男「ロリコン?」 (22)
男「ロリコン…ってなんだよ」
友「ん?知らないのか?」
男「聞いたことないな」
友「ロリータコンプレックスの略だよ」
男「チコリータジャーマンスープレックス?」
友「何言ってんだこいつ」
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男「んで、結局そのロリロリコーンスープはなんなんだ?」
友「ロリータコンプレックスっていうのは、まあ幼女に興奮するやつのことだ」
男「ふーん…」
男「じゃあ俺、ロリコンだな」
友「へぇ、お前ロリコンだったのか」
男「だって今、お前を抱っこしてるからな」サスサス
友♀(10さい)「ふぇぇぇぇ…」
男「ほら、キュウリ食べなさい」
友「んぐっ、んぐっ…」
男「…」ニッコリ
男「よし、ちゃんと全部食べたな」
友「いやあ、悪いな。両親が海外出張中でいないからってお前の家に世話になっちまって」
男「気にするな。お前と俺の仲じゃないか」
友「そ、そうか…///」
男「さて、飯も食ったし、風呂にでも入るか」
友「はーい」ババッ
男「こらこら、脱衣所で服を脱ぎなさい」
友「うぅ…シャンプー目に入った…」ゴシゴシ
男「大丈夫か?じっとしてろ」シャワァァァァ
友「ありがとう…」
男「…よし、大丈夫だな。じゃあ風呂に浸かって百まで数えようなー」
友「いーち、にーい、さーん…」
男「しー、ごー、ろーく…」
友「さっぱりした。男、ゲームしようぜ」
男「お前俺のカービィの強さ知らないからそんなこと言えるんだぞ」
男「俺とゲームしたらあまりの実力差に泣くはめになるぞ」
友「はっはっは。なら試してみよーぜ」
友「…」
男「悪かったって。泣くな、ほら、飴ちゃんあげるから」
友「…男はハッカ味しかくれないからいらない」
男「そっか。俺ハッカ好きだけどな」
友「…くれ」
男「ほい」ポイッ
友「…まずい」パクッ
男「なら食うなよ…ほら、食べたら歯磨いて寝るぞ」
友「はーい」
友「…」シャコシャコ
男「テレビ見ながら歯磨きするのやめろよー」
友「…」シャコシャコ
テレビ『あのねー、するとねー、なんかねー、怖いなーって、思ったらねー』
テレビ『あのねー、後ろからねー。お化けがねー』
テレビ『うぉぉぉおおおおお!!』
友「…!」ビクッ
男「…」
友「…男」
男「なんだよ」
友「眠れないからちょっと付き合ってくれ」
男「いいだろう」
友「…とは言ったものの、何の話をしたらいいかわからん」
男「そうだな…」
男「…そうだ、さっきのロリコンについてもう少し詳しく」
友「え?…い、いいけど」
友「さっきも言ったように、ロリコンっていうのはロリータコンプレックスの略だ」
友「ロリータっていうのは、1955年にウラジーミル・ナボコフっていうロシア生まれのアメリカの作家によって書かれた小説のタイトルだ」
友「ロリータは、その小説に登場する12歳の女の子の愛称。とある中年のおっさんが彼女に恋をしたっていう内容だ」
男「へぇ…詳しいな」
友「wikiに書いてたからな」
男「アッハイ」
友「で、ロリコンは何歳以下の少女を対象としているか…これは、いろいろ言われててはっきりしていないんだ」
男「そうなのか?」
友「ああ。一応小児性愛っていう病気があって、ペドフィリアともいうんだけど、これは13歳未満の少年少女に性的興奮を覚える病気のことで、はっきり定義されてるのは、これくらいだと思う」
友「…いや、18歳未満に対する恋愛感情っていう定義もあったか…」
男「そうなのか…どっちにしても俺はアウトなのか」
友「なんで?」
男「だって…10歳のお前を…」
友「…」
男「…」
友「…私はいいぞ」
男「ん?」
友「だって、私も、お前のことが…」
友「好き、だからな…」
男「…俺、ロリコンだぞ」
友「お前は、私がちっちゃいから興奮したのか?」
男「いや、それはちがう…」
男「あっしはおんしのことがすきだから興奮したでごんす」
友「何言ってんだこいつ」
男「…俺は、お前の外見とか、年齢とか…そんなものに惹かれたんじゃない」
男「お前の、その真っ直ぐな性格を、好きになったんだ…」
友「…そうか」
友「生まれた時代が少し違っただけで、ロリコンだのなんだの言われる。それが世の中というものだ」
男「俺は、お前が年上でも、同い年でも、出会ったなら好きになっただろう」
友「そういうことだな」
男「…もう寝るぞ」
友「ああ…お休み」
男「お休み」
バタンッ
「警察だ!動くな!」
「な、警察!?」
「この家に男性が少女を連れ込んだという通報があった!」
「誘拐罪で逮捕する!」
「ま、待て!男は私の両親に頼まれて…!」
「いいんだ、友…」
「男…?」
「これが、ロリコンの定めってやつさ…」
男は、釈放されたのちも、友と会うことはなかった…
BAD END
バンッ!
