穂乃果「ひと狩りいこうよ!!」 (95)
初めてのSSだから文章が拙語ったり、キャラ崩壊とかしてるかも知れないけど気にしないで。
あとモンハンの話だから、賛否両論あると思うけど、寛大なこころで許して。
規制とかどのくらいでかかるのか知らんけど、とりあえず最後まで書き溜めてる。
俺は全力真姫ちゃん猛プッシュ。
VIPでやってたけど、dat落ちによりSSに移動。続きじゃなくて初めからにするわ。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1403614633
--放課後、μ's練習前--
凛「それってちょっと前までMCやってた、あのゲームにゃ?」
絵里「なんか300万本出荷とかなんとかで、電車の中吊り広告とかでも見る……」
ことり「モンスターハンターだねっ!」
真姫(ピクッ)
にこ「どうしたのよ、とつぜん」
穂乃果「いやぁ、昨日雪穂がやってるのを見せてもらってねぇ」
穂乃果「ザシュ!ズバッ!ザクザクッ!どっかーん!」
穂乃果「みたいな感じで、面白そうでだったんだよ~!」
花陽「ほのかちゃん、それって本当に面白いの……?」
海未「そうですね……それではちっとも面白さが伝わりませんよ」
希「ん?海未ちゃんは経験者なん?」
海未「ええ、MHP2nd以降のシリーズは網羅していますよ」
絵里「モンスターハンターって、どのくらい出ているものかしら?」
海未「私がプレイする前のものは多くは知りませんが」
海未「PS2で最初に出たのモンスターハンターを無印と呼ばれています」
海未「その次に、モンスターハンターGというのが発売されていますね」
穂乃果「爺?年取ったの?」
海未「ゲーム内で『なんとかグレート』というアイテムがあるので、その『G』でしょうね」
ことり「無双シリーズで言うところの『猛将伝』みたいな立場かな♪」
海未「ことりもハンターだったのですか!?」
ことり「うん、そうだよ。なかなかお話する機会がなくってね」テヘヘ
海未「そうだったのですか……!もっと早くそれを教えてもらえれば、一緒に狩れたのにっ!」
絵里「ねぇ海未お願い、その『コムソウシリーズ』とやらの話をもう少し詳しく……!」
海未「あのですね絵里、『虚無僧』ではなく『無双』シリーズです」
海未「というより、無双の話はどうでもよいのです」
絵里「チカァ」
海未「ええと、MHGまでは説明しましたね。その後の時系列順に……」
海未「MHP、MH2、MHP2nd、MHP2ndG、MH3、MH3rd、MH3G、MH4と来ています」
ことり(プークスクス)
海未「2014年の秋にはMH4Gが発売される予定です」
にこ「ちょ、シリーズ多すぎじゃないの!?一体何作あるのよ!?」
海未「現在のMH4で10作目ですね。私の初めてプレイしたMHP2ndは比較的前半となるのでしょうか」
希「へぇ。古参っちゅーやっちゃな?」
海未「まぁ、今ではそう呼ばれるでしょうね」
穂乃果「海未ちゃん……!なんか、オタクっぽいけど、でもかっこいいよ!!!」
花陽「それだけシリーズがあるってことは、」
凛「面白いってのは間違いなさそうにゃー!!」
ことり「あのね!海未ちゃんが言ってたのに、少し補足してもいいかな?」
穂乃果「ええっ!?まだシリーズがあるの!?」
海未「まさか、アイルー村のことですか?あれはスピンオフ作品なのでカウントしませんでしたが……」
ことり「それこそまさかだよ、海未ちゃん。ことりも忘れたいくらいの駄作だったから、カウントしなくても大丈夫だよ」
ことり「それより、もっと大事な『シリーズ』を忘れてない?ねぇ海未ちゃん?」
海未「まさか……!!」
ことり「そうだよ。あれはいろいろと複雑だから説明を省きたくなる気持ちもわかるよ?」
希「そのまさかってなんなん?」
ことり「ナンバリングとは開発陣が違う、いつまでも2のシステムを周到している、他にも問題はあるんだけどね」
ことり「ことりがモンハンをはじめたきっかけ、ハマったきっかけ、『シーズン4.0:降臨、ベルキュロス!』こそがハンターライフの始まり……」
ことり「モンスターハンターフロンティアを忘れてもらっちゃ困っちゃうんだよね!」
海未「やはり、MHFでしたか」
ことり「今じゃバージョンアップしすぎて、私はMHFGGになったときに引退しちゃったけどね」
ことり「でもあの時は本当に楽しかったなぁ……懐かしいな、狩人祭で回しまくったシクレの棘眠とかあったなぁ。今じゃ人気ないのかもしれないけど」
真姫(……この感じの喋り方は……)
真姫(遊びじゃない、ってわけね……!)
希「でも、どうして海未ちゃんはそのMHFをさっき説明しなかったん?」
海未「それは……」
ことり「コンシューマ勢とF勢じゃ、大きく違うんだよ。出現するモンスターとか、スキル構成の考え方とか、」
ことり「ハンティング効率とか、ね?」ニヤァ
希「え?同じゲームやん?」
海未「やはり、Fというのはどこまでいっても効率厨ばかりでしたか……!」イラッ
海未「あなたたちは、これがゲームだということを忘れてはいませんか!?」イライラッ
ことり「それじゃ、海未ちゃんはなんのために強い武器を求めるの?なんのために高い防御力を求めるの?なんのためにスキル構成を考えるの?」
ことり「いかに早くモンスターを討伐できるか、それを求めてるんだよね?それは効率を求めるのと、何が違うのかな?」ニコッ
海未「ことりっ!いくらあなたでも、それ以上効率厨のような発言はやめなさい!!」イライライライライライラ
ことり「『モンスターを討伐する』というゲームの趣旨にあった発言だと思うんだけど、何か違うのかな?」
海未「すみませんがことり、少し歯を食いしばって……」ググッ
穂乃果「ことりちゃん海未ちゃん!すとーpp……」
真姫「ばっかじゃないの、あんたたち!?」
ほのことうみ ビクゥ
真姫「あんたたち二人の話聞いてると、Fとナンバリングのどっちが優れているか、優劣をつけたがってるだけじゃない!」
海未「優劣だなんて、そんな……」
真姫「海未うっさい!」
海未「」
真姫「せっかくモンハンの話になった今だからカミングアウトするわよ!」
真姫「私は無印から、Fの第一回クローズβからMH4まで、スピンオフ含めて全てやっている!」
希「わーお、一番の古参かいな……」
真姫「あんたら二人とは、やってる年季が違う!想いが違う!!」
真姫「MHP2nd?S4.0?」ハハン
真姫「私から言わせれば、あんたら二人はハンターにまだ毛が生えた程度のものなのよ!」
にこ「真姫ちゃん!乙女が『毛』だなんて……」
真姫「うっさいから部外者のにこちゃんはだまってて!!!」
にこ「」ニッコニッコニー
真姫「そんなお子ちゃまがギャーギャー喚いたって、私にとっては『また内輪もめかぁ』程度にしか思わないのよ!!!」
真姫「どっちが優秀か?そんなこと、どうだっていいわよ」
真姫「私にとってはMHFはFで好き」
真姫「ナンバリングはナンバリングで好き」
真姫「どっちも優秀。どっちもスカラー量は同じ。ただしベクトルが違うだけ」
絵里「あのね真姫、それは1年生で勉強している内容じゃ……」
真姫「うっさい絵里!締めるから黙ってて!!」
絵里「」チカァ
真姫「とにかく!!」
真姫「ひと狩りいこうぜ!!!!!」
穂乃果「あ、私のセリフ」
ことり「モンスターハンターは最大で4人を1組のパーティとして組めるの」
ことり「μ'sは9人だから……」
ことり「4人2組とソロプレイが楽しめるね、海未ちゃん♪」ニコッ
海未「そうですね、効率厨がソロでどのようなトラップワークを見せてくれるのか、今から寒気がしますね」
ことり「ロクにゲームの趣旨を理解していない人のソロプレイがどれだけ面白いか、見せてね♪」
穂乃果(この二人……なんか怖い!!)
穂乃果「9人いるから、3人3組にしよっか!ね!!」
ことうみ チッ
にこ(こわぁ!この二人こわぁあぁぁぁぁぁ!!)
絵里(この二人は同じPTにしないほうがいい!絶対に!!!)
希(絵里ちに同意!あと真姫ちゃんも別PTにしたほうがいい!!)
真姫「それで、みんなは3DS持ってるの?」
穂乃果「雪穂の借りるから大丈夫だよー!」
凛「ファイヤーエムブレムのために買ったにゃ!かよちんごめん!サーニャは凛のヨメにゃー!!!」
花陽「カービィUDXがやりたくて……」
にこ「そういや弟が妖怪ウォッチやりたいって、買ってやったっけなぁ」
希「レントンVS逆裁、オススメやでー」
絵里「ニンテンDogs!!!!」
海未「みなさん3DS持っているようですね」
海未「ことり、真姫、私は経験者ということで、別なパーティにしましょう」
花陽「あ!海未ちゃんに質問なんだけど!」
海未「なんでしょう?」
花陽「実は私と凛ちゃんは……」
凛「スプラッターなの、苦手なんだにゃー」
凛「でも、ゾンビ映画でかよちんが気絶したのにはびっくりしたにゃー」
花陽「り、凛ちゃん!それは言わないでぇぇぇぇ……」
海未「いいでしょう。百聞は一見に如かず、まずは簡単にどんなものか見てもらいましょう」ゴソゴソ
穂乃果「え!?海未ちゃん持ってきてるの!?」
海未「すれ違い通信で、いいギルクエがないか探しているのです」
穂乃果「?????」
海未「まぁ、そのあたりはおいおいわかるでしょう」
ことり「システム面について説明しないと、ユーザフレンドリィ(笑)なUIが泣いちゃうよ?」
海未「なんでことりはMHに関しては刺があるのでしょうか…?」
ことり「一番好きなモンスターはエスピナスだったから、その影響じゃないかな?」
海未「ほう、ことりは樹海がお好みでしたか。では富士の樹海で大樽G8発でも起きることのない眠りに就くといいですよ……!!」
穂乃果(誰か!この殺伐とした雰囲気をなんとかしてえええ!!!!)
