P「えいっ」ズボッ
マキノ「きゃあああああああああああああああ!!??」
P「うわああああああああああああああああ!!??」
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P「な、なんだよいきなり。びっくりしたなぁもう」
マキノ「そ、それはこ、こっちのセリフよ!? なに人の胸に手ぇ突っ込んでるの貴方!?」
P「いや、だって取れるもんなら取ってみろってマキノが言うから」
マキノ「だからって一切の躊躇なくアイドルの胸触ろうとする!?」
P「いや、そうは言ってもそのメモリに入っているデータ、一応社外秘だからなぁ」スッ
マキノ「ひいっ!? なんでまだ触る気満々なのよ貴方!?」
P「いや、さっき取ろうとした瞬間マキノの悲鳴に驚いて、手離しちゃったから」
マキノ「だからって、なんで再度私の胸を揉もうとしてるのよ!?」
P「いや、胸を揉みたいんじゃなくてデータをだな……」
マキノ「そ、それ以上近づいたらセクハラで訴えるわよ!?」
P「ええぇ……」
P「あのなマキノ。おまえが持ってるデータなんだが、それを持ち出しちゃうと、それこそオマエが訴えられるんだが…」
マキノ「だから私の胸を揉ませろって言うの!? ……な、なんて卑劣な!?」
P「いや、おまえが大人しくそのデータを渡してくれれば何の問題もないんだが……」
マキノ「フフフ……どうやらこの中身を白日の下に晒されるのがよほど都合が悪いようね」
P「話を聞けよ。だいたいだな。そのデータ中身が何か知ってるのかマキノ?」
マキノ「中身の検分はまだ済んでないわ。けど『極秘』と書かれているからにはそれなりの――」
P「それな。この前の健康診断データ。アイドル全員分の」
マキノ「け、健康診断データ?」
P「そ。なのでその中にはアイドルの“正確な”身長とか体重とかスリーサイズのデータとかが入っているわけなんだが…」
P「当然マキノのデータもその中なんだが、マキノさんはそれを白日の下に晒されても大丈夫なんですかね?」
マキノ「べ、べべべ、別にも、問題なんかなにもないわにょ!? わ、私にやましい部分なんか何もないもの!」
P「おーおー。虚勢だとしても正月明けの抜き打ち検査だっていうのに中々の心胆だな。感心感心」
マキノ「鬼畜……ッッ。鬼畜の所業よアレは!!」
P「発案したのはちひろさんだよ。まぁ、アイドルって職業柄体調管理には常に気を配っていて貰いたいから俺も抜き打ち検査を承認したけど」
マキノ「……当日、ちひろさんが「裏切り者ォ」って叫んでいたのは…?」
P「いや、だって健康診断なんだからアイドルだけじゃなくて社員も受けなきゃならんのは当然だろう?」
マキノ「同情には値しないけど、ホントたいがいね貴方達……」
P「何を言う。ちゃんと俺も受けたんだぞ?」
マキノ「黙りなさい」
マキノ「くっ……こうなったら、このメモリごとデータを破壊するしか……」
P「いやいやいや。待て待て待て。え、なにそれってオリジナルデータなの?」
マキノ「フフフ…私がバックアップデータを残すような真似をするとでも?」
P「いや、そこは残しとけよバックアップ!?」
P「お、落ち着けマキノ。それを壊したところで再検査するだけだぞ!そして健康診断もこんだけアイドルいると凄く金が掛かるんだぞ!?」
マキノ「…………たとえ抜き打ちでも今から準備すればあるいは!!」
P「うわぁー!?待て待て待て待てーっ!?」
??「そうはさせないよ!」モミモミィン~
マキノ「ひゃうん!?」
P「な、なんて繊細なパイタッチ!? あの匠の技は――」
愛海「フッ……みんなの大切なおっぱ――身体データは返して貰ったよ!」ドーン!!
P「し、師匠ォーッ!!」
マキノ「くっ……私としたことがプロデューサーに気を取られて油断した……」
P「ナイスだ師匠……じゃなかった愛海! さぁ、そのメモリをこっちに!」
愛海「へへっ、後で私にも皆のデータ見せてよね!」
P「あ、それは個人のプライバシーに関わるので見せらんないよ」
愛海「………………」
P「露骨に嫌そうな顔をするんじゃない!あ、コラ、なに懐に忍び込ませようとしてんだ!?」
P「わかった!わかったよ、後でマキノの胸ならいくらでも揉んでいいから!」
愛海「マジで!?」
マキノ「ちょ!? なに言ってるの貴方!? 許さないわよそんなの!?」
P「いや、誰の所為でこんな事態になったと思ってるんだ。きちんと責任は取れよ、まきのん」
マキノ「誰がまきのんよ、誰が!?」
愛海「フフフ、契約成立だね。プロデューサー」じゅるり
マキノ「や、やめなさい……やめてぇ!!」
??「……………………」ガシッ
愛海「え……い、何時の間に腕が掴まれて――って、ああっ、メモリが!?」
P「なぁっ!? ま、待て。待つんだ、か――」
??「…………」メキッィ
マキノ「……躊躇することなく真っ二つに……」
??「…………」バシィッゴシャメキャグシャァッッ
愛海「あ、ああぁ……みんなのおっぱいデータが……そんな粉々に粉砕しなくても……」
??「フゥーフゥー…………誕生日、だったんですよ…………」
P「あ、あの……かな子?」
かな子「皆さんが、誕生日プレゼントだって言って、美味しいスイーツをたくさんくれたんですよ」
P「あ、ああ、そうだな。幸せそうに食べてたな、うん」
マキノ・愛海「……………………」ソロソロ
P「あ、待て。何逃げようとしてんだおまえら!? 特にまきのん!?」
かな子「なのに!幸せだったのに!次の日、抜き打ち身体測定って!どういうことなんですPさん!あまりにも酷すぎないですかPさぁんッ!」ガシッィ
P「お、落ち着けかな子。たまたま偶然正月休み明けにやろうって話になっただけで、他意は!他意はないんだ!」
かな子「コノウラミハラサデオクベキカァ…」
P「ヒィィィィィィッッッ!!??」
後日、きちんと実施日を告知した後、健康診断(身体測定)をやりなおしました。
まきのんは愛海におっぱい揉ませました。
完
終わります。
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