朝 登校中
男「早くしなきゃ」スタスタ
幼馴染「まって~」トコトコ
幼馴染「おとこ君、足が速いよ~」トコトコ
男「ごめんな…急いでてさ…」
幼馴染「…も~、やっと追いついたぁ…」
幼馴染「ていっ、つかまえた!」ピトッ ギュッ
男「つかまった」ニコッ
幼「えへへ~」
スレタイ幼馴染の時点でお察しを
男「ほら早くしろよ」
トコトコ幼「は、はやいよ…うぅ~」トコトコ
スタスタ幼「あら、お早う二人とも……もう少し急がないと遅刻するわよ?」スタスタ
トコトコ幼「わ、わかってるよー」
スタスタ幼「ほら、急がないと先に男と行っちゃうわよ!」グイグイ
男「おい!腕引っ張んなよ!」ズルズル
トコトコ幼「あ、あぅ…まってぇ」
トコトコ幼(あぁ!腕組んでる!…良いなぁ…)
こんなのを期待してます!
1の続きから 10のネタいいですね
男「幼は抱きつくの好きだね」
幼「こうしないといっしょに歩けないもん」ギュッ
幼「おとこ君、はやいよ…」ギュー
幼「わたしを置いてかないで…いつも待ってくれるのに」
男「ごめん、今日、日直でさ」
幼「じゃあわたしも早く行くよ。いっしょに学校行こう?」
幼「急がなきゃ、日直なら」トコトコ
幼「」トコトコ
男「…幼足遅いね…相変わらず」
幼「ちがうっ、おとこ君がはやいのっ」
男「僕は普通ぐらいだけど」テクテク
幼「ぐぬぬ~」トコトコ
幼「」トコトコ
男「……」テクテク
男「てい!」ダキアゲッ
幼「ふぁ…」ポッ
男「幼、軽いからお姫さま抱っこできるね」ニコッ
男「…さっ、急ぐよ…しっかり掴まっててね」ギュッ
幼「…うん/////」ギュー
……
高校 クラス
男「日直、朝の分おしまい」
男「…ふー、間に合って良かったよ」
幼「ごめんね男…」
幼「朝からわたしを抱っこしてダッシュなんて大変だよね」
幼「これおわびね…」コト
イチゴミルクー
男「ありがとう」ニコッ
男「…でも気にするなよ。僕もいっしょに登校したかったんだから」
男「」ポン
幼「…ありがと」モジモジ
幼「…えへへ」
友「お前ら、相変わらずラブラブだな」ヒュー
女「確かにね」ニコッ
幼「女ちゃん、友君」
男「おはよう、二人とも」
友「はよっ」
女「おはよー、幼ちゃん、男君」
女「んふ~。朝から幼ちゃんは可愛いわー」ナデナデ
友「マジでその通りだわー」ナデナデ
幼「う~」
女・友「」ワシャワシャ
幼「やめてー」
幼「…ぅぅ」トコトコ
幼「」カクレカクレ
男「友、女さん、そこまで。ストップ」
幼「おとこ君」ギュー
男「…幼がヒいてるから」
友・女「あっ…」
女「ごめんなさいね、幼ちゃん可愛いから」プニプニ
幼「あやまりながら、ほっぺ触らないで~」
友「あはは」
男「ほら女さん、飴」
女「あら、コーラ飴」
女「コーラ飴オイシー」ペロペロ
幼「……」ジッ
男「…ほら幼、早く逃げるぞ」ヒソヒソ
幼「…コーラ飴いいなぁ。…あっ、うん」
幼「」トコトコ
男「次は移動教室だから急ぐぞ」スタスタ
幼「まって~」トコトコ
……
女「逃げられちゃった…」
友「飴で気を逸らして逃げたな」
友「いつもあの二人、おんなじ手で逃げるのに、なんで引っかかるかな…」
女「だって男君、色々お菓子くれるんだもん、私の好きなやつばっか」
友「好きなやつを前もって用意してんだろうな」
女「逃げるために準備するくらい嫌われてんの、私?」
女「…幼ちゃんはなかなかなついてくれないなー」ハァ
友「そんなことないと思うけど。普段仲良さそうにいるじゃん」
女「もっと濃厚なスキンシップがしたいんだよ」
女「あのちっちゃい小動物を思いっきし愛でたいのよ」
女「…こーね、ぎゅーっとしてね」ギュッ
友「おい…」
女「…で、すりすりしたいんだよ」スリスリ
友「…いや、今されてんの俺だから」
友「…女にならいいかな」ボソッ
女「友はいいや…いらない…」ポイッ
友「…捨てんなよ」
友「…まぁ、わかるぞ、その気持ちすごく。…でも、ほどほどにしとけよ」
友「じゃないとマジで嫌われちゃうからな」
女「男君がうらやましいよ」
女「幼ちゃんを独占して」
女「ぜったい私も幼ちゃんを可愛いがってやるっ!!」
女「待っててね、幼ちゃん!!」フンス
友「あはは…」
廊下
男「女さんはお菓子大好きだから、何かおやつを渡せばスキができて逃げられるんだよな」スタスタ
幼「今度、わたしもお菓子用意しとこう…」トコトコ
男「…そうだ幼」
幼「なぁに?」
男「ほら、コーラ飴…食べたそうだったから」スッ
幼「ありがと」ニコッ
幼「もうすぐ授業だから、ポッケにしまって後で食べようね」
男「…幼はポッケ、いつもパンパンだな」
幼「いろいろしまってあるからね」
幼「きれいなビー玉とかボタンとか…」
半角カナで心情や物の名前を書く奴って、結構な確率でイタイ物書きだな
国語の勉強してきたの?ってレベル
正直気持ち悪い
幼「お腹がすいたときのためのスニッカーズとか、あとね、ぷっちょ とか…」
男「…たからものとお菓子…子どもみたい」クスッ
幼「そんなことないよっ、ほらっソーイングセットとかも…」
幼「…あっ、おとこ君、ボタンが取れそう…つけてあげるね」
男「ありがと、でも後でいいよ」
男「次の授業始まるからさ」
幼「…あっ、教室移動中だった。遅くなっちゃう」
男「うん、急ごう」スタスタ
幼「まって~」トコトコ
>>22
ssはお嫌いですか
それがssですよ
……
家庭科の授業
幼「友君や女ちゃんは違う選択授業で残念だよね」
男「二人は美術だよな…すこし意外だよな」
男「…ふふ…なんだかんだ言って幼もあの二人、結構好きだよな」
幼「うん、いっしょにいると楽しいもん」ニコッ
幼「…ただもう少し、ペット扱いは止めてほしいけどね」
幼「…とくに女ちゃん。ムツゴロウさんと動物じゃないんだから…」
男「あのふたりなりの愛情表現なんだろ」
男「幼は実際可愛いからね…可愛がりたくなるんだよ」
男「…僕もそうだし」
幼「…ふぇ/////」
男「…ふふ」ナデナデ
幼「男くん、やめてよぅ…わたし、子どもじゃないよ」
男「…あ、ごめん」ピタ
幼「…あぅ」
幼「」シュン
男「……」
男「うむ…」ナデナデ
幼「ふぁ♪」パアアッ
男「…面白い」ナデナデ
おやすみなさい
見ているかたいたらありがとう
>>22
安価でrpgの人?
私はあなたのss好きですけど
何か失礼でもしましたか?
……
幼「…メニューは肉じゃがかぁ、王道だね」
男「だな」
幼「男くんのお母さん、肉じゃが得意だよね」
幼「よくいっしょにご飯食べるけど」
幼「…わたしだいすきなんだよ、男くんのお母さんの肉じゃが」
男「僕も好きだよ」ニコッ
幼「…ふぇ…すき/////」
男「…あの肉じゃがうまいよね…って、顔赤いよ。どうした?」
幼「…なんでも…ないよ…」
男「…?」
男「」ムキムキ
幼「…い、芋の皮を剥いて…」モタモタ
男「」スパスパ
幼「他の野菜も…切って…」アタフタ
男「…頑張ってるな」クスッ
幼「できた!」
班員「…幼ちゃん、ありがとう」
班員「次は鍋の準備頼むね」ニコッ
幼「うん♪」
幼「鍋を取りに…」トコトコ
幼「男くん、お鍋取って来たよ…」トコトコ
幼「…あぅっ!」コケッ
男「危ない!」ガシッ
幼「ふわぁ…」
男「平気か?」
幼「…だいじょぶ…ありがと…/////」
男「気をつけてな。幼はそそっかしいところがあるから」
幼「うん…そだね。注意するよ…」
幼「…お鍋置いとくね」コト
男「ありがとう」
幼「……男くんにぎゅっと抱きしめられちゃった…」
幼「…男くん、意外と力強いんだぁ…」
幼「…えへへ」
幼「わたし他にも準備してくるね」
男「うん、頼む」
班員「お願いね」
幼「」トコトコ
幼「お皿…お茶碗…ダシの素…みりん…」トコトコ
女子「幼ちゃん!」
幼「…なぁに?」
女子「私たちの班の肉じゃが、味見して?うまくできたか知りたくて」
幼「…えっとね…うん…」
女子「どう?」
幼「…とってもおいしいよ」モグモグ
幼「でもね…もすこしダシが効いたほうがおいしいかも…」
幼「隠し味にメンツユとかもいいかな…」
女子「そっかありがとね」
幼「おいしかったよ…わたしもうれしいもん…食べさせてもらって。ありがと…」ニコッ
女子「そう」ニコッ
女子「幼ちゃん食べ物の味見るの得意だからね。アドバイスが欲しかったのよ」
幼「そんなことないよ」
幼「じゃ、また」
女子「うん」
クラスメート「幼ちゃん、これ味見してみて」チョイチョイ
幼「…うん」トコトコ
クラスメート「これ食べてみて、幼ちゃん」チョイチョイ
幼「…待っててね」トコトコ
クラスメート「幼ちゃん、これもー」チョイチョイ
幼「…うん」トコトコ
男「……」ジッ
男「ふふっ」
男「…なんかかわいいや」
……
班員「みんなお疲れさま。完成よ」
男「いただきます」
幼「…お腹いっぱいだよ…まだ実食してないのに…」ケプ
男「あはは、幼大人気だな」
幼「たくさん食べられるのはうれしいし、ありがたいけどね」
幼「」モソモソ
男「その小動物みたいな食べ方をみんな見たいんだよ」
男「ハムスターみたいで可愛いよ、幼」ニコッ
幼「…かわい/////」
幼「…って、バカにしないでよ。ハムスターってなによっ!」
男「じゃあリスとか…」
幼「かわんないよ!」
幼「ふん、もう知らないもん」プイッ
男「ごめんごめん」
男「だって幼が食べてるとき、ほっぺたすごいふくらんでるんだもん」
幼「…もぐもぐ」プックリ
男「僕もそれかわいいと思うし」ニコッ
幼「…ん~!/////」
幼「」ポカポカ
男「あいたた…悪かったよ…ごめんね」
幼「…ぶ~、なんですぐに男くん、わたしをからかうの」
男「からかってないんだけど…」
班員「ふふ…仲いいんだ、ふたりとも」
幼「うん!」
男「まぁ、二歳からの付き合いだしね」
幼「ずっといっしょなの、幼稚園、小学校もっ」
男「中学、高校もね」
班員「へぇ」
男「班員さんはどこ中学?」
班員「私は○中だよ」
男「近いね。僕と幼はa小とa中だよ。違う学校でも会ったことあるかも」
男「…△ってケーキ屋、知ってる?」
班員「ミルフィーユが美味しいところよね」ニコッ
男「そうそう♪あとなぜか饅頭が置いてあって…」
班員「…ソフトクリームが美味しいのよね♪」
男「うんうん」ニコッ
幼「……」モソモソ
幼「むむむ~…」
班員「あのあたりならわかるかな?」
班員「…×って文房具屋さんなんだけど。かわいい文房具が売ってるんだよね」
男「品揃えのいい店だよね。知ってる」
男・班員「♪」
幼「」シュン
幼「」クイクイッ
男「ん?」
男「……」
幼「……」
男「」ナデナデ
幼「ふぇ…」
男「」ナデナデ
幼「…ん」スリスリ
男「ふふ」
班員「」ニコッ
幼「えへへ~」
男「ふふ」ナデナデ
……
幼「1、2時間目が調理実習って変わってるよね」
男「時間割り変更があったからね。3、4時間目は遠足の行き場所を決めるホームルームだね」
幼「…ふぁ~、お腹いっぱいだから眠くなっちゃうかも…」
男「うん、僕も」ニコッ
男「授業だったら耐えられなかったよ」
幼「えへへ、わたしも」
男「一年生一学期中間テスト後、初のイベントか」
クラス「!」ワアアアッ
男「盛り上がってるよね」
幼「うん」
女「ひゃっほ~い!!」
友「わっしょ~い!!」
男「…なんだかな」
……
先生「今日は遠足について話し合いますよ」
先生「その前にクラスの委員を決めたいと思います」
先生「班員さんが今日まで一人で務めてくださいましたが、遠足などの行事のために、もう数人決めておいたほうがいいかと」
先生「決まったら班員さんと、今日のホームルームの司会をしていただきます」
先生「…では、立候補してくれるひと~」
……
女「幼ちゃーん!!」
幼「…なぁに?」ビクッ
女「調理実習で肉じゃが作ったんだよね?美味しくできた?」
男「おいしかったよ」
女「ずるーい!!」
女「男君ばっか幼ちゃんの料理食べられて。私も食べたい!!」
友「選択授業違うから今回は仕方ないな…確かに俺も食べたいけど」
女「…普段もいっしょにご飯食べてるし」
女「放課後もずっといっしょなんでしょ?」
女「…もしかして幼ちゃんの手作り晩ご飯とか食べてるの?」
友「…嫁の手料理、か…」
幼「お嫁…さん…/////」
幼「……」
~~~
男『幼、ただいま』
幼『おかえりなさいあなた』ニコッ
男『今日は仕事が大変だったよ』
幼『お疲れさま、ご飯できてるからね』