海未「これが私の使用しているキャラクターです」
希「わぁ、可愛い装備やねぇ!持ってる武器は…なんなん、これ?」
海未「弓ですよ」
凛「いかにも海未ちゃんっぽい武器だにゃー……」
海未「初めて見た時から、この武器しかないと思い、弓しか使っていませんからね」
ことまき(プフゥーー!!!!!!)
真姫(よりによってMH4では弱武器に分類される弓を選ぶとはね)
ことり(ショーリューケン!!ってかwwwwwあ、Fでしか実装されてないんでしたねwwwww)
ことり「ちょっと武器見せてねー♪」
海未「構いませんよ」ニタァ
ことり「……チュン!!!!!」
ことり(キティ以外の生産武器がほとんどない!?!?武器のほとんどは発掘のレア6か7の拡散弓!?)
ことり(一体どこまで時間をかければここまでの弓(笑)が揃えられるのか……想像だにできないけど)
ことり(いいね……口では否定してても、心の底ではどこまでも効率を貫いてるじゃない!)
ことり(やっぱり、ことりの親友はいまでも親友だったよ……!!!)
真姫「私にも見せて頂戴」
真姫「発掘武器ばっかり……?いや、」
真姫(この属性のラインナップ……確実に、モンハンをゲームとして楽しんでいる!)
真姫(じゃなきゃ、属性なしの攻撃翌力と会心だけの発掘弓をレベル4にする意味がない……!!!)
真姫(L100ギルクエを回すだけなら、回す相手の弱点属性に合わせればいい)
真姫(右ラーだったら氷、テオなら水、というかこの2本で十分)
真姫(だというのに無属性ということは、弱点属性の異なる2体以上同時のクエを見据えている)
真姫(しかも無属性は拡散よりも連射が多いところを見ると、2か3rdの影響が強いように見えるわね)
真姫(ことりは『効率厨プギャーwwwwwwwwwwww』と思ってるかもしれない)
真姫(これは……弓が好きな、いや『弓しか使わない』という堅い意思がある人じゃないとできない)
真姫(海未……貴女は一体、どれほどの意思を持っているというの!?)
穂乃果「行間が読めても、専門用語すぎてわんないよー」
希「特殊なスキルを持つのはええけど、メタ発言はよしぃな?」
海未「私のキャラを見せたのです、真姫、ことり。二人が使用しているMH4のキャラも見せてもらえますよね?」
ことり「ことりがフロンティアしかやっていない、という可能性は考えてないのかな?」
海未「ありえませんね。」
海未「なぜなら、F勢は発動スキルで優劣を決める」
ことり「それは極論じゃないかな?」
海未「そうかもしれませんし、そうじゃないかもしれません。しかし事実として、ことりは真姫に対して『武器を見せて』と言った」
海未「MH4をやっているハンターであれば『HR100超えたハンターが、HR100超えたハンターに武器見せて』と言われた。それが『どんな発掘武器を持っているかみせて』、と言われているのだとわかります」
海未「どれだけやりこんでいるのかを見るために、です」
海未「そのやりこみ具合が判定できるほどにやりこんでいるから、『武器をみせて』と言えるわけです」
ことり「っ……!!!」
凛「言葉の意味はわかるけど、言いたいことはわかんないにゃー」
花陽「大丈夫です!誰かが解説してくれます!」
海未「次に、真姫」
真姫「な、なによ」
海未「私の武器、というか発掘弓のラインナップをみて、ベテランハンターから見てどう思ったかを訪ねたいのです」
真姫「そうね……」
真姫「本当に楽しみたいのであれば、生産弓を産廃などと呼ばず、生産弓で頑張るべき」
海未「しかしそれでは……!」
真姫「火力が足りないんでしょ?わかってるわよ、そのくらい」
真姫「そのためにマイセットのほとんどにフルチャか潔癖、弱点特効がついているのね」
真姫「火力コンプレックスは……わかるわよ。痛いほどに、ね」
ことり「真姫ちゃん……もしかして真姫ちゃんの使ってる武器tt」
海未「あ、ことりは黙っててください」
ことり「」チュン……
真姫「続けるわよ」
真姫「ええと、火力コンプレックスだったわね」
真姫「つまり『低火力故に足を引っ張るのではないか』」
真姫「そう言った疑問がつきまとっているわけね」
海未「弓のDPSが低いのは知っていますが、PSで補えていると思っています」
真姫「本当にPSでどうにかなっていると思ってる人は、弱点特効はともかく、フルチャや潔癖はつけないんじゃないかしら?」
海未「なぜです?攻撃が当たらないようにする、遠距離攻撃の基本ではないですか!?」
真姫「その『遠距離攻撃の基本』を知っているのが問題なのよ」
海未「……意味がわかりません」
真姫「近接攻撃を知らない人が、近接の被弾率を知らない人が、なぜ遠距離の基本、『被弾しない、常時フル体力』を知っているの?」
海未「……!!」
真姫「つまりね、海未。あなたは、近接攻撃も知っている。その上で、弓というクリティカル距離の短い中距離武器を選択している」
真姫「しかも連射と拡散。遠距離とはとても言い難いわね」
真姫「過去に何があって近接武器を苦手とするか、探るつもりはないわ」
希「あのー……真姫ちゃん?海未ちゃん?少しええかな?」
希「そろそろ話をすすめて、誰がどの武器を使うかを決めたいんやけども」
3DS「ザシュ!ズバッ!ザクザクッ!」
穂乃果「ぃやっほぉぉぉぉう!!!やっぱり私はこれだね!!!大剣に決めたぁぁぁ!!」
真姫「いかにも穂乃果っぽい武器ね」
ことり「本当、穂乃果ちゃんによく似合う武器だね!」
海未「いいですか穂乃果、大剣という武器の基本は武器出しからの溜め攻撃が」ウンヌン
3DS「スパパパパパパ サクゥ!!」
凛「これは気持ちいいにゃー!!」
真姫「双剣ね。鬼人化からのコンボは本当に気持ちいいわよね!」
ことり「そこっ!いまのタイミングでスティックを左右のどっちかに倒してAボタンで更に爽快になるよっ!!」
海未「なかなかトリッキーな武器ですが、機動力と火力を兼ね備えた武器としては」ウンヌン
3DS「ヴゥゥゥン・・・・ドォォォン!」
にこ「この武器かっこいいじゃないの!変形するし、ガードもできるし!!」
真姫「チャージアックスとは、にこちゃんも難しい武器を選択したわね」
ことり「狩猟効率は限りなく最低に近いけどね(笑)」
海未「にこがそのようなロマン武器を求めるならば止めませんが、剣モードの利点と斧モードの利点がありまして」ウンヌン
3DS「バヒューンバヒューンバヒューン」
希「しゃがんでたら避けられへんのとちゃうか?」
真姫「避ける必要がない程の火力を持ってるのがヘヴィボウガンよ」
ことり「超速射がないから、その代替品みたいなもんだけどもね!」
海未「ヘヴィは(ry」
3DS「ヒューン」虫飛び
絵里「なに!?なんか出たわよ!?ミサイル?スーパーミサイルなの!?サムス・アランに名前変えられないかしら!?!?」
真姫「スペースパイレーツはいないわ」
ことり「乗り攻撃、がんばってね♪」
海未「MH4において乗り攻撃をすることによるモンスター対ハンターの優位性は」ウンヌン
3DS「パパパパパーン」
花陽「近くで血が飛び散らないし、これでどうかな?」
真姫「ライトボウガンとは、優しい花陽寄りの武器ね。サポート向きだけど攻撃にも転じることができる、なかなか稀有な武器よ」
ことり「花陽ちゃん、ブラックフリルパラソル持って~!!」
海未「スキルに左右される武器ですね、火力が安定しないのでおすすめはできませんが」ウンヌン
真姫「これで全員分の好みの武器はわかったかしら」
にこ「いいえ、まだわからないのがふたりいるわよ」
真姫「……」
凛「真姫ちゃんとことりちゃんにゃー!!」
ことり「……ええと」チラッ
真姫(F勢のことりはなんでも使えそう。片手剣使えと言われたら、サポートからアタッカーまでなんでもこなしそうね……最悪、大剣ソロでスタンさえ取れるんじゃないかしら)
ことり(真姫ちゃんは自信のある武器が火力不足と言っていた。4種類からどれかを想像するまでできるけど、絶対にこれ!という確証はない)
真姫(詮索するだけ、時間の無駄ね)
真姫「私はランスを主に使うわ」
真姫「MHGでは最強武器だった黒滅龍槍。私がランスを使うのはこれに惚れたから。3からはガードバッシュとカウンターにより、回避するよりも懐に潜りこんでダメージを稼ぎやすくなった。MH4でも強武器だと思っているけれど、PTではコケるという欠点と……攻撃が地味というデメリットにより、脚光が浴びづらい」
真姫「それでも、私はランスが好き」
真姫「少し語っちゃったわね……ことり、貴女は?決めている武器種があるんでしょ?」
ことり「ことりは、基本的になんでも使うよ」
真姫「やっぱり、そんなことだろうと思ったわよ」
ことり「それでも、思い入れから言えばハンマーかなぁ」
真姫「Fの序盤はでザザミを大骨塊で倒してたのかしら?」
ことり「さすがは最古参、よく知ってるね」
ことり「でもね、ことりはMHFで極長リーチのハンマーを使って、高い位置の頭のモンスターをスタンさせたり、麻痺とスタンの両立だったり……いろいろと思い入れはあるよ。でも一番の理由は、ことりがソロでやってたときに、知り合ったハンター。その人の使うハンマーがすごくて、憧れちゃった。極長ハンマーで切断以外のすべての部位破壊を、ほとんど一人でやってのける。だから、その人のような動きができるように練習した」
ことり「そしたらいつの間にか、ハンマーが好きになってたの」
ことり「真姫ちゃんも語ったから、これでおあいこね」
海未「いつになったらアイテムボックスを見せてもらえるのでしょうか」
希「和やかな雰囲気やし、もうパーティ決めでええんちゃう?」
穂乃果「これ以上長くなると読むのも疲れるしね!!」
希「だからメタはやめや」ズビシ
絵里「それで、パーティ分けはどうするの?」
にこ「じゃんけんでいーんじゃない?」
穂乃果「ぐーとちょきとぱーが3人づつ出ればいいんだね!よぉっし!いくよー!!」
じゃーんけーん、ぽん!
