花陽「会長はロト7って知ってますか?」 (33)
ちょっと書きたくなってしまった。
・短編
・もしも花陽が生徒会役員だったら
・若干のキャラ崩壊注意
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ーー某日、生徒会室
絵里「ふぅ......こんなものかしら?」
花陽「お疲れ様です、会長」ニコッ
絵里「ありがとう。それじゃあ職員室に届けてくるわね」ガタッ
花陽「あっ!私も手伝いますよ!」トッ
絵里「そう?悪いわね......まったく、希ってばまたサボって......」
花陽「あはは......」
.........
ーー廊下
絵里「......」コツコツ
花陽「......」コツコツ
(なにかお話しなくちゃ.....うーん......あ!)
「会長!」
絵里「何かしら?」
花陽「会長は、ロト7って知ってますか?」ドキドキ
絵里「知らないわ」ピシャッ
花陽「はうっ!い、一等が最高4億円の宝くじなんです!」
絵里「そう.....興味n」
花陽「キャリーオーバーしたら最高で8億にもなっちゃうんです!」
絵里「花陽、落ち着いて」トントン
花陽「はっ!す、すみません私......」
絵里「いいのよ。へぇ、4億円ねぇ......」
花陽「すごいですよね!魚沼産コシヒカリが50万kgくらい買e」
絵里「ねえ!」
花陽「ぴゃっ!」
絵里「花陽、貴女の夢はお金で買えるほど陳腐なものなの?」
花陽「へ?」
絵里「私の夢はね花陽。この学校を存続させること。そりゃあ大金を使って無理やり......なんてことも出来るかもしれない」
花陽「......」
絵里「でもそうじゃないの。皆に思ってもらいたいの。音ノ木はすごい、音ノ木に入りたいって.....」
花陽「会長......」
絵里「なんて。カッコつけすぎかしらね」アハハ
花陽「そんなことっ......!」
絵里「さ、職員室ついたわよ」
花陽「あ......」
.........
ーー下校中
花陽「それでね、『大切なのはお金なんかじゃない』って」
凛「へぇー!会長かっこいいにゃ!」
真姫「人間ができてるわね」
花陽「私感動して思わず泣きそうになっちゃったんだ」ウルッ
凛「かよちん泣いてるにゃー......よしよし」ナデナデ
花陽「ありがとう凛ちゃん。でもね、これはいい涙なんだ」クスン
真姫「はなy.....あれ?あそこにいるの会長じゃない?」
凛「え!?どこどこー?」キョロキョロ
真姫「あそこ......」
花陽「?」
訂正
.........
ーー下校中
花陽「それでね、『大切なのはお金なんかじゃない、心なのよ』って」
凛「へぇー!会長かっこいいにゃ!」
真姫「人間ができてるわね」
花陽「私感動して思わず泣きそうになっちゃったんだ」ウルッ
凛「かよちん泣いてるにゃー......よしよし」ナデナデ
花陽「ありがとう凛ちゃん。でもね、これはいい涙なんだ」クスン
真姫「はなy.....あれ?あそこにいるの会長じゃない?」
凛「え!?どこどこー?」キョロキョロ
真姫「あそこ......」
花陽「?」
ーー宝くじ売り場前
絵里「こら亜里沙!勝手に塗っちゃだめでしょ!?」
亜里沙「あ、亜里沙もやりたい......」
絵里「外れたら亜里沙のせいにするわよ!?」
亜里沙「えぇー!?」
真姫「......」
凛「人の心がなんだったかにゃ?」
真姫「こら凛!」
凛「え?......あ!」
花陽「会.....長?」
絵里「!!!」バキッ
ア-!オネエチャンエンピツオッタ-!
花陽「嘘......」
カヨチン....
ハナヨ....
花陽 ( ゚д゚)
絵里 (; ・`ω・´)
花陽「二人とも......帰ろうっ!」ダッ
凛「かよちん!」タッ
真姫「花陽!!」タッ
亜里沙「お姉ちゃん?」
絵里「.........」
.........
ーー翌日、生徒会室
花陽「はぁ.....」
ガチャ
希「おはよーさんー」
花陽「副会長......」
希「どうしたん、花陽ちゃん?浮かない顔して」
花陽「それは......」
希「ははーん、さてはえりち会長となんかあったんやね?」
花陽「えっ!?ど、どうして!?」
希「カードが、そう言うてたんよ」ピッ
花陽「す、スピリチュアル.....」
希(なんて、ほんとはえりちに相談されたんやけど)クスクス
「よし!じゃあえりちと話し合える席を用意したる!」
花陽「えっ!?で、でも......」
希「うちに任しとき!」
ーー放課後、某焼肉屋
希「カルビめっちゃおいしいやん!」モグモグ
絵里「希」
希「タン食べたら牛さんとベロチューしてることにならへん?うちいややそんな......」
絵里「希!」
希「んー?」
絵里「なんで突然焼き肉なの?」
希「えー?いやな、花陽ちゃんがえりちと話したいって言ってたんよ」
絵里「!花陽が.....?」
花陽「は、はい......」
絵里「......」
希「じゃあうちはお手洗いいってくるな?」スック
絵里「わ、私も......」
希「お手洗いは一人分しかないんよ。ごめんな?」ニコッ
絵里「のぞっ」
希「ほななー♪」
絵里「.........」
絵里「......」モグモグ
花陽「会長、知ってますか?」
絵里「何?」
花陽「ロト7キャリーオーバーして最高8億円なんです。魚沼産コシヒカリが100万kg買えちゃいます......」
絵里(花陽、このあいだのことは......)
