姫「こんな所でどうしたの」少年「・・・」(75)


城 中庭

姫「そこの子!!」ビシッ

少年「!?」

姫「勝手にここにいると爺に怒られるよ?爺は普段優しいけど怒ると怖いよ?」

少年「・・・」

姫「うーん?聞こえてる?」

少年「・・・」スタスタ

姫(全部無視されたぁ・・・)ガーン


爺「姫様・・・またこんな所に!!」

姫「げげっ!?爺!!」ビックリ

爺「ここに入ってはいけないと何度言えばわかるんですか姫様!!」バコン

姫「うぅ・・・ごめんなさい」イテテ

爺「っさ、お勉強の続きです」ヒキズリ

姫「うぅ・・・お勉強やだよぉ引きづらないでぇ」ヒキズラレ



 牢獄 

兵士「まったく困ったお姫様だこと」

兵士2「よりによって奴隷no.00と接触するなんて・・・」

兵士「こいつのことが王に知られれば」

兵士2「そこら辺は大臣様がうまくやってるだろ、問題ない」


兵士「おい奴隷!!こっちにこい!!」

少年「・・・」スタスタ

バシンッ

少年「ッ!!」

兵士「てめぇ!!なに姫様に話しかけられてんだよ!!危ないところだったんだぞゴラァ!!」バシンッバシンッ

バシンッバシンッバシンッ


兵士2「もういいだろ行くぞ兵士」スタスタ

兵士「・・・わかった、おい奴隷!!次はねぇぞ」スタスタ

バタン

少年「・・・痛い」ジンジン

少年(なんで僕はこんなめにあってるんだろう)

少年(僕はいつからここにいるのだろう)

少年(物心ついた時にはもうここにいた)

少年(その頃からもう理不尽な暴力と罵声を毎日浴びせられていた)

少年(どれだけ暴力を受けても僕の体の傷はすぐ治る)

少年(ほらさっきの傷口ももう塞がってる)

少年(でも心の傷は癒してはくれない)

少年(なんで僕だけ・・・)

少年(・・・あぁもう疲れた)バタン

少年「zzz」



ーーーーー
ーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー

少年「お母様!お母様!」

母「どうしたの?少年」

少年「あんなところで雀が怪我をしてました!助けてあげてください!」

母「まあそれは大変ねちょっと見せて」

ピカーン

母「はいこれでいいはずよ」

少年「わーい雀さんがとんだぁ」

少年「ありがとうお母様」ニコッ

母「どういたしまして」ニコッ

ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー



コケコッコー

少年「・・・朝か」

少年(嫌な夢だった)

少年(現実に帰りたくなくなる)

少年(なんで夢の中の僕は笑えてるんだ)

少年(それにお母様って誰だよ)

少年(まあどうでもいいや外に出よう)スタスタ



姫「あらぁ?こんにちは!昨日の子!」

少年(なんでいるんだよ・・・)

少年「昨日ここには来ては駄目だと言われたばかりでは?」

姫「わぁーしゃべった!!しゃべれないのかと思ってたぁー」

少年「いや・・・あの」



姫「私、姫っていうの貴方は?」

少年(・・・)

姫「ねぇねぇあなたの名前は?」

少年「僕に名前は・・・ない」

姫「??」

少年「ごめん」

姫「じゃあ私がつけてあげる!!」

少年「・・・え?」

姫「少年!!君の名前は少年だぁ!!」ビシッ


少年「」ポカーン

少年(なんて強引な・・・)

姫「少年!!遊ぼう!!」

少年「駄目だよ」

姫「なんで?」

少年「僕は奴隷で君はお姫様、一緒には遊べないよ・・・」

姫「そんなの関係ない!!私を誰だと思ってる!!お姫様だぞぉー!!」ビシッ

少年「」ポカーン


姫「行くわよ!!少年!!」ズルズル

少年「わぁーちょっと引きずらないでぇ」ヒキズラレ

闘技場

姫「ここまできたらいいかなぁ」パッ

少年「ここどこだよぉ・・・」

姫「さぁ!!剣を取りなさい!!勝負よ!!」

少年「・・・は?」


少年「・・・はぁ」カチャッ

姫「」ニヤッ

少年「!?」

キィィイイイン

少年(は・・・速い!!)