男『ありがとう、いつも悪いね。時間遅いのに』
幼『気にしないで。お嫁さんなら当然だもん』
男『ふふ』
幼『…そうだ、あなた』
男『ん?』
幼『ただいまの挨拶、しっかりしなきゃ』
男『…ああ…うん、忘れるとこだった』
男『』チュッ
幼『』チュッ
~~~
幼「はぅっ!?」ガバッ
男「え?」
先生「?」
先生「えーと…クラス委員に立候補するということでいいでしょうか、幼さん?」
幼「…え…え?」キョロキョロ
……
……
幼「…クラス委員になっちゃった」
男「僕もなったから手伝うよ」
幼「…ごめんね…立候補させちゃって…忙しくなっちゃうね」
男「いいって、気にすんな」ナデナデ
男「遠足は遊園地に決まったね」
幼「うん、楽しみ」
幼「…でもしおり作ったり、いろいろ準備しなくちゃ」
男「まぁ、いっしょにがんばろうよ」ナデナデ
幼「…ん、うん…」
男「…遠足楽しみだな…色々と…」
幼「うん♪」
女「幼ちゃん!!」ギュッ
幼「ひゃん!?」
女「えへへ~、あいかわらず可愛い反応」
女「どうしてそんなに可愛いのよー」スリスリ
幼「う~」ジーッ
男「もうそのへんにしといてあげて」
友「いいかげん、過剰なスキンシップ控かえないと、嫌われちまうぞ」プニプニ
男「…友も幼のほっぺいじるのやめな」
友「…悪い、無意識のうちに」
友「こんなかわいさでできてるいきもの愛でずにはいられない!」
女「ねー♪」
男「まぁ、確かに幼は可愛いよね」ナデナデ
幼「う~、みんなひどいよぉ…」
幼「わたしはペットでも子どもでもないんだよ!!」
幼「ちゃんと一人の女性として扱ってよぅ…」
幼「背だってそんな低くないし、胸だって…」
幼「……」シュン
男「…あ」
男「…ごめん。僕はそんなつもりなくて…ただ可愛いなって…」
女「わかりましたぁ」ギュッ
幼「…わかってないじゃん」
女「…知ってるよ、幼ちゃんが誰より恋する乙女だって」
女「男君と結ばれたいよね?」ボソ
幼「…ふぇ」
幼「…あぅ…そんな…」アセアセ
女「ふふっ」
おやすみなさいませ 。見てくれているかた、ありがとう。
やっぱりつまらんかな?
女「幼ちゃん、男くんと付き合いたいんでしょ?」
幼「…なんでわかるの?」
女「いや、みんなわかるし…てか、カップルだと思われてるから」
幼「…カップル/////」
女「ふふ、うぶだね」
女「男くんとあんなに仲良しなのにまだ付き合ってないなんてね」
幼「うう…それは…」
女「…ねぇ、今回のクラス委員の一件、チャンスじゃない?」
女「二人でいられる時間増えるかもよ?」
幼「……」
女「色々協力してあげるから頑張ってみよ?」
幼「うん…」コクリ
……
幼・女「」
男「あの二人も仲良くなってきたのかな」
友「なに話してんだろな?」
友「ところで男」
友「幼ちゃんとは最近どうだ?」
男「…どうって…普通だよ。いつも通りさ」
友「いや、仲が進展してるかなって」
男「…いや、なかなか、な。うまくいかないよ…」
友「男もシャイだしな…今回チャンスだろ、クラス委員になったの」
友「頑張れ」ポン
男「うん」
友「二人っきりで、いいムードになることもあるかもな」
友「応援してるから」
男「ああ」
お昼休み
男「購買に急がないと。パンが売り切れちゃうな」スタスタ
幼「待ってー」トコトコ 男「調理実習の時間中途半端だったけど、おかず程度のものしか食べてないからお腹すいたよ」
幼「う、うん…今日ね、わたしメロンパン食べたいな、中がカリカリしてる…」トコトコ
男「うんメロンパンもいいよな」スタスタ
男「だけど今日はカツサンドが食べたい気分なんだよ」
幼「はぁ…ここの…カツサンド美味しいよね…」トコトコ
男「そしてなぜだかチョココロネも食べたいんだよな」
幼「そうなんだ…はぁ…はぁ」トコトコ
男「食べたいパンがアンバランスで困るよ、まったく」
幼「はぁ、はぁ…」トコトコ
男「……」
男「」ピタッ
幼「捕まえたぁ…」ギュッ
幼「ひどいよー…待ってくれないなんて」
男「ごめんね、早くしないと間に合わないからさ」
幼「う~」
幼「ふぇ…」
男「疲れちゃったか…」
男「ほらおんぶしてあげる」
男「急ごう、メロンパンとかカツサンドが残ってるうちに着きたい」
幼「うん」ギュッ
男「行くよ、しっかりつかまってて」
幼「うん」ギュー
おやすみなさい
見ているかたいたらありがとうございます
モブ「」チラチラ
幼「…みんなこっち見てるよ」
男「降りるかい?」
幼「…ううん」ギュッ
幼「今日はおんぶにだっこ、されっぱなしだね」
男「…いやか?」
幼「そんなことないよ」
幼「男くんの背中あったかい…」ギュー
男「そっか…」
……
教室
男「パンいっぱい買えて良かったな」
男「カツサンドうまい」モグモグ
男「……」チラッ
女「幼ちゃんウィンナーあげる」
モブ子「幼ちゃん春巻きだよー」
モブ美「ハンバーグあげるね」
モブ代「あんパンあげるー」
幼「…ありがとみんな」モグモグ
モブ子「食べてる幼ちゃんかわいー!」
モブ美「リスみたい♪」
幼「ふぁ…」ケプ
男「…あいかわらず人気者だな」クスッ
男「パン食べきれるかな幼?」
幼「男くん男くん」
男「何だい?」
幼「はい、メロンパン一口あげる。すっごくおいしいのこれ」サッ
男「いいの?」
幼「男くんといっしょに食べたほうがもっと美味しいもん」ニコッ
男「ありがとう」
男「」パクッ
男「美味しいよ」ニコッ
幼「えへへ」
男「はい」サッ
男「おかえし、カツサンド食べて」
幼「ありがと、男くん」ニコッ
幼「」パクッ
幼「おいし~♪」
男「それはよかった」
幼「えへへ~」
男「ふふっ」
男「チョココロネも食べていいよ」
幼「ピザトーストもあげるね」
男「うまいなこれ」モグモグ
幼「おいしいね」モグモグ
男「昼ご飯楽しいな」
幼「楽しいね」ニコッ
女「……」
女「…いい感じじゃない」
友「だな」ニコッ
……
放課後
女「幼ちゃん、男くんまたね」
友「じゃあな」
男「うん、また明日」
幼「二人ともまたね」
女「お別れのスリスリ」ギュー スリスリ
幼「…らめー」
友「あはは」
……
