人によっては不快に感じるかもしれないので、
様子見しつつ読んでください。
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ガチャ
P「ういーっす」
晶葉「お、来たな。おはよう、助手」
P「ふわーあ。おはよう」
晶葉「随分眠そうにしているな?」
P「あ、ああ、最近帰りが遅くてな……」
晶葉「ちゃんと休まないとめっ、だぞ?」
P「めってお前……」
晶葉「お、おい……変にひきつった笑い方してくれるじゃないか。
……そんなにおかしかったかな」
P「あはは……いや、かわいかったよ」
晶葉「そ、そうか……なら良かった」
P「ところで、かわいい博士殿。コーヒー淹れてくれないかな」ナデナデ
晶葉「ああ、任せろ!」タタタ…
P「くぁ……しっかし本当に眠いな……」ドサッ
P「あふぅ……」
ガチャ
晶葉「おーい、淹れてきたぞ」コト
P「お、ありがとう」
晶葉「熱いから気を付けろよ」
P「分かってる」フーフー
晶葉「…………」
P「…………」ゴクゴク
晶葉「どうだ?」
P「うん、おいしいよ」
晶葉「良かった。コーヒーは飲んだことがないから、加減が分からなくてな」
P「ふーん……ちょっと飲んでみるか?」
晶葉「え、ええー、でも……」
P「ほれ」ズイ
晶葉「わ、分かったから押し付けないでくれ」
P「はいはい」
晶葉「じゃ…………ん」ズズ
P「……どうだ?」
晶葉「……にっが!助手、これは人の口に入れるものじゃないぞ!」
P「ははは、晶葉にはちょっと早かったかな」
晶葉「こんなもの毎日飲んでるなんて、本当に人間か……?」
P「あと三年もすれば晶葉も美味しく飲めるようになるよ」
晶葉「うぅー……まだ口の中が苦い……。口ゆすいでくる」
P「はは、悪かったよ」
晶葉「…………」ジャブジャブ
キュッ
晶葉「ふー」
P「……すっきりしたか?」
晶葉「ああ、おかげさまで。ところで、先週君に預けたライブの衣装だけど」
P「ちゃんと管理してるよ」
晶葉「ありがとう。迷惑かけるね」
P「いいけどさ、もっといい置き場所あるだろう」
晶葉「鍵付きのロッカーより、君の手にあった方が安心なんだよ」
P「さいですか」
晶葉「私の部屋は発明品やら工具やらで散らかってるし、
事務所に置くのもちょっとな……」
P「ああ……」ウツラウツラ
晶葉「そうだ。発明品と言えば、衣装と一緒に君に預けた
マッサージ機の試作品はもう使ったか?」
P「…………」コックリコックリ
晶葉「ああ見えて結構高価なパーツ使ってるから、丁寧に扱ってくれよ」
P「…………」スースー
晶葉「……助手?」
P「…………ん」
晶葉「助手……おい、助手。聞いてるのか」
P「え……あ、ああ……うん?」
晶葉「丁寧に扱えよ?安モノじゃないんだから」
P「ん、ああ……うん、分かってるよ」
P(今回の衣装は確かにいつもより高かったな。
だからこそ晶葉も俺に預けたんだろうけど)
晶葉「それならいいんだ。で、どうだった、使い心地は?」
P「えっ?」
晶葉「気持ち良かったか?」
P「えっ……気持ち良かったか、ってお前……えっ?」
晶葉「あれれ、気持ち良くなかったか?」
P「いや、使ってないから!」
晶葉「なんだ。まだ使ってなかったのか」
P「『まだ』ってなんだよ、ずっと使わないよ」
晶葉「えっ」
P「えっ」
晶葉「それは困る!君に使ってもらって、それでレビューしてもらおうと……」
P「レビューって何だよ!アイドルから預かったもの使うはずないだろ」
晶葉「そ、そんな……私、言ったじゃないか。早めに感想がほしいって」
P「言われた覚えないぞ?」
晶葉「そうだったかな……まあいいか。今日帰ったら使ってみてくれよ」
P「いやだから使わないって……」
晶葉「えっ」
P「えっ」
晶葉「私は君に癒しを提供したくって……」
P「癒しって、言い方ちょっと考えろよ……」
晶葉「えっと、じゃあ安らぎ」
P「それもちょっと……」
晶葉「精神の平静」
P「なんでそう事後を連想させるかな……」
晶葉「ゆくゆくは日本中の人たちに癒しを提供したいんだ。
光栄なモニターに、わざわざ君を抜擢したんだぞ?」
P「日本中って……スケールでっけえな、おい」
晶葉「……もしかして、助手は使うの嫌なのか?」
P「嫌って言うか……それ以前にプロデューサーとしてだな」
晶葉「川島さんやウサミンは喜んで使ってくれたのに……」
P「……は?川島さんと菜々が?」
晶葉「ああ」
P「つ、使ったって……えっ、いつ?」
晶葉「君に渡す前。試しに使ってみてくれ、って」
P「えっ、それで二人はなんて?」
晶葉「いや、『気持ちいい~』って言ってた」
P「マジかよ~……何してんだよあいつら……」
晶葉「私も一応試したんだが、ちょっと刺激が強過ぎてな」
P「えっ、晶葉もその……したんだ?」
晶葉「ああ、こそばゆいというかな……あんまり気持ち良くなかった」
P「そ、そうなんだ……あんまり他人にそういうの言わない方がいいぞ」
晶葉「うん?分かったよ」
P「晶葉もそういうの気になる年頃なんだろうけど……」
晶葉「とにかく、早いとこ使ってくれ。きっと気持ちいいぞ~」
P「やだ、この子どすけべ」
晶葉「あ、それと充電の方は大丈夫か?」
P「充電ってお前……どこでそんな隠喩を」
晶葉「充電が切れてたら言ってくれ、すぐにチャージするから」
P「えっ」
晶葉「えっ」
P「チャージって具体的にナニをするんだよ」
晶葉「いや、ドライバーで分解した後、コンセントにでも繋ぐつもりだが」
P「なにそれこわい」
晶葉「えっ」
P「えっ」
晶葉「いつもしてることじゃないか」
P「いつの間にそんなことしてるんだよ」
晶葉「レッスンの合間とか……」
P「マジかよ~……知らなかった……」
晶葉「今日の助手は変だな。早いとこリラックスしに帰った方がいい」
P「今日のお前の方がよっぽど変だよ……」
晶葉「…………ぐすっ」
P「Oh……Sleep, pretty darling, do not cry……」
晶葉「うぅっ……わ、私は良かれと思って……」グスグス
P「うん、うん、分かった。……分かったよ。今日帰ったら使うから……」ナデナデ
晶葉「すんっ……本当だな?」ゴシゴシ
P「プロデューサー嘘つかない」
晶葉「分かった……。できたら、使った感想を今夜メールしてほしいんだが」
P「…………それはちょっと」
晶葉「…………ぐすっ」
P「オーケー牧場」
晶葉「ありがとう、助手……」ギュ
P「ああ、俺って罪な男だ」
夜、P宅――
P「さて、どうしたものか……」
P「……汚せないし、ぶっかけとか擦りつけるのはナシだな」
P「晶葉の奴、自分のステージ衣装でオナ[ピー]する変態だとは」
P「……しかも川島さんや菜々に自分の衣装をおかずにさせて」
P「さらにさらに俺にオナ[ピー]させようだなんて……」
P「…………」ムラムラ
P「なんてけしからんドスケベマッドサイエンティストなんだ!」
P「断ると半泣きって、アイツの倒錯的快楽に対するこだわりは半端じゃないな」
P「……ちゃんと言おう。こういうことはイケないことなんだって」
P「…………」
P「無論、使った後で」カチャカチャ
晶葉の部屋――
晶葉「さて、そろそろ助手にメールするか」
晶葉「あいつ、不精だからな。こっちからメールしないと忘れるかもしれない」
晶葉「ケータイ取出しポパピプペ」
晶葉「…………」
晶葉「……そういえば、助手にアイドルの仕事以外の要件でメールするの、
初めてかもしれないな」
晶葉「『こんばんは、助手。実際使ってみてどうかな』
……彼と私の仲だし、もうちょっと砕けた感じでも」
晶葉「『ハロー、助手。例のはもう使ったか?』
……あんまり変化がないな」
晶葉「ダメだ。私にかわいいメールなんかできっこないよ」
晶葉「フツーで良いんだ。フツーで」
P「はぁっ……はぁっ……!」
ケータイ<モアザンナフィーリーン♪(モアザンナフィーリーン♪)
P「はぁ、はぁ……ん、メールだ」カコカコ
P「『こんばんは。ちゃんと例のやつ使ってるか?』……」
P「『今、使ってるところだよ』と……なんちゅータイミングでメールしてきやがる」
晶葉「…………」
<アイブレッザレイダウンニンアーフリカー♪
晶葉「きたっ!」バッ
晶葉「……ふむ、部位ごとでデータが取りたいな」
晶葉「…………」カコカコ
P「『今は身体のどこに当ててるんだ?』」
P「……こんなこと聞いてどうすんだよ」
P「…………」カコカコ
晶葉「『とりあえず、顔に押し付けてる』」
晶葉「…………いかん、早速想定外のことをしている」
P「『普通、肩や腰に当てるもんだろう?』」
P「……あいつの普通が気になるな」
晶葉「『そうなのか。言われた通り、
肩に当ててみたけど、あんまり良くないな』」
晶葉「う~ん。ウサミンは肩で悶絶していたんだが……」
P「『首とかはどうだろう?ちょっと試してみてくれ』」
P「…………首絞め?」
P「まずい。晶葉のアブノーマルな面が今日一日でボロボロと……」
晶葉「『危険かも知れないが、やってみる』」
晶葉「『危険』……助手め、さては首が弱点か」
晶葉「ふふ、今度何か腹立つことを言ったらくすぐってやろう」
翌日、事務所――
菜々「ねえ、晶葉ちゃん。あのマッサージ機、また使わせてくれない?」
晶葉「うん?ああ、いいとも。改良品ができたらウサミンにモニターを頼むから」
菜々「あれ?この間のは没にするの?」
晶葉「まあ……。助手に使わせたんだが、
どういうわけか気持ち良くなかったらしくてな」
菜々「えー?信じられない」
ガチャ
P「テレビー」
菜々「あ、プロデューサー。テレビー」
晶葉「助手、今日は遅いテレビー」
菜々「それ使い方違う」
P「晶葉、例のだけど……」
晶葉「ああ、レビューはまた口頭でじっくり聞かせてもらうよ」
P「じ、じっくり……」ゴクリ
菜々「プロデューサー、晶葉ちゃんのどうでした?
すっごく気持ち良かったですよね?ナナ、腰が抜けちゃいましたよ」
P「こ、腰が抜け……」
晶葉「助手、具合でも悪いのか?」
P「い、いや……別に。……ちょっとトイレ行ってくる」ヒョコヒョコ
バタン
晶葉「助手、ナニかあったのかな……」
菜々「ナニもなければいいんですけど」
おわ[ピー]
言うまでもなく、アンジャッシュのコントを参考にしました。
すれ違ったのはマッサージ機とステージ衣装です。分かりにくくてごめんね!
一応画像
池袋晶葉(14)
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安部菜々(17)
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川島瑞樹(28)
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