苗木「気が付いたら舞園さんと一緒に寝ていた」 (7)

苗木「それじゃあボクは舞園さんの部屋に」

舞園「……待ってください」

苗木「へ?」

舞園「や、やっぱり、心細くて、その、一緒にいてくれませんか?」

苗木「で、でもほら、ボクがいても別に」

舞園「苗木君」

ぎゅっ

舞園「お願いします、今晩だけで良いですから……」

苗木「う、うん……」

苗木(なんだろうこの状況)

舞園「……すぅ……すぅ」

苗木(気が付いたら舞園さんと一緒に寝ていた)

舞園「……んぅ」

ぎゅうう

苗木「ま、舞園さん?」

舞園「うぅん……すぅ……」

スリスリ

苗木「……ボク、抱きまくら扱い?」

苗木(……結局寝られなかった、舞園さんがその、暖かすぎて)

舞園「んー……おはようございます、苗木君」

苗木「うん、おはよう舞園さん」

舞園「……かわい」

苗木「川井? 誰?」

舞園「あ、いえ何でもないんです!」

苗木「それなら良いけど」

舞園「それよりシャワーお借りしてもいいですか?」

苗木「うん、良いよ」

舞園「ありがとうございます、それでは先に失礼しますね」

バタンッ!

苗木「って、自分の部屋のシャワー使えたと思うんだけどな」

苗木「……舞園さんが使った直後のシャワーか…ブヒヒ」

ボフッ

苗木「どうしてこんなことになったんだろう」

苗木「殺し合い……人を殺すなんて、出来ないよ」

苗木「でも、舞園さんだけでも助けて見せる」

苗木「そのためには一体どうしたら良いんだろう」

苗木「……」

苗木「……すぴーすぴー」




舞園「ふぅ、苗木く……あれ?」

舞園「苗木君、寝ちゃったんですね」

舞園「うふふふふっ…」

舞園「苗木君、超高校級のアイドルの膝枕ですよ」

舞園「こんなの、普通はしてもらえないんですから喜んで下さいね?」

舞園「……」

なでなでなでなでなで

舞園「殺し合い……今ここで苗木君を殺してしまえば、私はここから出られますよね?」

舞園「すー、はー……苗木君、ごめんなさい」

苗木「んんッ……」

舞園「!」

苗木「ボクが……君を助けて……」

苗木「……すぴーすぴーぴーすー」

舞園「……」

舞園「……」

なでなで

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