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佐藤一輝「そろそろ、始めるか」
八幡「何を始めるつもりだ?」
佐藤一輝「俺の青春さ」
八幡「それはまた……」
佐藤一輝「いや、何も言うな。分かっている。俺の青春は今までネットの砂漠で馬鹿みたいに毎日糞スレを立てることでしか無かった」
八幡「……」
佐藤一輝「でも、これからは違う。無意味に時間を過ごすのは、もう辞めだ。人に迷惑をかけず、親のスネをかじるのも辞める」
佐藤一輝「俺、就職するよ」
八幡「よく、決心したな」
由比ヶ浜「うん!私も嬉しいよっ!」
雪ノ下「今までの貴方には嫌悪感しか感じていなかったのだけれど、今の貴方、とてもいい顔をしてるわ。その顔、私、好きよ。ヒキガエル君の腐った顔は嫌いだけれど」
八幡「おい、無意味に俺を傷つけるな。それに、俺の顔をディスるってのは、間接的に俺の彼女である結衣を傷つけることにもなるんだぜ」
由比ヶ浜「ちょっ!ヒッキー!」///
雪ノ下「っはあ、相変わらず暑苦しいわね。惚気るなら他所でやってくれないかしら」
八幡「惚気けてなんかいねえよ、これは素だ」
雪ノ下「……なおの事、質が悪いわね」
八幡「そう言う雪ノ下だって、一輝と最近仲が良いじゃねえか」
雪ノ下「そ、それはっ」///
由比ヶ浜「テレ顔のユキノン可愛い~!」
佐藤一輝「そろそろ、俺の雪乃をイジるの、やめてやってくれないか」
雪ノ下「俺のだなんて」///
佐藤一輝「雪乃は、俺が幸せにする。これは約束であり、宣言でもある、加えて、誓いと願いでもある」
八幡「その言葉、信じるぜ」
由比ヶ浜「そうだよ、ユキノンを泣かせるようなことしたら、許さないんだからねっ!」
佐藤一輝「ああ、分かってる」
雪ノ下「ええ、もう一輝なら分かっているはずだわ。私がして欲しくないこと、それは……」
八幡由比ヶ浜「「それは?」」
雪ノ下「もう無駄にスレを乱立しないことよ」
佐藤一輝「…………ああ、分かってる。そうだ、ホントは最初から、こんな事しちゃいけなかったんだ。なのに俺は………俺は……!」
俺「もういい。今までの罪は運営に任せるが、俺の中に燻るお前に対する憎悪の感情は、この際忘れてやる。だから、このスレで、終わりにしろ。いいな?」
佐藤一輝「うぅ、はいっ………!」ナミダナガラニ
俺「じゃあな、もう二度と戻ってくるんじゃないぞ」
佐藤一輝「はいっ、社会のために、働きますっ!」
―終わり― このスレで一輝の奴も就職を決意したから、許してやってくれよ
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