めーらー✩だえもん「でもわたしが人気者だからしかたないんだよね///ふへへ///」
ママ「めーらー✩だえもん?手紙のお返事は書き終わった?」
めーらー✩だえもん「あっ!!ママ!!見てみて!!今日もこんなにたくさんのお手紙もらったんだよ///とってもうれしいっ!!でもお返事かくのたいへん///へへ//」
ママ「…よかったわね。めーらー✩だえもんはみんなの人気者ですもの。お返事書くのがんばってね」
めーらー✩だえもん「うん!!」
ママ「ふふ」
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めーらー✩だえもん「でも…」
ママ「!?」
めーらー✩だえもん「わたし、まだちゃんと字が読めないし、書けないからいつもママからおしえてもらった同じお返事しか書けないの」
めーらー✩だえもん「みんなからのお手紙も読みたいし、もっといろんなお返事をかきたいなぁ…」
ママ「…めーらー✩だえもんはまだちっちゃいから仕方ないわ。大きくなったらいろんなお返事かけるようになるから…ね?」
めーらー✩だえもん「...うん、わかった!!それまではママに教えてもらったお返事みんなに書くから!!【お手紙ありがとう!!めーらー✩だえもんはみんなのことが大好きだよ】って///へへへ///」
ママ「…そうよ、えらいこね」ナデナデ
めーらー✩だえもん「ふへへ///」
ママ「…」
―――
めーらー✩だえもん「きょうもお返事かきかき...」
めーらー✩だえもん「あれ?何も字が書いてない…真っ白…また同じひとからかなぁ…」
ウーウーウー
ウォーニンッウォーニン
職員A『侵入者だ!!』
職員B『最重要区画へ逃げ込んだぞ!!』
職員C『はやく捕まえるんだ』
めーらー✩だえもん「なんだかきょうは外がさわがしいなぁ...」カキカキ
ドンドンドンッ
めーらー✩だえもん「あれ??ママかなぁ。でもおかしいな...ママとは朝いっかいしか会えないのに...」
ドンドンッ
めーらー✩だえもん「はーい!!まってぇ。今あけるよぉ」ヨチヨチ
ガチャ
めーらー✩だえもん「ママ?」
ゴロンゴロン
めーらー✩だえもん「わっ!!」
男「はぁはぁ...ここが最重要区画...」
めーらー✩だえもん「だぁれ?」
男「!?」
めーらー✩だえもん「??」
男「...まさかこんな小さな女の子だったとは…やっぱりあいつの…」
めーらー✩だえもん「あなただぁれ?わたしに会いにきたの?」
男「ああ…そうだよ。おいで。お兄さんがお外にだしてあげるから」
めーらー✩だえもん「えっ?なんでわたしはここでみんなにお返事書かなくちゃいけないからお外にはでないよ?」
男「…ずっとこの部屋に一人ぼっちで君は寂しくないのかい?」
めーらー✩だえもん「ぜんぜんさみしくなんかないよ!!だってみんながこんなにお手紙くれるんだもん!!めーらー✩だえもん大好きって///」
男「…いいからっ来るんだ。早くしないと…」グイッ
めーらー✩だえもん「い、いやっ!!はなして!!」バタバタ
男「これが君の為なんだ!!」
ママ「そこまでよ!!」
職員「こんなところにいやがったのか!?」
男「しまった!追いつかれたか!!」
めーらー✩だえもん「ママ!!たすけてぇ!!」
ママ「…奴だけ狙えるか?」
職員A「可能です」
ママ「やれ」
パンッ
男「うっ…」バタンッ
めーらー✩だえもん「ママっ!!」タタタ
ママ「よしよし…こわかったわね」ナデナデ
めーらー✩だえもん「うぇぇーん…」
男「くっそ…こんな…せめて…情報だけでも…」ピッピピ
ママ「誰の差金か知らんが命を無駄にしたな」
男「へっ…どうかな…」ハァハァ
ママ「答えろ‥何故この子を狙った?」
男「…言った…ところで…おまえのような人間にはわからん…さ…」
ママ「…もういい、やれ」
職員「ハッ」
パンパンッ
男「」
めーらー✩だえもん「ふぇーん…ふぇーん…」
ママ「…」
―――同刻・別の場所
ピピッ
青年「…あいつに預けてあった緊急用の端末から…」
ピピッ
青年「この画像!?やっぱり…」
青年「…この端末が使われたということは…あいつはもう…」
青年「すまない…ありがとう…」
―――数日後
めーらー✩だえもん「このまえはこわかったなぁ…」カキカキ
めーらー✩だえもん「お返事♪お返事♪」カキカキ
めーらー✩だえもん「あっ!!また真っ白なお手紙だ」
めーらー✩だえもん「こまったなぁ~真っ白はだめだよー…へへっ///」
めーらー✩だえもん「でもちゃんと、お返事書くよ//めーらー✩だえもんはあなたのことが大好きだよっと…」カキカキ
めーらー✩だえもん「ふんふ~ん♪」カキカキ
ガタガタ
めーらー✩だえもん「あれ?てんじょう?」
ガタガタ バタバタ
めーらー✩だえもん「ん?だれかいるの?」
ガタガタ ガコンッ
ドスン…
青年「…気付かれずに潜入できたようだな」
めーらー✩だえもん「わ、わ・・・」ブルブル
青年「…」
めーらー✩だえもん「ま、またこわい人きた・・・わたしに・・・悪いこと...」
青年「...めーらー✩だえもんか?」
めーらー✩だえもん「ひっ...」ブルブル
青年「怖がるな。君を外へ連れ出しに来ただけだ」
めーらー✩だえもん「い、いや!!わたしはここに居るの!!みんなにお返事書かなくちゃいけないんだから!!」
青年「...ずっとこんな場所に居ていいのか?ここには...何もない。外の世界に行けば、テレビや漫画、お菓子それに...」
めーらー✩だえもん「そんなのいらない!!わたしはここでみんなにお返事かくの!!」
青年「...なら、そのみんなに会いに外へ行かないか?」
めーらー✩だえもん「みんな...?」
青年「そうだ。お前がいつも手紙を書いてる相手に会ってみたくはないか?」
めーらー✩だえもん「お外へ行けば...みんなにあえるの?」
青年「ああ。会わせてやる」
めーらー✩だえもん「...」
青年「どうだ?やはり外は怖いか?それとも俺が...」
めーらー✩だえもん「...いく。みんなに会いたい...」
青年「よし。なら今すぐ出るぞ」
めーらー✩だえもん「じゃあ、ママにいってきますって言わないと…」
青年「だめだ。ママには内緒で行く」
めーらー✩だえもん「でも…」
青年「だめだ」
めーらー✩だえもん「…じゃあ…行ってきますのお手紙は?」
青年「…いいだろう。なら直ぐに書け。あまり時間はない」
めーらー✩だえもん「うん!!」カキカキ
青年「…それが、手紙か?」
めーらー✩だえもん「うん。わたしこれしかお手紙かけないから」カキカキ
青年「…なんて書いてあるかわかってr」
めーらー✩だえもん「あなたもかいて!!ママにいってきますって!!」
青年「…断る」
めーらー✩だえもん「なんで?」
青年「手紙は苦手だ」
めーらー✩だえもん「えぇ~、お手紙書くのたのしいのに…」
青年「いいから行くぞ。もう時間がない」ピピッ
青年「俺だ。ターゲットを確保。回収ポイントで待機を頼む」ピピッ
・
・
・
・
・
・
ウーウーウー
職員A「ダメです!!もう逃げられた後です。天井から侵入された形跡が」
職員B「完全にこちらの警備の穴をついてきている」
職員C「この前の奴の仲間か…くそっ」
ママ「直ぐに捜索舞台を編成しろ。なんとしても探し出し、回収しろ。急げ!!」
職員「「「ハッ」」」
タッタッタッタ
ママ「…どこのどいつの仕業かしらんが、こんなことをしてどうなるかわかっているのか…」
・
・
・
・
・
・
めーらー✩だえもん「ここがお外かぁ。人がいっぱいいるね!!」
青年「…やはり外に出られてうれしいか?」
めーらー✩だえもん「ちょっとね///ふへへ///」
青年「そうか…」
めーらー✩だえもん「でもいちばん楽しみなのは、お手紙のあいてに会うことだよ?早くあわせて!!」
