少女「魔法少女の?」ネコ「マスコットにしてよ!」 (33)

思いついたのでちょっと書きます、短いです。

特に山なんかはありません。

では始めます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1367865476



??「そこの君!」

少女「ん?誰?」

??「下だよ下、ここだよ!」

少女「え?下って……猫?」

ネコ「初めまして、ボクはネコ、魔法少女のマスコットさ」

少女「……えっと、何の用かしら?」

ネコ「君からはものすごい魔翌力を感じる、さぞかし名のある魔法少女なんでしょ?もし良かったらボクを君のマスコットにしてよ!」

少女「……マスコットって、君を?」

ネコ「そうだよ!きっと役にたつよ!だから是非「待ったぁ!」誰だ!?」

???「久しぶりだなネコ」

ネコ「お前は!魔法少女マスコットのイタチ!」

イタチ「そんな奴の言うことは聞かなくていいぜ!お嬢ちゃん、今日からこのオレがお嬢ちゃんのマスコットになってやるよ」

少女「えっと?マスコットが2匹?」

ネコ「邪魔するな!この子はボクが先に見つけたんだぞ!」

イタチ「はっそれがどうした?お前よりもオレの方が役にたつぜ?お前なんか選ばれる訳が無いだろ」

??「役にたつというなら、マスコットはワタシで決まりね」

ネ・イ「「お前は!」」

少女「今度は鳥?」

トリ「こんにちはお嬢さん、私はマスコットのトリよ、そっちの二人と違って空も飛べる優秀なマスコットよ」

少女「はあ……」

ネコ「惑わされないで!ボクをマスコットにしてよ!」

イタチ「馬鹿やろう!マスコットにして貰うのはオレだ!」

トリ「見苦しいわよ?マスコットになるのはワタシよ、ねえ?魔法少女さん」

少女「あの……、私別に魔法少女じゃ無いんだけど」

ネ・イ・ト「「「……え?」」」

saga忘れてた

??「そこの君!」

少女「ん?誰?」

??「下だよ下、ここだよ!」

少女「え?下って……猫?」

ネコ「初めまして、ボクはネコ、魔法少女のマスコットさ」

少女「……えっと、何の用かしら?」

ネコ「君からはものすごい魔力を感じる、さぞかし名のある魔法少女なんでしょ?もし良かったらボクを君のマスコットにしてよ!」

少女「……マスコットって、君を?」

ネコ「そうだよ!きっと役にたつよ!だから是非「待ったぁ!」誰だ!?」

???「久しぶりだなネコ」

ネコ「お前は!魔法少女マスコットのイタチ!」

イタチ「そんな奴の言うことは聞かなくていいぜ!お嬢ちゃん、今日からこのオレがお嬢ちゃんのマスコットになってやるよ」

少女「えっと?マスコットが2匹?」

ネコ「邪魔するな!この子はボクが先に見つけたんだぞ!」

イタチ「はっそれがどうした?お前よりもオレの方が役にたつぜ?お前なんか選ばれる訳が無いだろ」

??「役にたつというなら、マスコットはワタシで決まりね」

ネ・イ「「お前は!」」

少女「今度は鳥?」

トリ「こんにちはお嬢さん、私はマスコットのトリよ、そっちの二人と違って空も飛べる優秀なマスコットよ」

少女「はあ……」

ネコ「惑わされないで!ボクをマスコットにしてよ!」

イタチ「馬鹿やろう!マスコットにして貰うのはオレだ!」

トリ「見苦しいわよ?マスコットになるのはワタシよ、ねえ?魔法少女さん」

少女「あの……、私別に魔法少女じゃ無いんだけど」

ネ・イ・ト「「「……え?」」」



ネコ「え?だってすごい魔力を持って」

少女「いや知らないけど」

イタチ「とんでもない魔法を」

少女「使えないわよ」

トリ「人知れず魔物を倒したり」

少女「してないわよ」

ネ・ト・イ「「「……」」」

少女「えっと……あなた達は魔法少女のマスコットになりたいのよね?」

ネコ「うん」

少女「それで私は強い魔力を持っている、だから魔法少女だと思った」

イタチ「そうだ」

少女「まあそれを一応信じるとして、試しに訊くけど、私を魔法少女にしたりとか」ワクワク

トリ「無理よ」

少女「何で?契約したりとか、ステッキを渡したりとか」

ネ・イ・ト「「「だってただのマスコットだもん(だからな)(ですから)」」」

