デート

ひたぎ「じゃあ、デートをしましょう」

暦「(あれ、もっときついのが来るかとおもったけど･･･)」

ひたぎ「何よ。不服なの?」

暦「ん?いやいや、全然」

ひたぎ「･･･あっそう、

　　　　場所は>>7でいいわね」

蛇神神社

ひたぎ「北白蛇神社にいくわよ」

暦「え!?いいのか!?

　　あそこには蛇髪千石撫子がいるし、

　　第一、お前と撫子は一度も面識がないという設定が崩壊するじゃないか･･･」

ひたぎ「そんなことどうでもいいのよ、それより、お前呼ばわりしないでくれるかしら?

　　　　身の程をわきまえなさい!」

暦「(･･･慣れねぇ)」

撫子「ん･･･」

ひたぎ「よかった。神様はおねむの時間のようね」

暦「そうだな･･･いや、そうですね」

ひたぎ「それでいいのよ、それで」ﾆﾔｯ

暦「なにその笑み!?」

ひたぎ「さぁ、とりあえず神社に来たらお参りをしなくちゃならないわね」

暦「え?お参りすんの?」

ひたぎ「じゃあなんの為に神社に来たのよ」

暦「いや僕が知りたいんだが･･･」

ひたぎ「ま、ここの神が誰であろうとそんなのは関係ないわ。

　　　　神社に来たらまずそこの神様に挨拶をすべきだわ」

暦「あぁ、分かったよ」

ひたぎ「あ、ところでお賽銭は阿良々木君が出すのよ」

暦「そこは奴隷だからしょうがないな･･･」

ひたぎ「ということで、1万円ちょうだい」

暦「高額すぎるぜ!?」

撫子「･･･」

ひたぎ「これが千石撫子ね･･･。

　　　　やっぱり私が嫌いなガキだわ」

暦「どうか起きないでほしいものだな･･･」

ひたぎ「いや、いっそのこと永眠させましょう」

暦「やめとけ!!」

ひたぎ「『や　め　と　け』･･･ですって?」

暦「･･･やめていただけませんか!!ひたぎ様ぁ!!」

ひたぎ「ふふふ･･･、またあなたをより好きになりそうだわ」

暦「お前は俺のどういうとこに惚れてんだよ」

ひたぎ「とりあえず１万円、入れましょうかね･･･。

　　　　あ、阿良々木君は10円十分よ」

暦「どういう意味だよ」

ひたぎ「それはあなた自身が一番よく分かってることでしょう?」

暦「･･･?」

ひたぎ「『参拝をすると、人間価値が下がるから』でしたっけ?」

暦「いやそんなことを言った覚えはないんだが」

ひたぎ「まぁ、要するにあなたは10円ってことよ。

　　　　もちろん税込でね」

暦「うまい棒と同価値かよ僕は!!」

ひたぎ「あんまり大きい声を出すのはよくないわよ?」

撫子「･･･ん･･･」

ひたぎ「神様が目を覚ましてしまうわ」

暦「あぁ･･･すまん」

ひたぎ「じゃあ早くお賽銭箱にお金を入れましょう･･･いや、入れなさい!!」

暦「･･･無理に奴隷制度にしなくてもいいんだぜ?」

ひたぎ「それは私にとっていろいろと損になるから嫌よ」

ﾁｬﾘｰﾝ

ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

ひたぎ「ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ」

暦「おいやめろ、ﾊﾟﾝを増やすな」

ひたぎ「ん?何か悪いことでもあるのかしら?」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

暦「･･･」

撫子「･･･っあ」

ひたぎ「あ、覚めたわ」

暦「え!まずくないか!?こりゃ!」

撫子「･･･ん?」

ひたぎ「何とか誤魔化しなさい、寝ぼけ眼だから何とかなるわ」

暦「そ、そうか?」

ひたぎ「頑張りなさい」

暦「>>15」

夢や

暦「･･･夢や!!」

撫子「･･･あれぇ･･･?こぉよぉみおにーちゃん･･･?」

暦「よく聞きいやぁ!

　　これは夢なんや!!お前さんが見ちょる夢なんやで!!」

ひたぎ「ちょ、ちょっと。正しい大阪弁使わないと怒られるわよ」

暦「･･･今はそんなこと考えている場合じゃないだろ･･･」

撫子「･･･ゆ、ゆめぇ?」

暦「そうや!!」

撫子「目が開いているのに?」

暦「目を閉じればもっといい夢が見れるで!!」

撫子「･･･ほんとぉ?」

暦「あぁ!ほんまやで!!

