夜神月「デスノートを使えば脱童貞できるんじゃないか?」 (61)

夜神月「そうだ、何故こんな簡単なことに気付かなかったんだ…!」

夜神月「デスノートのルールではその人間が死ぬまでの行動も全て操ることができる。死に至るまでの経緯だ。」

夜神月「ククク…ハハハハハッ!!」

夜神月「僕は新世界の神になるんだ…!」

夜神月「新世界の神が童貞だったらダメだ…」

夜神月「僕は…デスノートで童貞を卒業する…!」

夜神月「死に至るまでに操れる日時はデスノート記入後から23日…」

夜神月「だがなんの接点もない人間を操ったとしてもそのターゲットが僕とセックスするのは不可能だ。よってその場合は心臓麻痺になってしまう…」

夜神月「条件としては僕と関わりがあり…尚僕と23日以内にセックスをしても何ら違和感のない人間…」

夜神月「粧裕…はダメだ…セックスしたいけどセックスした後に死んでしまう…」

夜神月「身内以外で僕と23日以内にセックスしてもおかしくない人間…」

リューク「楽しそうだなぁ…」ニヤリ

夜神月「えっ?」

夜神月「う、うわぁぁあああ!!!」

リューク「ケケッ…面白ぇじゃねぇか…」

夜神月「な、なんだお前は…」

リューク「んんぅ?俺は死神だ。そのノートの所有者…」

夜神月「ノートの所有者…死神…。それで…死神が何の用なんだ?このノートを取り返しに来たのか?」

夜神月「それともこのノートを使って破廉恥はことを考えた僕を裁きに来たっていうのか?」

リューク「……ケケッ…別にそんなつもりはねぇ…ただ俺は見る…見届ける…」

夜神月「僕の脱童貞の瞬間をか…?」

リューク「違う、そんなもんは興味ねぇよ…」

夜神月「ならなんなんだ…?」

リューク「そのノートはお前のモンだ。お前がそのノートをどう使うかを見届けるってことだ」

夜神月「僕のノート…」ゴクリ

リューク「そうだ、お前が拾った瞬間からそのノートは俺のモンじゃねぇ…」

リューク「そしてお前はかなり早い段階でそのノートのルールを把握した。使い方はアレだが…まぁあながち間違っちゃあいない…」

夜神月「…大体は理解した…。だが僕がいざセックスするとなったらお前は少しの間姿を見せないでくれないか?」

リューク「何故だ?」

夜神月「萎えるから…」

リューク「ケケッ…人間って面白っ…」

夜神月「そうだ、まだ名前を聞いてなかったな、僕は夜神月。」

リューク「リュークだ、楽しませてもらうぞ」

夜神月「心配しなくたっていいさ、これから面白いものはいくらでも見られる…」

リューク「ケケッ…」

夜神月「さて、と…そういえば脱童貞の話だったな。」

リューク「切り替えが早いな」

夜神月「当然さ、僕はこの腐りきった世界を変える前にセックスしないといけないんだ。こんなところで留まってたら話にならないだろう?」

夜神月「改めて僕と23日以内にセックスしてもおかしくない人間を探そう…」

ー3時間後ー

夜神月「クソッ…!!よく考えたら僕友達いないじゃないか…!」

夜神月「セックスのことに気を取られすぎていた…」

夜神月「男友達繋がりで女友達を作り、そこからデスノートの効果を有効にさせることのできる相手を探そうと思ったが…」

夜神月「これじゃあ最初の第一歩から進めない…!」

リューク「おいおい月ォ、どうすんだよ?」

夜神月「うるさい!黙れ化け物!」

リューク「………」

夜神月「しかたがない..........」
リューク「ん?どうするんだ?」


夜 神 総 一 郎

夜神月「男友達以外で23日以内にセックスのできる対象(美少女)を見つけなければいけないということか…」

リューク「手詰まりか月ォ?ケケッ…」

夜神月「いや…僕を見くびってもらっちゃ困るよリューク、僕にだってアテはあるさ」

リューク「ほぉ…」

ー粧裕の部屋ー

夜神月「頼む粧裕!お兄ちゃんに女の子紹介してくれ!」バッ

粧裕「ちょっとお兄ちゃん!?とりあえず土下座やめてよ!」

リューク「月ォ……」

今ふと思ったけど粧裕って可愛い名前だ

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