男「早速クラス委員の仕事だ。空き教室でミーティングだから急がないと」
幼「う、うん」トコトコ
男「」スタスタ
幼「も~、いつも通り早いよ。少しは待ってよぅ」
男「ごめんごめん」
あんまし書けなくてごめん
おやすみなさい
幼「逃がさない」ギュッ
男「逃げないよ」
幼「じゃあもっとゆっくりっ」ギュー
男「いつもゆっくり歩いてるんだけど…」
男「僕は歩幅合わして歩いてるのになんで遅れるんだよ、幼?」
幼「…だって」ジッ
男「顔を覗き込んでどうした?」
幼「/////」ギュー
男「…?」
空き教室
ガラッ
班員「いらっしゃい」
班員「やっぱり仲良しなんだね」ニコッ
男「待たせてごめん」
幼「しつれいします」ギュッ
班員「少し妬けちゃうかも」
班員「そんなにぴったりくっついて」
幼「」ピトー
男「あはは…」
男「幼、少し離れて」
幼「」コクリ
班員「じゃあ座って話しましょ」
男「班員さん今日からよろしく」
幼「」ペコリ
班員「そんな改まらなくていいよ」
班員「名前もみんなが呼んでるみたいに委員長って呼んで」
男「わかったよ、委員長」ニコッ
委員長「うん、男くん」ニコッ
幼「……」クイクイッ
男「…どうした幼?袖引っ張って」
幼「…男くん」
男「うん?」
幼「……」ギュッ
委員長「ふふっ」
男「?」
男「それでどんな仕事をすればいいのかな?」
委員長「とりあえず今日はこのプリント作りかな」
委員長「遠足関連は追々ね」
幼「…わかった、がんばる」
男「よし、やるか!」
委員長「ええ」
……
委員長「……」カキカキ
男「…ふむふむ」カキカキ
幼「…むむ」カキカキ
委員長「…人が増えたら作業がはかどるね。ありがとうふたりとも」
男「いや、いつも1人で頑張ってた委員長がえらいんだよ」
幼「…どうしてひとりなの?」
委員長「ホントはもう一人いたんだけど、部活でスタメンになったから忙しくてやめちゃったんだよね」
男「大変だったね」
委員長「放課後一人で作業も寂しいし…」
委員長「だからふたりが来てくれて助かったよ、ありがとうね」
男「僕らでよければいくらでも協力するよ」
幼「…わたしも」コクコク
委員長「ふふ、ホントにありがと」
委員長「こんどなにかお礼するね」
委員長「…そうだ、さっき話題になったケーキ屋さんとかどうかな?」
男「いいね」
男「…って、やっぱり気にしなくても…」
委員長「ケーキ屋に決まりー!!」
委員長「みんなで遊んだほうが楽しいからね」
委員長「…幼ちゃんもいいよね?」
幼「…えっ、うん…」
委員長「じゃあ決まりね」ニコッ
委員長「今日は遅くなっちゃいそうだから、後日のスケジュール決めといてね♪」
男「…ああ、うん…」
男(委員長さん、積極的な人だな…)
男(…まぁ、楽しいしいい人だけどね)
男「」チラッ
幼「……」カキカキ
男「…平気か」
男(…幼けっこう人見知りだけど、特に問題はないみたい)
……
委員長「男くんと幼ちゃんは普段何してるの?」カキカキ
委員長「ほら趣味とか…」
委員長「私は映画のdvdとか見てるけど」
男「特に何も。ぼけーっと過ごしてるよ」
男「マンガ読んだり、テレビ見たり」
男「たいてい…ってか、ずっと幼といっしょにね」
幼「うん、そうだよ」ニコッ
幼「小さいころからずっといっしょなんだ」
幼「男くんといると落ちつくし、すごく楽しいんだよ」
幼「わたし男くんだいすき」ニコッ
幼「…あっ/////」
男「/////」
委員長「…おお」
幼「…ちがうの、今のはね…その…あのね…」アセアセ
幼「…やっぱりちがうけど…ちがわない…カナ…」
幼「あぅ~…」
委員長「ふふ」
男「……」ニコッ
委員長「可愛い…」
委員長「幼ちゃん」ナデナデ
幼「だめっ!なでちゃや!!」バッ
幼「わたしは子どもじゃないんだから!!」
委員長「…でも可愛いよ?」
委員長「可愛いものは可愛いがらなきゃ」ニコッ
幼「かわいくないもん!!」
委員長「可愛い」
幼「かわいくないの!!」
男「…いや、可愛いよ」
幼「男まで!?」
幼「可愛いとか言わないの!」
幼「それじゃわたし子どもみたいじゃん!!」
幼「別にちびっ子ってわけじゃないんだし、あんまり子ども扱いしないでよ!!」
幼「わたしだって一人前のれでぃとして扱かってよー」
委員長「…恋する乙女として?」
幼「…うう…それはぁ…/////」
委員長「…赤面するとますます可愛いわね」
幼「ふ、ふぁ…」グスッ
男「…はいはい…そこまで」
男「委員長、早く作業しなきゃ帰れないよ」
委員長「ああっ、確かに…ごめんなさい」カキカキ
……
幼「むー」プクー
男「幼がへそを曲げてしまった…」
男「…どうしたものか?」
男「…大好き。か…」
委員長「……」チラッ
委員長「…ちょっと用事が…すぐ帰ってくるから」ガタッ
男「…うん」
幼「そう…」
おやすみなさいませ 。見てくれているかた、いたらありがとう
……
男「…けっこう作業してたんだな」
幼「夕方になっちゃったね…」
シーン
幼「…静か、だね」
男「…うん」
男「ここ、グラウンドから遠いから、部活動の音もあんまり聞こえないな…」
幼「うん…でも微かに聞こえるよ」
ソッチイッタゾー
マカセロー
幼「青春してるんだね、みんな…」
男「うん…」
幼「なんか不思議…」
幼「男くんとはよく2人っきりになるのに、いつもとちがう感じがするよ…」
男「…そうだな」
幼「ここが学校だからかな…」
男「こんな遅い時間まで学校にいるなんてないからね」
幼「そだね」
男「放課後の校舎か…」
幼「…で、2人っきり…」
幼「…ふぇ/////」
男「…悪くないじゃん…リア充みたいだ…居残りして行事の準備なんてさ」
幼「うん…」
幼「ロマンチックだね…青春って感じで…」
男「…そうだな…ほら、ちょうどロマンチックなものが…」サッ
幼「…夕焼け」
幼「…きれい」
男「うん、きれいだ…」
幼「えへへ…」
男「」チラッ
男「…可愛くて、綺麗か…」ボソッ
幼「……」ジッ
幼「…どしたの?」
男「…春の夕焼けは綺麗だなってことさ…」
幼「…そっか…えへへ」
男「……」
幼「嬉しいな…」
男「何が?」
