未央父「ここが346プロか・・・」 (79)
デレマス、アニメ設定です
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未央父「ある日、娘の未央が泣きながら帰ってきた」
未央父「理由も話さず部屋に閉じこもってしまった・・・」
未央父「その日はあの子がリーダーを務めるアイドルユニットの初ライブだと言うから笑顔で帰ってくると思ってたのに・・・」
未央父「しかしそんな日も経たないうちに元気になり、いつも通りの娘に戻った」
未央父「それ以降、あまり蒸し返すのもアレだと思い理由を聞けなかった・・・」
未央父「弟の話だとプロデューサーなる男が娘を訪ねてきたようだが・・・」
未央父「もしかしてそいつが原因なのか・・・」
未央父「という訳で遂に来てしまった・・・」
未央父「ここが娘がアイドルとして活動している・・・」
未央父「346プロか・・・」
未央父「・・・・・」
未央父「結構大きいな・・・」
未央父「いったいあの日未央に何があったのか・・・」
未央父「ここにくればわかるかもしれん・・・」
未央父「あれから色々都合もつかなくて大分経ってしまったが、やっとチャンスがやってきた」
未央父「まずはプロデューサーとやらを探さないとな・・・」
未央父「そいつならきっと理由を知ってるハズだ」
未央父「理由によっては俺の鉄拳が火を噴くかもしれん・・・」ゴゴゴ・・・
未央父「とは言ったものの・・・どこにいるのか・・・」
未央父「結構広そうだし、これは骨が折れそうだな・・・」
未央父「とりあえず近くの人に聞いてみるか・・・」
未央父「あの、ちょっとお尋ねしますが・・・」
??「はい?」
未央父(答えたのは、緑の服を着た女性だった)
ちひろ「どちら様ですか?」
未央父「えっと・・・こちらでお世話になっている本田未央の父です」名刺
ちひろ「そうですか、本日は娘さんのご様子を見にいらしたんですか?」
未央父「まぁそんな所です」
未央父(本当の事はちょっと言い辛いな・・・)
ちひろ「そうですか、生憎未央さんはユニットメンバーやプロデューサーさんと外出しておりまして・・・」
未央父「何だと!?」
ちひろ「わっ!どうしたんですか?」
未央父「あ、すみません何でも・・・」
ちひろ「そうですか、とりあえず事務所までご案内しますのでそこで待ってて頂けますか?」
未央父「はい」
~CPルーム~
ちひろ「こちらになります」
未央父「し、失礼します・・・」
ちひろ「とりあえずソファーにおかけください」
未央父「はぁ・・・」
未央父(未央はいつもこの部屋に・・・)
ちひろ「エナ・・・お茶どうぞ」コト
未央父「これはどうも・・・エナ?」
ちひろ「すみませんいつもの癖で・・・」
未央父「そうですか」
ちひろ「私は所用でいかなければなりませんので、こちらでお待ち下さいね」
未央父「わかりました」
ちひろ「未央さん達もその内帰ってくると思いますので、それでは・・・」
バタン
未央父「行ってしまった・・・」
未央父「・・・・・」
シーン・・・
未央父「1人だと落ち着かないな・・・」キョロキョロ
未央父「ん?あれは・・・」スッ
未央父「集合写真か・・・」
未央父「この子達が未央の仲間達か・・・」
未央父「皆いい笑顔だな・・・」
未央父「未央・・・お前は幸せ者だな・・・」グス
未央父「む、この端に写ってる男は・・・」
未央父「もしやコイツがプロデューサー・・・」
未央父「何という強面・・・」
未央父「それに結構背高いな・・・」(未央父の身長は178cm位で設定しています)
未央父「コイツが未央にあの日何かしたのか・・・」
未央父「でもこの顔を前にしてちゃんと聞けるだろうか・・・」
未央父「いや、弱気になっちゃダメだ!折角ここまで来たのに・・・」
ガチャ
未央父「おや?誰か来たようだ」
智絵里「おつかれさ・・・ひっ!」ビクッ
かな子「どうしたの智絵里ちゃん?」
杏「・・・何か知らないおじさんがいる」
莉嘉「おじさん誰?」
みりあ「まさか泥棒さん?」
きらり「それならきらりが成敗しちゃうにぃ☆」
蘭子「法の裁きを受けるがよい!」
アーニャ「Вор・・・本当に泥棒さん、ですか?」
みく「アイドルの事務所に忍び込むなんていい度胸にゃ!」
李衣菜「ロックだけど・・・普通に駄目だよね」
美波「み・・・皆落ち着いて・・・」
未央父「い、いや俺は・・・」
~説明後~
美波「未央ちゃんのお父様だったんですね・・・」
未央父「ああ」
みりあ「泥棒さんなんて言ってごめんなさい!」
未央父「いや、こちらこそ驚かせてしまってスマン」
智絵里「い、いえ・・・」
未央父(この子達があの写真に写ってた未央の仲間達か・・・)
かな子「はい、クッキーどうぞ」
未央父「どうも・・・」パク
未央父「美味い!」
かな子「ありがとうございます」
アーニャ「Папа・・・それで、ミオのパパは何しに来たのですか?」
未央父「そ、それは・・・」
みく「未央チャンの様子見に来たのかにゃ?」
未央父「まぁそんな所・・・だな」
