藍子「ポジティブ☆ラジオ!!! 2ツボシ♪」 (29)

続かないと言ったな
あれは嘘だ

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茜 「皆さんおはようございます!! 朝から元気を届けるラジオぉぉー、」

茜 「ポジティブ☆ラジ……」

未央「ゴホン! んっんっん~~?」

茜 「あれ!? 何か間違えちゃいましたか!?」

未央「茜ちん、発音がなってないよー?」

茜 「発音ですか!!」

未央「そう! 時代はグローバルなのだよ。この未央ちゃんが教えてあげよう!」

茜 「おぉ! お願いします!!」

未央「リピートアフタミー? ルゥェイゥディオォゥ!」

茜 「レイディオー!」

未央「ルルルルゥェイゥディオォゥ!!」

茜 「るるるレイディオーウ!!」

未央「ルルルルルルルルゥェイゥディオォォォォォゥ!!!」

茜 「るるるるるるれいでぃおおーーー!!」

未央「まぁ、そんなもんかなー」

藍子「なにこれ」


未央「あーちゃんもボサッとしてちゃダメだよー」

未央「せーの、ルルルルゥェイゥディオォゥ!!」

藍子「えっと…………Radio?」

未央「!?」ズガーン

茜 「!!??」ズガガーン

藍子「あれ、変だった……?」

未央「あ、あーちゃんがめっちゃアメェリケェェンだと……」ガタガタ

茜 「藍子ちゃんはアメリカ人だった……?」ブルブル



藍子「あの、二人ともそろそろタイトルコールしないと……」

未央「…………あ……」

藍子「あ……?」

未央「あーちゃんはめっちゃアメェリケェェェェェン!!!」

茜 「藍子ちゃんの『あ』はアメリカ人の『あ』ー!!」

藍子「ひゅぇっ!?」

未央「茜ちん! こうなったらあーちゃんを胴上げだ!!」

茜 「はい!!」

藍子「え? えぇ!?」

未央「そーれ! あーちゃん! あーちゃん!!」グオン

茜 「藍子ちゃん! 藍子ちゃん!!」グオン

 【タイトルコールお願いします】

藍子「えぇっ!! えっとえっと『ポジティブ☆ラジオ!!!』始まりま~す! ひゃぁー!!」フワァ


未央「というわけで始まりました『ポジティブ☆ラジオ!!!』……」

未央「メインパーソナリティは本田未央と」←怒られた

茜 「日野茜と」←怒られた

藍子「高森藍子でお送りしますっ!」ムスッ


未央「あの、あーちゃんごめんね……?」

茜 「ごめんなさい……」

藍子「もうっ! 二人ともホントに恐かったんだからね!」

未央「いやー楽しみにしてた収録でテンション上がっちゃって……☆」

藍子「上がり過ぎです! 前髪が天井をかする恐怖がわかりますか!?」

未央「でもあーちゃんめっちゃ軽かったよ!!」

茜 「はい! ちゃんと食べてますか!?」

藍子「もー! そういうことじゃないのー!」

未央「うー……ゴメン! なんでもしまむー!!」

茜 「ごめんなさい! なんでもうづきちゃん!!」

藍子「卯月ちゃんって……うふふ、まったくもー。二度と室内で胴上げしないこと! いい?」

未央「はい!(そこなんだ)」

茜 「はい!(そこなんですね!)」



茜 「それでは気を取り直して! このラジオも遂に二回目!!」

未央「あはは! 二回目じゃ遂にって感じはしないけどねー」

藍子「今回も朝5時30分から生放送でお送りしています♪」

未央「そういえば前回こんなおたよりが届いたんだよね」


  『朝の五時半だと未成年者の生放送は法的にマズイんじゃないでしょうか』


藍子「来ましたね。でも事務所に聞いてみたら大丈夫って言われました」

茜 「ろーどろーらー法? で私達でも5時からならオーケーみたいです!」

未央「労働基準法ね。だとしてもうら若き乙女をこんな早くから働かせるなんてどーかとおもうけどね、私?」ジトー

藍子「あ、スタッフさんが目を逸らしました」



茜「でも私は朝は気持ちよくて好きですよ!!」

藍子「この季節は空気が澄んでて気持ちいいです♪」

未央「まぁ私も楽しいからいいんだけどねー!」

藍子「今日は事務所から一緒に来たんだよね」

未央「寒くて寒くて凍っちゃうかと思ったよ!」

藍子「この時期は朝冷え込みますからねー」

茜 「私はそれほど寒くなかったですよ!!」

藍子「そういえば茜ちゃんはあんまり寒がってなかったね?」

未央「私達の中で一番薄着なのに……何故だ! 何故なんだ茜ちん!!」


茜 「ふっふっふ……それは、コレですよ!!」ジャーン

藍子「コレは……ホッカイロ?」

茜 「はい! これを服に入れてホカホカです!!」

未央「なんだー茜ちんもちゃんと防寒してるんだ」

茜 「そうですよ! 家を出る前に今日は寒くなるからってお母さんがくれました!!」

藍子「うふふ、優しいお母さんですね♪ じゃあこれはお母さんの愛情がこもったカイロ……あれ?」

未央「どしたのあーちゃん?」

藍子「このホッカイロ……封、開いてないですよ?」

茜 「ナンデスト!!?」

未央「本当だ、袋に入ったまんまだ……」

茜 「え!? これって袋から出して使うんですか!!?」



藍子「えっと、このビニール袋から出さないと熱は出ないようになってるんです」

未央「なんでもないところで発熱すると危ないっしょ?」

茜 「そうなんですか!! 私ホッカイロを使ったことなかったんで知りませんでした!!」

未央「あはは! 茜ちんらしいねー」

藍子「うふふ♪ そうですね。……あれ、でもそれじゃあ茜ちゃんは……」

未央「私達の誰よりも薄着で……」

藍子「この凍えるような寒さを……」

未央・藍子(気持ちだけで乗り切ったの…………!?)

