【ラブライブ】かぐやの姫と踊りたい (25)
私は矢澤にこにー月在住の宇宙No.1アイドルにこー
毎日忙しいけど今日もファンのために頑張ろうって思っていた矢先にマネージャーが持ってきた仕事
「ちょっと地球に行く番組で身体張ってこいや」
ちょ、ちょっと待ってよ!このにこにーに身体張れってどういう事よー
だけど私の文句が口から出るより早く意識がどんどん遠くなっちゃった
どうなるにこにー負けるなにこにー
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カンッ…カンッ…カンッ…
にこ(うるさいわねぇ…何の音?)
カンッ…カンッ…カンッ…
にこ(近所で工事でもやってんのかしら)
カンッ…カンッ…パカッ
にこ(んっ…眩しっ)
「ハラショー、竹の中から可愛らしい女の子が出てきたわ」
にこ(ん?何の話よ…良いから窓を閉めなさい…)
にこ(あれ?身体が自由に動かないわね)
にこ(それに上手く喋れないし…身体もいつもより小さい気が…)
絵里「早く家に帰って希にも見せてあげないと」
にこ(なっ何で私の身体が赤ちゃんになってるのよー!!)
にこ(はっ!これがマネージャーの持ってきた仕事?じゃあここは地球なのね)
にこ(それにしても赤ちゃんって…これじゃ私のキャラが生かせないじゃないのよー)
絵里「希、見て見て。赤ちゃんを拾ってきたわ」
希 「えりち、誘拐は犯罪なんよ。流石にそれは見過ごせないかなぁ」
にこ(当然の反応よね)
絵里「違うのよ、光ってる竹を切ったら中から出てきたの」
希 「おぉーそれならOKやね。スピリチュアルやね」
にこ(どこがOKなのよ、何でそれで信じちゃうの!?)
絵里「この子の名前は竹から産まれたから竹太郎よ!!」
にこ(ちょっ!ネーミングセンス最悪よ!本当にやめてっ!!)
希 「えりち、流石に女の子に太郎はちょっと…」
にこ(そうよ、あの子を止められるのはあんたしかいないわ)
絵里「じゃあ竹子にしましょう」
希 「それなら良いかなぁ」
にこ(ヤメテッ!!)
にこ(結局2人が話し合った結果かぐやって名前になったわ)
にこ(まったく地球人っていうのはこんな奴しかいないのかしら)
にこ(一晩寝たら元の大きさに戻ったわ)
にこ(流石は月の技術力って事かしら)
絵里「かぐやったらたったの3ヶ月でこんなに大きくなってしまって」
にこ「絵里と希のお陰よ」
にこ(体感では半日もたって無いくらいなんだけど)
絵里「私が見つけた時は3センチくらいしか無かったのに」
にこ「3センチじゃまるで虫じゃないの3寸よ、3寸」(9cm)
希 「胸の方は3センチも成長しとらんみたいやね」
にこ「余計なお世話よ!!」
にこ「もう奥の部屋で休んでるから」
希 「はーい」
絵里「それにしてもかぐやは可愛く育ったわねぇ」
希 「本当に、食べちゃいたいくらい可愛いなぁ」
にこ(何か背筋がゾクゾクするわね…風邪かしら)
美しいかぐやの噂はあっという間に村中、町中、国中のあちこちへと広がったにこー
やっぱりにこにーの可愛さはどこの星でも共通みたい
でもでもぉーにこにーはぁーみーーんなのアイドルだからぁ無闇に人前に出たりしないのぉ
それでもどーしても会いたいっていう5人の権力者に会うことになっちゃった
絵里と希の立場ってのもあるし仕方ないわよね
「「「「「たのもー」」」」」
絵里「いらっしゃいませ、お待ちしておりました」
海未「この家に絶世の美人がいると聞いて馳せ参じました。是非お目通りをお願い致します」
ことり「可愛いぃ服が似合う女の子がいるって聞いてきましたぁ」
穂乃果「穂乃果の面倒を見てくれるお世話好きな子がいるって聞いてきました」
花陽「白いご飯に合う料理が作れる子がいると聞いてきました」
凛 「かよちんについてきました」
絵里「みんな皇族や名家の跡取りばかり、失礼に無いようにしないと」
希 「これでかぐやっちもお嫁に行ってしまうんやね、ヨヨヨヨ」
絵里「仕方ないわ、かぐやが竹から産まれたからと言ってもこの世で生きていくなら結婚しないわけにはいかないもの」
希 「こんな事なら先にちょこっとつまみ食いしとくべきやったかなぁ」
絵里「そうね、惜しい事をしたわ」
にこ(凄く不吉な言葉が聞こえた気がするけど…)
にこ(それにしても、こんなところで結婚なんて出来るわけないじゃない、私はアイドルなのよ)
にこ(そもそも何で全員女の子なのよ、何でナチュラルに女の子と結婚させようとしてるの)
にこ(どうにかしてこの結婚話を破談にしないと…)
にこ「にっこにっこにーみなさん初めましてみんなのアイドルにこにーですっ♪」
穂こ海花「…………」
凛 「今日は冷えるにゃ」
にこ(何なのよ、こいつら私のファンでここに来たんじゃなかったの?)