ほのまきにこえり ぐー
りんのぞはなこと ちょき
うみ ぱー
ことり「決定だね!!!」パアァァァァァ
海未「ガタガタガタガタガタ」
穂乃果「あ、あーいこーで!」
しょっ!
花陽、ことり、穂乃果 ぐー
絵里、凛、海未 ちょき
真姫、にこ、希 ぱー
凛「おおっ!いい感じに分かれたにゃ!」
花陽「ううう、凛ちゃんと別チーム……」グズッ
絵里「このパーティ、バランスはどうなの?」
真姫「そうね……」
花陽、ことり、穂乃果→ライトボウガン、ハンマー、大剣
絵里、凛、海未→操虫棍、双剣、弓
真姫、にこ、希→ランス、チャージアックス、ヘヴィボウガン
ことり「あんまりバランスよくないかなぁ」
ことり「絵里ちゃんのところは、全体火力が低くて苦労しそう」
ことり「真姫ちゃんのところは全体的に機動力不足かなぁ」
ことり「ことりたちのパーティが一番バランスいいんじゃないかな」
真姫「別にいいじゃない、このメンバーでやるのが楽しいんだから!」
希「にこっちと一緒なのが楽しいんとちゃうか?」ニヤニヤ
真姫「べっ、別ににこちゃんと一緒だからってちっとも嬉しくなんかないんだから!!」
希「おんやぁ?ウチは一緒なのが『楽しい』てゆーたのに、『嬉しい』とは言ってへんけどなぁ」
真姫「もう!希のバカ!知らないわよ!!」
海未「それでは、どのモンスターを倒しに行きましょうか?」
穂乃果「海未ちゃん、ちょっと待って!!」
海未「ど、どうかしましたか穂乃果?」
穂乃果「海未ちゃんと真姫ちゃん、ことりちゃん以外はソフト持ってないんだよ?」
海未「ソフトも持たずに『ひと狩りいこう』などと言ったのですか」ハァ
穂乃果「私が使う武器を決めたのがついさっきだってこと忘れてるよね……」
海未「いいでしょう、私がある程度決めちゃいます」
海未「狩猟対象はゴア・マガラ!!」
海未「クエストは集会所レベル5『跳梁し意志を用いず悪成さば』!!」
海未「狩猟時間が早かったチームの勝ちということで、どうでしょうか?」
真姫「MH4のメインモンスターね。いいんじゃないかしら?」
花陽「ゲーム始めてもいないのに、なんか決まっちゃった……」
ことり「一番早かったチームの特典とかないの?」
海未「そうですね……」
穂乃果「はいはいはいっ!私に考えがあります!」
海未「まぁ、言いだしっぺですしね。なんでしょうか?」
穂乃果「1位が2位に好きに命令していい、2位は3位に好きに命令できる……で、どうかな!」
真姫「同じチームの相手にはなんかできないの?」
花陽「おやおや、星空さん、今の聞きましたぁ?」
凛「ええ、しっかり聞きましたにゃ小泉さん、今の若い子は積極的にゃー……」
真姫「もう、なんなのよイミワカンナイ!!」
穂乃果「あー、そういえば考えてなかったなぁ」
にこ「とりあえず後で考えればいいんじゃない?今はまず、ソフトを買わないと話にならないじゃない?」
穂乃果「それもそうだね。それじゃあ買いに行こっか!」
海未「今からですか!?練習はどうするんですか?」
穂乃果「まぁ、次のライブまで結構時間あるし、なんとかなるでしょ!」
絵里「息抜きも必要よ、海未」
海未「それもそうですが……」
凛「それじゃあれっつごーにゃー!!」
花陽(英語言えてない凛ちゃんかわいい)
--夜・ことりの部屋--
ことり「もしもし、かよちゃん?起動できた?」
花陽『うん、できました!キャラクターもできたのですが……』
ことり「あはは、猫のメイキング画面だね?」
花陽『ううう、凛って名前にしたまでいんだけど、色とか目とか、どうしよう!どうしよう!?』
ことり「オレンジじゃダメかな?」
花陽『それもいいんですが、凛ちゃんの髪がオレンジですが体はオレンジじゃありません!それに凛ちゃんのイメージカラーはターコイズです!』
花陽『あああああ、悩むよぉぉぉぉ……』
ことり「がんばれ、かよちゃん!」
--夜・海未の部屋--
海未「調子はどうですか、絵里?」
絵里『とりあえず受付のお姉さんのクエストを受けて、今お肉を焼いてるわ』
絵里『でもこのお肉、なんで10秒前後で焦げるのかしら……?』
海未「ゲームにそのツッコミは野暮じゃありませんか」
絵里『早いところ、敵と戦いたいわね……!!』
海未「やる気があるのはいいですが、練習が必要ですよ」
海未「オンラインでも一緒にできるので、ある程度進んだらオンラインでやりましょうか」
絵里『是非ともお願いするわね』
--夜・真姫の部屋--
真姫「ちょっ、なんでこっちのエリアに入ってくるのよ!?」
真姫「にこちゃんの防御力ではすぐに死ぬから、他のエリアで採取してろって言ったじゃない!」
にこ「隣のエリアまでリオ、リオ……こいつの叫び声が聞こえたのよ!『逃げ回ってないでかかってこんかい!』って言っているのがね!」
真姫「もう、バカ!絶対に死ぬんじゃないわよ!!」
にこ「こんなところで志半ばで倒れてたまるもんですか!」
にこ「超銀河アイドル矢澤にこ、いざ推参……あ」
レイア ギャアアアォォォォォ!!!
真姫「!!!」ガキンッ
真姫(にこちゃん、近すぎる所で咆哮くらったわね……今の防具じゃサマソで即死……そんなこと!)
真姫「させるもんですかぁぁぁぁ!!」突進!
にこ「ってええぇぇぇぇぇ!!なんで私を飛ばすのよ!」
--夜・穂乃果の部屋--
穂乃果「雪穂ってハンターランク?ってこれいくつくらい?」
雪穂「999」
穂乃果「それってすごいの?」
雪穂「べっつにぃー、亜梨沙ちゃんとか、学校の友達とやってたら、勝手に上がっていくよ」
穂乃果「ねーねー雪穂ー、ちょっと手伝ってよー」
雪穂「いいけど、旅団のクエストくらいは自分でやってよね?」
穂乃果「ちぇー、けちぃ……」
--なんかアレコレあって、一ヶ月後くらい!--
各メンバーの武器・スキル紹介!
ことり
レア7発掘ハンマー(刀匠3) 火300
業物 真打 回避性能+2 砥石高速化
花陽
繚乱の対弩(リミカ)
回避距離 回避性能+1 剛弾
穂乃果
煌剣リオレウス
切れ味+1 抜刀術【技】 納刀術 耐震 集中
海未
レア7発掘 火属性 拡散弓 剛?
無慈悲 攻撃UP【中】 拡散矢UP 集中
絵里
エアリアルグレイヴ(メイヴァーチル)
挑戦者+2 金剛体 乗り名人 切れ味+1 砥石高速
凛
メルトブレイヴァー
弱点特攻 業物 火属性強化 耐震
真姫
レア7発掘火属性ランス 素白
ガード性能+2 ガード強化 回避性能+2
にこ
黒滅龍盾斧
真打 業物 砥石高速化 回避性能+1
希
グラビドギガロア
反動軽減+2 貫通弾・貫通矢UP 最大数生産 フルチャージ
海未「みさなん、一ヶ月足らずでよくここまで装備揃えましたね……!」
凛「海未ちゃんのおかげだにゃー!絶対に負けないにゃー!!」
絵里「本当、海未は感謝しているわ。チャンスメイクが上手ね!」
ことり「かよちゃんは的確な射撃が凄い上達したよねー!」
花陽「おかげで常に金欠、弾丸を買うのもやっとだからね……」
穂乃果「私のすぐ横を貫通弾が飛んでいくのを見ると、援護射撃!って感じで、かっこいいんだよ!!」
希「にこっち?本番やから、いつもみたいに無茶なツッコミはアカンで?」
にこ「なっ!?突っ込んでるのはランスの真姫でしょーが!」
真姫「そういうことじゃないわよ。隙が大きいから無謀に属性解放しないで、って言ってるのよ」
海未「さて、それでは始めましょうか?」
凛「待つにゃー!!」
海未「???」
凛「今回競うのは時間だけにゃ?それなら、同時にスタートしないで、みんなのプレイを見てみたいにゃー!」
絵里「つまり、1チームが終わり次第次のチーム、ということね」
穂乃果「いいねぇそれ!それじゃ、最初は誰からやろっか?」
希「リーダー同士でじゃんけん、勝ち抜けで順番決めればええんやない?」
花陽「リーダー……」
にこ「リーダー?」
凛「リーにゃー???」
ゴゴゴゴゴゴゴゴ……
海未「効率厨のプレイを見せつけられては、後のプレイに響きますから、ことりたちは最後ですね」
ことり「そうだよね。素早い討伐見せられると、後の人達焦っちゃうもんね」
真姫「それなら、私たちが一番最後でいいかしらね?」
絵里「だから!じゃんけんって言ってるじゃない!!」チカァ
海未「行きます……!」
ことり「いつでもおっけーだよ、海未ちゃん♪」
真姫「それじゃ、さーいしょはぐー、」
じゃん!けん!ぽん!!
海未 ぐー
ことり ぱー
真姫 ぐー
ことり「最初かぁ。ま、プレッシャーに潰されないようにね♪」
海未「」
真姫「海未……つぎ!行くわよ!」
海未「くっ……ええ、かかってきなさい!」
じゃん!けん!ぽん!
