グリP「聞いてないぞ?そんなこと」
社長「おや、小鳥君に言った筈なんだが」
小鳥「……ピヨォ」
グリP「おい小鳥ィッ!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396182624
グリP「よし落ち着け俺。君の名前は?」
関「関裕美です。よろしくお願いします」
小鳥「……なんでしょう、誰かに似ている気が」
グリP「……分かってる。このオデコだろ?」
安価↓「あれ、新しい人?」
伊織「へぇ、あそこのプロダクションから」
グリP「そ、数日の間劇場で一緒にライブだってさ」
裕美「よ、よろしくねっ」
小鳥「やっぱり似てますよね…」ボソッ
グリP「ああ、性格は似てないが」ボソッ
社長「まあ頑張ってくれたまえ」ハッハッハ
小鳥「あ、行っちゃいましたね社長」
グリP「うーん、しかし」
小鳥「どうしたんですか?」
グリP「一人足りない」
小鳥「……は?」
グリP「ほら、ユニットを組むのにも三人要るだろ」
小鳥「ああ、なるほど」
グリP「この二人は確定として」
小鳥「確かに完璧ですね」
伊織「ちょっとアンタなんでおでこ見ながら言ってんのよ」
裕美「私、上手く出来るかな……」
グリP「よし、次に入ってきたアイドルをユニットに入れよう」
小鳥「うわー適当」
伊織「ちょっと適当すぎるわよ」
裕美「私はいいけど……」
グリP(やばいこの子いい子だ)
安価↓「おはよーございまーす」
小鳥「お、次の犠牲者が来ましたね」
伊織「犠牲者って何よ」
グリP「ちょっと待ってくれないか?」
小鳥「どうしたんですかプロデューサーさん」
グリP「……まだいるとは聞いてないぞ」
小鳥「確かに」
グリP「……」
小鳥「……」
グリP「いや、流石にユニットの二人が他事務所というのは駄目だろ」
小鳥「ですよねー」
グリP「よし、この子は亜美と真美に任せよう」
再安価↓
ロコ「おはようございます!」
小鳥「……いいんですか、あの子で」
グリP「いや、しかし……ああ、男に二言は無い」
伊織「アンタ、変な所で思いきりいいわね」
グリP「おい、ロコ、ちょっとこっちこい」
ロコ「プロデューサー、どうしました?」
グリP「ユニットを組もう」
ロコ「藪からスティックな!?」
グリP「伊織とお前、そして裕美ちゃんの三人でユニットだ」
ロコ「裕美ちゃん?お、ニューフェイスですね」
裕美「が、頑張る!」
裕美「プロデューサーさん、これから数日間、よろしくお願いします」
伊織「アンタも、私の足を引っ張らないように頑張りなさいよね」
ロコ「三人で新たなニューウェーブをジェネレイトするのです!」
小鳥「新たなニューウェーブ……」
グリP「で、ユニット名は何にしようか」
ユニット名安価二つ下
グリP「よし、ティンときた」
伊織「で?ユニット名は?」
グリP「今日からお前達は……『デコ&ロコ』だ!」
小鳥「……今ならまだ引き返せますよ」
伊織「今までで一番アンタのことを馬鹿だと思ったわ」
ロコ「ロコももっとセンシブルでファンタスティックなユニット名がいいです」
裕美「わ、私、どんなお仕事でも、が、頑張ってみます」
グリP(なにこの子)
小鳥(可愛すぎる)
グリP「じゃ、早速今日の劇場で仕事ね」
伊織「ちょっ、早すぎ」
裕美「精一杯、頑張りますっ!」
グリP「ほら、こう言ってるぞ」
小鳥「ところで、リーダーはどうします?」ヒソヒソ
グリP「この三人なら伊織しかいないでしょう」ヒソヒソ
グリP「流石に裕美ちゃんにリーダーを任せるわけにもいかないし」ヒソヒソ
グリP「ロコは論外です」ヒソヒソ
ロコ「何か言いました?」
グリP「いや、何も」
【劇場】
裕美(折角のチャンス……頑張りたいけど)
裕美(あんな可愛い二人に比べて)
裕美(目付きも悪いし、笑うのも下手だし……)
伊織「ほら、シャキッとしなさい」
裕美「え?」
伊織「緊張しすぎよ」
裕美「で、でも」
ロコ「ライブのインタレスティングなヴィジョンを思い描けば緊張も消えます!」
ロコ「自分のタレントを信じて新たなアートをシアターの上にクリエイティブっちゃえばいいのです!」
裕美(まったく……まったく分かんないよ)
伊織「あー、頭痛くなるからアンタは黙ってなさい」
伊織「ほら、深呼吸」
裕美「でも、やっぱり緊張して笑顔が……」
伊織「ふぅ。アンタも難しいわね」
裕美「ご、ごめんなさい……」
伊織「アイドルってね、素質がないとなれないの」
ロコ「そう、ロコにも秘められたタレントが」
伊織「ちょっと黙ってなさい」
伊織「だから、アンタにも才能はあるのよ」
伊織「それに、才能がないならこういう仕事も来ないわよ」
