ちひろ「従業員満足度調査」(64)

アイドルマスターシンデレラガールズのSSですが、やまなし・おちなし・いみなし の予定。

この手の投稿は初なので、変だったら指導いただきたく。




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373172137

凛「どういうこと? ちひろさん」
ちひろ「お店とかでお客様満足度調査ってやってるのを知りませんか?」
加蓮「アンケートに答えると粗品あげます、ってやってるヤツだよね」


ちひろ「お客様満足度調査はお客様を対象にした外向きの満足度調査のことですが、従業員満足度調査は従業員を対象にした内向きの調査のことです。お客様に会社が好かれていても、好かれる源泉の従業員に会社が嫌われていては会社は長続きしませんからね。そういう状態になっていないか、の調査をしよう、ということです」


凛「ウチだと……、そっか。プロデューサーとちひろさん以外だと私たちアイドルってことなんだ」ポム
ちひろ「そういうことです」ニコニコ


奈緒「でもなんだってちひろさんがやってるんだ?」
ちひろ「……プロデューサーさんとのじゃんけんに負けて。あと……、男の人相手だと話せない内容もあるかと思いますので」
凛「まあ、そうだよね」


ちひろ「それと、プロデューサーさん向けの苦言があった場合は、匿名にはしますがオブラートに包まずにお伝えしようかと。そうでもないとあの人理解しませんからね……」ウンザリ
加蓮「プロデューサーがショックで寝込まなければいいけど……」


ちひろ「言われて凹む人ならここまでアイドルが増えなかったハズなんですが……」
奈緒「巫女にシスターにサンタクロースだもんな……」シミジミ
ちひろ「下期には地底人スカウトしてくるんじゃないかって気が気じゃないんですよ」

凛「まあ、ちひろさんの言いたいことはわかったよ。で、どうすればいいの?」
ちひろ「あ、それじゃあこのアンケートを」ハイフハイフ
凛「ん。わかった」サラサラ
奈緒「ちょいちょい、と」


加蓮「はい。これでいいの?」
ちひろ「はい。ありがとうございます。あ、そうそう。プロデューサーさんに何か伝えておきたいことありませんか?」
加蓮「苦言、ってこと?」


ちひろ「でなくても面と向かって伝えにくいこととか」ワクワク
奈緒「なんでそこでワクワクしてるんだこの人」


凛「ふぅん。……そうだね、じゃあプロデューサーには、来年は私がウェディングドレス着たいって言ってたって、そう伝えてくれないかな」


ちひろ「……ウェディングドレスですか? ゴシックじゃなく?」
凛「だって、奈緒と加蓮だけ着るなんてズルいと思う」ムス
加蓮「あー、また凛がぷくぷくしだした」


奈緒「これ加蓮がキレイだキレイだってベタ褒めしてたPさんに『次のお色直しはいつにしようか?』なんて言ってからかったせいだろ」
加蓮「えー。その後でPさんが奈緒の白ドレスも可愛らしかったって褒めたの照れ隠ししてたのが原因じゃない?」

凛「……私だってプロデューサーにカワイイとかキレイとか言われたい」ムス
ちひろ「ええと……、はい。伝えておきます。凛ちゃんはウェディングドレスのお仕事をしたい、と。」メモメモ


加蓮「でもさ、凛」
凛「なに?」
加蓮「Pさんが可愛い可愛い言ってたのは奈緒の反応だからね? 」
凛「……それは、そうだけどさ」
奈緒「おぃ!」


加蓮「でも事実じゃない?」
奈緒「……言うな」


奈緒「あー、じゃあさ、ちひろさん。あたしからは、あんまりあたしのこと弄るなってことで」ウンウン
ちひろ「……弄り禁止、ですか? プロデューサーさんの生き甲斐ですよねソレ」


凛「そうだよ。それはいけない、いけないよ奈緒」
加蓮「そうだよ奈緒。第一、奈緒から弄られを取ったら何が残るっていうの」
奈緒「泣くぞ?」


凛「大体、奈緒だって弄るな弄るな言ってるわりに言われればまんざらでもない顔してるし。そんなんだからプロデューサーに弄られ続けるんだよ」
加蓮「ま、奈緒だからね。しょうがないんだろうけどさ、それ以上にプロデューサーが男の子なんだからしょうがないんじゃないかな?」
凛「可愛い子をみるとからかいたくなる、ってヤツ?」
加蓮「そーそー。幸子ちゃんなんかもプロデューサーの犠牲だよね」ウンウン