海未 ちょき
真姫 ぱー
海未「まぁ、2番でもいいでしょう」
真姫「にこちゃん……!私、勝ち取ったよ!最後!!」
にこ「ばっかじゃないのあんたたち!?」
ことり「二人とも、ご飯食べた?」
花陽「弾丸は忘れてもご飯は忘れません!」
穂乃果「かよちゃん、それ忘れたら攻撃できないよ……」
ことり「念のためうちけしの実とかも持ったね?」
ほのぱな「大丈夫であります、隊長!」
穂乃果「あ、秘境探索術とやらが発動してるんだけど、採っててもいいかな?」
ことり「あのね穂乃果ちゃん?」ゴゴゴゴ
穂乃果「冗談だってば、そんなに怖い顔しないでよ」アセアセ
ことり「よぉし、それじゃ……出発!!」
--確認!--
モンスター:ゴア・マガラ
跳梁し意志を用いず悪成さば
ことり
レア7発掘ハンマー(刀匠3) 火300
業物 真打 回避性能+2 砥石高速化
花陽
繚乱の対弩(リミカ)
回避距離 回避性能+1 剛弾
穂乃果
煌剣リオレウス
切れ味+1 抜刀術【技】 納刀術 耐震 集中
花陽「ひょえええええ!最初っからいるよぉぉぉぉ!!」
ことり「大丈夫だよかよちゃん、相手の動きをみて。落ち着いてリロードして」
穂乃果「いま駆けつけるよ、かよちゃん!とあー!!」トビオリ!!
花陽「よい、しょっと……フルリロード、完了です!毒から始めます!!」
穂乃果「穂乃果に当てないでね?」
花陽「そんなヘマしないよっ!」
ことり「着いたよ!さあゴアちゃん、ことりが相手になりますよ……!!」
絵里「え、フルリロードってなに?」
海未「レア度の高いライトボウガンは、リミッターカットをすることができます」
海未「リミッターカットを行うと速射はできなくなりますが、装填できる弾丸を一気に全てリロードできるようになります」
希「そりゃすごいやん……ヘヴィにもほしいくらいやわ」
海未「リロードする時間の短縮、やはり効率厨のことりに花陽の育成を任せるんじゃありませんでした……」
凛「いくにゃー!かよちん、ぶっぱなすにゃー!!」
ことり「かよちゃん、徹甲榴弾は使った?」
花陽「いえ、まだ使ってません」
ことり「貫通の使用状況は?」
花陽「通常と貫通のL2使いきって、今は貫通L1。通常L3もまぜる?」
ことり「ううん、跳弾で溜め解除が怖いから、貫通でいいよ」
穂乃果「ことりちゃん、スタンさせる?」
ことり「うーん、まだかな。角出てからスタンとろうか」
ほのぱな「ラジャー!!」
ゴア爪 ボロッ
花陽「相変わらず、すごい的確に部位破壊しますね、ことりちゃん……」
穂乃果「私も手伝ってるよー!」ブンブン
ゴア ギシャアアァァァァァァァ!!!!
花陽「ほ、咆哮が避けられなかった!?」
穂乃果「うるさーいっ!」
ことり「大丈夫だよかよちゃん、その位置だったら……っ!?」
ことり(穂乃果ちゃんがピンチ!バックステップの風圧からブレスのコンボが来る!!)
ことり「穂乃果ちゃん、ごめん!」武器出しカチ上げ!
穂乃果「スーパージャーンプ!?」
ことり(穂乃果ちゃんの使用キャラのWonder Zoneいただきですっ!)
ブレス バスーン
穂乃果「あ、ありがと、助かったよ!」
ことり「いえいえ、パンt……じゃなくて、穂乃果ちゃんが無事でよかったぁ」
花陽「あ、エリア移動……」
ことり「それならかよちゃん、これ渡しておくね」貫通弾L2 60発
花陽「ありがとう、ことりちゃん!」
ことり「いえいえ、火力として期待してるよっ!」
ことり「乗れたよっ!」
穂乃果「GJだよことりちゃん!」
花陽「フルリロして、L1~3までの貫通責めしてあげますよ、ゴアちゃん……!!」
穂乃果「かよちゃん、なんか少しキャラ変わってない……?」
ことり「Wonderful Rush作戦、いくよっ!」
穂乃果「え、それなんだっけ?」
ことり「これ落としたらスタンとるから、穂乃果ちゃんは溜めから横殴り入れといて!かよちゃんは頭に火炎弾!落とすよっ!」
花陽「えっ、貫通じゃないのぉ~?」キリカエ キリカエ
穂乃果「お任せあれっ!」ダダッ!
キュピーン!
ゴア ガァウッ!!!
ことり ズサー 溜め開始
穂乃果「どっせぇぇぇぇい!!」最大溜め斬り→横なぐり→側転
ことり「練習通り、いい動きだよ穂乃果ちゃん!」
ことり「さてゴアちゃん?スタンプかと思った?ざんねーん!攻撃が続かないからね!だから、ことりは……!!」
ことり「室伏ぶん回しだよぉ!」
ゴア バキンバキンバキン!!
ことり「フィニィィィッシュぅ!」バキィン!!
ゴア ガァウッ!!!
花陽「ことりちゃん、ナイスなタイミングでスタンだよっ!」
ことり「さぁ、ことりのおやつにするよ……!」
花陽「へ、変なもの食べるとお腹壊すよ……?」
ゴア ガアァァァゥ!!! 尻尾キレー
穂乃果「やったぁ!切れたよ!」
ことぱな「」
ことり「徹甲榴弾の準備、できてる?」
花陽「L1~3まで全て1発、装填準備OK」
穂乃果(・3・) アルェー?
ことり「でもゴアちゃんの体力考えると……よしっ!弾はかよちゃんに任せたよっ!」
花陽「ええっ!?次のスタンは狙わなくていいのぉ?」
ことり「近接は榴弾の爆発に巻き込まれるからね、好きなのをガシガシ撃っちゃってよ!」
花陽「ふふ……ふふふふ……うふふふふふふふふ!!」
花陽「綺麗でしょうこのボウガン!綺麗な花に棘があるように、綺麗なボウガンも刺々しいのよぉっ!」
貫通バスバスバスバスバスバスバスバス
ことり(うーん、繚乱は通常貫通散弾が1~3まで撃てるから、剛弾スキルと相性いいと思ったけど……)
ことり(かよちゃんがここまで貫通弾好きだったとはね。終わったら別なスキル構成も考えてあげないとね!)
穂乃果「いっくよぉぉ……ふんもっふ!!」強タメ!
ゴア コケー
ことり「よしっ!これはスタンプのタイミn……」
穂乃果「もおおぉぉぉいっちょおおおおお!!!」武器出しタメー
ことり「あああ、穂乃果ちゃん、ごめんねっ!」スタァァァンプ!
穂乃果「死角!?死角から刺客がっ!?」
ことり「いや見えてるよね!?言いたいだけだよね!?」
穂乃果 テヘペロ
花陽「そんなっ!!貫通を撃ち尽くしてしまいました……」
ことり「調合分は持ってきてない?」
花陽「へ?弾って調合できるの?」
ことり「教えてなかったかもしれない……テヘッ」
花陽「ことりちゃんの可愛さに免じて許します!」
穂乃果「武器出しリベンジ!」タメー
ことり「!!あぶない!!」
穂乃果「やられる前に……やってやるぅ!!」
ゴア ボハン!ボハン! 3方向ブレス
ことり(間に合わない……やっぱり極長リーチがほしい!穂乃果ちゃん!!)
ボボボン!!ボン!!!
穂乃果「ぐあー!?死角!?死角かr」
花陽「拡散弾……弱点が火属性だから持ってきてて、正解でした」ズサー
ことり「かよちゃん……!!」
ブレス方向転換
花陽「え、避けられ……」
ボン!!
ほのこと「かよちゃん!!!」
花陽「あはは……ごめん、ね?」
『カヨ』が力尽きました
穂乃果「近頃はやっと無乙でやれてたのに……!!許さない!!!」
ザクッ!
ことり「穂乃果ちゃん、怒るところはそこなの?」
スタンプ ズドン!!
穂乃果「これは私がことりちゃんに吹っ飛ばされた分!」
ザクゥ!
穂乃果「これは、かよちゃんに吹っ飛ばされた分!!」
ズバァ!!
穂乃果「そしてこれが、ええと……?」
ことり「かよちゃんの分!だよねっ!!」
室伏フィニィィィイィッシュ!!
『メインターゲットを達成しました』
『あと1分で村に戻ります』
穂乃果「あああ!私の決め台詞がー!!!」
ことり「おつかれさまでしたっ」
花陽「ま、間に合うかな?」
凛「かよちん、どんまいにゃー……」
花陽「あと一回……あと一回……」
真姫(16:21……決して早くはないわね)
海未「ことり……なぜ、トラップを使わなかったのですか?」
海未「そのほうが、ずっと早く倒せるはず。花陽の腕前であれば、麻痺のタイミングもある程度、ことりでコントロールできるはずです」
ことり「効率を求めるのはMHFだけだよ、海未ちゃん」
ことり「コンシューマ機で効率あげようとすると、すぐに終わっちゃうからね。だからことりは、絶対に罠を使わないようにしてる」
海未「ちゃんと住み分けをしていたのですね……」
海未「効率厨などと罵倒してしまい、申し訳ありません」
ことり「あはは、いいんだよ。それは事実だもん」
ことり「さあ、次は海未ちゃんたちでしょ。頑張ってきてね!」
海未「……はいっ!」
海未「準備はよろしいですか、二人とも!」
絵里「私のメイヴァーチルはいつでも出撃可能よ」
凛「砥石わすれたにゃー!!」
海未「それと、お願いがあります」
海未「罠は、置いていきましょう」
絵里「……さっきことりと話をしていたことが関係あるのね?」
海未「さすがは絵里ですね。そのとおりです。相手は罠を駆使するものだと思っていましたが、一度も使わなかった」
絵里「だから、同じような条件で正々堂々と、ということね」
絵里「これがブシドーってやつなのね……!!」
海未「少し違う気がしますが……」
凛「それじゃ、ビンはどうするにゃ?」
海未「それはOKでしょう。ことりも花陽に貫通弾を渡してましたからね」
海未「さて、準備はよろしいですね?」
凛「いつでもばっちこーい!にゃ!」
絵里「メイヴァーチルはゴア・マガラの体液を吸いたいと疼いているわ……!」
海未「さあ!16:21という記録を抜きにいきましょう!!」
えりりん「おー!」
--確認!--
モンスター:ゴア・マガラ
跳梁し意志を用いず悪成さば
海未
レア7発掘 火属性 拡散弓 剛?
