男「えっ?」
女「ごめんね・・・もうあなたじゃ満足できないの・・・」
男「なっ・・・」
男(なんだこいつ。まず誰だ)
女「ごめんね・・・」
男「いえいえ、謝られましても」
女「じゃあね・・・」
男「どうも」
男「買い物の帰りになんか変な人と会っちゃったなー。」ガサガサ
男「ふわーあ・・・眠い・・・ぼちぼち学校かー」
ガチャ
テクテクテクテク
女「ごめんね」
男「うおっ!!!!」ビク
他男「悪いなこの女は俺のもんなんだ」
男(昨日のあの変な人だ・・・)
男「よ、良かったですね」
他男「ククク、嫉妬で狂いそうな顔してんなぁ。あ?」 ダキッ
女「いや///・・・あれ?いない」
男「なんか知らんけど幸せそうだったからいいか。うーっす」
友「よ!お前も隅に置けねえなあ!!おい!!」
男「えっ?」
友「はい?」
男「えっ」
友「うん」
男「何がだ」
友「何がってお前…」
友「あんなに彼女欲しい欲しいって言ってたお前が…」
男「言ってないです」
友「3組の女って子と結婚したんだろ!?」
男「えっなにそれ怖い」
友「まったまた隠さなくていいんだぜ!」
友「この年結婚って子供は何人予定してんだよ!」
男「頭痛くなってきた…」
友「ほら!噂をすれば!」
男「ん?」
壁| 女「…! キャッ///」 ポッ
男「ポッじゃねえよなんだあいつ」
男「ちょっとあいつをとっちめてくる・・・」
友「おう!仲良くやれよ!」
屋上
男「なんなんだあんた!変な噂を流さないでくれ!!」
女「事実上は夫婦でも心だけはあの人の物になっちゃったの・・・」
男「すげえX軸方向に話してるのにY軸方向に話をぶっこんでくるな」
他男「へっへっへ、なぁ男、諦めてくれよ」 ヌッ
男「うおおっ!!!!いきなり後ろに立つな!!!!」
女「他男さん///」
他男「見てみろよあの男の嫉妬にゆがんだ顔を」
男「」 ポカーン
他男「どうしようもできずに己の無力を痛感した顔を」ダキッ
女「ああ他男さん///」
男「このミュージカルいつまでやるの?」
他男「そこでお前の女が俺のものになるところを」
男「いやその人のことなにもしらn
他男「指をくわえてみてるんだな!!!!」
女「あん!こんな所で・・・男さんが・・・あれ?いない」
教室
男「ああ疲れた・・・」
友「よう!嫁さんとヨロシクやってたのか!?」
男「ああなんか茶番だった」
友「どういうことだよ」
男「ああ、見知らぬ女と見知らぬ男がワチャワチャよろしくやってたよ」
友「へー・・・」
友「浮気されたのか!!!??」
男「誰か日本語通じる奴いないかー?」
委員長「どうしたのー」
友「こいつ花嫁を他の男に取られたんだ・・・」
委員長「ええええ!!!???」
男「だめだこいつら」
委員長「そんな可哀想・・・」
委員長「お互いすごく愛し合ってるって噂なのに」ウルウル
男「あいつ何がしてえんだ!!どんな噂だ!!知らんわ!!!!」ウガー
下駄箱
男「どいつもこいつも本当になんなんだ」
後輩「先輩」
男「ん?・・・ああ!たしか中学で一緒だった子か」
後輩「先輩・・・」
後輩「ごめんなさい。私はもうあの人の物なんです・・・」
男「もう一人ふえたぁぁぁ・・・」アタマカカエ
後輩「ごめんなさい・・・でも心も身体ももう・・・」
男「ああ・・・そう良かったねお幸せにな・・・」ヨロヨロ
後輩「あれ?先輩?せんぱーい?」
後輩「意外とそっけないんですね・・・女さんがいったことと全然違う・・・」
他男「なんだ、俺の出番無し?」
後輩「こうすれば嫉妬に狂って奪い返しにくるって女さんが・・・」
女兄「あいつ馬鹿だからなぁ・・・こんなの無駄だからやめろって言ったんだけどなぁ・・・」
後輩「あ、女さん」
女「他男さんに兄さんに後輩ちゃん!?こんな所で何してるの!?」
他男「よう!後輩ちゃんも女ちゃんの作戦に感銘を受けたみたいだから手伝ってやろうと思って」
女「なんですって!?男君は私のものなのに!!」
女兄「ばかだねぇ・・・」
後輩「いやいや、女さん男さんとなんの接点も無いじゃないですか。なのに嫉妬を誘うなんて無理がありますよ
他男「え?」
女兄「はい?」
女兄「今なんて言った?」
後輩「いやですから女さんと男さんはなんの接点が無いんですよ。女さんは中学から付き合ってるって言ってますけど」
女「何を言ってるの!」
他男「嘘だろ・・・」
後輩「だって私、女さんと部活の先輩後輩でしたけど・・・」」
女「一緒の帰り道だったのよ!!」
後輩「ついて行ってるだけでしたよね」
他男「ちょっと中々ホラーなんだけど・・・」
女兄「知らねえよ俺は・・・知らねえよ・・・」
女「ちゃんとエピソードだってあるのよ!!」
他男「おっ」
後輩「どんなですか」
回想
男「・・・」 テクテク
女「・・・」テクテク
男「うん?」
女「」 ビク
男「ああ・・・隣クラスの子だっけ?」
女「ひゃ、ひゃい!!」
男「同じ帰り道なんだね。じゃね、俺こっちだから」 バイバーイ
女「ってことが」
他男「ス、ストーカー・・・」ガクガク
女兄「だ、だいじょうぶか」