茜「ではなんで暖かかったんですかね!? 不思議です!!!」



藍子「えーと……最初のコーナー行きましょうか!」

未央「そうだね! こんな寒さにピッタリのコーナー!! それはぁー・・・・・・」

茜 「『あいどる体操第一!』! ですね!!」

藍子「はい♪ このコーナーではラジオ体操の音楽に合わせてアイドルをイメージした体操をします。リスナーさんも是非、一緒に体を動かして暖まってくださいね」

未央「茜ちん! パッションの元気印はそう簡単には譲らないよ!!」

茜「? はい! 頑張ります!!」

藍子「あはは・・・・・・そういえばラジオ体操の音楽は用意してくれたんでしょうか」

【用意できてないんでそのままお願いします】

藍子「えぇ、なんでですか・・・・・・」



未央「あーちゃん、ここのスタッフは最初から用意するつもりないと思うよ・・・・・・」

藍子「あれ恥ずかしいんですよ……」

茜 「でも朝から声を出せば気合いも入りますよ!!」

藍子「茜ちゃんみたいに割り切れればいいんですけど・・・・・・」

未央「まぁまぁリスナーのみんなに元気を届けるためだよ、あーちゃん!」

藍子「そ、そうですよね・・・・・・。よし! 『あいどる体操第一!』はじめーっ!」

茜・未央「オーー!!」

藍子「ちゃーんちゃーちゃ、ちゃっちゃっちゃっちゃ! ちゃーんちゃーちゃ、ちゃっちゃっちゃっちゃっ!!」

未央「チャチャチャチャ、チャチャチャチャッ!!」

茜「チャチャチャチャチャ! チャン!!」



藍子「まずは大きく腕を降り下ろして智絵里ちゃんの運動ー!」

藍子「チョ・・・チョップ、です。えい」ブオン

茜・未央「チョ・・・チョップ、です。えい」ブオン

藍子「チョ・・・チョップ、です。えい」ブオン

茜・未央「チョ・・・チョップ、です。えい」ブオン



未央「次は上半身を捻って振り返りながらしぶりん(蒼)の運動!」

未央「ふーん、アンタがプロデューサー?」グリン

茜・藍子「ふーん、アンタがプロデューサー?」グリン

未央「ふーん、アンタがプロデューサー?」グリン

茜・藍子「ふーん、アンタがプロデューサー?」グリン



茜「次は体を後ろに反らしてサバオリくんの運動!!」

茜「・・・・・・ッ!! ・・・・・・ッッ!!?」ミシッ

藍子・未央 「・・・・・・ッ!! ・・・・・・ッッ!!?」ミシッ

茜 「・・・・・・ッ!! ・・・・・・ッッ!!?」ミシッ

藍子・未央 「・・・・・・ッ!! ・・・・・・ッッ!!?」ミシッ



藍子「最後は特訓した直後に親愛フラッシュ見忘れたことに気付いたプロデューサーで深呼吸ー」

藍子「まだ慌てるような時間じゃない……」スーハー

茜・未央「まだ慌てるような時間じゃない……」スーハー

藍子「まだ慌てるような時間じゃない……」スーハー

茜・未央「まだ慌てるような時間じゃない……」スーハー



藍子「『あいどる体操第一!』 終わりー♪」




茜 「いやー、体を動かすと暖まりますね!!」

藍子「そうですね。体操の内容は相変わらずですけど」

未央「しぶりんのとか悪意ありすぎでしょー! 面白いけどね☆」

茜 「ふーん! アンタが私のプロデューサー!!」

未央「あははははは!! 茜ちん似てなさ過ぎ!」

藍子「ふふ……うふふふっ! 凄くテンションの高い凛ちゃん……ふふ」

茜 「似てないですかね!? 結構自信あったんですけど!」

未央「むしろどの辺に自信を持てたのかが謎だよ!」

藍子「あはははは!」



【突然ですがリスナーさんからメールでおたよりが届きました】

藍子「わぁ! こんな時間でも聞いてくれてる人がちゃんといるんですね!」

未央「嬉しいねー! さてさて元気になれました!とか書いてくれてるのかな!?」

茜 「いいですね! 未央ちゃん読んでみてください!!」

