P「麻雀講座?」(9)
律子「ちょっと社長ー!!」
P「ただいま~」
律子「しゃ・・・あ、お疲れ様です。プロデューサー」
P「声が外まで聞こえてたけど、何かあったのか?」
律子「えぇ、実は社長がまた無茶な企画をさせようと・・・」
P「内容は?」
律子「麻雀です」
P「麻雀!?」
律子「えぇ・・・」
P「さすがにアイドルにギャンブルはダメだろう」
律子「えぇ、そう思って社長を探してるんですが・・・」ピラッ
P「ん?」
律子「あったのは、さっき見つけた、この紙一枚だけで」
社長(律子君。企画の件だが、お金をかけるわけでもあるまいし、正式な競技の麻雀だ。新しいことにチャレンジするのはおおいなことだと思わんかね?P君にもよろしく頼むと伝えておいてくれ。私は出かけてくるよ)
P「はぁ・・」
P(人任せが多い社長だ)
律子「断ろうにも企画を取ってきたのは社長なので断ろうにもちょっと・・・、私は麻雀なんか分かりませんし」
P「・・・・じゃあ、みんなに麻雀の最低知識だけでも教えて番組に出させるしかねえな」
律子「プロデューサーは、麻雀できるんですか?」
P「あぁ、初心者から毛を生やしたようなもんだけどな、ルールくらいなら教えられるだろう」
律子「じゃあ、お願いします」
・・・・。
P「・・・というわけで、みんなに麻雀を教えることになった」
やよい「まーじゃん・・ですか?」
春香「それって・・・ギャンブルじゃ・・?」
千早「お金を掛けなければギャンブルとは言わないわ、春香」
真美「じゃあ、血を掛けるんならギャンブルじゃないんじゃな?」
P「なんで、麻雀漫画のセリフ知ってるんだ・・・。とりあえず、一から説明してくぞ」
P「麻雀とは、まず点数を競うゲームだ」
やよい「すぽーつみたいにですか?」
P「そうだ。だいたいの麻雀が基本、25000点スタートだ」
春香「何か桁が大きいですね」
P「そこがスポーツと違うところだな、点数の大きいバスケとかでもせいぜい三桁。けど、麻雀は三桁から始まる」
千早「最大は何桁まであるんですか?」
P「まあ、大丈夫だ、滅多なことがない限り最大の点数でも五桁のままだ」
真美「字一色、大四喜、四暗刻、96000です」
P「だからなんで知ってるんだっつーの」
真美「トップシークレットです」
P「お前、ほんとに真美か?」
やよい「それで、点数を多くとったら勝ちなんですか?」
P「そうだな、点数を多くとって終了するか、誰かが0点になったらそこで終了だ。」
P(トビや箱下続行まだ教えなくていいだろ)
千早「点数が0にならずに終了するのは、いったいどのくらい麻雀をすればいいんでしょうか?」
P「それは、始める前に決め事があってな。東風戦か半荘戦かを選ぶことができる、または決められる」
春香「とんぷう?」
やよい「はんちゃん・・・?チャーハンみたいですね」
P「中国から来てるから似てるのかもな。東風ってのは最低4回。半荘は最低8回バトルが行われる」
P「もちろん、これ以上続く場合もある、上限はない」
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