凛「にゃー・・・・・・デートはお預けかぁ」
凛「卒業してから3年、こんなことははじめてにゃー」
凛「お腹空いたし、気晴らしの散歩ついでにどっか食べに行くにゃ!」
~外~
凛「お?アレはかよちん?」
凛「うん、なんか変装っぽい格好だけど、アレはかよちんだにゃ」
凛「付き合ってなかったら多分見逃してたかもしれないにゃ」
凛「かーよち・・・・・・ん?」
凛「・・・・・・明日になったデート、変装っぽい服」
凛「怪しい・・・・・・」
凛「誰かと会うにしてもあんな格好は、怪しい・・・・・・」
凛「ちょっと付いていってみるにゃ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1412150133
~花陽サイド~
花陽「うーん、大丈夫かなぁ・・・・・・?」
花陽「凛ちゃんにならすぐばれそうだけど、コレばっかりは外に出ていないことを祈るしかないよね」
花陽「あ、予約した時間に遅れちゃう!急がなきゃ!」
~凛サイド~
凛「凛、信じてるからね・・・・・・かよちん」
凛「かよちんは、そんなことしないって信じてるよ」
凛「・・・・・・なんか探偵みたいだにゃ」
凛「って言っても、ジーパンにTシャツだから微妙だにゃー」
凛「よくみたらこのジーパン、太もものとこ破けてる・・・・・・ダメージジーンズってやつだっけ?」
凛「それに、近場で済ませる予定だったからTシャツは寒いにゃ・・・・・・」
凛「そうだにゃ!明日かよちんに○○と会ってたでしょ!って言っていたずらしてみよう!」
凛「かよちん驚くろうにゃー」
凛「あ、かよちんの近くに車が・・・・・・」
凛「あの赤いスポーツカー・・・・・・確か真姫ちゃんの」
凛「うん、今手を上げたの、真姫ちゃんだにゃ。久しぶりに見るにゃ」
凛「か、かよちん?車に顔入れて何して・・・・・・」ドクン
凛「・・・・・・嘘、だよね?」ガクガク
~花陽サイド~
花陽「ケーキも買ったし、後は・・・・・・」
真姫「花陽!久しぶりね!」
花陽「あ!真姫ちゃん!?久しぶりだね!今日はお仕事休みなの?」
真姫「ええ、丁度ショッピングしていたところなの。花陽は?」
花陽「えへへ・・・・・・実はね、真姫ちゃん耳貸して」キョロキョロ
真姫「え?何かしら・・・・・・へぇ!素敵じゃない!」
花陽「でしょ?よかったら真姫ちゃんも来る?」
真姫「うふふ、遠慮しておくわ。私もそこまで野暮じゃいもの」ウィンクパチーン
花陽「も、もう、ヤメテヨー///」
真姫「でも、そうね・・・・・・アレはあげたいから、一緒に選んでくれるかしら?」
花陽「うん、いいよ!きっと凛ちゃんも喜ぶ!」
真姫「ありがと。じゃあ後ろに乗って」
花陽「お邪魔します!」
~凛サイド~
凛「かよちん・・・・・・冗談にしてはキツすぎるよ・・・・・・」ジワ
凛「てゆうか、冗談に・・・・・・なってないよ・・・・・・・」
凛「そう、コレは夢、夢なんだにゃ・・・・・・」ギュー
凛「痛いにゃ・・・・・・」
凛「現実は、残酷だにゃ・・・・・・」
凛「あれ・・・・・・泣いてる・・・・・・」ポロポロ
凛「うっ・・・・・・ぐす・・・うぅ・・・・・・」
花陽「いろいろ買ってたら、すっかり遅くなっちゃった・・・・・・凛ちゃん心配してるだろうなぁ」
花陽「凛ちゃん、ただいまー!」ピンポーン
シーン
花陽「?」ピンポーン
花陽「あれ?開いてる・・・・・・」ガチャ
花陽「お酒の匂い・・・・・・?」
凛「うにゃあああああああああああ!!」
花陽「ピャアアアアア!?」
凛「かよちんかよちんかよちんかよちーん」スリスリギュー
花陽「(うっ、お酒臭い)ど、どうしたの?凛ちゃん!?」
凛「凛は・・・・・・かよちんのこと、応援するからね!り、凛・・・・・・は・・・・・・」ウルウル
花陽「凛・・・・・・ちゃん?」
凛「うわぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」ギュースリスリ
花陽「泣いてちゃわかんないよ!うぅ、ダレカタスケテー!」
花陽「凛ちゃん、落ちついた?」
凛「・・・・・・」ムスー
花陽「(落ち着いたと思ったら今度は拗ねちゃった・・・・・・)」
凛「・・・・・・」プシュ
花陽「あ!もう!お酒はダメだってば!」
凛「かよちんには関係ないよ!」グビグビ
花陽「えぇ~・・・・・・」
凛「・・・・・・今日」
花陽「今日?」
凛「かよちんなにしてたの?」
花陽「え"?(ばれてる?)」
凛「凛知ってるよ、真姫ちゃんと会ってたんだよね」
花陽「真姫ちゃん?確かに会ったけど、アレは偶然で・・・・・・」
凛「偶然~?嘘だにゃ!」
花陽「ほ、本当だよ!たまたま真姫ちゃんに会って、それで・・・・・・」
凛「それで、キスして、車に乗って、どっかいっちゃったにゃ」
花陽「キス?
