未央「あははっ！それでちひろさん、そんなに落ち込んでるんだ？」

ちひろ「うぅ・・・」

凛「でも、プロデューサーが怒るのも仕方ないよ」

卯月「職場でもお兄ちゃんじゃ、ケジメもつきませんしね」

ちひろ「うっ、それはそうなんですけど」

ちひろ「『プロデューサー』してるお兄ちゃんにどうしても慣れなくて・・・」

未央「あーなるほどー」

卯月「そういうものですか・・」

ちひろ「アイドルの子達が羨ましいです。『プロデューサー』としてのお兄ちゃんと仲良くできて」

未央「えー！？、ちひろさんの方が羨ましいよ！『プロデューサー』してるプロデューサーしか知らないもん私達！」

凛「確かにそうだね」

卯月「『お兄ちゃん』なプロデューサーさんに凄い興味ありますね」

四人「・・・・・・」



ちひろ「・・今、利害関係の一致をみたと思うんですけど」

未央「あ、やっぱり？」

卯月「あはは・・多分、私も同じこと考えてました」

凛「・・要するにギブ&テイクってやつだね」

モバP「友達が泊まりに来たいって？」

ちひろ「うん！」

モバP「・・一応聞くが男か？」

ちひろ「ち、違うよ！女の子が三人！」

モバP「そ、そうか・・いや待てよ。それはそれで問題だな」

ちひろ「えっと、駄目かな？」

モバP「ん～～・・正直、若い男の居る家に泊まりってのはなぁ・・・」

ちひろ「それってお兄ちゃんが夜這いに来るから危険ですよって事？」///

モバP「誰がだッ！！安全安心極まりないわっ！！」

ちひろ「じゃあ、大丈夫だよねっ。友達にOKだって連絡してくるね！」


モバP「はっ！いやちひろ、ちょっとま・・・あぁ・・」

とりあえず寝ます

休日

未央「こんにちはー！」

凛「お、お邪魔します」///

卯月「こ、ここがプロデューサーさんのお家ですか・・なんかドキドキしてきました」///

ちひろ「お兄ちゃんと、私！！の家だよ卯月ちゃん！」

ワーワー

モバP（友達って、よりによってコイツらか・・・）

ちひろ「じゃあ、とりあえず私の部屋に行こっか」

未央「了解であります！」

モバP「あんまりうるさくするなよー」

四人「はーい！」


「可愛いお部屋ですねー」

「でしょー？」



モバP「・・・・・」

モバP（・・ま、年下とはいえ。あいつに友達が増えるのは良い事だよな）


モバP「よし、飲み物でも持ってってやるか・・」

ｶﾗﾝ

モバP「っと、これでいいか」

ｱﾊﾊﾊ

モバP「ん、随分賑やかだな。ちひろー？入る・・」ｶﾞﾁｬ

ちひろ「ほら！これがお兄ちゃんのパンツだよ！」

未央「おー！これがプロデューサーの！？」ｸｲｸｲ

卯月「み、未央ちゃん！！」

モバP「～ッお前らあ！！」

凛「・・・」///

ちひろ「きゃあ、お兄ちゃんのえっち！」

モバP「どっちがだ！！っていうかソレどっから持ってきたっ！？」



モバP（前言撤回！全然よくねぇ！！）

夜

未央「おー美味しそう！！」

卯月「こ、これ、プロデューサーさんが作ったんですか？」

ちひろ「そー！お兄ちゃんってば凄いんだから！」

モバP「・・何でお前がいばるんだ。いいからさっさと食えっ」

ニュージェネ「いただきまーす！」


未央「・・お」ﾊﾟｸ


凛「！」ﾓｸﾞ

卯月「！・・美味し未央「おいっ・・しー！！」 」

凛「ん・・まぁ、悪くないかな」

ちひろ「ふふーん♪」

モバP「

ミスです、すみません

ちひろ「ふふーん♪」

モバP「だから何でお前がいばるんだって」

卯月「あの、これほんとに美味しいです！お世辞じゃなく！」

モバP「ん、そっか！そりゃ良かった。たくさん食えよ」ﾆｺｯ


ニュージェネ「ｯ！？・・・・・・は、はい・・」///

ちひろ「ん～っ！やっぱりお兄ちゃんの料理は世界一美味しい！」

続きは明日にでも

ちひろ「ーーさてと、お風呂にも入ったし、パジャマにも着替えたし。これからがお泊まり会の本番ですね！・・って」

ニュージェネ「・・・・・・」ﾎﾞ–

ちひろ「どうしたんですか皆さん？」

卯月「あ・・・プ、プロデューサーさんって・・あんな風にも笑うんですね・・」///

ちひろ「え？」

未央「私もびっくりした・・」///

凛「いつも「ニッ」とか、「フッ」とかだしね・・」///

ちひろ「・・・・・」

卯月「新しい発見でしたね」

凛「うん」

未央「いやー、今日来てよかったなぁ」

ちひろ「む～～～・・」

卯月「・・？ちひろさん？」

ちひろ「皆さんだけずるいです！！私だって新しい発見したいのにー！！」

未央「あ・・」

卯月「そ、そうでしたね」

ちひろ「では卯月ちゃん、プロデューサーとしてのお兄ちゃんについて一言」

卯月「わ、私からですか！？」

ちひろ「はい、どうぞ♪」ﾜｸﾜｸ

卯月「え、えっと・・・その・・正直、最初はあんまりいい印象じゃなかったかもですね・・」

ちひろ「！？」

卯月「あ、そ、その・・お、お仕事では凄く頼りになるんですけど・・ちょっと怖いというか・・冷たそうで近寄り難い感じで・・」

ちひろ「お兄ちゃんが冷たい？」

卯月「は、はい。・・えっと、実はプロデューサーさんとお仕事するようになったばかりの時にですね」

ちひろ「私がまだ居なかった頃ですね」

卯月「はい。ある日、事務所の皆で休憩してて・・プロデューサーさんも、一緒にお茶でもどうですかって誘ってみたんです・・そうしたら・・」

（遠慮しとくよ、仲良しごっこする気はないしな）



卯月「って言われて・・」

ちひろ「・・・・・」

凛「・・そういえばそんな事あったね」

未央「私も最初はそんな感じだったなー、構ってもらおうと飛びついたりしても「うっとーしい」とか「あっちいけ」とか普通に言うし」

ちひろ「それは未央ちゃんが悪いんじゃないかな？」

未央「なｯ！何ですとー！？」

凛「うん。まあでも、やっぱりどこか壁を作ってるような感じだったね」