エルフ「……そ~っ」 男「こらっ!」2(1000)
エルフ「・・・男さんが言ってた、新しいおうちってここのことなのかな?」コソコソ
【前スレ】
エルフ「……そ~っ」 男「こらっ!」
エルフ「……そ~っ」 男「こらっ!」 - SSまとめ速報
(http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1331793617/)
( エルフ「……そ~っ」 男「こらっ!」 - SSまとめ速報
(ttp://logsoku.com/thread/hayabusa3.2ch.net/news4viptasu/1331793617/) )
次スレ作成した>>1乙!
今から続き書いてくよ!
エルフ「……男さんが言ってた、新しいおうちってここのことなのかな?」コソコソ
エルフ「うわぁ。前よりも大きくて、中も綺麗……。でも、やっぱり前のおうちの方がよかったな……」シュン
男「……」ジーッ
これは、エルフと男がある日の出来事をきっかけに喧嘩をし、仲直りをするまでを描いた物語である。
――数日前――
エルフ「お、と、こ、さ~ん」ボフッ
男「こら、エルフ。またそうやって急に抱きついてきて……」
エルフ「えへへ~すみません」ニコニコ
男「そうやって言葉だけ謝ったって駄目だぞ。全く……」ハァ
ガタガタ、ガタガタ
エルフ「? 今日はやけに風が強いですね……」チラッ
男「そうだな。雲行きも怪しいし、これはもしかしたら一雨来るかもしれないな。エルフ、今のうちに洗濯物を中に仕舞っておこうか」
エルフ「はい、わかりました!」トテテテテ
ギィィ、パタン
ブワッ、ビュ~ッ
エルフ「あわわ、これはすごい強い風です。洗濯物も上下に大きく揺れて、今にも吹き飛ばされそうです。急いで仕舞わないといけません……」イソイソ
エルフ「よいしょ、よいしょ」アセアセ
ギィィ、パタン
エルフ「ふう。どうにか雨が降る前に全部取り込むことができました。一安心です」エッヘン
男「お疲れ、エルフ。今家の窓を全部閉めてきたから、これで雨が降ってきても大丈夫だよ」
エルフ「男さん、ありがとうございます。それじゃあ、私は今から取り込んだ洗濯物を畳んでいきますね」
男「そう、それじゃあ、僕は料理を……」
エルフ「駄目です! 男さんはのんびりしててください! 料理は私が洗濯物を畳んでから作りますから」
男「でも、二人それぞれで別のことをやっていれば効率的だし、ご飯を食べる時間も早くなるよ?」
エルフ「それでも、です! だって、その。私の作った料理を……男さんに食べてもらい……」ゴニョゴニョ
男「えっと、エルフ? ごめん、最後の方声が小さくて聞こえなかったんだけど」
エルフ「と、に、か、く! 料理は私が作るので、男さんはゆっくり休んでいてください」グイグイ
男「もう……わかったよ。それじゃあ、お言葉に甘えてゆっくりさせてもらうよ」
エルフ「はい!」パァァ
ポツ、ポツ ザァァァァ
男「あ~。やっぱり雨降って来ちゃったな……」ジーッ
エルフ「そうですね~。しかも今日は風もすごく強いので外は酷い様子です」ジーッ
男「この家もだいぶ古いからな……。これだけ雨風が強いともしかして雨漏りとかするかもしれないな……」
エルフ「大丈夫ですよ! 今までだって強い雨の日は何度もありましたけど一度だって雨漏りしたことありませんでしたから!」
男「う~ん、確かにそうなんだよね。まあ、なんにも起こらなければいいけど……」
エルフ「それよりも、男さん。今はなんの本を読んでいるんですか?」
男「これかい? これは娯楽小説だよ。少し前に都市部で流行っていたもの流れの商人が売りに来てたから買ってきたんだ」
エルフ「へえぇ。面白いんですか?」
男「うん、面白いよ。読み終わったらエルフに貸してあげるよ」
エルフ「あ、ありがとうございます!」ニコッ
ザァァァァ、ガタガタ ガタガタ
男「……」パラパラ
エルフ「……」チラッ、チラッ
男「……」ジーッ
エルフ(男さん、読書に集中していますね。本を読んでる姿も様になってかっこいいです……なんて)テレテレ
エルフ(……隣で洗濯物畳んでいても気づかないですよね。集中しているみたいですし)コソコソ
エルフ「……」コソコソ スタッ
エルフ「……」タタミ、タタミ
エルフ「えへへ~」
……
…
トントン、コトコト
ジュ~ッ グツグツ
エルフ「~~♪」ニコニコ
男「エルフ、何か手伝おうか?」
エルフ「いえ、結構です! ここは私にとっての聖域。たとえ男さんであろうとも軽々足を踏み入れさせるわけにはいきません」キッパリ
男「そ、そうか……。それじゃあ仕方ないな。素直に待つだけにしておくよ」
エルフ「そうしていただけるとありがたいです。料理のほうはもう少ししたらできますから待っててくださいね!」
男「うん、楽しみにしてるよ」ニコッ
エルフ「~~♪」ニコニコ
つまり旧エルフの日記にダークエルフが出てくるのか……。
ただ旧エルフ人気ないんだよな……。あんなに健気で淫乱なのに……。
把握w
みんなエルフのこと好きでもいいから旧エルフのこともちょっとは思い出してあげてね!
>>旧1乙!ていうか、新スレのために適当に書いたエルフの言葉でエピソード始まってて噴いたw
>>28
見た瞬間これは使える! と思って……w
みんなに&旧1に
聞きたいのだが
この板はageていろんな人に
見て欲しいのかsageて
一部の人間で楽しむのか
どっちがいいのよw
>>30
いや、自分は書いてる側だから、たくさんの人に読んでもらいたくてageてる
エルフ「あの男さん……その…Hの……ばめ……いえ……なんでもありません!」
(子作りの場面を詳しく見たいな////ぐへへ)
>>34
エッチな場面だと思った? 残念、本編でした!
……エロ書く文章力がないのよ。
男「ごちそうさま~。きょうの料理も美味しかったよ」
エルフ「ありがとうございます。完食していただけるのが作った身としては一番嬉しいです」
男「さて、さすがに洗い物くらいはやるよ。いつもエルフに任せてばかりなのも悪いしね」
エルフ「それじゃあ、一緒にやりましょう!」
男「うん、いいよ」
ジャブ、ジャブ キュッ、キュッ
ザァァァァ、ガタガタ
男「うん、これでよし。さて、一度部屋に戻るとしようかな……」テクテク
エルフ「私も、ちょっと今日の日記を書くので戻ります」テクテク
テクテク、テクテク
男「……あれ?」
エルフ「あっ……」
ピチャッ、ピチャッ
男「雨漏り……してるな」ジーッ
エルフ「それも、結構な量ですね……」ジーッ
男「まさか、部屋も?」
エルフ「それは……ないんじゃないですか?」
ギィィ、パタン
ギィィ、パタン
男「!」
エルフ「!」
男「これは……」
エルフ「ひどいです」
ピチャッ、ピチャッ、ピチャピチャッ
……
…
男「さて、問題が発生した」
エルフ「はい」
男「現在、二階は雨漏りのせいで水が滴り落ちてきている状態だ。一階はまだ大丈夫だから避難してきているけれど、雨漏りの被害が大きすぎて防ごうにも防ぎきれない」
エルフ「原因はやっぱり……」
男「うん、建物の老朽化。まあ、僕がこの家に来たときもだいぶボロボロだったけど、さすがに限界が来たみただな~」
エルフ「えと、それでこれからどうするんですか?」
男「ひとまず二階にあるもので手で運べる物を一階に持ってくる。特に僕の部屋なんて濡らしたら駄目になっちゃう書物が沢山あるからね」
エルフ「了解しました」トテテテテ
ヨイショ、ヨイショ
男「よし、ひとまず絶対に確保しておくべきものは全部運んで来れた」
エルフ「明日にはこの雨も止みますかね……」
男「どうだろうね、それよりも二階の後始末のことを考えないとな……。それに、雨が止んだあとの補修とか……」
エルフ「ひとまず、今日は寝ましょうか」
男「そうだね」
今日までバイト休み~。だけど明日からバイト再開&明後日から大学始まるからだいぶゆっくりペースになる。
旧1乙。ゆっくりでもいいからすすめてくれよな?捨てるなよ?
>>39
捨てるってスレのこと? それはないよ。読んでくれる人がいれば書いてくよ。
書くのは楽しいからね!
ただ時々暴走して突然ifもの書き出すかもw
一応今のところ一本道の話でifは書いてないんだけど、各キャラ掘りさげ+別エンドとか書いてみるのもいいな~って思ってる。
まあ、掘りさげはリクエストの内容である程度できるんだけど……。
個人的に旧エルフが好きだから登場機会がないのがね……。
なんか幸せな旧エルフとエルフが男を取り合う話しとかも書いてみたいな~って。
>>43
えー、エルフたんは、やきもちやきだから、エルフたんがかわいそう…
旧エルフに、だれか新しい男を…
それも、イヤかも?
でも、旧エルフがかわいそうのまま終わるのもかわいそうだねー。
>>44
一応旧エルフでif書くなら色々話しは考えてるけどね。
馬車にひかれなかった旧エルフがそのまま男と過ごしてエルフを買って姉妹みたいな関係で男と過ごすとか。
いざとなったら転生とか。これなら一本道でもできるし。
>>45
ストーカー村人Aと旧エルフがあの世で再会する話とか見たいなー
エルフが直火炙りの骨付き肉かじりながら蒸留酒をらっぱ飲みして男に絡むお話ないかな~
>>45
転生パターン、いいかも?
あ、2人の子供とかには?
>>46
村人A「俺のエルフ!」ハァハァ
旧エルフ「やだっ! 近寄らないで! 男さん、助けてください!」フェェェン
――転生――
男「……ん?」
旧エルフ「……えっ!?」
エルフ「……」
これでいい?
>>47
ちょこちょこ酔っぱらいエルフの話があがるな。どっかで入れられないか考えてみるわ!
>>48
それだとエルフ娘たんと男が結ばれないだろ!
それか魔法の恩恵による蘇生とか。切ない話しにしちゃうならリミット付きの蘇生もできるし。
その魔法はなんか騎士たちの任務に付き合う最中で見つけたとかにもできるから、一本道でもできるよ。
>>49
死んでもストーカーは治らなかったか・・・
>>50
どっちみち、旧エルフたんは、かわいそう…で終ってしまうのかな?
>>43
おぉリアルタイムで1に会えた!
俺も旧エルフ大好きだよこのやろう!
>>53
いつも書くの遅い時間だから早い時間に出没できなくてすまんのう。
同士よ。握手のAAしたいけど携帯だからできないという……。
>>56
おお!ありがとう! 旧エルフ好きがいなくて正直ちょっと不安だったw
え……もしかして嫌われてるの?ってw
子供が出来た後の未来の話で、新しい勢力の登場はどうでしょうか?
新たな戦乱の兆し。押される人間勢力。
新しい勢力の天敵は実はエルフだった。数少ないエルフと人間が協力して…
エルフの地位が向上して偏見の無い世界に…うざかったらスルー願います。
……
…
チュン、チュン
男「……ふぁ。朝……か。雨は、止んだみたいだな」チラッ
エルフ「……」スースー
男「エルフのやつはまだ寝ちゃってるみたいだな。もう少し寝かせておいてあげようか」テクテク
テクテク、テクテク
男「うわぁ~。思っている以上に水浸しになってるな……」
男「こりゃ、床に使っている木とか天井に使われている木が駄目になってそうだな……」ウーン
男「一度、建築の親方の元を訪れてみようか」テクテク
男「さて、一階に戻ったもののまだエルフは寝てるな」フフッ
男「いつも頑張ってくれてるし、たまには僕が料理を作ってあげるかな」
――朝食――
エルフ「いただきます!」ハムッ、モグモグ
男「どうぞ……って、もう食いついてるのね」
エルフ「しゅみまふぇん、おとこふぁん、ちょうひょふをつふっていただひて」モグモグ
男「行儀が悪いぞ、エルフ。ちゃんと口の中の物をなくしてから話すように」
エルフ「……すみません。でも、男さんに食事を作ってもらったのが嬉しくて」
男「昨日だって作ろうとしたじゃないか」
エルフ「あれはもう私が台所に入っていたので駄目ですよ。そうじゃなくて、朝起きて男さんが料理を作って私を待ってくれていたのが嬉しかったんです」テレテレ
男「……それって前に読んだ娯楽小説にあったようなシーンだね」
エルフ「ギクッ!? そ、そんなことないです。男さんから借りた小説を読んで、こんな風な朝があったらいいな~って思ってなんていません」
男「まあいいや。それよりも今日は建築業の職人さんの所に行くとするよ」
エルフ「私はお留守番していたほうがいいですかね」
男「いや、別に好きにしていていいよ。この間会ったおじいさんのところに行ってきたらどうだ? あの人は感じもよさそうだったし、エルフのこと差別してなかったし」
エルフ「……でも、男さん一人に任せるのは心苦しいです」シュン
男「気にしない、気にしない。それよりも、朝食が冷めないうちに食べちゃおうか」
エルフ「は~い」
>>58
いやいや、全然うざくなんてないよ!
むしろそういった考えがでて来なかったな……。一応保険として魔物がいる世界にしてあるからやろうと思えばできるかもね。
ただ、リクエストの男の過去、エルフの話し、それで一番長くなりそうな戦争編があるから、そこまでいったらどれだけ時間かかるかわからないやw
個人的には面白そうな展開だから参考にさせてもらうよ。
というか>>58の意見採用すれば、男が騎士の任務に付き添う理由とか旧エルフの蘇生にも繋げられるな。
ある地方で不穏な動きが見られるって話しを聞いて男たちのパーティーが探索にいって、そこで新しい敵勢力と出会うとか。
そんでもって敵を調べるなかでエルフが彼らの天敵だってわかったり、その最中に蘇生の魔法が発見されたり……。
うん、回復の魔法とかはない設定だったからいけそう。蘇生魔法はかつて失われた伝説の魔法だったとかで……。
妄想が膨らみな……。
まじでこれ出版されないかなw
娘エルフが、男の子エルフと幸せになってもらう話が読みたい
恋になるかは無理でも、絡むだけでもいいお!
http://imepic.jp/20120404/011620
今北産業
リアルタイムで>>1
やっとあえたぜ!\(^o^)/
>>旧1
よあなどってもらっては困る
いままで全部みてるぜ!
なので頑張ってください !
ちなみに好きなのは特に旧エルフだぜ!
>>68
やあ、同士よ。やっぱり死んじゃった女の子は心に残るよな……
>>69
ああ、心に残って切ないのがなんとも言えない物がある
あれおかしいな
顔から水が
>>70
涙拭けよ
つハンカチ
切ないと思ってもらえたなら個人的に満足。自分作風が結構そっちよりだから。
>>71
旧エルフ死んだときBGMとして悲壮感漂う曲聴いてたからリアル涙でたわ・・・
自分も前スレで紹介したBGM聞きながら書いてたら途中、途中ヤバかったw
なんか胸に言い知れないものが込み上げてきて、続き書くのが辛かった。
そろそろ俺は落ちてしまうから
>>旧1はほどほどに頑張ってくださいな
みんな楽しみにしてるから
>>74
お疲れ様! のんびりまったりやってくよ。
>>72
俺はマクロスFのダイヤモンド クレバスが流れた
そして泣いてしまった(T_T)
>>76
どんなのだろ? ちょっと探して聞いてみる!
おじいさんに会ってるって男が知ってるのはエルフはするーしてよかったっけ?
>>77
わくわく
>>78
問題ないよ! マッサージの時は男を驚かせようとしただけだから。それから少し時が経っておじいさんの話を男がしてるって考えて!
わかりづらくてごめん!
>>79
いい曲だったわ! 今マクロスFの他の曲聞いてる!
マクロスも三角関係だから男、旧エルフ、エルフの関係に合うかもww
>>81
おお!
自分でいったのもなんやけどそこまで考えてなかった!
>>83
マクロスもどろどろではなくて、素直にそれぞれを応援したくなるような話だから大丈夫ww
ゼルダの伝説にでてくるルト姫とか、人魚とか、人っぽいけど違う種族が好きで、
でもエルフには興味なかった
けどこのSSでエルフ好きになった!娘エルフは俺の嫁!
明日もまたくる!おやすみ!
俺も落ちるわ
見てる人も少ないようだしゆっくり休んで明日頑張ったほうがいいとおもうぞ
じゃな
>>84
そうなんか!また機会があったら見てみる!
というか、ルト姫って時オカwww
エルフ好きになってくれてありがとう! またね!
>>85
お疲れ様! まあ、のんびりしてるから今のうちに少し書きためでもしておくよ!
てか旧エルフ蘇生したとしても男とエルフは結婚しちゃったんだし
可哀想なだけじゃない?
>>87
うん、だからif扱いにしようと思ったんだけど、さっきの新しい戦いを始めれば
新戦争編→旧エルフ復活→男とエルフが結婚って流れは作れなくもない。
なにも結婚するだけが幸せじゃないし。男と女って枠を越えた関係だったと考えてるから、そこは一本道になっても上手く繋げられると思う。
後腐れないようにするなら、それこそタイムリミットありの蘇生ができるし。
>>88
なるほど!
タイムリミットありの蘇生かぁ・・・
それすごく面白そうw
>>89
それなら最初は単に旧エルフが生き返ってよろこんでた男が、タイムリミットありだって知って必死に消滅を防ぐ方法がないかとかって展開もできるし……。
>>90
それ旧エルフが消滅するときまた泣いてしまいそう・・・w
あとエルフと旧エルフのやりとりも萌えそうだしwww
>>91
泣いちゃだめw
書くのなら最後あたりまでどっちになるかわからないようにするかもな。ダブルエルフは見てみたいな……。
うん、なんかこの展開書きたくなってきたぞ!
過去の戦争編終わったら新しい戦争編書いてみようかな。
といってもそこに行くまで長そうだw
>>92
今から期待しとくぜ!このやろう!
>>93
長い目で見てあげて!
>>94
俺も期待してるぜ!このやろう!
>>95
ありがとう! まずはそこまでを頑張るよ!
何気に1スレ目から見てるぜww
無理せず頑張れよこのやろー!
>>97
ありがとう~。無理しない程度に頑張るよ! でも明日からバイトw
働きたくないwww
>>98
自宅警備員という仕事があってだな・・・
>>98
なww働きたくないよなww
俺もバイトの身だぜ(´・ω・`)
明日は休みだけどなwww
贅沢いうなよ
仕事あるだけマシ
オレも面接行かないと
無職はつらいよww
>>99
自宅警備員は重装備だって前に写真で見たぞw
どこのブラック企業だよ、残業多すぎ笑えないw
>>100
こらっ! まあ、三連休だったから文句言えないけどさ……
>>101
そうなんか……
頑張れ! どうにかなるさ!
保守
ho-shu
ただいま~。
今日は早く帰ってこれた! 今からのんびり続き書いていきます。
>>115
やっとかえってきたか
休んでから体壊さずにかいてくれよ
……
…
エルフ「では、男さん。出かけてきますね!」ブンブン
男「はいはい。あんまり夜遅くまで遊んで来ないようにね」
エルフ「も~。いつまでも子供扱いして! ちゃんと、帰ってきますよーだ」トテテテテ
男「……ふう。とりあえずエルフも出かけたことだし、僕の方も職人のところに行こうか」テクテク
……スッ
男「……この家も、思えば色々あったな」ジーッ
旧エルフ『……はじめ、まして。よろしく、お願いします』
旧エルフ『男さん、きょうの料理の出来具合はどうですか? お口に合ってます?』
旧エルフ『ほら、天気がいいんですからそんな部屋に引きこもってばかりいないで散歩とかしましょ。きっと気持ちいいですよ~』
男「本当に……」スッ
テクテクテク
――建築屋――
親方「らっしゃい。今日はどんな用で?」
男「いや、実は昨日の大雨で雨漏りがひどくて。補修しようにも素人が手を加えてもロクなことにならないと思ってね。それと、できれば一度家の状態を確認してもらおうかなと……」
親方「なるほどな。よし、わかった。ちょいと待っててくれ。すぐに準備をするから」
男「ああ。よろしく頼むよ」
>>118
すまん
1のままにしとった
>>120
さっそく昨日教えてくれた曲紹介してるみたいだなw
>>121
おかえり~
エルフと男さんが買い物帰りにイチャイチャしてる絵かいた
http://i.imgur.com/pNe0t.jpg
>>122
これは……ふぅ。
イラストは創作意欲が沸いてくるな……。
ちなみに旧エルフとかどうですかね?
>>124
えっ
>>125
えっ!?
――老紳士の店――
エルフ「おじいさ~ん」ギィィ、パタン
老紳士「おや、エルフさん。今日はどうしたんですか?」
エルフ「今日はですね、おじいさんのところに遊びにきました!」パンパカパーン
老紳士「これは、これは。嬉しいですね、このような年寄りの元を訪れてくれるだなんて」
エルフ「そんな……私が好きで来ているんですから! それに、私おじいさんとお話するの楽しいですよ」
老紳士「ありがとう。そうだ、さっき焼き菓子を買ってきたんだけどよかったら一緒に食べませんか? 私一人で食べるには少々量が多くて……」
エルフ「いいんですか?」
老紳士「ええ。一人で食べるよりも二人で食べたほうが美味しさも増しますしね」
エルフ「じゃあ、お言葉に甘えて……」
老紳士「では、そこの椅子に座って待っていてください。すぐに紅茶とお菓子を持ってきます」スタスタ
エルフ「とりあえず、おじいさんが来るまで待っていましょう」テクテク ポフッ
エルフ「それにしても、おじいさんのお店古そうな品物が一杯ありますね。これが俗にいう骨董品というものでしょうか……」キョロキョロ
エルフ「う~ん。何がなんだかさっぱりです」
老紳士「どうかしました?」
エルフ「あ、おじいさん」
老紳士「どうぞ、紅茶は少し熱いかもしれないのでお気をつけて」
エルフ「ありがとうございます。あの、ちょっとおじいさんに聞きたいことがあるんですけれど、いいですか?」
老紳士「なんですか?」
エルフ「このお店に置いてある物ってずいぶん古いものですよね。どうして、こんな古いものばかり置いているんですか?」
老紳士「ああ、そのことですか。確かにここに置いてあるものは古い家具だったり小物ばかりですよね」
エルフ「はい」
老紳士「これらは、今ならもっと使いやすくて強度のあるものがきっと市場に出ていると思います。ですけど、中には多少不便であったとしても昔の物を使いたがる人がいるんですよ。
私がこの店にこうした古いものを置いているのは、そういった人たちに、これらの品物を提供できたらよいなと思っているからなんです」
エルフ「う~ん、ちょっとよくわからないです」
老紳士「少し話が難しかったかもしれませんね。エルフさんももう少し大人になったらわかると思いますよ」クスッ
エルフ「そういうものなんでしょうか……」
老紳士「そうですね。さて、今なら紅茶もだいぶ飲みやすい温かさになっているでしょう。今日はゆっくりしていってください」
エルフ「はい! では、いただきますね」
わけわからんわw
なんの「えっ」だよwww
>>130
そうだよね!
