小鷹「すまん星奈…2万貸してくれ…」(124)
星奈「また?」
小鷹「あぁ、今月苦しくてさ…」
星奈「小鷹アンタねぇ…今月でもう3回目よ?多分まだ返してもらってないの全額で30万は超えてるわよ?」
小鷹「ホンットすまねぇと思ってる…!」
星奈「ダメ、このままじゃ小鷹の為にもならない…だから悪いけど、貸せないわ」
小鷹「…そうか。俺たちの愛ってそんなもんだったんだな」
星奈「っ!?」
小鷹「はぁ…なんか悪かった…無理なこと言ってよ…」
星奈「…………っ」
小鷹「今日は小鳩の大好きな唐揚げにしようと思ったんだがな…」
星奈「………ょ…」
小鷹「え?なんだって?」
星奈「いいわよ…貸してあげる…」
小鷹「!!マジか星奈!」
星奈「うん…でも、もう次はないから」
小鷹「おう!分かってるって!サンキューな!」ギュ
星奈「ちょっ!///やめてよ小鷹!///恥ずかしいじゃない!///」
小鷹「じゃあな!絶対返すから!」
星奈「うん…」
ガチャバタン
星奈「また貸しちゃった…駄目だな私…小鷹に甘々だ…」
小鷹「よしっ!とりあえず資金GETだな」
小鷹「金も用意できたし…」ピッピッピ
~♪
小鷹「あ、もしもし。夜空か?」
夜空『ん?どうした小鷹?』
小鷹「いや、どうせ暇だし遊ばないか?」
夜空『へっ!?///…ゴホン…まぁいいが…前みたいに全員でとかはないよな?』
小鷹「大丈夫だって、俺と夜空。2人きりで遊ぼう」
夜空『う、うん…///分かった…なら駅で待ってる…///』
小鷹「おう、じゃあまた後でな」ピッ
小鷹「さて、と…」
小鳩「あ、あんちゃ~ん!」
小鷹「お、ただいま、小鳩」
小鳩「えへへ~」スリスリ
小鷹「あ、そうだ小鳩、なにかほしい物とかないか?」
小鳩「え!?買ってくれると!?」
小鷹「あぁ、ちょっと臨時収入があってな」
小鳩「やったぁ!あんちゃん大好きぃ!」ピョンピョン
小鷹「ははっ」
小鳩「そ、それじゃあんちゃん!!」キラキラ
小鷹「おう、なんでもいいぞ」
小鳩「こ、この、鉄のネクロマンサーの、杖!」
小鷹「お?…」
小鳩「…いい?」
小鷹「2、2万2980円か…け、結構するんだな最近のおもちゃって…」
小鳩「だ、ダメ?」ウルウル
小鷹「いや!いいぞ!買ってやる!」
小鳩「ほんと!!?」
小鷹「ああ!」
小鳩「やった!!あんちゃん大好きぃ!!」
ダキッ
プルルルルプルルルル
ガチャ
電話「こ、小鷹?こんな時間に何のようよ?」
小鷹「あ、あのな、あのぉ…」
電話「?」
小鷹「すっげえ頼みにくいんだけど、さ…」
電話「あ、アンタまさかまた?」
小鷹「た、多分それだ…」
電話「はぁ…」
小鷹「た、頼む!星奈!」
電話「……」
小鷹「頼む!」
電話「こ、今回で最後だからね!」
小鷹「ありがとう!星奈ってすっげえいい奴だな!天使みたいだ!」
電話「て…ふ、ふん!当然でしょ!」
なんですかこの鮮やかな乗っ取り
電話「で、いくらほしいのよ?」
小鷹「え、えーっとな…」
電話「……」
小鷹「……」
電話「今回だけはいくらでも貸してあげるから言って見なさいよ」
小鷹「5、5万円」
電話「わかった、明日学校に持っていく」