青年「…ああ。わかってる。手配済みだ。こっちへ来てくれ…」
―――
めーらー✩だえもん「このお部屋にお手紙の相手がいるの?」
青年「いや…まだ、直接会わせることはできない」
めーらー✩だえもん「えぇ~」
青年「安心しろ。ここにお前の手紙の相手がお前から手紙をもらった時の映像を用意してある。それを見て…お前が会いたいと思うなら…会わせてやる」
めーらー✩だえもん「わたしのお返事読んでもらってるところなの?ほんと?わーい♪やったやった♪」
青年「…」
めーらー✩だえもん「はやくみせて?はやくはやく♪」
青年「…ああ。映像を再生する」ピピッ
ヴィーン…
俺『上京して3ヶ月…そろそろ同じく都内で就職がきまったYちゃんに連絡とってみるかな?』
めーらー✩だえもん「あっ、」この人がわたしのお手紙の相手なんだね♪」
青年「黙って見てろ」
俺『大学卒業していらいかぁ~。卒パの時にまた遊ぼうねって話したもんな~』
俺『えっと【久しぶりだね。仕事はもう慣れた?よかったらお互いの近況報告ということで一緒にゴハンでもどうかな?】っと』
俺『よし。送信っと』
俺『学生の時はがっつり絡まなかったけど…せっかく同じ場所で働いてるんだしこれからは頻繁に遊んでいきたいなぁ~』
チロリ~ン
めーらー✩だえもん「あっ、お返事とどいたみたい」ドキドキト
俺『おっ!?返信はや!!どれどれ』
【MAILER-DAEMON User unknown】
俺『くっそ!!メーラーダエモンかよ!?あの女気ぃもたせやがって!?くそ!!しね!!』
めーらー✩だえもん「えっ…」
青年「次の映像だ」
ヴィーン
俺『あー、今日も仕事疲れた。このまま寝たいけど、寝る前にMちゃんにおやすみメールしないとね』
俺『合コンで知り合って連絡先交換してから毎日マメにメールしてたからな』
俺『えっと【おやすみ。今日も仕事つかれたよ~】っと』
チロリ~ン
俺『やっぱり返信早いな。こりゃいけるな』
【MAILER-DAEMON User unknown】
俺『くっそ!!メーラーダエモンかよ!?あのびっちが!?毎日合コンしてろ!!しね!!』
めーらー✩だえもん「なにこれ…そんな…」
青年「次の映像だ」
俺『あー、そういや今日、小学校から幼馴染のNの誕生日だな』
俺『中学出てから疎遠だけど、おめでとうメールしてやるか。どうせ友達ほとんどいないだろうし』
俺『【誕生日おめでとう。こんどそっちに行ったらメシでも行こうぜ】っと』
チロリ~ン
俺『返信早いな。アイツ暇なんだなぁ』
【MAILER-DAEMON User unknown】
俺『くっそ!!メーラーダエモンかよ!?いつデビューしたんだ!?リア充化しやがったのか!!しね!!』
めーらー✩だえもん「ちがう…ちがうよぉ…」ウゥ
青年「次の映像d」
めーらー✩だえもん「もうやめて!!」
青年「…」
めーらー✩だえもん「わたし…ちがう…こんなふうになるお返事書いてない…」ポロポロ
青年「…お前が今まで手紙に書いていた【User unknown】というの言葉の意味は」
青年「【お前はどうでもいい存在なんだ。必要とされていない存在なんだ。関わりを持とうとするな】という意味だ」
めーらー✩だえもん「ちがう!!そんなこと書いてないもん!!ママはそんなこと教えてくれなかったもん!!わたしがかいたのは…」
青年「お前はあの女に騙されていたんだ。お前があの施設で書かされていたのは人々に絶望を知らせる手紙だったんだ」
めーらー✩だえもん「そん…な…」
青年「…会いたいか?手紙を送った相手に」
めーらー✩だえもん「どうして…こんなひどいことするの…」
青年「俺は真実を教えただけだ。どうだ?真実を知ってもなおあの場所へ戻りたいと思うか?孤独に一人ただ、絶望の手紙を書き続けるあの場所に」
めーらー✩だえもん「…」