……ふぅ。
――自宅――
男「どう……です?」
親方「あ~。こりゃ、ちょっと駄目かもしれないな。所々支えに使われてる木が腐り出してる。こりゃ、家を建て直すか引っ越したほうがいいと思うぞ」
男「そうですか。ちなみにどっちのほうが費用は安くすみますかね」
親方「そりゃ、引っ越したほうがいいだろうな。知り合いに空き屋を紹介している奴がいるから、よかったら話をつけておいてやろうか?」
男「そうですね……。お願いしてもらってもいいですか?」
親方「おう、任せておけ」
男「……引越し、か」ジーッ
親方「兄ちゃん、どうかしたのかい?」
男「いえ、何でもありません」スッ
旧エルフ『男さ~ん』
男(別れを告げなきゃいけない時が来たのかな……)
……
…
エルフ「ただいま帰りました~」
男「おかえり、エルフ。どうだった……って聞くまでもないか」
エルフ「えへへっ。すっごく楽しかったですよ! おじいさんと色々とお話をして、私の知らないことをたくさん教えてもらえました」
男「そっか、よかったね。それでね、ちょっと話したいことがあるんだけどいいかな?」
エルフ「……? どうか、したんですか?」テクテク ポフッ
男「んとね、エルフ。今日ね、職人さんにこの家を見てもらったんだけど、どうもこの家は限界みたいなんだって」
エルフ「どういうことです?」
男「つまりね、この家を支えている木が幾つか駄目になっちゃってて、このまま放置してるとよくないんだって。だから、家を新しく建て直すか、引っ越すかのどちらかを早いうちにしたほうがいいみたい。まあ、どっちにしても一度この家を出ないといけないんだ」
エルフ「なるほど、わかりました」
男「それでね、僕はこの家から引っ越して新しい家を探そうと思っているんだけど、エルフはどう思うかな?」
エルフ「あ、はい。それは構わないんですけれど、そうなるとこの家はどうなるんですか?」
男「たぶん、一度壊されて更地になっちゃうんじゃないかな」
エルフ「えっ!? 男さんは、それで……いいんですか?」
男「……仕方ないよ。この家の寿命が来たんだって思うしかないし。それに、書庫も狭くなってきたし、新しい家に移るのはいいかな……って」
エルフ「だって、ここは旧エルフさんと一緒に過ごした場所ですよね? それなのに、いいんですか?」
男「いつまでも、彼女のことを引きずってるわけにもいかないさ。それに、今の僕にはエルフがいるよ」
エルフ「……」
エルフ(男さん、ずっと私の目を見ないで話してる。きっと、この家から移るのは本心じゃないんだ)
男「……エルフ?」
エルフ「本当に、本当に……男さんはそれでいいんですか?」
男「……だから、僕はいいって……」
エルフ「私の目を見ていってください。今の私には、男さんが無理しているようにしか見えません」
男「無理なんて……」
エルフ「男さん!」
旧エルフ『男……さん』
男「……っ!?」ドキッ
男「僕は、いつまでも旧エルフのことを引きずるわけにはいかないんだよ……。じゃなきゃ、彼女に対して申し訳ないんだ!」テクテク
ギィィ、パタン
エルフ「男……さん」
ちょっと筆休めついでに質問。
よくわからない規制からそろそろ一週間経つんだけど、さすがにパソコンで書きこみのが早いからどうにかしたい。
誰か解決方法わかる人いませんか?
ちなみにP2は以前話しを聞かせてもらったんですけど、どうしてもモリタポの入金がよくわからなくて断念中です。
そうなの?
でも、このスレ荒れた気がしないんだけどな……。
どうやって解除したの?
>>137
数日~一ヶ月ぐらいでなおる
もしいやならなんか課金してやるやつがあるけど金かかるし
あんまオススメできん
マジレスですそwww
>>141
一ヶ月www 長ッ!
正直P2なら500円だから全然構わないんだよ! やり方さえわかればいいんだけど入金なんて普段やらないからさっぱりでorz
マジレスじゃなかったら困るから、むしろありがたい!
おぉ>>1バイトお疲れ様!
全裸待機準備okです!
PC作成で一気に文章を作って、メールで携帯に送る
携帯からコピペで投稿は?
>>144
全裸待機は構わんが風邪を引くことになるよw
この作者にエロを求めてはならん……
>>145
それ今やってるんだけど、コピペすると小さい文字とか改行を全部直さないといけないんだ。
これが結構面倒で……
>>146
がんばれ旧1ならできるさ
俺はしwんwじwてwるwwww
キラン
>>148
他人事www
まあ、早く解除されることを願うしかないのかな。
>>146
まぁ萌え要素半端ないけどなこの作品w
>>150
萌え要素そんなある? 自分としてはほのぼの系が基本、たまにシリアス展開って感じなんだけど。
>>152
じわじわくるでぇこの作品
>>152
男とエルフの会話全てが萌え要素でしょこれ・・・
いえホント
……
…
男「……はぁ、やっちゃった。八つ当たりなんて、大人げないな……。エルフ、今頃怒ってるかな? いや、あの子のことだから、ショックを受けちゃってるかもな」ハァ
男「エルフの言うこともわかるけど、僕はもうそろそろ旧エルフのことを引きずるのは終わりにしないといけないんだ。それが、彼女を幸せにできずに死なせて、今エルフと共に生きることを選んだ僕の責任だから……」
男「あの家には彼女との思い出がたくさんありすぎる。あそこにいたらどうしたって彼女のことを思い出してしまう。それは、エルフにも旧エルフにも失礼だ」
男「だから、僕は……」
男「ねえ、旧エルフ。僕は、間違っているのかな? こうして、君を置いて先へ進んでいくこと。それでいて、君のことを忘れられずにいるのは……」
……
…
チュンチュン、チュンチュン
男(結局、悩んだまま街をふらふらして帰ってきたのは朝、か。エルフのやつ怒ってるよな……)
男「ただいま……」ギィィ
男「……エルフ?」テクテク
男「いないや。もしかして、まだ寝てるのかな。……ん?」パラッ
男「これは、手紙?」
旧1よできればスケジュールを教えてくれないだろうか
そうしたら保守したりいつきれば旧1がいるのかがわかるから
エルフ『男さん。私はやっぱり、昨日の男さんの意見は納得いきません。話を聞いていて、私には男さんが無理に旧エルフさんを忘れようとしているように思えました……。
私は旧エルフさんに会ったことはありませんけど、旧エルフさんの日記を読んで、あの人が男さんと、この家での生活をどれだけ大事にしていたのかは少しは分かっているつもりです。
だから、たとえ一度この家が取り壊されることになっても、私は男さんにこの家を離れて欲しくないです。だって、この場所が男さんと旧エルフさんが過ごしてきた日々の証なんですから。
だから、男さんがもう一度考えて結論を出してくださるまで、私はこの家に帰らないことにしました。
我が儘を言ってすみません。でも、男さん。もう一度、もう一度考えてみてください』
男「エルフ……。これじゃ、家出にならないぞ」
男「エルフが行きそうなところは一つしか思い当たらないし、この手紙に書かれている通りしばらく一人で考えてみようかな」
男「……」キョロキョロ
男「そういえば、この家に来た時はまだ、僕一人だったんだよな……」シミジミ
男「それからしばらくして旧エルフを買って。最初は彼女暗くって、全然話さなくて苦労したっけ。僕もまだエルフを受け入れられるような心持ちじゃなかったから、嫌なことをしょっちゅう言って……」
男「しばらくして、旧エルフが明るくなって、そんな彼女に惹かれて。でも、結局別れることになって。エルフが来るまでだいぶ荒れた生活をしてきたよな~」
男「こうやって思い返してみると、ある意味この家ってずっと僕の傍にいてくれたんだよな」
男「僕が荒れてた時も、喜んできた時も、悲しんでいた時もずっとこの家が帰ってくる場所だったってことか」
男「……」
男「……どうするべきなんだろうな、僕は」ハァ
>>157
明日の?
明日なら早ければ一度昼過ぎから夕方にいて、遅ければ夜中にいるよ。
>>159
了解だぜ
朝は保守だな!
明るい旧エルフさんをかいたー
http://i.imgur.com/nEQyz.jpg
今なら目からビームでるほど眠い。ねます。
>>161
乙!
もう最高! 旧エルフペロペロ ゆっくり寝てくれ! ありがとうね! 旧エルフ最高!
>>161
なんで閲覧禁止されてんだよ・・・
ふぇぇ・・・
>>160
あ、ちなみに明日午前中大学の講義だから、今日は徹夜だよ。
だから家出るまではここにいる予定。
>>164
ふふふ。やはり旧エルフはよいものだったぞ。
あ~やっぱり旧エルフと男のラブラブ描写書きたい!
>>167
まさか過去をかいざんするのか?
>>168
それやるなら完全にifでやる。
正規ルートはエルフだからやっぱり昨日書いたような展開しかないか……。書き出すまで一ヶ月くらいかかりそうな気がしてきたw
でも書いてやる! リクエスト消化したら絶対に書いてやるぞ! 絵師さんも増えてきてモチベーションは増大しまくってるからね!
>>167
携帯からも無理だった・・・
喧嘩編終わったら旧エルフが生きてるパラレルワールド書いてみたら?
>>170
駄目。それ書いたら満足して他のキャラの話し書けなそうだもんw
旧エルフを好きになったはいいけど他のキャラ愛が薄れるのはいくないこと!
と書き込んだら既に話が終わってたでござる(・ω・`)
期待してます!
>>172
こころざしがどこまでもすきとおってるぜ
さすが旧1だ!(^◇^)
>>173
ありがとう~。期待に添えられるように頑張るよ~。
>>174
ひらがなw
ホントに思ってるのかwww
まあ、のんびり頑張りますよ~。
あ、ちなみにそろそろ喧嘩編終わるつもりだから家出るまでには書き終えたい……。
こころざし
志
志し
2つでて迷ってあきらめたんだい!
>>175
え・・・てことはもうこれ喧嘩真っ最中てこと?
>>118
握手
>>118
握手
明日健康診断だけど徹夜しても問題ないよな?
旧1も徹夜でしょ?
さり気なく旧1が、安価絵スレに…
そして誤爆可愛かった…
――数日後――
男「さて、結論も出たしエルフのやつを迎えに行かないとな」
男「こっそり様子を見に行ったけど、元気そうにしててよかった。あのおじいさんも優しくしてくれているし、今度一度お礼にいかないとな」
男「……これでいいんだよな」チラッ
シーン
男「……ふふっ」
ギィィ、パタン
――老紳士の店――
エルフ「おじいさん、おじいさん。この品物はどこに置けばいいですか?」
老紳士「それは、あちらに置いてください。それよりも、エルフさん。別に無理して手伝わなくてもいいのですよ」
エルフ「いえ、無理を言ってこちらに身を置かせてもらっている以上、これくらいの手伝いはさせてください。でないと、申し訳なくて……」
老紳士「そうですか。私は別に何もしないでもエルフさんが頼ってくれているだけで嬉しいんですがね……」
エルフ「でも、でも。やっぱり手伝いたいのでやらせてください。私、こういったお仕事手伝うのやっていて楽しいですし」
老紳士「ふむ……。なら、そのご好意に甘えさせていただきますね。おや?」
エルフ「? ……あっ」
男「どうも、こんにちは」
老紳士「男さん。話はエルフさんから聞いていますよ。それで、もうよろしいのですか?」
男「ええ。エルフがお世話になりました。今回のお礼にはまた後日現れますので」
老紳士「いえ、そんな。私としても楽しいひと時を過ごさせていただきましたので。ほら、エルフさん」
エルフ「あ、はい。……あの、男さん」
男「エルフ、行くよ」
エルフ「えっと、どこへ?」
男「それは、新しい僕たちの家に……だよ」
……
…
男「えっと、そろそろ着くと思うけれど。エルフ、ちょっとこの辺りに庭のある家があるはずだから探してみて」
エルフ「はい」テクテク
エルフ「……」テクテク
エルフ「……あっ! あれ、かな?」
エルフ「……男さんが言ってた、新しいおうちってここのことなのかな?」コソコソ
エルフ「うわぁ。前よりも大きくて、中も綺麗……。でも、やっぱり前のおうちの方がよかったな……」シュン
男「……」ジーッ
男「やっぱり、エルフとしては前の家がよかった?」
エルフ「……はい」
男「そっか。実はね、まだ言っていなかったんだけどここに住むのはちょっとの間だけなんだ」
エルフ「えっ!? それって……」
男「うん。前の家を一度建て直してもらうことにしたんだ。もちろん内装も出来る限り似せてもらってね。色々考えたけど、これが一番いいかなって思って……」
エルフ「男……さん」パァァッ
男「えっと、ね。あの手紙なんだけどさ、エルフの正直な意見を書いてくれて実は嬉しかったんだ。エルフって普段あんまり自分の意見言わないし。それに、旧エルフのことも考えてくれて……。
もう旧エルフはいないけれど、確かにあの家は彼女と過ごした思い出が詰まってたから。
でも、本当にいいの? あの家を残すってことは僕はまた旧エルフとのことを引きずっちゃうかもしれない。いや、多分一生引きずることになるかもしれないよ。
それは、エルフに嫌な思いをさせるかもしれないってことだよ」
エルフ「構いません。不謹慎な言い方かもしれないですけど旧エルフさんがいてくださったからこそ、今の男さんや私がいるんです。
男さんが旧エルフさんのことを一生引きずったとしても、それは男さんにとっても、私にとっても大事な思い出の一部なんです。
だから、私はこれからもあの家で男さんと一緒に過ごしていきたいです」ニコッ
男「……そっか。ありがとう、エルフ。そうだ、この家に荷物を移す前にさ、二人で旧エルフのお墓に行こっか。今回のことを報告しに、さ」
エルフ「はい、男さん!」
かくして、二人のちっぽけな喧嘩は終わり、再び時は流れゆく。男は旧エルフとの過去を引きずり、それでもなおその過去を含めて彼の全てを受け入れるエルフと共に。
ほんの僅かな時を別の場所で過ごし、再びあの家に戻るその日まで。
エルフ「……そ~っ」男「こらっ!」 after story 二人のちっぽけな喧嘩 ――完――
どうにか家を出るまでに書き終われた……。
次のリクエスト話は帰ってきてからか夜中からになります。
ほ
男がエルフと二人三脚で何でも屋開業してバトル物になってる夢を見た
どちらかが病気になり、看病したり薬草取りに行ったりするような話をお願いします
今バイト終わりました!
もうしばらくしたら帰れるので、続きはもう少し待っていてください。
wktkしながら待ってる!
帰りました~
>>191
それまんま別サイトで書いてる小説の内容w
>>194
どうにか今から書く話しにもりこむ!
>>196
ありがとう! でも元スレの1に戻ったかな?よくわからんw
>>202
意味がわからないんだけど、どういうことなの!?
>>204
もう少し待ってね!
さすがにみんな寝てるか……
これは、まだ男とエルフが仮の家にいる時のお話。天敵との出会いと、彼らとの和解を描いた物語。
チュン、チュン チュン、チュン
エルフ「ふ……ぁぁああああ。よく寝ました。今日の天気もいいですね! こう天気がいいと、一日のやる気も自然と湧いてきます」ノンビーリ
エルフ「さて、朝食を作らないといけませんね。そ、の、ま、え、に……」コソコソ
ギィィ、バタン
エルフ「男さ~ん。朝ですよ~。……返事がないですね、まだ寝ているみたいです」ニヤッ
エルフ「こっそり、こっそり。男さんのベッドにちょっとだけ……えいっ!」モゾモゾ
エルフ「男さ~ん」ギュッ
エルフ「……!」
エルフ「男……さん?」
男「うぅ……。熱い……」
エルフ(男さんの身体、とても熱いです。これは、もしかして……)
男「……ぁ、エルフ……。おは……よう」
エルフ「大変です! 男さん、熱があります!」アワアワ
エルフ「ひとまず、どれくらいの熱なのか確かめないと……」ピトッ
エルフ「うわぁ……。すごい熱いです、どうにかしないと……」
男「うぅっ……」
エルフ「男さん、待っていてください。すぐに水袋を用意してきますから!」トテテテテ
……
…
男「ごめん……どうも熱がでた……みたいだ」ウウッ
エルフ「男さん、大丈夫ですか?」ウルウル
男「うん……ちょっと、ふらつくけど大丈夫だよ。それよりもエルフ……ちょっと買い出しを頼まれてくれないか……」
エルフ「なんですか? 無理しないで、どんどん頼ってください! 私、なんでもしますから」
男「ありがとう……。それじゃあ、今メモを書いたからそこに書かれている物を買ってきてくれ……。買うのが無理そうなら……悪いけどおじいさんに頼んで買ってもらってきてくれ」
エルフ「わかりました! 今すぐに買ってきます!」トテテテテ
男「ふぅ……行ったか。大丈夫……かな?」
男「それにしても、熱が出るなんて……。ホント、参ったなぁ……」
――街中――
女魔法使い「困りました……先生のいたはずの家が取り壊されています」
女騎士「本当にここだったの? もしかしたら、記憶違いってことかもしれないじゃないか。ここには一回しか来てないんでしょ?」
女魔法使い「たとえ一回でも、私が先生に関することを忘れるわけがありません。絶対にここは先生の家でした!」
女騎士「そ、そう? まあ、女魔法使いが男に関することを間違えるとは私も思ってないけどさ……」
女魔法使い「もしかしたら引越しをしたのかもしれませんね。これは情報収集するしかありませんね」
女騎士「ねえ、なにも今日中に会わないといけない理由はないし、一度宿に行ったらどう? 女魔法使い、ここに来るまで何度もバテてたじゃない」
女魔法使い「確かにそうですが、先生がいる街に来たので、私の疲れはもうありません。ああ、先生。待っていてくださいね、今会いに行きますから……」
女騎士「駄目だ、こりゃ。本当に女魔法使いは男が絡むと見境がなくなるよ」ハァ
女魔法使い「いざ、先生の元へ。です!」
……
…
男(うぅっ……熱い……寒い)ガタガタ
男(エルフのやつ、大丈夫かな……。ちゃんと買い物できてるかな……。いざとなったら、おじいさんが買ってきてくれるだろうけど……)ボーッ
男(ダメだ……熱のせいで、うまく考えがまとまらない……。今はエルフが帰ってくるのを待つしかないか……)
ギィィ、バタン
男(あ……扉の開く音。エルフのやつ、帰ってきたのか? それにしては……だいぶ早くないか……)
?「本当に、ここなの? ノックしても誰も返事しなかったけど。それに、他の人の家だったら勝手に入るのはイケナイ事だぞ」
?「ここで間違いありません。何人もの人に聞いたんですから。きっと今はどこかに出かけているんでしょう」
?「それにしたって、家主がいない家に入るのはやっぱり駄目だ。素直に外で待っていよう」
?「女騎士さんは心配症ですね。ここは先生の家で違いないんです。少しくらい待たせてもらっても問題はないですよ。だいたい、そんなことを言うような浅い関係でも私たちはないはずですよ?」
?「なっ!? 心配症で何が悪いんだ。だいたい、親しき仲にも礼儀ありと言うだろう。女魔法使いは少し非常識だぞ」
?「いいですよ、じゃあ女騎士さんは一人で外で待っててください。そもそも、何で今回の訪問に付いてきたんですか? 軍の方って忙しいんじゃありませんでしたっけ?」
?「そ、それは……。べ、べつにいいだろう、私が男の家を訪れたって。戦友なんだし……。そもそも私一人だけが男の家を訪問していないのは不公平だ! みんな勝手に男の元を訪れて……」
?「別に勝手に来たっていいじゃないですか! だいたい、私は騎士さんが止めていなかったらもっと早く先生の元を訪れてました!」
?「私だってそうだ!」
アーダコーダ アーダコーダ
男(頭に響く……。誰だよ、一体……)ムクリ
ギィィ、バタン
フラフラ フラフラ
男「……誰?」
女魔法使い「! 先生! ほら、やっぱりいたじゃないですか!」
女騎士「確かに、いたけど。男の奴ちょっと様子がおかしくないか?」
女魔法使い「えっ……?」ジーッ
男「あれっ? 女騎士……それに女魔法使い。どうして……ここに?」フラフラ
女騎士「お、おい、男……」ダキッ
男「あ……ごめん」
女騎士「うわっ! 凄い熱だ。お前、こんな状態で何してるんだ!?」
男「なにって……うるさかったから……」
女魔法使い「先生、体調悪いんですか?」アワアワ
女騎士「ああ、熱もあるし寝かせておいたほうが良さそうだ」ヨイショ
男「あう」
女騎士「このままベッドまで運ぶぞ。部屋がわからないから案内してくれ」
男「わかった……ごめん、女騎士」
女騎士「気にするな。友人として当たり前のことをしているだけだ」テクテク
女魔法使い「先生、大丈夫ですか、先生?」オロオロ
女騎士「頼むから、女魔法使いは少し黙っててくれ」ハァ
今日はここまで。あんまり進んでなくてすまん。
http://i.imgur.com/WVRGD.jpg
メイド服なエルフかいてたら寝落ちしてしまった・・・
携帯から見れない……だと。
……げせぬ。
大学の講義が午後までないので今から続きを少し書きためて、あげれたら続き載せます。
――男の自室――
男「ごめん……な……二人とも」
女騎士「気にするな、困ったときはお互い様だ。それよりも、お前こんな状態になってるのに一人で生活していたのか?」
女魔法使い「先生、先生……」オロオロ
女騎士「とりあえず、女魔法使いは話の邪魔だから部屋の隅っこにいっててくれ」
女騎士「まったく、素直に誰かに頼ればいいものの。そういうことが苦手なのは昔から変わっていないな」
男「いや、そんなこと……」
女騎士「なんだ? もしかして、誰か頼る相手がいるのか……?」ジーッ
男(……あっ。しまった、エルフのことについては騎士しか知らないんだった……。不味い……このままじゃ二人とエルフが鉢合わせしちゃう……)
男「あの……女騎士……」
女騎士「ん? どうした?」
男「ちょっと……話しておかなきゃならないことが……」
ギィィ、バタン
?「男さ~ん。今帰りましたよ~」
女騎士「おっ? 誰か帰ってきたみたいだな。それにしても、この声女の子の……」
男(くそっ……このタイミングで……。どうにかしないと……)
女魔法使い「あ、私が様子を見てきます」テクテク
男「まっ……」
女騎士「まあ、まあ。そんなに無理するな。お前の客なら女魔法使いも無下にはしないさ」
男「ちがっ……」
女騎士「なんだ? もしかして、女魔法使いに会わせたくない相手だったのか? ふ、ふ~ん。もしかして、お前今訪れた子……」
女魔法使い「な、な、な! なんでエルフがこの家に! 汚らわしい一族! お前のようなものがこの家に土足で踏み込んでいいと思ってるの!」ドカッ
エルフ「キャッ……。うぅ、怖いです。何なんです、急に……。あれ、あなた前に男さんといた……」
女魔法使い「喋るな、見るな、息をするな。お前たちみたいな存在がまだ生き残っているなんて……。私が今すぐに息の根を止めてやる!」
男「……っ! エルフ!」ダッ
女騎士「あっ! おい、男っ!」タッタッタッ
女魔法使い「死になさい!」
男「待て! 女魔法使い」ダキッ
女魔法使い「せ、先生!? 離してください、どうして止めるんですか!」ジタバタ
男「その子は、その子はな……」
エルフ「男さんっ!」ギュッ
女魔法使い「あ、お前……。気安く先生に触るんじゃない!」バッ
男「うっ……」ドカッ
エルフ「あっ!」
女魔法使い「えっ……」
男「……」フラフラ
パタッ
エルフ「男さん! おとこさんっ……」ウルウル
女魔法使い「そ、そんな……。わた、わたし……そんなつもりじゃ」オロオロ
女騎士「いったい……これはどういう状況なんだ?」
>>214
ようやく見れた! メイドエルフかわいい! 愛らしく、甲斐甲斐しく男を世話する姿が目に浮かぶ!