無慈悲 攻撃UP【中】 拡散矢UP 集中
絵里
エアリアルグレイヴ(メイヴァーチル)
挑戦者+2 金剛体 乗り名人 切れ味+1 砥石高速
凛
メルトブレイヴァー
弱点特攻 業物 火属性強化 耐震
海未「全員ベースキャンプスタートとは……」
『支給品が届きました』
凛「にゃ!早いにゃ!早すぎにゃ!!ギルドも頑張ってるんだにゃー!!」
絵里「いくらなんでも早すぎじゃないかしら?」
海未「誰かが『ネコの手配上手』を発動させていたのでしょう」
凛「あ、凛がさっき発動してたにゃ。こんな効果だったんだにゃー」
海未「GJです、凛!」
凛「にゃー!」
海未「いいですか、作戦を確認します」
海未「絵里が乗り次第、私は麻痺ビンに切り替えます」
海未「麻痺が終わり次第、毒に切り替えます」
海未「毒になったあとは……」
凛「野となれ山となれ作戦にゃー!」
絵里「作戦と呼べる程の作戦かしら……?」
海未「力技でゴリ押しです。ことり達がみせてくれたチームワーク、あれがあれば、私達のほうが早く討伐できるはずです」
海未「なにせ、麻痺と乗りという二つの拘束がありますからね……!」
凛「凛の毒もあるにゃー!」
海未「ええ、凛こそ私達の最大火力ですからね。期待しています」
絵里「さあ、ゴア・マガラのお出ましよ……!!」
海未「各自散開!!」
えりりん「御意!」
海未「殲滅と破壊の剛弓……今こそ力を!!!」
絵里「行きなさい、メイヴァーチル!!」アカエキスー
凛「にゃにゃにゃにゃにゃにゃ!にゃにゃー!」ランブー
海未(凛にアイルー様メラルー様を持たせなくて正解でしたね……うるさすぎます)
絵里「乗ったわ!」
海未「GJです、絵里!」
凛「絵里ちゃん、かっこいいにゃー!」
海未「凛、今のうちに研いでおきなさい」ビンカエ キュポッ カシャッ
絵里「落とすわよ、準備はいいかしら!?」
キュピーン!
ゴア ガァアッ!!
凛「くらうにゃあああぁぁぁ!!」ザクザクザクランブー ドクドク
絵里「メイヴァーチルとの連携コンボよ!私の華麗なる攻撃に、痺れるがいいわ!」ビリビリ
海未「ふっ!はっ!」ゴウシャー
ゴア ビリィ!ビリビリビリ
絵里「痺れたわ!」
海未「ナイスです、絵里!今のうちに再び乗ってください!」
凛「かっこいいー!痺れるにゃー!!」
絵里「貴女まで痺れてどうするの!?」ジャーンプ ザクザク
海未(いける……!毒、麻痺、乗りがいい具合に続いている!これなら、この流れなら、)
海未「行けます!」
ゴア ギシャァァァァァアァァァァ!!!!
海未「くっ!」
凛「う、うるさいにゃー……」
絵里「しまった、高級耳栓が必要……!!」
海未「凛、体力に気を遣いなさい!絵里、無理に乗りを狙いすぎです!」
凛「あ、切れ味が……!」
ガァン!!
海未(攻撃が弾かれた!?ということは……)
海未「凛、もしや貴女!?」
凛「にゃー、黄色ゲージまで頑張ったんだけど……」
海未「業物とはいえ、無理は禁物です!!早めに研ぎなs……」
絵里「きゃああぁぁぁ!!ウィルス発症しちゃった……」
海未「うちけしは持ってきてましたか!?」
絵里「ええと、どこにあるのよ!?アイテムが多くて……」
海未(なぜ、こんなにテンポが悪く……)
ゴア ガッ
絵里「えっ」
海未「絵里ぃ!!」
絵里「え、あ……」ガタガタ
海未(捕食された!?こんな時に限ってこやし玉がないなんて……)
タタタダダダダ!!
凛「絵里ちゃんに意地悪ぅ……すんにゃぁぁぁぁ!!!」
ザクザクザクザク
凛「にゃぁぁぁああああああ!!!」
ザクザクッ ザクザクッ!
ゴア ガァァァアアッ!!!
海未「粉塵を使います!」ゴクッ キュピーン
絵里「た、助かったわ……海未、凛、ありがとう」
真姫「この戦い、さっきと何かが致命的に違うと思わない?」
にこ「そう?さっきよりもいい感じのタイミングのほうが多いと思うけど」
希「ちゃうで、にこっち。なんか押されてるというか……」
真姫「さっきはことりが味方のピンチを救ってた」
真姫「正確には、穂乃果の無茶を、だけど……」
穂乃果 エヘヘェ///
ことり「照れるところじゃないと思うんだけど……」
真姫「その救うというのを、最後には花陽も実行した」
花陽「拡散弾の反動が大きいの忘れてて、被弾したけど」シュン
真姫「でもあれは仕方ないわ。ゴアの弾道はなれないと避けづらいのも事実だし」
真姫「そして今回は、弓を使っている海未が唯一の経験者」
真姫「知っての通り、弓は味方を吹き飛ばすような攻撃は非常に限られる」
穂乃果「あるの!?」
真姫「ええ。曲射の爆発という攻撃だけね」
ことり「経験の浅い凛ちゃんの双剣、絵里ちゃんの操虫棍のどっちも、すぐに相手を飛ばせる技はない」
真姫「パーティの攻撃で飛ばないから、好きに攻撃できる。そうすると各自のPSが要求されるんだけど……」
海未「体力を確認しなさい、凛!」
凛「えっ?もうこんなに減ってるにゃあ!?」
海未「赤エキスがない時にジャンプ攻撃しても、手数が減りますよ!」
絵里「わかってるけど、なかなか採れないのよ、これっ……!!」
真姫「どうやら、最下位は決まったみたいね」
にこ(……)ムスッ
にこ「今の言葉は撤回しなさいよ、真姫ちゃん」
真姫「にこちゃん……?」
にこ「凛と絵里の表情は、真面目そのものよ」
にこ「海未に至っては、画面の一点ではなく、面で見ている」
にこ「なんとなくだけど、海未が中距離にこだわる理由もわかっちゃうのよ」
真姫「なによ。なんでそんなに海未ちゃんの肩を持つの!?」
にこ「頑張ってる人が好きだから」サラッ
真姫「……っ!」
にこ「画面見てるとね、海未が粉塵使いまくってるの、わかるの」
にこ「仲間を助けるために、ひいては1位を目指すために、ね」
真姫「にこ、ちゃん……」
にこ「だから、2位は海未達にくれてやるわよ」
にこ「にこたちは絶対に1位を取るわ。だから、」
にこ「がんばりなさい、真姫ちゃん」
真姫「わかってる、わよ……」
にこ「あと、誰よりも真姫ちゃんが頑張ってるのは、にこが一番知ってるからね」///
真姫「へ……?い、イミワカンナイ!!」///
海未「強撃ビンをください、凛」
凛「はいにゃー!」
絵里「ニトロダケはいる?」
海未「ありがとうございます、絵里」
凛「よぉし!ゴア・マガラを追撃にゃー!」
海未「武器は研いだのですか?」
凛「にゃーん……」シャッシャッ
海未(粉塵は、調合分がなくなったので、残りは手持ちの3つだけですか……時間が決められているという緊張感が、焦りに結びつくのですよね。知っているはずですし、弓道の試合等で何度も経験していますが……)
クエスト残り時間 41:22
海未(残り、7分程度……仕方がありません、奥の手ですが、恥を偲びましょう!!!)ゴクリ キュピーン
ゴア ゴシャアァァァァァァァァ
海未「いきます……!」
ラブアロー・シュート!!!
希「な、なんなんアレ!?」
にこ「海未ちゃんはあの技を習得していたというの!?」
花陽「すごい……!実際に見るのは初めてです!!」
ことり「ことりは見たことあるけど……やっぱりすごいよ、海未ちゃん!」
穂乃果「え、なになに?なんかすごいよ!?」
真姫「ただの剛射よ……ことりまで、なんでそんなにノリがいいのよ」
真姫(でも、強走薬を飲んでの剛射、ひとつの隙も見逃さない……勝負を決めに来た、ってわけね)
海未「ラブアローシュート!ラブアローシュート!!」ヒュバァ!ヒョバァ!
絵里「すごい!すごいわ海未!!」
凛「負けてらんない……にゃぁぁぁぁああ!!」
ザシュザシュザシュ!!!
ゴア ガァウッ!!
絵里「ナイスなタイミングでひるんでくれたわね……行きなさい、メイヴァーチル、私に赤エキスを!」
虫 バシーン
絵里「ふふふ……いい動きじゃない、メイヴァーチル……あなたの働きに負けないくらい、私も頑張るわ!!」
ジャーンプ!!ザクザクザク
ゴア ガァ!!
絵里「乗ったわ!!」
海未「4度目……さすがは乗り名人ですね!」
凛「自由に飛べるって、かっこいいにゃー……」
絵里「さっきはよくも、私のことをコケにしてくれたわね……さあ!私の下でもがきなさい!!!」ザクザクザクザク
絵里「暴れるの?吼えるの?それでも貴方ごときに、私を振り払えるもんですかぁっ!!」
絵里「倒れるわよ!!」
キュピーン!
凛「頭はいっただきにゃぁぁぁああああ!!!」
ザクザクザクザクザクザク ザシュザシュザシュ!!!
海未「ラブアロー・シュートォォ!!!」
ヒュバァ! ヒョバァ!!
絵里「さぁ!私の華麗な舞でしびれなさい!!」
ザクザク ビリビリィ!
ゴア ガァッ!? ビリビリ
絵里「どんなもんですか!」
凛「GJだにゃー!」
海未(……強走薬グレートの効果が切れましたか……ですが!!)
海未「ここで決めます!!ラブアロー・シュートォゥ!!」
ヒュバァ! ヒョバァ!!ヒュバァ! ヒョバァ!!