裕美「でも、やっぱり自信が……」
裕美「笑顔も作れないし……」
伊織「ああ、もう!」
裕美「」ビクッ
伊織「あんたはね、アイドルなの!別にアンタの自信がどうのなんてどうでもいいの!大事なのはどれだけファンを喜ばせられたか」
ステージアケマース
ジュンビオネガイシマース
伊織「ただ目の前にいるファンを喜ばせることだけを考えなさい」
伊織「楽しませて、喜ばせるのが私たちの仕事よ」
伊織「自分が笑顔か、より、相手が笑顔か、を考えればいいの」
裕美「は、はい、……頑張ります!」
伊織(これでいいかしら、ね)
ロコ「なんだかロコ、イグノアされてます」
ロコ「裕美は、ライブのサイコーにインタレスティングなモーメントを感じればいいのです!」
ロコ「ロコがライブをリードしますから、余計な事は考えず、フリーダムにインプレシッションをエクスプレスしましょう!」
裕美(何を言ってるのかよくわからないけど……励まされている気がする)
裕美(そうだよね、みんなを楽しませることが私のお仕事)
伊織「ロコはね、思うようにしなさいって言ってるのよ」
ロコ「そう、ロコに裕美のタレントを見せてほしいのです!」
マクアガリマース
ヨロシクオネガイシマース
裕美「ありがとうございます……私、ライブ楽しみます!」
伊織(あら、いい笑顔できるじゃない)
ロコ(ふふふ、グレイトです!こな三人で、ワールドワイドでダンサブルなステージにしましょう!)
「数夜限りの新ユニット、『デコ&ロコ』の登場です!」
ワーワー!ウォーッ!
どれくらい盛り上がった?
コンマ下
グリP「ライブは大成功だ!」
グリP「まさかここまで出来るとは、予想以上だったぞ」
伊織「ま、この伊織ちゃんのおかげね」ニヒヒッ
ロコ「ロコのインスピレーションも、いつもよりグレイトな盛り上がりでしたよ!」
裕美「私、何か分かったような……そんな気がします!」
グリP「よし、これも全部俺のつけたユニット名のおかげだな」
伊織「それはないわよ」
裕美「多分、違います……」
ロコ「それじゃあ、ロコのおかげですね」
裕美「これ、どう反応すれば」ヒソヒソ
伊織「同意したら更に暴走するから、放っておきなさい」
グリP「数日間、ライブは大きな盛り上がりを見せた」
グリP「そしてCGプロに帰る時」
裕美「765プロの皆さん、ありがとうございました!」
裕美「私、なんだか変われたような気がします」
裕美(あの時のライブで大成功したときから、なんだか世界が輝いて見える)
伊織「あら、それはよかったじゃない」
ロコ「ロコも楽しかったですよ」
裕美「あの……これ、お礼です」
伊織「あら、可愛いネックレス」
ロコ「お揃いですね♪」
裕美「は、はい、これ、一緒にユニットを組んだ記念に……手作りなので変かもしれませんけど」
伊織「もっと自信、持ちなさいよ、可愛く出来てるわよ」
ロコ「ロコのアートにも勝る出来です!」
伊織「アンタのアートはよく分からないけど……」
裕美「もしまた一緒に仕事できたら……」
伊織「ええ、楽しみね」
ロコ「もっとグレイトなタレントを見せて欲しいです♪」
グリP「さて、じゃああっちのプロデューサーも来たみたいだし、そろそろお別れだな」
裕美「皆さん、ありがとうございました!」
─────
モバP「さて、765プロ出張だったけど……色々学べたみたいだね」
裕美「はい!楽しめれば、自然と笑顔になれるって」
モバP「よかった……大成功だったな」
【おまけ】
モバP「ところで麗奈は?」
裕美「そういえば、一緒に765プロに来てから見てないような……」
モバP「……え」
─────
グリP「ちょっと待ってくれ」
亜美「どうしたー、兄ちゃん」
グリP「なんでお前らはバズーカ砲なんて持ってるんだ」
真美「んふふー、麗奈っちに教えて貰ったのだー」
亜美「その代わりに麗奈っちに新しいイタズラを教えてあげたんだよ」
真美「そして悪者の美学について!」
─────
モバP「もし麗奈のバズーカが765プロのアイドルに伝わってしまったら……」
グリP「もし亜美と真美から教わったイタズラをCGプロでやり始めたら……」
モバP&グリP「最悪、あっちの事務所が崩壊しかねないぞ……」
モバP&グリP「……向こうのプロデューサーよ、健闘を祈る……」
【おしまい】
くぅ疲
ロコの台詞は作りづらい(確信)
そして関ちゃんは合法だと思うんだ
ちょっと今回は二回戦は許してください
もしかしたらまた今度同じ感じで建てるかもしれません
というわけでhtml化依頼してきます
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません