主人公「安価でのほほーんと、ただ生きる」 (59)

主人公の性別 >>3

年齢 >>5



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19

青年「ふんふふーん、と」

僕は夕暮れの道を、鼻唄混じりで歩く。
 え? 何で冒頭からご機嫌なんだ、だって?

 だって、人生だもの。いついかなる時もご機嫌に暮らしたいんだ。
今日は、ずっと欲しかったノートパソコンを購入した。

青年「でも、これで貯金が減ったなあ、かなり」

 軽快だった脚が、ちょっと緩くなる。
僕は、親元を離れて独り暮らし。仕送りはあるけれど、毎日を少しぎりぎりで生きている。

青年「……おや?」

そんなとき、前方に何かを見つけたんだ。


何か>>10

青年「これは……鏡?」

 手にとって見れば、何だか高そうな鏡である。
 幸い、割れてはいないので持ち主に無事返せそうではあるけど…。

青年「交番に行くのも、面倒だなあ 」

 僕は決して善人ではない。人だもの、邪心はある。
 でも、だからって悪人でもない。臆病だから。

青年「さて、どうしようか」


1→家に持ち帰る

2→交番に届ける

3→このまま道に野晒しにする

4→突然鏡が光を発し始めた…!

>>15

2

青年「帰宅が遅れるけれど、交番へ行こう」

 僕はそう決めた。
 おっかあ、僕は善人寄りの人間だったよ。

青年「しかしこの鏡……まさか異世界に繋がってたりして」

 ありもしないことを考えて、僕は交番を目指す。

* * *


警官「ふむ、これが落ちてたと?」

 デップりとした警官が尋ねる。

青年「はい」

警官「そうかい、こりゃあまた不思議な落とし物で!」

警官「わっはっは!」

 この人、無駄にエネルギッシュで、ちょっと僕はたじたじだ。
 こういう人は、長生きする。

青年「それでは、あの」

警官「オッケー! ご協力どーうも!」

 僕は交番を後にした。
 余談だけど、この時この人と連絡先を交換した。
 持ち主が現れなかったら、僕にくれるらしい。

青年「いらないけどね」


帰り道イベント>>19

鎧を拾う

 かしゃん、と音がした。

青年「……うっわあ」

 僕は目の前の光景を見て、思わず声を漏らした。
 神様は、なかなか僕を帰らせてくれないようだ。
 ……あ、今のちょっと臭い。

猫「にゃーん」

 猫ちゃんが絶賛いじくり倒し中の工具は、鎧。
 本物かは分からないけど、見た目は武士が着るような鎧だ。

青年「どうしたもんかねえ」


1→素通り

2→拾って持ち帰る

3→猫を持ち帰る

>>23

2

青年「ほらほら、猫ちゃんあっちー」

 僕は猫ちゃんを手で払って、その変な物を拾った。
 意外に軽い。僕はそれを肩に担いで、家にもって帰った 。

青年「人の目が痛いなあ」

 ちょっと小走りになった。

* * *


 がちゃっ、とドアを開ける。
 僕を出迎えたのは…。


1→寂しい我が家

2→何か……居た

>>27

1

 ひゅおおん、なんて鳴りそうなボロアパート。
 これが我が家。

青年「あー、恋人が欲しいなあ」

 切なる願いは空のお星に届くのか。
 届けよ。

青年「で、この鎧(*30kg)は……っと、ここでいいか」

 居間のすみに置いておく。
 ふふん、割りと眺めがいいな。

青年「さて、寝るまで時間があるなあ。何をしようか」

>>31

お隣さんを甚振る

<おっもいではーっ!! いーつーもォ!!

青年「……煩いなあ」

 つい最近、僕に隣人が出来た。この前挨拶に来てくれた。
 見た感じ優しそうで穏やかだったけど、昨日から…。

青年「歌声、丸聞こえなんだよなあ」

青年「ちょっと注意しに行こうか」

 ふと、昨日見た隣人トラブルのニュースが脳内に流れた。
 僕は重い腰を上げて 、外へ出た。

* * *


青年「あのー!」

 ドンドン、とやや強く叩く。
 歌声は、止んだ。


隣人の性別 >>34

年齢 >>36

87

お婆ちゃん「はぇ?」

 出てきたのは、もう結構なお歳の方。
 まさか、この人が…!? いや、ないない。

青年「あのですね、お宅のお孫さん? の歌声がですね……」

お婆ちゃん「はい?」


歌声の主

1→まさかのお婆ちゃん

2→お孫さん(♂)

3→お孫さん(♀)

4→それはもしや青年くんの想像上の…。

>>40

お婆ちゃん「歌ってるんは、私やけども」

 まさかの事実に、僕は驚きを隠せない!

青年「そ、そうだったんですか、ううん……」

お婆ちゃん「煩かったかえ?」

青年「はい」

 激昂するつもりだったけど、一気に萎えた。
 いたぶる気にはなれない。

お婆ちゃん「じゃあ、次から控えるよ」

青年「はい、そうしていただければ」

 こうして平穏に隣人対談は済んだ。
 良かったけど、なんかモヤモヤ。

* * *


青年「さあて、すっかり夜だ。何をしようか」

>>45

鎧着て徘徊

青年「そういえば」

 僕は隅の鎧に目を向けた。

青年「あれ、着れるのかね」

 それは、ふと沸いた。
 僅かだが確かな好奇心でした。

* * *

 かしゃん、かしゃん。

青年「あ、動きづらいこれ」

 そして、今に至る。
 深夜22:00、変質者が現れた。

青年「こういうのに憧れてたんだよなあ」

青年「やっぱり、僕の前世は武将?」

 いいえ、足軽ですよ。


誰かに会ったか>>49

落ち武者

落武者「ううん、ここは何処だ。わしは一体何を……」

青年「あれ?」

 前方に同じような人を発見した。
 ただ違うのは、足に具足をつけて腰に刀らしきものをさしている。

青年「……重度のマニア?」

落武者「ん?」

 二人は引っ付くように出会った。

落武者「んんっ!? そ、その鎧は……!」

 マニアさんは突然腰を抜かした。
 僕に驚いたのだろうか。いや、貴方も相当な格好だろうに。

落武者「我が主君!!」

青年「はい?」

 何か凄いうるっとした目で見られてる。
 勝手に主君にされたけどこれ。


どうする>>57

寝ます。おやすみ。

斬り捨てる

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