少女「……つまり、何かこう偵察とか、肩に乗ったりとかしか出来ないの?」

ネ・ト・イ「「「うん」」」

少女「……そうなんだ」



少女「……えっと、そもそも魔法少女って、どうやってなるの?」

ネコ「いろいろだよ、契約が出来るマスコットと契約したりとか」

イタチ「魔法のアイテムで変身したりな」

トリ「単純にそういう家系だったりですね」

少女「つまり、そういうマスコットがいない魔法少女を探して、そのマスコットになりたいのね?」

ネコ「まあ平たく言えばそうだね、でも魔法少女にはマスコットがつきものなんだよ!」

イタチ「マスコットのいない魔法少女なんざ、魅力も人気も半減だからな」

トリ「そんな魔法少女の為に、ワタシ達みたいなフリーのマスコットが必要なのよ」

少女「……何か間違ってる気がするけど、じゃあもう私は関係ないのよね?魔法少女じゃ無いんだし」

????「それが、関係あるんですよね」

少女「え?誰?」クルッ

ネ・イ・ト「「「ドラゴン先生!」」」

ドラゴン「初めまして、人間の少女よ、私はこの子達の担当のドラゴンです」

少女「えっと、あなたもマスコットなの?」

ドラゴン「元ですがね、今はマスコット学校で教師をしています」

少女「マスコット学校?何なのそれ?」

ドラゴン「そのままマスコットの学校です、この子達のようなマスコットを育て、立派なマスコットとして魔法少女のサポートをさせる、それがマスコット学校なのです」

少女「そ……そうなんだ、でも私は魔法少女じゃないし、関係なんて」

ドラゴン「それはこちらの、というよりはこの子達のミスですね、あなたを魔法少女だと勘違いしたのですから」

ネ・イ・ト「「「すみません」」」

少女「えっと何か問題が?」

ドラゴン「……言いにくいですが、あなたには魔法少女の代わりをやってもらいたいんです」

少女「……え?」



少女「あのー、それはどういう?」

ドラゴン「……実はこの子達はまだ正式なフリーマスコットではありません、まだ学生なんです」

少女「フリーマスコットって、フリーライターみたいに」

ドラゴン「今日はこの子達の卒業試験でした、フリーの魔法少女にマスコットにしてもらい、しっかりサポートできれば、晴れて卒業しフリーマスコットになれる……はずだったんですが」ハァ

少女「何か分かってきたかも」

ドラゴン「基本的に魔法少女に声を掛けるのは一回なんです、初めに声を掛けた魔法少女とコンビを組む、それが決まりなんですが」チラッ

イ・ト「「うっ」」

ドラゴン「あなたの魔力が非常に強かった為に、イタチ君とトリさんまであなたに声を掛けてしまった、まあネコ君も失敗していた訳ですが」

ネコ「だってすごい魔力だったからてっきり」

少女「……大体分かったわよ、つまり私がこの子達をマスコットにして、魔法少女の代わりをして、卒業試験を手伝えばいいのね?」

ドラゴン「理解が早くて助かります、無論断っても構いませんよ?どうしても嫌だと言うなら、あなたは普通の人間なのですし、あなたに声を掛けたのはこの子達のミスですから」

ネ・イ・ト「「「……」」」ジー

少女「……はぁ、分かったわよ、やるわよ!私がやらなきゃこの子達が留年しちゃうんでしょ?それは可哀想だし、あなたも困るんでしょ?」

ドラゴン「まあ大体そんな感じですね、引き受けてくださってありがとうございます、……で?誰をマスコットにしますか?」

少女「それを訊くの?この状況で?」

ドラゴン「……ありがとうございます、お前達!今日から試験中はこの人がお前達のパートナーだ、普通の人間なのだから三人で力を合わせてサポートするんだぞ」

ネ・イ・ト「「「ええー」」」

ドラゴン「喧嘩するなら、即失格だな」

ネ・イ・ト「「「頑張ります!」」」

少女「……はぁ、何やってるんだか、……でもまぁ……退屈はしなさそうね」

いつの間にかこんな時間に、さすがに寝ないとマズいので寝ます、もし見てくださる方がいたらすみません。
基本的に書きためはせずに暇な時間何かに書いていきたいと思います、なので更新は不定期で、一応sage更新で行こうかと思っています。
ではまた時間がとれましたら、必要ない気もしますが、一応トリはつけておきます。



少女「それで?具体的には何をすればいいの?というか何か私でも使えるような魔法の道具とか無いの?」

ドラゴン「残念ながら、それは私の管理下には無いですね、あなた達四人が自力で頑張るしか」

少女「いやいや、私一般人よ?魔力があるか知らないけど、魔法とか何にも使えないのよ?」

ドラゴン「ですから断っていただいても構いませんよ?」

少女「うぐぅ……、まずは何をするの?」

ドラゴン「まず試験のノルマですが、ポイント制で50ポイントです」

少女「50回も何かするの?」

ネコ「違うよ、試験では魔法少女の基本的な活動をサポートするんだけど、怪物退治とか人助けとか、色々あるんだ」

イタチ「そんで怪物退治は5ポイント、人助けは1ポイントが基本で、うまくサポート出来ればボーナスがつくんだ」

トリ「因みに過去の最高記録は、ボーナスだけで25ポイントですよ、怪物を5体倒しただけで試験を突破したマスコットがいるとか何とか」

少女「……えっと、私が怪物退治は無理よね?やっぱり人助けで地道に行くしか無いわね」ハァ

ドラゴン「……それも難しいですけどね、怪物退治と違って人助けは少々厳しいんですよ、倒せば終わりの怪物退治と違って、明確なクリアの指針が無いので」

トリ「過去の記録では確か……、百人の手伝い何かをしても6ポイントしか貰えなかったとか」

少女「いやいや……、え?待ってよ?何か最初から詰んでない?どうしようも無くない?」

ドラゴン「まあ何とかなると思います、私も上に掛け合って審査を緩くして貰えないか試してみます」

少女「あーうん期待しないで頑張るわ……、そういうのって大抵例外は認めないもんね」ハァ



ネコ「……その、ゴメンねボクが声を掛けたばかりに、こんな事になっちゃって」

少女「いいのよ、引き受けたのは私だし、それにまあ……、魔法少女とかに憧れた事も無くはないしね」ボソッ

ネコ「……ありがとう、これからよろしくね」

少女「まあ今日の所は家に帰りましょう、人助けするにしてもまずは困ってる人を探さないといけないし」

イタチ「そうだな!じゃあオレは簡単に辺りを見てくるぜ!もしかしたら困ってる人間がいるかもしれないしな」タタッ

トリ「じゃあワタシは空から、そうね……ネコは彼女についててあげて、それで何か見つけたらワタシにも報せてちょうだい」バササ

ネコ「行っちゃった、まあいいか……じゃあ君のって、そういえばまだ名前を聞いてなかったね」

少女「そうだっけ?私は少女よ改めてよろしくね」

ドラゴン「!」

ネコ「うんよろしく」

ドラゴン「……では私はこれで、あなた達がうまくいく事を祈ってますよ」スゥゥ

少女「消えた!?さすがに魔法少女のマスコットね、……ネコは消えれるの?」

ネコ「一応ね、ただある程度魔力を持っていると見えちゃうけど」

少女「そっか、じゃあせっかくだし私の肩に乗って姿を消しててよ、いかにもマスコットって感じだし」

ネコ「分かったよ」スタッスゥ

少女「んー?少し薄くなったような」

ネコ「少女ちゃんは魔力が高いからね、ボク位じゃあどうやっても見えちゃうよ」

少女「ふーんまあいいや、とりあえず帰ろ?今日は色々あって疲れたし」スタスタ

ネコ「そうだね」


少女「……大丈夫?」スタスタ

ネコ「意外とバランスが、うわっとっと」グラグラ



少女「いい三人共、しっかりと姿を消しててよ?いきなりこんなに連れて帰ってきたらお母さん驚くから」

ネコ「分かった、少女ちゃんに迷惑かけたくないしね」

イタチ「任せな!普通の人間になんざみつかんねえよ!」

トリ「さあ入りましょう」

少女「大丈夫かな?……ただいまー」ガチャバタン

ネ・イ・ト「「「お邪魔しまーす」」」ボソボソ

少女「お母さんいる?」スタスタ

母「あらお帰りなさい、ご飯もうすぐだからね」

少女「うん分かった」スタスタ

ネ・イ・ト(((……)))ササッ

少女(……バレてないよね?)ガチャバタン

少女「ふぅ……、どうやらお母さんには見えてなかったみたいね」

ネコ「勿論だよ」

イタチ「あのくらいなら楽勝だぜ!」

トリ「まあ念のために強めに消えていましたけどね」

少女「ふーん、まあうまくいったからいいわ、晩ご飯は……そういえばあなた達って何を食べるの?」

ネコ「普通に何でも食べるよ、お肉でも野菜でも」

イタチ「どんな魔法少女のマスコットにでもなれるようにな、何でも食べれるんだマスコットってのは」

トリ「まあ見た目は違うから、食べやすい物や食べにくい物はあるけどね」

少女「うーんみんなの食事を何とかしないとね、まあ今日は後で適当に持って来るから、考えるのは明日にしましょ」

ショウジョーゴハンヨー

少女「はーい!じゃあ行ってくるから、大人しく待っててね」ガチャバタン

少女(ご飯かぁ、やっぱりクッキーとかよりも、ちゃんとしたご飯の方がいいよね?)ウーン



少女(あの子達のご飯どうしようかな?ファーストフードじゃ高くつくし、自分で作ろうにもお母さんが居るし)モグモグ

母「ああそうだわ、お母さん明日からちょっとお父さんの所に行ってくるから」モグモグ

少女「お父さんの?何かあったの?」

母「仕事が少し長引きそうなんだって、だからちょっと様子見にね、ついでにご飯も作ってあげるの」モグモグ

少女「じゃあ何日かは私一人?」

母「そうなるわね、戸締まりとか気をつけるのよ」

少女「うん分かった」

少女(良かった、これで少し安心かな、……何作ろうかな?)モグモグ



少女「お待たせ」ガチャ

ネコ「あっ少女ちゃん」

少女「とりあえずはいこれ、適当にパンとかだけど」

イタチ「ありがとよ!」

トリ「あら結構美味しいわね」

少女「それと明日から何日か、お母さんがいないから、私がご飯を作ってあげるわ」

ネコ「本当?楽しみだな」

少女(……ネコとイタチはともかく、トリはスープは無理かな?)

