安価ssです。最初の数レスは安価無し。
ホモ(レズ)注意。
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カツ カツ カツ…
女騎士「………」ガチャガチャ
王女「あら、酷い顔ね。また大規模な虐殺でも命じられたの?」
女騎士「ああ、王女様。出会い頭になかなか怖い事を言いますね」
女騎士「安心して下さい、今日は別件で少し、辛いことがあっただけなので……」
王女「そう…まあ、私の部屋にお入りなさいよ。廊下は冷えるでしょう?」
王女「話ならそこで、ゆっくりしっぽり聞いてあげるわ」
女騎士「いや、ですが、騎士が王族の寝室にお邪魔するなど…」
王女「堅いこと言うのね。貴女と私の仲じゃないの」
王女「……それとも、私と二人きりは嫌かしら?」
女騎士「………では、御言葉に甘えます」
王女「ふふ……はい、いらっしゃい」
キィィ… パタン
女騎士「相変わらず、王女様の部屋は細かな所まで手入れが行き届いていて、素晴らしいですね」
女騎士「見ていて気持ちが良いくらい、よく整頓された御部屋です。これは全て、王女様が?」
王女「ええ、そうよ」
女騎士「まあ……!」
王女「私、家事が出来ない女なんかこの世に居てはならないと思うの。王族だからといって、家事の苦手な女を、この世界は許しはしないわ」
王女「だから、ね。せめてお掃除だけでも…と思って」
女騎士 (うわぁ……頑張ろう)
王女「ああ、違うわ! 私はこんな話がしたくて、貴女を部屋に呼んだんじゃない!」
女騎士「ええと、私の気分が落ち込んでいる理由……でしたか?」
王女「そうよ。包み隠さず、白状なさい」
女騎士「白状も何も、そこまで大それた悩みでは無いのですが……」
王女「悩みの程度なんて、ここでは些末な事よ」
王女「私は『貴女の』悩みが知りたいの」
女騎士「は、はぁ。では……」
女騎士「こほんっ」
女騎士「えっと、ですね……実は、私ぃ」
王女「うんうん」コクコク
女騎士「本日を以て、自分のこの、うだつの上がらない心に決着をつけるべく……その、」
王女「うんうん!」コクコク
女騎士「……ああああ、もうぶっちゃけます!!」
女騎士「想い人に、思い切って愛を告白しましたあっ! それで振られました、完敗ですうっ!」
王女「うんう……」コクコ…
王女「……え?」キョトン
王女「えええええーっ!?」
王女 (あ、有り得ないわ! こんなにも愛らしくて、ぷにぷにな女騎士が、盛大に振られたですってぇ!?)
王女 (いや、それよりも! あの女騎士に、想い人ですってぇ!?)
王女「ねえ! もっとkwsk!」
女騎士「こ、これ以上何を話せって言うんですかぁ!」ウルッ
王女「あっ……そうね、ごめんなさい、取り乱したわ」
王女「……こほん、なるほど。貴女のその、今にも、死に場所を求めて戦場に赴きそうな顔は、失恋が原因だったのね」
女騎士「はい……」グスン
王女「そうか、失恋かぁ」
王女 (ここでもしも、私が巧く慰めることが出来たら)
王女「………」
ポワポワポワーン
~~~~~~~~~~
王女「好きな人に振られたですって?」
王女「ふっ、そんな小さい事で落ち込むのは即刻中止よ!」
王女「良いから黙って、私とチューしよ! あ、これはお姫様特権なんだからねっ!」
女騎士「王女様……好き! 抱かせて!」
王女「いいわ、来なさい! 私の身体を好きにしていいから、今晩は私で存分に傷を癒しなさい!」
女騎士「ああっ! そんな、私は騎士なのに!」
女騎士「王女様の誘惑に負けちゃうのぉ……!」
王女「ああ、好きよぉ……女騎士ィ!!」
ギシギシ…
~~~~~~~~~~
王女「なーんて事になったりして……グヘヘ」ジュルリ
女騎士「あの、王女様……? 女性らしからぬ、NGなお顔をしてらっしゃいますよ……?」
王女「おっといけない、私としたことが」
女騎士「……それで、王女様」
女騎士「私は一体、どうすれば想い人を過去にすることが出来るんでしょうか……」
王女「そ、そうね、ええと」
1.新しい恋を見つけるのは、どう?
2.その想い人は誰なの?
3.自慰でもすれば?
