西條「聖杯戦争?」 (55)

このssはもしchaosheadの主人公、西條拓巳が聖杯戦争に呼ばれたら。
という想像から出て来たものです。西條拓巳はchaosheadのノーマルエンド後なので力を使えます。頑張って最後まで書こうと思いますのでよろしくお願いします。

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凛「素は銀と鉄。磔に石と契約の大公。祖には我が大師シュバインオーグ。降り立つ風には壁を。四方の門は閉じ、王冠より出て、王国に至る三叉路は循環せよ」

凛「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。繰り返すつどに五度。ただ、満たされる刻を破却する」 

凛「告げる────」

凛「────告げる。汝の身は我が下に、我が運命は汝の剣に。聖杯の寄る辺に従い、この意、この理に従うのなら答えよ────」

凛「誓いをここに。我は常世全ての善となる者、我は常世全ての悪を敷く者────」

凛「────汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ天秤の守り手よ!!!」

私は最後の一節を読んだ。午前2時。この時間は私が最も調子が良くできる。私の思った通りなら最高のサーヴァントを召還できる。

???「こ、ここは……?」

凛「あんた何者?」

西條「き、君は誰?」

僕は何でここに居るんだろう。さっきまで僕はあの渋谷に居たのに。

凛「アンタ、自分のクラスは?」

クラス?何の事………?って、何かそんな記憶がある。

西條「ぼ、僕のクラスはアーチャー。き、君の問いに参上した」

凛「アーチャー?そうなの。それは良いとして、何でアンタ着ている服が汚れてる訳?」

西條「え……?」

僕は自分の服を見た。すると血や埃が付き、近くにあった鏡を見ると顔にも付いていた。

西條「ね、ねえ。君の名前は何て言うの?」

凛「私?遠坂凛よ。アーチャー、アンタの名前は?」

西條「ぼ、僕は西條拓巳……」

凛「西條拓巳?そんな名前聞いたこと無いわね。アンタ、何処の英雄?」

西條「え、英雄?僕はそんな立派なものじゃ無いんだけど………」

凛「アンタ英雄じゃないの!?」

西條「そ、そうだけど。住んでた所は渋谷だったけど……」

凛「そう……。どうやら私は外れを引いちゃったみたいね……」

西條「あ、あのさ、り、凛。ここはどこなの?」

凛「ここは私の家よ」

西條「そうなんだ。あ、あのさ」

凛「どうかしたの?」

西條「僕の部屋とかってある?」

凛「アンタ、自分で霊体になれるでしょ」

西條「あ、そうみたい………」

凛「とにかくアーチャー。よろしくね」

西條「よ、よろしく」

どうやら僕はとても面倒な事に巻き込まれたみたいだ。頑張っていこうかな。

今日の投稿はここまでです。次は明日か明後日になります。

凛「アーチャー、私に付いて来て」

西條「どうしたの?」

いきなり凛が僕に話しかけてきた。今は日が明け朝になっていた。朝起こしてあげたけど色々と凄かった

凛「私は今から学校に行くの」

西條「そ、そうなんだ」

凛「アンタも付いて来るのよ」

西條「え、な、何で……?僕その学校の生徒じゃないんだけど」

凛「霊体化すれば話は付くでしょ」

西條「そ、そうだった。ごめん」

凛「アンタねぇ……。ま、いいわ。行くわよ、アーチャー」

西條「う、うん」

凛「これって……」

西條「ど、どうしたの?」

凛「結界よ」

凛は僕に説明してくれた。ちなみに僕は今霊体化しているから小さな声で言ってくれた

西條「け、結界?」

凛「そうよ。昨日少し話したでしょ」

西條「そ、それはそうだけど……。僕のいた日常にはそんな物無かったし」

ある意味僕がいた日常は魔法とかよりも凄かったけど

凛「アーチャー、アンタは霊体化して学校の中を徹底的に調べて。私も昼休みや放課後に調べるから」

西條「わ、分かった」

凛「お願いね、アーチャー」

そう言って凛は学校の中に行った。あんまり気が向かないけどな……。見ればいいだけだし、ずくに済むと思うし

クラス:アーチャー

真名:西條拓巳(ニシジョウタクミ)