幼「おんなじものを見て、すてきだなって思えること」
幼「綺麗なものって誰かと見たくなるよね」
幼「…そういうの、わたしは男くんと見たい」
男「…僕も」
幼「……」
男「……」
幼「あのね…」
男「なあ…」
幼・男「……」
幼「あっ…男くんからどうぞ」
男「…幼からいいよ」
男・幼「……」
幼「…じゃあ」
男「なら…」
幼「わたしから…」
男「…僕から」
幼・男「…あ」
幼「やっぱり男くんからいいよ」
男「幼から話していいよ」
幼「…ええと」
男「うん…」
男・幼(…どうしよう)
ドン
幼「きゃっ!?」
男「なんだ!?」
ガラッ
委員長「…ごめんなさい、扉にぶつかっちゃって」
委員長「…思わず、壁ドンしちゃった」ボソッ
幼「…だいじょうぶ?」
男「ケガしてないかい?」
委員長「平気、少しぶつかっただけだから…心配しないで」
男「…ならいいけど」
幼「けっこう大きな音だったよ?」
委員長「本当に平気だよ」
委員長「…全くもどかしいんだから」ボソッ
男「…ん?どうした?」
幼「どうしたの?」
委員長「ううん、なんでもないから」
委員長「…これは私がなんとかするしかないかな…」
委員長「手伝ってくれたお礼ってほどじゃないけどジュースあげる。どれがいい?好きなの選んで」
男「悪いね」
幼「ありがと、わたしメロンソーダがいいな」
男「僕は…そうだね…」
男「う~ん…」
幼「男くん悩み過ぎー」
男「あはは」
委員長「ふふっ」
……
帰り道
男「もらったコーラうまかったよ。時々すごく飲みたくなるよな、コーラ」
幼「うん、わかるよ。炭酸ってそうだよね」
幼「メロンソーダもおいしかった。委員長さん優しかったね、おごってくれたし」
男「幼はメロンソーダ大好きだよな、ちっちゃなころからさ」
幼「うん、だいすき」ニコッ
男「こんどドリンクバーで奢るよ」
幼「えへへ、ありがと」
幼「わたしも男くんに何かおごったげるね」
男「じゃあ約束な」
幼「やくそくだよ」
幼「…ねぇ、男くん手つなご?」
男「ん?」
幼「男くんいつもわたしを置いてっちゃうんだもん」
男「しっかり待ってるつもりなんだけど」
幼「それでも速いの!!」
幼「だめだよ、それじゃいっしょにいる意味ないもん」
幼「わたしはふたりでまったりしたいの」
男「登校時とか移動教室時で急いでる時が多いんだけど」
男「…それに幼、いっしょにいるとよくぼーっとするし…なんでだよ?」
幼「…とにかく手つなぐよっ!!こうやって捕まえておくからっ!!」ギュッ
幼「しっかりつかまえたよ」ギュー
男「…つかまってしまった」
幼「離さないよ?家につくまでね」
男「離さなくてもいいけど」
幼「じゃ、いこ?」
男「うん」
男「…ふふ」
幼「……」ジーッ
幼「…男くん」ボー
男「…どうした、ぼんやりして?」
幼「なんでもないよ」
幼「…男くん」ボソッ
男「……」
男「…夕焼け時、二人で手をつないで歩くか…」
幼「…え?」トコトコ
男「…昔からかわんないよな、僕ら」
幼「…うん」ギュー
男「こうやって幼稚園のころからずっと2人で帰ってる」
男「…いいよな、こういうの」
男「かわらないことがあるのってほっとする」
幼「わかるよ」
幼「わたしも男くんといるとほっとする」
幼「こうやって手をつないでると男くんのあったかさをかんじるからね」
幼「男くんはどうかな?」
男「うん、僕もそうだ」
男「幼といると安心する」
男「いつもいっしょだからね」
もうすこししたら続き書きますね
男「変わらない関係ってのも悪くないよね」
幼「……」
幼「」ギュッ
幼「…あのね男くん…」
男「どうした?」
幼「…わたしに勇気を…」ボソッ
幼「あのね男くん…」
男「…幼」
男(…幼が真剣だ…どうしたんだろう?)
男「……」
幼「…わたしずっと…」
幼「きゃぁっ!!?」ガッ
男「幼ぁっ!?」
……
幼「…おとこくん…ごめんなさい…」グスッ
幼「…めいわくかけちゃって。こんなおんぶさせちゃって…」グスグスッ
男「いいよ、気にすんなよ」
男「…足、平気か?」
幼「ううん、歩けそうもないよ…」
幼「側溝のフタが割れてるなんてひどすぎるよぅ…」
幼「いたいよぉ…」
男「とりあえず僕んちまで連れて行くな…手当てしないと」
男「そのあと病院に行こうな」
幼「…だいじなちゃんすだったのにぃ…」ジワッ
……
…
男「病院行ったけど、左足折れてなくて良かったよ」
幼「うん、捻挫だって…」
幼「……」シュン
幼「…今日は迷惑かけてばかりだね」
幼「わたし情けないね、ごめんなさい男くん…」
男「」ギュウッ
幼「…ふぇ/////」
男「迷惑なんかじゃないよ、幼色々は頑張ってる。いつも一生懸命だ」
男「…だから、僕はいっしょに頑張りたいだけなんだ」
男「気にしないで僕を頼ってよ」ギュッ
幼「……」ギュッ
幼「…うん、ありがとね…おとこくん…」グスッ
幼(…わたしも男くんのために何かしたいな…)
幼「…頑張ろう」
訂正
幼は色々頑張ってる
見てくれてるかたありがとう。おやすみなさい
(上の会話は病院の帰りにおんぶしながらしてます)
……
翌朝 幼の家の前
男「おはよう幼」
幼「おはよう男くん」
男「足、大丈夫かい?」テクテク
幼「うん、なんとかね」トコトコ
男「歩いてて辛くない?」
幼「辛くないよ、へいき」
幼「…今日の男くん、ずいぶんゆっくり歩いてくれてるね」
幼「男くんはやさしいなぁ…」
男「いつもゆっくり歩いてるつもりなんだけど…」
男「…幼って急に歩くの遅くなるからさ…なんで?」
幼「…それはね……だめ…ないしょっ」
男「…内緒?」
幼「」ジーッ
幼「…ないしょなのっ/////」
男「…?」
通学路
男「…ってわけなんだ」
女「…幼ちゃん、足、怪我しちゃったんだ」
友「それは心配だな…」
女「私が肩貸そうか?」
幼「へいきだよ、自分で歩けるから」トコトコ
女「…そう、何かしてほしいことがあったら言って。手伝うからね」
友「俺も協力するよ」
幼「ありがと、ふたりとも」ニコッ
男「…僕も頑張るよ」
幼「」ギュッ
男「…手をつないでほしいの?」
幼「」コクリ
男「…うん」ギュッ
幼「/////」ギュッ