少女「まあいいか、とりあえず今日はもう寝て、明日から本格的に始めましょ」

ネ・イ・ト「「「了解」」」



ネコ「起きて少女ちゃん、もう朝だよ」ユサユサ

少女「ん?んーおはようネコ、他の二人は?」

ネコ「辺りを見てくるってさ、すぐに帰ってくるよ」

少女「そっか……んー!よしおはよう、学校の用意しないとね」

ネコ「学校かぁ、ボクたちもついていくね、何かあるかもしれないし」

少女「ちゃんと見つからないようにするのよ?まあ見つかっても追い出される位だろうけど」

ネコ「うん気をつけるよ」

コンコン

イタチ「ただいま!特に問題は無いみたいだぜ」

トリ「まさに平和って感じね」

少女「お帰りなさい二人共」ガラッ

ネコ「少女ちゃんは学校だってさ」

イタチ「学校か……じゃあオレ達はのんびり待つか」

トリ「何かあったらワタシ達に言ってね」

少女「うん、さてとこれでよしっと、じゃあご飯食べて行こうか」

少女(この子達の朝ご飯は途中で買うとして、お昼ご飯も一緒かな?でも何がいいかな?)スタスタ

少女「おはようお母さん」

母「あらおはよう、昨日言った通りお父さんの所に行ってくるから、鍵とか忘れないようにね?」

少女「はーい、お母さんも気をつけてね」

母「ええ、さあご飯食べていってらっしゃい」

少女「うんいただきます」



少女「……流石にちょっと重いわね」ググッ

ネコ「まあボク達を全員乗せてたらね」ミギカタ

イタチ「無理はするなよ少女」ヒダリカタ

トリ「ファイトよ少女さん」アタマ

少女「ぬぬっ、……やっぱりイタチとトリは降りて、今日はネコだけで」

イタチ「あいよ」ヒョイ

トリ「分かったわ」バササ

少女「ふう……少し楽になったわね、魔法少女って結構力があるのね」

ネコ「うーんまあそうだけど、マスコットは大抵一人に一体だからね」

少女「それもそうか、っとそうだ、とりあえずコンビニであなた達のご飯買わなきゃね」スタスタ


??「あれは……」



少女「じゃあ行ってくるね」スタスタ

ネコ「いってらっしゃい、……うーんどこで待とうかな?」

トリ「屋上ならちょうどよさそうね」

イタチ「まあのんびりしてようぜ、オレ達だけじゃする事も無いし」

ネコ「そうだね」



少女「おはよう」

友「あっおはよう少女、ちゃんと宿題やってきた?」

少女「あっ……、忘れてたよどこだっけ?」

友「教科書の……ほらここ、数学は3限だからそれまでは大丈夫だよ」パラパラ

少女「ありがと友、ちゃっちゃとやっちゃうわ」

友「うん……、あれ?髪が乱れてるよ?」

少女「ん?あー本当だ、ありがとうね」サッサッ

友「何だか何かが乗った跡みたいに見えたけど?」

少女「あはは気のせいだって」

少女(トリを乗せるなら帽子がいるわね、それかバンダナか)



少女(うーん……、学校が終わったら困ってる人を探して、助けて回るかな?でもあくまで魔法少女としてなんだよね?普通に手伝ったりするだけじゃダメかも?)ウーン

先生「ここはテストに出るからな?しっかり覚えておくように」

