女「私を抱いてくれよ、童貞くん」男「・・・」 (13)

男「・・・・」

女「流石に刺激が強すぎたかな?」

女「それとも」

女「手足のない女は嫌いだったかな?」

男「まさか」

女「じゃあ抱いてくれよ」

男「君の体は見飽きてるからね、興奮できそうにない」

女「言ってくれるね、これでも発育はいいほうなんだぜ?」

男「そうなの?君以外を見たことがないからわからないや」

女「それは「君しか目に映らないって」ことか?」

男「さあね」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1424092726

女「本当に興奮してくれないのなら私は泣くぞ」

男「じゃあ僕を興奮させてみるといい、そうだな、セクシーポーズなんかどうだ?」

女「手足がない人間にはなかなかに酷なことだぜ、それ」

男「理解して言ってる」

女「お前は性格が悪いなあ」

男「いきなり抱いてと言ってくる奴に言われたくないなあ」

男「そうだな」

女「おう」

男「君の体で女体盛りでもして見せてくれよ、それなら僕も興奮するかもしれない」

女「本当に性格が悪いな、お前」

男「自分で言っておいてなんだが女体盛りなんてどこで覚えたのさ」

女「最近は手を使わなくてもネットができる時代だぜ?」

女「なんか寒いなー」

男「そうかな」

女「ああ、とても寒い、凍えてしまいそうだ」

男「じゃあもっと厚い毛布を持ってくるよ」

女「いや」

男「?」

女「多分、抱きしめられたらあったかくなる」

男「なんだそんなことか」

女「!?・・・ためらわないな」

男「不服かい?君が要求したくせに」

女「いや、抱き返せなくてとても残念だ」

女「雪か」

男「本当だ、きれいだね」

女「・・・・雪がきれいだと言うやつが理解できないな」

男「どうして?」

女「雪というか白色が嫌いなんだ、少しずつ染められていくような感じで」

男「ほうほう、取り敢えずカーテンを閉めるね、寒くなるといけないし」

女「ああ、頼む」

男「何か温かい飲み物でも入れてくるよ、ホットミルクでいいかな」

女「今、白が嫌いだといったばかりだろう!」

男「そんな怒ることないじゃない」

女「すまない」

男「まあ、僕も白はあまり好きじゃないけどね」

女「そうなのか」

男「うん、僕は黒も嫌いだから世界がモノクロになったらすぐに死んじゃいそうだ」

女「そんなにか」

男「うん」

女「その時私はどうなる?」

男「君に選ばせて、返答次第では一緒に死ぬ」

女「お前と心中するのも悪くないかもな」

男「モノクロになったら改めて考えようか」

男「お風呂だよー」

女「服を脱がせてくれ」

男「はいよ」

女「ああ寒い、服を脱いだせいでよけいに寒くなった」

男「またハグを?」

女「してくれるのか?」

男「どうかな」

女「するつもりもないくせに」

男「ばれたか」

女「本当に寒いから早く風呂に連れて行ってくれ」

男「はいよ」

男「湯加減は大丈夫?」

女「問題ない」

男「よかった」

女「そろそろあがるよ」

男「もういいの?」

女「あまり入っていてものぼせるだけだからな」

男「じゃあバスタオルを用意するから少しだけ待ってて」

女「了解した」

ゴシゴシ
男「痛くない?大丈夫?」

女「そんな子ども扱いしなくていい」

男「そうかもしれないけど、なんとなくね」

女「・・・・」

男「どうかした?難しい顔をして」

女「いや、少し昔を思い出して」

男「そんなに年寄りでもないくせに」

女「別に何歳でも昔を懐かしむだろう」

男「赤ん坊も?」

女「屁理屈はよせ」

男「ごめん」

男「そろそろ寝ようか」

女「了解した」

男「さて、ベッドまで運ぶからじっとしててよ」

女「わかっているよ、そんなこと」

男「・・・」

女「・・・」

男「アー重いなー」

女「!?」

男「アー腰が砕けそうだー」

女「ちょ、ちょっとまて!私は重くないぞ!」

男「重いよー」

女「嘘だ!昨日まで普通に持っていたじゃないか!」

男「フフフ」

女「人をからかうなー!」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom