紅莉栖「対象者が誰をオカズにしたか判断するガジェットか……」(412)

紅莉栖「対象者にこのヘッドセットを被せ、そこから感知した脳波から、対象者が使用したオカズを判断する」

紅莉栖「ふうむ……」

紅莉栖「全く、なにやってるのかしら。軽い息抜きに開発室のガラクタでこんなもの作るなんて……」

紅莉栖「そ、それにオカズを読み取るとか! 橋田のHENNTAIじゃあるまいし……」

紅莉栖「……」


紅莉栖「岡部って、いつ抜いてるんだろ……」

紅莉栖「ね、ねえ、岡部。ちょっといい?」

岡部「なんだ助手。やっと開発室を明け渡す気になったか。全く、朝からずっと独占しよって……」

紅莉栖「助手じゃねーし。それより、その……」

岡部「む? なんだ、その手にある物は。それが貴様の開発した新しいガジェットか?」

紅莉栖「ま、まあね。それで、あんたに少し頼みごとがあるんだけど……」

岡部「……おい、まさか俺にそのガジェットの実験体になれと言うのではないだろうな?」

紅莉栖「くっ……変に察しがいいわね。そうよ」

岡部「断る!貴様の開発した魔具に何度この俺が……」

紅莉栖「あら? 狂気のマッドサイエンティストさんはこんな簡単な実験もできないのかしら?」

岡部「ぐぬぬっ」

紅莉栖「そんなに警戒しなくていいわよ。これを被るだけでいいから」ヒョイ

岡部「なに? それだけか?」

紅莉栖「ええ、特に刺激も与えないから安心しなさい」

岡部「ふむ、それならいいが……しかし、そんな簡単なことなら自分でやればいいのではないのか?」

紅莉栖「色んな人のサンプルが欲しいのよ。私自身にはもう試してあるわ」

紅莉栖(正常に機能してたわ。ま、まあ……その、私のオカズなんて一人だけだし)チラチラ

岡部「そんな事なら、いいだろう。しかし!この鳳凰院凶真がわざわざ貴様の実験体になってやるのだ!必ずや素晴らしいガジェットを完成させるのだぞ!」

紅莉栖「わかってるわよ」

岡部「よし、被ったぞ」

紅莉栖(……読み取り、開始)

ピッ

該当なし

紅莉栖(えっ……)

岡部「どうかしたか?」

紅莉栖「い、いえ、別に……ガジェットは正常に機能してるわ。ありがとう。今日はもういいわ」

岡部「なに? もう終わりか?」

紅莉栖「あくまでサンプルの回収だしね。すぐに終わるのよ。色々と調べてみたいこともあるし、しばらく毎日サンプルを取らせてもらうけど、いいかしら?」

岡部「まあ、この程度のことなら構わんが……」

紅莉栖(該当なし……? このガジェットは大体過去一週間のオカズを観測できる)

紅莉栖(つまり、岡部は少なくとも、ここ一週間は抜いていない?)

紅莉栖(思い返せば、岡部は基本的にラボで寝泊りしてる)

紅莉栖(橋田と違ってラボで抜くようなことは少なくともないだろうし……)

紅莉栖(つまり、溜まってるってこと?)

紅莉栖(まゆりから聞いた話によると、たまに実家に戻る時もあるみたいだから、その時に抜いてるのかしら)

紅莉栖「ふんむ……」

次の日

ガチャ

紅莉栖「ハロー、ってあれ、今日はまゆりだけ?」

まゆり「クリスちゃんトゥットゥルー♪ うん、そだよ」

紅莉栖「岡部が来てないなんて珍しいわね」

まゆり「オカリン、今日はたぶん実家に帰ってるとおもうよ?」

紅莉栖「えっ、そうなの?」

まゆり「うん、多分だけど……オカリンって今日くらいにはいつも帰ってるよ」

紅莉栖(いつも? つまり周期的に帰る日が決まっている?)