　　例えば･･･『暦お兄ちゃん』と･･････××」

撫子「寝る!!」

ｸﾞｰｸﾞｰ

暦「･･･のび太かよ」

ひたぎ「なんとか乗りきれたのかしら」

ひたぎ「しかし･･･、

　　　　あなたの身を張った演技には驚かせられたわ･･･。

　　　　自分を犠牲にするのね。
　　
　　　　普通『暦お兄ちゃんとキスができる』とか言わないわよ?

　　　　まぁ、さすが『暦お兄ちゃん』だわ」

暦「しょうがないだろ･･･誤魔化せって言われたから咄嗟に誤魔化た結果だ」

ひたぎ「まぁその志は評価するわ」

暦「･･･お、おう」

ひたぎ「言うならば･･･30点ね」

暦「結構いい方なのかそれって」

ひたぎ「あ、1000点中30点ね」

暦「低評価だ!」

ひたぎ「さぁ、もうここには用はないわね」

暦「だな」

ひたぎ「次は>>22をしてもらうわ」

名前で呼んでほしい

ひたぎ「と、その前に阿良々木君」

暦「なんだ?戦場ヶ原」

ひたぎ「そう･･･その呼び方･･･。

　　　　改めなさい!!

　　　　具体的に言うと、名前で呼びなさい。命令よ」

暦「え、あぁ、まぁいいけど･･･けど」

ひたぎ「なによ?『暦』」

暦「!!」

ひたぎ「私たち、もう付き合ってまぁまぁ時間が経ったわよね?

　　　　何ならそろそろ名前でよんでもいいと思うのだけれども、そうでしょう?『暦』」

暦「･･･あ、ああそうだな･･･『ひたぎ』」

ひたぎ「嫌だ･･･カッコいいわ･･･」

暦「なんか今日のお前、惚れ薬でも飲んだかのようにデレデレだな」

ひたぎ「う、うるさいわよ」

ひたぎ「･･･しょ、しょうがないわね。

　　　　デートを続行することにしましょう、別のことやってもらおうかと思っていたけれど･･･」

暦「おお、それは嬉しい」

ひたぎ「では>>26に行きましょう、暦」

暦「あぁ、そうしよう、ひたぎ」

公園

公園

ひたぎ「いつもの公園ね」

暦「もうなんだかここに来るのが定番になってしまっているような気がするな」

ひたぎ「そうね」

暦「ん?誰かいないか?」

ひたぎ「･･･あれは･･･>>29」

羽川さん

羽川「あれ?どうしたの?二人とも」

ひたぎ「こんにちは、羽川さん」

暦「どうも」

羽川「なに?デート中?」

ひたぎ「まぁ、デートと言えばデートだけれど･･･

　　　　奴隷を散歩させているって感じだと思うわ」

暦「鬼畜です!!ひたぎさん!!」

ひたぎ「鬼が鬼畜とは･･･なんとも滑稽ね」

滑稽暦「ドSすぎる!!」

羽川「相変わらず仲がいいんだね!

　　　ちょっと安心しちゃったよ」

暦「 この状況が仲がいいとは僕は思わないが･･･」

ひたぎ「まぁ、要約していうと、今、暦は私の奴隷なのよ」

羽川「へぇー」

ひたぎ「今なら何を言っても言うことを聞いてくれるわよ」

羽川「うーん」

暦「怖いんですけど･･･」

羽川「>>33!!」

恋物語の前？
安価なら下

私の奴隷にもなってくれない？

>>32恋物語の前です

羽川「私の奴隷にもなってくれないかしら?」

暦「え?いやいやそれは」

ひたぎ「いいわよ」

羽川「わあ!ありがとう戦場ヶ原さん!」

暦「いやいや、待てって!

　　僕は二人の命令を同時に実行することなんてできないよ!!」

ひたぎ「その辺は調整すればいいのよ、

　　　　あなたには労働基準法が適用されないから、いくら働いても大丈夫よ」

暦「残業手当ても出ないってことか!!なんてブラック企業!!」

羽川「ということでいろいろ困らせちゃうと思うけど、好き放題やらせてもらうわ!」

暦「うわあああああ」

羽川「あ、じゃあ何か命令してみてもいいかな?」

ひたぎ「いいわよ、今日だけは『暦解放デー』として

　　　　国民には皆平等に暦に命令していい権利が与えられているのよ。

　　　　だから遠慮なく命令しちゃってちょうだい」

暦「･･･僕ってひたぎさんの彼氏ですよね･･･?」

ひたぎ「は?今日は奴隷だっていったじゃないの、もう忘れたのかしら?」

暦「いや忘れちゃいないけど･･･」

羽川「じゃあ、>>37」

おののきちゃんにしたら

羽川「じゃあ斧乃木々ちゃんとして暮らすっていうのはどうかしら?」

暦「斧乃木々?なんだそれは。斧乃木ちゃんの間違いじゃないのか?」

ひたぎ「あ、分かったわ。

　　　　阿良々木+斧乃木=斧乃木々ちゃんってことかしら」

羽川「戦場ヶ原さんあったりー!」

暦「･･･でも意味が分からないんだけれども」

羽川「だからー。

　　　阿良々木君が斧乃木ちゃんのコスプレをしよう!!ということだよ」

ひたぎ「それはなかなか面白そうね」

暦「あの派手な服をか!?」

暦「てか君たちって斧乃木ちゃんのこと知ってるんだっけ?」

ひたぎ「なんか聞いたことはあるわ。派手な服を着た幼女･･･って」

羽川「私も聞いたことはあるわ、見たことはないけど･･･」

暦「じゃあ、僕以外斧乃木ちゃんがどんな服を着ているか分からないじゃないか!!」

??「呼んだかい?鬼いちゃん」

暦「!?」

羽川「幼女で派手な服･･･」

ひたぎ「青髪･･･」

羽川･ひたぎ「もしかして、あなた、斧乃木ちゃん?」

斧乃木「うん、そうだよ。

　　　　僕が斧乃木余接だよ。ていうか君らは何者だい?イェーイ」

羽川・ひたぎ「私たちは、彼の主です」

暦「なんでそこ息ぴったりなんだよ!」

斧乃木「あれ?鬼いちゃんってペットだったのかい?

　　　　今や鬼もペットになる時代か･･･大変だね」

暦「いやペットじゃないし!!厳密に言えば僕は完璧な鬼ではない」

斧乃木「主って･･･ペットじゃなきゃなんなのさ」

暦「･･････奴隷」

斧乃木「フッ、あんまり変わらないじゃないか、鬼いちゃん。イエーイイエーイ、ピース」

暦「･･･」

ひたぎ「しかし、あのドレス･･･」

羽川「阿良々木君に似合いそうね･･･」

斧乃木「ここで何をしているの?みんな」

羽川「あのね、このお兄ちゃんにコスプレさせようとしているんだよ」

斧乃木「へー、いいように使われてるね、奴隷」

暦「･･･」

斧乃木「何のコスプレ?」

羽川「斧乃木ちゃんのコスプレ」

斧乃木「え、ちょっとそれは、いや、だな、ぁ･･･」

暦「本気で引くなよ」

斧乃木「まぁ。一日くらいなら貸してもいいよ」

羽川「本当に?ありがと!優しいね、斧乃木ちゃん」

斧乃木「イエーイイエーイ、ピースピース」

今日は終わりにします。

寝ます。

暦「ということで、着替えた」

ひたぎ「あら、お似合いよ。ロリコンね」

羽川「なんだっけ･･･?今流行りの『男の娘』っぽいね?」

暦「僕は男の娘でもなければロリコンでもない!!(･･･ロリコンではないとは少々言い切りにくいが)」

斧乃木「鬼いちゃんの服、大きいね。身長は小さいのに」

暦「うるせえ、てか僕の服着てんのかよ」

ひたぎ「じゃあ他に誰の服を着て、と言えばいいの?

　　　　彼女に裸になってもらうわけにはいかないでしょう?」

暦「まぁ、そうだが･･･」

ひたぎ「それとも何?裸の方が暦は良かったのかしら?」

羽川「うわ･･･阿良々木君･･･その考え方は･･･ダメだと思うよ」

斧乃木「最低だね」

暦「フルボッコかよ!!そんな事考えてねーよ!!」

斧乃木「じゃあ今晩までには返してね」

ひたぎ「分かったわ」

羽川「じゃあね!斧乃木ちゃん」

斧乃木「うん。また会おう。

　　　　例外の方が多い規則（離脱版)」

ﾄﾞｰﾝ

ひたぎ「飛んでったわ･･･」

暦「ほ、本当に今日中ずっとこれなのか･･･」

ひたぎ「奴隷なんだからしょうがないじゃない。奴隷の義務よ、主の言う通りに動くのは」

羽川「そうだよ?阿良々木君!奴隷は奴隷らしくね!」

暦「バサ姉が言うべきことじゃないと思うのですが!!それ!!」

ひたぎ「じゃあ折角だし、どこかにいきましょう。その格好で」

羽川「そうだねー、面白そう!」

ひたぎ「じゃあ>>46でいいかしら?羽川さん」

羽川「うん、いいと思うよ!」

暦「僕を置いて話が進んで行く･･･」

月火ちゃんのとこ行こっ

ひたぎ「暦の妹さんのところに行きましょう」

羽川「へぇーいいね」

暦「え!いやいやいや!!それだけはやめてくれ･･･!!

　　妹からの阿良々木暦の評判が悪くなってしまう!!」

ひたぎ「そもそもそんなに高くないでしょう?」

暦「」

阿良々木家前

ひたぎ「何だか来る途中いろんな人が指差して笑っていたような気がしたんだけど、きのせいかしら」

暦「気のせいじゃない･･･。

　笑ってくれるならまだいい。おもいっきりドン引きされてたじゃねぇか」

ひたぎ「なんだか私も恥ずかしくなってきたわ」

羽川「知っている人に会わなくて良かったねー。安心安心」

暦「本当、言う通りだな。

　　こんな無様な姿、扇ちゃんに見られたら『愚か者』って言われるんだろうな･･･」

ひたぎ「まぁ、そんな無様な姿を今から身内に見せるわけなんだけどね」

暦「･･･今日は僕の命日かな･･･」

ひたぎ「じゃあ、準備はいいわね」

暦「･･････もうどうにでもなれ!!」

羽川「開き直って、逆に気持ちが良さそうだね、阿良々木君」

暦「いや良かねーよ･･･」

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

ひたぎ「こんにちは。戦場ヶ原ひたぎです。阿良々木君の彼女です」

?「え?あ、お兄ちゃんの彼女さんが一体?」

ひたぎ「取り敢えず、開けて玄関先まで来てくれないかしら」

?「あ、はい」

暦「どんな反応をしてくれるんだろうな･･･月火は」

ひたぎ「今、インターホンごしに聞こえた声は月火さんの声なのね。

　　　　火憐さんは?」

暦「今日は朝早く、正義を極めるために少し鍛えてくるって言ってたからいないんじゃないか?」

ひたぎ「ふーん。良かったわね、ファイアーシスターズが揃ってなくて」

暦「まぁな･･･」

羽川「正義を極める･･･か。いかにもファイアシスターズって感じだね」

ｶﾞﾁｬ

月火「はい?何のようでしょうか」

ひたぎ「どうも、初めまして。戦場ヶ原ひたぎです。阿良々木君にお世話になっております」

月火「あ!あなたがお兄ちゃんの彼女の･･･。へー･･･。本当にいたんだ」

ひたぎ「あなたの名前も聞かせてもらえないかしら?」

月火「あ、阿良々木月火です。お兄ちゃんがお世話になってます」

ひたぎ「よろしくね」

月火「ところでお兄ちゃんは?今日は一緒じゃないんですか?」

ひたぎ「いるわよ」

月火「え?戦場ヶ原さん、羽川さんに･･･ドレス人間･･･。･･･ドレス??」

ひたぎ「･･･残念ながら、あなたの兄よ」

暦「」

月火「･･･え、え、えぇ?」

月火「え、何があったの!?お兄ちゃん!!そんな格好して･･･。
　　　
　　　プラチナビックリした!!」

暦「･･･よお」

羽川「申し訳ないんだけれども、今日は私たち阿良々木君の主なんだ」

ひたぎ「そうなの。つまり彼は奴隷よ」

月火「･･････ん?ドユコト?」

ひたぎ「私たちの言いなりってことよ」

月火「うーん･･･。よく分からないですけど私のお兄ちゃんでよければ、どうぞ」

暦「いいのかよ!!」

月火「しかし･･････」ｼﾞｰ

暦「な、なんだよ、そんなに顔近づけて」

月火「以外と･･･以外と様になってるね、女装」

暦「あ、そうか?」

月火「女装という行為がいいとは、言ってないけどね?」

暦「･･･」

月火「あ、入ります?玄関先でっていうのもなんなので」

ひたぎ「そうさせてもらうわ」

羽川「同じく」

月火「あ、お兄ちゃんは･･････うん、やっぱ入っていいよ」

暦「なんで兄を家に入れるの躊躇ってんの!?」

家の中　リビング

ひたぎ「あぁ、疲れちゃったわ･･･」

月火「どうぞくつろいでくださいね?」

羽川「うん」