」
凛「してたでしょ!わざわざ車の外と中から!」
花陽「あ、あぁ~・・・・・・(あれの事かぁ)」
凛「凛は、かよちんの事・・・・・信じてたのに、信じてたのにぃ~!」ビェーン
花陽「あ、あはは・・・・・・」
ボーンボーンボーン
花陽「(時間も丁度言いし、誤解を解かなきゃ)凛ちゃん!」
凛「なんにゃ!?・・・・・・え?」
花陽「お誕生日、おめでとう!」
凛「・・・・・・へ?」
花陽「凛ちゃん、誤解させちゃってごめんね・・・・・・」
凛「誕・・・・・・生日?」
花陽「ふふっ、凛ちゃん前日なのに忘れてたもんね」
凛「前日・・・・・・あ」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
花陽「凛ちゃん!明日は何の日か知ってる?」
凛「明日?デートの日じゃないの?」
花陽「・・・・・・ふふっ、そっか」
凛「???」
花陽「あのね、凛ちゃん明日のデートなんだけど・・・・・・・・・」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
花陽「思い出した?」
凛「・・・・・・・てことは」
花陽「はいこれ、私からのお誕生日プレゼント!」
凛「あ、これ・・・・・・ペアリング?」
花陽「うん!安めのだけどね・・・・・・後はこれ!真姫ちゃんから」
凛「これは・・・・・・ニット帽?猫耳がついてるにゃ」
花陽「真姫ちゃんの車に乗ったのは、真姫ちゃんのプレゼント選びを手伝ったからだよ」
凛「って事は・・・・・・全部凛の勘違い?」
花陽「うん、そうだよ・・・・・・わかった?」
凛「あ、あははは、あはははははははははは」
花陽「り、凛ちゃんが壊れた!?」
凛「あはははははははははははははは・・・・・・きゅう」バタン
花陽「り、凛ちゃーん!ダレカタスケテー!」
次の日
凛「ゲホッ、ゲホッ」
花陽「38度3分・・・・・・Tシャツなんかで出かけるからだよ!お酒もこんなに飲んで!」
凛「にゃー・・・・・・かよちん怖いにゃー」ゲホゲホ
花陽「あたりまえだよ!凛ちゃんに何かあったら私・・・・・・!」
凛「ご、ごめんね・・・・・・」
花陽「今日はおとなしくしてること!ケーキも治ってからね」
凛「でも、誕生日に風邪を引いちゃったにゃ・・・・・・」
花陽「私にも非があったけど、自業自得だよ」
凛「にゃー・・・・・・」
花陽「今お粥作るから、それまで寝ててね、凛ちゃん♪」
おわり
花陽「お粥できたよー!・・・・・・あれ?」
凛「・・・・・・すぅ」
花陽「寝ちゃった・・・・・・」
花陽「・・・・・凛ちゃん。私がね、凛ちゃん以外を好きになるなんて」
花陽「無いんだよ?」チュッ
ほんとにおわり
マッキーの歌かと思った
>>14 よくわかったなwwwwwwマッキーの「SPY」元にしたんだ!
このSSまとめへのコメント
1ヵ月早いし
こりゃまた懐かしい曲だな(笑)
SPY、大好きだったわ