バイトいってきます。帰って体力が残ってれば続きがんばりま!
すみません、今日は眠いので続きは起きてからで。
明日、明後日はバイトもないので、結構書き進められると思います。
みんなの議論や希望を書いてくれるのは読んでいて楽しいです。
少しでも影響を与えられるような話しをこれからも書いていきたいです。
では、おやすみなさい。
ゅ
今日と明日でエルフ分いっぱい補給するんだ(*´∀`*)
>>243
( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ
起きました。
ちょっと夕方から用事ができてしまって短い時間しか書けませんが、頑張ります!
……
…
男「ぅ……ぅう」パチッ
女騎士「あ……男。目が覚めたのか」
男「女……騎士? あれ、僕は……」
女騎士「女魔法使いの一撃をくらって今まで気絶してたんだよ。まったく、呼びかけても全然反応がなかったから、少し焦ったぞ」
男「あ……そっか。僕……気絶してたのか……」ムクッ
女騎士「まだ寝ていた方がいい。少しは熱が下がったとはいえ、本調子にはほど遠いだろうからな。それから……一つお前に聞いておかないといけないことがあるんだが……」
男「僕も……二人に説明しておかないといけないことがあるんだ」
女騎士「それは……この家にいるエルフのことについてだな……」
男「うん……。そうだ! エルフ、エルフは大丈夫なの?」
女騎士「今のところは。といっても、女魔法使いは今すぐにでもあの子を殺したがっているけど」ハァ
男「ちょっと、それは駄目だ。あの子は僕にとって大事な存在なんだ……。だからっ!」ケホッ、ケホッ
女騎士「男……。だから、無理するなっていっただろ」サスリ、サスリ
男「ありがとう、女騎士……」
女騎士「い、いや……べつにこれくらいのこと……」テレッ
男「それよりも、エルフは今どうしてるの?」
女騎士「ああ……あの子は今自分の部屋で女魔法使いに睨まれて大人しくしているよ。とりあえず、今すぐにどうこうなることはないと思う」
男「そっか……」
女騎士「私は女魔法使いの様子を見ながら、話が聞けるならあのエルフの女の子から聞いてみるから、今はゆっくり休んでいろ」
男「わかった、ありがとう」
>>247
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
今日も楽しませてもらうぜ!このやろう!
エルフタンカモーン(;w´Д`)wハァハァ
……
…
女魔法使い「……」
エルフ「……あの」
女魔法使い「……」ジロッ
エルフ「……あぅ」ビクビク
エルフ(うぅ……さっきからずっとこんな状況です。息が詰まります。でも、この人の反応……やっぱり私、というよりエルフのことを嫌っているんですよね。今までもいろんな人にこういう反応をされたことをありましたけど、この人はこれまでで一番酷い反応です)
女魔法使い「なんで……先生。なんで……エルフなんかと」ブツブツ
エルフ(この人、なんだかとっても怖いです……。さっきからぶつぶつ独り言つぶやいていますし……)
女騎士「お~い、中にはいるよ」ギィィ
女魔法使い「あっ! 女騎士さん。先生は、先生は大丈夫ですか?」
女騎士「うん、今目を覚ました」
女魔法使い「よかっ……たぁ。先生があのまま目を覚まさなかったら、私、私……」
女騎士「安心した?」
女魔法使い「はい。先生が目を覚ましたのなら、こいつはもう始末してもいいですよね? 先生もそう言ったんでしょ?」
エルフ「……ひっ!?」ビクビク
女騎士「そのことだけど、この子に手を出すのは駄目。男にとって大事な子みたいだから」
女魔法使い「……そんなっ! だって、エルフですよ!? 私たちにとっての仇敵ですよ! なんで、そんな奴を目の前にして放置しないといけないんですか!」
女騎士「女魔法使い、男が手を出すなって言ってるんだから文句を言わない。それに、エルフとの戦争はもう終わったのよ。ここは戦場じゃないし、私たちもエルフだからといって好き勝手に殺せるような立場でもない」
女魔法使い「そんなの関係ありません! 甘いことを言ってエルフを放置して何か事件を起こしたらどうするんです? そのせいで誰かが殺されるようになったらどうするんです!
私は、そんな状況が起こると想像するだけで身が震えます。だから、悪い芽は早めに潰しておかないと……」
エルフ「わたっ、私はそんなことしません!」
女魔法使い「黙ってて! 先生はどうして、あれだけエルフを憎んでいたのに……。ずっと、私と同じ気持ちでいてくれると、私のことを一番に理解してくれてるのは先生だと思ってのにどうして……」
女騎士「女魔法使い……」
女魔法使い「私……やっぱり納得できません。エルフと先生が一緒にいるなんてこと認められない。だから、しばらくこの街に滞在することにします」ダッ
女騎士「あっ……どこに行くつもり?」
女魔法使い「宿をとってきます。女騎士さんは私が戻ってくるまでそのエルフが先生に近づかないように見張っていてください」タッタッタッ
tes
パソコン復帰したのでそっちで書いていきます。
女騎士「……」
エルフ「……」
シーン
エルフ「えっ……と」オズオズ
女騎士「そんな不安そうにしなくてもいいですよ。私は女魔法使いたちに比べてエルフにそこまで嫌っていませんから」
エルフ「あ、はい。すみません……」
エルフ(この人はまだ優しそうな人だなぁ……)
女騎士「それで、聞きたいのですが、あなたは男と一緒にここで生活しているのですよね?」
エルフ「はい、そうです。私、男さんの奴隷として買っていただいて」
女騎士「そう……奴隷、ね。でも、男の口ぶりじゃそれ以上の存在として大切にされてるみたいだったけど?」
エルフ「えと、それは……」
女騎士「まあ、無理に話さなくてもいいわ。いざとなったら男に聞くことにするし。それと、ごめんなさい」
エルフ「えっ?」
女騎士「女魔法使いのこと。さすがに、行きすぎた行動だと思うけれど、あの子のことを知ってるだけに下手に止めるわけにもいかなくて。嫌な気分になったでしょ?」
エルフ「いえ。それは、私がエルフだから悪いのであって、別にあの人のせいではありませんから。それに、こういった扱いには慣れていますから」
女騎士「そう……」
エルフ「えっと、女騎士さん……」
女騎士「なんですか?」
エルフ「聞かせていただけるのでしたら、なんであの人が私のことを、というよりエルフをあんなに嫌うのか教えていただけませんか?」
女騎士「……」
エルフ「あっ、無理なら別にいいんです。少し気になっただけですから……」
女騎士「う~ん、その話なら私よりも男に話を聞いたほうが早いですよ。彼女のことを一番知っているのは男ですから」
エルフ「えっ!? そうなんですか?」
女騎士「ええ。だって、身寄りのない彼女を引き取ったのは……男ですから」
……
…
チュンチュン、チュンチュン
男「よし、熱も下がったし体調もよさそうだ。ひとまず、女魔法使いたちに事情を説明しないといけないな」テクテク
ギィィ、バタン
男「おはよう、エルフ……」
女魔法使い「あ、おはようございます先生」
女騎士「あ、男か。ようやく起きたな。もう大丈夫なのか?」
エルフ「……」
男「あ……うん。まあ、熱も下がったし大丈夫だけど。それよりも二人はいつからここに? てっきり帰ったと思ってたけど」
女魔法使い「エルフがこの家にいるのに私がそれを放置して帰るわけないじゃないですか。近くの宿の部屋を借りて、私と女騎士さんで交代でエルフを見張っていたんですよ」
女騎士「と、いうわけだ。女魔法使いがしばらくこの街に滞在すると言ってな。こいつ一人を置いていったら何をするかわからないから私も一緒に滞在することにしたんだ」
男「そうなのか。それよりも女魔法使いはどうして料理を作ってるんだ?」
女魔法使い「いえ、いつも料理はそこのエルフが作っていると聞いたので。エルフが作ったものを先生に食べさせるわけに行きませんので、私が代わりに作っているんですよ」
男「……そう、か」
女魔法使い「大丈夫です、先生。きっと先生は一人でいる時間が長かったからエルフに対して寛容になってしまっているんです。こんなことになってると分かっていれば、もっと早くに先生の所に来て私が支えになるべきでした。
先生に拾ってもらっておいて、先生の状態に気がつかなかった私は弟子失格です」
男「女魔法使い……」
女騎士「……」
女魔法使い「先生、すぐに料理をお持ちするのでもう少し待っていてくださいね」ニコッ
正直、女魔法使いが生理的に受け付けない・・・
こっから変わってくれるのか・・・?
>>257
彼女にもいろいろあるのよ。まあ、この話をうまいこと持ってくから終わるまで最後まで見て結論出してくれ。
ただ、今日は時間内から終われないけど……。
最終的にエルフ族は仇敵として許さんが、このエルフは(恋敵として)許さんという流れになってほしいかなw
>>259
とりあえず、話の終着点はある程度固まってるから、あとはそこに持ってくだけかな。
どういうオチになるかはお楽しみということで……。
男「しまったな……。こんな風になるとわかっていたから前は女魔法使いにエルフを会わせないようにしていたんだけど」
女騎士「すまない、男。私もお前がエルフと住んでいるっていうことを知らなかったから……」
男「いや、いいんだ。僕が騎士にエルフのことを伝えないでいてくれってお願いしていたんだから。むしろ、女騎士には前にあったときにでも話しておくべきだったと後悔しているところだ」
エルフ「すみません、男さん。私のせいで……」
男「エルフは何も悪くないさ。ただ、女魔法使いがこうなるのも僕にはわかるから……。とりあえず、どうにか女魔法使いが納得できるように説得するからもう少しだけ我慢してくれるか」ナデナデ
エルフ「はい、わかりました。私、頑張ります」ニコッ
女騎士「なんだか、お前も大変だな……」
男「まあ、自分で選んだことだしね。これくらいは覚悟の上さ。最悪女魔法使いには軽蔑されることになるかもしれないけど」
女騎士「まあ、そのへんの話は後で聞くとするよ。――っと、料理ができたみたいだな」
女魔法使い「朝食なので、簡単なものですけれど。どうぞ」コトッ
男「ありがとう……って、エルフの分は?」
女魔法使い「……どうしてエルフにまで料理を出さなくちゃいけないんですか?」
男「……はぁ。彼女は僕の家族だから、エルフだとかそういうの抜きにして扱ってあげることはできないかな?」
女魔法使い「……わか、りました」ギリギリ
コトッ
女魔法使い「……どうぞ」ジロッ
エルフ「あ、ありがとうございます」ビクビク
女騎士「……やれやれ」ハァ
……
…
女魔法使い(先生は変わってしまいました。エルフを家に置くなんて昔の先生だったら考えられません)
女魔法使い(戦争中、家族をエルフに殺されて軍に入って。そこで騎士さんや、女騎士さんと出会った先生)
女魔法使い(そんな先生に家族を失って途方に暮れていた私は救ってもらった)
女魔法使い(だから、そんな先生の力になりたくて魔法を教えてもらって一杯勉強して。大っ嫌いなエルフをたくさん倒して、殺してきた)
女魔法使い(そんな私を戦争中先生は何度も褒めてくれた。よくやったな、えらいなって。だから、私はそんな風に褒められるのが嬉しくって一杯、一杯エルフを殺してきた)
女魔法使い(だというのに、今目の前にいるエルフに先生は手を出すなっていう。なんで、先生。あんなにエルフを嫌っていたのに、家族を殺された憎い相手だって言っていたのに……。どうしてそのエルフだけ特別扱いするんですか?)
女魔法使い(私は、先生がいなくなってからもずっと先生に褒めてもらえるように頑張ってきましたよ。魔法の勉強も欠かさずに続けて、私みたいに戦争の被害にあった人のケアにも行きました。少しでも人の役に立てるようやれることは精一杯やってきました)
女魔法使い(なのに、どうして私のことを今まで一番理解してくれていた先生がこれまでの私を否定するようなことをいうんですか?)
女魔法使い(憎かったんじゃないんですか? 殺したいんじゃなかったんですか? 大事な人たちを、仲間を私たちはこいつらに殺されてきたんですよ?)
女魔法使い(先生は、変わっていまいました。私がしっかりしていなかったから……)
女魔法使い(先生、先生。大好きな先生。私が絶対に先生の目を覚まさせてあげます。それが、先生に拾っていただけた私にできる恩返しです)
今日はここまでで。なんか、女魔法使いがヤンデレっぽくなってしもうた……。
今日は女魔法使いのターンでエルフ分ほとんど補給出来なかった(´・ω・`)ショボーン
その分明日に期待(>_<)
なんか毎日来てんな・・・俺w
・・・エルフ中毒?
俺なんか一日に何回か来てる、
更新がそんな頻繁にあるわけないのにな…
>>284
慢性のエルフ分失調症候群ですね
>>1からのエルフ分投与を待ちましょう
待ちきれずに禁断症状が出た場合は
エルフ「……そ~っ」 男「こらっ!」 - SSまとめ速報
(ttp://logsoku.com/thread/hayabusa3.2ch.net/news4viptasu/1331793617/)
>>201-250等で症状を抑えて下さい
また個人により効能は異なりますが絵師によるエルフ分経目摂取も期待できます
ではお大事に…
>>284
俺もだわwwww中毒wwwww
>>276だけど描いてきたよ
http://i.imgur.com/EnEtz.jpg
アナログだけどね
なんか違うのは自分でもわかってるけど何が違うんだろう
>>288
いやいやなかなかいいぜ
乙
出掛け先なので携帯からで。
>>284
中毒症状発症おめでとう!
>>285
更新頻度多くなくてすまんのう…… 。
>>286
的確な診断と処置w
>>287
ここにまた一人、中毒患者が生まれちまったな…… 。
>>288
かわいい、かわいいw いらすとは癒しです。
>>289
前スレ見れなくなってた?
エルフ「男さん、私はどうしてればいいでしょうか?」
男「えっと、基本的にはいつもと同じようにしてくれて構わないよ。もし、女魔法使いが何か言うようなら僕が言っておくからさ」
エルフ「はい。それじゃあ、今日もお仕事頑張りますね!」トテテテテ
男「ふう、ひとまずエルフの方はこれでいいとして……」チラッ
女魔法使い「……」
女騎士「もう話せる準備はできたのか?」
男「ああ、それじゃあちょっと長くなるけれど二人とも話を聞いてもらえるかな?」
……
…
男「というわけだ。僕は戦争が終わってこの街に滞在するようになった。そこで、今はもういない旧エルフと出会って、エルフに対する考えが少しずつ変わって、今のエルフを引き取る事にしたんだ」
女騎士「なるほど……な。あれほどエルフを嫌っていたお前があの女の子を傍に置く理由が分かった気がするよ。それに、彼女を大事にするのはその旧エルフに対する後ろめたさがあるからか?」
男「それもないとは言えない。でも、僕はあの子を家族のように、大事な存在だと思ってるんだ。だから、できることならエルフだからって偏見を持たないであの子に接してあげてほしい」
男(さすがに、エルフとのホントの関係を言うわけにも言わないしな…… 。嘘はついていないし、これくらいまでなら話していても大丈夫だろう)
女騎士「私は…… 別にエルフを差別的に見るつもりはない。かつては仇敵だった相手とはいえ、もう戦争は終わってるんだ。
確かに最初は警戒しながら接する事になるかもしれないが、相手が良いエルフであるのなら、こちらの態度もきちんとしたもので返すつもりだ」
男「そっか……。女魔法使いは、どう?」
女魔法使い「私は……無理、です。そもそも、先生がどうしてそんなことを言うのか理解できません。
先生、私たちにとってエルフ族は敵だったはずです。ちょっと、甘い顔を見せたからって気を許すのは間違っています」
男「女魔法使い……」
女魔法使い「でも、大丈夫です。私がきっと先生を元の先生に戻しますから。エルフに毒された先生には今の私の言っている事が理解してもらえないかもしれないですけれど……。でも、きっと……」ニコッ
男「……」
女騎士「男、今の女魔法使いには何を言ってもきっと無駄じゃない? だから、少しずつ時間をかけて理解してもらうのが一番だと思うよ」ボソッ
男「そうだね、僕もそう簡単に女魔法使いが納得するとは思っていないから……。でも、分かってもらえるよう努力するつもりだよ」
おまいらの脳内エルフの髪型は?
俺ショート&ストレート
>>294
まおーさまイメージだから今はショート&ストレート
ーー男の自宅ーー
エルフ「男さーん、洗濯物取り込みましたよ!」
男「そっか、ありがとねエルフ」ナデナデ
エルフ「えへへっ」テレッ
女魔法使い「……」ジッ
エルフ「はっ!? あ、あの男さん。すみません、次の仕事がありますから」サッ
男「あっ、エルフ……」チラッ
女魔法使い「先生、私にも何かお仕事をください」ニコッ
男「いや、そんなことをさせるわけには……」
女魔法使い「私もあのエルフと同じように先生に拾われた身です。本来であればこのように自由にしていられるような立場ではないですし。言ってくださればこの身も心も先生の好きにしてくださって構わないんですよ?」
男「馬鹿っ、そんな事を軽々しく言うもんじゃない」
女魔法使い「私は、本気です。先生のためなら私の全てを捧げても構わないと思っています。ですから、先生。私にも何かを……」
男(これは……不味いな。今の女魔法使いは会ったばっかりの頃の状態に戻ってる。
僕がいなくなっても女騎士や騎士と上手くやってるって話を聞いてたし、前に会った時にだいぶ普通になっていたから安心していたけど、今のこの子はまた僕に依存していた時に戻っている。
こうなったきっかけは、やっぱりエルフの件だよな……。今まで彼女を肯定し続けていた僕が今は否定する立場になったから居場所がなくなると考えたんだろうな……。
だから、こんな風に自分を守ろうと必死に……。そんな彼女を僕には拒絶する事はできない……。
エルフの件も、女魔法使いの件も僕が責任を負わなきゃならないんだ。それが、彼女達を引き取った僕にできることだ)
男「わかったよ、女魔法使い。それじゃあ、君にも仕事を与える」
女魔法使い「あ、ありがとうございます!」パァァッ
男「ただし、一つ条件がある。これが聞けないのなら仕事はさせない」
女魔法使い「なんですか?」
男「仕事はエルフと協力してやる事。その際に嫌がらせとかするのは禁止。これだけだよ、できる?」
女魔法使い「……それ、は」
男「無理しなくてもいいよ。別にエルフに任せても大丈夫だから」
女魔法使い「それは嫌です! やります、私頑張ります!」タッタッタッ
男(ごめん、女魔法使い。僕はきっと君に酷い事を言っている。でも、僕は君にももっと広い視点で物事を見てもらいたいんだ。僕が旧エルフに出会って変われたように。
たしかに、戦争中僕らはエルフを憎んで、戦ってきた。でも、もう戦争は終わったんだ。いつまでも同じ場所で立ち止まり続ける事はできないんだ……。どんな形でも前に進まないと……いけないんだよ)
いつの間にか続きがきてる!
俺の魔法使いのために頑張って!
>>299
頑張るよ~。
そういえばコテハンつけないの? どんなコテハンにするか気になってたのにw
>>300
そういや付け忘れてたw
良く使ってるからゲバでいいや
喪黒副造と迷ったけど
>>301
副造w なんにせよいつもイラストありがとう!
>>302
どういたしまして!
こちらこそ毎日を生きる元気をありがとう!
ここのおかげで今日もバイトを乗り切れたぜ!
>>302
バイトお疲れ様! ゆっくり更新だけど楽しんでいって!
ミスw
>>303ね!