小鷹「ありがとう!!大好きだ!星奈!!」
電話「な、なに言ってんのよ!馬鹿!」
小鷹「じゃあ明日学校でな!」
電話「う、うん、それじゃ」
小鷹「あーい」
ガチャ
小鳩「スー…スー…」zzz
小鷹「買ってやるからな」
小鳩「あんちゃぁん…」ムニャムニャ
小鷹「ははっ」
~次の日 学校~
星奈「こ、小鷹!」
小鷹「お、はよーっす」
星奈「は、はいこれ!」スッ
小鷹「おぉ、だいぶいきなりだな」
星奈「こ、こういうのはさっさと済ませたいのよ」
星奈「だいたいアンタの為にやってんだからね!?」
小鷹「わ、わかってるって、ありがとう、星奈」
星奈「ど、どういたしまして」カァァ
小鷹「えーっと…」ピラッ
ピラッピラッ
小鷹「1、2」
星奈「……」
小鷹「3、4、5」
ピラッピラッピラッ
小鷹「うしっちょうどぴったりだな!」
星奈「ぎょ、行儀が悪いわね」
小鷹「そいじゃサンキュな、星奈!」タタタ
タッタッタ
星奈「あ、ちょっと待って!」
小鷹「ん?」ピタッ
星奈「……」モジモジ
小鷹「?」
星奈「……」カァァ
小鷹「用事がないなら行くぞ?」
星奈「あ、あの!また今夜家に来ない!?」
小鷹「…なんで?」
星奈「あ、…お、良い食材が手に入ったみたいで、そのぉ…」モジモジ
星奈「こ、今回はこ、小鷹、ひ、一人、で、なんて…」カァァ
小鷹「すまん、今日は小鳩の事で用事があるんだ、じゃな」タタタ
タッタッタ
星奈「あ…」
星奈「……」
星奈「……」シュン
~放課後 家~
小鷹「小鳩、帰ってるか?」
小鳩「あ、あんちゃん!まっちょったんじゃ!!」ソワソワ
小鷹「よし、じゃあ早速買いに行くか?」
小鳩「行く!!行く!!」
小鷹「ははっ、じゃあ行くぞぉ」
小鷹「杖!杖!」ニコニコ
スタスタ
~放課後 家~
小鷹「小鳩、帰ってるか?」
小鳩「あ、あんちゃん!まっちょったんじゃ!!」ソワソワ
小鷹「よし、じゃあ早速買いに行くか?」
小鳩「行く!!行く!!」
小鷹「ははっ、じゃあ行くぞぉ」
小鳩「杖!杖!」ニコニコ
スタスタ
~ショッピングモール~
小鳩「あ、あった!あ、あんちゃん!あった!!」
小鷹「ん~?どれどれ、おーよく見つけられたなぁ」
ナデナデ
小鳩「か、買って!買って!」ピョンピョン
小鷹「よしよし、買ってやるぞ」
小鳩「やった!」ニコニコ
~物陰~
星奈「小鷹、私から借りたお金で小鳩ちゃんにプレゼントを買ってたんだ」
星奈「そ、そういう事なら言ってくれれば良かったのに」スクッ
星奈「小鷹!」
小鷹「あ、あれ?星奈?」
小鳩「ひぃっ」ビクッ
星奈「こ、小鳩ちゃんへのプレゼントだったのね?」
小鷹「え?」
星奈「小鳩ちゃんに物を買い与えるために、私からお金を借りてたのね?」
小鷹「……」
小鷹「そうだ」
星奈「そうならそうと言ってくれれば、」
小鷹「それでな星奈」
星奈「?」
小鷹「今ちょうど金が少し足りなかったんだ」
星奈「そうなの?いくら足りないのよ?」
小鳩「あ、あんちゃん?そうなん?」
小鷹「黙ってろ小鳩」
小鷹「それでな、一万円足りないんだ」
星奈「い、一万円位なら交通費として持ってきたけど…」
小鷹「くれ」
星奈「で、でもこれあげちゃうと帰りのバスの運賃がなくなっちゃうのよね…」
小鷹「ステラさんに電話して迎えに来て貰えばいいだろ?」
星奈「う、うーん…」
星奈「……」
星奈「じゃ、じゃあ」モジッ
小鷹「?」
星奈「こ、小鳩ちゃんと、それと小鷹も一緒に家まで来て?」ドキドキ
小鷹「なんだ、そんな事かわかった」
星奈「ほんと!?」
小鷹「ああ」
小鳩「あ、あんちゃん?」
小鷹「大丈夫だ、俺に任せろ小鳩」
星奈「じゃあ、これ、はい一万円ね」ニコニコ
小鷹「サンキュー」
小鳩「……」ガサガサ
小鷹「買えてよかったな?小鳩?」
小鳩「う、うん…」チラッ
星奈「じゃ、じゃあ家に行こっか?小鳩ちゃん?」ニヘラ
小鳩「やっ!」ブンッ
星奈「うわっ」
星奈「はぁ、あぁん、つれない小鳩ちゃんも素敵!」デレデレ
小鳩「ふぇぇん!あんちゃぁん!」
ギュッ
小鷹「おい星奈、小鳩が怖がってるからやめてくれ」
星奈「あ、ご、ごめん、」ポッ
小鳩「……」
~帰り車の中~
星奈「それでね、今日は新鮮な野菜が手に入ってね、」ニコニコ
小鷹「…おい小鳩眠いか?」
小鳩「ふぁぁ…だいじょぶ…」
星奈「小鳩ちゃんも喜ぶと思うんだけどなぁ」
小鷹「……」
小鳩「……」
星奈「あ、それでね!」
今の終わったら適当に夜空の続きからやります
それまでは見守る頑張れ
~星奈の家~
星奈「とうちゃぁっく!」ニコニコ
小鷹「やけにテンション高いな…」
小鳩「…ぅぅん…」ムニャムニャ
星奈「さあ入って入って!」
小鷹「いや、俺達は帰るわ」
星奈「…え?」
小鷹「いや、家まで来ただろ?」
星奈「……」
小鷹「だから帰るわ」
小鳩「……」コックリコックリ
小鷹「小鳩も眠そうだし」
星奈「……」
小鷹「じゃあな」
小鷹「おい小鳩、歩けるか?」
小鳩「……」zzz
小鷹「しょうがねぇな、おぶっていくか…」
小鷹「よいっ…しょ…」
スタスタ
星奈「……」
>>30から
ー駅ー
小鷹「おっ!夜空~!」
夜空「小鷹!…ゴホン…何してたんだ?30分遅刻だぞ?」
小鷹「悪りぃ悪りぃ!お詫びに今日は俺の奢りでいいからよ、」
夜空「でもそれは小鷹に悪い、私もお金ならあるし」
小鷹「いいからいいから!奢らせてくれよ!」
小鷹「それで今日はどこ行く?映画でも行くか?」
夜空「……うん///」
小鷹「ふぅ…映画面白かったな!」
夜空「あぁ」
小鷹「おーし、飯でも食いに行くか?今日は財布にも余裕あるしさ、なんか食いたいものあるか?」
夜空「いや、小鷹の食べたいものでいい…でも良かったのか?」
小鷹「何が?」
夜空「小鷹は肉と付き合っているのだろう?なら私と映画とかは…」
小鷹「あ~、いいんだよ別に」
夜空「でも…」
小鷹「それに男女が2人で遊ぶなんて普通だろ?俺らはそういうのよく分からんがリア充の間では普通のことらしい」
夜空「…そんなものなのか?」
小鷹「そんなもんだって、星奈にも夜空と遊ぶって言ってあるしさ」
夜空「…そうか、そうだな!」
小鷹「そうそう!なら飯食いに行こうぜ!」
夜空「あぁ」
ごめん寝ちゃってた
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