ほむら「安価でまどかを救う」(198)
ほむら(何度、時間を巻き戻したのだろう)
ほむら(何度、ワルプルギスの夜と戦ったのだろう)
ほむら(何度、まどかが苦しむ姿を見たのだろう)
ほむら(やっぱり、私なんかじゃまどかを救えないのかな)
ほむら(……駄目ね、弱気になっては。まだ試してないことはいくらでもあるもの)
ほむら(そう、私は絶対に諦めるわけにはいかないのだから)
ほむら(…………)
ほむら(時間の巻き戻しが終わったみたいね。まずはどうするべきか――>>5)
ufoキャッチャーでうまい棒を取る
ほむら(そうね、まずはうまい棒を取るとしましょう)
ほむら(今ならナムコのゲームセンター限定で、まどか☆マギカとのコラボをしてるうまい棒がある筈……)
ほむら(それを手に入れることが出来れば、佐倉杏子との交渉を円滑に進める事ができるわ)
ほむら(味は確かコーンポタージュとチキンカレー……)
ほむら(どちらを狙うか? 言うまでもなくチキンカレーよ)
ほむら(チキンカレー付属のクリアファイルのイラストには、私とまどかのスリーショットがあるもの)
ほむら(クレーンゲームは苦手だけれど、必ずゴトンしてみせるわ)
ゲームセンター――
ほむら(さすがにこの時期には佐倉杏子はまだ居ないわね)
ほむら(あ、ゴトンするというのはクレーンゲームなどで景品を入手するという意味よ)
ほむら(由来はおそらく、景品が落ちてくる時にゴトンという感じの音がするから)
ほむら(……これが目当てのうまい棒ね。あらかじめ用意しておいた、大量の100円硬貨を投入するわ)
ほむら「もう少し右に……あっ、行きすぎてしまったわ」
ほむら「いいえ、それならもう少し奥の方にアームを動かせば……」
ほむら「はっ! 手が震えてボタンを離してしまった。まったく見当違いの場所に……」
ほむら「大丈夫、まだ次があるわ。こいつを仕留めるのは……私!」
ほむら(何枚、100円硬貨を投入したのだろう)
ほむら(何度、ボタンを離すタイミングを間違えたのだろう)
ほむら(何度、両替機で1000円札を崩したのだろう)
ほむら(1時間ほど粘った結果、私はうまい棒を手にすることが……>>18)
できた
ほむら「まさかこんなに時間とお金がかかるなんて……」
ほむら「でも、手に入れることができてよかったわ。クリアファイルは私が貰っておきましょう」
ほむら「佐倉杏子はうまい棒自体があれば満足でしょうしね」
ほむら「もうゲーセンに用はない。さっさと出ると……なっ、あれは>>26!?」
ワルプルギスの夜
ほむら「ワ、ワルプルギスの夜!?」
ほむら「そんな、時間を巻き戻したばかりだというのに……どうなってるのよ、この時間軸は!」
ほむら(まだ武器を調達してないから、私が持ってるのはゴルフクラブただひとつ)
ほむら(これじゃあワルプルギスの夜はおろか、他の魔女にさえ勝てない!)
ほむら(一ヶ月立って砂が落ちきるまでは時間を戻すことすらできやしない)
ほむら(今、見滝原にいる魔法少女は巴マミだけ。いったい私はどうすればいいのよ>>38!)
私の戦場はここじゃない!キリッ
ほむら「私の戦場はここじゃない」
ほむら(繰り返す、私は何度でも繰り返す……)
ほむら(同じ時間を何度も巡り、たった一つの出口を探る。あなたを、絶望の運命から救い出す道を)
ほむら(………………)
ほむら(…………)
ほむら(……)
ほむら(えぇ、分かってるわ。あと一ヶ月経つまでは時間を巻き戻せないという事ぐらい)
ほむら(これはちょっとカッコつけて現実逃避をしてたのよ)
ほむら「……私の戦場はここじゃない。ここは撤退するしかない!」
ほむら「一ヶ月逃げ延びて、時間を巻き戻すしか……」
ほむら(そう、全速力で走って見滝原から……って曲がり角から人が!? 避けられない!)
どーん!
「いたっ!」
ほむら「ご、ごめんなさい……ってあなたは>>51!?」
私
ほむら「わ、私!?」
ほむら(眼鏡)「は、はい……?」
マミ「ぶつかったりしてごめんなさい、怪我はないかしら? 暁美さんも大丈夫?」
ほむら(眼鏡)「はい、私は大丈夫です……」
ほむら(一体、これはどういうことなの)
マミ「あのー、もしもし。私の声、聞こえてるかしら?」
ほむら「え、えぇ……聞こえてるわ。特に怪我はないから気にしないで、巴マミ」
マミ「あら、どこかであったかしら?」
ほむら「そうね。きっとあなたは覚えていないでしょうけど」
ほむら(目の前に居る私の指にはソウルジェムがある……キュウべぇと契約済みなのね)
ほむら「ねぇ、ひとつあなたに聞きたいのだけれど」
ほむら(眼鏡)「な、なんでしょう……?」
ほむら「あなたはどんな願いで魔法少女になったの?」
ほむら(眼鏡)「な、ななななんで私が魔法少女知ってるんですか!」
マミ「どうやらあなたも魔法少女のようね……」
ほむら「そうよ。ちなみに私の願いは、鹿目まどかという少女を救うためのもの」
ほむら(眼鏡)「それって、私と同じ……?」
ほむら「そして能力は時間の操作ね」
ほむら(眼鏡)「能力も私と同じだなんて……もしかしてあなたも別の時間軸から?」
ほむら「そうよ。きっと、魔法少女になった経緯もあなたと似たようなものね」
マミ「残念だけど、お話はそこまでよ。これ以上ワルプルギスの夜を街に近づけるわけにはいかないわ」
ほむら(さて、戦力は予定より一人増えたけれど……どうしましょう>>71)
Wほむらの時間跳躍魔法連続使用でマミを10000人くらいに増やす
ほむら「そうだ、巴マミを増やせばいいのよ!」
ほむら(眼鏡)「へ?」
マミ「はい?」
ほむら「おっと、さすがにはしょりすぎたわね。暁美ほむら、あなたのその盾……物体を収納できたりする?」
ほむら(眼鏡)「はい、できますけど。それが何か……?」
ほむら「盾の中に巴マミを突っ込みなさい」
ほむら(眼鏡)「はい? あの、意味がよく分からないです……」
ほむら「盾に巴マミを収納して、別の時間軸に行く。そして飛んだ先の時間軸でも巴マミを収納」
ほむら「これを繰り返すことによって無敵の巴マミ軍団が出来上がるのよ!」
ほむら「巴マミが1万人もいれば、ワルプルギスの夜なんて瞬殺よ」
ほむら「私とあなたの二人がかりでやれば、あっという間に終わる筈」
ほむら(眼鏡)「な、なるほど……!」
マミ「なるほどじゃないわよ! そんな事したらこの時間軸のワルプルギスの夜はどうするつもり!?」
ほむら「戦いに犠牲はつきものよ。私は鹿目まどかを助けるためなら、どんな犠牲をも厭わない――」
マミ「そう……なら、あなたとは戦わないといけないのかしら」
ほむら「えっ」
マミ「何そんな呆けた顔してるのよ。さぁ、早く武器を構えなさい」
ほむら(私の武器、ゴルフクラブだけなんだけれど……これでマミと戦えと?)
ほむら(どうしたものかしら>>88)
時間止めてマミる
ほむら(まったく、私は何をビビッてたのかしら……)
ほむら(たとえ銃火器がなくても、私にはこの盾があるじゃない)
ほむら(――時間停止)カチッ
ほむら(後はマミに近づいて、その頭めがけて……ゴルフクラブをフルスイングよ!)ドゴォ
ほむら(あとは停止を解除して、と……)カチッ
マミ「げぼぅあぅぐああああああああっ!?」
ほむら「あら、おかしいわね。顔と体を分断するぐらいにかましたはずなんだけれど……」
ほむら(まぁいい。それならもう一度時間を止めるだけの話……)
ほむら(次はさっき以上の力を込めるとしましょう)
ほむら(時間停……)
マミ「させるものですか」
ほむら(リボン!? しまった……身体が、動かない!)
マミ「迂闊だったわ。あなたも時間を操ることが出来るのだから、敵と判断した瞬間に拘束するべきだった」
ほむら「まったくね、そんなんだから魔女に食われてしまうのよ。ベテラン魔法少女が聞いて飽きれるわ」
マミ「あなた、自分の立場わかってる? あまり生意気な口を聞かないほうがいいわよ」
マミ「そんな状況じゃ、時間を止めても何の意味もないのだから……」
マミ「さて、どうしましょう>>100」
そのまま放置
マミ「あなたに構ってる場合じゃないわね。早くワルプルギスの夜を倒さないと」
ほむら「あなた達だけで勝てると思ってるの!? 今度の魔女は、これまでの奴らとは訳が違う!」
マミ「わかってるわよ、そんなこと」
マミ「ねぇ、暁美さん……あなたはどちらにつくの?」
ほむら(眼鏡)「私は巴さんについていきます。こっちの私は、ちょっと信用できないです」
マミ「分かったわ、急ぎましょう」
マミ「これが、ワルプルギスの夜……なんて大きさなの」
ほむら(眼鏡)「今度こそ、必ず倒してみせる!」
マミ「暁美さん、私の背中におぶさって」
ほむら(眼鏡)「へっ?」
マミ「あなたとくっついていれば、私も時間停止中に動けるでしょ?」
ほむら(眼鏡)「分かりました……し、失礼します」
マミ(……随分と軽いのね)
マミ「使い魔が出てきた……暁美さん、時間を止めなさい。使い魔を一掃するわよ!」
ほむら(眼鏡)「はいっ、時間停止!」カチッ
マミ「一気に片付ける、パロットラ・マギカ・エドゥ・インフィニータ!」
ほむら(戦いの音が止んだ……いったいどうなったのかしら>>109)
マミさん死亡
ワルプルは絶好調
ほむら(眼鏡)「マミさん……なんで、私なんかをかばったんですか」
マミ「…………」
ほむら(眼鏡)「私なんかより、あなたの方がずっと強くて、すごい人なのに」
ほむら(眼鏡)「私一人じゃ、ワルプルギスの夜になんて勝てっこない……どうすればいいの」
ほむら(私を拘束していたリボンが消えた。まさか……)
ほむら(ワルプルギスの夜の元に向かうべき? それともさっさと逃げるべき?)
ほむら(あるいは別の選択肢が――>>117)
メガほむを盾に収納し全力逃走
ほむら「はぁっ、はぁっ……何とか間に合ったわね」
ほむら(眼鏡)「あ、あなたは……! なぜここに!?」
ほむら「逃げるわよ」
ほむら(眼鏡)「逃げられません。私が逃げたら、誰がこの街を守るんですか!」
ほむら「あなたに勝ち目はない」
ほむら(眼鏡)「そんなこと、やってみなくちゃ分からないです」
ほむら「いいえ、分かるわ。あなたも分かってるでしょう」
ほむら「今より大勢の仲間や、遥かに強力な武器があっても叶わなかったんじゃないの?」
ほむら(眼鏡)「っ……!」
ほむら「時間巻き戻しが使えるのは一ヶ月後」
ほむら「あなたがここで死んだら、誰が鹿目まどかを救うというの?」
ほむら「あぁ、私が居るわね。私はそれでも構わないけれど、あなたはそれでいいのかしら」
ほむら(眼鏡)「私は鹿目さんを助けられれば、それで……」
ほむら「私がまどかを助けられるかどうかなんて、あなたには分からないわよ……ここで死んだらね」
ほむら「だから、今は生き延びることだけを考えなさい」
ほむら(眼鏡)「……わかりました」
ほむら「それじゃ、私の盾にあなたを収納するわね」
ほむら(眼鏡)「えっ?」ズボォ
ほむら「……さて、それじゃあ撤退するとしましょう」
ほむら(ここまで逃げれば大丈夫かしら)
ほむら(方角も考えずにひたすら走り続けたけれど……ここは一体どこなのかしら?)
「ん? あんたもしかして……魔法少女か?」
ほむら「誰っ!?」
「悪いけどさ……ここ、あたしの縄張りなんだよねぇ」
ほむら「さ、佐倉杏子! ということはここは風見野……?」
杏子「なんであたしの名前を……どこかで会ったか?」
ほむら「さぁ、どうかしら」
ほむら(どうしましょう、ここは穏便に済ませるべきかしら>>129?)
とりあえずうまい棒で餌付け
ほむら「……喰べる?」
杏子「う、うまい棒!? なんだこりゃ、こんな絵柄のうまい棒は見たことねーぞ!」
ほむら「ゲームセンターで取ったの。うまい棒好きのあなたが知らないだなんて、ちょっと驚きね」
杏子「へぇ……ゲーセンにはよく行くけどよ、この街のゲーセンでは見たことないねぇ」
ほむら「これはナムコのゲームセンター限定なの。きっと風見野にはナムコのゲームセンターがないのね」
杏子「ふーん、とりあえず一本もらっておこうかね」
ほむら「一本と言わず、全部あげるわよ」
杏子「そりゃどうも……ってあんたさ、何しにこの街に来たの?」
杏子「まさかとは思うけど……うまい棒を私にプレゼントする為だなんて、そんなおチャラケた冗談かましたりしないよねぇ?」
ほむら「この街に来た理由、それは――>>138」
あんこを餌付け
ほむら「あなたを餌付けする為よ」
杏子「おいおいマジかよ……頭おかしいんじゃねぇの、あんた」
杏子「ていうかさ、餌付けとかあたしを舐めてんの? ペット扱いだなんて、いい度胸じゃん?」
ほむら「気に障ったのなら謝るわ、ごめんなさい」
杏子「はっ、白々しい。ま、何にせよぶっ潰させてもらうけどよ……」
ほむら「なぜ?」
杏子「なぜ、だぁ? 聞くまでもねーだろ。この街には、あたし以外の魔法少女は必要ない」
ほむら(餌付けという言葉はまずかったかしら?)
ほむら(実力差を分からせてやるか、土下座でもするか、逃走するか)
ほむら(あるいは別の――>>144)
虫風呂に突っ込む
ほむら(――時間停止)
ほむら(杏子はやっぱり生意気ね。少しおしおきが必要だわ)
ほむら(私の盾は物に寄って収納する場所を分けている)
ほむら(そのひとつに、様々な虫を大量に突っ込んだ場所がある)
ほむら(杏子は少しの間、そこで反省してもらうとしましょう)ズボォ
杏子「ど、どこだここは……って虫!?」
杏子「ちくしょう、数が多すぎる。お、おい、やめろっ! そんな所に入ってくるんじゃねぇ!」
杏子「か、かゆいかゆいかゆいかゆい! あああああああああああ、かいてもかいても身体がうずく!」
杏子「ぐぅううう、かゆいかゆいかゆっ……あぎぃいいいい! こ、今度は……そこら中が痛くなってきやがった」
杏子「どーなってんだよ一体……何なんだよこの虫は!?」
ほむら「そろそろ杏子を引っ張りだすとしましょう」
杏子「はぁ、はぁ……」
ほむら「気分はどう?」
杏子「ひぃいいい!」
ほむら(やり過ぎちゃったかしら)
ほむら(とりあえず杏子を落ち着かせて、治療を行った)
杏子「あんた、とんでもない魔法もってやがるな……あぁ、思い出しただけで痒くなる」
ほむら「一応、正当防衛よ」
杏子「過剰防衛だろ、どう考えても。ま、あたしが悪いのは認めるけどよ」
杏子「それじゃ、敗者はおとなしく街を去るとしますかね」
ほむら「誰も去れだなんて言ってないわ。むしろあなたと一緒に戦いたいもの」
杏子「魔法少女同士で仲良しこよししろと?」
ほむら「別に慣れ合いをしたいわけじゃない。一ヶ月だけ共に戦って欲しいだけ」
ほむら(時間を巻き戻せるようになるまで、少しでも生存確率を上げておきたいし)
杏子「ここで理ったらまたあれやるんだろ? あたしに拒否権はないか……」
ほむら「えぇ、その通りよ」
杏子「本当にえげつねぇな、あんた……で、これからの方針とかあるのかい?」
ほむら「そうね……>>158」
まどっち盗撮
ほむら「一緒にまどかを盗撮しましょう!」
杏子「……はぁ?」
ほむら「失礼、あなたはまどかを知らなかったわね。まどかは私の大切な友達で……」
一時間後――
ほむら「……なのよ。杏子もそう思うわよね? このお風呂はいってるまどかの表情、すごくいいでしょう?」
杏子(こいつ話長すぎだろ……ってか友達を盗撮とか最低だろオイ。いい加減話終わらせないとな)
杏子「あ、あぁ……そうだな。もう話はいいからよ、その……さっさと行こうぜ、まどかって奴の所に」
ほむら「…………」グスッ
杏子「な、なんでいきなり泣くんだよ!」
ほむら「まどかには、もう会えないの……だって、きっともう死んでしまったから」
杏子「なっ!?」
ほむら「今頃見滝原の街はワルプルギスの夜によって壊滅している……」
杏子「ワルプルギスの夜だって!?」
ほむら「えぇ。その内ここにも来るかもしれないわ」
杏子「マジかよ……どうしたもんかねぇ」
杏子(こいつは自分の友達を守れなかったんだな……)
杏子(まどかって奴のことを語る時、ちょっとおかしくなってたのも無理はねぇか)
杏子(仕方ねぇ、少し励ましてやるか)
杏子「まどかって奴の代わりにはならねぇだろうけどさ……あたしの写真なら好きにとっていいぜ?」
ほむら「遠慮させていただくわ。私、まどか以外の写真には興味ないもの」
杏子「即拒否かよ!」
一ヶ月後――
ほむら(幸い、ワルプルギスの夜は風見野側にはこなかった)
ほむら(杏子とのコンビも今日でおしまい)
ほむら「今日でお別れね」
杏子「あぁ……何だろうな、少し寂しいと思わないでもないね」
ほむら「あら、やっぱり寂しがりやなのね」
杏子「ちげーよ! そんなんじゃねぇ」
ほむら「はいはい、素直じゃないんだから」
杏子「な、何言ってやがる! ほら、さっさと行っちまいなよ」
ほむら「はいはい……それじゃ、さようなら」
ほむら(――時間遡行)カチッ
ほむら(…………)
ほむら(無事に戻ってこれたみたいね)
ほむら(さて、私はどうするべきなのか>>166)
まどかに全裸散歩強要
まどかの部屋――
まどか「ふわぁ……ようやく宿題が終わったよぉ」
まどか「これでぐっすり眠れるね」
ほむら「偉いわまどか、ちゃんと宿題終わったのね」
まどか「てぃひひー、それほどでも……って誰!?」
ほむら「私が誰かだなんてどうでもいい。ちょっとお散歩しましょう?」
ほむら(時間停止)カチッ
鹿目家の前――
まどか「えっ!? な、なんで外に……?」
ほむら「それはね……いまからまどかに裸でご町内を歩いてもらうからよ」
まどか「あなた、何言ってるんですか……そんなことできません!」
ほむら「やらなければ、この拳銃であなたの頭を吹き飛ばすわよ?」
まどか「ひぃっ! け、拳銃……!?」
ほむら(ごめんなさいまどか、本当にごめんなさい!)
ほむら(一応言っておくと弾は抜いてあるわ。万が一ということもあるし)
まどか「わ、分かりました……どこを歩いて来ればいいんですか」
ほむら「そうねぇ、おうちの周りをグルッと一周するだけでいいわ」
まどか「は、はい……」テクテク
ほむら「忘れて経っわ、この首輪をつけて頂戴。あと四つん這いで歩くように」
まどか「よ、四つん這い?」
ほむら「えぇ。それじゃ、行ってらっしゃい」
10分後――
ほむら(遅いわね、まどか)
ほむら(とっくにここに戻ってきてるはずなのに)
ほむら(まどかを怯えさせるために、あえて一人で行かせたのだけれど……まずかったかしら)
ほむら(とにかく様子を見に行くとしましょう)
ほむら(果たしてまどかはどうなってたのかしら>>177)
通行人に見付かりそうになって隠れたまま
ほむら(まどか発見! 電柱に隠れて……丸見えよ、うふふ)
ほむら「なんでそんな所に隠れてるの?」
まどか「きゃあっ! こ、この少し先におしゃべりしてる人たちがいて……」
ほむら「ふーん……私、ずっと待ってたんだけれど?」
まどか「ごっ、ごめんなさい! 殺さないで!」
ほむら「私がまどかを殺したりするわけないでしょ、もう」
ほむら(電柱に全裸で隠れるまどかが可愛かったし、今日はここまでにしておきましょう)
ほむら(家に帰った大きな紙にプリントアウトして壁に貼らないとね)
次の日――
ほむら(そろそろ魔法少女の契約をする可能性が出てくるわね、気を引き締めて行かないと)
ほむら(キュウべぇの妨害以外に何をやりましょう>>185)
まどっちと一緒にお風呂
ほむら(お風呂! 素晴らしいアイディアね)
ほむら(まどかの身を守りつつ、裸のお付き合いが出来るだなんて)
鹿目家、お風呂――
まどか「はぁ、いいお湯だなぁ……」
まどか「昨日は本当に怖い目にあっちゃった、あの女の子は一体どこから入ってきたんだろ?」
まどか「いきなり拳銃をつきつけてくるだなんて……でも、どこかで会ったような気がする」
ほむら「そう、あなたと私は大昔にあっているのよ! こんばんは、まどか」
まどか「い、いやぁあ……」ガバッ
ほむら(大声を上げさせるわけにはいかないから、とっさにまどかの口を手で覆ってしまった)
ほむら(まどかの唇の感触、すごくいいわね……)ハァハァ
ほむら「大声上げないって約束してくれる?」
まどか「」コクコク
ほむら(無言で頷くまどかも可愛い! おっと、危うく鼻血を出す所だったわ)
まどか「あ、あなたは一体何が目的なんですか……お金?」
ほむら「違うわ。私の目的はあなたを守ること」
まどか(拳銃つきつけた人が何を言ってるの……あなたが居なくなってくれるのが一番安全だよ)
ほむら「まぁ、今はそれは置いておいて、身体の洗いっこしましょう?」
まどか「や、やだよぉ……」
ほむら「いいじゃない、私とまどかの仲でしょう? あら、まどかの乳首立ってるのね……なんでかしら、うふふ」コリコリ
まどか「きゃあっ! や、やめてっ……!」
数分後――
まどか「はぁっ、はぁっ……!」
ほむら「うふふ、すっかり顔真っ赤にしちゃって……可愛いなぁ、もう」
ほむら「そろそろ下のお口に行ってみようかしら」
まどか「し、下の口……?」
ほむら「あら、知らないのね。まぁ、それが当然ね……だってまどかは、穢れを知らない私だけの天使だもの」
ほむら「下の口っていうのは、ここよ」クチュ…
まどか「きゃあ! そ、そこは無闇に触っちゃだめだってママが……!」
ほむら「ピンクで綺麗ね……まるでまどかの髪の毛みたいな色をしているわ」
ほむら「それじゃ、いただきまーす……」
まどか「あぁあああっ! やだよぉ、そんな所を舐めるだなんて……」
ほむら「ほぁあああああああ! まどかのここ、美味しすぎる! 一生なめていたいぐらいよ!」ペロペロ
まどか「うぅっ、ぐすっ……」
ほむら「あぁ、まどかの涙がちょっぴり塩味で絶妙なスパイスに! 何という見事な隠し味……」
ほむら「もっと、もっと舐めさせてぇえええ!」ツルッ
ほむら「!?」
ほむら(今、何かで足を滑らせたような……?)ゴンッ
ほむら(こ、後頭部が壁に直撃!? ぐぅっ、かなりの衝撃ね)ザブーン
ほむら(そしてお風呂に沈んでいく身体……とりあえずさっさと起き上がるとしましょう)
まどか「え、えーい!」ドンッ
ほむら(まどかが私の身体を思いっきり押し込んでる!? や、やめなさいまどか!)
ほむら(仕方ないわね、力づくでまどかの身体をどかしましょう……片腕もあれば十分かしら)モミモミ
ほむら(この感触は……まどかの胸ね。あぁ、小ぶりだけど物凄く柔らかくて素敵だわ)
ほむら(はっ! そんな事を考えてる内に意識が朦朧としてきた)
ほむら(意識を集中できないから魔法も使えない。だめ、もう限界……)
ほむら(こんな所で死ぬだなんて、私ってほんと馬鹿) おわり
このSSまとめへのコメント
じおp@じお