>>298
女魔法使いうざいなぁとおもってたけど男の親心的な物にちょっと感動したぜ!\(^o^)/
>>306
女魔法使いがみんなからボロクソに言われてワロタw
悪い子じゃないんだよ……ただ男に対して盲目的なだけなんだよ。
男はいい男になれるといいなぁって思いながら書いてるな~。
>>1は本当に凄いな!
絵師様がうぷしてくれるのはありがたいがマイ携帯から閲覧だとimgurは見れない…orz
べっ、別に絵が見れなくても豊富な妄想力でカバーはしてるんだからね(>_<)
>>308
凄くなんてないよ! まだまだだよ。
>>309
天才なんて……恐れ多い。まおゆうは出版してコミカライズもしててすごいよね! 目指せ!第二のまおゆうw
>>311
妄想は力なり……。
>>312
優しさをありがとう
朝から講義あるからあんまり頑張れないかも……
本当はもっと進めたいけど、あまり筆が進まないのよ。
そうか...残念だが
まあ 自分のペースで頑張ってくれ!!
みんな おまいの事応援しておるからな!!
>>317
雑談しながらならいけるかも。
誰か筆進めさせるためにスカイプとかしますかw
あ、希望があるようなのでスカイプ名hatinomiで
このSSのことだったり、ただの雑談だったり、何でもいいですよ~。
話しづらいならこっちから話題振るので。
iPhoneだからかコンタクト認証こないから寝るとしますか
>>326
遅れてごめんね、ちゃんと了承したから! また暇な時にでも声かけて!
>>328
よしリアルタイムで旧1に会えた!
・・・なんだろうそれだけでテンション上がってる←
・・・と思ったら
寝ちゃったかな・・・
>>330
あいつも忙しいのだ
許したってくれw
>>331
まぁバイトして全レスしてその上エルフssまで書いてくれてるしね・・・
旧1いつもお疲れ様ですm(_ _)m
起きてますよ。
チャットしながら続きかいてます。
>>333
( ゚д゚ )!!
すみません、スレ見れてなかったですw
よければ参加しますか?
>>335
スカイプはやり方とか知らないしここで張り付いときますw
ぜひぜひ。スカイプ名は上にありますので
>>337
了解です。今から少し続きあげます。ホントに少しですけどw
>>339
+ + + + +
∧_∧ ∧_∧ ∧_∧ +
(0゚・∀・) (0゚・∀・) (0゚・∀・) ワクワクテカテカ +
oノ∧つ⊂) ∧つ⊂) ∧つ⊂) + +
. ∧_∧ ( (0゚・∀・) (0゚・∀・) (0゚・∀・) + +
( ;´Д`) oノ∧つ⊂)∧つ⊂) ∧つ⊂) + ∧_∧ +
-=≡ / ヽ ( (0゚・∀・)(0゚・∀・)(0゚・∀・) ワクワクテカテカ (0゚・∀・) ワクワク
. /| | |. | oノ∧つ⊂) ∧つ⊂) ∧つ⊂) oノ∧つ⊂)
-=≡ /. \ヽ/\\_( (0゚・∀・) (0゚・∀・) (0゚・∀・) + ( (0゚・∀・) テカテカ
/ ヽ⌒)==ヽ_)=∧つ⊂) ∧つ⊂) ∧つ⊂) ∧_∧ oノ∧つ⊂) +
-= / /⌒\.\ || ||(0゚・∀・)(0゚・∀・)(0゚・∀・)ワクワクテカテカ( ´・ω・) (0゚・∀・) ワクワクテカテカ
/ / > )| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| /ヽ○==○ (0゚∪ ∪ +
/ / / / .|______________| -=≡ / ||_ ||_ と__)__)
……
…
女魔法使い「どいてください、その仕事は私がやります」
エルフ「あ、え? はい、すみません」
女魔法使い「……」タタミ、タタミ
エルフ「……」ジーッ
女魔法使い「……」タタミ、タタミ
エルフ「あの……女魔法使いさん」
女魔法使い「……なんですか」プイッ
エルフ「あ、いえ。なんでも、ないです」ショボーン
女魔法使い「……なら、話しかけないでください。私だって、先生の言葉がなかったらエルフとなんか……」
エルフ「あぅ……」
エルフ「女魔法使いさん、やっぱり全然返事を返してくれません。でも、一体どうして急に仕事の手伝いをしてくれるようになったんでしょう。
もしかして、私を男さんから離すためにいらない子にしようとしてるんでしょうか……。でも、負けません! 私は、私で頑張ります」トントン コトコト
女魔法使い「……」ジーッ
エルフ「はっ! お、女魔法使いさん……」
女魔法使い「協力、協力……。先生の言う事は絶対聞かないと……。そうしないと、私はまた一人になっちゃう……」
エルフ「女魔法使いさん? どうしたんですか、具合でも悪いんですか?」
女魔法使い「!? 何でもありません。それと、その余った食材を捨てないで料理に使えます。貸してください」
エルフ「は、はいっ!」オズオズ
女魔法使い「先生への料理に不格好なものを出すわけにはいきません」トントン コトコト
エルフ「……」ジーッ
女魔法使い「……」チラッ
エルフ「……」ジーッ
女魔法使い「はぁ、言いたい事があるなら言ってください。ジロジロ見られても困ります」
エルフ「あ、すみません……。ただ、女魔法使いさんは料理が上手だなって……」
女魔法使い「当然です、先生に習いましたから」
エルフ「男さんに?」
女魔法使い「そうです。身寄りがなくなって彷徨っていた私を先生は拾って色んな事を教えてくれました。料理や、魔法。敵から身を守る術や生きるために必要な事を。だから、私にとってあの人は“先生”なんです」
エルフ「そう、なんですか。じゃあ、私と同じですね!」
女魔法使い「あなたと……?」
エルフ「はい! だって、私も男さんに拾われて色んな事を教わりましたから。だから、女魔法使いさんは私にとって先輩みたいなものですね」ニコッ
女魔法使い「……」ジッ
エルフ「あ……すみません、私調子いいことを言って。女魔法使いさんはエルフが嫌いなのに……」
女魔法使い「……後はあなたでもできます。私はちょっと考えるべき事があるので」サッ
エルフ「はい、ごめんなさい」シュン
女魔法使い「……」テクテクテク
……
…
女魔法使い(私が、あのエルフと一緒? 一体、何を言っているのですか。エルフと人間が一緒なわけないじゃないですか)
女魔法使い(私は、先生に拾われてから先生の信念を、覚悟をずっと傍で見てきたんです。なのに、急に現れてあの人の隣を奪って行った憎いエルフ族と私が一緒ですって?)
女魔法使い(何も知らないくせに……あの人の事をなんにも知らないくせに。先生の事を一番理解できるのは私なんです。私が一番あの人の傍にいたんです!)
女魔法使い(でも……今の先生は私には分からない。あれは、私の知らない先生だ……。でも、あのエルフは私の知らない先生について知っている。それが……私にはとても悔しくてたまらない)
女騎士「あれ? 女魔法使い。こんなところで何しているの?)
女魔法使い「女騎士さん……」
女騎士「どうしたの、何か考え事?」
女魔法使い「そんなところです。女騎士さんは買い物の帰りですか?」
女騎士「そう。誰かさんが急にこの街に滞在するって言うから必要なものをちょっとね」
女魔法使い「すみません、急にこんなことをして」
女騎士「まあ、滞在するって決めちゃったからね。いいわよ、気持ちはわからなくもないから。だって、女魔法使いってば昔っから男にべったりだったもんね。そりゃ、あのエルフの女の子に焼きもちを焼いたりするわよね」
女魔法使い「違います! そんなつもりで私はここにいるんじゃありません! 私はただ……」
女騎士「いいの、いいの。まあ気づいていないだろうとは思っていたから。でも、これはある意味でいい機会なのかもね……」
女魔法使い「何の事です……」
女騎士「ん? それはな、女魔法使いと男が本音でぶつかり合える機会なんじゃないかってこと」ニコッ
バイト終わりました。
明日朝から講義なのでかけるとコマで頑張ります。更新遅くて申し訳ないです。
>>362
ありがとうございます! 出来る範囲で頑張らせていただきます。
……
…
男(女魔法使いがこの街に来てからもう数日が経った……。未だにエルフと女魔法使いの仲は良くなる気配が見えない)
男(家の仕事を協力してやるようにと言ったけど、ほとんど女魔法使いが仕事を片付けてしまっているな。エルフは女魔法使いに遠慮しちゃってる見たいだし……)
男(このままじゃ、駄目だって分かっているんだけど、上手い手が見つからないしなぁ……。はぁ、どうしようか)
エルフ「おとこさん、男さん」
男「エルフ? あれ、女魔法使いは?」
エルフ「女魔法使いさんは買い出しに出かけました……その、私がいると買い物の邪魔になると……」
男「そっか……ごめんね、我慢ばかりさせて……」
エルフ「いえ、私は大丈夫なので気にしないでください」
男「そう言ってもらえるとありがたいよ。魔法使いも本当は悪い子じゃないんだ。でも、エルフ族に対して思うところがあるから、あんな態度をとっているんだ。そうなった原因は僕にもあるから……」
エルフ「仕方ないですよ。男さんみたいに私たちを受け入れてくれる人の方が少ないんですから」
男「エルフ……」
エルフ「でも、私頑張ります! 女魔法使いさんに私のことを受け入れてもらえるように……」ニコッ
男「うん、僕も頑張るよ。だから、頑張っているエルフにちょっとだけご褒美を……」
エルフ「えっ!?」
男「……」チュッ
エルフ「あっ……///」テレッ
男「ごめんね、今の僕にできるのはこれが精一杯だから」
エルフ「いえ、そんな……。これだけで、私には充分ですよ……」テレテレ
ガタッ
男「!」
エルフ「!」
女魔法使い「そんな……。先生、今エルフにキスを……」
男「いや、これは……」
女魔法使い「……」ウルウル
ダッ
男「女魔法使い!」
エルフ「……」
男「…しまったな。エルフとの関係について落ち着いてから説明するつもりだったのに……」
エルフ「男さん……」
男「こうなったら全部話すしかないか……。ごめん、エルフ。今から女魔法使いに全て話してくるよ」
エルフ「わかりました。私は、ここで待っています」
男「ありがとう。それじゃあ行ってくる」タッタッタ
すいません、やっぱり眠気が限界なので今日はこの辺で。二、三日中にこの話は終わらせるつもりです。
女魔法使い「先生がエルフと……。そんなはずは、何かの見間違いです……」
女魔法使い「そうですよ、先生に限って……。先生は他の人と違って私の事を裏切らないんです……」
女魔法使い「ぜんぶ、全部あのエルフが悪いんだ……。私の先生を惑わしているんだ、そうに違いない……。決めました。
今からあのエルフを殺して先生の目を覚まさせます。最初は先生も傷ついて私に対して嫌な顔をするかもしれないですけど、いつかきっと分かってくれるはずです」
女魔法使い「先生……」
男「女魔法使い!」
女魔法使い「! 先生! やっぱり、私のところに来てくれたんですね」
男「何のことを言っているんだ? それよりも、さっきのことを説明するから」
女魔法使い「そのことなら大丈夫ですよ。私が今からエルフを殺してきますので……。先生はここで待っていてください。すぐに済みますから」ニコッ
男「――ッ!」パンッ
女魔法使い「……えっ。……せん、せい……」
男「女魔法使い、一度頭を冷やせ。戦争は終わった、世界は、状況はもう変わったんだ。いつまでも同じままじゃいられないんだ!
確かに、今は世界がエルフを拒んでいる。でも、いつかはそんな状況も変わるんだ。
人もそうだ、時と共に変わって行く。僕だって昔戦争に参加してエルフをたくさん殺してきた。
理由はどうあれ命を奪ってきたんだ。その行為が消える事はないだろう。
エルフの中には仲間を殺された事から僕の事を恨む者も現れるかもしれない。でも、それでも僕はその罪を背負いながらこれからも生きていきたい。
それが、旧エルフとそしてエルフと出会って変わる事のできた僕が出した結論なんだ」
女魔法使い「そんなに……そんなにあのエルフの事が大事なのですか! 私じゃ、私じゃ駄目なんですか!?
私なら先生の力になれます、あのエルフよりもずっと、ずっと……ッ!」
男「違う、違うよ女魔法使い。役に立つとか、立たないとかの問題じゃないんだ。僕が、僕自身があの事一緒に痛いんだよ。理由なんてそれだけだ」
女魔法使い「先生も、先生も私の事を見捨てるんですか? 戦時中一緒に逃げていた私を見捨てた親のように……」ポロポロ
男「見捨てないよ……僕は。君の事は最後まで面倒を見るつもりだ。それが、君を拾った僕の責任だ」
女魔法使い「せんせい……」
男「でも、僕は君を選ぶ事はできない。君は僕にとって妹のようなものなんだ。家族なんだ。
もちろん、騎士や女騎士もそうだ。だから、そういった目で君を見る事はできない……。たぶん、これからもずっと……」
女魔法使い「……それが、先生の出した答えなんですね」ポロポロ
男「ごめん、女魔法使い。君が傷つくのを分かっていて、それでも僕は告げないといけない。
じゃないと、いつまで経っても君は僕に依存してしまうから……。
前にも言ったけど、僕は君にもっと世界を見てほしいんだ。だから……」
女魔法使い「わか……りました。でも、家族としてなら甘えてもいいんですか?」
男「ああ、それならいつでも頼ってくれ。一度君たちに何も告げずに姿を消した僕が言っても信用できないかもしれないけどね」
女魔法使い「信じますよ、私は。だって、私の先生ですから……。先生なら生徒を見捨てたままにしないはずでしょ?」ニコッ
男「女魔法使い……。うん、そうだね。君が望んでくれる限り僕は君の“先生”でい続けるよ」
女魔法使い「はい……先生」テクテク ポフッ
男「女魔法使い?」
女魔法使い「少しだけ、胸を貸してください。それくらいは私にも望む権利はありますよね」
男「ああ。好きなだけ貸してあげるよ……」
女魔法使い「うっ、うぅっ……うぇぇええええん……」ボロボロ ボロボロ
男「……」
……
…
女魔法使い「ありがとうございました、先生。もう大丈夫です」
男「そっか……」
女魔法使い「泣いた分少しだけすっきりしました」ニコッ
男「よかったよ、服がびしょびしょになった甲斐があったものだ」
女魔法使い「す、すみません……」
男「いや、いいよ。それで、女魔法使い。エルフの事だけど……」
女魔法使い「先生、私やっぱりまだエルフの事は許せません……」
男「そっか……」
女魔法使い「でも、先生の言った通りもう少し広い視点で物事を見てみようと思います。
エルフを受け入れる事はすぐには無理です。でも、彼らを見て私なりの判断をしてみる事にしました」
男「女魔法使い!」
女魔法使い「だから、まずは……」
――男の自宅――
エルフ「えっと、これはどういう事なんです……」オドオド
女魔法使い「私、しばらくこの街に滞在してエルフの観察をすることにしました。そのために、まずは身近なエルフとしてあなたを観察対象に選びました。なので、これからよろしくお願いします」ニコッ
エルフ「男さぁ~ん……」ウルウル
男「えっと、ごめんエルフ。こればっかりは僕も止めようがないよ」
女魔法使い「それと、私の目の黒いうちは二人に不純な行動をとらせませんので、よろしくお願いします」
男「あははははっ……」
女魔法使い「それでは先生、これからもご指導お願いしますね」ニコッ
女騎士「男もこれから苦労しそうだな……」ハァ
エルフ「……そ~っ」男「こらっ!」 after story 女魔法使いたちとの和解 ――完――
曇天模様の空。寒気がする風が肌を撫で、鋭い音を奏でている。
人々の住む大陸。その一端で、僅かながら動くものがあった。
ガシャ、ガシャと甲冑を揺らす音が聞こえる。口からは瘴気とも思えるような煙が漏れ出ている。
その姿は人に近く、それでいて一目見れば何かが決定的に違うのだと誰もに思わせるものだ。
今はまだ……誰もその存在に気がつかない。深い深い、闇の中から這いずってくる闇の存在に……。
悠久の過去に忘れ去られた脅威に……。
>>1
来てたのか...
>>444
少しだけね! 朝から大学だから寝れないのよw 二徹目だけどテンションハイでいきます!
BGMはまほよね! アリスかわゆす!
――男の自宅――
男「なあ、一つ聞いていいか?」ハァ
エルフ「なんですか、男さん?」
女魔法使い「なんでしょう、先生」
男「僕の家に女魔法使いが来るのはいい。前回の件でそれについては了承したから。エルフがこの家にいるのも当たり前だ、同居人なんだから」
エルフ「そうですけど、それがどうかしたんです?」
男「うん、それ自体は問題じゃないね。でもね、朝食を食べ終わって久しぶりにゆっくり読書をしたいと思っているのに君たち二人はどうして僕の両隣に座って読書に集中させてくれないのかな?」
エルフ「それは……その、私は男さんの……。もう、恥ずかしいから言わせないでください!」テレッ
男「あ~はいはい。そうだね、エルフは僕の恋人だね。まあ、理由として認めないこともないよ。それで? 女魔法使いはどうして?」
女魔法使い「言ったはずですよ、先生。私の目の黒いうちは不純な行動を取らせないと。しばらく観察して分かりましたが、そこのエルフは何かと理由をつけては先生の身体に接触しようと目論んでいます。
天然を装って実は計算高いこの女のやり口は非常に悪質です。先生がその毒牙に犯されきらないうちに私がその接触を妨害するのです」
男「ああ、そう。妨害するって言ってる割に今女魔法使いが座っている位置はエルフの反対側だけどね」
女魔法使い「それは単に間に割って座るスペースがなかったからです。特に意味はありません」
男「そうか……。なんだか最近何を言っても女魔法使いには意味がないんだって諦め始めてきたよ」
エルフ「むむむ。女魔法使いさん! 男さんから手を離してください!」
女魔法使い「あなたこそ早く離れなさい。まあ、その身が消し炭になっても構わないなら別にいいですけどね」ニコッ
エルフ「はうっ! そ、そうやっていつも脅して……。でも、それも今日までですよ。昨日までの私とはもう違いますから」
女魔法使い「ほう、いいですよ。小ズルいエルフの策略。聞くだけ聞いてあげるとします」
保守
俺もついに追いついてしまった…
これからエルフ分が足りなくなるなぁ…(´・ω・`)
>>458俺もエルフ分欠乏(>_<)
( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ
保守ありがとう
続き書きます
エルフ「ふふっ。見て驚かないでくださいね……。必殺、男さんの背に隠れる!」グイッ
男「ぐえっ!? 急に首を引っ張らないでよ、エルフ。だいたいこんなことで女魔法使いが大人しくなるわけ……」
女魔法使い「な、なんて卑怯な手段を……。やはり悪い目は早めに摘み取っておくべきでした」ジロッ
エルフ「ぐぬぬぬ」ジーッ
アーダコーダ、アーダコーダ
男(はぁ……。毎日、毎日こんなんじゃゆっくり一人になることもできやしないよ。仕方ないな……)スクッ
エルフ「……? 男さん、どうかしました?」
男「ここじゃのんびり読書もできやしないから、一人でいられる場所に行くことにするよ。あ、一つ行っておくけど僕の後をついてきたりしたら駄目だから。もし、言うことを聞かなかったら……わかるよね、女魔法使い?」
女魔法使い「は、はいっ!? もちろんです、先生の言うことは絶対ですから!」
男「うん、分かっていればいいんだ。そうだ、僕がいないからって二人とも喧嘩するのも駄目だからね。文句を言い合うくらいなら別に止めないけど、手を出したら怒るから。それじゃあ……」テクテク
ギィィ、パタン
エルフ「……」
女魔法使い「……」
エルフ「行っちゃい、ましたね」
女魔法使い「……」
久々のエルフ分摂取じゃ!
(;´Д`)ハァハァ
>>476
残念だがこの話は女魔法使いと女騎士と騎士の話だからエルフは全然でないよw
――旧エルフの墓――
男「うーん! やっぱりここは静かでいいな~」ノビーッ
男「ここ最近は女魔法使いがいるようになって周りも少し騒がしくなったし。でもまあ、エルフと言いあいをしながらも少しは打ち解け始めてきたようにも思えるなぁ……」
男「もし君が生きていたら二人を見て苦笑していたかもね。君って結構面倒見が良さそうだし……」ニコッ
男「な~んて、もしもの話をしてもしょうがないか……」ゴロリ
男「ちょっと、眠くなってきたかもな……。少しだけ、寝よう……」スースー
なんというリアルタイム
来てたか....
>>480
ゆっくりしていって~
>>481
少しゆっくりできるから続き書きに来たよ!
>>479
出してるものをしまえw
旧1に久しぶりに会えた
腐ぅ…
>>484
言われて気づいたwww 全裸待機だったのかw
>>485
お前……騎士×男が大好きなのか……
アッー!
