西條「聖杯戦争?」 (55)
このssはもしchaosheadの主人公、西條拓巳が聖杯戦争に呼ばれたら。
という想像から出て来たものです。西條拓巳はchaosheadのノーマルエンド後なので力を使えます。頑張って最後まで書こうと思いますのでよろしくお願いします。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1419847192
凛「素は銀と鉄。磔に石と契約の大公。祖には我が大師シュバインオーグ。降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出て、王国に至る三叉路は循環せよ」
凛「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する」
凛「告げる────」
凛「────告げる。汝の身は我が下に、我が運命は汝の剣に。聖杯の寄る辺に従い、この意、この理に従うのなら答えよ────」
凛「誓いをここに。我は常世全ての善となる者、我は常世全ての悪を敷く者────」
凛「────汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ天秤の守り手よ!!!」
私は最後の一節を読んだ。午前2時。この時間は私が最も調子が良くできる。私の思った通りなら最高のサーヴァントを召還できる。
???「こ、ここは……?」
凛「あんた何者?」
西條「き、君は誰?」
僕は何でここに居るんだろう。さっきまで僕はあの渋谷に居たのに。
凛「アンタ、自分のクラスは?」
クラス?何の事………?って、何かそんな記憶がある。
西條「ぼ、僕のクラスはアーチャー。き、君の問いに参上した」
凛「アーチャー?そうなの。それは良いとして、何でアンタ着ている服が汚れてる訳?」
西條「え……?」
僕は自分の服を見た。すると血や埃が付き、近くにあった鏡を見ると顔にも付いていた。
西條「ね、ねえ。君の名前は何て言うの?」
凛「私?遠坂凛よ。アーチャー、アンタの名前は?」
西條「ぼ、僕は西條拓巳……」
凛「西條拓巳?そんな名前聞いたこと無いわね。アンタ、何処の英雄?」
西條「え、英雄?僕はそんな立派なものじゃ無いんだけど………」
凛「アンタ英雄じゃないの!?」
西條「そ、そうだけど。住んでた所は渋谷だったけど……」
凛「そう……。どうやら私は外れを引いちゃったみたいね……」
西條「あ、あのさ、り、凛。ここはどこなの?」
凛「ここは私の家よ」
西條「そうなんだ。あ、あのさ」
凛「どうかしたの?」
西條「僕の部屋とかってある?」
凛「アンタ、自分で霊体になれるでしょ」
西條「あ、そうみたい………」
凛「とにかくアーチャー。よろしくね」
西條「よ、よろしく」
どうやら僕はとても面倒な事に巻き込まれたみたいだ。頑張っていこうかな。
今日の投稿はここまでです。次は明日か明後日になります。
凛「アーチャー、私に付いて来て」
西條「どうしたの?」
いきなり凛が僕に話しかけてきた。今は日が明け朝になっていた。朝起こしてあげたけど色々と凄かった
凛「私は今から学校に行くの」
西條「そ、そうなんだ」
凛「アンタも付いて来るのよ」
西條「え、な、何で……?僕その学校の生徒じゃないんだけど」
凛「霊体化すれば話は付くでしょ」
西條「そ、そうだった。ごめん」
凛「アンタねぇ……。ま、いいわ。行くわよ、アーチャー」
西條「う、うん」
凛「これって……」
西條「ど、どうしたの?」
凛「結界よ」
凛は僕に説明してくれた。ちなみに僕は今霊体化しているから小さな声で言ってくれた
西條「け、結界?」
凛「そうよ。昨日少し話したでしょ」
西條「そ、それはそうだけど……。僕のいた日常にはそんな物無かったし」
ある意味僕がいた日常は魔法とかよりも凄かったけど
凛「アーチャー、アンタは霊体化して学校の中を徹底的に調べて。私も昼休みや放課後に調べるから」
西條「わ、分かった」
凛「お願いね、アーチャー」
そう言って凛は学校の中に行った。あんまり気が向かないけどな……。見ればいいだけだし、ずくに済むと思うし
クラス:アーチャー
真名:西條拓巳(ニシジョウタクミ)
性別:男
マスター:遠坂凛
身長:170cm
体重:54kg
属性:混沌・秩序
パラメーター
筋力:E
耐久:E
敏捷:C
