モバP「マーメイドをつかまえろ」 (27)
俺はP、数々の戦場をくぐり抜けてきた。時には婦警に捕まりシメられたりもしたが私は元気です。
今日も頑張ってアイドルの原石を見つけに地獄へ赴く。(cv大塚明夫)
P「というわけで今日はここ大学の構内へ来てみた。」
P「この間プールで早苗さんの撮影してた時に見かけてた娘がココの大学の水泳部に通ってるって聞いてきたんだが…どうしたものか。」
キャー!キャー! キャー!キャー! ナニアノヒト!
ザワザワ ザワザワ
P「やけに騒がしいけど何かイベントでもやってるのかな?」
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P「まぁ今はそんなことはどうでもいい。さっそくプールの場所を知るために人を捕まえないと…と思ったやさきにイイ感じの娘発見!」
P「あ、ちょっとそこのお姉さん!」
カチューシャ女子大生「はい…なんでしょうか…?」
P「この大学の室内プールってどの辺りにあります?」
カチューシャ女子大生「それなら…あちらに進んだところに……。」
P「お~ありがとう!」
カチューシャ女子大生「いえ…それではこれで。」
P「あ、ちょっと待って!きみよく見たら可愛いよね良かったらはいこれ!それじゃあ!!」
カチューシャ女子大生「え、あっ……行っちゃった…CGプロダクション…私がアイドル…無理かな。」
ヒソヒソ ネェチョットアレミテヨー ナニナ…キャー!キャー!
ナンナノアレー!
P「ん~なんだろう俺に黄色い歓声が凄いな…いや~俺はプロデューサーなのにこんなに注目集まっちゃってなんだか悪いな~。」
P「そんなこと言ってる間に着いちゃったよ。お~ここが例のプールか。以外に本格的だな。」
P「よーしじゃあちょっとおじゃまし…」
警備員「お兄さんちょっと良いかな?」
P「え?はい、どうしました?」
警備員「お兄さんここの学生さんかな?もし学生さんなら学生証提示してもらえるかな?」
P「学生証?すみません私学生じゃないんです。」
警備員「あ~そうだろうと思いましたよ。」
P「もういいですか?ちょっと急ぎの用で…。」 ヒョイッ
警備員「ダメですよ。」 スッ
P「またまたご冗談を~♪」ヒョイッ
警備員「冗談なんて言ってたら仕事になりませんよ。」スッ
P「あーもう一体何なんですか!私が何か悪い事しましたか!?」
警備員「あーもうはこっちのセリフですよ!大体君は自分の格好を見てなんとも思わないのか!」
P「格好?アナタもおかしな事を言いますね…私の格好の何が変だって言うんですか!」
警備員「何って…ブーメランパンツ一枚にネクタイと靴下だけしか身につけてない格好の何がまともだって言うんだ!…どうみたって海パン刑事のなりそこないだろうが!」
P「なっ!?海パン刑事とは失礼な!!私は水着の中からバナナなんて取り出しません!」
警備員「問題はそこじゃねえんだよいいからさっさと出て行けハゲ!!」
ガシッ ポイー
P「イテテテ…まったく。ちょっと髪の毛が少ないからってハゲだの海パン刑事だの扱いがゾンザイじゃないか。」
P「それにしてもこの格好ってそんなに変かな?」
P「うーん…それにしても困ったな。これじゃあプールの中に入れないやどうしよう…。」
ポクポクポク…チーン!
P「あ!アレを使おう!」
テレレレッテレー!
P「ら~ぶ~だんぼ~る~(cv大山のぶ代)」
P「この間のガチャの特典で当たったのがあったんだ…やっててよかった課金ガチャ!」
P「それじゃあ早速…」
モゾモゾ
P「うん!ちょっと大きいけどこれなら絶対バレないな。」
P「よ~しそれじゃあ再度突入だ!」
ゴソゴソ
警備員「ん?」
ピタッ
警備員「なんだ気のせいか…。」
ゴソゴソ
警備員「それにしてもさっきの変質者、凄い禿げてたな~」
ピタッ ジーッ
警備員「ありゃ周りもハゲにきにs…ん~?さっきから人の気配がするんだが…。」
警備員「やっぱり気のせいか。さっきの変質者のせいで色々敏感になってるんだろうなきっと。」
ゴソゴソ ゴソゴソ
ガサッ
P「ふぅ…危うくバレるところだった。」
P「さてとプールサイドにお邪魔しようかな。」
ファイトー! ガンバレー!
オツカレー! コノアトドコイコッカー?
ワイワイガヤガヤ
P「おぉ~コレが花の女子大水泳部。」
P「何処を見渡しても競泳水着…濡れて身体に水着が食い込みにけーしょんで…むふふ」
キャー!ナニアノヒトクチカラヨダレタラシテルー
櫂「みんなおつかれ~!…ん?あんた見ない顔だねそんなところで何やってんの?あ、もしかして変質者!?」
P「えへへ~…お尻と水着がジャストワイビーでビームライフルがゼロカスタムだよ…むふふ」
櫂「はっ!?えっちょっと何本当に変質者なの…それじゃあこんなことしてる場合じゃない直ぐに警備員呼ばなきゃ!」
P「ちょっ違うんだ俺は変質者なんかじゃないんだよ実は俺はこういうもので。」 メイシヒョイー
櫂「なんで海パンから名刺が…なになに、CGプロダクション・・・あんたもしかしてスカウトってやつ?!」
P「そうそう俺アイドルスカウトする人。気軽にPって呼んでね!キャハッ☆」
櫂「うわぁ…いい年して自分の痛さに気づけ無いって重症だね。」
櫂「まぁ一応スカウトってことは信用してあげるけどココは関係者以外立入禁止だよ!さぁ帰った帰った!」 シッシッ
P「やっちょ…そこを何とか!」
櫂「何とかって言ってもねぇ。だってさっきそこでヨダレ垂らしながらウチの娘たち見てたようなさっき会ったばかりの変質者を入れておくわけには行かないの!!」
P「くぅ~ん…くぅ~ん…」
櫂「そんな犬の真似したってダメだよ。」
櫂「だいたい海パン刑事みたいな格好してたらどう考えても怪しむに決まってるでしょ馬鹿でしょアンタ。」
P「嫌だい嫌だいアイドルにスカウトするんだい!」 ジタバタ
櫂「あー駄々こねちゃったよ…はぁ~、ねぇアンタなんでそんなにスカウトしたがるの?」
P「お、よくぞ聞いてくれました!」 ガバッ
櫂「立ち直り早いね。」
P「俺は一目見た時にティンと来たんだよ!この娘ならアイドルとしてやっていける、アイドルというダイヤになるために生まれた原石だってね。」
櫂「てぃ…ティンねぇ。でもうちの子じゃなくても他にもダイヤの原石なんてそこら中に居るんじゃない?」
P「うんもちろんアイドルになれる素質を持った娘は探せば何処にでも居るよ。さっきココに来るときにも1人声をかけてみたしね。」
櫂「へぇ~あんなにココの娘をスカウトする駄々こねてたのに来る途中に1人声かけたんだ…じゃあその娘にアイドルになってもらえばいいやん?」
P「その娘とは偶然出会っただけだからまた今度本格的にスカウトするつもり。今回はココの娘!」
櫂「アンタも強情だねー。それでアンタがティンときた娘をなんでそんなにアイドルにしたがってるの?」
P「あーそれねうん…実は俺はその娘を見たことは一度しか無いし話したことも無かったんだけどね。」
櫂「あー…この際一度しか見たことなくて話したこともない相手がなんでここの水泳部だったか分かったのかは聞かないでおくよ。」
P「それでな、その娘を一目見て思ったんだ。」
櫂「ティンときたんやろ?それさっき聞いたけど…。」
P「そっちもあるけどもうひとつあるの。その娘すごく辛そうな表情してたんだ。何かこう…なにか物事が上手く行ってないって顔でさ。」
P「そういう娘を見てるとついつい声をかけてどうにかしてあげたくなる性分で。」
櫂「そして優しくしておいてあわよくばアイドルにスカウトしてやると?」
P「まっまぁ平たく言えばそうかな。あははは~…。」
櫂「ふーん…。」
P「ど、どうかな?スカウト…良いかな?」
櫂「そっかぁ~仕方ないねいいよ!あんたの根性に負けた。アタシが呼んできてあげる!さぁどの娘?」
P「いや俺がスカウトしにきたのは君だよ。」
櫂「え、アタシ?」
P「うん、君。」
櫂「え…えええええええ!!!???」
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P「今思えばおかしな話だよな~あんなに話してるのに最後の最後まで気付かなかったんだもんな。」
櫂「だってまさかアタシがスカウトされるなんて考えてもみなかったんだからー。」
P「さすがにわかると思ってたんだけどな…まぁでもそこが櫂のいいところでもあるんだけどな。」
櫂「ふふ、なにそれ褒めてるの?」
P「あぁい~っぱい褒めてるぞ!」
櫂「そっか…ありがとう。」
櫂「ねぇプロデューサー…私ねアイドルになって本当に良かったと思ってるよ。」
P「そりゃありがたいけどいきなりどうしたんだ?」
櫂「昔の話してたら水泳してた頃のこと思い出してね。」
P「水泳してたときか…やっぱりあの時の櫂は競泳水着を着てたからかなりエロかったなてん~どうだ今度の衣装は水着にしてみないか?」
櫂「何言ってんのさ変態。だいたい競泳水着をそんな目で見ないで欲しいんだけど…やっぱりこの人にスカウトされたの間違ってたかな…。」
P「なっ!俺はこう立派に櫂の未来を案じてだな…」
櫂「あーはいはい分かってる分かってる。ねぇPさん?」
P「ん?なんだ?」
櫂「これからも一緒に頑張ろうねPさん!」
P「おうもちろんだ!」
P「なぁところで櫂、プールの入り口の前に居た警備員ってどこかで見たことがある面影というか似た顔を見たことがあるというか……なんて名前なんだあの警備員?」
櫂「あの人?あの人は確か喜多…」
日菜子「むふふ…おはようございます。今日も妄想日和ですね…むふふふ~」
P「………あ~日菜子のお兄ちゃんだったか。そのうちCuPにでも紹介してやるか。」
おわり
櫂ちゃん知名度アップのために作ったのはいいけど着地点もないし難しいね。
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