?「おーい、男。お~い」
男「……ん? ぅうん……」
騎士「よっ! ようやく、起きたか」
男「あれ? 騎士じゃないか。どうしてここに?」
騎士「ちょっとこっちに来る用事があったもんでな。んで、お前の家に行ったら出かけているって聞いてさ」
男「そうなのか。わざわざ悪いね、ここまで来てもらって」
騎士「気にすんな。お前にも話があったからな」
男「それで、その話ってなんなんだ?」
騎士「いや、少しの間女魔法使いを連れて行きたいんだけど、俺が言っても言うことをあまり聞かなさそうだからお前の手を借りようかとな」
男「そうなの? もしかして、何か任務が入った?」
騎士「ああ、西の方で少し気になる噂が立っているみたいでな。調査隊を送ったんだが、なかなか帰ってこなくてな。もしかすると大事になるかもしれないから俺と女騎士と女魔法使いで調査に行くつもりなんだ。それで、女魔法使いを呼びにここまで来たってわけだ」
男「なるほどね。でも、その三人でいかないと行けないって結構大事なんじゃないの? みんな今は軍でそれなりの地位についているんじゃないの?」
騎士「まあな。でも地位が上がったからって何もしなくていいわけじゃないし。俺も最近は書類仕事ばかりでたまには動きたいんだよ」
男「そういうこらえ性のないところは昔から変わらないね。騎士って考えるより先に手が出るタイプだし」
騎士「そうなんだよな。俺としては部屋にこもっているより現場に出てほかの兵士の意見を聴いたりしてたいんだけどさ」
男「書類整備も立派な仕事なんだし、頑張りなよ。それで、女魔法使いの説得だっけ? やるだけやってみるけど、あまり期待はしないでよ」
騎士「いや、そこは特に心配していないぞ。あいつはお前の言うことなら大抵聞くだろうし。じゃなきゃこんなこと頼まねーよ。さっきもお前の家に行ってエルフを前にして女魔法使いが大人しくしているのを見て驚いたところだしな。
女騎士から聞いていたとはいえ、あの女魔法使いがああなるとは俺もさすがに予想していなかった」
男「最初はやっぱり驚くだろうね。でも、僕としてはようやく女魔法使いが前に進んでくれたから嬉しく思っているよ」
騎士「確かにいつまでもあのままじゃいられなかっただろうし。今回のことはいい機会だったのかもしれないな」
男「うん。でも女魔法使いが完全にエルフを受け入れられるかどうかはまだわからないから僕としては長い目で彼女を見守るつもりだよ」
騎士「そうか……。んじゃ、とりあえず戻るとするか。説得、任せたぞ」
男「頑張ってみるよ。でも、本当に期待しないでよ?」
騎士「はいはい。わかったってーの」
∧_,,∧ エルフ茶入れとくからゆっくりしていってね
(´・ω・`) _。_
/ J つc(__アi! < トポトポ
しー-J 旦~
∧_∧
( ´・ω・)あっ 旦
ノ つつ
⊂、 ノ
し
セーフ☆
(´∧_∧ 旦
⊂,_と(´・ω・`)⊃
ほんの少しだけ書き込んでおきます。今はこれで精一杯。また時間を見つけて書いておきます。
レスは書き込み終えたら返事しますね。
……
…
女魔法使い「ぜったいに、いや、です!」ダンッ
男「いや、ちょっと最後まで話を……」
女魔法使い「嫌ったら、嫌です! いくら先生のいうことでもそれは聞けません!」
騎士との再開後、自宅へと戻った男が待っていた女魔法使いに早速説得を試みた。最初からすんなりいくと思っていなかった男だが、予想以上に女魔法使いの反発が激しかったため少々面食らってしまった。
騎士「まあ、こうなるだろーとは思っていたけど、今回はやけにひどく拒否すんのな。やっぱりその子が原因か?」
チラリと視線をエルフに向け呟く騎士。その言葉にエルフは戸惑い、キョロキョロと視線を漂わせる。
女魔法使い「……そうですよ。ええ、そうです。今この状況で先生とこのエルフを二人にしておくと何があるかわかりません。わざわざ私が監視をしているから、何も起こらずに済んでいるのに……。
なのに、どうしてこのタイミングで騎士さんは私と先生を引き剥がそうなんてするんですか!?」
騎士「いやな、俺だって別にわざとお前を男から引き剥がそうなんて思ってねーよ。ただ、今回はどうしてもお前の手が必要だと思ったからこうしてわざわざ出向いてきてるんだろ」
女魔法使い「それなら別にほかの人でもいいじゃないですか。どうして……」
騎士「ったく、我が儘言うなっての。お前はまだ軍に所属してんだから命令には従わないといけないの。それに、何か起こってからじゃ遅いだろ。お前だってあの時動いていればなんて後悔するのは嫌だろ?」
女魔法使い「それは……そうですけど」
騎士「だったら、今回は黙って言うことを聞く。安心しろ、用が済んだらすぐに返してやっから。それなら別に文句はないだろ」
女魔法使い「……わかりました。我が儘言ってすみません」シュン
騎士「ん。なら今すぐ準備しろ。準備ができ次第都市部に向かって女騎士と合流する予定だ」
女魔法使い「了解しました」トボトボ
男「なんだ、結局僕の説得は必要なかったじゃないか」
騎士「んなことねーよ。お前の前だから女魔法使いも意地を貼って面倒な奴だと思われたくなくて、ああした素直に引き下がったんだ。絶対あれ内心で怒ってるぜ。都市部に向かう間ずっと愚痴を聞かされんだろうな」
男「まあ、そうならないように出る前に一言言っておくよ。騎士にはいつも苦労かけるね」
騎士「んだよ、そう思ってるなら戻ってこいよ」
男「何度も言うようだけど、それとこれとは話が別ってね」
騎士「……チッ。ホント上手い生き方してるよ、お前は」
男「あはは。褒め言葉をわざわざどうも」
騎士「嫌味か、このやろう!」
エルフ「あの~」
騎士「ん? どうした」
エルフ「いえ、女魔法使いさんの準備ができるまでの間、よかったらお茶でもどうでしょうか?」
男「だって? どうする、騎士?」
騎士「まあ、わざわざ用意してくれるってんだ。断る理由はないわな。それじゃあ、よろしくな」ポンポン
エルフ「あ、はい……。ありがとうございます」ニコッ
男「き~し~」
騎士「うおっ! 睨むなよ、別に色目使ってるわけじゃねーだろ」
エルフ「ふふっ。それじゃあ、少し待っててくださいね」トテテテ
騎士『お前いつからそんな嫉妬深くなったんだよ!』
男『なってないよ! 昔からこうだっただろ!』
騎士『いいや、違うね! 昔のお前はもっと根暗な奴だったからな! 一人でいるのがかっこいいと思ってたな、絶対!』
男『一体、いつの話をしているんだよ!』
アーダコーダ、アーダコーダ
エルフ「あははっ。騎士さんと男さんは本当に仲がいいですね」クスッ
書き込み途中のレス返信が全部消えた……だと。
ごめん、省略になっちゃうけど、みんな感想や保守ありがとう! 感謝してる!
旧1乙!まったり待ってるぜ
( -∀-)
騎士と男の熱い絡みを速く
>>546
続きはいつになる予定?
まあまあ、そんなに焦りなさんな。
いい作品ほど、待ったかいがあったと思えるものだよ
騎士と男の熱い絡み…
(;´Д`)ハァハァハァハァウッ!
オエーー!!!! __
___/ \
/ / //⌒
/ (゚)/ / /
/ ( /。⌒丶。
| \\゚。∴。o
`/ /⌒\\゚。:o
/ | \U∴)
| ゙U|
||
U
このスレ建てた者だけど、旧1なんて言わずに1でいいんじゃないか?
ここの1は作者以外にいない!俺はただの名無しだ。
>>1が貼ったURLってケータイでもいける?
やっと追いついた・・・
>>559
ありがとう! 今から続き書くよ
>>560
(ノ´∀`*)
>>561
男「騎士……ダメだって……」
騎士「いいだろ……。ほら、力抜けよ……」
男「騎士っ……///」
エルフ「だ、だめです! 男さんは渡しません!」バタン
男「えっ!?」
騎士「ん?」
エルフ「あ、あれ? 男さん、何しているんです?」
男「何って……騎士に身体をほぐしてもらっているんだよ? エルフこそ、どうしたの?」
エルフ「い、いえ。何でもありません……///」
エルフ(言えない……。男さんに男色の気があると思っていたなんて。
まして騎士さんとそういった行為に及んでいたと思って扉の前で聞き耳を立てていたなんて、言えないです……)
これでいいかい?
>>562
こっちと並行して書いていきたいけど、何分忙しくて続きかけてない。次の話の途中までは書いているんだけどね。4月中には次の話更新したいと思ってるよ。
>>564
そんな風に行ってもらえるとすごく嬉しい。なるべく早く書けるようにしたいです。
>>565
,, -―-、
/ ヽ
/ ̄ ̄/ /i⌒ヽ、| ____
/ (゜)/ / / / 時 吐 まヽ
/ ト、.,../ ,ー-、 | 間 .く だ |
=彳 \\‘゚ | じ よ |
/ \\ \ .| ゃ う |
/ /⌒ ヽ ヽ / | な な |
/ │ `ヽノ ヽ い /
│ │ \ /
, __. ィイ´ |:|: ヽ-- '.: 〃 `i,r-- 、_  ̄ ̄
〃/ '" !:! |:| :、 . .: 〃 i // ` ヽヾ
/ / |:| ヾ,、` ´// ヽ !:! '、`
! |:| // ヾ==' ' i i' |:| ',
| ...:// l / __ , |:|::.. |
とニとヾ_-‐' ∨ i l ' l |< 天 ヾ,-、_: : : .ヽ
と二ヽ` ヽ、_::{:! l l ! |' 夂__ -'_,ド ヽ、_}-、_:ヽ
ありがとう! それじゃあ、以降は1で通させてもらうね!
>>570
いけると思うよ! たぶんだけど……
>>580
ようこそ! 今から続き書いてくからね!
>>
>>
>>582
ずれてんぞーw
>>583
うわっ…私のAA、ズレ過ぎ…
……
…
女魔法使いの準備が終わり、男たちの元を騎士と女魔法使いが旅立ってから数日が経った。都市部へとようやくたどり着いた二人は待っていた女騎士と合流し、早速目的地である西の辺境の土地へと向かうことになった。
女騎士「久しぶり、女魔法使い。今回もよろしく頼むわね」
女魔法使い「お久しぶりです、女騎士さん。こんな任務さっさと終わらせて帰ってきましょう。どうせ、騎士さんの杞憂に付き合わされているだけでしょうから」
女騎士「ははっ。相変わらず厳しいこと言うわね。まあ、杞憂で済むならいいんだけどね……」
騎士「はい、はい。文句もあるだろうけど、一応これ正式な任務だから真面目にすること」
女騎士「あれ? いつの間に正式なものになったの? 騎士が個人的に調べたいっていう話だったと思ってたけど……」
騎士「いや、俺もそのつもりだったんだけど都市部に着いた時に上から正式な任務として依頼されてな。つーわけでこの依頼、気を抜くわけにはいかなくなったんだよ。まあ、元から気抜いてやろうとは思っていなかったけどな」
女騎士「そういうことなら、私たちも真面目に対応しないといけないな。いや、私も気を抜くつもりは無かったが……」
女魔法使い「さては、女騎士さん。この任務にかこつけて観光でも楽しもうかなんて思っていたんじゃないですか?」
女騎士「い、いや!? そんなことは……ないはず……かなぁ?」
女魔法使い「動揺しすぎです。はぁ、私がいなくなってから女騎士さんまでも騎士さんに似始めてしまって……。ただでさえ軍には騎士さんを尊敬して、騎士さんのマネをする人が多くてうっとおしいんですから」
騎士「お前、さりげなく俺だけじゃなく部下のことも馬鹿にしてるよな……。いや、まあいいや」
気心知れた相手だからこそできるような軽口を叩き合いながら、三人は進んでいく。文句を言いながらも、誰もその足を止めることなく日中は三人とも歩きづくめだった。やがて、日は沈み、空は黒一色に覆われた。
ぽつんと浮かび上がる月がやけに不気味で、遠くからは獣の鳴き声が聞こえる。広い平原の一角、都市部を出立する前に女騎士が用意していた食料や簡易野営用のテントを背負っていた荷物から取り出し、食事や寝床の準備を始める。
女騎士「ふむ……これくらいでいいかな? あ、女魔法使い火をもう少し強くしてもらえる?」
女魔法使い「はい。これくらいでいいですか?」ボォッ
女騎士「うん、ありがと。スープはこれくらいでいいとして、あとは騎士がテントの準備を終えるのを待つだけね」
女魔法使い「そうですね。はぁ、また戦争中のように騎士さんと同じテントの中で寝ないといけないんですね。襲われないか心配です」
女騎士「いや、それはないわね。騎士は奥手だし、そもそも襲うような度胸も持ち合わせていないわ」
女魔法使い「そうでした。それなら、安心ですね」
騎士「おい……人がいないのをいいことに、なんでもかんでも言いやがって……。しまいにゃ襲うぞ、お前ら」
女騎士「いいわよ、といってもこっちは腕っ節の立つ女と魔法に優れた女が相手だけどね」
女魔法使い「消し炭になる覚悟があるなら、いつでもどうぞ?」
騎士「ああ……今日ほど男の不在を恨んだ日はない。男より女の多い旅がこれほど辛いものとは……」
女騎士「そこは、ほら。もう諦めたほうがいいんじゃない?」
女魔法使い「ですね。だって騎士さん威厳ないですもん」
騎士「もう、お前ら遠慮の欠片もねえな!」
女騎士「いやいや。別に威厳がなくてもいいじゃない。それってある意味親しみやすいってことだし。まあ、威厳がないのは私も同意見だけどね」クスッ
騎士「フォローするならきちんとしろよ! 結局お前も傷口に塩塗りこんでるだけだろうが! はぁ、男……。軽く叩ける相手が欲しいぜ……」
女魔法使い「物思いにふけりながら先生の名前を呼ぶのは止めてください。男色の気があるように見えますから……」
騎士「ばっ! んなことねーよ! なんで、俺が男のやつと」
女騎士「もしかして騎士が女性との浮いた話がないのって男のせいなの……。ごめん、いくら私でもそれはちょっと……」
騎士「もう……どうにでもしてくれ」ハァ
一人気の沈む騎士をからかいながら食事を手渡していく女騎士。それに女魔法使いも乗じながら暖かなスープを口に運んでいく。
ゆらゆらと揺れる焚き火。女魔法使いの魔法によって薪に付けられた火は暗くなった周りを月明かりと混ざりながら照らしていく。
食事を終えた三人は交代で夜の番をとることになった。そして、もちろん多数決で最初の晩は騎士がすることになった。数の暴力は時に非常である。
騎士「くそっ……男の威厳なんてこんなものか。やはり、女の前では男は形無しだ……」
ぼやきながら焚き火の前に座り、番をする騎士。傍らには彼が愛用している剣がある。旅に危険はつきものとよくいうが、まさにそのとおりで旅の行商を狙う盗賊や魔物がいるなんてことは常識。それはただの旅人にも含まれるため、いつ危険が迫ってきてもおかしくないのだ。
もっとも、そういった危険から人々を守るため軍が各地に派遣した兵士が日夜敵と戦っているのだが……。
騎士「つっても、ここまで人一人見かけないとはな……。まあ、たまたまそういうこともあるだろうけど気になるな」
やはり事態は大事なのかもしれないと騎士が考えていると、彼から少し離れた位置に月明かりに反射してきらめく幾つもの瞳が暗闇から目を覗かせていた。
騎士「やれやれ、ゆっくりと休むことすらさせてもらえないのか」
腰を上げ、置かれていた剣を手に取り立ち上がる。力は適度に抜き、それでいて気配を鋭く研ぎ澄ませる。さきほど見えた瞳の数は十。敵の数は五と見える。しゃがんだ己と同じ目線にその瞳があったため、犬、狼系の魔物の類かと予想する。
目は既に暗闇に適応した。準備は万全、敵の姿も徐々に見えてきている。後ろの二人も異変に気づいて起きたようだ。
女騎士「せっかく眠れたところだったのに騎士がしっかりしないからこうなるのね」
女魔法使い「許しません」
騎士「その鬱憤は是非とも奴らに向かってぶつけてくれ。俺に非はない」
女魔法使い「そうですね、日頃溜まっていた鬱憤をこの際吐き出させてもらうとしましょう」
女騎士「獣相手に手加減する必要もないしね」
もしや手遅れだったか・・・・?!
しかし、更新があっただけでもお腹いっぱいものだな
>>596
ちゃんといるよー
帰りました。寝オチするまで少し書きます。
そう言って女騎士は剣を構え、女魔法使いは魔法紋を描いていく。
ジリジリと近づく互いの距離。獣の唸り声が夜風に乗って響き渡る。刹那、停滞を嫌った獣の一匹が群れから飛び出し三人に襲い掛かった。息をつく間も与えない速攻。狩りに特化した瞬発性、前へ前へと全身のバネを使って進んでいく。
獣側からすればこのまま為すすべもなく己の牙に肉を引き裂かれ餌となるはずの獲物たち。だが、そんな彼の期待は裏切られることになる。
騎士「遅せえよ……」
流れるような抜刀。己めがけて襲いかかる獣腹部めがけてなぎ払われたその一線は、まるで剣舞を見ているような美しい軌跡を描きながら獣の体を切り裂いた。
流れ出る血。赤黒いそれを刀身にまとわりつかせながらも月明かりに反射するその剣は美しくその身を輝かした。
女騎士「さすが、騎士。戦闘の時だけはホント惚れ惚れするような腕前ね」
女魔法使い「戦闘時の真剣さをもっと女性関係にも生かせればいいのですけどね。本当に残念な人です」
騎士「それを言うなよ。これでも気にしてんだからさ」
敵を前にして余裕を見せる三人。そんな彼らとは対照的に勢いよく飛び出し、その結果絶命した仲間を前にして獣たちは尻込みしていた。
どうする? どうする? この相手は普通じゃない。今まで自分たちが狩ってきた相手とは全く別の生き物だ。
彼らは気がついた、狩りをするために襲いかかった相手は己よりはるかに強大な力を持った生物で、ここでは狩りの対象は向こうではなく、むしろ自分たちが獲物なのであるということに。
騎士「おーおー。意気消沈しちまってるよ、あちらさん。このままなら自分たちの命がなくなるってことがわかるくらいには知性があるようだ」
女魔法使い「といっても、素直に逃すつもりはないですけれどね。私の睡眠をじゃました罪は重いです」
そう言いながら指を動かす女魔法使い。既に中にはいくつもの魔法紋が描かれている。文字を連ね、紋様を重ね合うその様はまるで匠の美術家が絵画を描いているようだ。
女騎士「あ~、女魔法使いがやる気なら私の出番はなさそうね。それじゃあ、あとは頑張ってね」
剣を鞘に収め、その後の成り行きを見守り出す女騎士。獣たちも今から起こることに対する不吉な予感を感じ取ったのか、一目散にこの場から逃げ出した。
女魔法使いの創造が終わる。敵の殲滅を目的としたそれは紋様を基点として、その姿を世に表す。
細長く、それでいて鋭く尖った槍。一切の無駄をなくし、敵を貫くための形状に整えられたそれは高熱を持って現れた。それもそのはず、その槍は現実には作ることの叶わない炎によって形作られていたのだ。
逆巻き、燃え上がる炎槍。無理やり形にハメられ、圧縮されたそれは内部で溜まった炎が暴れまわり、己の身を燃やす熱の温度を極限まで上げていく。
女魔法使い「私の眠りを妨げた罪、その身をもって思い知りなさい!」ブンッ
振り下ろされた女魔法使いの手を合図に、空中に待機していた炎槍は一斉に目標めがけて飛んで行った。全力で駆ける獣たちをあざ笑うかのようにその切っ先は一瞬にして彼らの身体を貫いた。
激痛に悶える獣もいれば、衝撃に耐え切れず意識を手放し絶命した獣もいた。前者は残り数秒の命、後者は言うまでもない。
だが、このあとに起こることを考えれば彼らは皆後者の選択をすべきだった。
女魔法使い「これで……終わりです!」グッ
そう言って女魔法使いは開いた拳をグっと握り締める。その動作に呼応するように獣の体に突き刺さった炎槍は爆散し、内部にあった炎を辺に撒き散らした。
生きながらにして内側から炎に包まれ燃やされるという地獄の苦痛を与えられた獣はついにその姿を欠片も残すことなく消し炭となり、消え去った。
この世に唯一形を残したのが一番最初に彼らに挑み、逃げることなくその命を散らしたものだとは、なんとも皮肉である。
がんばれ!!最後まで行くんだ!!
>>608
ありがと! 行けるところまで頑張る!
騎士「終わったか。まったく、勘弁して欲しいぜ。おちおち休んでもいられない」
女騎士「そうね。というわけで、用は済んだから私と女魔法使いはまた寝るわね。その間の見張りよろしくね」
女魔法使い「あ、ちなみに次は襲撃があっても起きませんから騎士さん一人で対処してくださいね」キッパリ
騎士「お、お前ら……。二人とも寝ている間に敵に襲われて死んじまえ!」
粗雑な扱いを受ける騎士の叫びが空へと虚しく響く。いくら地位が上がっても、昔の戦友の前では形無しの彼だった。
この時間帯は珍しいね
いつも楽しませてくれてありがとね
( `・ω・´)ゞ 1様!お疲れ様であります!
続きだ!ワッショイ
こんなにwktkするのは久しぶりだ
エルフ「1さん、ムリしないでくださいね・・・」
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::このスレは沢山の人に見守られています:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
ボコ ボコボコボゴコ ボコボコ
ボコ (∩´・ω・) ボコボコボコボゴコ
_/_ミつ ミつ
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ボコ やだ
ボコ (∩´・д・) ボコ やだ
_/_ミつ ミつ
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(;; (´・:;⌒)/
( ´・ω(;. (´⌒` ,;) ) ’
( ⊃ ⊃((´:,(’ ,; ;'),`
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>>401
で絵を描くとかほざいてたゴミがやっと描いてきたよ
温かい目でみてぬ☆
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYm8-qBgw.jpg
背景ってどう描くんだ?
>>640
影の部分を2・3に分けて暗い黄色2・3種類でグラデーションつけるといいかも。
jc位の年齢ぐらいがストーリーにあうんじゃ無いかな。
期待。
>>611
こっちこそ楽しんでくれてありがとね!
>>612
そちらも乙!
>>613
ワッショイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワッショイ
>>614
wktkか……胸が熱くなるな。
>>620
エルフチュッチュッ 待っててね、これ終わったらエルフの過去書いたげるからね。
おや……どこかから土の杭が……
>>623
(・д・)ジーッ
φ(`д´)カキカキ ……( ゚д゚)ハッ! o(゚Д゚ = ゚Д゚)o キョロキョロ ……φ(`д´)カキカキ
以下ループ
>>628
久しぶりにそれ関係のAA見たなw
>>636
おお! イラスト! エルフかわゆすチュッチュ 描いてくれてありがとう!
それにしてもこのエルフ……ロリロリしいな……。
男め、やはりペド野郎だったか! 許すまじ……。
保守ありがとう!ごめんね、続きはもう少し時間経ってから! 夜には書けると思うから待っててね!