海未「美しい」
にこ「へ?」
海未「降り積もる雪のように白い肌、まるで宝石のように輝く赤い目、貴方はまるで月夜に映るウサギのように美しい」
にこ「あ、いや、それ程でもあるけど…」
にこ(ちょっと台詞が臭いけど見る目あるじゃないの、かなりの美形だし…女の子だけど)
凛 「ほら、かよちんも負けてられないよ」
花陽「そ、そうだね」
花陽「あぁ、炊きたてのごはんのように白い肌、まるで梅干しのように輝く赤い目、貴方はまるで握りたてのおむすびのように美しい」
にこ(この子は何を言っているんだ)
凛 「凛はこっちのかよちんも好きだけど、ちょっとどうかと思うにゃー」
穂乃果「かぐやちゃん!!」ガシッ
にこ「なっ!いつの間にか肩を捕まれた。か、顔近い近いー」
穂乃果「かぐやちゃんが大好きです。毎朝私に味噌汁を作って下さい!」
にこ(うっ…何て真っ直ぐな目で告白してくるのよ…やばい流されちゃうかも…)
ことり「もぅ、穂乃果ちゃんたら、そんな強引なのはダメだよぅ」
にこ(この子いつの間に後ろから抱きついてきてるのよ、何だか甘い、お菓子みたいな良い匂いがする)
ことり「かぐやちゃんたら本当にカワいぃ、ことりのおやつにしちゃいたいくらい」
ことり「ねぇ~かぐやちゃんの事啄ばんじゃってもいいよね?ことりのお・ね・が・い」
にこ(この子何てこと口走ってるのよ、でも甘い匂いと声が合わさって頭の中が蕩けてきたぁ)
海未「ことり!流石にやり過ぎです!!」
ことり「えぇ~ただのスキンシップだよぅ」
絵里「皆さん、アピールタイムはそれくらいで宜しいでしょうか?」
希 「かぐやっちにあんまりお痛せんといてねぇ」
にこ(た、助かったにこぉ~)
海未(これは思った以上にちょろそうですね、園田の技で一気に攻め落としてみせましょう)
ことり(ふふふっかぐやちゃんかわいぃ、すぐにことりの鳥かごの中に入れちゃうんだから)
穂乃果(みんな手強いけど負けないよ!私やっぱりヤル!ヤルったらヤル!!」
花陽(かぐやちゃん可愛いなぁにっこにっこにーにっこにっこにー)
凛 (ラーメン食べたいなぁ)
にこ (はぁ…会うだけでこんなに疲れる何て先が思いやられるわ…)
希 「はい、かぐやっち、これ台本だから読んでね」
にこ 「えっと、皆さんの本気度を測るためにそれぞれ私の指定する貴重な宝物を見つけてきてもらいます」
にこ 「最初に宝を持って来れた方と私は結婚しましょう…って何勝手に決めてるのよ!」
希 「大丈夫、どれも無理難題を仕込んでおいたからみんな諦めるよ」ボソボソ
にこ 「本当なんでしょうねぇ」ボソボソ
希 「じゃあ、このクジを順番に引いてください」
海未 「では私から…『のぞにこUR覚醒済み』ですか」
ことり「次は私だね…『虹色マカロン』か」
穂乃果「じゃあ私ね…『ぷわぷわーお』と」
花陽 「次引きますね…『伝説のアイドル伝説(未開封)』ですか」
凛 「一応引くね…えっと『薬用石鹸ミューズ』」
にこ 「ちょっと石鹸って簡単過ぎじゃないの」ボソボソ
希 「大丈夫、この世界観で石鹸なんて無いやん」ボソボソ
にこ 「世界観とか言うんじゃないわよ!」ボソボソ
にこ 「それじゃあ各自探してきてね、にこは待ってるにこー」
最後まで書き終わらなかったのでここまで、たぶん次の更新で終わらせます
ペアライブも(今度)書くよ!!
でも先にうつし世を終わらせたいです
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