淡「やーい、捨て子ー」衣「うるさい」 (102)
ID:Ot0uuVF00の代行
代行ありがとうございました
デパートの子供預り所
透華「それじゃあ、衣はここで待ってて下さるわね?」
衣「ふふん、そんなもの衣にとっては簡単だ」
一「それじゃあ、いい子にしてるんだよ」
衣「分かってるぞ、衣はお姉さんだからな」
係の人「それでは、行ってらっしゃいませ」
透華「それでは」
一「じゃあね衣、また後で」
衣「存分に楽しんで来るがよい」
係の人「それじゃあ、衣ちゃんはこっちね」
衣「分かった」
係の人「それじゃあ、他にもお友達が居るから皆と仲良くしててね」
衣「うむ」
ワイワイガヤガヤ
衣「いっぱいいるな、おもちゃもいっぱいある」
「ねえ、そこの」
衣「む、誰だ?」
「何子おかしーい」ケラケラ
衣「だから、名前聞いている」
淡「私は淡、アンタは?」
衣「衣は衣だ」
淡「へーえ、衣って言うんだー」ジーッ
衣「どうした?こっち見て」
淡「チビ」
衣「」カチン
衣「なんなんだ一体」イライラ
淡「だって本当の事言っただけじゃん」
衣「初対面の者にいきなりチビとは」
淡「だって、チビだもーん、怒ってる?図星?プププ」
衣「アホヅラ」ボソッ
淡「は!?」ピクッ
衣「どうした?反応しては自分がアホヅラだと言ってるようなものだぞ」ニヤニヤ
淡「ムムム、まあこれ位じゃ私は怒らないけどね」
淡「私は、子供じゃないから」
衣「なに?」
淡「だって、私は小さくないし」
衣「なんだと、おい、貴様年はいくつだ?」
淡「ふふふ、聞いて驚かないでよ」
衣(こいつ、そんなに自分の年齢に自信があるのか)ゴクリ
淡「私は、四歳で菫組のお姉ちゃんだよ」キラン
衣「」
淡「ふふん、これからはお姉ちゃんt「衣は」
衣「五歳だ」フフン
淡「え!?」
衣「それでは、もうどっちが子供かは決まったな」
淡「ムムム、でも、身長では」
衣「それに、衣は自分の名前を漢字で書けるぞ」
淡「え!?」
衣「どうした?お姉ちゃんなのに感じを一つもかけないのか?」ニヤニヤ
淡「くっ、生意気な子供」
衣「子供じゃない、衣だ」
係の人「あら、もう友達が出来たのね」フフフ
漢字書けてねーぞ
淡「生意気な子供は遊んであげないんだから」フンッ
衣「ふん、こっちこそそんなの願い下げだ」フンッ
テクテク
衣「さて、何をして遊ぼう」
ワイワイガヤガヤ
衣「なにやら、あっちに人が集まっているな」
衣「行ってみるか」テクテク
>>15まあ、子供だし
衣「どうした?何をしているのだ?」
「君誰?」
衣「衣は衣だ、それで何をしているのだ?」
「これはね、麻雀って言うんだよ?」
衣「ほう、麻雀なら衣も知っているぞ」
「それじゃあ、一緒にやる?」
衣「うん」
「それじゃあ、衣ちゃんはここね」
衣「それでははじめるぞ」ゴッ
対局終了
「ふえーん」ポロポロ
「うわぁーん」ポロポロ
「もう、やだー」ポロポロ
衣「ふん、この程度か」
「なあ、あっちでやろーぜ」
「うん、そうだね」
「それじゃあ、行こうか」
衣「うn「おまえはくんな」
衣「」
衣(一人になってしまった)
衣「どうしよう....あれは」
淡「」ジーッ
衣(衣が孤立してしまったのを見てる、これでは衣は友達が居ないみたいではないか)アワアワ
衣「な、何かないか」キョロキョロ
「絵本 エトペンのぼうけん」
衣「あれだ」
テクテク
衣「衣はこの本でも見るとするか」
衣(アイツの様子は....)
淡「」ムーッ
テクテク バッ
淡「フンッ」 ホンチラッ
衣「ムッ」
衣(何なのだ、アイツは、衣の邪魔ばかししてきて)チラッ
淡「」ペラペラ
衣(読むのが速い?)
淡「」テクテク
淡「1対0」ニヤッ
衣「な!?」
衣「く、っくそ」
淡「」ニヤニヤ
衣(ソッチがその気なら)
衣「」ペラペラペラ
淡「!?」
衣「」テクテク シュッ
衣「」ペラペラペラ
淡「くっ」ペラペラペラ
衣(ここまで、衣が21)
淡(そして、私も21)
衣・淡(そして、残りの本は)
「 サキーポッター 」
衣・淡(あの一つだけ、なら)
テクテクテク ガシッ
衣「むっ」グググ
淡「んっ」グググ
衣「離せ」
淡「そっちこそ」
衣「貴様には、この本は読めん」
淡「うるさい、このチビ」
衣「今、チビは関係ない」
淡「とりあえず、この本は私の名の」グーッ
衣「衣のだー」グーッ
係の人「こらこら、取り合いしないの」
衣・淡「だってこいつがー」
係の人「もう」
淡「むー、離せー」グーッ
衣「これは、衣のだー」グーッ
係の人「二人とも子供じゃないでしょ?なら、取り合いしちゃだめよ」
衣「子供」
淡「じゃない?」
係の人「そうよ、だから二人で」
衣「衣は大人だから、他の遊びで我慢するか」テクテク
淡「絵本なんて子供が見る物だしねー」テクテク
係の人「はあ、行っちゃった.....」
衣(さて、それじゃあ何の遊びをするか)
衣「むっ、あれは」
衣(す、滑り台!?何で部屋の中に?)
衣(い、いや、問題はそこではなく)
衣「い、今なら他の物は麻雀をしているしな」キョロキョロ
衣(今ならずっとやってみたかった、変な滑り方も出来る)ゴクリ
衣「次はあれで遊ぶか」
衣「よし、それじゃあ、存分に....」
淡「遊べ.....」
衣「むっ」
淡「んっ」
ゴゴゴゴゴゴ
衣(何で)
淡(こいつがここに)
衣「・・・」
淡「・・・」
衣「最初に滑っていいぞ」
淡「」パアアアア
衣「衣はお姉さんだからな」ニヤッ
淡「むっ」カチン
衣「どうした?滑らないのか?」
淡「ふん、滑るもん」
衣(勝ったな)ニヤッ
淡「スーハー」
衣(何か様子が変だぞ?)
淡「うおおおおお」
そう叫びながら、淡は腹ばいに滑り台を滑って行った
衣「なに!?」
淡「ふん」ニヤッ
衣「むっ、むー」
衣(くっ、これで普通に滑ったらコイツに負ける)
淡「ほら、早くしてよー」ニヤニヤ
衣「わ、分かっている」
衣(こうなったら)ゴクリ
衣「うおおおおお」
衣は、仰向けになって頭からすべて行った」
淡「な!?」
衣「ふふん」ニヤッ
淡「くーっ」
衣「ほら、早く滑ってくれないか?」ニヤニヤ
淡「くっ」プルプル
衣「どうした?貴様の力はこんなものか?」ニヤニヤ
淡「こうなったら」ヌギヌギ
衣「む?」
そう言うと、淡は靴下を脱ぎ
淡「うおおおおおお」ズドドドドドド
滑り台の上を走って下って行った
衣「なんだと!?」
淡「これは、私の勝かなー?」ニヤニヤ
衣「くっ、それ位衣にだって」
淡「ほら、早くー」
衣「くっ、ま、待っていろ」アセアセ
衣(こいつよりも凄い事を見せ付ける為にはさっきこいつがやって見せたモノよりも凄い事をしなくては)
衣「これしかないか」ヌギヌギ
淡「それって、今私が......はっ」
淡(こいつ、後ろ向きにセットしてる?まさか)
衣(こ、怖い....)ガクガク
淡(でも、こいつが降りれなかったら私の勝)
淡「早く、やってよ待ってるんだから」
衣「わ、分かっている」ガクガク
衣(やるしかないか)
淡(お願い、ここで止めて)
「こらーっ」
衣・淡「!?」
係の人「なにしてるのー」
衣・淡(た、助かったー)ふぅー
説教終了
衣(散々な目にあった)
衣(もう、あんな奴となんか、遊ぶか)
衣「疲れた、少し横になろう」
コロン
衣「ふうー」
衣「透華と一、まだかな?」
衣「眠たい.....」
衣「・・・」
衣「スウ......スウ....」
淡「もう、最悪」プンスカ
淡「あんな奴、もう遊んでやんない」
淡「それにしても、菫と照遅いなー」
淡「ふわぁー、眠たい」
淡「少し寝ちゃおうかな?」
淡「よーし、寝るぞー」ゴロン
淡「スー......スヤー.....」
係の人「あの二人以外皆帰っちゃたわねぇ」
係の人「それじゃあ、二人様子を見てこようかしら」テクテク
衣「スウ.....スウ....」
淡「スヤー....スヤー...」
係の人「あら?二人共寝ちゃってるわね」
係の人「寝顔だけなら物静かに見えるのに」
係の人「寝ちゃってるなら、電気消しておこうかしら」
係の人「それじゃあ、毛布を掛けてと」
係の人「おやすみなさい」カチッ
衣「んー...」
淡「むにゃむにゃ」
衣「あれ.....ここは」
衣「暗い、電気が消えてるのか?」
衣「それにしてもまだ、二人は来ないのか」
衣「そういえば、毛布が掛けてあるな」
モゾモゾ
衣「?、他にも誰かいるぞ?」
淡「ふわぁー、よく寝たー」
衣「.....こいつか....」
淡「あれ?ここは?」キョロキョロ
衣「お前も眠ったいたのか?」
淡「あっ、ちびっこ」
衣「衣はちびっこじゃない」
淡「それより、他に誰かいないの?」
衣「見た限りな、それより、迎えはいつ来るのか」
淡「捨てられたんじゃない?」
衣「そんなわけないっ」
淡「そお?私ならこんな子供だったら捨てちゃうけどなー」ニヤニヤ
衣「うるさい、そっちこそ捨てられてしまったのではないか?」
淡「馬鹿だなー、こんな可愛い子を捨てる人がいるわけないじゃん」フフン
衣「衣なら捨てる」
衣「そういえば、あの係の者はどこに行った?」
淡「さあ?」
衣「少し探索してみるか」
淡「楽しそう、私も行く」ピョンピョン
衣「勝手にしろ」
衣「そういえば、お前」
淡「なんかそのお前とか貴様って何かヤダ」
衣「それでは何と呼べばいい」
淡「淡で良いよ」
衣「そうか.....なら衣も衣と呼べ淡」
淡「うん分かったよ衣」
淡「なにも無かったね」
衣「そうだな」
淡「もーう、照達は何してるのー?」プンプン
衣「もしかしたら、何かあったのかもしれない」
淡「え?何かって?」
衣「保護者はともかく係の者まで居ないのは可笑しいだろ?」
淡「いや、それは....何か用が出来て」
衣「係の者が用でこれだけ留守にするには可笑しいと思うが」
淡「でも....」
衣「もしも、誰か入ってきたら注意しなくてはいけないかもしれない」
淡「そんな....二人は大丈夫かな?」
衣「透華.....一....」グスン
淡「照....菫....」グスン
ガチャッ
衣「だ、誰か来た」ビクッ
淡「え?どうしよう」アタフタ
衣「とりあえず、毛布の中に隠れろ」
淡「うん」
モゾモゾ
係の人(二人はまだ寝てるわね)
淡(どうしよう)アワアワ
衣(どうか築かないでくれ)フルフル
係の人(一応寝顔を見てみましょうか)テクテク
淡(こっちに来た、もうだめだ)プルプル
衣「」ギュッ
淡(衣....)
淡「」コクッ
ギュッ
衣(もう、二人だから)
淡(怖くないよね)
係の人(さーてと、寝顔拝見)ペラッ
係の人(これは.....)
ギューッ
係の人(抱き合ってて顔が見れないわね)
係の人(起きてる時はあんなに仲悪いのに)クスッ
係の人(さーてと、あんまり見てると起きちゃうわね)テクテク
ガチャッ
衣「ぷはぁ」
淡「ふうっ」
衣「淡...」ウルウル
淡「衣....」ウルウル
衣「衣たちは生きてるよな」ギューッ
淡「うん、私達生きてる」ギューッ
衣「あわいー」ギューッ
淡「ころもー」ギューッ
衣「えへへへへ」
淡「えへへっ」
衣「なんとか持ちこたえたな」
淡「うん、敵はどっか行っちゃったね」
衣「でも、またいつ来るのか分からない.....」
淡「どうしよう」
衣「とりあえず毛布に包まって誰か来るのを待っていよう」
淡「うん、そうだね」
モゾモゾ
衣「少し移動するぞ」
淡「了解」ビシッ
ちょこちょこ
衣「速く頼りになる者が来てくれないと、次敵がきたら」
淡「大丈夫だよ」
衣「どうしてだ?」
淡「だって、私と衣が組めば最強何だから」フンス
衣「.....そうだな、衣たちが組めば」
淡「うん、誰にも負けないよ」
衣「よし、とりあえずこれから」
ガチャガチャ
衣「誰か来た、とりあえず隠れろ」
淡「う、うん」
モゾモゾ
衣(一体次に来たのはだれだ?今度は)
手ギュッ
衣(淡?)
淡(次も大丈夫だよね?)ジーッ
衣「」コクコク
ギュッ
淡「」ニッ
衣「」ニッ
衣(そろそろ、敵の正体を突き止めなくては)
淡(そ、そんなの無理だよ....)
衣(こっちからやらなくちゃあっちにやられる)
淡(でも....)
衣(衣たち二人なら最強だろ?)
淡(うん....)コクッ
衣(それじゃあ、1、2、3でいくぞ)
淡(わかった)
衣(1)
淡(2)
衣・淡「3」バッ
透華「きゃっ」バターン
一「透華!?」
透華「い、痛いですわ....」ピクピク
一「大丈夫?」
淡「こいつ敵?」
衣「いや、違う、衣の両親だ」
淡「そうなんだ、良かったー」
透華「よくありませんわー」ガーッ
淡「ひっ」ビクッ
一「まあまあ」
衣「それで、なんで透華達は衣を呼ばなかったのだ?」
一「それはね、透華は衣のねが「止めなさい、一」
一「はいはい」
透華「とりあえず、もう帰りますわよ」
衣「買い物はもう済んだのか?」
透華「ええ」
一「それじゃあ、帰ろう」
衣「....」
一「衣?」
手ギュッ
淡「ねえ....もう、衣は帰っちゃうの?」
衣「淡.......」
淡「嫌だよぉ、衣ー」ウルウル
衣「淡を一人になんてしないさ」ナデナデ
淡「」グスン
透華「はあ、早く帰りたいと言うのに」
一「少しぐらいいいじゃない、僕たちもいっぱい衣を待たせたんだし」
透華「仕方ありませんわ」
衣「ありがとう、透華」パアアアア
淡「ありがとう」ニコッ
一「それじゃあ、自己紹介だね」
一「僕は一って言うんだ、で、こっちの人が」
透華「透華といいますわ」
淡「よろしく、透華、一」
透華「こちらこそ」
一「よろしく」
淡「今日で、三人も友達が出来たって菫に自慢しちゃおー」
一「菫って言うのは?」
淡「私のお母さんなんだよ」
一「そうなんだ」
咲と和の夫婦からは誰が生まれるの?
アコシズは?
衣「淡の家も二人とも女性なのか?」
淡「うん、もう一人は照って言うんだ」
衣「ほう」
淡「照はねお菓子好きだし、ガミガミ言わないから好きなの」
一「菫さんは?」
淡「怒ると怖いから嫌い」
一(まるで家みたいだ)チラッ
透華「なんですの?人の顔チラチラ見て、いや、なんでもないよ」
>>77
優希あたりじゃね?
アコシズはどちらかというとセーラとアコでシズが生まれるって感じ
>>78ミスッた
最後
透華「何ですの?人の顔チラチラ見て」
一「いや、なんでもないよ」
で
衣「その菫はそんなに怖いのか?」
淡「うん、怒らせたら鬼婆になるよ」
菫「誰が鬼婆だってぇ?」
淡「あれ?何でここに?」カタカタ
菫「迎えに来たに決まってるだろ」
照「ごめんね、遅くなった、で、彼女たちは?」
淡「友達の衣とそのお母さん達だよ」
一「どうも」
照「こちらこそ」
透華「よろしくお願いしますわ」
菫「ああ、よろしく」
透華「それじゃあ、そろそろ帰りますわよ」
衣「もうか?」
透華「もう、晩御飯ですわよ」
菫「私達も帰るぞ」
淡「えー、まだ一緒に居たい」
菫「あちら側も、もう帰るって言ってるだろ」
照「淡はお腹空いてないの?」
淡「空いたー」グーッ
一「車はどちらに?」
照「南駐車場に」
一「あー、僕たちは東だから今からさよならしなくちゃね」
衣「嫌だ」
透華「衣いい加減n「今日じゃなくても」
照「いつでも会えるよ」ニコッ
衣「そうなのか?遊びに行っていいのか?」
照「うん、今度遊びにおいで」
衣「うん」
一「それなら、淡ちゃんも今度家に遊びにおいで」
淡「わかった」
衣「じゃあなー、あわいー」
淡「じゃあねー、ころもー」
一「初めての友達だっけ?」
衣「うん、衣の初めてで、最高の友達だ」
照「友達は大切にするんだよ」
淡「分かってるよー」
異能のせいで友達が出来た事のない二人の少女が出会った
初めて心から許せる友初めて見つけた二人はこれから
無限の友情を育み、そしてそれがいつしか愛情へと変わっていくのだが
それはずっと先のことである
槓
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