ボコボコボコボコボコボコボコボコボコボコ
ボコ ボコボコボゴコ ボコボコ
ボコ (∩´・ω・) ボコボコボコボゴコ
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ボコ やだ
ボコ (∩´・д・) ボコ やだ
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バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
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バン はよ
バン(∩`・д・) バン はよ
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ポチポチポチポチポチポチポチポチポチポチ
ポチ ポチポチポチポチポチポチ
ポチ(∩`・ω・) ポチポチポチポチポチ
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お待たせしました。今から続き書いていきます。恐らく今日で騎士たち三人の物語は終わると思います。
そこからはまた長い過去話になっていくのかな……。とりあえず、まずはこの話を終わらせるとしましょう。
……
…
数日の旅を経て、ようやく三人は目的の場所にたどり着いた。だが、そこで彼らが見たものは想像もしていなかった光景だった。
騎士「なん……だ、これ」
瞳に映るのは荒れ果てた家屋。火の手が上がったのか、焦げ残った跡を残した地面や家。そして、その付近には先遣隊として派遣されていた軍の人間たちの死体が無残に転がっていた。
死後数日が立っているため、死体は魔物たちに食い荒らされ、見るに耐えない形状になっており、腐敗臭も漂っている。
思わず現実から目を背ける一行。そんな中、ふと驚いたように女騎士が声を上げる。
女騎士「二人とも、あそこで今何か動いたぞ」
女騎士の言葉に騎士と女魔法使いも視線を移す。その瞳は確かに人影と思わしきものが家屋の中に入っていく何かを捉えていた。
騎士「気になるな。よし、周りを警戒しながら向かってみるぞ」ザッ
騎士の言葉に二人は頷き、警戒を強めながら目的の家屋へと進んでいく。その間、彼らが見たのは先遣隊だけでなく、恐らくこの地に住んでいたと思われる人々の死体の数々。それらを視界の隅に収めながら、一抹の悲しみを抱き、その場を後にするのだった。
騎士「ここ……か」
目的の家屋の前にたどり着いた三人は緊張した面持ちで扉の前に立っていた。騎士と女騎士は剣を抜き、既に構えている。女魔法使いも何が起こってもいいという状態になっていた。
騎士「行くぞ……。三、二、一……」
上げていた片腕を振り下ろし、騎士は扉を蹴り飛ばして中へと入る。それに続くように女騎士、女魔法使いも中にはいる。
だが、扉の先で三人を待っていたのはある意味で予想外の存在だった。
少女「……」
騎士「おんなの……子?」
予想外の存在の登場に驚く三人。確かに人影を見たと思っていたが、皆が考えていたのはこの事件を起こした正体不明の敵の仲間であり、外の有様から生き残っている人がいるとは予想もしていなかった。
少々面食らったが、すぐさま冷静さを取り戻した騎士が優しく少女に話しかける。
騎士「君、大丈夫か? 話せる?」
騎士の呼び掛けに、しかし少女は何の反応も見せない。瞳は虚ろで、視線が定まっていない。身体を縮こまらせて小さく震えている。
少女「――、――」
騎士「駄目か……」
少女の様子を見て騎士はここで何が起こったのかという情報が得られないと理解する。外の様子を見た限りでも悲惨な光景なのだ。その現場をもしこの少女が見ていたのならこのようにショックを受けてまともに話せない状況になってしまってもしかたがない。
ひとまずこの少女の保護を優先しようと騎士が判断を下し、家の外へ少女を連れ出そうと手を差し伸べた時、少女の口から小さく言葉が隠れ出ているのに騎士は気がついた。
少女「おか、あさん。おとう、さん」
騎士「……」ギリッ
少女の口から溢れ出た呟きを聞いて知らず騎士は己の身体に力が入った。恐らくこの少女の両親は先ほどの死体の山の中に混じっているのだろう。もしもの話をしても意味はない。結果として騎士たちは先遣隊やこの地に住んでいた人々の命を守ることができなかったのだから。
だからこそ、救えなかったという事実がなおさら彼の両肩に重くのしかかる。
騎士「ごめん、助けることができなくてごめん……」
少女の身体を己の胸に抱き寄せ謝罪する騎士を女騎士も女魔法使いもただ黙って見守っていた。彼女らが抱いている思いも騎士と全く同じものだったから……。
1キター!!
でも、今日はこれで終わりかな?
いつもの1なら、今日はここまで的な挨拶があるはずだ・・・!
まだ俺は待つぞ
俺も待つぜ
>>656
ありがとう!
しばらく少女を抱きしめたあと、騎士は彼女を己から離し、その手を引いて外に出た。
騎士「一度他に生存者がいないか確認しよう。それから、先遣隊や人々を襲った敵の痕跡があるのなら見落とさないように。こんなこと、ただ事じゃない。恐らく軍部が総出で取り掛かる自体になる可能性が高いからな。情報は少しでも多く持ち帰れる方がいい」
女騎士「わかった。じゃあ、私は生存者の確認を主として行うとしよう。魔術的な痕跡が残っているのなら私や騎士よりも女魔法使いの方が見つけられるだろうから、そっちの調査は任せるわ」
女魔法使い「わかりました。では、合流時間を決めておきましょう」
騎士「四半刻くらいだな。この状況を早く軍に伝えたほうが良さそうだしな。ひとまずここを合流地点とする。もし、重要な痕跡を発見したり、異変があったりした場合は即座に皆に知らせること。いいな?」
女騎士「了解。それじゃあ、後で」
女魔法使い「ええ、また後で」
女騎士は生存者の捜索、女魔法使いは何か痕跡が残っていないか調査、そして騎士は少女の手を優しく握りしめてその場から動かないでいた。
騎士「大丈夫。きっと、君の他にも生きている人がいるはずだから」
そう言って少女の頭を優しく撫でる騎士。虚ろな瞳のまま少女は己に触れる存在へと視線を移す。恐らく、心が麻痺しているため条件反射で目の前の人物を見ただけだろう。
騎士(この子を少しでも安心させるためこんなこと言っているけど、状況は絶望的だ。死体の状態から少なくと事が起こったのは数日前と思う。もし生きている人がいたとしてその間この場所から動かないでいないはずがない。
近くの村や街に逃げて状況を知らせるはずだ。でも、旅の途中に出会った行商人たちはそんなことを知っている様子はなかった。
情報が命ともいえる彼らが知らなかったということは、ここで起こったことを知ったのは恐らく俺たちが最初だろう。だとしたら他の生存者はもう……)
悔しさから顔を歪ませる騎士を少女は不思議そうに眺めていた。そんな少女の視線に気がついて騎士はすぐさま笑顔を浮かべる。
騎士「ごめんね、何でもないよ。もう少ししたらさっきの二人も戻ってくるから。そうしたら都市部に向かおうか」
それから四半刻が過ぎ、二人が騎士の元へと戻ってきた。結果は騎士の予想通り。生存者は他にいなかった。そして、僅かに期待していた敵に関する情報も何一つ手に入れることができなかった。
騎士「行こう。これ以上ここにいてもしょうがない」
そう言って少女の手を引いて都市部に向かおうとする騎士。だが、そのまま付いてくると思った少女がその場に立ち止まったままだったため、騎士は一旦足を止めた。
騎士「駄目だぞ。ここにはもう、誰もいないんだから……」
その言葉に納得したのか少女は振り返り、逆に騎士の手を引くようにして前へと進んでいく。
騎士「あ、おい……」
すぐさま、歩む速度を合わせる騎士。だが、少女の横に来た騎士が見たのはその頬を流れる一滴の涙だった。
騎士「……」
無言のままその場を後にする騎士一行。敵の正体は未だ不明。ただ一人の生存者を連れて彼らは都市部へと戻っていくのだった。
……
…
――遠く。
荒れ果て、死体のたまり場になった場所から遠く離れた場所から未だ命のある四つの人影を眺めるモノたちがいた。
ガシャ、ガシャと甲冑が音を立てる。中には甲冑を身にまとうことなく、ボロ布一枚の格好をした者もいる。数十者影が列を作って彷徨い歩く。初めは一。次に二。そして四と。徐々にその影は数を増やして歩いていく。
その最前列。始まりの一。全ての元凶。どのような素材で作られたかもわからぬ面を付け、口からは瘴気と思える煙を漏らしている。
古びた甲冑を身にまとい、それでいてその格好に似合わない名刀の類の輝きを見せる剣を腰に指している。その肉体は血の巡りがなくなってなお、強靭だったかつてをそのまま留めている。まるで、呪いのように。
そう、彼らは死者。この世を彷徨い歩く亡者達。死してなお、この世に身体を残し、ただ生ける者への憎しみだけを持って生まれ変わった人々の外敵。
……風が吹く。血と、腐敗を漂わせ、大地を赤く染め上げる戦乱の風が。
エルフ「……そ~っ」男「こらっ!」 after story 戦乱の予兆 ――完――
とりあえず、今日はここまで! この話終わらせるのに結構日数がかかったな……。
ひとまず一旦残ったリクエスト表示!
男の子供時代の話
エルフが男に出会うまで
男の過去~戦争編~
となりました。いや~こうしてみるとだいぶ減ったw
ただ、今書き終わった話からが長くなるから、新展開まで長そうw 過去回想が半分位しめてそうだなこの物語w
それで、みんな最近エルフが出てなくてエルフ分が足りないようなので、リクエストの順番を変えて
エルフの過去を先に書いて、
男の過去を一纏めにします。
男の過去“少年編~戦争編”まで。間の騎士たちとの出会いは書いたので、そこはうまく省いて書きます。
具体的には男が戦乱に巻き込まれるまでと、その後騎士たちに出会うまでに共に過ごした分隊の人々との交流。
そして、戦争終結までを描いた戦争編。やばいw これ簡単に書いているだけでもものすごい長くなりそうな予感がしてきたw
新展開の物語かけるのが何ヶ月後とか普通にありそうwww
でも、なるべく楽しんでもらえるように頑張ります! いつも保守してくれているみんな、イラストをくれる方、感想をくれる方。
感謝しています。ありがとうございます!
さて、話変わって今からのんびりするのでお暇があれば雑談でもしましょうか。skypeの方で待ってます。skype名は>>322です。
>>641
うっほぃ
jcか。普通に幼女気味で考えてた
そうだ。jcエルフを描こう!
背景とか服とか正直分からないんだよね
>>672
出来れば白いワンピース
その上から緑のエプロン掛けて台所で洗いものしてる姿書いてくれないか・・・・・?w
いや、無理ならいいんだ
>>673
うおぉぉぉぉおおおお!!!
ナイスタイミング!!
シチュが思いつかなかったんだ!
>>675
後ろから男が抱きしめて、照れながらっていうのは……いや、なんでもない。
何気に1まで提案を・・・・
ココが物語のスレから物語とそのシーンを書く絵師のスレになりそうだ
いやめっちゃ嬉しいがなw
川遊びのシーンがあったからには水着も外せないな
>>676
いいね!いいね!!いいねぇ!!!!
インスピレーション(?)が沸き立つ(?)よ!!
書いてみるが服装とかも言ってもらえたら描きやすいかな
エルフと男とかの服装
正直考えるのが面倒k...
あと時間がものすごくかかります
徹夜します
>>678
おお!
いろんなアイデアがでてくるwwwwwww
細かいシチュとか服装も言って下さい
>>680
川遊びシーンだけど俺的には最初は幼女スク水で脳内変換した!
でも2回目川遊びシーンはより普段着に近い感じのエルフで脳内再生しました
書き手の自由な想像で書いて全く問題ないですm(__)m
服装リクエストとか画像アップしていいの?
今急いで探したんだけど
いやぁ、描くのが遅くてスマン
まずは>>673の台所白ワンピ
早く描こうと試みたものの
物凄い時間がかかった
※アンバランス注意
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYycikBgw.jpg
ダメなところはある程度分かるんだが…
訂正箇所とか言ってもらえたら嬉しいです
最後に
早くazpainter2(?)に慣れたいのでGWの間このスレで絵を描きたいと思っていますがよろしいでしょうか?
だいたい一日1-2枚描きたいと考えてます
長文失礼しますた
(そうだ寝る前にハードルを下げよう)
一応最近高坊になりますた
絵は模写しかしてなかったでし
>>696
髪の毛がボリューム有杉
あんなに髪の毛あったら男さん世帯のシャンプー代が大変なことに(>_<)
自分の中のイメージで女騎士描かせて頂きました
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2920801.jpg
エルフじゃなくてごめんね…今度きっとエルフ描くよ…
>>703
有杉ってのは
長さがってことですかい?
いやバランスが悪いと言いたいのは分かっておるよ
>>704
ところどころグラデーションがありますが
どうやって出しているんでしょうか
是非とも教えて頂きたい
>>706
SAIのエアブラシと水彩筆で講座見ながらちょこちょこっとやってる
あずぺでも出来ると思うよ
>>709
腕が細すぎやしないか?
あと、顔がこっちに向きすぎてるような・・・
髪が多いから顔が小さく見えすぎておかしく見えるのかも
考えれば考えるほどわからなくなるぞ・・・
文句言ってるばかりだと申し訳なくなるな
着色は誰かに任せて、線だけでも書いてみようかしら
>>711-712
いやぁ指摘ありがとうございます
ダメなところは全て言って貰えたほうが助かります
日々精進あるのみ!
>>705さん当方絵心全くないくせにすいません(>_<)
エルフはやはりストレートサラサラロングがベストで長くて腰までが個人的イメージです
>>716
了解した(キリッ
>>715
(´・ω・`)だれかこれに色つけてくれよ・・・・お願いだよ・・・
>>718
時間があればしてみます(キリッ
続きに時間がかかってしまい、申し訳ないです。今日は夜からエルフの過去の続きを書き出せると思います。
少し見ない間にイラストが増えていたり、みんながエルフについて話し合っていて読んでいて楽しかったです。
しばらく出番の無かったエルフですが、ようやく彼女が主人公の物語の話のスタートです。
エルフ分が足りなかった人はここで存分に補給してください。
ひとまずは少し前に書いたプロローグを載せて夜から本格的に書いていきます。
では……お話の始まりです。
騎士が女魔法使いを連れて旅立った数日後。男とエルフはようやく完成したかつての家へと足を踏み入れていた。
エルフ「わぁっ! 我が家です。ようやく帰ってこれました!」ワクワク
男「随分と綺麗になったね。まあ、中の作りは変わっていないんだけど……」
エルフ「そうですね~。でも、変わってないので新しくなっていても落ち着きます」テクテク
ゴロゴロ ゴロゴロ
男「ご機嫌だね。でも、床を転がり回るのはどうかと思うよ」クスッ
エルフ「わかってます。わかっているんですけど、こうしたい気分になるんです」テヘッ
男「そんなもんかな~。よし、それじゃあ僕も」ゴロリ
ゴロゴロ ゴロゴロ
エルフ「どうです、男さん?」
男「うん、確かにエルフの言うとおりかも。なんか無性に転がっていたい気分になるね。新しい気の匂いもいいし」
エルフ「ですよね、ですよね! よかったぁ、男さんにもこの感じがわかってもらえて」エヘヘ
男「ふふっ。でも、こんなに気の匂いが室内に漂っているとまるで森の中にいるみたいだね」
エルフ「はい……。なんだか、昔を思い出します」
男「そういえば、僕のところにくるまでエルフがどんな生活をしてきたか聞いたことってなかったね。よかったら聞かせてもらえない?」
エルフ「えっ!? えっと……」
男「あ……話しづらいのならいいんだ。奴隷として売られてたってことは辛いこともあっただろうし。ごめん、やっぱり今の質問は……」
エルフ「いえ、話します。男さんがよければ聞いてもらえますか?」
男「いいの?」
エルフ「はい。男さんには聞いてもらいたいですから。私が昔どんな風に過ごしてきたのかを」
そう言ってエルフは起き上がり、ソファに座った。男もそれに続くようにしてエルフの横に腰掛ける。エルフはどう話を切り出そうか迷っているのか、もじもじとして何度も男に視線を移しては逸らしていた。
しばらくして、心の準備ができたのか、「よし」と一言呟き、エルフは己の過去を話し始めた。
エルフ「あれは、私がまだ森で過ごしていたころの話です……」
GWで絵を描きたいので
キャラとシチュと服装等の条件を含めてお題を頂きたいです
お絵かきスレはなんか微妙なんだお(´•ω•`)
夜は出かける用事ができたので、今書いている分とその続きを書ける範囲で載せておきます。
>>739
エルフが男を起こすところとか見たいなぁ・・・
上からガバッて感じ・・・
スルーしてくれても構いません><
>>742
エルフ「男さん、男さん。朝ですよ、いい加減起きてください~」
男「もうちょ……っと。あと、少しだけ……」
エルフ「もう! 私がいつまでも黙っていると思って……」
男「起こさなかったらキスしてあげるから……」
エルフ「なっ!?」アワアワ
男「……」zzz
エルフ(どうするべきでしょう、キスはして欲しいです。でも、男さんにはきちんとした生活をして欲しいです)ウーン
エルフ「うむむむ。ここは心を鬼にします!」ガバッ
男「うわっ!?」
エルフ「男さん、朝ですよ!」ニコッ
男「う、うん。おはよう、エルフ」
エルフ「はい、おはようございます」
エルフ(はぁっ……。キス、して欲しかったなぁ……。でも、起こしちゃったから無理ですね)ハァァ
男「……」
エルフ「それじゃあ、私は下の階にいますので」トテテッ
男「あ、エルフ」キュッ
エルフ「はい?」
男「忘れ物」ニコッ
チュッ
エルフ「は、はわ、はわわっ……」ポーッ
男「改めておはよう。起こしてくれて、ありがとね」ニコッ
途中まで書いて自分の安価じゃないことに気がついた_| ̄|○ でも、書いちゃったから関係ないよね(ΦωΦ)フフフ…
……
…
深い、深い緑に包まれた森の中。暖かく、くすんだ木漏れ日が木々の隙間から地面に向かって降り注ぐ。
ここはエルフの森。人々の目を逃れるため、森の奥深くにひっそりと建てられたエルフの楽園。
エルフたちはこの森に日々感謝し、動物を狩り、木の実を拾い、長い時を穏やかに過ごしていた。
だが、近年。森を荒らし、己の領土を増やそうとする人間に、とうとう我慢の限界が来たエルフたちが反旗を翻した。
血を嫌い、争いを嫌っていたはずの彼らはいつの間にか戦争の熱に浮かされ、エルフとしての誇りを持ちながらも人の殲滅に乗り出した。
各里の族長を務めるエルフはそのほとんどが人との戦いに同意し、戦火に身を投じた。そんな中、この里は他と違い、最後まで人との争いを拒んでいた。
若きエルフ「なぜですか! なぜ、我々は人との争いに参加できないのです。奴らは森を荒らし、獣を駆逐し、なんの感謝もなく木々を次々と切り倒していく野蛮人ではないですか!」
族長「そうかもしれないね。でも、だからといって争いを始めてしまったらそれが最後なのじゃよ。戦いは長引き、人もエルフも互いに傷つくものが出てくる。
そうなったらお終いじゃ。憎しみが憎しみを呼び、和解への道は遠く険しいものとなってゆく。重ねられた手を振りほどくのは容易いが、再び手を取り合うことは難しいものだよ」
若きエルフ「それでもです。人を信じたところで、私にはこのまま彼らが素直に言うことを聞いて変わっていくとは思えません。奴らは貪欲で、どこまでも先へ先へとまるで生き急ぐように進化を求める。
木々を切り倒すのもその進化のために必要だと世迷言を叫んでいる。彼らには我々の言うことは理解できないでしょう。きっと……」
族長「それはそうさね。人の一生は私たちに比べて非常に短いのだから。生き急ぐのも仕方の無いことじゃ。彼らはただ、自分が生きている間に少しでも存在していた証を立てようと躍起になっているだけなのだから」
若きエルフ「では! このまま彼らの蛮行を黙って見過ごすことしか我々には許されないのですか?」
族長「そうは言っておらぬ。ただ、感情に身を任せて短絡的な行動をとってはならぬと言っておるのじゃ」
若きエルフ「……わかりました。今は族長の判断を受け入れましょう。ですが、もし人がこの地に足を踏み入れ、我々の仲間に危害を加えるようであれば、その時は有志を募り、人への反旗を翻している仲間たちの力にならせていただきます」
族長「そうか……仕方があるまい」
若きエルフ「では、私はこれにて失礼いたします」サッ
シーン
族長「ふむ……。悪い流れじゃ。事態は実に悪い。ここ数十年、人とエルフとの交流は少なくなり、その縁は非常に薄まっておる。かつて互いの手を取り合って過ごしていた時代を知る者はもはやほとんどおらぬじゃろう。
人とエルフの絆がこのままなくなっては、“あれ”が出てきた時の……」
エルフ「おばあさ~ん」コソッ トテテテ
族長「ん? おお~エルフじゃないか。どうかしたのかい?」
エルフ「なんでもないです。ただ、おばあさんの顔を見に来ただけです」ニコッ
族長「そうかい、そうかい。嬉しいねえ、最近は色々あってあまり会えなかったからね。ほら、こっちにおいで」
手招きをする族長エルフ。エルフは満面の笑みを浮かべて彼女の膝元へと走っていく。
エルフ「えへへっ。おばあさんの膝枕久しぶりです。相変わらず気持ちがいいです……」ゴロゴロ
族長「おやおや、甘えられてるねえ。よしよし」ナデナデ
エルフ「ほわぁ……」トローン
族長「ふふふっ。いい子だねお前さんは。そうだ、せっかく会えたのだ、聞いておこうか」
エルフ「どうかしました?」
族長「ここにお前さんが来てもう結構な月日が経つが、どうだい? この里は慣れたかい? 困っていることはないかい?」
エルフ「えっと……その……」
族長「ん? どうしたんだい。もしかして答えにくいことだったりしたのかい?」
エルフ「いえ! そんなことありません。この里に住むエルフはみんなよくしてくれます」ニコッ
族長「そうかい? なら……いいんだけどね」
エルフ「そうだ! おばあさん、よかったらいつものお話を聞かせてもらえますか?」
族長「あれかい? こんな堅苦しい昔話を喜んで聞いてくれるのはお前さんくらいだよ」
エルフ「……」ワクワク
族長「ふむ。そうさね、それじゃあ話してあげようか」
エルフ「やったっ!」
族長「古い、古い。それこそ私たちエルフと人がまだ手を取り合って暮らしていた時代のお話。
当時、人とエルフは互いに足りない部分を補い合って生きていた。
エルフは長寿で、古くから魔法や生活に必要な知識を蓄え、進化させてきた。ただ、その数は人に比べて明らかに少なかった。
人は短命であったが、それ故にきっかけを与えれば数を集めて知恵を絞り、劇的な進化や変化をもたらせてきた。一人では無理なことも十人、百人と協力し合い成し遂げてきた。
エルフと人。この二種族が互いに協力し合い、日々の暮らしを健やかに、快適なものへと当時はさせていた」
エルフ「ふむふむ。でも、今は人とエルフの仲はよくないんですよね。一体どうしてそうなったんですか?」
族長「そうだね、それについては今から話していくとしようかね。
そうしてよき隣人として過ごしてきた人とエルフだったが、ある時大きな事件が起こったと言われているんだよ。
それは人の集落をエルフが襲い、村人たちを虐殺したというもの。これに激怒した他の人々はエルフに対して怒りを露わにしたんだ。
しかし、同時にエルフの方にも問題が起こった。それは、人の側と同じくエルフの集落に人が攻め込み、無残な死体にされたというものだったのだよ。
人に事件のことを話されたエルフたちもこの事件を話したが、信じてもらえなかった。そして、エルフもまた人の言うことを信じようとしなかったんだよ。
お互いに相手が事件のことを誤魔化すために嘘をついているんだと思ったんだろうね。
その件があってから、人とエルフは相手のことをあまり信用できなくなったのだよ。そして、その後も何度も同じような事件が起こった……」
エルフ「……」ブルブル
族長「互いの怒りが限界にまで達しようとしていた時、事件を生き延びた者が語った。『あれは、かつて死んだはずの者だ』とね。
そのことに気がついた一部のエルフがこっそりと人の代表に接触し、そのことを伝えた。そして、人の側にもそのことが本当なのか確認してもらったのだ。
結果は……当たりだった。人を襲っていたというエルフはかつて事件によって死んだはずの者の一部だった。
死体の数が足りないとは当時気がついていたようだが、連れ去られたか形がなくなるような無残な殺され方をされたかと皆思っていたからそのことに気がつくのが遅れたのだ。
当然のことながら、誰も死体が動くとは思っていなかったのだよ。
そして、互いに不信感を抱えながら人とエルフは動く死体について調査を始めた。結果、それはある魔物が起こしていることだということがわかったのだ」
エルフ「それは、一体……」
族長「うむ。それはな、“黄昏の使者”と呼ばれる魔物だった。どのように、どこから生まれるのか全く不明。神話の中にだけ登場するもので、死した者を己の配下として操り、生けるもの全てをその手によって葬り去る存在だったのだ。
その伝承はエルフ族にだけあり、対処法もかつては記されていたという。生者の側の光にも、死者の側の闇にも属さないそやつや、その配下。
エルフだけで対処するにはその頃には敵が増えすぎていて、数のある人はその対処方法を知らなかったんだよ。
だから、エルフは人に協力を要請し、力を合わせて“黄昏の使者”をその配下も含めて殲滅したのだ。そうして、この世界に平和が訪れた……」
エルフ「ほわ~。何度聞いても面白い話です……。でも、そんなに協力した仲だったのに、どうして今私たちエルフと人は争うなんてことになっているんでしょう?」
族長「事態はそんなに簡単じゃなかったんだよ。突然現れた魔物。互いに被害が出ているとはいえ、エルフだけがその対処法を知っていたという事実。それが、人の側には変だと思えたんだろうね。
元々の不信感も重なって、敵の殲滅が終わったあと、人々は『あれはエルフ達が野に放った魔物だ!』と言ったそうだ。
当然エルフたちはそんなことをしていないため、反論したようだが、互いに譲り合わずとうとう人とエルフは袂を分かつことになったんだよ。
そうして、長い月日が流れて今また人とエルフの争いが起こっている。これまでも何度か小さな争いはあったが、ここまで大きなものが起こってしまうと、もうどちらかが滅びるか降伏するかしないかぎりこの戦いは止まらないだろうねえ」
エルフ「そんな……。それじゃあ、お父さんとお母さん達は何のために……」シュン
族長「……今はそのことは忘れなさい。なに、きっとまた人とエルフが手を取り合って生きていけると気がくるさね。今は互いの誤解がきつく絡み合ってしまっているが、いつかきっと誰かがこの誤解という名の縄を解いてくれる時がくるはずだ。
その時まで、我々は抵抗せず人との和解の道を探っていくしかないのだよ……」
エルフ「おばあさん……」
族長「ふむ、少し話しすぎたかね。ほら、もう日も暮れるはずだよ。そろそろ家にお帰り」
エルフ「はい、また近いうちに来ますね」トテテテッ
族長「……」
族長「本当に、そんな時が来てくれるといいんだがねえ……」ハァ
>>739
今更だけど、旧エルフで陽の当たる窓際でうたた寝しているところをお願いします。
服装はおまかせで、一つ注文を付けるなら素朴な感じで。
イメージしにくいなら文を書きますので、お願いします。
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2942187.jpg
エルフじゃなくなった…(´・ω・`)
というか重いぞw
>>797
少し大人びたね
>>800
だがそれがいいッ!
脳内女魔女のキャラが固定されないから誰か案(?)をおくれ
髪型、目、服装、ロリか否か、胸囲
これでお願いします(`•ω•´)キリッ
>>801
髪型:ストレートで肩と腰の間らへんまで
目:純真な黒眼で大きすぎないがかといって小さくもはい
ロリか否か:子供の域を出たばっかりかもしれない大人
胸囲:Dのアンダー60で形は割と整っている方
>>802
さんくす!
ちょっとビビった(´•ω•`)
あと黒髪でお願い
>>804
おk
あと一つ
つり目とかたれ目とかもオナシャス
>>805
中間
アイメイクは明るめで
>>806
了解
明日から頑張る
(´・ω・)
(・ω・`)
(´・ω・`)
(´・ω・`)・・・・・・ペンタブ届いてからでいい?
アナログでやってるとうまくかけない&やり直しで萎えてくる・・・消しゴムだるい・・
>>811
なんていうペンタブ?
…あれ?…絵が。…全然。…書けないZE?
>>819
もういい・・・・今は休め・・・休むんだ・・・!
期待はしてるぜw
>>820
明日は絶対うpする!!
絶対ニダ!!
ちょっと用事ができたので短いですけど、書ける範囲で書いておきます。
……
…
エルフ「おばあさん……元気なかったですね。やっぱり、みんなに人との交流を絶たないように説得して疲れているんでしょうか……」テクテク
エルフ「顔色もあまりよくなかったですし、大丈夫かな……」
……コツッ
エルフ「いたっ!?」サッ
エルフ「えっ……?」キョロキョロ
エルフA「やい、裏切り者の子。族長の孫だからっていい気になって! お前なんてとっととこの里から出てけ」ヒュッ
エルフ「痛っ! やめ、やめてください!」
エルフB「うるさい! 人間側についている裏切り者!」
エルフ「そんな……」
エルフC「知ってるぞ、お前の両親人間の味方して殺されたんだって? 俺たちを裏切ったから罰を受けたんだ!」
エルフ「お父さんとお母さんを悪く言うのはやめてください! それに、裏切ってなんていません。二人とも一生懸命和解の道を探っていたんです!」
エルフA「じゃあ、何でお前の両親は死んだんだよ! いっくら頑張ったところで結局のところ人間に話なんて通じないんだよ! あいつらは野蛮な民族だからな」
エルフ「そんなことありません! ちゃんと話せばわかってくれる人だっています。一方的に決めつけるなんてよくないです」
エルフC「言い訳ばっかりで見苦しいぞ! 現にお前の親は人間の手によって死んだじゃないか。それが何よりの証拠だ! 奴らに話し合いなんて通じない。若エルフさんの言うように俺たちには戦うしか選択肢はないんだよ!
それともお前は俺たちエルフは黙って人間に殺されろとでもいうつもりかよ」
エルフ「違います! そうじゃないんです……」
エルフB「だいたい、族長も族長だ。なんで、人間との交戦にそこまで反対するんだ。今更そんなことをしたって無駄だっていうのに。これだから、頭の固い古いエルフは困るんだ……」
エルフ「……! 私のことを悪く言うのは構いません。でも、おばあさんのことを悪く言うのはやめてください!」
エルフA「……まあ、若エルフさんにも族長のことを悪く言うのは止められているしな。このくらいにしておくか。だがな、どっちの意見が正しいのかはすぐにわかるようになるさ。その時、人間の見方をしたお前に居場所はないと思っておくんだな」
エルフB「裏切り者はおとなしく家にでも篭ってるんだな」
エルフC「間違いないな」ハハハハハ
タッタッタ
エルフ「……」グスッ
エルフ(お母さん、お父さん。私、間違ったこと言っていないですよね。二人とも正しいことをしたんですよね?)
エルフ「家に、帰りましょう……」トボトボ
――翌朝――
エルフ「う、うぅ~ん。今日もいい天気です。昨日は帰ってすぐに眠ってしまったので何も食べていません」グゥ~
エルフ「森の奥に行って果実を取りに行ってきましょう。あ、できればお魚も欲しいですね。帰りに川に寄って魚を採りましょう」
ギィィ、パタン
エルフ「行ってきます」
シーン
エルフ「……」タッタッタ
――森の奥――
エルフ「えっと、これは食べれるキノコで、これはダメ。あ、この果物虫食いがひどいですね……」
エルフ「よいしょ、よいしょ。籠をあらかじめ持ってきておいて正解でした。これだけ多いと手で運ぶには限界があります。あとはお魚を採れば……」テクテク
?「うっ……うぅ……」
エルフ「あれっ? なんでしょう?」テクテク
エルフ「あ!? 誰か、倒れています。……これは、人間?」ジッ
エルフ「ど、どうしましょう……。このまま見捨てる、なんてできないですし。かといって連れ帰ればまた……」
?「……」ガクッ
エルフ「あっ……」
エルフ「……」キョロキョロ
エルフ「……」ギュッ
タッタッタッ
……
…
?「うっ……ここ、は?」
エルフ「あ、気がつきましたか?」
?「君は……エルフ? そうか、それじゃあここはエルフの……うぐっ!」
エルフ「駄目です! まだ傷がちゃんと塞がっていないんですから無理しちゃ……」
?「すまない。傷の手当は君が?」
エルフ「いえ、それは私じゃなく……」
族長「そこからは私に話をさせてもらおうかねぇ」
エルフ「おばあさん!」
族長「よく様子を見ていてくれたね。ありがとう、お前さんはひとまず別室でゆっくりと休んでいなさい」
エルフ「で、でも……」
族長「なに、別にとって食うわけでもあるまい。少し話をするだけさね。信じておくれ」
エルフ「……はい、わかりました」ギィィ、パタン
族長「……ふむ、行ったようだね」
?「あなたは……?」
族長「私かい? 私はこのエルフの里の族長さね。そういうあんたはどうなんだい?」
?「私は、学者です。エルフと人との関係に調べているものです。もっとも、人の世からは厄介もの扱いされて学会からも居場所も奪われてしまいましたが……」
族長「なるほどねえ。それで、一体なんだってあんなところで傷ついて倒れていたんだい?」
学者「それは……」
族長「話せないような事なのかい? それともお前さんもエルフに対して悪意の偏見を持っているのかい?」
>>876
エルフと人との間で起こった戦争に巻き込まれ、エルフを憎んでいた男がいた。そんな男があるエルフと出会い、それまでエルフに対して抱いていた憎しみ等の感情が徐々に変わっていった。
しかし、そのエルフが予期せず死んでしまい、後悔に苛まれた男は新しいエルフが己の下に現れたら、死んでしまったエルフの分まで優しくしようと誓う。
そして、彼の元を訪れた新しいエルフと共に過ごし、心を通わせていく。だが、平穏な日々を送る彼らの元に不穏な影が新たに忍び寄ろうとしていた。
簡単に言うとこんな感じ。更新遅くてすいません。おやすみ!
この人のSS面白いけど、雑談レスがやたら目立つね
>>882
ごめんね、どうせやるなら楽しくやりたいと思ってたら雑談多くなっちゃってるみたい。
ssの方もがんばるから許して!
学者「……わかりました。では、お話させていただきます」
そう言って学者はポツリ、ポツリと森で倒れるまでの経緯を話し始めた。
彼は元々魔術関連の研究を行なっている一学者だった。しかし、敵対しているエルフが人よりも優れた魔術を身につけていることに関心を持ち、そこからエルフについての研究にも手を伸ばすようになっていったという。
最初は興味本位で調べ始めた事だったが、時が経つにつれて段々と本来の研究よりもエルフについての研究に没頭していくようになっていった。
そんな日々が幾年も過ぎ、エルフと人が何故こんなにも争うのか疑問を抱くようになった彼は、このような状況になった原因を調べ出した。
そもそも人の世界ではエルフは毛嫌いされ敵としてみなされているが、どうしてそのように感じるようになってしまったのかは詳しく説明されていなかった。
親から子へ、子から孫へ。
ただエルフは蛮族、人の敵ということだけが伝えられ続けたことによって、彼らに対する敵対心が刷り込まれ、争いに巻き込まれ被害を受けた者が憎悪を募らせることになり、結果としてエルフは倒すべき対象としてみなされていたのだ。
だが、そんな人々にそもそも何故エルフと人は争うようになったのか? と問いただしても昔からの敵だからという答えしか返ってこなかった。
不思議に思った彼は更に双方の関係を詳しく調べ、つい先日ようやくエルフと人が決別することになった真実に辿りついた。
冷静に考えればこれは人の側に非があるように感じた彼はこの事実を纏めた論文を学会に提出した。しかし、これが不味かった。
古くからの事実を知っていた一部の学会員たちはこのことが世に晒されて人々がエルフと戦うことに躊躇いが出るのを恐れ、この論文を焼却した。そして、このことが彼の口から他の者に伝わらないようにするために口封じとして暗殺者を放った。
このことに気づいた彼は必死に逃げ、決死の思いでエルフの住むと言われている森へと逃げ込んだのだ。一か八かの賭けではあったが、暗殺者も敵がいる場所へわざわざ足を踏み入れるわけにもいかない。
そして、森の奥深くまで逃げ切ったと思ったその時、彼の身体に激痛が走った。見れば、腹部の一部が裂け、血が流れていた。近づけなくとも遠くからなら。そう思った暗殺者が放った弓矢が彼の腹を裂いたのだ。
走る激痛、見慣れない血にショックを受けた学者は腹部を抑えながら歩いていき、森の奥で倒れた。そして、果実を採りに来たエルフに助けられ今に至るというわけである。
族長「なるほどねえ。それは災難だったね」
学者「いえ、自分もこの事実を知るまではエルフのことを毛嫌いしていましたから。ある意味では自業自得です。正直に話させてもらえば、今もあなたがたが得体の知れない存在として恐ろしいと思っている自分もいます」
族長「そりゃ、そうさね。今までろくに対話せず命を奪い合ってきた存在のいる場所に身一つで放り込まれているんだ。怖がっても仕方がないね」
学者「そう言っていただけるとありがたい」
族長「それはそうと、あんたこれからどうするつもりだい?」
学者「実はまだ何も考えれていません。命を守ることに必死だったのでどうするかなんて考える余裕もなくて……」
族長「そうかい。でも厄介なことになったね。あたしはあんたがここにいようと別に構いやしないんだが。なにせ時期が時期だ。人とエルフとの戦いは激しくなる一方。特に若いエルフは今のあんたが話してくれた若い人間と同じように人を倒そうと躍起になってる。
この里のエルフはまだ私が抑えているけれどそれもいつまで持つかわからないのが正直なところだねぇ。
だからあんた。その傷が治ったらすぐにこの森を出たほうがいいよ。私も立場が立場なものだから見てみぬふりをするくらいしかできないけどねえ」
学者「いえ、今の人とエルフの状況を考えればそう考えて当然です。むしろ人とわかっていて殺さないでいただけるだけマシでしょう。その上手当までしていただいて。感謝しております」
族長「ひとまずはこの家から出ないことだね」
学者「わかりました。ご助言ありがとうございます」
族長「なに、これ以上厄介事が増えるのを防いでるだけだよ。私は争いが嫌いだからね」
学者「そうですね。戦争なんてものは互いに傷つくばかりです。生み出すのは相手に対する憎悪ばかり……。本当に早く戦いが終わって欲しいと願うばかりです」
族長「そうだね。でも、さすがに今回ばかりはどちらかが滅ぶか、それとも服従することになるか。行き着くところまで行かないと終わりそうになさそうだけどね」
学者「……できることなら、人とエルフが手を取り合っていけるような世界が出来上がればいいのですけどね」
族長「そう簡単に事が進むようならこんなに長い時間互いに争い続けたりはしていないさね」
学者「確かに、あなたの言うとおりですね……」
シーン
族長「さて、話はこの辺にしておこうかね。あんたもその状態でずっと起き続けているのは辛いだろうし。もう一眠りしておきな」
学者「確かに。実は先ほどから眠気がひどくて……」
族長「まあ、後のことはエルフに話しておくから。あんたはゆっくり休んで傷を治すことだね」
学者「あ、すみません。ひとつお願いがあるのですkが聞いてもらえないでしょうか?」
族長「なんだい?」
学者「あのエルフの少女にお礼の言葉を伝えてもらないでしょうか? 本当はさっき言っておきたかったのですが、伝える前に彼女は部屋を出て行ってしまったので……」
族長「それくらいなら構わないよ」
学者「ありがとうございます。もちろん目が覚めたらまた自分でも伝えておきますので」
族長「そうかい。それじゃあ」
ギィィ、パタン
族長「さて、この状況。どうしたもんかねえ……」
……
…
学者の男が療養を始めてから二日が経った。この間、特に何が起こるわけでもなく、エルフの看病を受けながら少しずつ彼は体力を取り戻し始めていた。
エルフ「あ、あの。これ……どぞ」
ベッドの上で上半身を起き上がらせている学者に向かってエルフがおずおずと果実を差し出す。今朝に森の奥で採ってきたばかりのものだ。
学者「ああ、ありがとう」ニコッ
学者はエルフからそれを笑顔で受け取るが、どうにも二人の間には微妙な空気が漂っている。
恐怖心はそこまでない。おそらくは人として学者はいい人の部類に入るであろうということもなんとなくエルフは悟っていた。しかし、これまでほとんど接点のない人と暮らすのは彼女にとっては急なことであり、戸惑ってしまっても仕方のない事態だった。
それとは別に彼女にはもう一つ距離感をつかめない理由があった。
それは、エルフの両親のことだった。
エルフ(この間のおばあさんとの話。気になってこっそり聞いちゃいましたけど、この人もお父さんとお母さんと同じように人とエルフの和解の道を考えているんですね……)
彼女の両親と同じ考えを持っている学者にだったらすぐに打ち解けてもよいとエルフも内心では思っていた。だが、彼が人であるということが彼女と学者との間を邪魔していた。
エルフ(お母さんも、お父さんも頑張って人とエルフとの仲を良くしようとしたのに……。周りからは裏切りもの扱いされて、里から追い出されて。最後は人との争いに巻き込まれて人の手によって死にました……。
この人に罪はないのはわかってますし、怒ったところで逆恨みです。そもそも、本当に嫌ならあのまま見捨てます。でも、そうしたらお父さんたちのしたことを私が否定してしまいます。
ああ、もう。どうすればいいんでしょう。頭がごちゃごちゃして訳がわからないです)
考えが纏まらず黙り込んでしまうエルフ。こんな様子はこの二日の間に何度もあった。
学者「……やっぱり君も私が憎いかね?」
そんなエルフの内情をなんとなく察したのか学者は彼女に訪ねた。エルフが話を聞いていたと気づいていない学者は彼女が人に対して憎しみを抱いていると思ったのだ。
エルフ「……」
違います。
そう返事をしようとしたエルフだったが、何故か言葉が出てこなかった。
ゆっくり更新で申し訳ない。
どうにかこのスレ中にエルフの話が終わるように頑張ります。
それとまた規制をくらったのでしばらく携帯からの更新になります。
変換がズレたりしていてたらすいません。
エルフ「また……後で来ます」
代わりにそれだけを学者に伝えてエルフは部屋を出て行った。
学者「本当に、人とエルフの間にある溝は深いものだ……な」
気まずい気分を胸に抱えたまま部屋を出たエルフは、己のうちにある複雑な感情を持て余していた。
エルフ(言い返したかった……。私は人を憎んでいないって……)
そう思っていた。それはエルフの本心である。人と仲良くして行きたい。
両親が語ってくれたように、人とエルフが共に手を取り合って行く未来を見てみたい。
自分もその関係を作り上げる者になりたいと。そう……思っていた。
だが、そのように明るい望みの裏側でふつふつと暗い感情が沸き上がるのを感じていた。
人は敵だ。ずる賢く、自分勝手で。手を差し伸べたところでその手を振り払う。
母エルフ『お行きなさい。あなただけでも……』
父エルフ『私たちはここに残るから。ほら、早く。おばあさんがきっと待っているよ』
不安を感じさせない笑顔を浮かべ、戦火の中娘を送り出した両親。彼らの遥か後ろにはこちらに向かってくる幾つもの人影があった。
今だから分かるが、あの時両親は死ぬつもりだったのだ。しかし、せめて娘だけでもと思い、どうにかエルフを送り出した。
心配をかけまいと笑顔を浮かべて。
涙を浮かべ、エルフは戦火の渦中にある草原を駆け抜けた。振り向く事はできなかった。
迫り来るプレッシャー、振り向いた先にある凄惨な光景、そしてほんの僅かでも足を止めれば己の命も危ういのだと本能的に悟っていたからだった。
気づけばひとりぼっちで森の中を彷徨い歩いていた。涙を流し、無様に嗚咽を漏らしながら。
そして、森の奥から現れた同胞達によって保護され、祖母のいるこの里で暮らすようになった。
住む場所は変わったものの、生活自体はそれまでとあまり変わらなかった。
生きるために必要な最低限の食事を取り、森の奥で穏やかに過ごし、たまに祖母である族長エルフに昔話を聞かせてもらう。そんな毎日がずっと続いていた。
同胞のエルフ達からは彼女の両親が人との繋がりがあったことで裏切り者の子と罵られているが、それもあまりたいした事ではない。
族長の孫という事もあってか、他のエルフ達もそれほど手を酷く手を出してこない。
世話になっている祖母にも迷惑をかけまいと、毎日明るく、明るく振る舞ってきた。誰からも好かれるように、邪魔な存在だと思われないように。
息を殺し、まるで空気のように。その場に存在しても誰からも気づかれず、誰の迷惑にもならないように努めてきた。
心はずっと平静だった。そう、彼が来るまでは……。
エルフ「どうして……。どうして、私の前に現れるんですか……」
胸の内にある黒いもやもやは一向に腫れる気配がない。それどころか、日ごとにその量を増していっている。
昨日は平気だった学者の何気ない一言でも、今日には苛立の原因になってたりもした。
エルフ「私、このままじゃ人間のことが嫌いになっちゃいます。そんなことになっちゃ駄目なのに……。
お父さんとお母さんの言っていたことを裏切る事になっちゃう。
もしそうなったら、私には本当に何もなくなっちゃいます」
また更新のあとに来た俺w
更新はゆっくりで構わんのさ
1が物語を綴ってくれる、それだけでうれしいのさ
>>924
そう言っていただけるとありがたいw
できるところまでは頑張る!