ちひろ「そうですね。言うだけ無駄でしょうけどプロデューサーさんには伝えておきますね。弄るなら適度に、と」ムダムダ
奈緒「適度とか言うな!」

加蓮「適度って言えば、プロデューサーが過保護過ぎるのそろそろ卒業したいかな、って」
ちひろ「ああ。加蓮ちゃんがクシャミしただけでプロデューサーさん、すごいことになりますからね」


凛「確かに」
奈緒「だよなー。なんていうか、厳戒態勢?」
加蓮「悪い気はしないけど、それでお仕事の幅が狭まるのはよくないし」


凛「プロデューサーに変わったんだ、って証明できなくて残念?」
加蓮「うん。幸子ちゃんみたいに空飛ぶまではしなくてもいいけど、もう少しアグレッシブなお仕事があってもいいかな、って」


奈緒「でもなあ……。Pさんからするとたまに加蓮フラグ発言するじゃん。気が気じゃないと思うんだよなあアレ」
凛「フラグ発言って『ここは俺に任せて先に行け」ってプロデューサーが更衣室前でたまに言ってるヤツ?」


ちひろ「プロデューサーさん、あなた一体何を言ってるんですか……」


加蓮「フラグって……そんな変なこと言ってるつもりないんだけど……」
奈緒「加蓮は一級フラグ建築士だからな。無意識過ぎるんだよな」
凛「ならプロデューサーが過保護にしないのと同じぐらい、加蓮ははかない発言を禁止しないとね」
加蓮「別にそんなつもりで言ってるんじゃないんだけど」


ちひろ「加蓮ちゃんからは、もう少しアグレッシブなお仕事も、と」


ちひろ「これで三人はOKね。どうもありがとう三人とも」
凛「ん。どういたしまして」
加蓮「ちひろさん、この後は?」
奈緒「用事がなければ、ケーキでも食べに行くかって話してたんだけど、どうかな?」


ちひろ「んー。折角ですけど、アンケート纏めたりしないといけないので」
加蓮「そっか。残念」
凛「ちひろさんも体には気をつけてね?」
奈緒「じゃあ、邪魔にならないウチにあたしら帰るよ」
加蓮「じゃあ、また明日」
凛「お疲れ様」


ちひろ「はい、お疲れ様でした」

ちひろ「さて、と。プロデューサーさんの思いつきかと思ったけど、やっぱり色々思うところはあるんですねえ」


ちひろ「……もうしばらく続けてみますか」カタカタ



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って、感じで続けていいものかしら?
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読みづらい件は以降注意します。
キャラの発言ごとに行間開けて、数会話ごとに間隔とればいいかな?

あと、セリフ一つの量はこんなんでもいいのかどうか……


〉11
重い人達って……物理的に重ければOK?(困惑)


>>1ちゃん、愛が重い人たちに決まってるじゃない(ニッコリ)。

翌日

礼子「戻ったわ」ムス

留美「お疲れ様」

真奈美「お疲れ様」ヤレヤレ

ちひろ「あ、お疲れ様です」アレ?



