美穂子「上埜さんが二人居るですって!?」(137)
インターミドル後
上埜家
上埜「ばーか!私は新しい母親なんか認めないから!」
親父「まだ話は終わってない!」
上埜「聞きたくないつーの」
バタン
上埜「最悪。親が離婚して苗字変わるなんて…、つか、新しい母親、お母さんって言うかお姉さんって年齢じゃない」
上埜「はぁ…、しばらく家に帰らないでおこう…」
上埜「タバコ…、タバコっと」ゴソゴソ
上埜「あらー、ライターないじゃん。買いに行くか」トボトボ
上埜「ってあら?こんな所にトンネルあったかしら?」
不思議なトンネルを発見する上埜久
上埜「まぁ…、私が知らないだけで新しく出来たのかもね」テクテク
パアァァァァ、不思議な光が上埜久を包み込んだ
コンビニ
上埜「マルメンライト下さい」
店員「お嬢ちゃん、明らかに中学生だよね?制服着てるし」
上埜「…そうだけど」
店員「今は厳しくて、とてもとても子供にはタバコ売れないよ」
上埜「はぁ?私、親のお使いで買いに来ただけよ」
店員「それでも制服着てる子には売れないよ。ごめんなさいね」
上埜「じゃあいいです!ライターだけ下さい」
店員「はい、105円になります」
上埜「ちっ…、なんでコンビニ三軒回って、タバコ買えないのよ」
上埜「いつからこんなに厳しくなった!って言うか、いつの間にこの辺にコンビニ増えたんだろ…」
上埜「あぁー、もうイライラするわね」カチッ、シュボ
上埜「私の人生、インターミドルすっぽかした日から上手く行かないわね」
上埜「ふぅ…」スパー。oO○
和「こら!中学生がタバコ吸っちゃ行けませんよ!」
上埜「なによ?あんた誰よ?」ギロッ
和「なっ!?部長ですか?」
上埜「部長?誰の事言ってるのよ。って、その制服は清澄高校の人?偉そうに説教ですか」
上埜「…」スパー。oO○
和「だから、タバコ辞めない!清澄が来年、全国大会に出場出来なくなったらどうするんですか」
パシーン
上埜久のタバコを払い落とす和
上埜「痛っ…、この…。高校生だからって私がビビると思ってんの?」ギリッ
和「貴方も高校生でしょ!しかも、元学生議会長ですし!」ギロッ
上埜「なーに、わけのわからない事言ってるのよ!学生議会長ってなに?生徒会長の事?」
和「私達の学校では学生議会長です!」
上埜「ふーん、変わってるのね、清澄って」
優希「おーい、和ちゃん、部長」
咲「あれ?二人とも、声を荒げてどうしたの?」
上埜「げっ…、援軍!?中学生を、高校生三人でボコボコにしようって言うの!?」ブルッ
和「だから、誰が中学生ですか!」
咲「ボコボコってそんな…」アハハ
優希「部長には久しぶりに会ったけど、髪伸ばしてるのか?」
和「そう言えば、髪型が違いますね。…あれ?身長縮みました?」
上埜(まずは鈍くさそうな高校生から、狙って不意を突く)
上埜(そして、あのタコス食べてる子とデカパイが驚いてる隙に逃げる)
上埜「せーの…」ドン
咲「きゃっ!?」ヨロッ
咲を押す、上埜久
iPSちゃうんか
和「咲さん!?」
優希「部長!何するんだじぇ!」
咲「いたた…」スリスリ
上埜(今の内に…、逃げる!)タッタッタ
和「須賀君!部長を捕まえなさい!」
京太郎「お、おぅ。部長、いきなり何するんですかー」
上埜(は?男子高校生まで居るの!?)ビクッ
だから、男をトラウマ化させてしまったような後暗い過去が部長にあったと連想させる記述はマジっぽいから止めて差し上げろ
そしてあっさり京太郎に捕まる上埜久
京太郎「部長…、暴れないで下さいっす」
上埜「は、離せ!離しなさいよ!」バタバタ
和「部長、久しぶりに会ったのにどうしたんですか?まずは、咲さんに謝らないと」
上埜「誰が謝るか!中学生一人に、高校生三人。挙句の果てには、男子高校生まで使いやがって!」
上埜「私をどうするつもりよ!この奇乳淫乱ピンク!」
和「…」ブチッ
和「誰が淫乱ピンクですか!」ミシミシ
上埜「あいたたたたたたたたた」
アイアンクローをかます和
上埜「うっ…、ううぅぅぅぅ…、高校生が私をイジめる…」グスン
和「イジメてません!だから、貴方も高校生で…」
咲「待ってよ、和ちゃん。部長が着てるの○○中学の制服じゃない?」
優希「ホントだじぇー。部長、中学の制服まだ着れたのかじぇ?」
京太郎(部長って、いつも香水つけてたけど、この部長からは何の匂いもしないなぁ)
上埜「お、お金はこれだけしかないの…」ゴソゴソ
財布を出す上埜久
和「お金!?ちょっと、ちょっと!待って下さい!」
優希「おっ、久しぶりにタコス奢ってくれるのかじぇ?」
咲「や、辞めて下さいよ…。まるで私達がカツアゲしてるみたいじゃないですか…」
上埜「じゃあ、タバコ吸ってたから、警察に突き出すのね!?」ウルウル
美穂子「貴方達!何やってるんですか!」バッ
上埜「ふ、福路さん?この辺に住んでたの?」ビクビク
美穂子「寄ってたかって、上埜さんに財布出させて…、貴方達、見損ないましたよ!」ギロッ
和「ご、誤解です。元はと言えば、部長が咲さんを押すから」
咲「そうそう、私達何もしてない…」
美穂子「お黙りなさい!聞く耳を持ちません!上埜さん、怯えてるじゃないですか!」クワッ
上埜「福路さん…、私のために…、一度対戦しただけなのに…」ウルウル
上埜「ものすごくいい人なのね」
ヒント:恋は盲目
ブーブー
京太郎「あれ、メールだ」
京太郎「はあぁぁぁぁぁぁ?部長から!?」
和「何ですって!?」
咲「部長は目の前に居るよ?携帯触ってないし」
優希「部長ってこんなに目付き悪かったっけ?」
美穂子「上埜さん、私の後ろに隠れて下さい」バッ
上埜「う、うん。福路さんって同い年なのに、高校生に啖呵を切るなんて、意外と度胸あるのね…」ブルブル
京太郎「部長、今から来るって」
和「じゃあ、目の前に居るこの人は誰なんですか!?」
咲「どどどどど、ドッペルゲンガーなのかな」ブクブク
上埜「福路さんって、私服は大人っぽいのね。とても中学生に見えない」
美穂子「中学生?」キョトン
上埜「胸もだいぶ発育してるわねぇ…。あっ、大会どうなったの?誰が勝ったの?」
美穂子「えっと…、団体戦は清澄がインハイで優勝して、個人戦は、宮永咲さんが優勝しましたけど…」
自分とセックスとかどこのナルキッソスだよ
プープー
原付で来た竹井久
久「やっほー、何、ボケた事言ってんのよ。私が二人居るなんて」ケラケラ
久「そんなオカルトあり…」ハッ
上埜「…」ジーーー
久「ありえ…」チラッ
上埜「…」ジーーー
久「あえりないと思うんだけど…」ウーン
上埜「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!」久「私が居るうぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」
場所を変えて清澄の部室
上埜「ここが清澄高校か…」キョロキョロ
久「ったく、何で私が二人存在してるんだつーの」
咲「中学生の頃の部長でしたか、可愛いですねー」
和「部長、タバコ吸ってたんですか?」ジトーー
久「うっ…、中三の時は少し荒れててね…」ギクッ
美穂子「片岡さん、ティッシュ下さい」ボトボト
優希「お姉さん、まだ鼻血が止まらないんだじぇ!?」
久「だいたいの事情はわかったわ。私、謝りなさい」
上埜「なんで私が…」プイッ
久「いいから謝りなさい!」ゴチン
上埜「いたっ!わかったわかった!謝るから…」ヒリヒリ
上埜「宮永さん、原村さん、どうもすいませんでした」プイッ
和「…せめて目を合わせましょうよ」
咲「気にして無いよ」
美穂子「私も謝りますからあぁぁぁぁぁ!」ポロポロ
久「いや…、美穂子は謝らなくていいじゃん…」
久『ってわけなのよ。何とかしてよ』
春『わかった、でも姫様と霞さんが今、手が離せない状況にある。だから、一週間待って』
久『はいはい、一週間ね。了解』
ガシャン
久「一週間後、元の世界へ帰れるって。で、あんた。住む家どうするの?」
上埜「やっぱりここは三年後の未来なの!?って帰れるんだ!」
久「感謝しなさいよ。私のコネのおかげ。あんた、いつまでも他人にツンツンしてると人生損するわよ」
上埜「くっ…、未来の自分に説教されるなんて…」
久「私の家はねぇ…」ウーン
上埜「あんたさ…、今は竹井なんでしょ?」
久「…そうよ」
上埜「あんたの家には、あの女が居る。じゃあ、帰りたくない」
久「…まぁ、名字が変わって三年経ったけど、私もあの人が好きなわけではないわよ。ってか、同じ顔が二人居たら心配かけるわね…」
上埜「父さんには心配かけたくないわね」
久「考える事は一緒か」
久「こうする?私がお金渡すから、ビジネスホテルとかに泊まる?」
上埜「それが一番妥当な案かもね」
美穂子「ま、待って下さい!上埜さんは中学生ですよね!?」
久「そうね、中学生の私ね」
美穂子「中学生がビジネスホテルで寝泊まりなんて危険すぎます!もし何か犯罪に巻き込まれたら…」
久「だって仕方ないじゃん。私の家には帰りたくないって」
上埜「絶対に嫌!」
美穂子「なら、私の家に泊まって下さい!両親が旅行に行ってて、しばらく帰って来ませんから!」
久「えー、マジ?」
美穂子「大真面目です!」クワッ
上埜「福路さん、いいんですか?私達、話した事もあまりありませんけど…」
美穂子「いいですよ。ぜひ私の家に泊まりに来て下さい。これから、たくさん喋りましょうよ!」
上埜「えっと…、その…、ありがとうございます///」
美穂子「敬語は無理して使わなくていいですよ」ニコッ
上埜「わかった」ニコッ
久「じゃあ、美穂子に任せようかな。あっ、お金いる?」
美穂子「いいえ、必要ありませんよ。ご飯が二人分に増えるくらいですし」
久「着替えは…、私の古着持って行くわね」
久「さて、じゃあ帰るまでの一週間…」
上埜「なにしよーかなー。三年間で、遊園地とか長野に出来たりした?」
久「バカ!麻雀するに決まってるでしょ!」
上埜「えぇ~、私はもう麻雀辞めるつもりなのだけど…」
美穂子「絶対に駄目です!」バン
久「その内、麻雀やりたくてウズウズし出すわよ。だって私だもん」
久「咲!」
咲「はい」
久「このクソ生意気な中学生に麻雀楽しませてやって」
上埜「私、こう見えても麻雀強いですよ」
咲「ふふふっ…、昔の部長と打てるなんてワクワクするね」
和「部長じゃややこしいので、上埜さんと呼ぶようにしましょう」
優希「中学生に高校生の実力思い知らせてやるじぇ」
久「ちなみに、清澄の恐怖の一年トリオとの同卓だから、ハコらなければ認めてあげるよ」
上埜「私がハコ?そんなのあるわけ…」
咲「カン!カン!もう一個カン!」
優希「南場は回って来ないじぇ!」
和「…」ヒュ、ヒュ、ヒュ
上埜「まいりましたあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ウワァーン!!
上埜「麻雀怖い…」ブルブル
美穂子「膝枕しますね。私も高校一年生の時はよく、トイレで泣いてましたよ」ポンホン゚
上埜「福路さんの膝、柔らかいわね…」
美穂子「福路じゃなくて、美穂子って呼んで下さい」
上埜「いいの?」
美穂子「はい♪」
久「…」ジーーー
咲「部長、いいんですかー」ニヤニヤ
和「そうそう、昔の自分に福路さん取られても…」ニヤニヤ
久「やかましい!」クワッ
久「…」ピポパ
久『あっ、天江さん。突然なんだけど練習試合とか…』
久「…」ピポパ
久『ゆみ、受験勉強のストレス発散したくない?』
久「上埜久!今日から、私があんたを一週間みっちり鍛えてあげるからね!」ニタアァァァ
上埜「ひいぃぃぃぃぃぃぃぃ」ブルブル
久「明日は、今日休んでるまこと美穂子と私と同卓して貰うわよー」
上埜久が来て三日後
衣「海底撈月」
上埜「また、海底牌とか?なにこれ…、私が知ってる麻雀じゃない…」ブルブル
久「高校生の大会だと、こんなオカルトだらけよ。今のあんたじゃ、どこと当たっても負けるわね」
上埜「はぁ…、インハイの壁は遠いわねぇ…」
衣「やっぱり中学生相手に衣の相手は無茶なんじゃないか?」
久「大丈夫大丈夫。こんなのでも私だからね。へこたれても、いつか復活するわよ」
上埜「とほほほ、こっちの世界なんか来なきゃ良かった」グスン
久「ねぇ、美穂子。あの子、迷惑かけてない?」
美穂子「いいえ、特に問題ないですよ。一緒にお風呂とか入って…あっ!?」
久「ふーん、一緒にお風呂ね…、それはさぞ楽しいんでしょうね」ゴゴゴ
美穂子「あっ、いえ!今のは間違いで…、いや!間違いじゃないんですけど…。お風呂代の節約が何とかとか上埜さんが言うものですから」ゴニョゴニョ
久「…」ピポパ
久『あっ、照。咲があんたに会いたいって。ついでに清澄で麻雀打って来なさいよ』
久『明日は難しい?咲は、今すぐ会いたいって言ってんのよ!?』
久『ついでに大星さんも連れて来なさいよ!』
久「ねぇ、美穂子。あの子、迷惑かけてない?」
美穂子「いいえ、特に問題ないですよ。一緒にお風呂とか入って…あっ!?」
久「ふーん、一緒にお風呂ね…、それはさぞ楽しいんでしょうね」ゴゴゴ
美穂子「あっ、いえ!今のは間違いで…、いや!間違いじゃないんですけど…。お風呂代の節約が何とかとか上埜さんが言うものですから」ゴニョゴニョ
久「…」ピポパ
久『あっ、照。咲があんたに会いたいって。ついでに清澄で麻雀打って行き来なさいよ』
久『明日は難しい?咲は、今すぐ会いたいって言ってんのよ?』
久『ついでに大星さんも連れて来なさいよ!』
??「久が特定の女に執着しとるじゃと……? そんなオカルトありえんありえん」
それはそうと、どこを直したんや……?
上埜久が来て五日後
福路家
上埜「宮永さんのお姉さんと、大星さん、死ぬほど強かった…」グスン
美穂子「あの二人は手加減とか出来ませんからね…。高校生でも別格です」ナデナデ
上埜「宮永さんの妹さん、ずっと私に対して手加減してたのね。プラマイゼロとか屈辱よ」
美穂子「悔しいですか?じゃあ、強くなりましょう」ナデナデ
上埜「…わかってる。元の世界に戻っても何度だって挑戦してやる」
美穂子「頑張って下さいね。風越のキャプテンの私が言うのも何ですけど」ナデナデ
上埜「風越か…。私は金銭的に行けないからなぁ…」
ピンポーン
美穂子「はーい」
ガチャ
久「き、来ちゃった…」ポリポリ
>>81訂正
久「ねぇ、美穂子。あの子、迷惑かけてない?」
美穂子「いいえ、特に問題ないですよ。一緒にお風呂とか入って…あっ!?」
久「ふーん、一緒にお風呂ね…、それはさぞ楽しいんでしょうね」ゴゴゴ
美穂子「あっ、いえ!今のは間違いで…、いや!間違いじゃないんですけど…。お風呂代の節約が何とかとか上埜さんが言うものですから」ゴニョゴニョ
久「…」ピポパ
久『あっ、照。咲があんたに会いたいって。ついでに清澄で麻雀打って行きなさいよ』
久『明日は難しい?咲は、今すぐ会いたいって言ってんのよ?』
久『ついでに大星さんも連れて来なさいよ!』
いや、そういうツッコミでもなく、普通に気付かなかっただけですわ
訂正とかあんまり気にしなくていいんじゃないかしら
美穂子「あら、竹井さん。いらっしゃいませ」
上埜「なんであんたがここに来るのよ!もう顔も見たくない」
久「私だって自分の顔なんか見たくないわよ!美穂子に迷惑かけてないか心配だから、見に来たの!」
上埜「帰りなさいよ!ここは私と美穂子の愛の巣だから」
久「何が愛の巣よ!このマセガキ!」
上埜「…」バチバチ
久「…」バチバチ
美穂子「まぁまぁ…、お二人とも落ち着いて…」
久「ってわけで、今日から泊めて貰うから」
美穂子「えぇ~///そ、そんな~///」テレテレ
上埜「帰れ!帰れ帰れ帰れ!」
久「黙りなさい。ここは美穂子の家よ!美穂子にしか決める権利はないわ」
美穂子「いや~、私はいつでもウェルカムですよ(上埜さんに限り)」ニコニコ
久「だってさ」ドヤッ
上埜「ぐぬぬぬぬ…」
上埜「美穂子、お風呂湧いたわよー」
美穂子「はいはい、今行きますね」
久「…」ヌギヌギ
美穂子「上埜さん何を!?」
久「上埜は、あのクソガキ。私は竹井。間違えないでよ」ポイポイ
美穂子「す、すいません。竹井さんは何を?」
久「決まってるじゃない。お風呂に入るのよ」スポポーン
美穂子「ふ、ファッ///」
??「清澄の部長は、風呂に入ったとき濡れたタオルを股ぐらに叩きつけちゃうおっさんみたいな奴だし! キャプテンには似合わないし!」
お風呂場
久「流石に…」ギュウギュウ
美穂子(上埜さんサンドイッチだわ…、あぁ、幸せ~)
上埜「三人だと狭い…」ギュウギュウ
久「やっぱり中学生の時の私って、貧相ね。Aカップなの?」
上埜「Bよ!Bカップ!自分の体でしょ!?」
久「あぁ、ごめんごめん。今の私はCだからさー」
美穂子「ふぅーむ、なるほどなるほど…」ブクブク
上埜「しかし、自分の未来を見てしまうと色々と諦めがつくわね」ハァ
久「美穂子みたいにデカパイに憧れるの?」モミモミ
美穂子「ど、どこ触ってるんですか!」
上埜「そりゃ、中学生だもん。憧れるわよ」モミモミ
美穂子「上埜さんまで///」
久「タバコ吸ってると、胸の成長止まるわよー。Cカップまで育たないかも」
上埜「困るわね。今週入って、ずっと吸ってないけどもう吸わない」
上埜「代わりに美穂子の乳首でも吸うか」ハムッ
美穂子「あっ…あん!」ビクン
久「このバカ!これ吸っていいのは私だけよ!」ポカッ
上埜「私も久よ!」
久「とにかく駄目!絶対ダメ!」ポカッ、ポカッ
上埜「あいた!いたっ!」
そして、上埜久が帰る最終日がやって来る
小蒔「…」zzZZZ
霞「あら、中学生の竹井さん可愛いわね」ジュルリ
久「さて、本気で打つか…。上埜久。あんたも全力で打ちなさいよ」
上埜「わかってるつーの。本気出さなくて勝てる相手じゃない!つか、本気出しても勝てる気がしないし」
美穂子(上埜さん…、竹井さん…)
優希「あの部長も三年経ったら、今の部長になるんだよなぁ」
咲「三年前か…。お姉ちゃんが東京に行った年だったかな」
上埜「結局、最下位か…」
久「中学生相手に負けるわけにはいかないわよ。しかも自分相手」
霞「もう五分で、この世界から貴方は消滅してしまうけど、何か言いたい事ある?」
京太郎「あぁ、上埜ちゃん。これ過去三年間の競馬の有名なレースの勝敗データだぜ。これがあれば、元の世界で、お金が好きなだけ確保出来るよ」
上埜「あら、気が利くわね」
優希「部長は本当は風越に行きたかったって聞いた事があるじぇ。福路お姉さんと全国大会目指すといいじぇ」
久「…まぁ、過去の世界はあんたの物よ。好きな通りに生きなさいよ」
上埜「ふぅ~ん、風越も悪くないけど…、でも、悪いけどいらない」クシャクシャ
京太郎「あぁ、せっかく調べたのに」
上埜「私、この学校好きになっちゃった。いや、竹井久以外の全てね」
久「私は好きじゃないって!?」
上埜「当たり前じゃん。誰があんたみたいな性悪女」ケッ
上埜「まぁ…、清澄で頑張るわよ。一年間は清澄麻雀部は一人だったって?」
久「そうよ。部員は私だけ。まぁ…、一人でネット麻雀したり、牌を磨いたり」
美穂子「…」
上埜「一人上等!二年待てば、全国大会に出れるのね」ウンウン
久「頑張りなさいよ」
上埜「はいはい」
上埜「あっ、美穂子。私ね…」
美穂子「はい」ポロポロ
上埜「貴方の事が好…」プチュン
霞「元の世界に戻ったみたいね」
咲「最後に何か言いかけてたみたいだけど…」
久「ったく。それは私の台詞だっつーの」
和「早く言えばいいのに…」
生徒会長権限で麻雀部の部費を使いまくったからやろ
三年前、バス停
上埜「あら…、戻って来たか…。このバス停、三年後の世界ではもう無くなってたし」
照「…」パラッ
上埜「あれー、宮永照よね!」
照「…ど、どうして私の名前を!?」ビクッ
・
・
・
上埜「へぇー、白糸台に行くのね」
照「う、うん。友達も知り合いも居ないから、少し不安」
上埜「大丈夫、きっといい友達も後輩も出来ると思うから」
照「先輩は?」
上埜「さぁ…、それは知らないわね。あっ、バスの時間ね」
照「君、中学生?」
上埜「うん、中三よ。麻雀のインターミドルとかで少しだけ活躍したり」
照「へぇー…、麻雀打ちなんだ」
上埜「えぇ。そう言えば、咲は○○中学に居るのね?」
照「どうして咲ちゃんを知ってるんだ!?」
上埜「知り合いなのよ。咲も麻雀強いんでしょ?」
照「私達は家族麻雀しか打った事ないから…。後、アイツは麻雀嫌いだよ」
上埜「嫌い?そうは見えなかったけどね」
ブロロロロロロ
走り去るバス
上埜「さて、少しだけ歴史を動かしてみましょうか」
○○中学、図書室
上埜「宮永咲、宮永咲は居るかしら!」
図書委員「しーーーーー、図書館ではお静かに…」
咲「だ、誰ですか!?」ビクッ
上埜「ふふふっ…、お姉さんと少しだけお話。いえ、一局打ちましょう」
咲「私、麻雀好きじゃないから…」
・
・
・
上埜「あっ、つい癖で美穂子の家の前まで来ちゃった」
美穂子「お買い物行かないと…、あら?貴方は」
上埜「えっと…、お、お久しぶりです。インターミドル以来ね」アセアセ
風越中学
美穂子「進路どうしようかな…」ハァ
美穂子「親も監督も風越一択だって言うけど…、あの人は…」
上埜『私ね。清澄高校に行くの。そこで麻雀部を作るわ!』
美穂子『なぜ清澄なんですか?風越以外にも強い麻雀校はありますよ』
上埜『清澄じゃないと駄目なのよ。まぁ、福路さんは風越に行くんでしょうけど、三年後楽しみにしといて』
美穂子『三年後?』
二年後
上埜久、高校二年生になる
まこ「久、名義貸してくれる一年が二人見つかったぞ」
久「これで五人、一応揃ったわね。本命は個人戦だけど、団体戦もエントリーしときましょう」
美穂子「えぇ、先鋒は私が。中堅は染谷さんが。大将は久が」
久「そうね、なるべぐ美穂子で稼いで、次鋒と副将は捨てて…。大将までに飛ばされなきゃ上出来よ」
まこ「清澄高校麻雀部、初のデビュー戦じゃな」
県大会、決勝戦
衣(な、なんなのだ!コイツは!?)
久「やっばい…、流石に追いつけないか…」
池田「化け物が二人とか聞いて無いし…」カタカタ
衣「衣がこんな奴らに負けるはず…」ゴゴゴ
久「昔、戦った時はもっと強かったような気がするけど。流石に10万点差をひっくり返すのは厳しいかな」
久「ごめん、結局負けちゃった。一矢を報いたつもりだけど…。負けたら意味ないわね」
美穂子「個人戦、頑張りましょう!」
まこ「おおぅ」
久と美穂子は、個人戦で全国大会に出る事になる
同時期、インターミドル決勝戦
西田「宮永さん、今年の意気込みとか聞かせて下さい」
咲「誰が相手でも、全部倒します」ゴッ
西田「二年連続チャンピオンを狙うわけですね!?宮永さんの進路はやはり白糸台でしょうか?」
咲「いえ、白糸台には進みません。高校はもう決めてますから」
西田「どこですか!?」
咲「今は言えません。目の前に試合に集中したいですし…、これで…」スッ
インターミドル決勝卓
和「宮永さん…、今年こそ倒します!」
咲「負けないよ!」
・
・
・
咲「カン!嶺上開花」
実況「決まったーーーーー!宮永咲、二年連続インターミドルチャンピオンだ!姉の宮永照もインハイの個人戦で優勝しており、とんでもない姉妹が麻雀界に彗星の如く現れました!」
咲「ふぅ…、麻雀って楽しいよね」ニコッ
和「負けました。完敗です」
和「宮永さんは、どこの高校に行かれるんですか?長野ですから、やはり風越ですか?」
咲「原村さんになら教えてもいいかな…。清澄高校だよ!」
和「清澄高校?あそこに麻雀部なんてありましたっけ?」
上埜久、高校三年生になる
咲「上埜さん、お久しぶりです」ペコリ
久「あら、咲。約束通り、清澄に来てくれたのね!」ダキッ
まこ「おーい、久。入部希望者が続々と集まって来たぞ」
美穂子「インターミドル優勝の宮永さんと、準優勝の原村さんが入ってくれたのが大きいですね」
まこ「久と福路先輩も個人戦で活躍したしな」
久「もちろん、ミーハーな気持ちで入った子も多いんでしょうけど…、清澄麻雀部は甘くないわよ」
美穂子「夏までに何人残るかしら?」
まこ「今年は、レギュラー争いも過酷じゃの…」
久「目指すは団体戦、全国優勝」
美穂子「おー!」
終わり
綺麗な部キャプ好き
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