女兄「おい、女、それはいくらやっても無理だ。なんたって付き合ってな
女「なに」 ギロッ
女兄「いやぁなんでもないっすわ」
女「そういうあなただって男君と何の接点があるっていうの!!?」
後輩「・・・あれは放課後でした」
回想
後輩「うう~・・・このプリントの山重い・・・」フラフラ
男「忘れ物忘れ物・・・」 タッタッタッタ
ドン
バササッ
男「うおっと!ごめんごめん!」
後輩「ああ!ごめんなさい!!」
男「いやいや俺こそごめん」 サッサッサ
男「はいこれ。重そうだから持って行こうか」
後輩「は、は、はい!!!!」
他男「こええよ・・・俺こええよ・・・」ガクガクブルブル
女兄「いや後輩ちゃん・・・君もかなり無理があr
後輩「なんていいました?」 ギロリ
女兄「ほら他男、もう一回言え」
他男「いやっ、えっ、ちょい」
他男「鼻血が・・・」ボタボタ
女兄「大丈夫か!!おい!!」
女「中々キレのあるフリッカージャブね」
後輩「いえいえ」
女「とにかく男君を振り向かせるのはこの嫉妬作戦しかないの」
女「あなたなんかに渡せないわ!!!!」
女兄「そもそも何もないのに両方に付き合わされる男君が可哀想だ・・・」
女&後輩「あ?」
女兄「ほら他男!今なんつった!!」
女兄「大丈夫かああああ!!!!」
他男「顎ふぁ!顎ふぁはすれふぁ!!(顎がはずれた!!)」
後輩「いいローリングエルボーですね」
女「それほどでも」
後輩「とにかく私と女さん。男さんがどちらに振り向くか」
女「早いもの勝ちね!!!!」
後輩「それまで女兄さん他男さんには手伝ってもらいます」
女兄「ちょっと待てよ!なんで俺たちがお前らの下らないことに付き合わなきゃいけねえんだ!第一お前らは男君とは何も無いんだぞ!?」」
女兄「ってこいつが・・・」
他男「え?ちょっ」
男の家
男「はぁ・・・何もやってないのに疲れたぞ・・・・」 ガチャ
男「だいたい何なんだあいつらは」
男「面識なんてほとんど無いのに」
男「他人のいちゃこら見せられても頑張って幸せになってくらいしか言えんわ」
物陰 女「ああ・・・男君・・・いっつもこうして見てるのになんのアプローチもしてくれない・・・シャイなんだから」
女兄「バッカだねえ・・・諦めろよ・・・」
女「駄目!どうしても男君の方から詰め寄ってもらわないと!これは乙女のプライドなの!」
女兄「だからお前の勘違いだっての・・・」
女「 え? 」 ヒュオオオオオ
女兄「頑張れお兄さんは全力で応援する」
他男「なあ後輩ちゃん・・・」
後輩「なんですか?」
他男「なんで男が好きなんだよ」
後輩「最初にぶつかった時から二人は夫婦になることが決まっていたんです。宿命です」
他男「宿命かよ」
他男「じゃあ男と食事したり一緒に遊びにいったりしたのか」
後輩「そんなまだ夫婦みたいなことは///」 シュバッ!!!!
他男「危ねえ!!!!」
後輩「先輩も恥ずかしがり屋なのかなんのアプローチもありません・・・」
他男「なんちゅう裏拳だ・・・」
後輩「ですから他男さんにも手伝ってもらいますよ」
他男「嫌だといっ ヒュッ カッ
後輩「こうです」
他男「ほぇ~、シャーペンて頑張れば壁に刺さるんですね~」 ガクガクガク
チュンチュン
男「う、ううん朝か・・・ぼちぼち起きるか・・・」
男「ふわーあ・・・今日もいい天気かな?」 シャッ
庭
女「他男さんこんなところで・・・」
他男「いいじゃねえか。お前はおれのm
男「朝飯はパンにするか!」 シャッ
男「なんか変な奴らいたけどいい天気だ!!」
庭
女「ふふふ・・・確実に嫉妬してる・・・」
他男「絶対違うと思うんだけどなぁ・・・」
男「さて忘れ物はないな。よし行くか」
ガチャ
女「ああん他男さん・・・ほら男君が・・・」イチャイチャ
他男「本当かわいいなお前もっとこっちこいよ」イチャイチャ
男「おお日本晴れだなぁ」ノビー
女(腰に手を回すなっ!!)「いやん」 ドゴオ
他男「ぉごっ!!ぐふっ・・・男、たすk、悪いな女はすっかり俺の虜のようだぜ」
男「行くか」 ムシ
学校
男「ったくなんだあのバカップルは・・・」
友「よーう」
男「おーっす」
物陰
後輩「ああ・・・先輩・・・その険しい眼を私にむけて・・・」
後輩「というわけで他男さん。上手くやってくださいね」
他男「やっぱり後輩ちゃん俺無理だよこんなの」
後輩「はい?」メキ
他男「あ」
後輩「スイカが潰れるところって人間の頭が潰れるところに似てますよね」メキメキメキメキ
他男「ああああ両手はやばい!!両手はやばい!!」
男「トイレトイレ」タッタッタッタ
男「ん?」
後輩「失敗したらわかってますよね」メキメキメキ
他男「あっ!男!」
後輩「!」
男(あっバカップルの片割れだ。二股かやるな)
男(後輩も両手で顔押さえてキスか・・・積極的だな)「と、取り込み中すいません」タッタッタッタ
後輩「どうやら嫉妬させるのは成功しましたね」
他男「遺書・・・書こうかな」
このSSまとめへのコメント
ワロタ
こ、 怖わす
なんだこれは.....いいぞもっとやれ
続けて欲しいんだが
続けてくれ