李衣菜「そっか、まぁ来るまでゆっくりしていってください」
未央父「そうさせてもらうよ」
杏「・・・・・」
きらり「杏ちゃん?」
杏(多分「あのこと」だろうなぁホントは・・・・)
未央父「ところで聞きたいことがあるんだが・・・」
莉嘉「なーにー?」
未央父「娘は普段どんな感じかな?」
蘭子「そ、そのことか・・・」
李衣菜「どうって・・・強いていうなら「元気そのもの」かな?」
美波「いつも明るくてメンバーの2人を引っ張っていってるような子ですよ」
未央父「そうか・・・」
未央父(家での普段のあの子と変わらんな・・・)
未央父(となると余計わからない、あの日何があったのか・・・)
ガチャ
武内P「ただいま帰りました」
卯月「ただいまです!」
凛「ただいま」
未央「たっだいまー!」
美波「あ、帰ってきましたよ」
未央父「おおそうか・・・って何!?」
未央父(その時俺が見たのは・・・)
未央父(写真に写ってたあの男と腕を組んでる未央の姿だった・・・)
未央父「キサマあああああ!!!」グイッ
武内P「うっ!」
卯月「プロデューサーさん!」
凛「ていうか誰!?」
未央父「やはり!やはりキサマがあの時未央に・・・」
武内P「落ち着いてください!どちら様ですか?」
未央「え、お父さん!?」
Pうづりん「え!?」
武内P「本田さんのお父様でしたか・・・私はプロデューサーの・・・」
未央父「貴様にお父様と呼ばれる筋合いはない!」
未央父「言え!娘に何をした!」ユサユサ
武内P「」ガクガク
未央「ちょ・・・お父さん落ち着いてってば!プロデューサーそれじゃ喋れないよ!」
未央父「未央・・・」
武内P「ふぅ・・・」
未央「大丈夫プロデューサー?」
武内P「な、何とか・・・」
未央「良かった、さて・・・」ギロ
未央父「う・・・」
未央「お父さんは何しにここに来たのかな~?」
未央父「お、お前の様子を見に・・・」
未央「嘘だね、だったらあんな剣幕にならないもん」
未央父「」
未央父「じ、じつはお前とそこのプロデューサーとやらに聞きたい事があってな・・・」
未央「私とプロデューサーに?」
武内P「何でしょうか?」
未央父「あれはお前がアイドルになって間もない頃の・・・」
未央「ゲ、それって・・・」
武内P「まさか・・・」
凛「あ・・・」
卯月「え・・・」
~デビューライブ事件の全容説明後~
未央父「客が少なかったからショックでやめようとしたぁ!?」
未央「だから言いたくなかったんだよ・・・」
未央父「あの時はすごく心配してたんだぞ!」
未央「ご、ごめんなさい・・・」
未央父「ひとつ聞くが、客が少なくて誰か文句言ったのか?」
未央「ううん・・・」
未央父「お前の友達もそこのプロデューサーもお前に失望なんかしてなかっただろ?」
未央「うん・・・」
武内P「・・・・・」
未央父「なら、お前が落ち込む事なんて何もないじゃねぇか」
未央「そうだね・・・本当にゴメン・・・」
未央父「プロデューサーさんとやら、親子揃って迷惑かけて申し訳ない」ペコ
未央「改めて謝るよ、ごめんなさい」ペコ
武内P「そ、それをいうなら私もあの時言葉足らずなフォローをしてしまい申し訳ありませんでした」ペコ
凛「実は私も便乗する形で辞めようとしてゴメン・・・」
卯月「私も風邪さえひかなければ2人を止められたかもしれなかったのに・・・ごめんなさい!」ペコ
美波「私達も仲間が困ってるのに何もしてあげられなくてごめんなさい!」
CPメンバー達「ごめんなさい!」
杏「杏も実は立ち直らせる言葉なんていくらでも思い付いてたのに面倒だから何もしなくてごめんね」
未央「おい」
未央父「君達・・・未央・・・お前いい友達を持ったな・・・」ポロポロ
未央「うん・・・うん・・・」ポロポロ
未央父「皆さん・・・これからも娘の事・・・お願い・・・してもいいだろうか・・・」
CPメンバー達「はい!」
武内P「あの・・・お父さん、ひとつお願いが・・・」
未央父「ん?」
武内P「やはり一番の責任は過去を引きずりアイドル達の心情を把握しなかった私にあります・・・」
未央「プロデューサー・・・」
武内P「ここいらでケジメをつけたいと思います・・・」
未央父「ほぉ・・・・」
武内P「だからお父さん!私を殴ってください!」
未央「え!?」
凛「ちょ・・・アンタ何言ってんの!?」
未央父「それがアンタの覚悟か・・・」
武内P「はい、そうでもしないと私の気がすみません・・・」
卯月「プロデューサーさん・・・」
未央父「わかった、なら手加減はしない・・・」ポキポキ
未央「ちょ・・・ちょっとお父さん!?」
未央父「そういやお前さっき娘と腕組んでたよなぁ・・・」ゴゴゴ・・・
未央「あれはただのスキンシップ!そんな深い意味はないよ!」
未央父「いくぞ!」
武内P「はい!」
未央父「オラァ!」バキッ
武内P「グッ・・・」
未央「プロデューサー!」
武内P「もっと!もっと来てください!」
未央父「ああ!まだまだ行くぜ!」バキッ
武内P「グハッ!」
未央父「オラオラオラ!!!!」
ドドドドドドド!!!!!