凛「スタミナ尽きるまで、舞いっ!!続けるにゃあああぁぁぁぁぁぁぁああ!!」
ザクザクザクザク ザシュザシュザシュザクザクザクザクザクザク ザシュザシュザシュ!!!!!!
海未「深く、深く眠りなさい……ラブアロー・シュートォォォ!!」ヒュバァ! ヒョバァ!!
『メインターゲットを達成しました』
『あと1分で村に戻ります』
凛「やったにゃー!!」
海未「はぁ、流石にヒヤヒヤしましたよ」
絵里「お疲れ、海未。どうして最初からラブアローシュートを使わなかったか、教えてもらえる?」
海未「え?使ってましたよ?ただ、仲間を奮い立たせるため、なんか技名つけたほうが、盛り上がるかなーと……」
絵里「盛り上がるって……そんな理由だったの!?」
海未「ええ、そうですよ。錯覚だとしても、流れがこっちに向いていると思えば、あとからついてきます」
絵里「そんな、単純なことで、流れがこっちに来たというの?」
凛「にゃああああああああああ!?闇玉きたにゃああああああ!!!」
海未「ほら、来ているではないですか。よい流れが」
絵里「やっぱり、海未はすごいわね……」
真姫(15:48……本当に、ことりたちよりも早かった)
にこ「どう?これで信じた?」
真姫「にこちゃん……どうして?」
にこ「ん?なによー?」
真姫「どうして海未ちゃんが中距離にこだわるのがわかるの?」
真姫「もしかして、海未ちゃんのこと……!」
にこ「馬鹿なこと考えてんじゃないわよ、ばか」
にこ「にこは、頑張ってる人が好き。だから海未はまぁ、好きね。」
真姫「…………!!」ジワァ
にこ「なんども言わせないで、真姫ちゃんは、誰よりも頑張ってる。それはにこが一番よく知ってる」
真姫「……え、それって」///
にこ「ああもう、話が逸れるわね///……海未が中距離にこだわる理由ね」
にこ「たぶんだけど、一番仲間を気にかけやすい距離だからだと思う」
にこ「近距離ではモンスターのせいで見えにくい」
にこ「遠距離では仲間の姿勢までは見えない」
にこ「だから、中距離という選択だと思う」
にこ「じゃなきゃ、凛の攻撃が弾かれたのなんて見えないし、絵里がエキスをとっている状態なんてわからない」
真姫「にこちゃん……意外と、人をみてるのね」クスッ
にこ「意外ってなによ!!」
真姫「はいはい、ごめんね。次は私たちよ」
希「青春って、ええわぁ」ホロリ
にこ「うわぁ!希!?いつから聞いてたのよ!!」
希「『真姫ちゃんは、誰よりも頑張ってる。それはにこが一番よく知ってる』」
にこまき「///」カァァァァァァ
希「ああ、青春やねぇ~」
真姫「そっ、それよりも!次は私たちよ!」
にこ「そうよそうよ!絶対に15分切るわよっ!!」
真姫「にこちゃん、希……ふたりは、私が守るから!!」
希「ウチはええよ、にこっちを守ってやりぃな」
絵里「ああ、三人ともここにいたの」
希「えりち……」
絵里「準備は大丈夫かしら?」
真姫「ちょっと待ってて、にこちゃんをなだめてから行くわ」
にこ「なによ!保護者かよ!!」
希「ふふふ……行こっか、二人共」
穂乃果「うわーん絵里ちゃんたちに越されちゃったよぉぉぉ!!」
ことり「よしよし、しょうがないよ」
花陽「私にも、ラブアローシュートのような秘策があれば……!!」
海未「花陽、できればそれ、忘れてください……」
凛「絵里ちゃんの自由なジャンプ、かっこよかったにゃー!!」
花陽「凛ちゃんの最後の乱舞、カッコよかったよ!」
希「みんな……待ってたん?」
穂乃果「もちろん!最後のチームだしね!……真姫ちゃんたちの時間によっては、私たちは、最下位……ああああ」
ことり「穂乃果ちゃん!気を確かに!!」
真姫「それじゃあ、準備しましょうか」
にこ「にこはいつでもおっけ~にこ~!」
希「ボウガンって、準備とお金がかかるんよなぁ」
花陽「あ、それでしたら、アイテムセットを駆使したら?」
花陽「メインで使う各ボウガン毎に弾をセットしておけば準備も楽チンだよ!」
希「なるほどなぁ……さんきゅ、かよちん」
真姫「準備できたわ!!」
にこ「にこも!」
希「ウチも!」
真姫「それじゃ……作戦とかはない、けど。頑張るわよ!」
のぞにこ「おー!!!」
絵里「頑張ってきてね、希」
希「えりち……ウチ、頑張るわ!!」
真姫「行くわよ!絶対に1位になってやろうじゃない!!」
--確認!--
モンスター:ゴア・マガラ
跳梁し意志を用いず悪成さば
真姫
レア7発掘火属性ランス 素白
ガード性能+2 ガード強化 回避性能+2
にこ
黒滅龍盾斧
真打 業物 砥石高速化 回避性能+1
希
グラビドギガロア
反動軽減+2 貫通弾・貫通矢UP 最大数生産 フルチャージ
真姫「全員バラバラ、誰も開幕ゴアの場所にはいない、か。一番近いのは……」
にこ「この天元突破アイドル、矢澤にこ様に決まってるじゃないの!!」
にこ「とぉりゃあ!!」ペイントボール ポイー
ゴア ガゥ……
にこ「相手してやるわ、かかってきなさい!!」
真姫「あんまり突っ込むんじゃないわよ!」
ゴア ゴアァァァァァァァァァアア
にこ「にこの黒滅龍盾斧は業物なのよ?そう簡単に……切れ味が落ちるもんですかっ!」
希「照準オッケー……ぶちかますっきゃない、やん!!」
ボカボカボカボカ
にこ「来てたの、希!ナイスな火炎弾よ!!」
ザクッ ズバッ! チィィィ…ズバズバッ!!
真姫「無茶はしてないようね、にこちゃん!」
ザシュザシュザシュ
にこ「なぁーんでにこだけが無茶してるって心配なのよ!」
ガチガチガチドーン!
真姫「心配されないよりマシ、でしょっ!」
ダダダダダ ジャンプフィニィッシュ!!!
希「痴話喧嘩なら、終わってからにしぃ、やあっ!」
ドキューンドキューン
真姫「くるわ、咆哮!!」
にこ「ガードポイントの練習もしてんの、よぉっ!!」
ジャキーン
ゴア ギシャァァァァアアアアア!!!
穂乃果「ガードから直接攻撃した!?」
凛「にこちゃんは、攻撃モーションが終わる前にガードしてたにゃ……」
ことり「ランスはガードバッシュかな。ガードしながら前進して、そこから攻撃につなげられるの」
海未「にこのはガードポイントですね。攻撃モーションの終わりにガード判定があります」
絵里「希は!?」
花陽「高級耳栓もついてないのに、なんで動じないの……」
希「スピリチュアルやろ?」
真姫「単に、咆哮の範囲外だっただけよ。そこから攻撃しても、クリティカル距離を保っている。それだけ」
海未「それだけ、って……貫通のクリティカル距離は長いですが、しかしそこまで長いのですか!?」
希「まぁ、見ての通りやな」
真姫「乗るわ!ビンは大丈夫!?」
にこ「8本分あるわ!」
真姫「基本に忠実ねぇ。それなら……よ、っと!」
凛「ダッシュ中に、ジャンプした!?」
真姫「希!弾の調合は!?」
希「やっとるよー」
真姫「凛、これがランスの強さよ。地味と言わずに、よく見ておきなさい!ランスの、他にはできないない強みよ!」
キュピーン!!
真姫「にこちゃん!」ズサー
にこ「まかせて、おきな、っさぁぁぁぁい!!」
ギュォォオオオオオ ダァァァン!!!!
希「にこっちにも当たるけど、堪忍してな♪」
ドキューンドキューンドキューンドキューン
にこ「ちょ、いて、なにすん、痛いってば!!」
真姫「さっさとSA攻撃に移らない方が悪いのよ」
希「あ……」
にこ「逃げられたわね」
真姫「ふぅ、結構いい流れだと思ったのにな」
にこ「このにこ様から逃げられると思ってのぉぉぉぉ!?」
ダダダダダ
真姫「あ、にこちゃん!体力!」
にこ「なぁに、回復薬1個分じゃない!まだまだよ!!」
希「……カードが、やな感じ、やな」
吊られた男 逆位置
真姫「希、それの意味は?」
希「終わったら、教えたるよ。カードの導きを聞いたがために、『そうなんだ』と思い込んでしまうんが、一番よくないパターンや」
真姫「……いい意味じゃないのは、わかったわ」
希「賢い子やね」
にこ「はやく来なさいよ!いつまでにこが一人で戦わなきゃならないのよー!?」
真姫「はいはい、すぐ行くわよ。……ねぇ、希?カードの結果を覆すことって、できるの?」
希「運命を自分の手で切り開く、ってこと?」
真姫「おっと、あっぶー……そんなに仰々しい感じじゃなくて、ただカードに逆らうってだけよ」
希「ウチの解釈では、悪い意味のカードが出た場合『このままではこうなる、だから努力しなさい』って言われてるんだと、思っとるよ」
希「そういう意味じゃ、悪い意味のカードが出たときは、全て逆らっておるよ」
真姫「打ち勝ったことは?」
にこ「そぉりゃあ!!」
希「……数えられる程、やね」
真姫「そう。安心したわ」
希「??」
真姫「頑張れば、覆せるんだね」
希「いっちゃ悪いけど、吊られた男は大アルカナと呼ばれてるカードや。……難しいと思うんやけど」
真姫「それなら、並大抵じゃない頑張りをすればいいんで、っしょぉ!!」
希「……!!」
希「えりち、真姫ちゃんやったら、もしかして……!!」
真姫「行くわよ、希!!こらにこちゃん!またそんなに一人で突出して、死にたいの!?」
穂乃果「久しぶりに行間読んでみたら、どエライ会話してたよ!?この人たち、モンスターと戦ってる最中だよね!?なんていうか、にこちゃん空気だったよ!?真姫ちゃんが主人公っぽかったよ!?私の主人公としての立場がー!!」
ことり「希ちゃんいないから代わりに突っ込むね。『メタ発言はやめーや』!」ポカ
穂乃果「あぃたあ!!」
真姫(あのカードがどんな意味なのか、私にはわからない……けど、よくない意味ってことはわかった)
ブレス ゴォォォォ!!!