ちひろ「あの……プロデューサーさんは?」

真奈美「彼なら志乃さん達に拉致されてったよ。無事だといいんだが」

留美「今頃へべれけかしら」



ちひろ「あの……お仕事で何か……」オロオロ

真奈美「ああ、ロケは問題なく済ませたさ。問題はその後でね」

礼子「志乃と楓がそのまま温泉とワインと洒落込もうってあの子を抱き込もうとしてね」

留美「この後もこっちで仕事があるって礼子さんが止めたんだけど」



真奈美「瑞樹さんがそれならじゃんけんで、と言い出してね。結果負け組は先にこっちに帰ってきた、というわけさ」

ちひろ「(じ、自由過ぎる……)」

留美「まあ彼もここのところ休みも碌に取っていなかったみたいだし、いい息抜きになればいいんだけど」

礼子「志乃に瑞樹、オマケに楓の相手じゃ無理でしょ」ハァ



真奈美「彼から聞いた限り、今日は子供たちの出迎えでお終いのようだし負け組で面倒を見るから、ちひろさんは安心するといい」

ちひろ「はぁ……」



真奈美「そうそう、ちひろさん。これを」ペラ

礼子「ああ、そうね。今のうちに渡しておこうかしら」ペラ

留美「まとめるの大変でしょうけど」スッ



ちひろ「あ、ありがとうございます」

真奈美「しかしこれはあれだろ? どっちかといえば若い子達向けだと思っていたんだが、私たちが書いても良かったのかな?」



礼子「」

留美「真奈美……」チョィチョィ

真奈美「あ、いや、うん。若い子というか思春期向けだと思っていたんだが」アセアセ

礼子「ねえ真奈美」

真奈美「いや、別にその礼子さんのことをどうこういうつもりはなくてだな。そう言葉のあやでしかなく」アタフタ



礼子「聖來が歌い方悩んでたみたいだし、ボーカリストとして指南してあげたら? 『メルヘンデビュー』教材に」ニッコリ
ちひろ「(聖來ちゃんになんというとばっちり)」

真奈美「い、いや……あれは安部さんだから歌える歌だし」シドロモドロ

留美「ルミミン ルミミン ルーミン」ボソ

留美「(隠し芸にいけるかしら)」

ちひろ「あ、あのですね。本当に皆さんへのアンケートですから」アセアセ

ちひろ「で、ですね。このタイミングを狙ったわけじゃないですけど、プロデューサーさんに何か伝えておきたいことありませんか?」



礼子「あの子に?」

ちひろ「プロデューサーさん向けの苦言がある場合は特に……」



真奈美「苦言と言われても、彼はよくやっていると思うが……」

留美「それに小さい子供じゃないんだし、必要であれば面と向かって言うわ」

ちひろ「あの人、面と向かって言ってもらちが明かない時があるので、それとなく伝えるのもありかと」

礼子「そうね……。なら、あの子に言っておいてくれないかしら。遠回しにダイエットを勧めるのは止めてほしいって」フゥ



ちひろ「……遠回しに……ダイエットを?」ミシ

礼子「前に志乃と二人でバーで飲んでへべれけになったときにあの子に迎えに来てもらったんだけど」

留美「スキャンダルになるからって彼から注意されてたんじゃなかったのかしら?」

礼子「それがきっかけよ。その時に店から車に移動するときあの子どうしたと思う?」



真奈美「横抱きに?」

礼子「酔っ払い相手に二往復するのが面倒だって、俵担ぎよ」クワッ

ちひろ「(なにしてるんですかプロデューサーさーーん!!)」



礼子「それだけなら、まあ五十歩譲って赦すわ酔っ払いだったのは事実だし」

礼子「でも、後ろに放り込んだ後、志乃を担いだ側より多く私を担いだ肩を回したのは、……どうしても赦せないのよ」

ちひろ「(だからなにやらかしてるんですかプロデューサーさーーん!!)」



ちひろ「そ、それが遠回しにダイエットしろ、と言っている、と」

礼子「ほかにどういう意味があるわけ?」

真奈美「……志乃さんが軽すぎるんだと思うんだが。何せ、渋谷君より軽かっただろう……」

礼子「なら今度聖來と一緒に担がれてから肩を多めに回されてみればいいんじゃないかしら」



ちひろ「(聖來ちゃん逃げてーー!!)」

ちひろ「ま、まあプロデューサーさんはもっとデリカシーを、と」メモメモ


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って、感じでまだ続けていいものかしら?
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改行してみましたが、これなら何とか読めますか?


>>18 愛の重さが量れなかったので、量れる単位で重い人を選らん(ry


のんびり書いていくので、次の週末にでも


とりあえず全員アンケート提出させれば問題ないよ

真奈美「あまり私を弄るのに水木君をダシにするのは……」

礼子「そうね。次からは軽めに済ませるわ」ハァ

ちひろ「(バリで何かあったのかしら? プロデューサーさんに確認したいけど……)」

ちひろ「(節穴だろうしなぁ……)」



ちひろ「で、その、留美さんや真奈美さんはプロデューサーさんへの苦言は……」オソルオソル

真奈美「さっきも言ったとおり、彼は良くやってくれていると思っているからな」ヤレヤレ

留美「そうね」



真奈美「ああ、でも強いて言えばアレだな。私に限った話では無く留美さんにも関係があった話なんだが」

真奈美「ああ、アレね……。そうね、彼の間の悪さはどうにかならないものかしら」フゥ

ちひろ「間の悪さ、ですか?」キョトン



ちひろ「(トップアイドルになるだけの素質を持った娘を全部たまたまで発掘するようなプロデューサーさんが?)」ハテナ



真奈美「ちひろさんも御存知の通り私の趣味は料理なんだか、留美さんから向こうの料理を教えて欲しいと言われてね」

真奈美「それじゃあ、ということで予定を考えていたところ、寮住まいの娘達からも参加したいと申し出があってね」

留美「どうせなら、と寮で料理教室をすることになったのよ」



留美「で、このあいだ第一回を開いたんだけど、寮の娘達はほとんど料理経験が無いところからのスタートで」

真奈美「なかなか手こずったが、それでもちゃんと出来上がった、というところに彼がね……」

留美「……来たのよね」フゥ



ちひろ「(プロデューサーさん相手に腕を磨こうとした矢先に当の本人がやってくるのは……、確かに、間が悪いですよねぇ……)」ナルホド

礼子「下手な料理を見られたくなかったのに、ということかしら?」ニヤ

ちひろ「(……礼子さん踏み込み過ぎ!!)」

真奈美「……礼子さんだって彼の性分を知ってるだろう。上手くないからといって悪くいうような性格ではないことぐらい」ヤレヤレ

礼子「言われなくても気にはなる、でしょ?」フフッ

留美「……その程度ならいつものレッスンと同じ、上手くなってからまた見て貰えば済む話だったのよね」



ちひろ「(何をしでかしたのか恐くて聞きたくないなぁ……)」

真奈美「彼が気を利かせたのか、料理の研究会だと勘違いしたのか、手料理を持参してね……」



留美「アレはどのぐらい手の込んだ料理だったのかしら……」

真奈美「……ちょっと、という込み具合ではなかったな。彼自身は、寮の娘達の料理を美味しいと言いながら食べていたが……」

留美「自分で作ったものの出来と彼の料理を比べてしまうとね……」



ちひろ「(留美さんの目から……ハイライトが消えた?!)」

留美「仕事だけじゃ、と頑張ってみたハズがね」フフ

礼子「……御愁傷様」



ちひろ「……間をどうこうというよりは……プロデューサーさんの料理を禁止にしたほうが?」

真奈美「たまたま食べられた娘達からその話を聞いた他の娘達がね……」

留美「あれも怖いもの見たさ、なのかしらね……。すっかり彼の手料理が垂涎の的にね」

ちひろ「(確かに羨ましいなぁ)」



礼子「さて、無い物ねだりもそれぐらいにして、子供たちを迎えに行くわよ」

真奈美「そうするとしよう」

留美「それじゃ、ちひろさん。留守番お願いね」

ちひろ「はい。いってらっしゃい」




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って、感じでまだ続けてみるけれど。
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>>29
全員分なんて、むーりぃー。


というかキュートとかパッションとか書く人いないのかしら?チラッチラ

つ鏡

あまり日の当たらないキャラを掘り下げて欲しいな

江上さんとか長富さんとか

東郷さんも他の大人組に比べて登場率が低い? 彼女はふぐすまの星なのです

ありす「ただいま戻りました」

あい「お疲れ様、ちひろさん」



ちひろ「あれ? ありすちゃん?」

ありす「? どうかされましたか?」キョトン

ちひろ「礼子さん達が迎えに行ったんだけど、会わなかったかしら?」

あい「おや? 彼には私の仕事が早く終わったから、代わりに迎えに行くと伝えたんだが……。行き違いがあったか」

ちひろ「そうみたいですね……。ちょっと礼子さんに連絡入れますね」ア,モシモシ

ジツハアリスチャンガ



あい「これは礼子さんには悪いことをしたかな」

ありす「……あの」

あい「なに、礼子さんだって話せば分かってくれるさ。それに君を連れ帰ったのは私だ。君が気にする必要はないさ」ヨシヨシ



李衣菜「ロックなリーナが帰って来ましたよ!!」



ちひろ「お疲れ様です、李衣菜ちゃん。なんだか幸子ちゃんみたいな挨拶でしたね」

李衣菜「未だにプロデューサーさんがリーナをロックだと認めないから、認めさせるためのアピールですよ!!」



ありす「(輿水さんから何か言われなければいいけど……)」

ありす「(『ボクがカワイイから真似したくなるのも分かります』って自慢気に言うだけかも……)」



李衣菜「そんな訳でちひろさん。プロデューサーさんへの苦言は、そろそろリーナをロックだと認めるように、ということで!!」

ちひろ「あ、はい……」



あい「李衣菜君はプロデューサーにロックと認めさせるのがすっかり日常になってしまったね」

李衣菜「諦めるのはロックじゃないですよ!!」



ありす「(……多田さんが言ってるロックってなんだろう?)」

ありす「ロックかどうか、そこまで粘ることですかね?」コソ

あい「君が言うとなかなか説得力があるね」クスクス

ありす「……あれは、プロデューサーさんが幾ら言っても頑固で聞いてくれないから諦めただけです」

あい「彼に言わせれば君も相当頑固だったようだが」



ありす「……むう」プク

あい「いやいや、すこし彼の真似をしてからかい過ぎたかな?」ヨシヨシ

ありす「別に……構いませんが」



あい「そうだね。ちひろさん、私の分も今のうちに出しておこう」コレヲ

ありす「私も」



ちひろ「はい。あいさん、ありすちゃんありがとうございます」



ちひろ「それで……プロデューサーさんへの苦言とかは……」

ありす「あの……」

ありす「もう少し、お仕事は考えて欲しいな、って」



ちひろ「あ、はい」

ちひろ「(そりゃそうですよね。小学生にウェディングドレスを着せて何を特集しようっていうんでしょうか)」



ありす「家でもあの特集記事を見た父が何とも言えない表情で……」

あい「男親にとっては娘のウェディングドレスというのは格別の意味を持つからね」

あい「ありす君ほどの年で着ればそれは心配にもなるさ」

あい「特に婚期が遅れるジンクスを知っていれば、別の意味でも心配だろうし」



李衣菜「でもありすちゃんなら、遅れても普通の年だろうけどね」

あい「……李衣菜君。どこでだれが聞いているかわからないんだ。迂闊なことは言わないほうがいい」



ちひろ「(もしかして……)」

ちひろ「仕事といえば、あいさんも礼子さんや聖來ちゃんとバリに行きましたよね?」



あい「」ビクッ

あい「あ、ああ。行ったね」

李衣菜「羨ましかったですよー。『白い! 青い! 南国はパラダイス!』 って愛海ちゃんから自慢メールが来たり」

ありす「(なんで棟方さんを連れてったんでしょうか? 獣を野に放つようなものだとすぐわかると思うんですが)」


ちひろ「何かあったんですか?」チョッキュウ

あい「何か、というと?」

ちひろ「やけに礼子さんが聖來ちゃんのことを気にしていたようで、ちょっと気になりまして……」

ちひろ「プロデューサーさんに確認してもらうと大事になるじゃないですか」



あい「むぅ」クモン

あい「はぁ……。そうだね、彼が絡んでこじれないうちに顛末だけでも伝えておこうか」



あい「正直、誰が悪いということではないんだが」

あい「仕事の途中、彼が翠君の仕事の調整のために日本に弾丸営業に出た日があったのは」

ちひろ「ええ……覚えてます」

あい「で、彼が不在の間はオフということになって、向こうでそれぞれ思い思いに過ごそうという話になったんだが」



あい「礼子さんが折角なんだからビーチに繰り出そう、とみんなを誘ってね」

あい「聖來君や千枝君らも一緒に行くことになったんだがね……」

あい「水着を選ぶときに千枝君がきわどい水着を見て『大人ってこんな水着を着るんですか?』って聖來君に尋ねてね……」



ちひろ「(あっ……)」サッシ



あい「聖來君が『大人のセイラでもそんなのは着ないかなー』と言った背後に……」



ちひろ「(やっぱり)」



あい「千枝君があそこまで小悪魔になっているとはね……」フフッ


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って感じで続けてみてるけど。
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>>33
ヒデェ面だ。とてもキュートやパッションが書けるような面じゃねえな。


