Ｐ「まあまあとりあえず正座どうぞ」

友紀「ごめん。いろいろ理解できないんだけど」

Ｐ「つべこべ言わず座らっしゃい！」

友紀「お、おお？」

早苗「むふふー。大人しく言う事聞きなさい！」

友紀「あ、うん」

Ｐ「あのな友紀。俺前から言ってるよな？　あ？　わかってんの？」

早苗「わかってんのかこらー！」

友紀「な、なにが？」

Ｐ「お前な。ポニテにしろって散々言っただろうが！」

早苗「ツインテでも可！」

Ｐ「違う！　友紀みたいなはつらつタイプはポニテ！　間違えるな！」

早苗「ごめんなさい閣下！」

Ｐ「よし許す！」

早苗「ははーっ！」

友紀「…………」

Ｐ「黙ってないでポニテにしないか！」

友紀「え、ええー？」

Ｐ「ポーニーイ！　ポーニーイ！」

早苗「ポーニーイ！」

友紀「ぐぅ……。こ、これが飲み会出遅れた者への仕打ちか……」

早苗「恐れながら警部！」

Ｐ「なんだね」

早苗「状況説明も無くポニテを強要しても被告人が困惑するだけなのでは！」

Ｐ「なるほどなるほど。そうなのか？」

友紀「ポニテに限らずいろいろ説明欲しいんだけどね」

Ｐ「よしでは説明してやろう！　まず女性フェロモンが髪の先端から発せられているのは誰もが知る常識だろう。そ、こ、で、だ。無造作に広範囲に振りまかれているフェロモンを一点に集中させたらどうなるか。分かるか？　濃度が濃くなればどうなるかという問題だ。例えば小麦粉などの粉末が単体で空気中に舞ったところで大した事は無い。だが濃度が濃くなれば軽い摩擦で爆破！　粉塵爆発！　大爆発！　それがポニテだ！」

友紀「」

早苗「あははははっ！」

Ｐ「いいか爆発は芸術だ！　芸術はポニテだ！　ポニテは爆発だ！」

友紀「……うんまあただの髪型にそんな物騒な例えはどうなのとか支離滅裂で何言いたいのかわかんないとかツッコミどころ満載だけどとりあえず早苗さん」

早苗「んぐっんぐっ。ふぃ？」

友紀「早苗さんがシラフなのはわかったから状況説明してくれない？　プロデューサーなんでこんな面倒臭く酔っ払ってるの？」

早苗「あ、バレた？」

友紀「早苗さん酔っ払ったら今のプロデューサーより面倒臭いもん」

早苗「どーゆー意味かな？」

友紀「そーゆー意味だよ」

早苗「ぐぬっ。言うわね……」

Ｐ「ポーニーイ！」

友紀「ああもううるさいなーっ！　これで満足かっ！」

Ｐ「おお……。やっぱり可愛いなぁ……」

友紀「う、うぐぅ……」

早苗「テレてやんの」

友紀「やだもう誰か助けて！」