真姫「!!よっっと」ヒョイ
にこ「いったぁ!!」ボフン!!
真姫「あ、にこちゃん後ろにいたの?ごめん、ガードすればよかったわね」
にこ「ま、守ってくれるんじゃなかったのぉぉ!?」
希「!!!」
真姫「ご、ごめんて、にこちゃん……」
希(これは……あかん、かもなぁ……)
希(カード通りや……吊られた男 逆位置。今までの努力が報われない、これまでのことを放棄してしまう……)
真姫「次は……絶対に、にこちゃんを守るから」
ゴア シュッ!!
真姫「させない!」ガギン ザシュザシュ!!
にこ「おー、カウンター……目の前で見ると、結構迫力あるわね……」
真姫「希っ!」
希「ほえ?」
真姫「あのカードがどんな意味かわからないし、今は興味もないわ」
真姫「でも、私が『覆す』って言ったのよ?」
真姫「それにあんた、さっき言ったじゃない」
真姫「悪い意味のカードは全て逆らってる、って」
真姫「何諦めた顔してんのよ!!」ダダダダ
真姫「自分の言ったことくらい、責任持ちなさい……よぉっ!!」ジャンプフィニッシュ!!
希「……せやね、なにしてんのやろ、ウチ」
真姫「わかればいいのよ。にこちゃん!アレやるわよ!!ビン溜まったら教えて!」
にこ「え、アレって……ああ!アレね!?」
真姫「そう、アレよ」
希「アレ?どれや?」
真姫「私とにこちゃんの共同必殺技……名づけて!」
にこ「フォーメーション・Iっ!!!」
穂乃果「必殺技なのにフォーメーション?」
ことり「しーっ!!」
真姫「希は私の合図で徹甲榴弾をお願い。もちろん狙いは、頭、よぉっ!!」ジャンプフィニッシュ!!
希「無茶言ってくれるなぁ。ブレ大やで?」
真姫「なに言ってんの、希ならやれるわよ!」
にこ「ビン6発分、溜めすぎたくらよ真姫ちゃん!」
真姫「やるわよ……成功率は低いけど!希、徹甲榴弾の準備をお願い!」
にこ「真姫ちゃん、準備は!?」
真姫「いつでもOK、にこちゃんを後ろから狙い突きできるわ」
にこ「恐ろしいこといわないでよ……んじゃ!」
ギュォォォォォ
真姫「っ!!」
ダダダダダダダ
にこ「あったれぇぇぇぇぇ!!!」
ダァァァン!!!!バキンバキンバキン!!!
真姫「隙だらけよ、にこちゃん」
ダダダダダ
にこ「そうね、その隙を」
ドガッ ゴロゴロ
真姫「無駄にしないわ!!」ジャンプ フィニッシュ!!
真姫「乗ったわよ!!」ザシュザシュザシュ
にこ「希!にこが属性解放やったら、にこごと吹っ飛ばしても構わないから、徹甲榴弾を!!」
希「強引でもスタンを取りにいく……ってか!おもろいやん!!」
真姫「にこちゃん!落とすけど、準備できてるわよね!?」
にこ「モチのロンよ!!」
キュピーン!
真姫「頼むわ、にこちゃん!」ズサー
にこ「まかせなっさぁぁぁぁぁいっ!!!!!」
ガチガチガチドーン ギュォォォ ドン ギュォォォォォ ドンドン ギュォォォォォォォォォォ
希(ブレるな、ブレるな、ブレるな……!!!!)
真姫「大丈夫よ、希ならできる。いいえ、スピリチュアルパワーの加護を受けている希にしかできないのよ!!」
希「ウチにしか、できへん……!!!」
にこ「希ぃ!!」ダァァァァン!!!ドンドンドン!!!!
希「いっけぇぇぇぇぇ!!!」バギューン!!バスッ!
真姫「頭に着弾確認!!」
にこ「さすが希ね……!」
真姫(着弾から1、2……今!!)
ダッ
ドン!!!バギン!!!
にこ「頼むわ、真姫ちゃん!」ゴロゴロ
真姫「スタン、してぇぇぇぇぇ!!!」バギン!!!
ゴア ガァァァッ!!!! ズダァン!
凛「ねぇ、なんであれでスタンするにゃ?」
ことり「こればっかりはチームプレイの賜物、としか……」
海未「いえ、ちゃんと解説したほうがいいでしょう」
穂乃果「擬音ばっかでわかりづらいもんね!!」
ことり「スピリチュアルチョップ!」ズビシ
穂乃果「あいだぁ!!」
海未「まず、乗るためにはある程度乗りポイントみたいなのを溜めなければなりません」
花陽「だから必要以上に飛び攻撃してたんだね」
海未「そうです。そして、ランスの突進という攻撃は、味方を吹き飛ばす特性があります」
穂乃果「だからにこちゃんは飛ばされたんだね!ってあれ、飛ばされる必要はあった?ジャンプしてにこちゃん超えて乗っちゃえばいいじゃん!」
絵里「乗りポイントの計算ミスで乗れなかった場合、にこは隙だらけの無防備な状態になる。その隙をキャンセルするために、一度飛ばしてからジャンプ、フィニッシュに繋げたのね……」
花陽「あれ?でもそれなら、わざわざそのタイミングで属性開放しなくても……」
ことり「ううん、やっぱり必要だよ。スタン値を溜めるには、こまめに稼ぐ必要があるからね」
海未「黒滅龍盾斧は甲榴ビン、とは言えチャージアックスでスタンさせるまでスタン値を溜めるには難があります」
花陽「そのための、徹甲榴弾……!!」
海未「はい、徹甲榴弾には着弾爆発後にスタン効果がありますからね。ただ、徹甲榴弾のタイミングはもう少し後ですが」
ことり「乗りに成功して、にこちゃんが属性開放を1~3までやると、結構スタン値は溜まるの」
凛「それで徹甲榴弾にゃ?でも、その後にスタンしたようにゃ……???」
花陽「徹甲榴弾は着弾してから、少しして爆発するんだよ」
凛「そうじゃなくて、爆発してからちょっとラグがあってスタンした、ようにゃ……??」
ことり「凛ちゃんはよく見てるんだね♪」
海未「ええ、爆発だけでスタンが取れたわけではありません。その後の真姫のガードバッシュ……盾の攻撃判定は、打撃攻撃です」
りんぱな「!!!」
絵里「そんな……漫画かアニメならできるかもしれないけど!」
穂乃果「あははー、絵里ちゃんは面白いこtイタアアアアアアア!!!!!」
ことり「スピリチュアルアイアンクロー!」
海未「流れをまとめると、以下の通りです」
1.(にこ)武器出し→L3属性開放でスタン値溜める
2.(真姫)突進で飛ばし、ジャンプ攻撃で乗る(にこ:転がる)
3.(真姫)乗り成功後、(にこ)属性開放を1~3まで行う
4.(希)徹甲榴弾を頭に当てる(にこ:転がる)
5.(真姫)ガードバッシュでスタン
穂乃果「にこちゃん転がりすぎ……」
海未「さらに言うなら……真姫のガードバッシュで、徹甲榴弾の爆発を防いでいました。もしガードバッシュと爆発が逆になると、爆発で吹き飛んでしまい、スタンできたとしても攻撃への復帰が遅くなるでしょうね」
ことり「着弾から爆発までのラグが体に染み付いている、ってことかな」
海未「これはまぐれかもしれませんけど……チャージアックスのL3属性開放後は剣モードに戻ります。つまり、」
絵里「機動力の高い剣モードで起き上がれる、ってこと?」
ことり「そこまで計算してたら、真姫ちゃん……」
海未「それはわかりません。こじつけっぽいですしね。それより、驚くべきは真姫のPSですね」
海未「最古参とは言え……これは。ゴア戦が始まって、まだ一度もまともに被弾してません」
凛「えっ!?」
海未「咆哮・風圧を含めて全てガード、あるいは回避しているわ」
真姫「うまくいったわね、にこちゃん!希!!」
にこ「あったりまえじゃない!」
希「油断するのは、早いんやない……かいっ!?」バシュバシュバシュ!!
真姫「誰が油断するもんです、かっ!」ザクザクザク ズバシュ!!
にこ「とどめといこうじゃぁ、ないのぉ!!」ギュォォォォォ ドンドン!!
ゴア ダン!ダンッ!! グルルルゥゥ……
真姫「にこちゃん!」スゥーン……
にこ「わぁーってるわよ!」ジャキーン
ゴア ギシャアアアァァァァァァァァ!!!
真姫「見切ってるわよ!」ガキン ザシュザシュザシュ
にこ「やっぱガード性能も欲しかったかもね……」ガァン!ズサー
希「聞こえへんなぁ♪」バシュバシュバシュバシュ
ゴア ヂヂヂヂ バァン!バァン!バァン!
真姫「そんな予備動作の大きい攻撃、『どうぞカウンターしてください』って意味かしら?」
にこ「いってーわよ!」
希「にこっち!体力には気ィつかいや!」
にこ「ああもう!武器しまうの遅いのよ!」
真姫「引き付けとくから、ついでに研ぎなさい、よっ!」
ゴア バサッ!
真姫「しまっ……!?」
真姫(風圧からのブレスは、被弾確定……)
希「真姫!!」バシュ!
真姫「!!!助かったわ、希!」ガギン!!
にこ「そんな重そうな盾持ってるのに、風圧も無効にできたいとはねぇ」
真姫「これは自分を守る盾じゃない、味方を守る『砦』なのよ」
にこ「SA攻撃がないからって、そんな無駄にかっこいいことを……」
真姫「あるわよ、SA。でもモーション値低いし、無駄に範囲広いから多用しないだけ。あと盾を使わなくても、いざとなればにこちゃんくらい、体一つで守ってみせるわよ」
にこ「……真姫ちゃんが被弾するってこと?」
真姫「にこちゃんより防御力高いし、高レベルギルクエでもない限り大丈夫よ」
にこ「……ばか」
希「いちゃつくのもええけど、来るで!!」
真姫「いちゃ……!!もう、希!?」
にこ「イチャイチャしてるだなんて、そんなんじゃないわよ!ばか!恥ずかしいこといわないでぇ!!」
ギュォォォォォォォォ ドーン!!
