…え？」


緑間「お前は知らないのか…」


黄瀬「…は？」

黒子「…黄瀬くん、今ここにいないのは誰ですか？」


黄瀬「えっ…ﾊｲｻﾞｷと赤司っちっスけど…」


青峰(灰崎半角とかｶﾜｲｿｰ)


黒子「そうです…赤司くんなんです、問題は」


黄瀬「…へ？」


緑間「灰崎とはトランプなんてやったことないのだよ」


黄瀬「それはわかるっスけど…なんで赤司っちが問題なんスか？」


青峰「考えりゃわかるだろ…あいつはどんなことにも負けたことがないんだぞ」


黄瀬「…あ、まさか」


黒子「そのまさかです…僕たちがトランプ限らず何かのゲームをやると、必ず赤司くんがダントツで勝ってしまうんです」


黄瀬「なるほど…」


紫原「このせいで、たまーーーに『赤司征十郎 仲間外れ事件』が起こるんだよねー」


黄瀬(いや、いまアンタらやろうとしてるじゃん)

黄瀬「でも、赤司っち抜きでやるのはカワイソっスよ」


紫原「赤ちんが強すぎんのがいけないんでしょー」


黄瀬「そうかもしれないっスけど…」


赤司「……」ｶﾞﾗｶﾞﾗ


緑間「…あ」


赤司「みんな…俺はやっぱり、もう恥じないことにしたよ」


青峰「は？」


赤司「さっきは虹村さんを見て、つい逃げてしまったけど…」


黄瀬(なんで虹村さん？好きなの？)


赤司「だけど、気づいたんだ。虹村さんも、仲間だと…！！」ｸﾞｯ


緑間「ほ、ほう」


青峰(あーあ)


黒子(仕方ないかー…)


赤司「トランプやろう」