眠気に負けたらごめんなさいということでw
己に起こった変化を恐れ、その場にしゃがみこみ、エルフは己の体を抱きしめた。だが、そんな彼女を優しく癒してくれる存在は今この場には誰もいなかったのだった……。
……
…
エルフA「やっぱり言っていた通りです。あのエルフのやつ家に人間を匿ってます」
エルフB「本当です。ずっと見張っていましたけど窓から人間の男が家の中を動いているのが見えました。
ただ、どうも怪我しているみたいであまり体調がいいようではないみたいですけれど」
エルフC「それで、どうするんですか?」
若きエルフ「いや、今はまだなにもしないさ。もう少しだけ待とうか」
エルフB「そんな! みすみす人間を見逃せっていうんですか? あいつらに殺された同胞はたくさんいる……」
エルフA「やめろよ! 若エルフさんには何か考えがあるんだよ。そうですよね?」
若きエルフ「ああ。君たちの気持ちもわかる。人間を前にして流行る闘争心を必死に抑えているのも……ね。
私だって君たちと同じだ。あの人間をこのまま逃すつもりはないよ。だけど、今は駄目なんだ。
このままあの人間を捕まえて見せしめにして殺すのは簡単だ。
でも、我々は人間と違ってそんな野蛮な行為はしない。殺すなら後悔する暇も与えずに殺す。
だけど、あの人間はまだ利用する価値がある。頭の硬い老人たちの目を覚まさせ、戦うことから目を背けて同法を見殺しにしているヤツらの口を黙らせるためのね。
だから、私が許可するまではあの人間に手を出さないように。それと、あのエルフの少女にも」
エルフC「あいつにも手を出してはいけないんですか?」
若きエルフ「そうだよ。その理由も後で分かる。今は僕を信じてくれとしか言えないけれど……」
エルフA・B・C「……」
若きエルフ「やっぱり、無理なお願いだったかな」
エルフA「いえ! そんなことありません。自分は若エルフさんの言うことに従います」
エルフB「自分もです」
エルフC「あ……じ、自分もです!」
若きエルフ「そうか……。みんな、ありがとう。もう少し、もう少しだ。あと少しで私たちは他の里のエルフたちと同じように人間を滅ぼすための聖戦に参加できる。
その時まで、君たちには充分に力を蓄えていてくれたまえ」ニコッ
エルフA・B・C「はい!」
熱に浮かされたような声で三人の少年エルフは答える。彼らを導く若きエルフのその目に宿る狂気的な光に気がつくことなく。
いや、あるいはその光に魅入られ、引き寄せられるようにして少年エルフたちはそばにい続けるのかもしれない。
戦争がもたらす狂気的な熱。その余波は争いを避けようと望み続ける里にまで及び、腸を食い破る寄生虫のように内側からジワリ、ジワリと侵食を始めていた……。
……
…
――数日後――
その日は、とても穏やかな陽気だった。森は静かに息を潜め、そよ風が木々の間をすり抜けていく。まるで激動の前のひと時を思わせるような静けさだった。
そんな森にただ一人療養生活を送っていた人間がいた。数日前に負った傷はもうほとんど癒え、寝てばかりで動かしていなかった身体をほぐしている男が。
そして、そんな彼と同じ家に住んでいる少女が一人。種族の違うエルフが少し離れた位置で彼の様子を見ていた。
二人は結局この数日間互いの距離をつかむことができずに終わった。
エルフは自分の苛立ちを胸に抱えながらも、できるだけ表に出そうとせず男性の看護をし、男性はエルフの様子に気がつきながらもただ黙っているだけだった。
そして、今日。ようやくまともに歩けるようになった学者はこの森を出ることを決意していた。
そのことを昨晩エルフに話したが、エルフは喜ぶわけでも悲しむわけでもなくどこか曖昧な表情を浮かべてただ「そう……ですか」とだけ呟いた。
結局、人とエルフは分かり合うことはできないのだろうかと学者は考えていた。
かつて、人とエルフが共存していたのは幻のようなもので、それが実現すること等ありえないのだろうかと。
だが、己に問いかけたその質問に返ってきた答えは否だった。
まずは自分から、一歩踏み出す。そうしなければ何も変えることなどできない。
誰かが事を起こすのを待っているだけでは、この状況はきっといつまでも変わらないだろう……。
だからこそ、学者はここを旅立つ前に自分を看護してくれたエルフに伝えておくべきことがあった。内心でどう思われていようが、彼が少女に命を助けられ、こうして生きながらえているのは彼女のお陰なのだ。
チラリと視線を移すと、そっとこちらの様子を伺っているエルフの少女の姿があった。こちらを見ていることに気づかれて焦っているのか、あたふたとし、罰が悪そうに視線を彷徨わせている。
学者(きっと、この子に出会ったのはある意味で運命だったのかもしれないな)
そう思いながら、学者は人とエルフが共に歩んでいくための一歩を踏み出そうとしていた。
学者「よければ……少し話をしないか?」
学者のその提案に、エルフは少々戸惑ったが、しばらくしてコクりと小さく頷いた。
居間にあるテーブルを挟んで人と、エルフが向かい合っている。どこか落ち着かない様子なエルフの少女。
そんな彼女とは対照的に、人間の男の方は落ち着いた様子で話し始めた。
学者「まずは、お礼を言わせて欲しい。人の身でありながら命を救っていただいたこと、本当に感謝している。
きっと君がいなかったら私はあのまま野垂れ死にしていただろう……」
エルフ「いえ、別にお礼を言われることじゃ……」
学者「お礼を言うことだよ。君たちエルフが人に対していい感情を抱いていないのは知っている。それがわかっていてもなお助けてくれたんだ。感謝してもし足りないくらいさ。だけど、同時に気になることがある。
君だってエルフの一族だろう? なら人を助けたら自分が周りから何を言われるのかくらい想像が付くんじゃないか? それなのに、どうして助けようだなんて思ったんだ?」
これは学者がエルフに助けられてからずっと抱いていた疑問だった。
自分を助けて、そのことが周りに知れてしまえば、この少女は差別される。裏切り者の烙印を押され、爪弾きにされるだろう。
少女とはいえエルフだ。そのことがわからないはずがない。それなのにどうして自分を助けたのだろうか……と。
この問いかけにエルフはしばらく黙り込んで、返事をするべきか迷っているようだった。
やはり聞くべきではなかったかと学者が思い、その質問の返事をしなくてもいいと伝えようと口を開こうとした時、エルフが話を始めた。
エルフ「私には大事な、大事なお父さんとお母さんがいました。二人はずっと人と交流を持っていて、大きな戦争が始まる前から仲良くしていました。
戦争が始まっても二人は人との交流をずっとやめないで、他のエルフたちから非難されてもずっと笑顔で過ごしていました。
何も悪いことをしていなかったのに、結局お父さんたちは裏切り者だと罵られ、里を追い出されて……。そして、最後には信じていたはずの人に……裏切られた」
学者「……」
エルフ「あんなに人のことを信じて、エルフと人が仲良くなるように頑張ってきた二人だったのに……。誰一人として二人のことを理解してくれませんでした。正直、人のことを憎いと思わないこともないです。
でも、私が人のことを嫌いになってしまったら二人はきっと悲しんでしまいます。最後まで人とエルフの道を探して、私を命をかけて守ってくれたお父さんとお母さんを私が裏切ることになってしまいます」
学者「だから、助けたと?」
エルフ「そう……だと思います。理由なんてこんなものです。私は二人のためにあなたを助けたんです。
それに、裏切り者なんて烙印は私には昔からずっと押されています。あのままあなたを見捨てたところでそれが消えるわけでもありません。だったら、助けたほうがいいと思っただけです。
どうです? 私は別に善意からあなたを助けたわけではないんです。ただ、二人のしてきたことを私自身が否定したくなくてやっただけなんですよ……」
そう呟くエルフの顔はとても悲しそうだった。
学者「……」
沈黙が続く。この場の雰囲気にそぐわない小鳥の陽気なさえずりが甲高く外から聞こえる。そのさえずりを遮るように学者は告げる。
学者「君は、我慢しているんだね……きっと。いいんだよ、もっと人を嫌いになっても。そうしても誰も君を責めることはないんだ。
君は、君だ。お父さんや、お母さんは確かに人を信じて亡くなったのかもしれないけれど、君がそれに縛られることはないんだ」
エルフは学者の言葉にハッとした。今まで誰もそんなことを言ってくれた者はいなかった。
誰かを嫌いになってもいいだなんて。自分にはそんな権利がないとずっと思っていたのだ。
しかも、それを告げたのはよりによって憎み、嫌うべき人間。
エルフ「やめて……ください。そんなことを今言われても困るんです……。私は、誰も嫌いになんてなっちゃいけないんです……」
学者「それは違うよ。君はもっと自由になるべきだ。誰かを好きになったり、嫌いになって分かることもあるんだ。
誰にでも同じ態度でいるってことは聞いている分はいいと思えることだけど、実際は誰に対しても興味を持っていないのと同じことなんだよ。
本音で接して、それで初めて分かることもある。君のご両親は人に対して上辺だけの付き合いだけしていたかい?」
エルフ「そんなわけありません! 二人とも真剣に人と交流をしていました!」
学者「そうだろうね。だからこそ、二人とも最後まで人との道を探っていたんじゃないかな? 本音で彼らと付き合っていたからこそ、周りから非難されようともずっとその交流を断つことはなかったんじゃないかな?
人にだって、悪い者はいくらでもいる。中には救いようのない者だって……ね。
でも、分かって欲しい。そんな中にもいい人だっているんだ。だからこそ、せめて君にだけは本音で接して欲しいと思う。
君が嫌だと思う人もいるだろう。そんな人は嫌ってもいい。でも、同時に君が好きだと思える人には真摯に向かい合って欲しいんだ」
エルフ「……」
学者「これがただのお節介だっていうのは分かっている。でも、君がどう思おうと命を救ってもらって私は感謝している。それがたとえただの義務感だったとしてもね」
エルフ「……」
伝えられた言葉を噛み締めるようにエルフはうつむき、何かをじっと考え込んでいた。その様子を学者は静かに眺めていたが、やがて席を立ち、
学者「本当にお世話になった。夕方までにはここを出て行くよ」
エルフにそう伝えて、自分にあてがわれていた部屋に戻っていった。
エルフ「私……は」
残されたエルフは、何をするわけでもなくその場に居続けるのだった。
……
…
日も沈み始め、夜が森に訪れようとしていた。朝方の明るい雰囲気はいつの間にかなりを潜め、不気味な暗がりが森に広がっていく。
風に揺られざわつく木々。その様子が森に漂う不穏な空気をより一層濃くしていく。
学者「よし、行こうか」
周りに他のエルフが居ないことを確認して、学者は家を出る。最後に別れの挨拶をしておこうとエルフの部屋をノックしたが、返事がなかった。
学者(やはり、余計なことをしてしまったかな……。後味の悪い別れにはなるが、むしろこの方がいいのかもしれないな。
彼女は直ぐに変わることは無理だろう。でも、もし彼女がこの森を出て人と出会うことがあったなら、いい人と出会うことができたのなら、きっと今と違って自由になることができるだろう……)
彼女のこれからが良いものになればいいと思いながら、森を出るために先へ先へと進み始める。だが……。
若きエルフ「すみませんが、あなたにこの森を出て行かれては困るんですよ」
唐突に背後から聞こえてきた声に驚き、振り向く。見れば、二十代ほどの外見のエルフを先頭に幾人ものエルフたちが彼の後ろに立ち並んでいた。
学者(彼らは いや、そんなことよりこの状況はマズイ……)
突然己の前に現れたエルフに驚くが、学者は意外にも冷静だった。
こんなにもたくさんのエルフがまさに森を出ようとするこのタイミングで現れたということは、以前から自分がこの森に滞在しているということが彼らにはわかっていたということだ。
一瞬、族長かエルフの少女が自分のことを彼らに密告したかという考えが思い浮かんだが、エルフの少女はほかのエルフからつまはじきにされていると聞いていたし、族長もそんなことをする者とは思えなかった。
学者(そもそも、こんなに大勢のエルフがいるのだ。殺害が目的ならとっくに殺されているだろう。なら、何か別の理由が……)
エルフたちの目的に考えを巡らせていると、彼らの先頭に立っている若いエルフが学者に向けてこう告げた。
若きエルフ「では、始めましょうか。世代の交代を……」
彼の言葉に合わせて数名のエルフが学者を取り囲む。なす術なくエルフに捕らえられた学者を見て若きエルフの口元が歪む。
古い時代はここに終わり、若き者たちの変革が始まりだした。
一方、部屋の窓から事態を見つめていたエルフは焦っていた。
エルフ(なんで、あんなに他のエルフが……。それもですけれど、あの学者さんが連れて行かれました)
一体、今この森で何が起こっているのか? そして、彼らは学者をどうするつもりなのか。それを考えたとき、エルフは己の身に迫る危機を感じた。
エルフ(このままじゃ、私も……)
そう理解した瞬間、家の扉が壊されて開く音が聞こえた。数名の同胞が己に視線を向けている。裏切り者とその瞳は確かに彼女に向かって語っていた。
エルフ(逃げないと……)
迫り来る同胞を前にして、エルフは窓から身を投げ出し、全速力で走り出した。それを見て同胞たちも彼女を追いかけていく。
エルフ(怖い、怖い……こわい)
走っても走っても離すことのできない相手との距離。捕まったらどうなるのか、それがわからないわけではない。
今までは間接的に付けられていた裏切り者の烙印を直接その身に刻まれ、皆の前に無様な姿を晒すことになる。そして、最後は……。
エルフ(死にたく……ないです)
父と母が今までしてきたことを否定されたくない。ここで自分が殺されてしまえば、それこそ彼らのやってきたことは本当に無駄になってしまう。
そう思ったからこそ、エルフは走り続けた。暗い、暗い森をたった一人で。
だが、悲しいことに彼女を追いかけているのは成熟したエルフ。それも戦闘に長けた者たちだった。
大人と子供ではいくら頑張ったところでその身体能力には差が出る。まして、それが訓練されたものとそうでないものであるならばなおさらだ。
徐々に、徐々に差は縮まり。ついに、エルフは……。
エルフ「いやっ! 離して、離してください!」
捕まってしまった。彼女の手をつかみ、動きを止めたエルフの顔には怒りが宿っていた。
エルフ兵「仮にも同胞であるお前が、我ら一族を裏切り人に手を貸すとは。
やはり、裏切り者の子は裏切り者でしかないということか……。その罪、衆目に晒して命を捧げることによって注ぐが良い」
力強く、腕を握り締めエルフを引っ張っていこうとする兵士。だが、突如その力が弱まる。
エルフ兵「な、なんだ? 力……が」
彼のその言葉をきっかけに、エルフの周りを囲んでいた他のエルフたちが力なく倒れていく。
エルフ「えっ……えっ?」
突然の出来事に、何が起こっているのか分からず、戸惑うエルフ。だが、戸惑う彼女を叱咤する声が響き、冷静になった。
族長「何ぼさっとしているんだい。いいから、早く逃げな」
見ればエルフから離れた場所に彼女の祖母である族長が立っていた。
エルフ「おばあさん!」
族長を見て安心したのか、エルフは彼女の元へと駆け寄り飛びついた。だが、顔を上げて彼女の顔を見て、一瞬浮かべた笑顔が再び凍りつく。
どこか、諦めた表情で、優しく諭すようにエルフの肩に手をかけて族長は伝える。
族長「行きなさい。ここにいてはいけないよ。お前さんはもう、ここで生きていけないんだ」
その言葉、雰囲気にエルフは死んだ両親の最後を族長に重ねた。
エルフ「いや……。いや、です。だって、私。全然おばあさんと過ごしていません。これからだって、もっとずっとおばあさんと一緒に暮らしていきたいんです」
知らず、エルフの頬を涙が流れる。そんな彼女のわがままに族長は、
族長「お前さんはまだ若い。これからの世の中に必要な存在なんだよ。私はもう、長いこと生きすぎたみたいでね。周囲からは反発され、家族を亡くした。
もうお前さんしか残っていないんだよ。だから、頼むよ。生きておくれ。
そして、できるならば人を、エルフの同胞を恨まずにいておくれ」
いくらエルフでも、ここまで言われてはわかってしまった。この老婆とはもうここで別れてしまえば二度と会うことができないのだと。
エルフ「どうして……どうしてみんな私を置いていってしまうんですか? 私、みんなと一緒にいたいだけなのに……」
族長「そう願っているのはお前さんだけではないよ。誰だって、好きな人とずっと一緒にいたいはずさ。でも、今の世の中ではちょっとしたすれ違いからそうすることが皆できないんだよ。
でもね、いつかきっと。誰もが笑って、種族なんてものを気にしないで手を取り合って生きていく時が訪れるはずさ。
私はお前さんにそんな世の中を見てもらいたいんだ。だから……生きておくれ」
拭っても、拭っても溢れ出る涙。少女の瞳から落ちてゆくそれを老婆はそっと取り払う。
族長「さて、これで本当にお別れだ。あんたが来てから苦労は確かにしたけれど楽しい毎日だったよ。孫の顔が見れて本当に幸せものさ」
族長はエルフの元を後にし、森の奥へ奥へと進んでいく。己の傍を去っていく老婆にエルフは必死に手を伸ばすが足がすくんでその場から動けなかった。
エルフ「おばあさん、おばあさん! おばあさあああああああああああああああああん」
喉が裂けるほど大きな声を張り上げる。だが、老婆は一度として振り返ることなく森の闇に飲み込まれていった。
エルフ「う、うぅぅっ。ひっぐ、えぐっ。おばあ……さん……」
一通り泣き終わり、ようやく涙も枯れ始めた。だが、それと同時に気絶していた兵士たちがわずかに動き出しているのにエルフは気づいた。
エルフ(行かなきゃ……。この森をでなきゃ……。おばあさんの言ったことを守らないと。私は……生きないといけないんだ)
そして、再びエルフは駆けていく。森を出て、この先の未来にある何かを経験するために。
……
…
エルフ「そうして、私は森を出ました。でも、森を出たところで行く先も、生き方も知らなかった私はすぐに奴隷商人に捕まって奴隷になりました。
そして、戦争が終わるまで奴隷として生きるための術を教えられて、私を買い取ってくれる人を探してこの街に来たんです」
男「そして、僕と出会った……」
エルフ「はい。男さんと出会えたのは私にとって本当に幸いでした。こんなにもいい人が私のことを引き取ってくれて、今こうしてあなたの傍にいることができる。
今の私にとって、これが一番嬉しいことです」
男「……そういうことは真顔で言わないでくれ。それで、エルフのおばあさんとその学者のその後は……」
エルフ「わかりません。でも、きっと二人とも生きてはいないと思います。おばあさんはきっとあの時自分が死ぬことがわかっていて私を逃がしてくれたんだと思います」
男(……若いエルフたちによる変革か。やっぱり、戦争っていうのは何もかもおかしくさせるんだろうな。おばあさんはただ、平和に暮らしたかっただけだろうに……。
でも、僕もその戦争の熱に浮かされていた一人だ。そう考えると彼女がこんな風に家族を亡くして過ごさないといけなくなった責任は僕にもあるんだ……)
エルフ「奴隷になった時はやっぱり辛かったです。頼れる人は誰もいなくって、嫌なこと、悲しいことばかりが頭の中を占めて……。誰にも頼ることができなくて……」
男「エルフ……」
エルフ「でも、そのおかげで男さんと出会うことができたんです。辛いこともたくさんありましたけど、私は今幸せです。ですから……」
次の言葉を紡ごうとするエルフを男はそっと胸元に抱き寄せ、その口を閉じさせる。
男「うん、そうだね。今エルフが幸せなら僕も嬉しい。だから、これからの毎日も楽しく、笑って過ごしていけるものにしていこう」
エルフ「……はい」
過去は変わらない。それでも誰もが前へと進んでいく。暗く、悲しい出来事を糧にして。その先にある明るい未来をその手に掴むために……。
エルフ「……そ~っ」男「こらっ!」 before & after episode 「エルフ、その始まり」
これでエルフの過去話は終わりです。
次は男の過去話になります。
更新ペースが遅れてますが、ちゃんと書いていきますのでよろしくお願いします。
あと、携帯での更新しかできなくて、次スレ携帯で立てると変な風になりそうなので、どなたかに代行お願いしたいです。
だいぶ話しも進んできましたので初見さん用の簡単な説明もできたら置きたいです。
本当に簡単なあらすじなら>>878に書いてありますので、こちらを引用してくださっても構いません。
よろしくお願いします。
それと、男の過去の最初の最初は書けてあるのでそれだけ更新して今日はここまでにします。
あなたのことが……好きでした。
嫌われても、自分の存在を気にかけてもらえなくても。それでも……。
この想いが届くことは一生ないとそう……思っていました。
だから、最後に、私のために涙を流してくれたときは本当に胸が張り裂けそうになるほど嬉しかった。
これで終わりなのに、もう駄目なのに。まだ、生きていたい。あなたとずっと一緒にいたいと思ってしまうほど……。
私の知らないあなたの過去を知りたい……そう、願ってしまいました。
でも、私はもうあなたの傍にはいられない。それが、どうしようもなくもどかしくて、悲しい。
溢れる涙をこの手で拭き取ってあげたいのに力が入らない。
今もあなたの胸の内に残って血を流し続けるその傷を癒したかった。
瞼が重い……。段々と視界が暗く染まっていく。
ごめんなさい、男さん。私は……
……
…
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