女・友「ホント仲良し…」
教室
委員長「…幼ちゃん足、大丈夫なの?」
幼「うん…へいきだよ」
委員長「でもムリしちゃダメよ。しっかり休んでね」
委員長「クラス委員の仕事は…」
委員長「……」
委員長「…まぁ…出来る限りサポートするわね」
幼「いいんちょはやさしいね。ありがと」ニコッ
委員長「気にしないで」ニコッ
委員長「…男くんがイケメンアピールするチャンスね…」
男「…幼と委員長、仲良くなったか…よかったな…」
友「そうだな」ニコッ
女「ねっ」
放課後
幼「男くん、委員会行こ」トコトコ
男「うん」
女「男くん、幼ちゃんまたねー」
友「じゃあな」
幼「…あのね、待って」トコトコ
幼「女ちゃん、友くん、今日はね、ありがと」
……
……
少し前
幼「男くん、朝は荷物持ってくれてありがと」
男「いいよ、気にすんな」
男「…どうしておんぶとだっこを嫌がってるんだ?」
男「そのほうが楽なのに…」
幼「…これ以上男くんに迷惑かけられないよ」
幼「いっつもわたし、男くんにお世話になってるのに…」
男「そんなこと…」
幼「…あるよっ!」
女「やっほー、幼ちゃん」ギュッ
幼「はぅ…」
女「幼ちゃん、ほらジュース、お見舞い品替わりね。やっすくてごめん」ピトッ
幼「ううん、ありがと。うれしいよ」
友「後、お菓子ね」
友「お大事に」
女「ね♪」
幼「…ありがと」
……
女「幼ちゃんおトイレ行きましょ!」
幼「…え?」
女「ごー!!」ガシッ
幼「抱き上げないでー!」
女「」タタッ
……
現在
幼「みんなやさしい…」トコトコ
女『私はしたいようにしてるだけだから』
友『助け合ってなんぼだろ』
男「そうだね」
男「…僕は」
男「」ガシッ
幼「男くん!?」
男「今日、あとはおんぶして移動する」
男「スゴい痛いんだろ?見ててわかる」
男「恥ずかしいのはわかるし、迷惑なんじゃないかってのもわかる」
男「でもほっとけないから!」
男「僕のしたいようにするよ!」
幼「……」ギュッ
……
委員会 会議室
女「…それで、そんなふうにおんぶして入って来たわけね」
男「まぁね」
幼「/////」コクリ
女「…なんか雰囲気変わったなぁ…」
幼「…けっこう人に見られちゃったよぉ/////」
男「僕は別に気にしないよ」
男「…幼はイヤかな?」
幼「…イヤじゃない、イヤなわけない…」
幼「…ありがと、おとこくん」
男「うん」ニコッ
委員長「…あと一押しかしらね…」
もう一方と、同時に進めているので遅くてすみません
おやすみなさい
幼「…ところで、女ちゃんといいんちょはなんでこの部屋にいるの?」
男「…確かに…仲良かったの?」
委員長「…まぁね」
女「…ええ」
委員長「女さんも今日は手伝ってくれるんだって」
女「幼ちゃんのお手伝いがしたくてね」
幼「ありがと、女ちゃん」ニコッ
女「…はああぁぁ!!!」
男・委員長「!?」
女「その笑顔が見たかったんだよぉ!!」
女「私、超頑張るからねっ、幼ちゃん!!」ギュッ スリスリ
幼「…くるし…女…ちゃん…」
男「女さん、はなしてあげて…」
委員長「あはは…」
幼「…えへへ」
委員長「男くんと幼ちゃんって、いつもぴったりくっついてるよね」
委員長「ここに来るときは特に」
男「うん…まぁ…」
幼「はずかしいよ…/////」
女「そんなことないよ。楽しそう」
委員長「二歳からいっしょだと思い出もいっぱいなのよね」
委員長「少し思い出話とか聞いてもいいかな。なんだかうらやましくって」
女「私もしりた~い」
男「なんか恥ずかしいな」
女「私の話もするから」
委員長「ええ、私のも」
男「…いい、幼?」
幼「うん、いいよ」
男「幼稚園の話とかでいいかな?」
……
…
男・幼 二歳
公園
男母「幼母さん、こんにちは。今日も男をよろしくお願いしますね」
幼母「こちらこそ、いつも幼がお世話になってます、男母さん」
男母「ほら~、男、幼ちゃんだよ」
おとこ「おさなちゃん」トコトコ
おさな「おとこくん」トコトコ
おとこ・おさな「♪」ギュッ
幼母「ホントにふたりは仲良しね」
おさな「おとこくん、おすなばであそぼっ」トコトコ
おとこ「うん、おさなちゃん」
おさな「おしろつくるよ~」
おとこ「ぼくがおみずかける~」
おさな「せかいいちのおしろつくるよ」
おとこ「うん、がんばろ」
おさな「かんせいしたらおいわいしようね」
おとこ「ぱーてぃーしようね」
おさな「えへへ~、たのしみー」
おとこ「ぼくもたのしみー」
おさな「せかいいちおおきいおしろをつくろー!」
おとこ「ぼくたちならできるよー!」
おさな「おー!」
おとこ「おー!」
おさな「…でもそのまえに」
おさな「ぎゅっ!」ギュッ
おとこ「ぼくもぎゅっ!」
おさな「えへへ~」
おとこ「あははっ」
……
幼稚園時代
幼「おとこくん」トコトコ
幼「つかまえたぁっ!」ギュッ
男「つかまっちゃった」ニコッ
幼「も~、ようちえんにいくときくらいゆっくりあるこーよ」
男「ごめんね、ゆっくり歩いてるはずなんだけど」
男「おさなちゃんすぐたちどまるから…どうして?」
幼「ないしょっ/////」
幼「…ないしょだもん」スリスリ
男「?」
男「なんでスリスリするの?」
幼「おとこくん分をほきゅーしてるんだよ~」スリスリ
男「…男くん分?」
幼「そうだよ、おとこくん分」ギュゥッ
幼「わたしにとってだいじなえいよう分なんだぁ」
幼「だからほきゅーするのー」スリスリ
男「……」
男「なら僕も…」
男「」ギュッ
男「」スリスリ
幼「…ふわぁっ!?」
男「幼ちゃん分をもらうよっ」ニコッ
幼「…だめぇ/////」
幼「やめてぇ…」
男「やめないよ♪」スリスリ
幼「…ふぇ」
おやすみなさいませ
……
幼「おとこくん、おままごとしよ!」
男「うん、やろ!」
幼「わたしがママで、おとこくんがパパだよ」
男「うん」
幼「わたしがお帰りなさいしたら、おとこくんがただいまするの」
男「わかったよー」
男「よし、やろっ!」
男「ただいまー」
幼「おかえりなさい男くん」ニコッ
幼「つかまえたぁ」ギュッ
幼「ごはんとおふろじゅんびできてるよ」
男「ありがとう幼ちゃん」ニコッ