姫「ほぅ・・・初心者にしてはやるわねぇ・・・だけど!!」シュッ

少年「う!!」サッ

キィィイイイン

姫「これも防ぐなんて!!すごい!!」

少年「まだだ!!」

キィィンカァアンカンカンキィィンカァアンキィィイイイン

ズバッ

姫「きゃっ!!」バタン

少年「ごめん!大丈夫?」

姫「負けた・・・」スッ

姫「もういっかいだぁああああ!!」サッ

少年「えぇぇえ!?」


キィィイイイン

カァアンキィィンカンカンカンキィィンキィィイイイン

ズバッ

少年「うわぁっ」バタン

姫「ふふん♪どうよ?」

少年「うぅ・・・やったなぁ!!」


キィィンカァアンカンキィィンカンカンカァアンキィィイイイン

キィィイイインカァアンカンカァアンカンカァアンキィィン

効果音多すぎ



少年「はぁはぁ」ボロボロ

姫「はぁはぁ」ボロボロ

姫「やるわね!!少年!!」

少年「いやいや姫のほうがすごいよ!女の子なのにこんなに強いなんて」

姫「うふふふ」

少年「あははは」

姫 少年「うはははははははあははははははは」

少年(初めてこんなに笑った僕って笑えたんだ)

>>16

すいません...下手なもので


カーンカーン

姫「あっそろそろ帰らなきゃ」

少年「そっか・・・じゃあね姫」

姫「じゃあねじゃないわ!!『またね』よ!!」ビシッ

少年「うん!!」

姫「またね!」ヒラヒラ

少年「また・・・ね」ヒラヒラ

タッタッタッタ



姫の部屋

姫「ただいまぁ」

爺「お帰りなさいませ姫様」

姫「ねぇねぇ爺!!」

爺「どうしました?姫様ってボロボロじゃないですか!?」

姫「えへへ初めて友達ができたの」ニコニコ



爺「友達ってどなたですか?」

姫「少年だよ!!」ニコニコ

爺「この城の者ですか?」

姫「うーんたぶんちがう」

爺「なんですと?」

姫「部外者!!」

爺(ということは無断でここに出入りを・・・でもまぁ姫様を喜ばせてくれるなら不法侵入も黙っておいてあげましょう少年さん)


闘技場

少年「そろそろ戻らなきゃな」スタスタ

「どこいくんだ?『少年君』よぉ」

少年「!!」サッ

兵士「牢獄から脱走してお姫様とお遊びかぁ?」グイッ

少年「ぐぅっ!?」

兵士「くへへへなに調子乗ってんだよ?あぁ?」グッ

少年「うぅぅ」


兵士「っけ!!」パッ

少年「っう」バタン

ガチャン

少年「!?」

兵士「ほら剣をとれよ決闘だ」シャキン

少年(これ本物の剣じゃないか・・・)

少年「・・・」カチャッ


兵士「死ね」ニヤ

少年(殺らなきゃ・・・殺られる!!)

サッ

ズバッ

兵士「は?」

少年「右腕・・・もらいました」

兵士「あああぁぁぁあああああ!!」



兵士「やりやがったなやりやがったなやりやがったなやりやがったなぁぁああああああああああああ」

少年「どうしました?もう終わりですか?」

兵士「調子に・・・乗るなぁあああ」

グサッ

兵士「ぐあぁあああああああ」


少年「動かないでくださいよ兵士さん」

兵士「てめぇ殺す殺す殺す!!」ジタバタ

少年「自分の立場を忘れないでもらいたい、僕は殺そうと思えばあなたをいつでも殺せます」グシャグシャ

兵士「がぁああぁぁぁああああああ」

少年「ふふふ痛いでしょ?痛いでしょ?ふははははははははは」グシャグシャグチョグチョ

兵士「ぐぁぁぁぁああああああああああああああやめてくれぇええええええ」


兵士2「はーいそこまで」

少年「!!」ギロッ

兵士2「この剣は没収です」スッ

少年「・・・返せ」

兵士「た・・・助かった」

バンッ


兵士「ぐはっ!?」

少年(!?)

兵士2「あれ?一発じゃ死ななかったか?」

兵士「なんのつもりだ・・・てめぇ・・・ぐふっ」

兵士2「あなたはすこしやり過ぎたようですね、死んでください」

兵士「ふ・・・ふざけるななにをやり過ぎたんだ!?」

兵士2「命令違反ですよぉ・・・勝手に決闘して勝手に負けた奴がなにいってんですか?」

兵士「ふざけるなぁああああああああああああ」

バンッ


兵士2「もう黙ってください」

バタン

兵士2「さて帰りますよno.00」

少年「は・・・はい」

翌日

姫「おーい少年!!」

少年「おお姫!おはよ!」

姫「もう昼だけど?」

少年「あっもう昼か」

姫「いつからいたの?」

少年「朝からいたと思うよ」

翌日

姫「おーい少年!!」

少年「おお姫!おはよ!」

姫「もう昼だけど?」

少年「あっもう昼か」

姫「いつからいたの?」

少年「朝からいたと思うよ」


姫「ふーん、ところで少年!!おなか空いてない?」

少年「うーんちょっと空いてきたかなぁ?」

姫「じゃあ一緒に食べる?」

少年「え・・・でも・・・昼飯はないし」

姫「ごほん!!それじゃあわ・・・わたしが!!作った・・・」モジモジ


少年「?」

姫「私が作ったサンドイッチ食べなさい!!」ビシッ

少年「はっ、はい!!」

少年(迫力ありすぎて思わず敬礼してしまった)

姫(もう!私の馬鹿!!)ショボーン


少年「?」

姫「私が作ったサンドイッチ食べなさい!!」ビシッ

少年「はっ、はい!!」

少年(迫力ありすぎて思わず敬礼してしまった)

姫(もう!私の馬鹿!!)ショボーン


少年「ところで姫?」

姫「何よ」

少年「サンドイッチって何?」

姫「え!?サンドイッチを知らないの!?」

少年「うん」

姫(サンドイッチってとても一般的な料理だと思うのだけど・・・)



姫「じゃ、じゃあ普段何を食べてるの?」

少年「うーん、生肉以外食べたことないなぁ」

姫「えぇぇええええ!?」

姫(この子どんな生活をおくってるのかしら!?)


姫「ま、まぁいいわ、とりあえずランチにしましょう?」パチン

少年「!!」

少年(いつのまにテーブルと椅子とティーセットが・・・)

姫「さあ!少年これがサンドイッチよ!食べなさい!!」ビシッ

少年「はい!!」ビシッ

少年(僕はなんでまた敬礼してるんだ・・・)


少年「じゃ、じゃあいただくね?」

姫「召し上がれ」ニコッ

少年(生肉以外の食べ物ってどんな味がするのかなぁ?)パクッ

ピキィイイイン

少年「!!」カッ

姫「ど、どうしたの?」アセアセ

少年「姫!!」ガシッ

姫「え、え?ちょっと近いわよぉ・・・」アセアセ

姫(まままままさか少年!このままキキキキキ、キス!?)


少年「うまい!!」ドン

姫「それが言いたかっただけかい!!」バシーン

少年「いたた、なにもハリセンで叩くことないだろぉ」

姫「ふんっ!!」

姫(なに勘違いさせてんのよ・・・馬鹿)


姫(なに勘違いさせてんのよ・・・馬鹿)

少年「うまい!!うまい!!」バクバクバクバクバク

姫(はぁ、こんなサンドイッチも知らない少年がキ、キスを知ってるわけ無いわよねぇ・・・)

姫(べ、別に少年にしてほしいとか思ってないけど!!)

