テロリスト「両手を挙げろ!」俺「……」 (45)
クラスメイト1「なっ、なんだこいつら!?」
クラスメイト2「う、うわああああ!!銃を持ってるぞっ!!」
テロリスト「うるせぇ!! 早く両手を挙げろ! これは見せしめだ!」バーン
クラスメイト1「」
クラスメイト2「う、うわあああああっ!!クラスメイト1がっ!!!」
テロリスト「ククク…」
俺「……」
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俺「……」タバコスパー
テロリスト1「こ、こいつ!?タバコを吸ってやがるっ!」
俺「……そこらへんにしとけ」カチャッバンッ
テロリスト1「」
テロリスト2「な!? こいつ!」カチャッ
俺「……近接戦闘ならば、ナイフのほうがはやい」ザクッ
テロリスト2「ぐああああああ!!!」
俺「ふっ」
美少女「お、俺さん! ありがとう!」
俺「……他愛もない」
クラスメイト1「ありがとう!!」
クラスメイト2「ありがとう!!」
クラスメイト3「ありがとう!!」
俺「デストリーズン…−死への反逆-」
クラスメイト2「1、生き返ったのか!?」
クラスメイト1「ああっ。ありがとう!!俺!」
俺「ただ、お前の周りの人が傷つくのを見たくなっただけさ……」
テロリスト編 ー完ー
美少女「はぁ…はぁ…はぁ…!」タッタッタッ
黒服「待ちやがれ!!」タッタッタッ
黒服「オラッ!」ズバンッ
美少女「うっ!!ぐふっ!」
黒服「手間取らせやがって……」
俺「……おい」
黒服「なんだ!?こいつ!?」
黒服「髪は真っ白……、目は青色……服は全身黒……!? 何もんだこいつ!?」
俺「お前らに吐く言葉など……ない!」シュピン!
俺「restart hell -地獄へ……-」
黒服「!?」
黒服「ぐはぁ!? あ、頭がっ!?」
黒服「」
黒服「」
黒服「」
俺「……この言葉を"聴"いたものは、死ぬ……」
美少女「お、俺さん! ありがとう!!」
俺「……俺に近寄るな……君を傷つけることになる……」
美少女「……あなたが一番傷ついてるわ……!」
俺「……!」
美少女「……いいのよ」
俺「くっ!? 俺には、君は眩しすぎる……」シュタ
美少女「……俺さん……」
愛と逃走編 ー完ー
ーロサンゼルス行き航空機内
キャビンアテンダント「アテンションプリーズ」
男1「全員両手を挙げろ! この飛行機には爆弾が仕掛けられている!」
男2「ヒッヒッヒッ。俺達と地獄の逃避行と行こうぜぇ~」
俺「……」
女「ぐっ!? む、胸が……」
男1「あぁ!?仮病だろうが!?」
女「じ、持病なの! 心臓が弱くて……!」
男2「うるせぇ!!」ドガッ
俺「……失礼」スッ
女「……?」
俺「……この薬を飲みなさい。それでその病気は治る……」
女「!? こ、これは一個百万もする特効薬!?」
俺「ふっ、いいんだ。君に必要なものさ……」
男1「おい!てめぇなにやってやがる!?!?」
男2「ヒッヒッヒッ!! てめぇには死んでもらうぜ!!」
俺「うるさいぜ……。ハエが耳元をぶんぶんとびやがって……」
男1「な、なんだとぉ!?」
男2「殺してやるぅぅ!!」
俺「ふっ。やってみろよ……」
男2「し、しねえええっっ!!」バンッ
俺「音速舞踏 - Let's dance -」シュピン!
男2「なっ!? 避けただとぉぉ!??」
俺「」手刀トスンッ
男2「」
俺「デスハンズ-死と狂乱の裁き- この手刀を食らったものは、死ぬ……」
男1「き、きさまああああ!!!」
俺「」ギロッ
男1「ひっ!」
俺「バロールの目-死- 見たものは、死ぬ………」
男2「あ、ああ、あああ、ああああああああ!!!!!!!!!!!いたいいたいいたいいたいいたいちあちあああとななかいああちあいああちあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」ズバンッ
俺「"死"を、味わえ……」
俺「ふっ、この"目"を使ってしまうなど……これは災厄しか、おびき寄せないというのに……」
女「そんなことないわ!」
俺「……」
女「だって!だって!その目で私は救われたもの!」
俺「……!」
女「災厄しか引き寄せないなんて、そんな悲しいことはいわないで」
俺「……」
乗客1「ありがとう!!」パチパチ
乗客2「ありがとう!!」パチパチ
乗客3「ありがとう!!」パチパチ
乗客4「ありがとう!!」パチパチ
俺「……ありがとう、か」
新たなる可能性編 ー完ー
ー回想 火の中
俺「うっ……だれか! たすけて!」
女傭兵「……。死にたくないかい」
俺「! うん!もっと行きたい!」
女傭兵「……そうか……。こい」
俺「あっ……」
ーーーーー
ーーーーーーーーーー
ーーーー俺さん……
ーーーー俺さん!起きて!
美少女「俺さん!起きて!」
俺「は!」ガバァッ
俺「な、なぜ君がここに……」ズキズキ
美少女「え、昨日のこと覚えてないんですか!?」
俺「く、飲み過ぎたな……」ズキズキ
美少女「もう! これ飲んでください! 治まりますよ!」
俺「あ、ああ。ありがとう。……それで?」
美少女「昨日、夜中に道端で俺さんが倒れてたんですよ。だから書いてあったところに連れてきたんですけど……」
俺「……そうか、すまない」
美少女「こんなボロホテルで寝泊まりしているんですか?」
俺「……あぁ。だが、変えなければなるまい」
美少女「え!? なんでですか?」
俺「君に、知られてしまったからだ」
美少女「え?」
俺「"癖"でな……。住居は転々としなければ落ち着かないんだ……」
美少女「ふーん。そうなんですか」
パーン!