直下
王女「新しい恋を見つけるのは、どう?」
王女「貴女の風貌は、悔しいけど私よりも高貴で儚いわ。そんな貴女なら、きっと、すぐにでも新しい恋が出来ると思うのだけど」
女騎士「そうしたいのは山々なんですが……」
王女「振られたのなら、普通は割り切れるものだと思うけど」
女騎士「私がこの城に勤め始めてから、実に7年もの恋でしたから……」
王女「そ、そうなの?」
王女「え? というか、女騎士って何歳なの……?」
女騎士「29です」
王女「け、結構ギリギリなのね……」
女騎士「」ジワァ
王女「ああ、ごめんなさい! 貴女を悲しませる意図があって年齢を聞いたんじゃないの!」
王女「ええと、その……ごめんなさい」
女騎士「いえ、大丈夫です……」
王女「そ、そう?」オロオロ
女騎士「はい。それよりも、先程、王女様は新しい恋と仰いましたが」
王女「ええ」
女騎士「……その、例えばどんな人が居ますか? このしろに勤める者の中で」
王女「そうねぇ……」
直下
王女「変態仮面とか」
女騎士「へ、変態仮面ですか!?」
女騎士「何ですか、その…全裸にパピヨンマスク着けてそうな人は!」
王女「ああ、失礼。これは渾名だったわ」
女騎士「そ、そんな渾名の人が居るんですね……」
変態仮面のお城での役職 直下
王女「ほら、経理のあの人よ。あれなんか、貴女とお似合いじゃない?」
王女「高身長、高学歴、高収入! ほら、黄金の3kよ!」
女騎士「いえ、お会いした事が無いので、特に何とも……」
王女「そうなの?」
王女「……もしかして、お城での知り合いって同僚の兵士とか私だけ、とか?」
女騎士「はい、恥ずかしながら……」
王女「は、恥ずかしがる必要は無いわ。何せ、王族である私と親密な関係なんだもの。むしろ誇りなさい」
王女「でも……交遊関係の狭さは致命的ね」
女騎士「くっ!」
王女「………うーん」
1.とりあえず経理の人を紹介してあげるから、頑張んなさい
2.そもそも貴女に恋は必要なのかしら
直下
王女「とりあえず経理の人を紹介してあげるから、頑張んなさい」
王女 (そして無様に敗北して、もう一度傷心した状態で私のもとに帰って来なさい……ゲヘヘ)ゲスガオ
女騎士「そうですね…はい! 明日、その、経理の人とやらと話だけしてきます!」
王女「ええ、今日はもう遅いから、さっさと寝なさい」
王女「夜更かしは乙女の天敵よ?」
女騎士「そうですね。では、私はこれで……」
王女「今日はありがとう、女騎士」
女騎士「いえいえ、とんでもない! こちらこそ、ありがとうございました。お陰様で、幾らか話せたので、気分が楽になりましたよ!」
女騎士「王女様も、お身体を冷やさぬように、温かくして床に入って下さいね」
王女「言われなくとも、そうするわ」
女騎士「では……」スッ
王女「あ………」
1.引き留めて、いつものをせがむ
2.引き留めない
直下
王女「待って!」
女騎士「はい? 何でしょうか」
王女「いつもの! こうしてお話した夜は、帰りにいつもやることがあるでしょう?」
女騎士「ああ、そういえば……」
女騎士「えへへ、何でしたっけ?」エヘヘ
王女「もうっ!」
1.ハグでしょ!
2.キスでしょ!
3.貝合わせでしょ!
直下
王女「ハグでしょ!」
王女「いつもやってたじゃない……忘れたの?」
女騎士「ごめんなさい……」
王女「もうっ、いつも女騎士は呆けているわね。そんなんだから恋も…」
ギュッ…
王女「成就しな……え?」
女騎士「これで宜しいでしょうか、王女様…」ギュー
王女「…………うん」コクッ
王女 (はぁ…温かい。冷たい金属に覆われた彼女だけど、そのことを忘れさせる、彼女自身の温かさはまるで聖母ね……!)
王女「んん……」ウト
女騎士「王女様? いつまで、こうしていたら……」ギュー
王女「んー、いつまでもぉ……」ウトウト
女騎士「そ、それはなりません、風邪をひいてしまいます!」バッ
王女「あっ………」
女騎士「それでは、私はこれにて」
女騎士「御休みなさい、王女様」
王女「……うん、おやすみ」
キィィ… パタン
王女「………」
王女「はあっ」ボフンッ
王女「……このベッドでいつか、女騎士とニャンニャンしたいものだわ」
王女「早く、早く彼女と……シたい!」
王女「なーんちゃって、キャーッ!!」ゴロゴロゴロ
ドンッ!
王女「!?」ビクッ
隣の部屋の王子『いつまで騒いでいやがるんだ、この愚妹!』
隣の部屋の王子『さっさと寝ろ! 僕の睡眠を妨げるなよ!』
王女「……本当、うるさい兄上だわ」
王女「別に良いじゃないの、ちょっとくらい妄想してエキサイトしちゃっても。妄想は乙女の専売特許なのに……」
ドンッ ドンッ!
隣の部屋の王子『ウォイ! 聞いてんのか!』
王女「はいはーい、寝ますわ、今すぐ寝ますわ兄上ー」
王女「……これ以上喚かれると迷惑だし、私もさっさと寝ましょうか」
王女「はぁ……明日は、何回彼女と言の葉を交わせるかしら」
王女「………むにゃむにゃ」
1.そして 夜が明けた!
2.夜に暗躍する者が…
直下
それは…どなた?
直下
男なのに娼婦なのか……(困惑)
今日はもう、寝ますよー、寝ますよー、寝る寝る…ヌッ!
また明日もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
始めていきます。
今回は、筋肉モリモリ、マッチョマンの変態こと男娼婦がお城で暗躍する所から再開です。
コツ… コツ… コツ…
男娼婦「……華やかな昼の顔とはうって変わって、なかなかに恐ろしいものだな、夜のお城は」
男娼婦「こんなところ、衛兵に見つかる前にとっとと出ねばならん」
男娼婦「目的を達成して、な」
男娼婦「………」
男娼婦「そういえば、何だったか? 目的って……」
1.国王の暗殺
2.城の宝物を盗む
3.良い男を探す
>>35
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