少年「姫!!おかわり!!」キラキラ

姫「はいはい、ちょっとまっててね」

姫(はぁ・・・まったく微笑ましいわね)ニコッ

爺「姫様!またこんなところにおらしたのですか?」

少年「!!」サッ

姫「あっ爺」

爺「お庭でランチもよろしいですがそろそろお勉強の時間ですよ」

姫「まって爺!!紹介するわ!!この子が少年よ!!」ビシッ


シーン

姫「あれ?」

爺「?」

姫「おーい少年出てきてよぉー」

爺「っさそんな嘘はいいからさっさと勉強しますよ」ズルズル

姫「嘘じゃないもん!!いたもん!!」ブー


牢獄

カツカツ

兵士2「これはこれは大臣様、今日はどうされましたか?」

大臣「決まっておる、奴隷no.00に会いに来たのだ」

兵士2(奴隷no.00ねぇ・・・)

大臣「・・・どうした?そんな顔をして」

兵士2「大臣様、ひとつ質問をしてよろしいですか?」

大臣「・・・許可しよう」



兵士2「どうして奴隷制度が廃止になったのにまだ奴隷としてこいつはここにいるのでしょうか?」

大臣「そうだな、奴隷制度は廃止になったがそれは人間の奴隷が廃止になっただけで『鬼』の奴隷が禁じられたわけではない」

兵士2「はぁ・・・」

大臣「つまりこいつは『鬼』で人間ではないのだ」

兵士2「・・・『鬼』?」


大臣「東の国の魔物
らしい、詳しいことはわしも知らん」

兵士2「そうなんですか・・・」

兵士2(知らねぇのかよ)

兵士2「ではなぜ奴隷なのに捕らえてるだけなんですか?」

大臣「質問はひとつだけといったはずだ」



兵士2「失礼しました」

大臣「もうわしは帰るとしよう、引き続き見張りを任せた」

兵士2「はっ!」ビシッ

カツカツ

兵士2「魔物ねぇ・・・」


爺「姫様今日という今日は逃がしませんよ」

姫「うぅー、勉強なんて面倒だよぉー」グデー

爺「面倒でもやってください!」

姫「そんなことより剣術やろうよ!剣術!」

爺「駄目です!!」

姫「うぅー」グデー


爺「はぁ・・・しょうがないですね、これが終わったらちょっとだけですよ」

姫「わーいやったー」

カキカキ

爺(もう・・・こう言わなきゃちゃんと勉強してくれないんですから・・・)

姫(今日も少年にあえるかなぁ♪)



闘技場

カンカンキィィイインカァァアアンキンズッバッ

姫「うわぁあ!」ドテ

爺「ほっほほ、まだまだ負けませんよ」

姫「うぅ・・・なんで勝てないんだぁ」


爺(にしても・・・このごろ急激に姫様の剣の腕があがってるみたいですね、これはやはり少年くんのおかげでしょうかね)

爺「一旦休憩にしましょう姫様」

姫「えぇーもう一回!」

爺「すいません、ちょいと腰がいたくなってしまって」イテテ

姫「よし休憩にしましょ!」

爺(・・・こう言わないと姫様は休憩してくれないんですから)