美少女「え、あ」ズバンッ
俺「!?」
美少女「あ、俺……さん……」ドクドク
俺「くそっ!? 狙撃かっ!?」
俺「デストリーズン!−死への反逆-」
美少女「」
俺「くそ!? 消終弾だとっ!? これでは俺の能力は……」
俺「……すまない……」スッ
男「目標の狙撃に成功しました」
無線の男「そうか。次は男をやれ」
男「はい」
男「」カチャッ
男「!? な!? こっちを向いて!?」
無線の男「そ、そんなはずはない! ここは2kmも離れて……ガチャパンパンバンパンパングアアアアアアアアガチャツーツーツー」
男「な!?なんだと……」
男「くっ!? 目標が消えたっ!? ど、どこに!?」
俺「……ここだ」
男「な!?」クルッガチャ
俺「遅い!」ガッ!
俺「……腕だ……」ギンッ
男「ぐ、ぐあああああ!!!!! 俺の腕がああああああ!!!!」グチャ
俺「……足だ……」ギンッ
男「うぎゃあああああああああああ!!!!!!」グチャ
俺「……そして……、頭だ」ギンッ
男「」グチャ
俺「……魔眼、バロール。 お前の体を"殺した"」
俺「……」
俺「く、く、くそぉおぉぉぉ!!!!」ボロボロ
俺「俺は!俺は!何一つ守れない!!」
俺「ああああああああああ!!!!!!!!!!!」ダンッ
血の涙編 ー完ー
?「ーー本部から至急ーー コードネーム"俺"を抹殺せよ」
?「ーー応答せよーー」
?「…………」
?「全員、やられたか。」
?「こうなったら、ワシが行くしかないのか……」
?「俺、我が息子よ……」スチャ
カランカラン
店長「いらっしゃ……て、あんたか。なんのようだい」
俺「……いつものだ」
店長「……なにか、あったのか?」
俺「……」
店長「ふっ、あんたはペラペラと語るたちじゃねえか……」
俺「……全てだ」
店長「おいおい!冗談だろう!?」
俺「……」
店長「……そうか。わかったよ。持ってけ」
ウィーンガチャン
店長「この武器一式があれば国を落とせるぜ?」
俺「……金はいつものスイス銀行に振り込んでおく」ガタッ
店長「……じゃあな。もう合うこともないだろうが」
俺「……ありがとう」
店長「ふっ、俺達はそんな言葉を掛け合うような柄じゃないだろう……」
俺「……」スッ
カランカラン
ー海近くの倉庫
父「……きたか」
俺「……」
父「久しぶりじゃのう……。お前には、死んでもらう」
俺「……秀でた才能は2つと要らない……か」
父「くっくっ!わかってるじゃないか!」
俺「……くだらん。この能力も、望んで手に入れたわけではないのに……」
父「戯言を!」
俺「いいぜ……。同じ能力者同士、能力は使えない……。ならば……」カチャッ
父「近代兵器で勝負、というわけじゃな」カチャッ
俺「」パンパンバンパンパン
父「」パンパンバンパンパン
俺「くっ!肩にっ!」
父「甘いっ!甘いぞ息子よっ!」バンッ
俺「くっ!」バンッ
父「死ねっ!」カチャッ
俺「……」
父「最後に言い残すことはあるかのぅ……」
俺「……ひとつだけ……」
父「いいぞ、聞いてやる」
俺「……死ぬのはお前だッッッ!!!親父ぃいいいぃぃい!!!!!!」パンッ
父「ちっぃ!? 鬱陶しい! たった一発程度……!! グアああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」
俺「……」
父「こ、これは消終弾ッッッ!!! だましやがったな小僧ッッッ!!!!ぐふっ!」
俺「……一人の少女を殺した。……それが、あんたの敗因だ……」
父「ぐっ……。たったそれが……」
俺「……」ッー
父「クククッ!ワシは嬉しい!ぐっ…息子が……育ってくれて……!」
俺「……!」
父「……生きるのだ……俺よ……」
父「」
俺「……」
俺「……」
俺「……」
少年の手には何も残らなかった。
たった一つ大切なものさえ失い、あるは己の力のみ。
孤独の道を進みながらも思う。世は孤独であり、また、明瞭なのだと。
しかし、少年の胸にはたしかに残った。
愛しき者達との思い出が。
それを抱えて、今日も俺は進んでいく。
ー路地裏
男「へへっ!脱いでもらおうかお嬢様ちゃん」
少女「いやっ!やめて!」
男「うるせぇ!! ほらっこれはナイフだっ!見えるか!」
少女「ひっ! やめてぇ!!」
男「ぐふふふ……ぐっ!?」
男「だっ、誰だてめえっ! くそっ、うわああああああ!!!」
男「」
少女「は、はうぅ……。た、助かりました!ありがとうございます!」
少女「あ、あのお名前を伺ってもよろしいでしょうか」
少女「そ、そうなんですか! あの!お礼としてお茶でもしませんか!?」
少女「あ、ありがとうございますぅ! それじゃあ行きましょ!俺さん!」
ー完ー
このSSまとめへのコメント
ぐぉあああああ
あいあああ
あああ
ああああ
あ
あ
あああ
あああああ
あ
あ
あ
あ
痛すぎる・・・