グリシャ「尻を出しなさい!!」(19)
エレン「やめてよ父さん! なにをしようとしているの!!」
グリシャ「早く出しなさい!」
エレン「いやだ! 母さんが死んで父さんはおかしくなったんだ!!」
グリシャ「いいから出しなさい!」
エレン「さっきからそれの一点張りじゃないか!」
グリシャ「何度でも言うぞ、尻を出すんだエレン!」
エレン「出さないって言ってるでしょ!」
グリシャ「ちょっとだけでいいから!」
エレン「ダメだよ! 男の『ちょっとだけ』は信じちゃいけないって母さんが言ってたんだ!」
グリシャ「母さんは信じたぞ! その結果お前が生まれた!」
エレン「やめてよ! 聞きたくないよ!」
グリシャ「さあ出すんだ! 人類の未来のためなんだ!」
エレン「どうしてそうなるんだよ!」
グリシャ「いろいろあるんだ! 本当だ!」
エレン「嘘だろ! どういう色々が人類の未来と俺のケツを結びつけるんだよ!!」
グリシャ「ええい、もう辛抱たまらん! さっさと出せ!!」
エレン「今『辛抱たまらん』とか抜かしたか!? 本性表したな変態オヤジ!!」
グリシャ「何故わかってくれないんだエレン! お前も男だろ!!」
エレン「男だからこそだよ!」
グリシャ「クソ……女も作っておけばよかった!」
エレン「娘だとしてもアウトだよ! ミカサもダメだからな!!」
グリシャ「何を馬鹿なことを。親子だから良いんだろうが!」
エレン「こんなのが父親かと思うと涙が止まらない」
グリシャ「さあ尻を出せエレン!!」
エレン「やめてってば!!」
エレンの ボディブローが グリシャの 脇腹を襲う!
グリシャ「うぐう!?」
エレン「ご、ごめん。つい」
グリシャ「ぐうう、いつの間にこんな鋭いパンチを……」
エレン「伊達に人間2人殺してないよ」
グリシャ「悪魔の末裔め……」
エレン「アンタの子だよ」
グリシャ「仕方ない。今回は諦めるか」
エレン「次回はないよ……」
グリシャ「と見せかけて喰らえーーーー!!」
グリシャは エレンの首筋に スタンガンを押し当てた!
エレン「ガッ―――!?」
グリシャ「ハァーーーーッハッハッハーーーー!! 掛かったな馬鹿め!!」
エレン「なにを……? 体が動かない……」
グリシャ「内地の発明で電気警棒と言う。体に電流を流したんだ、場合によっては死ぬぐらいの強さでな」
エレン「息子になんて危険なことをするんだ……」
グリシャ「さあ、尻を出せ……って体が動かないのか。仕方ない、私が脱がせてやろう」
エレン「やめろ……やめろ……」
グリシャ「この注射のせいでお前に記憶障害が起こる」
グリシャは 陰部を 露出した
エレン「お願いだよ父さん……やめてよ……」
グリシャ「エレン、ミカサやアルミンを助けたいなら……な?」
エレン「や……やだ……」
グリシャ「な? もうこんなになっちゃったから……な?」
エレン「ひっ……やめて、ズボンを下ろさないで」
グリシャ「な?」
グリシャ「な?」
グリシャ「な?」
グリシャ「……ナッ!」
エレン「アッ――――――!!」
アルミン「久しぶりだね、エレン」
エレン「おお、アルミンか! 久しぶりだな、兵団の仕事は順調か?」
アルミン「ぼちぼちかな。エレンの方は順調そうだね」
エレン「まあな。本当は仕事なんて入らない方がいいんだけど……」
アルミン「はは、君らしいや。でもエレンは調査兵団に入るんだと思ってたよ。どうしてこの……迷子専門の探偵に?」
エレン「さあ……よくわからないんだ。でもなぜか酷い目に合わされている子供を放っておけなくてさ」
アルミン「そういえば口癖のように言ってたよね。なんだっけ……ちょっと言ってみてよ」
エレン「ああ、あれか」
エレン「駆逐してやる……性犯罪者を……1匹残らず!!」
おしまい
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