幼「♪」ギュッ
男「ふふっ」ナデナデ
男「…ねぇ、幼ちゃん」
男「いつかさ…おままごとじゃなくってさ…」
男「…ほんとに幼ちゃんとけっこんできたなら…」
幼「……」
幼「…うん」
幼「じゃあやくそくだよ?」
幼「わたしとけっこんしてね、男くん」
男「うん、やくそくするよ。僕幼ちゃんとけっこんする」
幼「えへへっ」
男「ふふっ」
……
小学校時代
幼「おとこくん、おとこくん」トコトコ
男「幼ちゃんおはよ」ニコッ
幼「えへへっ、おはよ」ニコッ ギュッ
幼「今日から小学校に通うんだね」
男「うん、おんなじ学校にね」
幼「ちいきとうこー(地域集団登校)がいっしょでよかったね」
男「ご近所さんだからね」
男「…まぁ、班が違ってもムリヤリいっしょに通いたいくらいだけど」
幼「わたしもそうだよ」
幼「えへへ~」ギュッ
男「」ギュッ
男「…ねぇ幼ちゃん」
幼「なぁに?」
男「どこに行くのもいっしょに行こうね。ふたりでいるのががいちばん楽しいもん」
幼「うん」ニパー
幼「…なら男くんは待っててね」
幼「わたしがついて来れるように」
男「うん、わかったよ」ニコッ
男「幼ちゃんも僕を待っててね。先に行かないで」
幼「うん、当たり前だもん」ニコッ
男・幼「」ギュウッ
……
…
現在
男「…ってところかな」
幼「うん、そうなの」
女「ふたりとも可愛い~」
委員長「…ホント仲良しさんだったのね」
幼「えへへっ、うん」
幼「男くんはいつもわたしを優しく見守ってくれてね、優しくしてくれてね」ニコニコ
女「うんうん」ニコニコ
委員長「ふむふむ」
幼「……」シュン
幼「…でもわたしは何もしてあげれてない」
男「そんなことないから。僕も世話になってるから」ナデナデ
幼「……」
女「…いいんちょ」
委員長「…ええ」
女・委員長「」ヒソヒソ
……
帰り道
幼「今日は懐かしいお話できて良かったね」
男「うん、楽しかった」
男「…あんまり作業は進まなかったけど」
幼「えへへ、だね♪」
幼「…ねぇ、男くん」
男「どうした?」
幼「わたし、男くんにちいさい頃からまとわりついてるけど、迷惑じゃないよね?」
幼「わたしトロいし、ニブちんだから男くんの重荷になってないか、心配なんだよ」
幼「…それでね…わたしが…」
男「迷惑だなんて一度も思ったことないっ!!」
男「」ギュッ
幼「…男くん」
男「いたいからいっしょにいるだけ…それだけだよ」
男「いっしょにいて楽しい、落ち着く」
男「そういうことなんだよ」
男「だから…気にするなよ」
男「いっしょにいて、助かってるのは僕もなんだからさ」
幼「……」ジワッ
幼「…ありがと男くん」
男「…ふふ」ナデナデ
おばちゃん「仲良しねー」
おばちゃん「兄妹かしら」
幼「…むっ」プクー
男「どうした?」
幼「…別に」
男「…?」
……
数日後
幼「男くんおはよっ」トコトコ
男「うん、おはよう」ニコッ
男「幼、足はもう大丈夫みたいだね」
幼「うん、すっかり平気だよ」
幼「」ピョン
幼「ほら、こんなに」テクテク
幼「…で、もって」スタスタ
幼「足も速くなったよー」
男「あはは、よかったな」
幼「とれーにんぐの成果だよ」
幼「もう遅いとは言わせないっ」
幼「行くよー」トコトコ
男「おー、早い早い」
授業中
先生「それでは⑤を男くんに」
男「…やばい、わかんない」
幼「…23」ボソ
男「23です」
先生「正解」
男「…ありがと」ボソ
幼「…えへへ」
昼休み
幼「男くんお弁当食べよ?」トコトコ
男「うん」
幼「こっち男くんのね。男の子だから大きめだよ」
幼「冷凍食品多めの手抜きでごめんね」
男「…いや、おいしそうなお弁当だよ、ありがとう」
幼「えへへ」
男「…ふふ」
男「最近お弁当作ってくれてありがとな」
幼「んー、お料理好きだから」
男「では、いただきます」
幼「召し上がれ」ニコッ
幼「……」ジッ
男「…どうした?」モグモグ
幼「あ~ん」サッ
男「へ?」
幼「…えとね、なんかあ~んしてみたくなっちゃって」
幼「…冗談だから気にしないで…えへへ…」
男「」ヒョイ パクッ
幼「…はぅ?」
男「うまい」ニコッ
幼「…えへ…へ/////」
男「……」
男(…幼がなんか積極的だなぁ)
男(ちょっとうれしいかも)
男「ふふ」
委員会
幼「資料できたよー」
委員長「ありがと幼ちゃん」ニコッ
女「幼ちゃん仕事はやーい」
友「なあ、最近特にな」
男「幼は頑張りやだからな」
女「男くんは幼ちゃんをよく見てるね」
男「長い付き合いだからね」
友「…そっか、うらやましい」チラッ
女「……」
男「女さんと友も委員会の仕事、手伝ってくれてありがとう」
友「気にすんな。暇だからさ」
女「私は幼ちゃんといたいから」ギュッ
女「んー、かわいい」スリスリ
幼「…わたしも女ちゃん好きだよ」ニコッ
女「!?」
女「…ああぁ…」ワナワナ
幼「…どうしたの?」
女「幼ちゃあぁぁん!!!」ギュゥッ
幼「ひゃっ!!?」
女「私も大好きっ!!」スリスリ
友「…俺も」ギュッ
幼「ふぁ…」
幼「えへへっ、もぉー」
男「…ふふっ、ずいぶん仲良くなったな」
委員長「ねっ」
……
委員長「じゃあ、私このプリント仕上げて提出してくるから」
女「私も行くね。たくさんコピーするんでしょ?荷物持ちがいるよね」
女「あんたも来なさい。手伝って」
友「ああ」
委員長「続き任せたわね」
男「うん」
幼「任せてね」フンス
……
幼「…でね、女ちゃんも委員長も友くんも面白いんだよ」
幼「わたし思いっきり笑っちゃって」
男「うんうん」ニコニコ
幼「…でもって、委員長たちがね…」
男「うん、なるほど」ニコニコ
男「幼はみんなが大好きなんだな」
幼「大好き」ニコッ
幼「でも男くんはだいだいだいすきっ!」
男「…あ/////」
幼「…ふぇ?」
男「あ…」
幼「う…」
幼「……」
男「……」
……
男「…みんなまだかな」
幼「…いつもどおりならまだだよ」
男「…そっか、三人が別に作業してる時間、結構かかるからね」
幼「…うん」
幼「…夕方だね」
男「…うん、かなり作業してたから」
幼「…もうすぐ日がくれちゃうね」