>>34
ご期待に沿う掘り方かは自信がないけど

いいじゃんいいじゃんさぁガンガン行こうぜ

ちひろ「そ、そうでしたか……。あの……、それであいさんはプロデューサーさんに苦言か何かあったりします……か?」オソルオソル

あい「……」

あい「強いて言えば……」ボソ

ちひろ「強いて言えば?」

あい「……強いて言えば、心を折りにくるのはやめて欲しい」セツジツ




ちひろ「(……プロデューサーさんは一体何を……)」

ありす「心を折るとはどういう意味ですか? 東郷先輩」

あい「……例えば、だ。例えば、君が『橘と呼んでください』とお願いしても一貫して無視して遂に苗字で呼ぶことを諦めさせたり」

ありす「そ、それは……」

ちひろ「(プロデューサーさんの場合は、ありすちゃんのその反応が可愛いからワザと名前で呼び続けてただけだろうけど……)」




ありす「(まだ一緒に暮らせないんだし、せめて名前で呼んで貰わないと)」





あい「『恥ずかしい恥ずかしい』と言い続けていた神谷君がフリル満点のドレスを着ることに抵抗を示さなくなったり」

ちひろ「(奈緒ちゃんの場合は最初からツンデレだっただけのような……)」

李衣菜「……リーナの場合、可愛いのは最初だけであとは基本ロックですよロック!!」




ありす「(やっぱり多田さんのロックの定義が気になります……)」

ちひろ「(ありすちゃんが李衣菜ちゃんを論破したそうな顔してる……)」センリツ



ちひろ「た、確かにプロデューサーさんは色々へし折ってる気がしますが」フラグトカ

ちひろ「あいさんは何を折られたんですか?」




あい「……女としての自信?」ボソ





ちひろ「タイム! ストップ! フリーズ!」

李衣菜「(なんだか菜々みたいな反応)」

ちひろ「まだ昼間ですからね?! 子供達がいますからね?!」

あい「……ああ、そっちの意味じゃないんだが」




ちひろ「……」

ありす「そっちって……」

ありす「……」ジト



ちひろ「(ありすちゃんの蔑んだ目が痛い……。そして李衣菜ちゃんの分かってない目がさらに痛い)」

あい「まあ、誤解するような言い方をした私も悪いんだが」

あい「……聞きたいかい?」フフッ

ちひろ「ど、毒を食らわば皿まで、ですよ」

ありす「(……大丈夫なんでしょうか、この事務所)」



あい「事の発端は春の花見なんだが、その時うっかり彼に女から声を掛けられるのが彼よりも多いかもしれないと」

あい「そう、冗談を言ったところ、私の立ち振る舞いが男役に近いからだろうと言ってね……」

ちひろ「(確かにあいさんにはその手のオファーが来ますからね……)

あい「その時酔っていたんだろうな……。それなら立ち振る舞いでどれだけ変わるのか教えて欲しいものだ、と彼に詰め寄ってね」

あい「後日に教えてやろう、という話になってね。それが李衣菜君も御存知の例のデートだ」



李衣菜「あ」ポム

ちひろ「……プロデューサーさんとデートしたんですか?」シロメ

あい「デートか……」

ありす「……」



李衣菜「ん~、あれをデートと呼ぶのはどうかと」

ありす「どういう意味ですか? 多田先輩」

李衣菜「比奈さんと沙紀が仕事帰りにあいさん達を見つけたんだけど」



李衣菜「その時のプロデューサー、女装だったんだ」




ちひろ「は?」

ありす「え?」

ちひろ「え? あの? プロデューサーさんがあいさんと出かけ? え? それで女装? どうしてバレなかったの?」



あい「……。比奈君がいなければ最後までバレない自信があったそうだよ」フフッ

ありす「……普通気がつきませんか?」アキレ

あい「それは彼をナンパしようとして玉砕してった男子諸君に聞いてみた方がいい」



李衣菜「沙紀からのメールに『この人アイドルみたいに綺麗っすよね』って来てたんだ」

ありす「……え」

ちひろ「これが……」




李衣菜「『プロデューサーなら間違いなく声掛けてるよね』って返したら『……これプロデューサーなんすよ』って」


あい「……結局、彼がナンパされ続けるのを延々みることになるとはね」


ちひろ「悲しみしか生まないプロデューサーさんの女装は禁止しましょう……」メモメモ

ちひろ「……今回ばかりはプロデューサーさんの話を聞く心が折れそうになりましたね」

ちひろ「――まさか私よりも女子力が高そうだなんて……」

ちひろ「……き、気を取り直してお仕事続けよう」ハァ


---
って感じで続けてみたけどー。(そろそろむーりぃー


男前過ぎる東郷先生が一人だけご降臨されたのにカッとなったのと、ホライゾンの新刊読んで生子思い出した結果がご覧の有様だよ。
スマヌスマヌ、他のネタが降りなくなったのだ……
---



>>41
みんながんばれ でもいいのよ?