「警察です!動かないで!」
男「げ、妹」
妹「ああ、兄さん。こんな子どものことが好きなんて…私だって兄さんのことを愛してるのに」
友「妹ちゃんこんばんは」
妹「友さん。兄さんは私が取り押さえますから、貴女は寝てて結構です」
妹「さあ兄さん。プロレスごっこしましょう」
男「やだ」
妹(14さい)「ああ、私があと4年後に生まれていれば…」
友「歳は関係ない!男は私の性格が好きと言ってくれた!」
妹「なるほど。なんと眩しい愛でしょうか」
妹「いいでしょう。この場は譲ります。しかし明日からは覚悟することですね」
友「望むところだ!」
男「…もう寝ようぜ」
唐突な敬語妹END
友「…そういえば、ショタコンっていうのもある」
男「ショコタン?」
友「ショタコン。正太郎コンプレックスだ。鉄人28号の主人公の金田正太郎から名前をとったらしい。まあ、ロリコンの、対象が男の子になったバージョンみたいなもんだ」
男「へぇ…」
友「…まあ、私はショタコンなのかもしれないな」
男「何?」
友「だって…お前のことが、好きだって言ったろ?」
男(9歳)「う、うん…///」
ショタロリEND
女「…」キョロキョロ
男「…」キョロキョロ
男(おかしいな…この辺のはずだが)
女「…」キョロキョロスタスタ
ドタッ
女「きゃっ!?」
男「うわ、大丈夫ですか!?」
女「いてて…はい、大丈夫です」
男(うわ、きれいな人だな…)
男(…いかんいかん)
女「…ん?なんだ、男じゃないか」
男「え?」
女「久しいな。もう来てたのか…待たせて悪かったな」
男「えっと…もしかして…・」
男「…友?」
女「?そうだぞ?」
男「えええええええええ!!??」
女(友)「お、おい!声がでかい!」
男「す、すまない。つい…」
友「まったく…相変わらずだな、お前は」
友「…あれから何年だ?」
男「13年…ってところか」
友(23歳)「もうそんなになるのか…海外出張に行っていた両親の関係で私まで海外に行ってから」
男(30歳)「懐かしいな…最初のうちは家で預かってたけど、まあ、さすがに無理があったからな」
友「…あのときは、ロリコンがどうのこうのとかいう話をしたな」クスッ
男「そういえばそんな話もしたっけ…」
友「…と、ところで男」
男「なんだ?」
友「わ、私は…どうなんだ?」
男「はぁ?」
友「い、いや、その…」
友「…まだ、私のことが…」
男「…」
男「今日、お前と会って分かったことが一つある」
友「…?」
男「…やっぱり、俺はロリコンじゃなかったってことだ」
友「男…」
男「それにしても、あのころは7歳差が大きく感じられたが…」
友「ああ。今となってはあんまり関係がないな」
男「今なら、お前と一緒になっても、誰も文句は言えないな」
友「お、おい!何を言ってるんだ!」カァァァ
男「ははっ。ほら、どこか行くんじゃなかったのか?」
友「そ、そうだった!よし、行くぞ、男!」
男「はいはい」
HAPPY END
以上です。見てくださった方、ありがとうございました
なにこれ
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