武内P「ぐああああああ!!!!」
未央「も、もうやめてよ!」
智絵里「うぷ・・・」ドサ
蘭子「あ、ああ・・・」ドサ
かな子「大変!2人が気絶しちゃった!」
杏「無理もないよ・・・」
未央父「ハァハァ・・・これで満足か・・・」
武内P「はい、スッキリしました!」
未央父「そりゃ良かった、立てるか?」スッ
武内P「ありがとうございます」スッ
未央「大丈夫プロデューサー!?」
武内P「ええ・・・何とか・・・」ポタポタ
卯月「全然大丈夫に見えませんよ!」
凛「顔腫れまくってんじゃん、血も出てるし」
未央父「大した根性だ、気にいったぜ!」
武内P「あ、ありがとうございます・・・」
未央父「どうだ、ウチの娘を嫁にする気はないか?」
武内P「え!?」
未央「な・・・」
卯月「嘘・・・」
凛「ふーん・・・」
未央「ちょ・・・何言ってんのお父さん!?」
未央父「見たところ娘も懐いてるみたいだし、いいだろ?」
武内P「で、でも・・・」
未央父「父親の俺が言うのも何だが、可愛いしスタイルも良い、いいと思うんだがなぁ・・・」
未央「や、やめてってば///」
卯月「未央ちゃん凄い照れてますね・・・」
凛「・・・・・」
武内P「しかし彼女はまだ高校生・・・それにアイドルとプロデューサー・・・色々障害は多い・・・」
武内P「何より私はまだ未熟、結婚なんてとても・・・」
未央父「そうか、こちらも無理を言ってすまんな」
未央「ホントだよ・・・」
未央父「ま、この子が大人になったらちょっと考えてみてくれ・・・な?」
武内P「はぁ・・・」ポリポリ
未央父「ふぅ・・・聞きたいことも聞けたし、そろそろ帰るか」
武内P「では正門までお送りします」
未央父「ああいいよ、1人で行ける」
武内P「そうですか」
未央父「それじゃ皆さん、これからも娘をどうかよろしく」
未央以外全員「はい!」
未央父「そんじゃな」
バタン
未央「お父さん・・・ありがとう・・・」
武内P「いいお父さんですね」
未央「そ、そうかな・・・」
みりあ「ねぇねぇ未央ちゃん!プロデューサーと結婚するの?」
未央「な!?」///
莉嘉「あ、未央ちゃん照れてる☆」
杏「案外満更じゃなかったりしてね」
きらり「未央ちゃんおめでとにぃ☆」
未央「や、やめてってば///」
未央「そういう事言うと・・・」
卯月「み、未央ちゃんまさか本気で・・・」
智絵里「そ、そんな・・・」
アーニャ「всё в порядке・・・大丈夫、まだ確定ではありません」
蘭子「戦が・・・始まるかもしれぬ・・・」
凛「ふーん・・・皆慌てすぎだよ、結婚なんてまだ先だし・・・」
未央「ほらこうなっちゃう!も~お父さんのバカー!!!」
武内P「ははは・・・」ポリポリ
~未央父 帰り道~
未央父「♪~」
未央父「こんな気分のいい日は久しぶりだな!」
未央父「あれ、でも・・・」
未央父「秋ごろにも何か落ち込み気味な時があったような・・・」
未央父「あっちは何があったんだ・・・」
美城常務「クシュン!」
今西部長「風邪かい?」
~おわり~
これで終わりです
あの事件で親や友達は説得したのかどうか気になって書いてみました(弟は気になってた様子だったけど)
ちなみに未央父のCVは立木文彦さんか小山力也さんでイメージしてました
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