紅莉栖(これは、もしかしたら明日、岡部のオカズが分かるチャンスかも……)

まゆり「う~ん、やっぱりオカリン疲れてるのかなあ」

紅莉栖「まあ、誰だって家に帰りたくなる時もあるわよ」

まゆり「えっとね、そうじゃなくて……オカリンがお家に帰る日の前ってね、なんだかとっても辛そうな顔してるの」

紅莉栖「辛そう?」

まゆり「うん、なんだが、何かを我慢してるような……」

紅莉栖(これって……)

まゆり「それでね、お家に帰った次の日には、とっても元気になってるんだ」

紅莉栖(……確定ね)

紅莉栖「ま、まああいつも徹夜が多いし、疲れてるのよ、きっと」

まゆり「それでね、この前もオカリンが辛そうにしてたからまゆしぃがオカリンに元気を分けて上げたのです!」

紅莉栖「えっ……?」

まゆり「そしたらね、オカリン。とっても元気になってくれたんだ~えへへ」

紅莉栖「ね。ねえ、まゆり」

まゆり「なあに?」

紅莉栖「げ、元気を分けてあげるって、その……なにをしたの?」

紅莉栖(ま、まさか!? 私の知らないところで岡部のオカリンがまゆりのまゆしぃにトゥトゥルーしてたとでもいうの!!!!??)

紅莉栖(あのガジェットで読み取れなかったのも、自慰じゃなくて合体しからじゃ……)

紅莉栖「ら、ラボはラブホじゃないんだからな!!」

まゆり「ほ、ほえ!? く、クリスちゃん!?」オロオロ

紅莉栖「ご、ごほん、ごめん。今のは聞かなかったことにして……」

まゆり「う、うん……、え、えっとね?まゆしぃがしたのはクリスちゃんが思ってるようなことじゃない、と思うよ?」

紅莉栖「ふぇ?」

まゆり「えっとね、オカリンをむぎゅうってしてあげたの」

紅莉栖「えっ?」

まゆり「そしたらね、オカリンもまゆしぃの事を抱きしめてくれて……えへへ」

紅莉栖(な、なんだ、そんな事か……よかった、私の考え過ぎね)

紅莉栖「……」

紅莉栖(いやいやいやいや……岡部を抱きしめる!?? 裏山過ぎだろjk……これでごはん何倍いけるかと思って……)

まゆり「そしたらね、オカリン。突然トイレに行っちゃって……帰ってきたらいつもの元気なオカリンに戻ってたのです」

紅莉栖「」

紅莉栖「」

まゆり「クリスちゃん? どうしたの?」

紅莉栖「い、いえ、何でもないわ……」

紅莉栖(まさかラボで暴発させるなん……まゆりが気づいてない事が救いね)

まゆり「だからね、またオカリンが疲れてたらまゆしぃがぎゅうって……」

紅莉栖「ダメよ!」

まゆり「ほえ?」

次の日

岡部「フーハハハ!やはりラボはいい!こここそが鳳凰院凶真bにもっとも相応しい聖域だ」

紅莉栖「朝から厨二病全快ね……」

紅莉栖(岡部のテンションがかあんり高い……これは間違いなく抜いたッ!)

紅莉栖「ねえ、岡部。今日もサンプルいいかしら?」

岡部「むっ、そういえばそんな約束をしていたな。いいだろう!今日は気分がいい!必ずや素晴らしい結果が出ると宣言しておこう!」

紅莉栖「はいはい、じゃ、これ付けて」

岡部「うむ」

紅莉栖(そうね、さぞ素晴らしい結果が取れるでしょうね……読み込み、開始)ピッ
 
閃光の指圧師 23 バイト戦士 15 まゆり18回 ルカ子13 フェイリス3 小動物 4 助手 1

紅莉栖「」

次の日

岡部「フーハハハ!やはりラボはいい!こここそが鳳凰院凶真bにもっとも相応しい聖域だ」

紅莉栖「朝から厨二病全快ね……」

紅莉栖(岡部のテンションがかあんり高い……これは間違いなく抜いたッ!)

紅莉栖「ねえ、岡部。今日もサンプルいいかしら?」

岡部「むっ、そういえばそんな約束をしていたな。いいだろう!今日は気分がいい!必ずや素晴らしい結果が出ると宣言しておこう!」

紅莉栖「はいはい、じゃ、これ付けて」

岡部「うむ」

紅莉栖(そうね、さぞ素晴らしい結果が取れるでしょうね……読み込み、開始)ピッ
 
閃光の指圧師 15 バイト戦士 18 まゆり13回 ルカ子3 フェイリス4 小動物 1 ダル 23

紅莉栖「」

紅莉栖「……だよ、これ」

岡部「どうした、助手。急に黙り込みおって。何かガジェットに不具合でも生じたのか?」

紅莉栖「なんだよこれ!!」

岡部「」ビクッ

紅莉栖「……ねえ、岡部。昨日は何してた?」

岡部「なに?なぜそんなこと……」

紅莉栖「いいから答えなさい!」

岡部「」ビクン

岡部「な、何って……別に、ただ家に帰っていただけだ」

紅莉栖「家て、ナニしてたの……?」

岡部「ふん、なぜそんな事まで貴様に言わねばならんのだ」

紅莉栖「……」

岡部「わ、わかった、言うから、そんな眼で睨むでない……」

紅莉栖「ナニ、してたの」

岡部「……てた」

紅莉栖「わんもあ」

岡部「だから、寝てたんだよ!ずっと!ベットで!」

紅莉栖「嘘ね」

岡部「は、はあ!?」

紅莉栖「いいから、本当のことを言いなさい」

岡部「だ、だから!本当に家で自分の部屋にこもって寝ていただけだ!」

紅莉栖「そんなわけあるか!そんなわけあるか! ベットの上でラボメンガールズ+αのフルコースセットを楽しんだくせに!」

岡部「な、なんの話をしている!?」

紅莉栖「まだ白を切るつもり!?さっさと白状しなさいよゼツリン!」

       _
     σ   λ
     ~~~~ 
    / ´・ω・)   <ゼツリン♪ゼツリン♪

 _, ‐'´  \  / `ー、_ あそこにゲルバナがあるでしょ~?
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/



       _
     σ   λ
     ~~~~ 
    /´・ω・ )   <実はゲルバナではなく

 _, ‐'´  \  / `ー、_   数分前貴様が放出した精子だ
/ ' ̄`Y´ ̄`Y´ ̄`レ⌒ヽ
{ 、  ノ、    |  _,,ム,_ ノl
'い ヾ`ー~'´ ̄__っ八 ノ

\ヽ、   ー / ー  〉
  \`ヽ-‐'´ ̄`冖ー-/

岡部「ぜ、ゼツリン!?」

紅莉栖「なんでよ!桐生さんはエロイから20回以上抜くのいは分かるわ!まゆりも同じ!」

紅莉栖「でも!なんで漆原さんで抜くの!?なんで男で抜けるの!?なんでフェイリスさんで抜くの!・あんたあの人のこと苦手とか言ってたじゃない!!」

紅莉栖「しかも綯ちゃんにまで手出すとかどういうつもり!?あの子が9年後くらいには私よりも胸のある子に育ってると妄想してんの!?ふざけんな!そんな妄想、私が殺してやるからな!」ビシィ

紅莉栖「そもそもなんで私が一回だけ?なんで?なんで一回!?」

紅莉栖「抜いて、抜いてよ、抜いてください。抜きなさいよ……」

紅莉栖「抜けよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


岡部「」

岡部「な、なあ、助手……一ついいか?」

紅莉栖「なによぉ……やっと私で抜く気になったの?」

岡部「そもそも、だ。俺はラボメンをオカズにした事はない」

紅莉栖「嘘乙」

岡部「最後まで聞け!」

岡部「……その、だな」

紅莉栖「……なに」

岡部「意識してやった事はないのだが、その……」

岡部「寝てる間にやってる可能性なら、……ある」

紅莉栖「え?」

紅莉栖「ど、どういうこと……?」

岡部「俺は、ラボメン相手にそういう卑劣な感情を持ち込まないよう心がけてはいる」

岡部「だがッ! 中身はともかく、見た目だけなら悔しくもお前たちに反応してしまうのだッ! この体はッ!」

紅莉栖「つまり岡部は私たちの体に発情してるってことですね分かります」

岡部「……まあ、否定はしない」

紅莉栖「……」

紅莉栖「ふぇ!?」

岡部「ラボメンがまだ、まゆりと二人きりの時は楽だった」

岡部「時折、触れ合うまゆりの成長した体に触れて体が反応してしまうことはあったが、定期的に抜くことによって保っていた」

岡部「だがッ!そんな日々は音を立てて崩れ去ったッ! ラボメン№004クリスティーナ!貴様の登場によってな!」

紅莉栖「わ、わたし!?」

岡部「それまで俺がよく出会う女性はまゆりだけだった。時たまフェイリスの店に顔を出すときもあったが、それでも少ない」

岡部「しかし、紅莉栖。お前がラボメンになったことを境にkのラボのメンバーは一気に倍以上膨れ上がった」

岡部「毎日俺の視界に入る紅莉栖の足、バイト戦士のスパッツ、まゆりの胸、ルカ子のうなじ、フェイリスの……、小動物の未発達の体、萌郁の全身からにじみ出るエロス……」

岡部「それらはいつの間にか、俺の脳裏に焼きつき、書物や電子媒体を使った自慰をする際にフラッシュバックするようになった」

岡部「ラボメンを、大切な仲間を己の醜い願望で汚したくない。その意思を貫くため、俺は……」

紅莉栖「……」ゴクリ

岡部「……自慰をやめた」

岡部「だが……このラボメンガールズに囲まれた環境で自慰を封印することは容易ではなかった」

岡部「最初は何度も挫折しかけた。途中で誰かを襲いかかりたくもなった」

紅莉栖「こいよ!かもん!」

岡部「……ごほん」

岡部「だ、だが、俺はなんとか耐えた!耐え忍んで見せたのだッ!」

岡部「……たまに起きた時、布団とズボンとパンツを犠牲にすることによって」

紅莉栖「oh……」

岡部「お前がオカズ云々を言い出したのは、恐らくこのガジェットの効果だな?」

紅莉栖「ええ、そうよ。対象者の脳波を読み取り、オカズを判断するガジェット……」

岡部「やはり、そうか……」

紅莉栖「あんたは、私たち全員をオカズにしたと結果が出たわ」

岡部「……結局、無駄だったのか」

岡部「俺の、足掻きは、決意は……!」

紅莉栖「無駄なんかじゃない」

岡部「俺がッ! 俺が何度オナ禁をしたと思ってる!?」

紅莉栖「!?」

岡部「勃った時に玉を冷やせば萎えると聞いてパンツに氷を投入したこともあった」

岡部「結局、氷の感触が気持ちよくて白いカキ氷ができた」

岡部「女のことを考えないと決め、ずっと男のことばかり考えた」

岡部「結果、ルカ子に目覚めた」

岡部「綯も似たような理由だ。小さい子供なら大丈夫だと綯のことばかえい考え……」

岡部「ロリに目覚めた」

岡部「……せっかく、せっかくオナ禁ができたと思ったのに、夢であいつらをオカズに抜いていれば意味がないではないか!!」

紅莉栖「ねえ、岡部……」

岡部「結局、俺は欲望に負けてしまう……弱い男だ。お前も、失望したろ……?」

紅莉栖「手、借りるわよ」

岡部「紅莉栖……」

ヌチャ

岡部「なッ!?」

紅莉栖「分かる……? 私はいま、あなたの話聞いて濡れた」

岡部「え」

紅莉栖「私たちを自分の欲望で汚したくない!? ふざけないで!」

岡部「!?」

紅莉栖「私たちは自分の欲望で岡部を存分に汚してるのに、あんただけ私たちに欲望をぶつけないなんて、赦されると思ってるの!?」

岡部「な、なにを言って……」

紅莉栖「言うより、見せるほうが速そうね。そのガジェット、返してもらうわよ」ヒョイ

岡部「あ、ああ……」

紅莉栖「これをこうして……よし」

岡部「自分にガジェットを着けた? ナニをするつもりだ」

紅莉栖「いいから、見てなさい」ピッ

岡部「自分を読み取ってどうするのだ」

紅莉栖「これ、見てもあんたは私たちを汚さないなんて、そんな綺麗事言えるのかしら?」

岡部 48

岡部「」

紅莉栖「いい? 私は岡部をオカズに48回もエクスタシーを迎えたわ」

岡部「こ、このHENTAI天才処女め! な、なんて事を言って……」

紅莉栖「これでも私は少ないほうよ。きっと他のみんなはもっと凄いはず」

岡部「そ、そんなわけあるか!? こ、こんなこと、貴様くらいしたせんわ!」

紅莉栖「あら、なら実際に検証してみる?」

岡部「なに?」

メイクイーン

まゆり「おかえいニャさいませ~あれ? クリスちゃんにオカリンだ~」

フェイリス「ニャニャ!? 二人一緒なんて、もしかしてデートかニャ!?」

岡部「ば、馬鹿を言うな。そんなのではない」

紅莉栖「ええ、ちょっとした実験よ」

まゆり「実験?」

フェイリス「にゃんだか面白そうだニャ」

紅莉栖「ねえ、二人とも。少しだけ実験に協力してほしいんだけど、いいかしら?」

まゆり「う~ん、でも今はお仕事中ニャのです」

岡部「時間は取らん。少し、これを被ってもらえればいい」

フェイリス「ねえねえ、凶真。これは何ニャの?」

岡部「いま開発中のガジェットだ」

紅莉栖「二人にぜひとも試してみたくて」

まゆり「被るだけなら、大丈夫かな、フェイリスちゃん」

フェイリス「問題ないニャ。ちょうどお店も落ち着いてきた時間だし」

紅莉栖「サンクス。二人とも。それじゃあまずは、まゆりからね」

まゆり「えへへ~なんだか分からないけど、ドキドキしちゃうのです」

岡部(まゆりが俺で自慰だと? ふん、ありえん。あいつがそんな性に目覚めるなんて、ましてや俺をおかずなど……)


ピッ

オカリン 86

岡部「」

まゆり「おお~!オカリンの名前がでたよ~!」

フェイリス「ニャニャ? この横の数値はマユシィと凶真の相性かニャ?」

紅莉栖「まあ、そうとも言えるわね」

フェイリス「それじゃ、次はフェイリスの番ニャ! まゆしぃには負けないニャ!」

まゆり「フェリスちゃん、頑張って~」

紅莉栖「それじゃ、いくわよ」

フェイリス「いつでもこいだニャ!」

ピッ

凶真 32

岡部さん78

まゆり「えへへ、まゆしぃの勝ちなのです!」

フェイリス「うにゃ~悔しいニャ。でも、ニャんで凶真の名前が二つも表示されたにニャ?」

紅莉栖(この子、岡部と鳳凰院で一つのおかずを二つで楽しんでる!? フェイリス、恐ろしい子……私も参考にしよ)

岡部「」

岡部「そんな……そんな馬鹿な……あり得ん!」

紅莉栖「現実を見なさい、岡部」

岡部「あれは、その……あの二人がたまたまそうだっただけだ!」

岡部「常識人のルカ子や、性欲にせの字も知らなさそうな鈴羽、大人しい萌郁がお前と同じようなことをするはずがないッ!」

紅莉栖「なら、実際に彼女たちでも試してみる?」

岡部「ぐッ……ああ、そうしよう」

ラボ

鈴羽「また随分と珍しい組み合わせで呼ばれたもんだね~」

ルカ子「岡部さん、どんな御用なんだろ……? 桐生さんは、何か聞いてますか?」

萌郁「…………何も」

ガチャ

岡部「うむ、みんな集まってるようだな」

紅莉栖「実は3人に少し協力してもらいたいことがあるの」

鈴羽「協力?」

ルカ子「僕にできることなら……」

岡部「協力といっても大層なことじゃない。これを被ってもらうだけだ」ヒョイ

萌郁「…………ぼうし?」

紅莉栖「新しいガジェットよ。まあ、簡単にいうと、被った対象者と特定の人物との相性を計るためのガジェットよ」

ルカ子「へえ~なんだか、素敵ですね」

鈴羽「相性ね~なんだか面白そうじゃん!」

岡部「うむ、なら最初はお前から被ってみるか? バイト戦士よ」

鈴羽「うんッ、まっかせといて!」

紅莉栖「それじゃ、計るわね」

ピッ

オカリンおじさん 80

岡部倫太郎 185

鈴羽「おっ、中々の数値だね!」

ルカ子「これって100が最大じゃないんですね」

萌郁「岡部くん…………おじさん?」

岡部「あばばばば」

紅莉栖「流石に体力はラボメン一ね。たぶん、数値は阿万音さんがトップじゃないかしら」

鈴羽「へへ、やった!」

ルカ子「えっ、体力も関係あるんですか? どうしよう、僕あんまり体力には自身ないです……」

萌郁「…………阿万音さんには、負ける」

紅莉栖「大丈夫よ、体力が全てって訳じゃないから。それじゃあ、次は漆原さんね」

ルカ子「は、はいっ、頑張ります!」

ピッ

該当なし

紅莉栖「え……?」

ルカ子「うう……やっぱり僕じゃダメだったんですね」

紅莉栖「そ、そんな馬鹿な!?」

紅莉栖(漆原さんが0!? あり得ない!!だって、絶対200は超えると思って……)

鈴羽「あはは、ドンマイ。漆原るか」

萌郁「…………自信、なくなった」

ルカ子「うう……すみません、おかべさん。ぼく……」

岡部「ふ、ふふ……」

ルカ子「お、岡部さん……?」

岡部「フーハハハ! それ見ろ助手ぅううううううううううう!! お前のようなHENTAIがそう何人もいてたまるか!!」

岡部「ルカ子、よくやった」ナデナデ

ルカ子「ふぇ!?」

ピッ

岡部さん 10

紅莉栖「!?」

紅莉栖(な、なにあれ!? す、数値が……ッ!?)

岡部「やはりお前は俺の弟子だ。信じていたぞ、るか」ギュ

ルカ子「お、おかべひゃんっ!?……あぅ」

ピッピッピッピッピッピッピッピッピッピ

岡部さん 15

岡部さん 23

岡部さん 32

岡部さん 45

岡部さん 60

岡部さん 76

岡部さん 98

紅莉栖(こ、これは間違いない、オナ禁!! 岡部と同じように、漆原さんもオナ禁をしていたんだ!)

紅莉栖(そして溜めこんだものが、岡部のハグとナデナデによって一気に放出され、超高速で股間を振動させながらパンツとの摩擦を利用して自慰をしてる! それも!一回こすり付ける度に射精もッ!」

紅莉栖「岡部! ストップ!」

岡部「なに?」

紅莉栖「いいから早く漆原さんを放しなさい! そうしないと彼、危険だわ!」

岡部「お前はナニを言って……」

紅莉栖「これを見なさい!」

岡部さん 178

岡部「」サッ

ルカ子「あう……ぼく、幸せすぎて、もう……」フラッ

バタッ

鈴羽「ちょっ!? な、なに!?」

萌郁「…………貧血?」

紅莉栖「貧精よ」

紅莉栖「とりあえず、漆原さんはソファーで寝かせたわ」

鈴羽「うわ~なんだか、大変なことになっちゃったね」

岡部「」

鈴羽「あっ、そろそろ店長が帰ってくる時間だから下に戻るね。また何か面白いことがあったら誘ってよ!じゃね」

バタン

萌郁「…………私も、そろそろ」

紅莉栖「あっ、待って。桐生さん」

萌郁「…………?」

紅莉栖「最後にこれ、被ってもらってもいいですか?」

萌郁「…………」コクリ

ピッ

岡部くん 30

紅莉栖(……以外と少ないわね。でもよかったラボメンの仲じゃ私が最下位じゃなくて)


萌郁「…………それじゃ」

バタン

紅莉栖「ねえ、岡部。これで分かったでしょ……?」

岡部「……ああ」

紅莉栖「私たちはあなたが思ってるほど綺麗な人間じゃない」

紅莉栖「だから、岡部は我慢しなくていい。溜め込まなくていい」

紅莉栖「出したいときに出して、何が悪いのよ」

岡部「そう、だな……」

岡部「勃ちたいときに勃たせ、抜きたい時に抜く……それが自然の摂理」

岡部「どうして、もっと早く気づかなかったのだ、俺は」

岡部「紅莉栖、これを見てくれ」ギンッ

紅莉栖「岡部、それ……」

岡部「いつからだと思う? 笑わないでくれ……まゆりの自慰の回数を聞いたときからずっとだ」

紅莉栖「……岡部」

岡部「お前たちが俺に発情してたと知り、俺は興奮した。ルカ子の時なんて少し出てしまった」

岡部「そして以外に少なかった萌郁のギャップにときめき、イった」

岡部「……のにも関らず、こいつは勃つ。もはや、執念とも言えるレベルだ」ギン!

岡部「俺はこいつと何度も戦ってきた。無理なオナ禁をし、体を削りもした……」

岡部「無駄だった。とは思わない。なぜなら、あの時、性欲にあんなにも抗ったからこそ、こいつは執念を纏って今も勃ち続けるのだから」

岡部「だから、今度はこいつを受け入れる。性欲を受け入れ、初めて俺はラボメンたちと対話ができる」

岡部「その為の第一歩は……俺を導いてくれた紅莉栖で歩みたい」

紅莉栖「そ、それって……つまり」

岡部「お前で抜かせてくれ、紅莉栖」

紅莉栖「!?」

紅莉栖「はい……よろこんで!」

岡部「いくぞ紅莉栖ぅうううううううううううううううううううううううううううううううううう」シコシコシコシコシコシコシコ

紅莉栖「きて、岡部っ」カモン

岡部(全身の血が、滾るッ!)シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ

岡部(体中の体液が、この日を待ち望んでたかのように、呻き、騒いでいるッ!)シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ

岡部(大切な人の目の前でオカズにしているのに、一切の罪悪感がない!)シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ

岡部「そうか、これがお前たちが辿り着いた境地!」シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ

岡部(自慰は穢れた行為ではない、そう、これはまさしく)

岡部「愛だッ!」シコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコシコ

岡部「相手を想い、全身で好意をぶつける。それが!」

岡部「Gぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」ドッパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンン!!!


ガチャ

綯「あの、オカリンおじさん。鈴羽おねーちゃんからラボにおもしろい物があるって聞いて遊びに……」

ベッチャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンンンン!!!!

岡部(自慰は決して穢れた行為ではない。愛を相手にぶつける、言わば、告白のようなものだ)

岡部(綯は俺に性液をかけられた瞬間にそれを理解したッ! 言葉でなく、味でッ! 臭いでッ! 俺の精液から俺の詰められた愛を全て理解したッ!)

岡部(その後、綯は紅莉栖に自慰の仕方を聞いた。返すのだ、俺にッ! 自慰でしか返せない愛をッ!)

岡部(愛が必ずしも善とは限らない。綯がどのような愛を返してくるかは、彼女の自慰を受けて初めて理解できる)

岡部(彼女がいつ、俺に自慰を返すかは分からない)

岡部(だが、構わないだってそれは……」)

岡部「シュタインズ・ゲートが選択するさ」


おわりん

書き溜めないから遅くてごめんね

読んでくれた人、ありがとニャンニャン

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