少女(テストか……、そういえばこれは卒業試験なんだよね?期限とかあるのかな?人助け100回分位は時間があるみたいだけど)

先生「それじゃあここを、ふむ少女やってみろ」

少女「はい(後で確認しとこう)えっと……」ススッ

先生「んーおしいな、そこ間違ってるぞ、正解は--だ、席に戻っていいぞ」

少女「ありゃりゃ(やっちゃったよ、今は授業に集中した方がいいかな)」スタスタ

キーンコーンカーンコーン

先生「それじゃあここの問題は宿題にしておくぞ、ちゃんとやってくるように」

少女(宿題もやらなきゃね、……あれ?結構きつい?人助けに買い物晩ご飯、最後に宿題かぁ……)ハァ

友「ねえ少女、今日は何だか上の空だけど、悩み事でもあるの?」

少女「いや?悩み事じゃなくてね、今日から何日か一人なのよ、それで晩ご飯は何作ろうかな?とか考えててさ」

友「そうなんだ、大変だね」

少女「大した事は無いわよ、……それはね」

友「?」

少女(少なくとも魔法少女絡みの問題と比べたらね)



少女(どこに居るか聞き忘れてた、まあ屋上か校舎裏かな?何か連絡手段はないかしらね、……テレパシー辺り、いやいっそ姿を消して隣に?)ギギィ

ネコ「あっ少女ちゃん、もうお昼ご飯の時間?」

少女「……誰もいないよね?」キョロキョロ

イタチ「オレ達以外は誰も来なかったぜ」

少女「そっか、はいこれ一緒に食べよ?」ガサッ

トリ「ありがとう、ぅむぅむふむこれも美味しいわね」カッカッ

少女「ところでさぁ、まだ聞いてない事があったんだけど、試験の制限時間とかってどの位?」モグモグ

ネコ「えっと一応2カ月かな?厳密に言えば違うけど」ムグムグ

イタチ「オレ達フリーマスコットは、2カ月毎に魔法少女と契約更新してるんだ、だから一応それが期限というか目安だな」バクバク

少女「契約し直すの?ずっとじゃないんだ」

トリ「まあワタシ達フリーマスコットは、変身や魔法の発動なんかには関係ないから、ビジュアルや相性、場合によっては魔法少女の気分なんかで替わるのよ」

少女「また新たな事実が……、何かあれね、魔法少女って思ってたよりかなりドライなのね」モグモグ

ネコ「勿論試験で組んだマスコットを、ずっとパートナーにしてる魔法少女も沢山いるよ」ムグムグ

イタチ「ドラゴン先生のパートナーがそうだな、そいつが魔法少女をやめるまで、5年間一緒にいたらしいぜ」バクバク

トリ「まあ毎回マスコットを替える魔法少女もいるけどね」

少女「ふーん……、魔法少女かぁ……、ん?あっそろそろ行かなきゃ、じゃあ帰る時にね」モグモグ

ネ・イ・ト「「「了解」」」



??「……ふむ」



少女(やっと終わった、さてとまずはあの子達を)スクッ

友「あっ少女ちょっと待って、この後一緒に喫茶店行かない?」

少女「あーごめん、ちょっとやる事があるから、また今度誘ってよ」

友「そっか今日から一人なんだっけ、色々気をつけてね」

少女「ありがと友、じゃあまた明日ね」スタスタ

友「うんまた明日!」

少女(うーむ、こういうのもあるし、色々考えないとね)