性別:男

マスター:遠坂凛

身長:170cm

体重:54kg

属性:混沌・秩序

パラメーター

筋力:E

耐久:E

敏捷:C

魔翌力:E

幸運:E

宝具:EX

クラス別スキル

対魔翌力:E

魔法などの物に関わったことが無く、特定以外の魔法は殆ど食らってしまう

単独行動:D

マスターからの魔翌力補給を断ってもしばらくは自立できる能力。Dランクならばマスター不在でも半日は現存できる

保有スキル

対精神的魔術:A++

自らの体が妄想で出来ているため、精神的攻撃はその攻撃ごと吸収されてしまう

妄想速度:A+

妄想をする速度は常人よりも数倍早い。この妄想の速度が宝具のレベルを上げているほど

宝具:世界破壊す妄想の剣(ディソード)

ランク:EX

種別:不明 レンジ:不明 最大補足:不明

切れぬ物は無く、防ぐ物すら無い最強であり最悪でもある妄想の剣。人間などあっさりと切れてしまうほどの切れ味を持っている

宝具:妄想を現実にする者(ギガロマキアックス)

ランク:EX

種別:不明 レンジ:不明 最大補足:不明

西條拓巳の最強にして最大の宝具。世界にある物や無い物を妄想し具現化する力。ディソードもこの力の一部でしかない。痛覚遮断、思考盗撮、再生など簡単に出来てしまう。また、この力は一度何かが壊れた人間でしか使えず、西條拓巳は最強のギガロマキアックスでもある

パラメーターを作ってみたので、これで大丈夫ならここままにします。何か気になる所等があるならその所を訂正します

訂正
ギガロマキアックス→ギガロマニアックス

こんばんは。これから投稿していきます

今は昼休み。僕は凛と屋上で合流した。

凛「で、アーチャー。見つかった?」

西條「ま、全くだぜ」

凛「何偉そうにしてるのよ」

西條「ご、ごめん」

凛「はあ、まあいいわ。引き続き調べて」

西條「分かった」

凛「お願いね」

(アーチャーって、本当に英雄なのかしら?見た所そこまで頼れそうな感じでもなさそうだし。自分でも英雄じゃないって言ってたし。まあ、何時かサーヴァント同士の戦いがあるからその時にわかるでしょうね)

また時間が変わって放課後。僕は凛と一緒に校舎内を調べた。今は昼休みと同じ屋上で一休みしていた。そして凛は何かを確信したみたいだった

凛「……アーチャー、これが誰の仕業か分かったわ」

西條「そうなの?」

凛「サーヴァントよ」

西條「サーヴァントって確か英雄みたいな存在、だったっけ?」

凛「そうよ。もう一度説明するけど、アーチャー以外にあと六人居るの。セイバー、ランサー、ライダー、アサシン、キャスター、そしてバーサーカー」

西條「殆ど名前で分かるんだ」

凛「まあそうね。中にはアンタみたいなアーチャーなのか分からないのがいるけど」

西條「な、何か酷い言われようだな」

凛「当たり前でしょ。アンタ戦えるの?」

西條「ま、まあ戦ったことはあるよ。三回だけだけど……」

戦った相手はチート同然な奴等ばっかりだったけど。っていうか三回中二回は同じ敵だけどな

凛「三回!?アンタ良く呼ばれたわね」

西條「り、凛の召還がミスってたんじゃないの?」

凛「何ですって!?アーチャー!アンタねぇ!!っ……誰!?」

こんばんは。これから投稿していきます

ランサー「ほお、俺に気付くとは驚きだぜ」

凛「サーヴァント……!」

ランサー「そこの嬢ちゃん。その言葉を知ってるって事はマスターって事か?」

凛「くっ……」

(あのサーヴァントは恐らくランサー。その証拠に持っている武器は槍。アーチャーの武器は分からないけれど、とにかくここで戦うのは不利だわ。だとすると……)

凛「アーチャー、場所を移動するわよ!」

西條(分かった。でも、凛はどうやって下に降りるの?)

凛(ここから飛ぶの。着地はアンタに任せるわ、お願いね)

西條(えっ!?そんないきなり……)

凛「とにかく、任せたわ!」

ランサー「何ゴチャゴチャと喋ってやがる!」

凛「この場はひとまず下がるしか……っ!!」

西條「凛、ここは任せて」

凛「アーチャー!?どうするつもりなの?」

西條「ランサーの足を止める。だから先に行ってて」

凛「足を止めるってアンタ、本当に出来るの?」

西條「出来るから」

凛「無茶はしない事。良いわね?」

西條「分かってるよ」

凛「なるべく早く終わらせなさいよ!」

ランサー「敵に背中を向けるとはいい根性してるなぁ。嬢ちゃんよぉ!!」

西條(悪いけど、凛はやらせない)

───僕は妄想する。向かって来るランサーが、塀から伸びる頑丈な鎖足を捕らわれる事を!!!

ランサー「何だこれは!?」

時間稼ぎくらいにはなると思うな。凛の方も

凛「Es ist gros『軽量』,
Es ist klein『重圧』………!!」

凛「アーチャー!着地任せたわ!!」

無茶言うなあ。絶対骨折れるよ、これ。で、でも頼まれてるからね

凛「ありがとう、アーチャー。所で今変な音しなかった?」

西條「い、いや聞こえたかったよ」

着地する前に痛覚は遮断してそこから骨が一瞬で再生した。何て言えないしね。でも凛の体柔らかかったなあ……

凛「アーチャー。今変なこと考えて無かった?」

西條「え、いや気のせいだよ。気のせい」

凛の体が柔らかかったなんて死んでも言えないよ

訂正
頑丈な鎖足→頑丈な鎖で足を

凛の方も→凛の方も飛んだみたいだった

今日はここまでです。次も明日か明後日になると思います

こんばんは。これから投稿していきます

ランサー「小癪な。貴様!何のサーヴァントだ。見た所セイバーって感じじゃねえな。とすると、アーチャーってとこか?」

西條「ねえ凛。僕直ぐにバレてるみたい何だけど」

凛「ああもう!アーチャー、アンタあいつを倒しなさい!!」

ランサー「ハッ。話が分かる見てえだな。そら、弓を出せや。それ位の時間は待ってやるよ」

西條「僕別に弓を使う訳じゃないんだけど……」

凛「そうなの!?」

ランサー「何だと?ならばアーチャー、貴様の武器は何だ」

西條「え、け、剣だけど」

ランサー「ハッハッハ!面白れえな。来いよ、小僧!」

ランサーはさっきまで話したり笑ったりしていたけれど、そこからいきなり殺気を出してきた

西條「凛。離れてて」

凛「分かったわ。アーチャー、アンタの力を私に見せて頂戴」

西條「ディソード」

凛(ディソード?あの剣の名前魔のかしら?あんな剣見たこと無いわ。って、あの馬鹿、宝具の名前を出すんじゃないわよ!ても、長さはランサーの槍かそれ以上かもしれない。得体の知れない剣ね………)

西條「行くよ」

ランサー「────ッ!!」

西條「グッ!!」

ランサー「ハッ!威勢がいいのは最初だけか!!」

西條「まだだよ……」

ランサー「何だと!?」

西條「これが僕の能力なんだよ」

でも、まさかここまでランサーが早いなんて思わなかったな

ランサー「……面白れえ!ますます面白れえ!!アーチャー、来いよ!もっともっと戦い合おうぜ!!」

西條「こういうタイプは苦手なんだけどな……」

ランサー「おらあ!!」

西條「はああ!」

ランサーが僕に高速で迫ってくる。僕はランサーの槍を避けたり当たったりしていた。当たった傷は直ぐに再生するけど、守ってるだけで攻撃が出来ないな……

凛(凄い。これがサーヴァント同士の戦い……)

西條「ふひひ……」

ランサー「ああ?」

凛「笑ってる……?」

西條「スピードが早いのなら、僕も早くなればいい」

ランサー「何を言って……ガッ!?」

西條「ス、スピードはお前だけの物じゃない」

凛(アーチャーがいきなり笑ったと思ったらランサーのスピードに追い付いてる)

ランサー「このっ……!舐めるなよ……!!」

西條「なっ……!?」

ランサー「食らえ、我が一撃を!」

「刺し穿す(ゲイ・………、誰だ!!」

???「うわ……っ!?」

凛「生徒!?まだ残ってた何て……!!」

西條「凛、どうするの?」

凛「決まってるでしょ!ランサーを追うわよ!!」

西條「分かった」

あの生徒は校舎の中に入っていった。でも、ランサーのスピードから逃げられるとも思えないし、なるべく早く行った方が良いな

すみません。今日はここまでです。次も明日か明後日になると思います

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