キース「……そうだな、昔は貴様らのような一兵士だったが」
キース「膝に矢を受けてしまってな……」
サシャ(もしかしてあの時の!?)
コニー(……やっべー、もしかしてアレか?)
---数年前
サシャ「よそ者が来たせいで獲物が獲れんでハラが減る」
サシャ「だからこうしてすこしでも多く狩らんと……」
ガサッ
サシャ「……おった!」
ザッ ザッ
サシャ(この位置からなら獲物からは見えんし臭いで気づかれることもない!)
サシャ(でも、私からも見にくいのが……)ギリギリ…
サシャ(まずは足を止める!)ヒュパッ
???「ぐぁああああ!!?」
サシャ(え、なに、人の声!?……まさかっ!?)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
サシャ(あの後、確かめんのも怖くて逃げたけど……)
---同じく数年前
コニー「ほら、俺天才だから?」
コニー「……とはいえ、弓を使わずに矢だけで獲物を仕留める!ってのは調子に乗りすぎたな」
コニー「でも、村の連中にああ言っちまった以上やるしかないよな……」
ガサッ
コニー「……来たか!」
ザッ ザッ
コニー(……完全に一か八かだよな)
コニー(でも、やるっきゃねぇ!!)ブンッ
???「ぐぁああああ!!?」
コニー(まさか人間!?マジかよッ!?)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
コニー(あの後、確かめるのが怖くて逃げたけど……)
キース「どうした?スプリンガー、ブラウス?」
コニー・サシャ「「いえ、なんでもありません!!」」
――――果たしてサシャとコニーが数年前に矢を放ったのは人間だったのか?キースだったのか?
――――そもそもキースが調査兵団団長を辞めた理由は本当に膝に矢を受けたからなのだろうか?
真相は不明である――――
完
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