魔翌力:E
幸運:E
宝具:EX
クラス別スキル
対魔翌力:E
魔法などの物に関わったことが無く、特定以外の魔法は殆ど食らってしまう
単独行動:D
マスターからの魔翌力補給を断ってもしばらくは自立できる能力。Dランクならばマスター不在でも半日は現存できる
保有スキル
対精神的魔術:A++
自らの体が妄想で出来ているため、精神的攻撃はその攻撃ごと吸収されてしまう
妄想速度:A+
妄想をする速度は常人よりも数倍早い。この妄想の速度が宝具のレベルを上げているほど
宝具:世界破壊す妄想の剣(ディソード)
ランク:EX
種別:不明 レンジ:不明 最大補足:不明
切れぬ物は無く、防ぐ物すら無い最強であり最悪でもある妄想の剣。人間などあっさりと切れてしまうほどの切れ味を持っている
宝具:妄想を現実にする者(ギガロマキアックス)
ランク:EX
種別:不明 レンジ:不明 最大補足:不明
西條拓巳の最強にして最大の宝具。世界にある物や無い物を妄想し具現化する力。ディソードもこの力の一部でしかない。痛覚遮断、思考盗撮、再生など簡単に出来てしまう。また、この力は一度何かが壊れた人間でしか使えず、西條拓巳は最強のギガロマキアックスでもある
パラメーターを作ってみたので、これで大丈夫ならここままにします。何か気になる所等があるならその所を訂正します
訂正
ギガロマキアックス→ギガロマニアックス
こんばんは。これから投稿していきます
今は昼休み。僕は凛と屋上で合流した。
凛「で、アーチャー。見つかった?」
西條「ま、全くだぜ」
凛「何偉そうにしてるのよ」
西條「ご、ごめん」
凛「はあ、まあいいわ。引き続き調べて」
西條「分かった」
凛「お願いね」
(アーチャーって、本当に英雄なのかしら?見た所そこまで頼れそうな感じでもなさそうだし。自分でも英雄じゃないって言ってたし。まあ、何時かサーヴァント同士の戦いがあるからその時にわかるでしょうね)
また時間が変わって放課後。僕は凛と一緒に校舎内を調べた。今は昼休みと同じ屋上で一休みしていた。そして凛は何かを確信したみたいだった
凛「……アーチャー、これが誰の仕業か分かったわ」
西條「そうなの?」
凛「サーヴァントよ」
西條「サーヴァントって確か英雄みたいな存在、だったっけ?」
凛「そうよ。もう一度説明するけど、アーチャー以外にあと六人居るの。セイバー、ランサー、ライダー、アサシン、キャスター、そしてバーサーカー」
西條「殆ど名前で分かるんだ」
凛「まあそうね。中にはアンタみたいなアーチャーなのか分からないのがいるけど」
西條「な、何か酷い言われようだな」
凛「当たり前でしょ。アンタ戦えるの?」
西條「ま、まあ戦ったことはあるよ。三回だけだけど……」
戦った相手はチート同然な奴等ばっかりだったけど。っていうか三回中二回は同じ敵だけどな
凛「三回!?アンタ良く呼ばれたわね」
西條「り、凛の召還がミスってたんじゃないの?」
凛「何ですって!?アーチャー!アンタねぇ!!っ……誰!?」
こんばんは。これから投稿していきます
ランサー「ほお、俺に気付くとは驚きだぜ」
凛「サーヴァント……!」
ランサー「そこの嬢ちゃん。その言葉を知ってるって事はマスターって事か?」
凛「くっ……」
(あのサーヴァントは恐らくランサー。その証拠に持っている武器は槍。アーチャーの武器は分からないけれど、とにかくここで戦うのは不利だわ。だとすると……)
凛「アーチャー、場所を移動するわよ!」
西條(分かった。でも、凛はどうやって下に降りるの?)
凛(ここから飛ぶの。着地はアンタに任せるわ、お願いね)
西條(えっ!?そんないきなり……)
凛「とにかく、任せたわ!」
ランサー「何ゴチャゴチャと喋ってやがる!」
凛「この場はひとまず下がるしか……っ!!」
西條「凛、ここは任せて」
凛「アーチャー!?どうするつもりなの?」
西條「ランサーの足を止める。だから先に行ってて」
凛「足を止めるってアンタ、本当に出来るの?」
西條「出来るから」
凛「無茶はしない事。良いわね?」
西條「分かってるよ」
凛「なるべく早く終わらせなさいよ!」
ランサー「敵に背中を向けるとはいい根性してるなぁ。嬢ちゃんよぉ!!」
西條(悪いけど、凛はやらせない)
───僕は妄想する。向かって来るランサーが、塀から伸びる頑丈な鎖足を捕らわれる事を!!!