「興味ないわ」シレッ
花陽「......え?」
絵里「どうでもいいでしょ?そんなこと」
(しまった)
花陽「でも昨日......」
絵里「買ってないわ」
花陽「でも私.....!」
絵里「人違いよ」
花陽「そんな......!」
絵里「そんなことより食べましょ?お肉が焦げるわ」
花陽「......」
希「ただいー......え」
.........
ーーお会計
店員「あ!希ちゃん、ポイントたまったからこれ!おみくじ!」
希「おお!ついにこの時が来たんやね!?」
花陽「おみくじ?」
希「ポイントが貯まるとできるんやけどな?一等がなんと一万円の金券なんよ!!」
花陽「す、すごい......!」
希「えりち、やってみない?」
絵里「私?別にいいけど......」ガサゴソ
希「......」ドキドキ
花陽「......」ドキドキ
絵里「ほっ」スッ
[一等 一万円分お食事券]
店員「一等!おめでとうございまーす!」
希「おおおおお!!すごいやんえりち!」
絵里「なっ!?だめ!だめよ!!私はこんなところで運を使うべきじゃないの!私はロトの当選発表控えて.....は!」
花陽「会長......?」ピクピクッ
絵里「......」
花陽 ( ゚д゚)
絵里 (; ・`ω・´)
希「チェックメイト」
.........
ーー翌日、生徒会サミット
絵里「花陽、昨日のことは.....」
花陽「何も見てません」
絵里「よろしい。さ、西高生徒会長が来たわ」スック
花陽「......」
絵里「初めまして。音ノ木坂学院生徒会長の絢瀬と申します」スッ
花陽「!か、会長!」
絵里「?」チラッ
[ロト7]
絵里 (; ・`ω・´)
花陽 ( ゚д゚)
.........
ーー後日、廊下
花陽「何の話でしょうか......」
絵里「心配しないで。貴女は私が守るわ」
花陽「会長......!」ウルッ
絵里「.........」
ーーー
ーー前日
絵里「希......どうしようかしら」
希「別に気にせんと思うけどなぁ」
絵里「私が気にするの!」
希「まぁ名誉挽回のチャンスは......これが最期やろな」
ーーー
絵里「......」
ガラッ
絵里「失礼します」
.........
理事長「今回の件は間違いなく、我が校の存続に繋がりますよ」
えりぱな「申し訳ありません」ペコ
真姫母「小泉さん.....貴女の勇み足だったんじゃないのかしら?」
花陽「えと.....!」
絵里「すべて私の指示です」
花陽「え!?」
絵里「小泉さんに責任はありません。責任はすべて、私がとります」
花陽「会長......」ウルッ
絵里(やった.....)
理事長「かっこつけちゃって......まあいいです。しかしまだあります。これです」ピッ
つ[ロト7]
花陽「!」
絵里「!」
理事長「あなたたちのどちらかが......これを西高生徒会長に渡したそうね」
穂乃果父「どうやったら間違えられるんだ。尊敬するよ」
花陽「そ、それは......」
絵里「私ではありません」
花陽「え?」
絵里「そんなものは今初めて見ました」キリッ
花陽「」
穂乃果母「そこまで言うなら......絢瀬さんじゃないのね?」
穂乃果父「とすると君か.....小泉!」
花陽「はひっ!そ、それは....!」
理事長「まあいいです。そうは言っても貴女たちは我が校になくてはならない存在です。今後は気を付けてくださいね」
えりぱな「はい、失礼しました」クルッ
にこ母「ところで今週、ロト7はキャリーオーバーしてるのかしら?」
絵里「はい、してます!」ニコッ
理事長「.....」ジ-
PTA一同「......」ジ-
花陽「......」
絵里 ( ゚д゚)
花陽「......」プイッ
.........