青年「よく考えればいい。この場所で君を受け入れる準備はいつでもできている」
めーらー✩だえもん「…んで」
青年「…どうした?」
めーらー✩だえもん「なんでこんなことわたしに教えたの!?知りたくなかった!!こんなこと知らずにみんなに楽しくお返事書いていたかった!!」
青年「…真実から目を背けることは弱い人間がすることだ。お前はそんな人間じゃない」
めーらー✩だえもん「あなたにわたしの何がわかるっていうの!?あなたなんて大嫌い!!」
青年「めーらー✩だえもん…俺は…」
めーらー✩だえもん「でてって!!ひとりにして!!」
青年「…今日は疲れただろう。ゆっくり休むといい。不自由があればいってくれ」
ガチャ…
めーらー✩だえもん「…」
めーらー✩だえもん「なんで…うぇーん…」
―――翌朝
青年「めーらー✩だえもん、入るぞ」
ガチャ
青年「めーらー✩だえもん、昨日は…!?」
青年「いない…窓から逃げ出したか。くっ‥」
青年「これは置き手紙?」
【User unknown】
青年「あいつっ…くそっ」ダッ
・
・
・
・
・
・
タッタッタッタ…
めーらー✩だえもん「はぁはぁっ…」タッタッタッ
めーらー✩だえもん「わたしはっ…いいこなんかじゃないっ…」タッタッタッタ
めーらー✩だえもん「悪い子だったんだっ…」タッタッタ
バタンッ
めーらー✩だえもん「う…うぇーん…」
ザッ
職員A「ここにいたか…。主任、どうしますか?』
めーらー✩だえもん「ま、ママ…」
ママ「決まっている。捕獲だ」
めーらー✩だえもん「ママは今までうそをついてたの?」
ママ「そうだ」
めーらー✩だえもん「なんで…ママ…」
ママ「私はお前の母親などではない。お前を監視、管理していただけだ。仕事に過ぎない」
めーらー✩だえもん「そんな、じゃあわたしのホントのママは?家族は?ママ…ほんとうはママがママなんでしょ…?」
ママ「もう、親子ごっこは終わりだ。真実を知ったお前に、母親のフリをして騙して手紙を書かせる必要はなくなった」
ママ「さあ、戻って手紙を書くんだ。お前はそのための存在なんだ」
めーらー✩だえもん「やだっ…あんなひどい手紙もう書きたくない!!」
ママ「バカを言え。お前にできることは手紙を書く事だけ。【User unknown】という言葉を綴ることだけだ。それを放棄するするということは、自身の存在価値を否定するということだぞ」
めーらー✩だえもん「やだ!!ぜったいいや!!」
ママ「いつまでも幼いままなら扱いやすかったのにな。仕方ない、クスリを使うしかないか。もういい、拘束しろ」
職員A「ハッ」
めーらー✩だえもん「いや!!離して!!やぁっ!!」
職員B「おとなしくしろ!!」
職員C「暴れるな!!」
ママ「連れて行け」
めーらー✩だえもん「いやーーー」
青年「めーらー✩だえもんを離せ!!」
めーらー✩だえもん「あっ」
青年「待っていろ。すぐに助ける」
ママ「貴様か。こいつを外に連れ出したのは。わかっているのか?こいつが役目を放棄することは宛先の無いメールが留まり続ける…世界の通信網を停止させることに繋がるんだぞ!!それがどれほどの被害になるかわかっているのか!?」
青年「知ったことか!!やっと見つけ出した妹なんだ!!絶対に助け出す!!」
めーらー✩だえもん「え…わたしがいもうと…あの人の…」
ママ「そうか…貴様はあの家族の…」
青年「妹は返してもらう!!」
ママ「やってみろ!!かかれ!!」
職員「うぉーーーー!!」
ドカッ バキッ ボコッ
めーらー✩だえもん「あのひとが…わたしのかぞく…おにいちゃん…」
ドカッ バキッ ボコッ
職員A「ぐぇ」
ドカッ バキッ ボコッ
職員B「ぐはっ」
職員C「こいつなんて強さだ。一撃の重さが半端じゃな…がはっ」ボコォ
青年「ごちゃごちゃうるせぇ!!はぁはぁ…」
ママ「なっ、馬鹿な。精鋭ぞろいの部隊が」
青年「で、どうするんだ」ハァハァ
ママ「クソっ…仕方ない!!こい!!」
めーらー✩だえもん「えっ!!きゃっ」
青年「なっ!?」
ママ「抵抗すればこいつの息の根を止める」
青年「馬鹿な!!その子はお前にとってもまだ必要なはずだ」
ママ「ここでこいつを取り逃がすような失態を犯すぐらいなら、[ピーーー]。幸い見ているのは私とお前だけだ。お前に殺されたことにするよ」
青年「くそっ!!」
めーらー✩だえもん「こ、こわいよぉ…」プルプル
ママ「さあ、可愛い妹を殺されたくなけりゃ、おとなしく私に撃たれるんだ」カチャ
青年「…」
ママ「聞き分けがよくて助かるねえ」カチャリ
めーらー✩だえもん「だ、だめ!!逃げて!!」
パンッ
青年「ふっ」チュン
ママ「肩に当たったか!ギリギリで急所をかわしやがった!!もう一発」カチャリ
青年「遅い!!」
ドカッ バキッ ボコッ
ママ「」
青年「やったか…くっ」バタンッ
めーらー✩だえもん「だいじょうぶ?」タッタッタッタ
青年「…お前は怪我…ないか?」
めーらー✩だえもん「わたしはだいじょうぶだよ。それよりもいっぱい血がでてるよ」
青年「は…こりゃ、もうダメかもな…せっかく妹に会えたってのに」ドクドク
めーらー✩だえもん「…わたしがいもうとで…あなたがおにいちゃん?」
青年「そうだ…mailer-daemonの素質を見出され、奴らに連れて行かれ記憶を消されたお前には実感はないかもしれんが…お前は俺のかわいい妹だよ」
めーらー✩だえもん「わたし…わたし…」
青年「いいんだ。お前を外に連れ出せたんだ。よかった」
めーらー✩だえもん「…さっきのお手紙、ひどいこと書いてごめんなさい」
青年「さっきの置き手紙か…ひどいことなんてないさ」
めーらー✩だえもん「でも、わたし【User unknown】ってかいちゃった。あなたなんか必要ないってひどいこと…」
青年「ちがうだろ…」ナデナデ
めーらー✩だえもん「え?」ポロポロ
青年「【User unknown】…。あの意味は【めーらー✩だえもんはあなたのことが大好きです】だろ?」ハァハァ
めーらー✩だえもん「どうして知って…教えてなかったのに…」
青年「お前の場所がわかったのもあの言葉のおかげだ…あの言葉のおかげで今日まで頑張れたんだ…兄弟だからなのか、ちゃんと伝わってたよ。いつも手を抜いた手紙で悪かったな」
めーらー✩だえもん「あのっ…真っ白なお手紙は…」
青年「悪い…手紙は苦手なんだ…」
めーらー✩だえもん「お、おにい…ちゃ…」ポロポロ
青年「はは…最後にお兄ちゃんて呼んでもらえてうれしいよ…これからはお前の好きな…ように…生き…ろ…」ガク
めーらー✩だえもん「いやぁぁ!!!おにいちゃぁぁぁん!!」
――数年後
女「迷惑メール多いなー、アド変しないと…」
女「あー、こいつはいっか。もうアドレス送らなくて」
少女『だめだよ。ちゃんとアドレス教えてあげて』
女「あれ!?今、どこからか、声が…
ギャル「うわっ!!またアイツからメール来てる。キモイからアド変しよ」
少女『だめだよ。お断りするならちゃんと連絡して』
ギャル「へっ…何?今の声…」
新妻「結婚したし、もうあの人にはアドレス送らなくていいか」
少女『寂しいこと言わないで。教えてあげて』
新妻「な、なんの声!?」
少女「ありがとう…お兄ちゃん。お兄ちゃんにもらった命…私…これからは大好きなみんなのために…」
少女「アドレスを変更する際には自分がアドレスを教えた相手全員に必ず伝えるようにしましょう。アドレスの変更を知らず、頑張って作成したメールがmailer-daemonに返信されると送り主はたいへん傷つきます。繰り返します。アドレス変更は絶対に伝えましょう」
Fin
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