少女(えっとどこにいるかな?)キョロキョロ

ネコ「少女ちゃん」ヒョコッ

少女(いたいた、……とりあえず周りに人がいない場所に)タッタッタッ

ネコ「待ってー」タタタッ

少女「この辺なら大丈夫かな?おいでネコ」

ネコ「えいっ」スタタッ

少女「あの二人は?」キョロキョロ

ネコ「適当に町を見てくるって、ちょうどこの公園に帰ってくるよ」

少女「そっか……あぁそうだ、ねえ昼休みに聞くの忘れてたんだけど、テレパシーみたいな、何かみんなとの連絡手段とかってないの?」

ネコ「テレパシーかぁ、使えるマスコットもいるけど、基本的には一部だね、魔法少女なら使えるかもしれないけど」

少女「やっぱりダメかぁ、まあ仕方ないわね、なるべく分かりやすい場所とかに集まったりする事にしましょう」

ネコ「うん」

イタチ「おーい!」タタタッ

トリ「これといって居なかったわね」バサバサ

少女「お帰り、それじゃあ改めてみんなで探そうか」スタスタ



 -----

「ありがとうねお嬢ちゃん」「助かったよ」「お姉ちゃんありがとう!」

 -----

少女「はぁ疲れた、結構手伝いとかしたけど、ポイントになってるのかな?」

イタチ「今は分からねえが、まあ後で分かるだろ」

トリ「今は出来る事をしましょう」

少女「そうだね、でもまあ今日はここまでかな?晩ご飯の準備もあるし」

ネコ「晩ご飯は何?」

少女「そうね……、まあスーパーで材料を見てから決めましょう」スクッ

ネコ「楽しみだなぁ」

少女(煮物かな?それとも野菜炒めとか?ご飯どの位あったかな?)スタスタ

 -----

少女(ジャガイモが安い、肉じゃがかカレーか、シチューもいいわね)ヒョイ

少女(あっインゲンも安い、やっぱり肉じゃがにしよう、となると糸こんも……いやいらないかな?)ヒョイ

少女(あーでもどの位作ろうかな?二人前でいいのかな?でも小さいのに意外とたくさん食べたりして、三人前?いっそのこと四人前作って残りは明日かな?)ウーン

少女(あっそうだ洗剤買っておかなきゃ)スタスタ


??「……」

 -----

少女「お待たせみんな、買って来たよ」ガサッ

ネコ「いろいろあるね」

少女「一応足りなかった時とかに食べる物をね」

イタチ「おおー、じゃあ帰ろうぜ腹も空いたしな」

トリ「あまり食べ過ぎないのよ?」

イタチ「いやオレよりもお前の方が食べるじゃん」

トリ「ワタシは飛ぶから余計に体力を使うのよ」

少女「ははは……、まあその辺で、おいでネコ」

ネコ「うん!」タタタ

イタチ「むう……明日はオレな!」

トリ「じゃあ明後日はワタシね」

少女(いつか三人共乗せたまま歩きたいな)



少女「ただいまーと言っても、お母さんはいないけどね」ガチャ

ネ・イ・ト「「「ただいまー」」」

少女「さてと、じゃあ早速作るから、少し待っててね」スタスタ

ネ・イ・ト「「「はーい」」」

少女「肉じゃが……、やっぱり4人分作ろうかな」ガサガサ

少女(まずは野菜を切ってと、何でも食べるって言ってたし、好き嫌いは……あるのかな?)トントントン

 -----

少女「こんなものかな?……うん美味しい、みんな出来たわよー」

ネコ「いい匂いだね」トコトコ

イタチ「美味そうだな」タタタッ

トリ「早く食べましょう」バサバサ

少女「はいはい、じゃあお皿についで、はいどうぞ」

ネコ「おおー」キラキラ

イタチ「こいつぁいいなぁ」ペロリ

トリ「早く、早く食べましょう!」

少女「分かったから、じゃあいただきます」

ネ・イ・ト「「「いただきます」」」

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