アスカ「一目瞭然!好感度スカウター・・・?」(131)

アスカ「ただのメガネかと思ったらまたおかしな物を・・・」

アスカ「ご丁寧に説明文までつけて、誰よ・・・こんな物テーブルに放置したの・・・」

アスカ「ま、どうせミサトがリツコあたりから押し付けられて来たんでしょうけど!」

アスカ「全く!良い大人が揃いも揃ってバッカみたい!!」

キョロキョロ

アスカ「・・・」

アスカ「ま、モノは試し・・・」

アスカ「どうせ私かバカシンジのどちらかにつけさせようって魂胆だったはずよ!!」

アスカ「見え見えっ!!」

アスカ「折角だからこの私が先に試してあげるわ!!」

アスカ「レディーファーストだし!」

カチャ

アスカ「・・・??」

アスカ「何よ・・・別にただの何の変哲もないメガネじゃない・・・」

パタン

アスカ「!!」びくぅっ

アスカ「あ・・・ばばばバカシンジ!?コレはその・・・別に私の趣味じゃないって言うか・・・その!!」

ペンペン「くわー?」

アスカ「・・・」

ペンペン「くわぁ?」

アスカ「もう!!驚かせないでよ!!このアホペンギン!!」

ピピピピ・・・

ペンペン:40

アスカ「頭の上に数字が・・・これがペンペンの好感度ってワケ?」

ペンペン「くわぁ・・・?」

アスカ「40・・・最大が幾らなのかもわからないけど、スカウターだけあって数値化してくれるみたいね」

ペンペン「くわっ!くわぁ!!」

アスカ「何?騒いで・・・あっ!お腹空いてるんだ?」

アスカ「ほら、秋刀魚食べなさいよ」ぽいっ

ペンペン「くわぁー」

ペンペン:70

アスカ「あ、上がった・・・ゲンキンなヤツね」

アスカ「・・・ふーん」

アスカ「コレ、まだバカシンジは気付いてないわよね・・・」

アスカ「あのバカには黙っておこっと・・・」

ペンペン「くわっ!くわーっ!!」すりすり

アスカ「コイツはわかりやすくて良いわね・・・エサ係代わろうかしら・・・」

ガチャ

シンジ「アスカぁー?」

シンジ「そろそろペンペンにエサ・・・」

アスカ「あげたわよ!お腹空いてそうな顔、してたから」

シンジ「そうなの?ありがとう、アスカ」

シンジ:30

アスカ「30ぅうううう!?ペンペン以下だって事ぉっ!?」

アスカ「ぐぬぅううう!!」

シンジ「どうしたの・・・アスカ・・・いきなり怒り出して」キョド

アスカ「ハッ!!」

シンジ「それに30ってなんだよ・・・」

アスカ(そうよ!このバカは私にバカシンジの好感度が見えてるって気付いてない!!)

アスカ(この私とした事が・・・意外な数字過ぎて動揺してしまったわ・・・!!)

アスカ「な・・・なんでもない!!気にしないでっ!!」

シンジ「そ・・・そう・・・」

シンジ「変なアスカ・・・」

アスカ「うっさいわね!!放っといてよ!!」

シンジ「ひっ!」

シンジ:10

アスカ「あ・・・また下がった・・・」

シンジ「な・・・何が下がったの?」

アスカ「べ・・・別にぃ!?コッチの話よ!!コッチの話!!」

TV版だとアスカに対してオナペットな同居人でクラスメイトくらいにしか思ってなさそうなシンジ

シンジ「うん・・・ごめん・・・あ、僕は部屋に戻ってるから・・・」

アスカ「あ・・・シンジ?ちょ」

パタン

アスカ「・・・ハァ」

アスカ「10って・・・少し怒鳴っただけで20も下がるの?」

ペンペン「クワー!くわっ!!」すりすり

アスカ「このアホペンギンはイワシパワーで一気に30も上がったのにぃ・・・」

アスカ「そもそも意外と10って数字は高い方なのかも知れないわね!!」

アスカ「そうよ!そうに決まってるわ!!」

アスカ「大体、美人で優しい天才のこの私と同居してるバカシンジが!私に対して悪い印象持ってるワケないじゃない!!」

アスカ「さっきの数字の振り幅だってホントはそんな大した事無いのよっ!!」

アスカ「ともあれ・・・検証は必要ね!」

アスカ「何かいい方法は・・・うぅーん」

ペンペン「くわぁー?」

アスカ「・・・」じーっ

トウジ、式波→「やるくらいならやられた方がマシだ!」
惣流→「やらなきゃやられる、ごめん!」
こうか

シンクロ率でシンジに負けて当たりが強くなってきた時期か
加えてゲンドウとの関係はそこそこ修復されてたから
ゲンドウ「やらなきゃお前が死ぬぞ!」
シンジ「ぐっ・・・父さん(が僕を心配してくれてる!)」
ってな感じで謝りながらも淡々と三号機の腕を捥ぎそう

アスカ「アンタは世のため人のため、後世の礎として」

アスカ「犠牲になるのよ・・・この私のね・・・」ギラッ

ペンペン「くわ・・・!?くわぁっ!?」

ペンペン:65

アスカ「問答無用っ!!」ゴチン

ペンペン「アホー!!アホー!!」

ペンペン:-65

アスカ「頭部への打撃攻撃で約100のダメージって所ね・・・」

ペンペン「!!」プンスカ

バタン

アスカ「巣に帰ったわね・・・ペンペン、アンタの犠牲は無駄にしないわ・・・」

アスカ「マイナスになるって事は少なくとも私の事、嫌いってワケじゃなさそうね」

アスカ「上限と下限はあるのかしら・・・?」

アスカ「ま、いいわ・・・取り敢えず、思った程シンジに嫌われたワケじゃないってだけでめっけモンね」

アスカ「とは言え・・・10って少し低過ぎじゃない・・・?」

アスカ「と・・・言うワケで」

アスカ「テコ入れはじめます」

シンジ:30

アスカ「・・・戻ってる」

シンジ「アスカぁ?どうしたの?何か顔についてる?」

アスカ「へっ!?あ・・・べ、別にぃ!!」

シンジ「なんだよ・・・さっきから何かおかしいなぁ・・・」

シンジ「て言うかさ・・・」

アスカ「あによ」

シンジ「なんで伊達メガネつけてるの?」

アスカ「イメチェンよ!イメチェン!!」

シンジ「ふーん・・・」

アスカ「何よ!文句あるぅ!?」

シンジ「別に・・・さ、食器でも洗おうっと」

アスカ「・・・待ちなさいよ」

>>31
65+65=130

シンジ「何?おかわり?」

アスカ「違うわよ!」

アスカ「アンタばっか家事させて悪いから、たまにはこの私が食器洗いくらいしてあげるわ!!」

シンジ「えっ・・・?」

アスカ(さぁ!喜びなさい!!そして数値をぐぅーんと上げるのよ!!)

シンジ:30

アスカ「・・・なんでよ」

シンジ「えっと・・・いいよ、別に」

アスカ「そうじゃなくて!!何でアンタ喜ばないのよ!!この私がアンタの為に食器洗いをっ!!」

シンジ「ちょ・・・急に怒らないでよ・・・なんだよもう・・・」

シンジ:25

アスカ「下がったぁああああああああ!!!!!」

シンジ「な・・・なんだよ!さっきから」

アスカ「どきなさいよ!私がやるから!!」

シンジ「あっ・・・アスカぁ!?」

>>33
うはwwwwwサーセンwwwwwwww

アスカ「食器洗いくらい!!なんて事ないんだか・・・」

パリーン

アスカ「あっ・・・」

シンジ「あーあ・・・」

シンジ「だからいいって言ったのに・・・」

シンジ:-20

アスカ「」

シンジ「これじゃ二度手間だよ・・・」

シンジ「ま、予想はしてたけど」

アスカ「うぅ・・・ゴメン、シンジ・・・」

シンジ「謝る口持ってるんだ?」

シンジ:20

アスカ「えっ・・・」

シンジ「いや、アスカでも人に謝る事あるんだねって」

アスカ「あるわよ!バカ!!」

アスカ(何で・・・?ヘマして謝ってるだけなのに少し機嫌が直ってる・・・)

シンジ「怪我してない?」

アスカ「うん・・・平気・・・」

シンジ「そっか・・・後は僕がやっておくから」

アスカ「あ・・・ありがと」

シンジ:40

シンジ「うん」

カチャカチャ

アスカ「・・・」

アスカ(こんな事で好感度って上がるの?)

アスカ(家事を取られたから怒ったのかも・・・?)

アスカ(もう!バカシンジの考える事はよくわかんない!!)

シンジ「あっ!アスカったら中華鍋に洗剤を・・・」

シンジ:35

アスカ「下がった・・・」

翌朝

シンジ「ふぁ・・・おはようアスカ」

アスカ「朝っぱらからスっとぼけた顔してるわね・・・」

シンジ:35

アスカ(変化なし・・・か)

シンジ「あれ?今日もメガネしてるの?」

アスカ「えっ?そ・・・そうよ!クラスの皆にもお披露目しようと思って」

シンジ「へーぇ・・・興味ないと思うけどなぁ・・・」

アスカ「どう言う意味よ!!バカシンジ!!」

シンジ「ご・・・ゴメン!アスカ・・・」

シンジ:35

アスカ(バカバカ言っても下がらないわね・・・)

アスカ(ひょっとしてコイツ・・・M男?)

ミサト「あらーん?朝から仲睦まじいわねー?」ニシシ

アスカ「ちょ!バカミサト!!そんなんじゃなーいっ!!」

ミサト:50

アスカ「えっ・・・」

ミサト「ん?どうかした?アスカ・・・」

アスカ「・・・」ちらっ

シンジ:35

アスカ(私への好感度って事は、つまり愛情を数値化したモノって事よね?)

アスカ(と・・・言う事は)

アスカ(バカシンジの愛情は私にミサトが向ける愛情よりも薄いって事じゃないっ!!)

アスカ「」ガーン

アスカ「ど・・・どうもしない・・・別に・・・この程度・・・どうって事ないわ・・・」ブツブツ

ミサト「シンちゃーん?アスカと何かあったぁ?」

シンジ「いえ・・・昨日から様子がおかしいくらいで特には」

ミサト「ふぅーん・・・」ニヤニヤ

ミサト(あのメガネは昨日私が置いてたヤツね)

ミサト(かかったのはアスカの方か・・・リツコに報告ねっ!)

用事でお出かけします
落としてくだせー

残ってるとかマジか

学校

アスカ(このスカウター・・・どいつもこいつも数字が見えるのかと思ったらそうでもないみたい)

アスカ(しばらく対象をセンターに入れなきゃダメみたいね)

ヒカリ「アスカ!おはよう!」

アスカ「あ・・・おはようヒカリ」

ヒカリ「どうしたの?今日はメガネなんかして・・・目、良かったよね?」

アスカ「ちょっとイメチェンってヤツぅ?」じっ

ヒカリ:60

アスカ「ヒカリ・・・」うるっ

ヒカリ「あ・・・アスカ!?どうしたの・・・いきなり・・・」

アスカ「ヒカリはずっと私の友達よっ!!」

ヒカリ「あ・・・ありがとうアスカ・・・」

ヒカリ:62

アスカ(あ・・・少し上がった)

ヒカリ「?」

ガラッ

レイ「おはよう」

アスカ「エコヒイキ・・・」じっ

レイ「?」

レイ:5

アスカ「ふっ・・・まぁこんなモンよね・・・」

アスカ「いいの、最初から期待してなかったし!」

アスカ「マイナスでなかっただけ奇跡だわ!!」

レイ「あなたが何を言ってるのかわからないわ」

アスカ「あー!いいのいいの!ある意味満足行く結果だったから」

レイ「・・・?・・・?」

アスカ(この無表情女、何したら数値が上がるのか想像もつかないわ)

アスカ「さーて・・・他は・・・?」

トウジ「わー!わー!」

ケンスケ「ぎゃー!ぎゃー!」

アスカ「興味無し」ぷいっ

シンジ「アスカ、今日のお弁当」

アスカ「いつも悪いわね」

シンジ「いいよ、どうせミサトさんのも作るし」

アスカ「ふーん」じーっ

シンジ「や・・・やだなぁ・・・そんなにじっと見ないでよ・・・照れるよ」

シンジ:25

アスカ「・・・嘘つき」

シンジ「えっ!?」

アスカ「私に見られて嫌だって顔ね」

シンジ「えぇっ!そ・・・そんな事・・・」

アスカ「私の目は誤摩化せないわ!!」

シンジ「そ・・・そんな事ないよ!」

シンジ「誰だってそんなに見つめられたら」

アスカ「うざいとか思うワケね」

シンジ(うわっ!なんだよ急に鋭くなって・・・こわいよ・・・)

シンジ(ここはどうにかして誤摩化さないと・・・)

シンジ(逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ)

シンジ「ぼ・・・僕がアスカの事うざいなんて思う訳ないでしょ?やだなぁ・・・」

アスカ「ふぅーん・・・」じーっ

シンジ:10

アスカ(何よ!ダダ下がりじゃない!!とんだ嘘つき野郎ね・・・)

アスカ「じゃあさ・・・証明してよ」

シンジ「証明って・・・どうやってさ」

アスカ「冗談でも何でも構わないから、私の事好きって言いなさいよ」

シンジ「えぇーっ!?」

アスカ「冗談でいいって言ってんでしょ!!バーカ」

シンジ「冗談でもそんな事・・・恥ずかしいよ」

アスカ「言えないの?私の事、嫌いなんだ・・・」じっ

シンジ「うぅ・・・そんな目で見ないでよ・・・」

シンジ:-10

アスカ(ゲッ!ついにマイナスまで・・・コイツ)

アスカ(ぶん殴られたペンペン並に私が嫌いって事ぉ!?)

トウジ「なんや?夫婦喧嘩もそこまでやったら家庭でして欲しいモンやなぁー?」

ケンスケ「碇ぃ?家ではいつも言ってるんだろ?」

アスカ「ば!バカ言ってんじゃないわよ!!あんなのただの冗談」

シンジ「いい加減にしてよ!そんなワケないだろぉ!?大体なんで僕がアスカを」

シンジ:-40

アスカ「・・・っ!!」だっ

トウジ「おいおいセンセ・・・それは流石に言い過ぎやで・・・?」

ケンスケ「僕が振ったのは悪いけど、あれはちゃんと謝っておいた方がいいと思うぞ?」

ヒカリ「いーかーりぃーくぅううううん!!」

シンジ「あ・・・」

ヒカリ「追いかけて!!」

シンジ「はい・・・」

屋上

アスカ「何よ・・・わざわざ追いかけて来ないでよ・・・」

シンジ「だってアスカが」

アスカ「うるさい!私の事嫌いな癖に!!」

シンジ「!!」

シンジ「なんだよ!!人の心の中がわかるとでも言いたいのッ!?」

シンジ「いつ僕がアスカを嫌いだなんて言ったのさ!!」

アスカ「うるさいうるさい!!私にはわかるのよ!!」

アスカ「アンタが普段から私をどう思ってるのか、よぉぉぉっくわかったわ!!」

シンジ「だから何で勝手に」

アスカ「わかったのよ!!だからコッチ来ないでっ!!」

アスカ「顔も・・・見たくない・・・」

シンジ「アスカ・・・そこまで・・・わかった・・・ゴメン・・・」

アスカ「あっ・・・シン・・・ジ・・・」

シンジ:70

ネルフ

ミサト「で?アレってどうなの?すっごいいかがわしいんだけどぉ・・・?」

リツコ「アレは使い方が難しいのよ」

ミサト「何でよ?メガネ型なんだからかけるだけでしょ?」

リツコ「いくら科学の粋を集めてみても所詮機械は機械よ」

リツコ「照れ隠しや本人の深層心理下、そう言った心の機微はなかなか数値化するのは難しいの」

リツコ「アレはあくまで目安よ、ロジックじゃないもの」

リツコ「アスカ、アレを鵜呑みにしなければいいけど・・・」

ミサト「昨日から様子が変らしいのよねー?シンジ君いわく・・・」

リツコ「まぁ、ただの変わったオモチャだとその内気付くでしょう?アスカなら」

リツコ「シンジ君だと事と次第によっては絶望して発狂しかねないけど」

ミサト「他人の心に敏感だから・・・シンジ君の場合は」

リツコ「その点アスカならまだマシでしょう?」

ミサト「それもそうねー・・・」

リツコ「ま、何かあったらフォローするのよ?ミサト?私も出来る事があれば協力するけど」

アスカ「・・・」ピッピコピコ

アスカ(結局バカシンジと帰ってからも会話ナシ・・・か)

シンジ「・・・」

シンジ:20

アスカ「何よ、減ってんじゃない・・・バカ」ぼそっ

ガチャ

ミサト「たっだいまー!!・・・あ?」

ミサト(うわぁ・・・お通夜ムード・・・)

ミサト(これは嫌な予感の方が的中してたか・・・)

アスカ「・・・」ピッピピ

シンジ「・・・」

ミサト「もー!暗いわねぇー!?二人とも!!若いんだから元気が・・・」

アスカ「・・・そう言う気分じゃないの」すたすた

ミサト「シンジくーん・・・?アスカ、どうかしたぁ?」

シンジ「実は・・・」

ミサト「なるほど・・・」

ミサト(あちゃー!一番よろしくないパターンだわ・・・)

ミサト(これはお姉さんが一肌脱ぐしかないわね!!)

シンジ「僕には・・・アスカがわかんないです・・・」

ミサト「任っかせなさいシンジ君!!私がアスカと話して来るわ!!」

シンジ「・・・ごめんなさい」

ミサト「いいっていいって!」

ミサト(私が蒔いた種みたいなもんだし・・・)

アスカの部屋

アスカ(バカシンジ・・・何よ!好きなのか嫌いなのか・・・意味わかんない!!)

ミサト「アスカぁ?入るわよ・・・?」

アスカ「・・・どうぞ」

ミサト「悪いわね」

アスカ「何?説教でもしに来たの?」

ミサト「アスカ、そのメガネなんだけどね・・・?」

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