『メインターゲットを達成しました』
『あと1分で村に戻ります』
真姫「あ、あれ?」
にこ「やった、10分針よ!!1位よ!!!」
希「愛の力、やねぇ」
真姫「ま、まぁ?私にかかればこんなもんよ」
にこ「フォーメーション・Iのおかげじゃないのー?」
真姫「ソロでも10分針はできるわよ!!」
ことり「……真姫ちゃん。最後まで、被弾しなかったね」
海未「ガード性能+2もあって、ノーダメージでしょうね」
ことり「遠いなぁ、あのレベルは……」
海未「そうですね……ですが!ことりはことりのスタイルがあります!」
ことり「え……?」
海未「自分の身を顧みず、仲間の救出を最優先にする。回避性能+2による絶対的な回避自信があるのかもしれませんが、」
海未「弓しか使っていない私には、できないスタイルです……」
ことり「海未ちゃんだって!仲間を奮い立たせて、粉塵使って、いっぱい助けてるじゃない!」
ことり「DPSばかり気にする私には、武器しまってアイテム使うなんて、とか思って使えないのに……」
ことり「それは、海未ちゃんだからこそできることなんだよ?」
海未「ことり……」
穂乃果「さぁて!お待ちかねの!!」
凛「結果発表にゃー!」
花陽「いえーい!」パチパチパチ
穂乃果「第3位!!」
穂乃果「ことりちゃん、かよちゃん、穂乃果チーム!」
穂乃果「タイムは16:21!!やったね!!」
ことり「空元気なのが目に見えるよ、穂乃果ちゃん……」
花陽「あの時乙ってなければ……」
穂乃果「あはは……ホノカチョーゲンキー」
ことぱな「穂乃果ちゃぁぁぁん!!」ダキッ
穂乃果「うおおおお!!元気100倍!!二人とも嫁にきてー!!」
ことぱな「きゃー(≧∇≦*)」
穂乃果「あと一歩!惜しかったね、第2位!!」
穂乃果「絵里ちゃん、凛ちゃん、ラブアローシュートちゃんチーム!!」
穂乃果「タイムは15:48!!」
海未「それやめてください……」
凛「かっこいいにゃー!必殺技にゃー!!」
絵里「メイヴァーチルの調教がうまくいってなかったのかしら?」
穂乃果「ラブアローシュートが炸裂していなけば勝てたのに……グヤジイ!!!」
穂乃果「さぁ!お待ちかねの第1位!!」
穂乃果「まさかのノーダメージという奇跡をおこしたのは、このチームだぁ!」
穂乃果「ダララララララララ……じゃあん!」
穂乃果「真姫ちゃん、にこちゃん、希ちゃんチーム!!」
穂乃果「タイムはなんと!!14:14!!」
穂乃果「いーよいーよ、ってなんか誘ってるみたいだね」エヘヘェ
真姫「な、なに言ってるのよ///」
にこ「超☆天元突破アイドルのにこにーにふさわしい順位ね!」
希「ウチ、なかなかやるやん?」
凛「にゃー?いいよいいよで誘ってるって、どういう意味にゃ?」
花陽「凛ちゃんはまだ知らなくていいよぉ///」
穂乃果「さあ、散々盛り上がりきったところで、お開きに……」
絵里「穂乃果」
穂乃果「」ギクッ
絵里「『1位が2位に好きに命令していい、2位は3位に好きに命令できる』……だったわよね?」ニコッ
穂乃果「あはは……ははは……」
海未「散々恥を掘り返された恨み、どうやって晴らしましょうかねぇ……」
凛「かよちん、凛とラーメン食べにいくにゃー!」
花陽「あ、うんいいよっ!!私はこれで終わりだね!?」
にこ「いひひ、花陽は1位であるにこの命令から逃げれないにこ~……」
花陽「ヒィッ!!」
真姫「こら、にこちゃん?花陽が怯えてるじゃないのよ」
希「……真姫ちゃん、ちょっとええ?」
真姫「ん?なによ?」
タロット ズラー
希「この中から一枚だけ、引いてくれへん?」
真姫「え、でももう終わったんじゃ……」
希「ええからええから♪」
希(本当に運命を覆すなら吊られた男の正位置、打ち勝ったのなら正義の正位置あたりが出るはずなんやけど……)
真姫「まぁ、いっか……これよ。あら、綺麗ね」
希「どれどれ?……!これは、スピリチュアルやね……!!」
真姫「???」
希「簡単に説明するけど、寝ちゃダメやで?」
希「まずは『吊られた男』の逆位置」
希「今までの努力が報われない、これまでのことを放棄してしまう、そう言った後ろ向きの意味や」
希「犠牲。無駄。困難。片思い。失敗。……な?言わんでよかったろ?」
真姫「ほんと、最低な意味ね……」
希「そして今引いたのは、『月』の逆位置」
希「不安定な状況や混乱した状況を乗り越え、明るい未来を、成功をつかめることの暗示や」
希「明確。明瞭。安堵。幸福。……吊られた男の逆位置の逆やないけど、別な方向の幸せやな」
希「それでこの『月』正位置のタロットには、まだ面白い意味があるんよ?」
真姫「へぇ、どんなの?」
希「言ったやろ?『カードの導きを聞いたがために、思い込んでしまうのがよくないパターンや』って」
希「せやから、このカードの意味は、もう少しだけ教えるのは待ってな?」
真姫「焦らすじゃないのよ、全く……」
にこ「ちょっと真姫ちゃん!これから海未をいじるんだからこっちにきなさいよー!」
真姫「にこちゃん!?ほどほどにしないと、後で痛い目みるわよー?」
にこ「絶対服従を誓わせてやるわー!!」
真姫「ちょっと!なんで海未に!?イミワカンナイ!!」
絵里「あ、ここにいたのね」
希「えりち……」
絵里「ライブが間近だというのに、あの子たちときたら……あら、そのカード……」
希「真姫ちゃんが引いたんよ」
絵里「へぇ、そのカードはどういう意味なの?」
希「『月』の逆位置。……今後の幸福意味する、幸せなカードや」
絵里「素敵ね……」
希「気持ちや考えがはっきりとまとまって、積極的な気持ちになれる。そういった解釈もできるんよ」
希「真姫ちゃんとにこっちのことを指してる、そう思わん?」
絵里「希……ロマンチストね」
希「ふふっ」
穂乃果「そういえば気になってたんだけど、『フォーメーション・I』ってどうしてIなの?」
海未「なんとなくあれ(愛)だと予想できるんですが……」///
ことり「や、やっぱり……あれ(愛)、かな」///
真姫「モンスターとにこちゃんをはさんで、私のランスが一直線に貫くから、」
にこ「フォーメーション・I!!なのよ!!」
ことうみ「……」ガックリ
真姫「元々は私がにこちゃんのHR上げを手伝ってたときに、無謀に突っ込むにこちゃんを飛ばしまくってたことが由来なんだけどね」
にこ「真姫ちゃんったらひどいのよ!?迫り来るサマーソルトを華麗にぶった切ろうとしたにこに横槍を!」
穂乃果「文字通り、横から?」
真姫「サマソを構えたレイアに正面から突進しても、抜けられるわけないじゃない」
にこ「だからって死角から突っ込む!?」
真姫「なによ!?私はにこちゃんを守りたいだけなのよ!!」
にこ「ちょ……」///
真姫「え……あ……」///
にこまき「//////」
穂乃果「なにこの甘い空間」
海未「私たち、ひょっとしなくても……」
ことり「おじゃま虫は撤退するねー」パタパタ
にこ「ちょぉ!?そんなんじゃないわよ!!」
真姫「ねぇ、にこちゃん?」
にこ「ふぇ!?」
真姫「も、もう少し、練習しよっか?べ、別ににこちゃんとやりたいわけじゃなくて、新武器種であるところのチャージアックスの動きをもっと知りたいだけよ///」
にこ「……しょ、しょーがないわねぇ!にこの斧が、モンスターなんて一刀両断してあげようじゃないの!!」
にこ「はぁ……すぅー……はぁ……」
にこ「ねぇ『真姫』。貴女は真姫とにこを守って。にこは、真姫とにこの剣に、いや、斧?とにかく、武器になるから!」
真姫「……!クスッ。うん、わかった。頼りにしてるわよ、『にこ』」
にこ「負けないくらい強くなるから」
真姫「うん」
にこ「いつかは真姫を守れるくらい、強くなるから」
真姫「うん……うん」
にこ「だから、それまで一緒に居てちょうだい?」
真姫「やだ」
にこ「えええええ!?!?!?」
真姫「『それまで一緒』じゃ、いやなの」
真姫「その後も、一緒じゃなきゃ、やだ……」
にこ「」キュン
にこ(なにこの可愛い生き物)
真姫「ほ、ほらほら!さっさと準備しなさいよ!!」
真姫「まずはガララを10分針目標ね!」
にこ「わ、わかってるわよっ!!」
真姫「得手不得手は作らない!これが鉄則!びしびしいくわよ、覚悟はいいかしら、にこ!」
にこ「望むところじゃないのよ、真姫!!」
穂乃果「ひと狩りいこうよ!」終われ
長くてごめんよ。
にこまきは正義。ゴリ押しと言われようが正義の正位置。
タロットは書きながら調べた。そいつで時間食っちまったよクソガァ。
知り合いとフォーメーション・Iを試したけど無理だった。PSが圧倒的不足……
槍厨は真姫ちゃんじゃなくて俺。あとチャーアクも好き。
気が向いたら、この装備に至るまでの経緯とかも書きたい。
海未が一人で「ラ、ラブアローシュート……///」とか言ってるの想像すると悶える。
ことりはバイオレンスツッコミキャラだと信じてる。
あとりんぱなも好き。王道?それ、褒め言葉ね。
それでは。
コピペ狙いの後書きは寒いにゃー
つまらなかったけど、乙
俺は好きだったけどなぁ
乙やで続き期待
このSSまとめへのコメント
やっぱり作者の後語りっていらねえわ