未央「よーし、ゴホン……P.N.『蒼いアネモネ』さんからのメールです!」


  『ふーん、アンタ達がポジティブパッション? まぁ悪くはないかな』


茜・藍子・未央「」




藍子「……えっと、このメールって…………」ダラダラ

茜 「なんだか凄く知ってる人のような気がします……!」ガタガタ

未央「いやー、あれでしょ。今話題のなりすましって言う……」ブルブル

茜 「そ、そうですよね! 第一このラジオを聞いてるかもわからないですし!」

藍子「朝早いし聞いてないんじゃないかなー……」

未央「あ、でもこの前ラジオ決まったって言ったら、店の手伝いとハナコの散歩で早起きするから絶対聞くよ、って……」

藍子「ちなみに今日のこれからの予定は……?」

未央「しぶりんとしまむーとレッスン……」

茜「あ! メール下の方の追伸に!」


  『P.S. 今日のレッスン楽しみだね』


未央「」




茜 「えっと……私の分謝っといてください!」

藍子「あ、私の分もお願いします」

未央「えぇ! 一緒に謝ってよ!」

藍子「私このあとお仕事入ってるんで♪」

茜 「私も自主トレしないと!!」

未央「いや自主トレはいいでしょ!!」

藍子「この体操ってちょっと趣味悪いですよねー」

茜 「そうですね。確かにそう思います」

未央「寝返っちゃうの!?」



未央「しぶりんこのネタでからかうとメチャクチャ恐いんだって! ポジパの仲間として一緒に罰をうけよう!」

藍子「ポジティブパッション……いいユニットでしたね……」

茜 「私このユニットのことは忘れません!!」

未央「すでに崩壊の危機!!」

未央「こうなったら……この未央ちゃん奥の手を使うよ……」

未央「ショートコントー! カレーを食べるしぶりん!!」

茜「?」

藍子「?」



未央「…………」カチャカチャ

未央「…………」スッ モグモグ

未央「ふーん、アンタがお子様カレー? まぁ辛くはないかな」キリッ

藍子「ッ…………うふっ……」

茜 「……くふっ…………ふふ……!」

藍子(まずい……未央ちゃんが笑わせに来た……)

茜 (ダメです……これで笑ったら絶対に……!)

茜・藍子(道連れにされる!!)


未央「ショートコントー! しぶりんの冷やし中華初めてたべましたー!」

未央「…………」ジー

未央「…………」スッ ズゾゾゾ

未央「…………」パァァ

未央「ふーん、アンタが冷やし中華? まぁ熱くはないかな」キリッ

藍子「くっ……くふっ……ふふ……」プルプル

茜 「ふっ……く…………くふ…………」プルプル



未央「…………」

未央「ショートコントー! しぶりんの着信音!」

未央「…………」

茜・藍子「…………」

未央「………………」

茜・藍子「………………」

未央「……………………」

茜・藍子「……………………」

未央「ふーん、アンタがプロロロロロロロロロロロロ!!ガチャ。はい、渋谷凛です」キリッ

茜・藍子「ぶほぉ!!」



藍子「あははははは! 未央ちゃんそれは反則!」

茜 「ダメです! 堪えきれません!!」

藍子「普段なら、絶対あんなので笑わないのにー!」ヒーヒー

茜 「あの間は卑怯ですよ!」アハハハ

未央「よっしゃー! 未央ちゃんの勝利!!」ガッツポーズ

藍子「あははは…………お腹痛い……」

藍子「あれ? でも、これって凛ちゃんの怒りに油注いだだけなんじゃ……」

茜 「え?」

未央「あ」

藍子「……」

茜 「……」

未央「……」

茜・藍子・未央「………………」

未央「……以上、『あいどる体操第一!』のコーナーでした!」

書き溜め終了
続き書いてきます
終わるまでちょっと時間かかるかも

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