「やぁっ!やめっ、やめて……くださっ!」
ウチは夢でも見てるんやろか?
いや、ちゃうわ。これは夢なんかやない
必死に抵抗してる宮永咲の肌蹴た制服から見えた白い肌、泣き叫ぶその表情、そしてそうさせとる……
ウチのオカンは、これが偽りのない現実やって告げとるんや
悪夢や。悪態はついとったけど監督として、何より母親として尊敬しとったオカンが自分の娘と変わらん女子高生をコマしてるんやから
……せやけど、
夢であって欲しいと願うとるのに、目が離せん自分がおる。ウチはいったい……
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鼓動が激しくなる、こんな緊張は対局中で滅多に味わえへん
乾いた喉を潤すように唾を一飲みしたその時やった、ウチの視線と宮永のそれが交差したんや。
「んっ、ふぁっ!あ……っ!たっ、助けっ!っん、むぅ……っ」
最低や、心からそう思った。ウチは逃げたした、そう一目散にや
それからのことは無我夢中で何にも覚えてへん。我に返った時は自室の床にへたり込んどったんやから
……どうしたらええんや
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