姫「少年遅いなぁ…今日は来ないのかなぁ」

爺「私も少年くんにお会いしてみたいです」

姫「今日来たら紹介するわ!」ニコッ

爺「是非ともお願いします」ニコッ

爺「ではその前にランチを・・・」

姫「爺、どうしたの?」

爺「姫様!!」

姫「!?」

ドガーン


???「ひゃははははは、よく避けたなぁあ!?老兵よ!!」

爺「トロール!?なぜ魔物がここに来れる!!結界があったはずだ!!」

姫「魔物!?」

トロール「ひゃははははは、んなもんもぉ攻略済みだ!!魔王様のおかげでな!!」

爺「なにを言ってる魔王は死んだ、そんなことも忘れたのか?」

トロール「魔王は復活なさったんだよ!!これからまた魔族の時代だ!!」

爺「なん・・・だと!?」


トロール「じゃあ・・・死ね」シャキン

爺「姫様!!お逃げください!!」

カァァアアンキンキィィイインカァァアアン

姫「爺!?」


トロール「後ろをみろ、老兵」

爺「なに!?」


グサッ

爺「ぐあっ」

ボストロール「残念だったな老兵、そっちは囮だ」

姫「嘘・・・爺が・・・そんな」ガクッ


爺「姫様!!お逃げぐはっ」

トロール「いかせねぇぜひゃははははは」

ボストロール「お前も死ね」シャキン

ズンズン

姫「いや・・・来ないで」

ズンズン

姫「いやぁぁぁああああああ」

ズバッボトッ


少年「姫に・・・近づくな!!」ピィィイン

ボストロール「ぐあぁぁああああうでがぁぁぁああああ」

トロール「なんだてめぇ!!何処から出てきた!!」サッ

ズバッザシュックビボトッ


少年「遅ぇよ・・・ノロマ」

ボストロール「トロールぅぅうううう!?こんガキがぁぁああああああ!!」

ズバッズバッズバン

少年「うるさい・・・黙れ」

ボストロールだったモノ「」


姫「う・・・うわぁぁあああん」ダキツキ

少年「うわぁ」バタッ

姫「怖かったよぉ…少年!!」ヒックヒック

少年「イテテ・・・大丈夫?怪我は?」

姫「爺が・・・爺がぁああ」ポロポロ


少年「ちょっとまってて、応急措置くらいはできる」

ポワワワ

爺「うう・・・」

姫「爺!!」

爺「姫様?・・・ここは?」

少年「しゃべらないでください、手当ての途中です」

爺「・・・君は?」

少年「だからしゃべらないでください!!とりあえず目瞑って寝てください」

姫「」ビクッ


爺「・・・zzz」スースー

姫「寝ちゃった」

少年「そりゃあこんな怪我したらね、眠くもなるよ」

姫「爺は大丈夫なの!?」

少年「応急処置はしといたからあとはちゃんとしたお医者さんに任せれば大丈夫」

姫「よかったぁ・・・」

少年「姫は城の人呼んできて僕はそれまではここでお爺さんをみておくから」

姫「わかった!」タッタッタ

少年(・・・いったか)

少年(さてここにいては不味いので、逃げよ・・・っといいたいがお爺さんどうしよう)

少年(うーん・・・)

爺「君が少年くんか?」

少年「わっ!!ビックリしたぁあ!!」

爺「ほっほっほ、寝てたと思ったじゃろ?」

少年「・・・もう、驚かさないでくださいよぉ」

爺「で?君は少年くんかい?」

少年「はい、僕が少年です」

爺「そうか・・・助けてくれありがとう少年くん」

少年「・・・どういたしまして」


爺「君にはいろいろと聞きたいことがあるんじゃがのぉ?」

少年「さよならぁー!!」サッ

爺「あれ?消えた?」

姫「少年!!お城の人つれてきた!!って少年は?」

爺「帰ってしまったよ」

姫「そっか残念・・・」

爺「っさ姫様はもう部屋に帰っててください」

姫「はぁーい」


救護班「爺様大丈夫ですか?」

爺「あぁ大丈夫だ、それより王に大事な話が・・・イテテ」

救護班「無茶しないでください、もう年なんですから」

爺「なにまだまだ現役じゃよ、ほっほっほ」

救護班「もう・・・」


玉座の間

爺「王、大事な話があります」

王「爺よ、その怪我はどうした?」

爺「今日、城の内部に魔物が現れました」

王「なに!?ではその怪我は!?」

爺「はい、魔物によるものです」

王「なんじゃと・・・結界はどうした!?」

爺「『結界は攻略済みだ』と魔物がいっておりました、それと・・・」

爺「『魔王が復活した』と」



王「そんな馬鹿な!!先代勇者様が封印なさったはずでは」

爺「ですが今回の件は魔王からの宣戦布告のようなものだと思います」

王「うむ・・・こちらの先代勇者様はもうおらぬからな」

爺「どうされますか?」

王「・・・明日教祖を呼んでこい」

爺「ということは?」

王「うむ『勇者継承の儀』を行う」


爺「はい」

王「本当に魔王があらわれたので
あれば新たな勇者があらわれるはずだ」

爺「それでは準備にかかります」

王「お前まだ安静にしておけ、あとは側近に任せる」

爺「・・・了解です」

翌日 玉座の間

王「では教祖頼む」

教祖「わかりました」

教祖「では神の言葉に従い勇者となるとものを探しましす」ゴゴゴゴゴゴ

教祖「はっ!!」

キュイィィイイン


王「どうじゃ?」

教祖「反応が二つ!?」

王「なんじゃと!?」

教祖「一人は普通の農民である16歳の少年です、もう一人は・・・ぐっは」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom