女騎士「いや、なんか口癖になっちゃって」
オーク「単なる危ない人みたいだからやめときなよ」
女騎士「そうだね。どうかしてた」
オーク「そうだよ」
女騎士「んー‥‥」
オーク「?」
女騎士「なんかキャラ選択間違ってるよねーあたし」
オーク「そうかな、具体的には?」
女騎士「高確率でクリーチャーに犯されるってのは女としてどうなのよ、って話」
オーク「まぁ恵まれた境遇とは言い難いよね」
女騎士「でしょ?」
オーク「‥‥でも相手が人間ならいいの?」
女騎士「そんなわけないじゃない。私痴女じゃないし」
オーク(え、痴女じゃなかったんだ‥‥)
女騎士「何よその意外そうな顔は」ムスッ
オーク「あ、顔に出てた?」
女騎士「せめて否定しなさいよね。嘘でもいいから」
オーク「ごめん」ペコリ
女騎士「よし、許す」
オーク「ありがとう。でもそれなら君はどんなキャラが望みだったのさ?」
女騎士「そんなの決まってるじゃない。」
女騎士「私は騎士よ?主君に仕えて敵を討つナイト、それ以上でも以下でもないわ」
オーク(へー、でも素敵だねそういう忠義の士って奴は)
オーク「痴女の君には無理そうだね」
女騎士「本音と建前が逆よあんた」
女騎士「やっぱり一度浸透したイメージってのは拭い難いわね」
オーク「でしょでしょ?」
女騎士「あんたは臆面もなく自己正当化してんじゃないわよ」
オーク「ごめんなさい」
女騎士「全く!女騎士=くっ殺せ!なんて記号で結び付けないで欲しいわ」
オーク「苦労してるんだね君」
女騎士「あんたも当事者なんだけどね」
触手「おーっす、何の話してんの?」
オーク「あっ、触手くん」
女騎士「相変わらずヌメってるわねあんたは」
触手「うるせぇ。んで今日は何についてエキサイトしてんのよ」
女騎士「私の立ち位置についてよ」
触手「ん?レイプ願望持ちの女兵士じゃダメなのか?」
オーク「それが彼女今さらクリーンなイメージ望んじゃってさぁ」クスクス
女騎士「ナチュラルにぶっ殺したいわねこいつら」
触手「そうは言ってもよぉ、お前のイメージを変えるのは一朝一夕じゃ無理だぜ?」
女騎士「くっ!否定できない‥‥殺せ」
オーク「ほらまた口癖が」
触手「お前がいくら声高に主張したって世間一般はお前のこと年増の痴女くらいにしか思ってないぜ」
女騎士「年増は余計よ年増は」
オーク「仲間内の僕らでさえそう思ってたしね」
女騎士「でも私は生まれ変わりたいの‥‥」
触手「そうは言ってもなぁ」
オーク「とりあえず実際に誰かに仕えてみたらどうかな?それが望みなんでしょ?」
女騎士「とりあえず‥‥人に仕えるってのはそんな軽いものじゃ──」
触手「反論するなら対案があるってのか?」
女騎士「そ、それは‥‥」
触手「無いんだろ?よし!その案で行こうぜ」
女騎士「うーん気が進まないなぁ」
オーク「オッケー。さて、当面の問題は」
触手「誰に仕えるか、だよな。実は俺にいい案がある」
女騎士「ほんと?誰?」
触手「おr」
女騎士「却下」
触手「ひでぇなあ。否定するの早すぎんだろ」
女騎士「触手モンスターに仕える女騎士とかもはや性奴隷以外考えられないじゃない!」
触手「まぁ待てよ。触手に犯された後ってのはあんまり描かれないだろ?いわばアフターストーリーだよ」
女騎士「やっぱりあたし犯されてる前提じゃないのよ!」
触手「読書へのファンサービスならぬアフターサービス、なーんてな!」
オーク「プークスクス」
女騎士「やっぱりこいつら殺したい」
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