楓「戻りました~」

瑞樹「戻ったわよ」

ちひろ「お疲れ様です」



乃々「……ただいまもどりましたけどー」ボソ

ちひろ「……乃々ちゃん。プロデューサーさんがいないの確認してホッとするのはどうかと……」

乃々「プロデューサーさんがいないうちに渡したいので……」

瑞樹「ああ、例のアンケートね」

楓「プロデューサーさんには内緒なのね」



「「わかるわ」」


瑞樹「楓……」ジトメ

楓「いぇーい」テヘ



ちひろ「えー、はい。三人ともありがとうございました」

乃々「それで……、プロデューサーさんへは『ぢあげダメゼッタイ』とー」

ちひろ「『ぢあげ』? イジメじゃなくて、ですか?」キョトン



乃々「もう……プロデューサーさんに私をいぢめないようにお願いするのは諦めました……」

乃々「そんな私に残された道は……プロデューサーさんの机の下に立て篭もることだけでした……」

ちひろ「(あ、あれ立て篭もりのつもりだったんだ)」



乃々「それなのに……、プロデューサーさんはそんな安息の地に輝子ちゃんを送り込んで来て……」

乃々「日に日に机の下を占拠していく輝子ちゃんのキノコ。机の下から追い出されてしまったら森久保はどこへ行けばいいのでしょうか……」ヨヨヨ

ちひろ「(この演技プロデューサーさんが見たら舞台に送り込みそうですねぇ……)」●REC





瑞樹「輝子ちゃんがたまにプロデューサー君の机の下でゴソゴソやってるのはキノコ栽培なのね」

楓「(プロデューサーさんの机の下はキノコを育てる茸のスペースに……、いまいち)」




乃々「あ……、あと輝子ちゃんが机の下にいるのがわかってるのにヘビーメタルかけるのはやめて欲しいんですがー」

ちひろ「……というと」

乃々「テンション入った輝子ちゃんが……絶叫しながら立ち上がろうとして……いつも頭ぶつけるのが可哀想でー」

ちひろ「(乃々ちゃんをオモチャにしてるかと思えば輝子ちゃんまでオモチャにしてるとは……)」



ちひろ「プロデューサーさんに年少組への弄り禁止と伝えるのは……?」

乃々「イヤよイヤよもスキのうち、とかいいそうですし……。どう考えてもむーりぃー」

ちひろ「諦めたらそこで試合終了ですよ?」




瑞樹「わかるわ」

楓「わからないわ」



瑞樹「……かえで?」

楓「てへ」イエーイ



乃々「神谷さんや菜々さんでも弄られてるので……。弄られないのはもうムリかなー、と……、諦めましたけど」ウツロ

ちひろ「(乃々ちゃんがソロLIVE以上の遠い目を……)」

ちひろ「プロデューサーさんへは、何事も程々で、と伝えておきますね……」


乃々「よろしくお願いします」

乃々「アイドルのお願い事なんだから……、聞いてくれてもいいと思います」セツジツ


ちひろ「(その願い事が『アイドル辞めたい』なのはどうかと……)」



楓「乃々ちゃんの言いたいこと、わかるわ」



瑞樹「(なにがおきてるのかわからないわ)」

瑞樹「(というより、人の決め台詞を奪っちゃメッよ、楓……)」




---
もう、むーりぃー

楓さんと瑞樹さん頑張ったらゴールする
---

楓「……そう、プロデューサーさんはもう少しアイドルのお願いを聞いてください」

ひちろ「(楓さんが乃々ちゃんに対抗してお芝居始めたんですが……)」●REC

楓「ちひろさん」キリッ

ちひろ「は、はい」



楓「突然ですがここで連想ゲームです」

楓「魅惑のカクテル」ハイ

ちひろ「高島礼子」ホイ

楓「ワインでほろ酔い」ハイ

ちひろ「柊志乃」ホイ



楓「そう。礼子さんも志乃さんにもあるもの」

楓「このお酒といえばこの人、組合せが私も欲しいんです」



ちひろ「は、はあ……」

楓「なのにプロデューサーさんからは何の話も……」

楓「ひどいと思いませんか?」

瑞樹「……楓が目指すのは?」






楓「[ベイシュガール]高垣楓」

永遠のプリンセス「ゲイシャガールわかるわ」

ネガティブ乙女「(米酒……、日本酒のこと……ですよね? もう一人適任がいる気がするんですが……)」



ちひろ「……それ言い始めると『[アイラブ☆ビア]姫川友紀』とか」

ちひろ「『[一升お姉さん♪]片桐早苗』とかできますよね」センリツ



瑞樹「最後は特にわかるわ」トオイメー

乃々「(……それ以前に、アルコールとガールの組み合わせに……突っ込んでください……)」



ちひろ「焼酎もしょっちゅう呑んでるとか言われていたので」

ちひろ「日本酒にこだわらないようにプロデューサーさんが気をつけているのかもしれませんよ?」フ、フォロー



瑞樹「特定の商品の顔となれば他はおいそれとは楽しめなくなるからね……、確かに楓には無理ね」

楓「がっかり」



楓「でも、諦めたらそこで試合終了ですから」キリッ



乃々「(……私もがんばろう。無理なことは無理って……プロデューサーさんに)」

乃々「(目指せノーと言える十代。『[ノーティーン]森久保乃々』)」

乃々「(……これだと高垣さんのマネなんですけどー)」



ちひろ「……プロデューサーさんには楓さんの次のお仕事には飲み物系のものを、とお伝えしておきますね」

楓「高垣楓、高垣楓を、どうかどうか日本酒が合うアイドルとして応援していただけますようお願いいたします♪」

ちひろ「さ、最後になりましたけど、川島さんは何かプロデューサーさんに伝えておきたいことはありませんか?」

瑞樹「……そうねえ」ウーン

瑞樹「それじゃあ、プロデューサー君には少しはお姉さん達を頼りなさい、って伝えて貰えないかしら?」



ちひろ「その心は?」

瑞樹「これ以上休みなしに働いてると、そろそろ労基署にタレこまれるんじゃないかしら?」

瑞樹「他所から恨まれやすいからね。彼」



ちひろ「た、確かにプロデューサーさんってば馬車馬もドン引きするほど働いていますからね……」

瑞樹「ちひろちゃんにも言えることだけどね」



ちひろ「わ、私は大丈夫ですよ」アセアセ

ちひろ「一介の事務員がどれだけ働いているかなんて、誰も気にもしませんよ」



瑞樹「(ウチの事務所、いつ電話しても同じ事務員が応対するって有名になっちゃってるの知らないのかしら?)」ウーン

瑞樹「確かにお姉さん達はアイドルだけど、別に彼やちひろちゃんのお仕事も手伝えるんだから」

瑞樹「今が大事な時期、って彼もちひろちゃんもよく言うけど、だったら尚更、足を引っ張られないように注意しなきゃ、メッ☆ よ?」



ちひろ「川島さんは優しいですねぇ……」ホロリ

ちひろ「プロデューサーさんに爪の垢でも飲ませたいぐらいですよ」ホントニ

楓「プロデューサーさん、優しくありませんか?」キョトン



ちひろ「アイドルには、ですね。事務員には優しくなんてありませんよ」

乃々「(双葉さんとか私みたいなアイドルにも優しくないんですけどー)」

ちひろ「気がつけばアイドルが150名超えました、って気軽に言ってますけど、ちょっとした規模ですからね?!」



ちひろ「『一人でそれだけ捌けるひちろさんはスゴイですねぇ、はははっ』って簡単なお世辞だけで150人以上の事務仕事を振ってくる鬼畜ですからね?!」テヤンデエ

楓「は、はあ……」

瑞樹「ちひろちゃん……」ホロリ



瑞樹「身体壊さないうちにちゃんと休んで頂戴ね……」

ちひろ「瑞樹さん!!」ヒシッ

瑞樹「ちひろちゃん!!」ガシッ



乃々「(……ちひろさんもお芝居こなせます、ってプロデューサーさんにちひろさん売って)●REC

乃々「(ちひろさんがアイドルになって乃々が事務員になれば……、そこには薔薇色の平穏な生活がー)」

瑞樹「それじゃあ、お姉さん帰るけど、ちひろちゃんもちゃんと帰るのよ?」

楓「お疲れ様でした」

乃々「お疲れ様です」



ちひろ「ちゃんと帰りますよ? お疲れ様でした」







ちひろ「それにしても……」

ちひろ「アイドルの娘達に色々聞くと、プロデューサーさん、やっぱり思われてますよねぇ……」



ちひろ「ちゃんと見てないと出てこないような要望で……」アーアッ



ちひろ「方やアイドル、こちらはただのアシスタント」

ちひろ「それでもプロデューサーさんを諦め切れないんですよねぇ」ハァ

ちひろ「……今年も水着頑張ろう」ウン




ちひろ「目指せ、プロデューサーさんのシンデレラ!!」


終った


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ほぼ無計画で始めたから仕舞いがぐだぐだになったよ、ごめんね!
次があるなら、もう少しご利用を計画的に頑張る所存!!
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