翌日、廊下
凛「かよちんPTAに呼び出されたんだって?大丈夫だった?」
花陽「はぁ......会長には困っちゃったよ.....」
凛「あー、ロトチカ会長かぁ」
花陽「ロトチカ?」
凛「みんな影でそう呼んでるにゃ」
花陽「あはは、酷いね......」
凛「でもかよちんもロトチンだよ?」
花陽「エ゛ェ゛ッ゛!?ロ゛ト゛チ゛ン゛ッ゛テ゛ヨ゛ハ゛レ゛テ゛ル゛ノ゛ォ゛!?」
凛「あれ?なんかみんな集まってるね」
花陽「張り紙?」
真姫「おめでとう、ロトチン。あいや....小泉生徒会長」
花陽「え!?」
凛「かっ、かよちん会長になってるにゃ!」
ーーー
[重要なお知らせ]
一年
小泉 花陽:生徒会長に任命
三年
絢瀬 絵里:会長の座を剥奪
ーーー
凛「会長の座を剥奪......にゃぁー.....」
花陽「あ、あはは.....」
凛「凛知ってるよ、こういうのリコールって言うんだよね」
花陽「偉いね凛ちゃ......!」
絵里 |-º)チラッ
花陽 (゜ロ゜)
凛「凛知ってるよ。バカなのは凛じゃなくて>>1だってこと」
.........
ーー生徒会室
花陽「会長......その、なんか申し訳ないっていうか.....」
絵里「私は会長ではありません」
花陽「でも.....」
絵里「理事長の判断です。お気になさらず」
花陽「でも会長....いや、絢瀬先輩......」
絵里「”先輩”は不要。呼び捨てで結構です」
花陽「えぇ!?そ、そんなの無理でs
絵里「そして......なんなりとお申し付けください、会長」
花陽「うぅ......」
<ウミチャ-ン!ミテミテ!ロトセブンカッテキタノ!
<マタデスカ?ヨクアキマセンネ...
花陽「!」
絵里「......」
花陽「へぇ.....じゃあ絵里ちゃん、ロト7かってきてよ」
絵里「!!」
花陽「今週はキャリーオーバーしてるんだよね」ニコッ
絵里「あ.....ああ......」
花陽(なんだろう......すごく気持ちいい///)ゾクゾク
........
ーー翌週
モブ「会長!」
モブ「会長!」
モブ「会長!このプランだと4億ha田んぼに出来ます!」
花陽「4億?ロト7みたいですね」フッ
モブ「会長!こっちのプランだと8億haは田んぼになります!」
花陽「8億?キャリーオーバーですか(笑)」
希「ロトチン前回やね」フフ
♪コドクッノッセッツナッサ!ワカルッヒットッダッケッド!
花陽「ん......」ピッ
ざわざわ...
コウナイデノケイタイシヨウ!? サスガカイチョウ!ワタシタチトハチガウ!
花陽「はい理事長。すぐ伺います」ピッ
キャ-!! キャ-!
.........
ーー理事長室
花陽「今回の件、本当にどうm」
理事長「ごめんなさい。その事はなかったことにしてほしいの」
花陽「え?」
理事長「音ノ木坂学院は......ロシア系学校と等配合され、生徒会、クラスなどは全て見直されることになりました」
花陽「そっ、そんな!!」
理事長「そう、や にしゅを に まぐす じぇれち!(I cannot do anything!)」
花陽 ( ゚д゚)ポカーン
.........
ーー翌日、教室
花陽「凛ちゃん、真姫ちゃん......私、会長下ろされた」
真姫「お気の毒にね.....」
凛「は、早かったにゃ.....」
花陽「はぁ.....」
真姫「とりあえずこれ、運んじゃいましょ?」グッ
ーー廊下
花陽「短かったなぁ.....」
凛「皆いってるにゃ」
花陽「今度は何?」
凛「三日かよちん」
花陽「三日かよちん?三上ですか.....別番組だよ.....まだロトチンの方がましだよぉ.....」
凛「でも字だけ見るとかよちんの話し方あかりちゃんみたいにゃ」
花陽「!?」
真姫「それより聞いた?ついに等配合だって.....」
凛「ロシアだったかにゃ?」
花陽「ロシア......」
真姫「それを画策したのが.....」
hahahaha!
三人「!!」ビクッ
ロシア人「Сделал это carry over на этой неделе?」
(今週はキャリーオーバーしてるのかい?)
絵里「Да.」
(ええ)
花陽「絵里ちゃん......」
絵里「あ」
ロシア人「Она твой друг?」
(彼女、お友達かい?)
絵里「Да. Пожалуйста, подождите минуту.」
(そうよ。ちょっと待っててね)
花陽「......」ゴクリ
絵里「Здравствуйте, Koizumi. Как дела?」
(おはよう小泉。調子はどう?)
花陽「」
絵里「Я чувствую себя вполне хорошо!」
(私は絶好調よ!)
花陽「」
絵里「Что происходит?」ニコッ
(どうしたの?)
花陽「」
凛「性格悪いにゃ」ヒソヒソ
真姫「最悪ね」ヒソヒソ
絵里「♪」ニコニコ
花陽「」
To be continued...
終わり。どうしても書きたかったんだ......
次は17才のファブリーズあたり書くかも。
読んでくれてありがとう
絢瀬絵里(声:柳葉敏郎)
小泉花陽(声:妻夫木聡)
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