男「…うん、夕方だからな」
幼「あのね、男くん…」
男「なにかな?」
幼「…わたし夕方は大好きなんだよ」
幼「男くんとの思い出がたくさんある時間だから…」
幼「…覚えてる?」
男「うん…」
おやすみなさいませ。見てくれているかた、いたらありがとうございます。
……
…
幼稚園時代
幼「おとこくんまって~」トコトコ
男「うん、はやくおいでよ幼ちゃん」
幼「つかまえたっ」ギュッ
男「つかまった」ニコッ
幼「えへへ~」
男「ゆうがたにいっしょに帰るの、いいよね」
幼「ゆうやけとってもきれいだもんね」
幼「ゆうがたってなんかさびしいけど、男くんといっしょならへいきだよ」
男「僕もにぎやかでたのしいよ、幼ちゃんと帰るの」
幼「…ねぇ、男くん」
幼「わたし男くんにずっとついていくよ~」
幼「男くんのうしろにいるとあんしんするもん」
男「うん!僕が守ってあげるからね!」
男「幼ちゃんだいすき!!」
幼「わたしもだいすき!!」
……
…
幼「……」
男「…覚えてるよ、幼との約束はみんな…」
幼「…男くんとは、ずっといっしょにいたいって何度も約束したよね」
幼「…男くんについて行きたいって…」
男「うん…」
幼「…でも、もう後からついて行くだけじゃやだよ…」
男「…幼?」
幼「守ってもらうだけのわたしはいやだよ…」
幼「…どうして男くんといっしょにいると、わたしがもたもたしちゃうかわかる?」
幼「…男くんの顔を見てるとね、ぼーっとしちゃうんだ」
幼「男くんが好きすぎて…」
幼「…だからね、男くんの後ろからついて行くんじゃなくて」
幼「男くんのとなりで男くんを見てたいな」
幼「男くんに守ってもらうんじゃなくって」
幼「男くんとふたりでいっしょに頑張りたいの」
幼「…いいかな?」
男「……」
幼「…やっと言えた」
幼「…えへへ…いつも大事なときにジャマが入ってたから…」
幼「……」
男「……」
男「…僕も好きだよ。大好きだ、幼のこと…ずっと、小さなころから…」
男「…後ろからついて来てるだけなんて思ってない」
男「…いっしょにいてくれて、僕も救われているよ」
男「幼も色々助けてくれてるじゃん」
男「学校とか委員会とかもちゃんと頑張ってるし」
男「幼が努力家だって、僕は知ってる」
男「そんな幼が僕は大好きなんだ」
男「いっしょにずっと歩いて行きたい」
男「…僕と付き合ってください」ニコッ
幼「……」
幼「…はい」ジワッ
幼「これからよろしくね、男くん」
男「こちらこそよろしくね、幼」
幼「…えへへ」
男「…ふふっ」
幼「これでわたし達付き合ってるんだよね…信じられないよ。うれしいな…」
男「うん。僕もすっごくうれしい」
男「」ジッ
幼「」ジッ
幼「…男くんだいすき」ギュッ
男「…僕も」ギュッ
幼「…好き」ニコッ
男「…好きだよ幼」
幼「…好き、愛してるよ男くん」
男「…僕も愛してるよ」ニコッ
男・幼「♪」クスクス
男「……」
幼「……」
男「」チュッ
幼「」チュッ
幼「…ちゅうしちゃったぁ」
男「…だね」
幼「…どきどきするね」クスッ
男「…くっついてるからよくわかるよ」
幼「男くんもだよ…」
幼「わたしをはなさないでね」ギュッ
男「頼まれてもはなさない」
幼「えへへ~」ギュゥッ
男「」ナデナデ
……
廊下
委員長「…うまくいったみたいね」
女「うんうん、よかったぁ…」
委員長「委員会の仕事のとき、毎回ふたりっきりにしたカイがあったね」
友「よく思い出話にもっていって、いいムードにしたところでな」
委員長「放課後の校舎は雰囲気あるからね…いつかは告白すると」
女「ふぅ…いつもいっしょなのに、告白できないふたりをくっつけるのは大変だったよ」
友「まぁな、でもどうにかなったな」
委員長「まぁ、余計なお世話でいつかくっついただろうけど、歯がゆかったからね」
女「…じゃあ、そろそろ退散しましょ」
委員長「そうね。挨拶はあとでメールでしましょ。もう少しふたりっきりにしてあげたいし」
友「……」
友「…うらやましい」
委員長「」ポン
友「なんだ?」
委員長「協力したげましょうか?脈ありっぽいわよ」ボソッ
友「なっ…!?」
女「……」プクー
女「ふたりっきりで内緒話しないの!!さみしいよっ!!」ギュッ
友「…おい!?ひっつくな!!」
女「えっへへ~」ギュッ
委員長「…こっちはほっといても平気みたいね」
委員長「……」
友・女「」ガヤガヤ
男・幼「♪」ギュッ
委員長「…わたしもがんばろ」ニコッ
……
…
登校時間
女「ふんふん」ギュッ
友「…しがみつかれとる」
女「わるい?」ニコッ
友「…わるくない」
委員長「あらふたりともおはよう。今日も仲良しね」
女「もち!!」
友「…まぁね」
委員長「ふふ」
委員長「…あら、あれは…」
幼「まって~」トコトコ
幼「おとこ君、相変わらず足が速いよ~」トコトコ
男「ごめんな…待ってるつもりなんだけど…」
幼馴染「…も~、やっと追いついたぁ…置いてかないでよ…」
男「あはは、ごめん」
幼「むうっ…」プクー
幼「ていっ、つかまえた!」ピトッ ギュッ
男「つかまった」ニコッ
幼「えへへ~」
幼「もうはなさないもん!」ギュゥッ
幼「ずっとずっと、いっしょにいてもらうからね」
幼「やくそくだよ?男くん」
男「ああっ!約束だ!」
委員長「…いつもどおりみたい」ニコッ
おしまい
かなり長引いたけれど、最後までお付き合いくださったかた、ありがとうございます。
おまけ
委員長「…ケーキ屋に行くのと遊園地遠足はいいチャンスね」
委員長「幼ちゃんと男くん、友くんと女ちゃん、みんなをますますラブラブにできるわね」
委員長「…さて、計画を…」カキカキ
委員長「……」
委員長「…私にも出逢いがありますように…」
おしまい
過去作は
男「今日も僕に密着な幼馴染」
幼馴染「火鉢で」男「暖をとる」
幼馴染「ばぶ!」ヨチヨチ
男「はんぶんこ?」幼馴染「うん、はんぶんこ」
男「ヤンデレの幼馴染に拘束された。」
こんな感じです。
見ていただきありがとうございます。
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