ランサー「何だこれは!?」
時間稼ぎくらいにはなると思うな。凛の方も
凛「Es ist gros『軽量』,
Es ist klein『重圧』………!!」
凛「アーチャー!着地任せたわ!!」
無茶言うなあ。絶対骨折れるよ、これ。で、でも頼まれてるからね
凛「ありがとう、アーチャー。所で今変な音しなかった?」
西條「い、いや聞こえたかったよ」
着地する前に痛覚は遮断してそこから骨が一瞬で再生した。何て言えないしね。でも凛の体柔らかかったなあ……
凛「アーチャー。今変なこと考えて無かった?」
西條「え、いや気のせいだよ。気のせい」
凛の体が柔らかかったなんて死んでも言えないよ
訂正
頑丈な鎖足→頑丈な鎖で足を
凛の方も→凛の方も飛んだみたいだった
今日はここまでです。次も明日か明後日になると思います
こんばんは。これから投稿していきます
ランサー「小癪な。貴様!何のサーヴァントだ。見た所セイバーって感じじゃねえな。とすると、アーチャーってとこか?」
西條「ねえ凛。僕直ぐにバレてるみたい何だけど」
凛「ああもう!アーチャー、アンタあいつを倒しなさい!!」
ランサー「ハッ。話が分かる見てえだな。そら、弓を出せや。それ位の時間は待ってやるよ」
西條「僕別に弓を使う訳じゃないんだけど……」
凛「そうなの!?」
ランサー「何だと?ならばアーチャー、貴様の武器は何だ」
西條「え、け、剣だけど」
ランサー「ハッハッハ!面白れえな。来いよ、小僧!」
ランサーはさっきまで話したり笑ったりしていたけれど、そこからいきなり殺気を出してきた
西條「凛。離れてて」
凛「分かったわ。アーチャー、アンタの力を私に見せて頂戴」
西條「ディソード」
凛(ディソード?あの剣の名前魔のかしら?あんな剣見たこと無いわ。って、あの馬鹿、宝具の名前を出すんじゃないわよ!ても、長さはランサーの槍かそれ以上かもしれない。得体の知れない剣ね………)
西條「行くよ」
ランサー「────ッ!!」
西條「グッ!!」
ランサー「ハッ!威勢がいいのは最初だけか!!」
西條「まだだよ……」
ランサー「何だと!?」
西條「これが僕の能力なんだよ」
でも、まさかここまでランサーが早いなんて思わなかったな
ランサー「……面白れえ!ますます面白れえ!!アーチャー、来いよ!もっともっと戦い合おうぜ!!」
西條「こういうタイプは苦手なんだけどな……」
ランサー「おらあ!!」
西條「はああ!」
ランサーが僕に高速で迫ってくる。僕はランサーの槍を避けたり当たったりしていた。当たった傷は直ぐに再生するけど、守ってるだけで攻撃が出来ないな……
凛(凄い。これがサーヴァント同士の戦い……)
西條「ふひひ……」
ランサー「ああ?」
凛「笑ってる……?」
西條「スピードが早いのなら、僕も早くなればいい」
ランサー「何を言って……ガッ!?」
西條「ス、スピードはお前だけの物じゃない」
凛(アーチャーがいきなり笑ったと思ったらランサーのスピードに追い付いてる)
ランサー「このっ……!舐めるなよ……!!」
西條「なっ……!?」
ランサー「食らえ、我が一撃を!」
「刺し穿す(ゲイ・………、誰だ!!」
???「うわ……っ!?」
凛「生徒!?まだ残ってた何て……!!」
西條「凛、どうするの?」
凛「決まってるでしょ!ランサーを追うわよ!!」
西條「分かった」
あの生徒は校舎の中に入っていった。でも、ランサーのスピードから逃げられるとも思えないし、なるべく早く行った方が良いな
すみません。今日はここまでです。次も明日か明後日になると思います
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません