□目的
・咲に登場する女の子(プロ含む)と仲良くなって、
・(あわよくば)同じ屋根の下で暮らしたり、
・あんなこと(入部や部の設立)やこんなこと(大会優勝)をするまでの過程を逝くスレ
・略してSOA安価スレ
・イチャイチャが目的ではありません(棒)
□能力―ステータス―
・精神――
その場の空気に耐えるための重要な能力。低いとプレッシャーに押し負けて気絶や逃走もある
また、好感度が高い状態で相手の精神を傷つけると、病んだり、ひねくれたり、
それは安価を反映する主人公自身にも起こりうる
・麻雀――
麻雀においての強さを表し、これが高ければ高いほど麻雀で勝ちやすくなる
ただし、異能相手にはなかなか勝てない
・異能――
麻雀における異能を判定する
一定以上になると、異能習得イベが発生する
こんな感じ。あとは、
・連投は原則禁止(コンマ判定は連投に含まず)
・5分経ってレスなしであれば連投も可
・コンマ運は無いものとして考えた方が幸せです
・安価連続取得は1度のみ
・ルート入った場合、>>1がルーザーとみなしたものは安価下にします
>>1000について
・本編にて影響を与えるものも可(~が転校してくる。など)
・番外として、本編無関係の小ネタも可
・ただし、本編に影響与えるものをとったとしても、
・ちょっとダメかな(暴力系統など)。と>>1が判断した場合は小ネタになります
新らしいsswiki http://goo.gl/hddKF8
前週sswiki http://goo.gl/AY8HR
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」淡「2ndシーズン!」【1スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する!?」淡「2ndシーズン!」【1スレ目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387007461/)
【安価】京太郎「俺が活躍する?」小蒔「憑いてますから」【2nd2スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する?」小蒔「憑いてますから」【2nd2スレ目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387718951/)
【安価】京太郎「俺が活躍する……」【2nd3スレ目】
【安価】京太郎「俺が活躍する……」【2nd3スレ目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388321838/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1388586990
京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀98(080/150)、異能66(83/150) )
>各キャラ 名前(相手視点関係 好感/信頼)
5月 第1週 1日目
本日 > 前日
Ss>大星淡 (お兄 9.3/10.0) >大星淡 (お兄 9.3/10.0)
Ss>宮永咲 (親友 6.2/7.9) >宮永咲 (親友 6.2/7.9)
Ss>宮永照 (親友 7.3/8.2) >宮永照 (親友 7.3/8.2)
×>神代小蒔 (好意 0.0/5.0) >神代小蒔 (好意 0.0/5.0)
石戸霞 (友人 5.9/6.6) >石戸霞 (友人 3.9/6.6)
滝見春 (部員 2.0/4.3) >滝見春 (部員 2.0/3.3)
狩宿巴 (部員 0.5/1.6) >狩宿巴 (部員 0.5/1.6)
薄墨初美 (変態 0.05/0.3) >薄墨初美 (変態 0.05/0.3)
神代母 (他人 0.4/0.6)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)
京太郎がスサノオの力を授かり
麻雀に物言わせて悪逆の限りを尽くしたため
小蒔が家に引きこもり、霞によって京太郎は霧島追放……と
>>1000了解や
京太郎「じゃぁ、狩宿先輩と……」
巴「はい」
京太郎「滝見さん」
春「んっ」
相変わらず
滝見さんは黒糖を食べているが
打つときにはちゃんと手放してくれるから良しとしよう
京太郎「これは強化合宿なので一切、手は抜きません」
巴「…………頑張ってみます」
春「本気でも負けない」
さて、行ってみようか
安価下でSS判定(巴、春、Nから選択)
安価下2 京(98+66)
安価下3 巴(72+10)
安価下4 春(67+33)
安価下5 N(51)
狙うのははるるで
1位 京(98+66+83+50)=297
2位 春(67+33+93-50)=143
3位 N(51+80)=131
4位 巴(72+10+29)=111
巴「っ……」
春「圧倒的」
「いやーつよいなぁ、お前」
京太郎「いえ、それほどでも」
やっぱり
特殊な感覚を持つ人が相手では
狩宿先輩はイマイチ真価を発揮できない
ほかの人が力を持っているんだ
狩宿先輩だって何かあるはずなのに……
京太郎「勝ち抜けなので、俺が抜けますね」
春「貴方が相手の方がいい」
初美「私達も強いんだけど、へんt……コーチはもっと強いですからねー」
待ってくださいよ先輩
俺もう変なことしてないじゃないですか……と
心に思うことしかできない自分が
少し虚しかった
霞「次、誰が打った方が良いのかしら?」
京太郎「ん、そうですね……」
1、霞さんで
2、石戸先輩で
3、神代先輩で
4、薄墨先輩で
安価下2
京太郎「薄墨先輩、交代お願いします」
初美「任せるですよー、すぐに引きずり出してやります」
別に交代する人が決めるシステムってわけでもないんだけど……
まぁとりあえず、観察させてもらうとしますか
薄墨先輩は方角系が集まりやすい打ち手だ
一方、狩宿先輩は何も無し
いや、ただ本人が使えるようになってないだけで
何かあるとは思うんだけどな
あとは滝見さん
この人は安手上がりもだけど
相手の捨て牌を先読みして手を作ることがある
まぁ、それは
俺と同種の打ち手には意味をなさないから余裕だけど
この人たちが相手ならどうなるかな……
さて、見ているだけだとアレだし
今のうちに手すきのどちらかと
少しばかり話でもしようかな
2人同時は……大丈夫かどうかわからない
狩宿先輩のこととか聞きたいこともあるし
それ以外の話だって少ししたいからな
1、霞と話す
2、小蒔と話す
3、2人と話す
安価下2
了解です
とりあえず今日はここまで
お疲れ様でした
狩宿先輩も能力使えるんだろうか……単行本では出てないけど。
勝手に作ってもいいものなのかどうか
狩宿→借宿→宿を借りる→相手に乗り移って和了牌を捨てさせる
巴先輩最強や
京太郎「ところで……部長」
霞「……あら。私?」
京太郎「ほかに部長います?」
霞さんと呼ぶのは
真横に小蒔さんがいる以上は控えたい
もっとも、この人のことだから
名前を呼んだくらいでは
特に何の変化もない……かもしれないけど
霞「それで?」
京太郎「いえ、狩宿先輩のことなんですけどね……」
麻雀の面で役に立ちそうな何か
先輩が出来ることはないのか聞いてみたのだが……
霞「そうねぇ……巴ちゃんは私と小蒔ちゃんみたいに降ろせるわけじゃないし……」
京太郎「そうですか……」
やっぱり、俺の気のせいで
先輩には特殊な何かはないのかもしれないと
諦めかけた時、霞さんはでも。と、思考を遮った
京太郎「なにか?」
霞「私はね、強い神様を降ろすと自分ではどうにもできないの」
京太郎「え?」
霞「そして、それを祓うことができるのが春ちゃんと巴ちゃんなのよ」
祓う事ができる……か
滝見さんの察知能力的な何かが
その祓える事と関係しているなら
狩宿先輩もまた、場の空気を読むことができるってことか?
霞「あまり参考にならないかしらね」
京太郎「いえ……そんなことは」
まぁ何かあって欲しいというわけでもないしな
あったらありがたいってだけで
狩宿先輩自身の力は決して劣るものじゃない
ネット麻雀なんかでは
おそらくトップクラスに入るだろうし
霞「ねぇ、須賀くん。聞いて良いかしら」
京太郎「何をです?」
俺が霞さんの方を向く前に
霞さんは俺の左肩に手を乗せて体重をかけ
斜めった俺の耳元に、背伸びして口を近づけた
霞「さっき、小蒔ちゃんと話していたこと」
そのささやき声と一緒に漏れてくる霞さんの吐息が耳に掛かり
思わずビクッと震えてしまった
小蒔さんと話してたこと。か
面倒ではないかと聞かれ
そうではないと答え、
迷惑にはならないようにと言われた
ただそれだけのことだし
今この場面で話しても大丈夫だと思う……多分
ただ、詳しく話すなら後で霞さんから時間を貰って
話した方が良い
霞「どう?」
京太郎「そうですね……」
1、先輩からは面倒じゃないか? って(迷惑云々は省きます)
2、後で時間貰えます?(夕方行動が固定されます)
3、ちょっと、話せません
4、その他自由明記
安価下2
京太郎「先輩からは迷惑じゃないかって」
霞「そう……貴方は?」
京太郎「聞く必要あります?」
霞さんにまで言うのは
なんだか気恥ずかしく、気取って答えると
霞さんは小さく笑って答えた
霞「そうね。貴方の答えは決まっているわよね」
京太郎「あはは……まぁ……」
霞「ただ、確認して来るってことは小蒔ちゃんも思うところがあるのね……」
京太郎「そう思います?」
霞さんは、
薄墨先輩たちの対局に見入る小蒔さんを横目で見つめ
再び俺を見上げた
霞「迷惑かどうか訊ねたことの意味、貴方にわかるかしら?」
京太郎「意味、ですか?」
霞「ええ」
迷惑ではないかと聞いてきた意味?
ただ疑問に思ったんじゃなくて
俺が頑張れるかどうかを確かめたのか?
それとも
もっと別の意味があるのか?
京太郎「ぶちょ」
初美「ゴミ手ーっ!」
巴「……ふぅ」
春「お疲れ様でした」
ちょうど対局が終わったらしく
霞さんに聞くことはできなかった
安価下 1桁 春 2桁 巴
安価下2 1桁 N 2桁 初美
コンマ判定
春7 巴8 N9 初美3
数字の大きい順で順位決定
「やべぇ、俺やべぇ、勝てちゃったよ!」
初美「ぐ、偶然ですねー、次は勝てませんよー 」
春「でも、負けたことは覆せない」
初美「解ってるけど……」
それは正直、予想していなかった展開だった
男子を俺以外に一人入れたけど
俺目線では正直弱いレベルであって
薄墨先輩レベルであれば
苦戦しないだろうとさえ思っていた
それが……トップ
逆に、薄墨先輩がラス転落
京太郎「何があったんです?」
薄墨先輩に聞いたところで答えてくれる訳もなく
滝見さんに訊ねようとしたところで気づく
北家は薄墨先輩だ
だから、東西南北の牌は薄墨先輩に集まりやすいはず
にも関わらず
南は滝見さんが持ってるし
東は捨てられてるしで
薄墨先輩が鳴いた気配すらなく
見てみれば……聴牌すらしていなかった
京太郎「…………」
麻雀は普通、運が最も重要なやつだし
運が悪いと言えばそれまでだ
この男子が勝てたのも、運が良かったからだろうな
安価下コンマ判定
2 小蒔
4 春
6 巴
8 初美
0 霞
ゾロ目で再安価 7はスルー
俺としては運が良かったが
相手としては運が悪いらしく、顔を顰めた
初美「なんでいるんですー?」
京太郎「いや、俺がどこにいても良くないですか?」
俺達がいるのは景色がよく見れそうなところにあるベンチ
もちろん、室内だ
薄墨先輩も入浴後ということもあって
少しすずもうと歩いていた……のだろう
初美「姫様も大変ですねー、こんな人に追い回されて」
京太郎「いや、追い回してませ……いや、ストーカーとかじゃないですよ?」
家に何度も言っていることは否定できないし
それが追い回してると取られても仕方がない
とりあえず、ストーカーではないことは否定しておくことにした
初美「今の私は少し機嫌が悪いんですよー」
京太郎「俺と会ったからですか?」
正直、それ以外の理由もなさそうだと、
冗談交じりに言ってみたのだが
薄墨先輩は黙って首を振った
初美「北家だったのに集まってこなかった……」
京太郎「あぁ、あれですか」
薄墨先輩の能力情報は既にあるし
北家であれば超高火力だということも理解してる
けれど
あとから確認したことだが、あの半荘において
薄墨先輩は一度も四喜和を和了または聴牌していなかったのだ
京太郎「期限じゃなくて調子悪いんじゃないですか?」
初美「平熱ですよー」
京太郎「ならそれ以外では?」
初美「問題無しですねー」
と、なると
やっぱり運が悪かっただけとしか思えない
もちろん、狩宿先輩が場読みで崩したり
あの男子が実は特別な力を持っていました。なんて
そんなことも考えつつ
じゃぁ、もしかして狩宿先輩じゃないかな。なんて期待もしていた
初美「変態コーチ」
そう呼ばれて返事なんてするわけがなく
3回目でようやく、
薄墨先輩は普通に呼んだ
初美「コーチ、教えて欲しいのですよー……」
京太郎「はい?」
初美「私的にはなんのミスもなかったはずですー」
いや、
半ばヤケになって役満振り込んでたじゃないですか
とは言わないでおこう
初美「じゃぁ、なんでラスなんですー?」
1、あの男子のせいかも
2、先輩自身のせいかも
3、狩宿先輩のせいかも
4、滝見さんのせいかも
5、運が悪かったんじゃないですか?
6、変態ってことを訂正してくれたら話しますよ
7、その他自由
安価下2
京太郎「狩宿先輩のせいかもしれませんね」
初美「巴ちゃんですかー?」
京太郎「実は、狩宿先輩にも何かあるんじゃないかと考えてまして……」
狩宿先輩の能力について予想を話してみることにした
もちろん、ただの予想であり
それが確実なものかどうかは解らないけど
初美「祓い屋って微妙ですねー」
京太郎「名前はどうでもいいんですよ、どうでも!」
ネーミングセンスないとか知ったことか
安直な名前ですみませんね……くっ
京太郎「問題はその能力ですね」
予想では、薄墨先輩たちが持つ
普通じゃありえないわけの解らない能力
一般的には強運というものを祓ってしまう
つまり、使用不可能にする
能力だよりの人には天敵と言っても良い能力だ
京太郎「薄墨先輩が北家でも鳴く事すら出来なかったのはそれが理由かと」
初美「でも、今までは平気でしたよー?」
京太郎「本人は無自覚でしょうね。多分、先輩を抑えたいとか考えたりしてたんじゃないでしょうか」
俺に大敗して、霞さんに脅されたような感じで部に滞在する今
狩宿先輩は楽しんでるとは言い難いだろう
だからこそ、勝てなくてはやる意味もない
俺がいる時はラス。それは仕方がないとでも受け入れ
薄墨先輩の時でもラスは嫌だと頑張った。その結果……それが俺の予想だ
初美「そんな相手にどうすれば……」
京太郎「今は無自覚、狩宿先輩自身も使用不可ですよ」
まぁ、やろうと思えば
俺でも狩宿先輩の力を発揮できるようにすることが出来る……かもしれない
問題は俺自身が阻止されるような能力持ちではないことだ
俺の狙い撃ちはあくまで狙い撃ち
相手の捨て牌などから流れを読み
捨てるであろう牌を待ちにする……いわば技術
打点を上げていく照姉や
嶺上開花で上がる咲
超宇宙少女淡ちゃんの特殊な打ち方に対抗するために
なんとか会得したものであり、オカルトではない。けど
命中率がほぼ100%だし、オカルトって言っても間違いじゃないな
京太郎「どうすればいいのかは先輩自身が強くなればいいだけじゃないですかね」
初美「簡単に言わないで欲しいのですよー」
それは確かに簡単じゃないかもしれないけど
先輩は麻雀を楽しんでいるし
麻雀をうまくなるにはとにかく打つ
楽しいならそれを苦痛に思うこともないだろうから
難しいことではないはずだ
1、大丈夫ですよ。先輩なら上手くなれます
2、大丈夫ですよ。俺も手伝いますから
3、じゃぁ、諦めます?
4、その他、自由
安価下2
京太郎「大丈夫ですよ。先輩なら上手くやれます」
俺がそう言うと、
薄墨先輩は少し驚きながらも
嬉しそうに笑った
初美「当然ですよー、すぐに対処してやります」
京太郎「頑張ってください」
機嫌も直ったようで何よりだ
これなら、
このあとの特訓にも差し支えなさそうだしな
初美「コーチ」
京太郎「なんですか?」
薄墨先輩は唐突に
座っていた俺の頭をつつき
初美「……変態は、取り消しておくですよー」
そう言い残して、去っていった
さて
夕方の麻雀タイムまではまだ少し時間がある
お土産屋さんがあるし
もしあれなら、淡達にお土産を買うのもありかもな
別に強制されてないし
そうする必要があるわけでもないけど
どうしようか……
1、女子の部屋(出現ランダム ただし、接触は確定)
2、お土産屋に行く(接触判定)
3、男子の部屋
4、このまま景色でも眺めておこう(接触判定)
5、麻雀ルームへ(接触判定)
6、旅館恒例、遊び場へ(接触判定)
安価下2
安価下コンマ判定
0 小蒔
72 巴(イベント補正)
14 霞(部長補正)
6 初美
8 春
麻雀の部屋に行ったのだが
残念なことにまだ誰も来ていなかった
早いから仕方ないけど
誰もいないとなると少し寂しく感じる
京太郎「……ま、誰もいないならいないで別にいいけどさ」
身近にあった雀牌を手に取り
ついていた指紋を拭き取って戻し
そしてまた次の牌を……と
きれいに掃除することにした
宮永家……というか
当然だけど、
小さい頃の照姉がいないおかげか
お菓子の油とかで汚れている牌はなく
意外と綺麗だった
全部の牌を綺麗にし終えたところで
部長である霞さんを皮切りに
時間までには全員が集まってきた
霞「あら、牌が綺麗になってるわ」
春「本当……」
巴「良いですね、綺麗な牌でやるっていうのは」
狩宿先輩の反応を見る限り
さっきの対局で少し、
自信が持てたと見ていいだろう
さて、どうしたものかな
1、会話(霞、初美、春、巴)
2、対局(霞、春、巴、小蒔、初美) 最大三人、最低1人選択
安価下2
京太郎「狩宿先輩、少し話が」
巴「話ですか?」
京太郎「すみません、部長」
霞「じゃぁ、私達は私達で打ちましょうか」
とりあえず
狩宿先輩を卓から外した状態で
薄墨先輩に回ってこないのかどうかを確かめる
もし、これで回るなら
俺の予想は正しいと見て――ッ
総毛立つような強い空気の揺れを感じて振り向くと
霞さんの後ろ姿が目に入った
霞「本気で行くわね」
初美「おっかない人が降臨なさったのですよー」
春「怖い……」
小蒔「私も頑張らないとっ」
霞さんは全力
小蒔さんはまだ……眠くはなさそうだ
巴「それで……話ってなんですか?」
狩宿先輩の態度は
意外と冷たい感じだった
小蒔さんの警護を任されるほどだし
多分、俺の話は伝わってるんだろうなー
それでも、こうやって
特訓に参加してくれる辺り、ちょっとだけ信用はされているみたいだ
京太郎「えっとですね……」
1、先輩の能力についてです
2、神代先輩と話がしたいんですけど……
3、俺と神代先輩の話、知ってます?
4、神代先輩のお母さんについて何か知りませんか?
5、麻雀、楽しいですか?
6、そのほか自由明記
安価下2
京太郎「先輩の能力についてです」
巴「私の能力……ですか?」
京太郎「ええ、予測なんですけど……」
俺は薄墨先輩にしたのと同じような説明を狩宿先輩に伝え
一応、こうして対局から抜いたのも
検証するためであることも伝えた
巴「私にそんな凄い事が出来るの?」
京太郎「80%くらいの確率で」
相手の能力を見極める実力なんてないし
推測でしか語れないからな
巴「もし、それが出来るなら……」
京太郎「そうですね、技術の戦いになるかと。あとはオカルトなしの運勝負」
牌に愛され、神に愛されの小蒔さんがどうなるのか
ちょっと楽しみだ
小蒔さんのことはともかく
そうなれば狩宿先輩はかなりの強い
ただ、問題は全員にそれが有効なのかどうかだ
さっきは薄墨先輩だけだったからそれが不明瞭なんだよな
1人に対してなのか、全員に効果はあるが
強力な能力は消せないだとか
多分、何らかの欠点がありそうだ
巴「すぐ使えるようになります?」
京太郎「どうでしょうか……やってみないことには解りません」
巴「使えるようにしてくれるの?」
京太郎「確実とはいきませんけどね」
巴「それでも、強くなるためなら……」
狩宿先輩はかなりやる気だ
それは良いことなんだけど
どうしようか……条件、出してみるか?
1、はい、頑張りましょう
2、教える代わりに、神代先輩と話を
3、教える代わりに、神代先輩のお母さんについて
4、教える代わりに、このあと付き合ってください(夜固定)
5、教える代わりに、麻雀をちゃんと楽しんでください
6、その他、自由
30分
ごめんよ、ちょっと離れてた
行きます
1、はい、頑張りましょう
2、教える代わりに、神代先輩と話を
3、教える代わりに、神代先輩のお母さんについて
4、教える代わりに、このあと付き合ってください(夜固定)
5、教える代わりに、麻雀をちゃんと楽しんでください
6、その他、自由
安価下3
いや、変に欲張るのはダメだ
第一、条件を出せるほど偉いわけじゃないし
仲が良いわけでもないからな
京太郎「はい、頑張りましょう」
巴「よろしくお願いします」
狩宿先輩は小さく頷くと
もうすぐ終わりそうな霞さん達の卓を
待ち遠しそうに見つめた
使えるようになって
少しでも楽しく感じてもらえれば
それで……良いよな
安価下コンマ 一桁(小蒔) 二桁(霞)+2
安価下2コンマ 一桁(初美) 二桁(春)
初美(9)、小蒔(7)、霞(6)、春(4)
霞さんが攻撃モードに転換していた分
守りが緩くて薄墨先輩に奪われた感じか……
合わせて、小蒔さんまで乗ってきたから
この中では一般勢である滝見さんが苦戦
結果、薄墨先輩がダントツとまで行かなくても
差を開けてトップになったな
初美「コーチ!」
京太郎「はい?」
俺が放けていると
薄墨先輩は俺の手を取り
勝手にパンッと叩いた
初美「勝利のハイタッチですよー」
うん、変態じゃないだけでこうも変わるかー
嬉しい限りだ
ちょっと中断
初美、小蒔、霞、春
この中から、巴、京太郎この2人の代わりに抜ける人を決めてください
1、初美
2、小蒔
3、霞
4、春
安価下で巴の代わり
安価下3で京太郎の代わり
初美→巴 春→京太郎
京太郎「というわけで先輩、交代で」
初美「えっ」
京太郎「代わりに狩宿先輩入ってください。あと、滝見さんは俺と」
春「解った」
とりあえずメンバー入れ替え
狩宿先輩は固定だとしても
霞さん達は俺の趣味で残しちゃったなぁ……あとで薄墨先輩に怒られそう……
いや、本来勝ち抜けだし、許されるはず
それよりも……ッ
小蒔「すぅ……すぅ………」
霞「始めましょう?」
巴「お、お願いします……」
これは今までで一番嬉しい対局だ
ゾクゾクする
牌に愛された子、それに劣ることのない霞さん、そして、祓い屋である狩宿先輩
そんな人たちと打てるんだから
安価下コンマ判定
巴の影響力
0 失敗
1 全員影響
2 1人影響
3 全員影響
4 3人半減
5 2人影響
6 3人影響
7 1人 半減
8 1人 完全排除
9 2人 半減
ゾロ目 3人完全排除
2人半減
相手判定 安価下コンマ 1桁+2桁
012 霞
345 小蒔
678 京太郎
9 再判定(直下にもう一レスあればそれを利用)
5、3 小蒔なので、下のを利用し9、7の7を利用
小蒔と京太郎に影響
安価下で狙い撃ち相手選択(巴、霞、小蒔)
霞のみ、同レスコンマ42以上で成功
安価下2 巴(72+10)
安価下3 霞(140+30)
安価下4 小(48+29+50)
安価下5 京(98+33)
1位 京(98+33+50+79)=260
2位 小(48+29+58)=135
3位 霞(140+30+00-50)=120
4位 巴(72+10+24)=106
いつ以来だろうか、もしかしたら負けるかもしれないなんて焦りを感じたのは
もしかしたら止められるかもしれないと、恐れを感じたのは
終わってみれば圧倒的な結果
決して弱いからじゃなく
強すぎるからこそ、俺はその上に立つことができる
いや、狩宿先輩が小蒔さんを押さえ込んでくれたからこそ
小蒔さん自身の実力がまだ低いからこそ、こうも圧倒できたのかもしれないな
巴「……強い、ですね」
小蒔「すぅ……すぅ……っ、ぁ、あれ?」
霞「…………負け、ね」
京太郎「――お疲れ、様でした」
魔物級2人との全力麻雀の疲労感は
普段とは全然違い、大きくため息を吐いた
初美「いきなり天和を和了するとは……」
京太郎「いやぁ、運が良かっただけですよ」
春「積み込み……」
京太郎「自動卓ですよ」
思えば、照姉達の時にも
何度か和了ったことがある
もちろん、毎回とかオカルトはありえない
100回に一回出ればいい方のレベルで
今回は前回出てから100以上は打ってるし
偶然、運が良かっただけの話だ
自力では祓えないとのことで
霞さんと狩宿先輩は部屋に返し
雀卓などの後片付けをして解散することにした
京太郎「……久々だなぁ」
長野に揃ってる時は淡こそいなかったが
照姉と咲がいたけど
照姉が東京に行ってからは
照姉、淡、咲この3人と打つことは必然的に少なくなった
去年なんかは夏休みもインハイとかで照姉は来なかったし
全員揃ったのは元旦とかその辺だけ。
京太郎「今日みたいなのは、本当に楽しいな」
勝てないかもしれない相手
負けるかもしれない相手
そう思わせる相手との対局は……すごく、気持ちがいい
夜はしばらく自由時間だけど、どうしようか
疲れたし、部屋に……は戻らないほうがいいか?
男子の騒ぎに巻き込まれそうだし
まぁ、相手のことを配慮しないような人たちじゃないから
休ませてくれといえば
普通に休ませてくれるだろうけど
京太郎「ん~……」
1、夕方のベンチ
2、お土産屋
3、お風呂
4、女子の部屋(ランダム ただし、確実に接触)
5、男子の部屋
安価下2
安価下コンマ判定
2 小蒔
4 春
6 巴
8 霞
0 初美
7、ゾロ目で再安価(自由選択)
夜のベンチで一人黄昏る……
ちょっとばかり寂しく感じるが
まぁ、夜だし誰かに無理言うわけにもいかないからな
仕方がない
そう思っていると、
なぜか淡から電話が来た
京太郎「どうかした?」
淡『んーほら、もうすぐ県予選でしょ? 大丈夫なのかなーって』
京太郎「そうだなぁ……」
正直言って
みんな強いし、問題はあまりない
ただ、小蒔さんの神様降ろしの順番的なものがあるらしいから
そこが少し心配ではある
京太郎「そっちは?」
淡『全然全然、よゆーだよ』
京太郎「慢心が敗北につながる……と」
淡『先鋒は照姉だし』
あー……大将まで回らないことも十分ありえるか
照姉は乗ったら強いからなぁ
とはいえ、手がないわけでもないし
頑張れば対処できることもある
大会でそれをしようと思うのかどうかは分からないけどな
淡『――ところでさ』
不自然に落ちた淡の声が
受話器から漏れてきた
京太郎「ん?」
淡『私ってさ、悩み事相談できないような子なのかな?』
京太郎「急にどうした、淡らしくもない」
淡『まさにそれだよー、私らしくないっていうやつ』
俺が悩んでいたことを知ってる?
いやそんなのは解るわけがない……
待て、先月照姉にちょっと相談したのを聞いて
待ってはみたけど何もないからさりげなく言ってみようみたいなやつか?
淡『実はさ、なんやかんやあった時にね、自分じゃ助けることできないなぁって思ってさ』
淡が言いたい事の約8割が理解できないんだけど
つまり、自分は相談されても何もできないと思ってるってことか?
淡『部長達がね、お前には悩みは相談したくないって言うんだよ……酷くない?』
京太郎「部活内での話?」
淡『ん~そういうことにしておいて』
じゃぁどういうことだよ
聞かないほうがいいか?
話をまとめると
なんやかんやあった時に
部長たちから、お前には相談できないって言われて
それが悲しかった。と
で、もしかしたら自分は相談されても助けられない人間では?
そう思ったということで間違いない。多分
京太郎「どうだろうな……」
淡『やっぱり、お兄ちゃんも相談は嫌?』
1、嫌ではないけどしたくないな。笑顔でいて欲しいし
2、嫌ではないけどしたくないな。笑われそうで
3、嫌ではないけどしたくないな。無意味だろうし
4、そうやって落ち込まれるのが嫌なんだよ
5、お前は元気に明るく話しかけてくれればいいよ
6、その他自由
43分以降
いきますー
1、嫌ではないけどしたくないな。笑顔でいて欲しいし
2、嫌ではないけどしたくないな。笑われそうで
3、嫌ではないけどしたくないな。無意味だろうし
4、そうやって落ち込まれるのが嫌なんだよ
5、お前は元気に明るく話しかけてくれればいいよ
6、その他自由
安価下2
京太郎「嫌ではないけどしたくないな――」
淡『えっ……』
俺の言葉を最後まで聞く前に
淡は悲しそうな声を漏らした
どれだけ思いつめてたんだよ。淡のやつ
人には相談しろだのなんだの言うくせに
自分は溜め込んじゃうんだから救いようがない……
京太郎「話は最後まで聞けよ」
淡『ぁ、うん……』
京太郎「したくないのはさ、笑顔でいて欲しいからなんだよ」
淡『笑顔?』
なんで不思議そうに言うかなぁ
自覚してないほど恐ろしいものはないっていうのに
京太郎「たとえ部内のみんなが暗く沈んでも、お前にだけは笑顔でいて欲しいんだ」
淡『なんで?』
京太郎「なんでってそりゃ……笑顔がいいからだよ」
本当に無邪気だし、子供っぽいし、元気すぎるし、明るすぎるし
でも、それが嫌だとは思わない
むしろ、そうであってほしいと思うほどに大切なものだ
淡が思い悩んでたりなんかしたら
こっちまで暗くなっちゃうし、みんなが暗くなる
京太郎「例えるなら、日食みたいなものだよ」
淡『あの真っ暗になるやつ?』
京太郎「そっ、お前が暗くなったらみんな真っ暗。だから、お前にだけは笑顔でい続けて欲しいの」
淡『えへへー、もしかして私ってかなり重要な人?』
京太郎「まぁ……そうだろうな」
淡『そっかー、私は重要な人かぁ~』
つーか現金な奴だ
別に嘘をついたりしたわけじゃないけど
あれだけ落ち込んでいたはずなのに
それが杞憂だと、みんなから大切にされてるんだと
それがわかった瞬間この元気良さ
でも、これでこそ淡なんだ
思い悩んで、辛そうで、苦しそうで、悲しそうな淡なんて
誰も見たくはない
……なんて、流石にそこまでは言わない
言ったら言ったで、さらに調子に乗りそうだし
淡『じゃぁさ、じゃぁさー』
京太郎「んー?」
淡『お兄ちゃんの中で、私はどんな感じ~?』
京太郎「どんな感じって?」
淡『大事とか、大切とか、お嫁さんとか~』
京太郎「よし、待った」
大事と大切はまだ解るが
嫁さんとはなんですか?
そう聞く前に、淡は当然のように答えた
淡『あははっ、かな~り小さい時に誓ったじゃん』
京太郎「いつの話だよ」
淡『幼稚園?』
京太郎「覚えてねーよ!」
そんな小さい時のことを覚えてるとか
意外と記憶力いいんだな、淡は
淡『それでそれで~?』
京太郎「そんなに知りたいのか?」
淡『ロンッ!』
京太郎「ん~…………」
1、ただの従妹だよ
2、妹だな
3、やっぱ……姉ちゃん?
4、嫁さんかな
5、近所の女の子
6、愛人
7、その他自由明記
30分
自由なら大事な人とか
>>177
入れるべきそれを忘れてた
1、ただの従妹だよ
2、妹だな
3、やっぱ……姉ちゃん?
4、嫁さんかな
5、近所の女の子
6、愛人
7、大事な人
8、大切な人
9、その他自由明記
に変更で
1、ただの従妹だよ
2、妹だな
3、やっぱ……姉ちゃん?
4、嫁さんかな
5、近所の女の子
6、愛人
7、大事な人
8、大切な人
9、その他自由明記
安価下3
京太郎「そうだな……大切な人。かな」
淡『ふぇっ』
淡はそんな素っ頓狂な声を上げると
携帯を落としたのかなんなのか
変な音割れを起こした音が響いた
京太郎「おーい」
『バタバタバタ』
電話から聞こえるのは、布団を叩くというよりけるような
足をばたつかせている音だけ
京太郎「あーわーいー」
淡『ぁっ。はいっ!』
京太郎「なんだよ、どうかしたのか?」
淡『な、なんでもないよ。うん、ちょっと動機が激しく……あははっ、うん、私もお兄ちゃんは大切だよ』
京太郎「そっか、ありがとな」
淡『う、ううん。全然! 全然良いよ。ほんと、うん、遅い時間に電話してごめんね』
京太郎「別にそこまで遅くはないけど……」
明日も朝が早いってわけじゃないけど
あまり遅くまで起きてるわけには行かない
淡『相談に乗ってくれてありがとう、お休み。きょうたろー』
京太郎「お、おう」
勢いのままに通話は終わり
電子音の鳴る携帯の電源ボタンを一回押し、ポケットへと戻した
京太郎「……なんか、やらかしたか?」
別に普通のことを言っただけだと思うんだけど……
特に、淡なんかは俺にとって大切な存在であることには違いない
なにせ、今、麻雀しているのは淡のおかげなんだから
京太郎「まぁいいか……部屋に戻ろう」
・第一週、1日目を終了します
安価下 小蒔
安価下2 初美
安価下3 霞
安価下4 春
安価下5 巴
一桁(雀力) 2桁(異能) でコンマ判定
巴のみ、異能P2倍
巴(72+10) →巴(79+22) +(7、12)
春(67+33) →春(74+35) +(7、2)
霞(70+30) →霞(74+39) +(4、9)
小蒔(48+58)→小蒔(53+66) +(5、8)
初美(60+44) →初美(68+53) +(8、9)
安価下コンマ判定(雀力)
コンマx2x2x0.8x0.6x1
安価下2コンマ判定(異能)
コンマx2x2x0.8x0.35x1.5x2(特殊付与)
(雀力)
86x2x2x0.8x0.6x1=165
麻雀98(080/150)→麻雀98(245/150)→麻雀99(095/150)
(異能)
44x2x2x0.8x0.35x1.5x2=147
異能66(83/150)→異能66(230/150)→異能67(080/150)
京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀99(095/150) 、異能67(080/150) )
>各キャラ 名前(相手視点関係 好感/信頼)
5月 第1週 1日目
本日 > 前日
Ss>大星淡 (深愛 10.0/10.0) >大星淡 (お兄 9.3/10.0)
Ss>宮永咲 (親友 6.2/7.9) >宮永咲 (親友 6.2/7.9)
Ss>宮永照 (親友 7.3/8.2) >宮永照 (親友 7.3/8.2)
×>神代小蒔 (好意 0.0/5.0) >神代小蒔 (好意 0.0/5.0)
石戸霞 (友人 7.5/7.1) >石戸霞 (友人 5.9/6.6)
滝見春 (部員 2.4/4.9) >滝見春 (部員 2.0/4.3)
狩宿巴 (部員 1.7/3.0) >狩宿巴 (部員 0.5/1.6)
薄墨初美 (部員 1.5/0.7) >薄墨初美 (変態 0.05/0.3)
神代母 (他人 0.4/0.6)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)
淡もだけど
霞さんもこれ以上好感度上がったら制限に引っかかるから
ヤバいんじゃ?
とりあえず今日はここまで
お疲れ様でした
何か質問等、ありましたらどうぞ
ところで、霞さんと4月後半で何かあったんじゃないのかな
一夜を明かすとかさ……
それもこれも2回振り込んだからだね、ちかたないね
>>200
最初に制限入った小蒔さんが割と重い(内容が)ので
もし霞さんに制限が入っても内容はそこまで重くない……予定
おつー
霞さんの制限は略奪愛に苦悩するでいいんじゃない(適当)
>>207
ふむ……悪くない
横の繋がりがあるなら事実婚位許してよ
地和の方が適切ではあったかもしれないけど
なんとなく天和にしてしまった
>>215
苗字を変えなければ、神代、須賀。そのままで行けるよね……って結婚はまだ早い
合宿2日目
いつもとは違う部屋で目を覚まし
見渡せば、寝相が悪かったり、悪くなかったりの男子達が視界に写った
京太郎「………………」
あぁ……確か合宿中だっけ
忘れちゃいけないことが
記憶の外に出かけていたらしい
起きて早々、麻雀というわけはなく
朝食までは自由時間
朝食のあとに麻雀特訓というスケジュールだ
時間的には
朝食までしばらく時間があるけど
どうしようか
女子の部屋には当然だけど行くわけには行かない
というか、別に部屋から出なくちゃいけないわけでもないんだけど
部屋から出てはいけない理由もない
つまり暇だ
携帯でネトマもできるが
オフラインじゃないとそこまで接続が良くないし……
1、部屋待機
2、麻雀の部屋へ
3、気に入ったベンチへ
4、お土産屋
5、お風呂
6、適当に歩く
安価下2
安価下接触判定
0 小蒔
2 初美
4 春
6 霞
8 巴
7、ゾロ目で自由
初美「コーチじゃないですかー」
京太郎「先輩、どうしたんです? こんな場所に」
初美「今日は私が先ですよー?」
京太郎「それは分かってます」
あからさまに引く態度を取ったり
嫌悪感のある表情でもない
そんな薄墨先輩が久しぶりで
ほっと、息を吐いた
京太郎「先輩って起きるの早いんですね。ちょっと驚きです」
初美「巫女の朝は早いのですよー。姫様なんかはもっと早い時もあったりしますからねー」
京太郎「知らなかった」
じゃぁ、小蒔さんが眠そうなのは
朝が早いからか?
いや、慣れれば変な時間に眠くなることもないような……
初美「昨日」
京太郎「はい?」
初美「天和上がったのを覚えてますー?」
京太郎「昨日の今日で忘れてたら、病気を疑いますよ」
寝起きなら、ん? とでもなるかもしれないけど
流石に起きてから少し時間が経った今はもう
ぼけたりはしない
というか、それがどうかしたのだろうか?
初美「その時にですねー、ちょっと嫌な感じがしたというかですねー」
京太郎「嫌な感じ、ですか?」
初美「こう、危ない感じというかですねー……危険な感じですよー」
危ないも危険も同じ意味じゃないだろうかなんていう思考よりも
照姉にも怖いって言われた覚えがあるなという記憶が先に来ていた
初美「何か感じませんでしたかー?」
京太郎「いや……特には」
天和云々前から
ずっとワクワクドキドキというか
血湧き肉踊るというか
興奮状態だったしなぁ
大きい何かがあったとしても
あの時の俺では気付けるわけがない
初美「んー……あの卓自体が異常でしたからねー」
京太郎「神代先輩と石戸先輩も本気でしたし、狩宿先輩も……かなり強く来てましたよ」
初美「結局ラスだったけど、戦えた。感覚を掴めたって喜んでましたよー」
それは結構なことだ
これなら、狩宿先輩も楽しくやってくれるだろう
薄墨先輩からの話は終わったのか
言葉の勢いはなくなり
だんだんと沈黙が影を差し始めた
京太郎「………………」
初美「……じゃぁ、私はもう行くのですよ。ここは譲ってあげますねー」
薄墨先輩はそう言うと
ベンチから離れていく
薄墨先輩と何か話しておくことはあっただろうか?
1、先輩、神代先輩について話は聞いてますか?
2、先輩、神代先輩の母親について何か知りませんか?
3、先輩、もう少し話しませんか?
4、先輩、昨日の対局、上手く出来てましたね
5、先輩は個人戦出るんですか?
6、はい、またあとで
7、その他自由
安価下2
安価下コンマ判定
4 初美「上から目線は禁止ですよー」
0 初美「当然ですよー、私ですから」
7 初美「コーチのおかげ……って、ことにしておいてあげるのですよー」
ゾロ7 44=4
京太郎「先輩、昨日の対局、上手く出来てましたね」
初美「はい?」
京太郎「夕方のですよ」
初美「あー……当然ですよー。私ですからねー」
先輩は思い出したのか
勝ち誇ったように笑う
京太郎「ですね、先輩ですからね」
俺が何か教えたわけでもないし
自信を持つのは悪いことじゃないからな……
初美「今日も、私は勝たせて貰いますよー」
京太郎「いやいや、俺は負けるつもりはありませんよ?」
初美「いやいや」
京太郎「いやいやいや」
初美「いやいやいやいや」
2人でふざけて、少しだけ笑った
京太郎「何ふざけてるんですか……」
初美「合わせたコーチもコーチですよー」
あの生徒玄関で悪戯して隠れたとき
小蒔さんが言ってたっけ
初美ちゃんですか? 須賀くんですかって
要するに、
薄墨先輩は結構、お茶目なタイプってわけだ
俺は後輩だし
なにより険悪に近い関係だったから
そういう隙のある姿を見せてくれなかっただけなのか……
初美「私はもっと強くなって、コーチ……須賀くんにも勝ちますよー」
京太郎「生徒が成長するのは楽しみですねぇ」
初美「一応先輩なんですがねー……」
京太郎「あはは……冗談です」
少し、薄墨先輩と仲良くなれた気がした
安価下コンマ判定 1桁2桁両方使用
2 霞
4 小蒔
6 初美
8 春
0 巴
食事の席が隣接した相手
ほかの数字は男子
7の場合は壁
ゾロ目は自由選択
小蒔「……お隣、良いですか?」
京太郎「え、ええ……空いてるので」
小蒔さんはあくまで、友人以下の態度で接してくる
これは偶然俺の隣しか2席空いていなかっただけだ
こっちにとっては運が良く
あっちにとっては運が悪く
それがたった2日続いただけだ
なんの問題もない
小蒔「昨日も、隣でしたね」
京太郎「ですね、あはは……」
小蒔さんの隣、狩宿先輩に見られていることに気づき
乾いた笑い声が漏れた
小蒔「こうも続くと、少し運命的なものも感じ……」
巴「姫様」
小蒔「ぅ……せ、世間話ですよ?」
巴「運命を感じるっていうのが世間話ですか?」
狩宿先輩に遮られ
小蒔さんは明らかに落ち込み
置かれていた箸を力なく手に取った
小蒔「気にしないでください」
京太郎「は、はぁ……」
気まずいんだが……どうしたら良いんだ
黙々と食べてろと?
小蒔さんと隣になったのも何か理由がある
なんて考えつつ、思考を巡らせていく
狩宿先輩に止められない程度の軽い会話
もしくは、止められる前に何かを話してしまうか
いや、何も小蒔さんだけじゃない
狩宿先輩だっているのだから
先輩に話しかけたっていいはず
というか、先輩なら別に問題はないはずなんだ
1、神代先輩は、苦手なものとかってあるんですか?
2、神代先輩は昨日、俺に対して何か感じましたか?
3、神代先輩はやっぱり、告白とかされます?
4、狩宿先輩は告白されたりします?
5、狩宿先輩、麻雀は楽しいですか?
6、狩宿先輩は昨日、俺に対して何か感じましたか?
7、狩宿先輩、どうして俺たちの邪魔を?
8、2人は昨日、俺に対して何か感じませんでしたか?
9、その他自由明記
安価下2
京太郎「そういえば四月にですね、林の中で石舞台みたいな場所見つけたんですが……お二人はご存じですか?」
小蒔「石舞台ですか?」
巴「山の中みたいなものだから、そういう場所は沢山あると思うけど……」
小蒔「それが何か?」
京太郎「あぁ、いえ。ちょっとばかり神秘的だなぁと思いまして」
なんていう話題を出しているんだろうか
小蒔さんも、狩宿先輩も
良く解らないって顔してるじゃないか……
小蒔「私は林の中とかは行かせて貰えないので……解りません」
巴「同じくですね。あまり不用意に入ると怪我しちゃいますから」
小蒔さんが基本的に
誰かと一緒じゃなきゃ出かけられないことは解ってたし
林の中とかに行かせてもらえるわけないのは明白じゃないか……くっ
小蒔「でも、神秘的に感じるっていうことは、何らかの力があるのかもしれませんよ」
京太郎「力を感じたわけじゃないですけど、落ち着くことはできましたね」
あの場所は本当に良いって思ったな
時期的に肌寒く感じるっていう欠点はあったけど
それでも、悩みが一旦頭から離れてくれたし
落ち着きすぎて居眠りしちゃうくらいだったしな
巴「身を清めたり、落ち着かせたりと、自然は悪い空気を吸い出してくれますからね」
いわゆる、アロマテラピー的なものだろうか?
いや、パワースポット?
小蒔「良いですね、私も行ってみたいです」
巴「ダメですよ、姫様」
小蒔「少しくらい考えてくれても良いじゃないですか……」
安価下コンマ判定
4 巴「姫様にあまり危険なことは教えないでください」
0 スルー何もなしで終了
7 巴「力で思い出したんだけど……」
ゾロ7 44=4
そのあとは特に会話もなく
俺たちは朝食を食べ終わり
昨日と同じ部屋へ移動し、特訓を再開することとなった
京太郎「さて……どうしようかな」
狩宿先輩の能力は把握したけど
今のところ、半覚醒状態といった感じだし
狩宿先輩を卓に入れるのもありだ
あとは、やる気十分な薄墨先輩
基礎的な実力が未熟な小蒔さん
霞さんは、攻撃モード転換時の
防御力の薄さが問題かな
滝見さんは着実に実力を伸ばしていってるし
この調子で特訓を続ければいいだろう
霞「えっと……須賀くん」
京太郎「はい?」
霞「今日はどうしたら良いのかしら」
京太郎「そうですね……」
基礎の実力的にトップは狩宿先輩
実力が一番低いのは、小蒔さん
逆に、特殊なオーラを強く感じたのは
小蒔さんが一番で、霞さんは状況による
2人を抜くと、薄墨先輩が強いかな
正直、四喜和ほぼ確定の薄墨先輩は
打ち方を攻略できなければかなり手強い相手になるし……ふむ
1、会話(霞、初美、春、巴、小蒔)
2、対局(霞、春、巴、小蒔、初美) 最大三人、最低1人選択
安価下2
京太郎「部長たちで対局お願いします。滝見さんは話があるので外れてください」
春「わかった」
滝見さんは素直に卓を離れ
霞さんたちも対局を始めた
小蒔さんと霞さんは全力
薄墨先輩もやや圧倒されながらも
初美「負ける気はないですよー」
っと意気込んでいたし
狩宿先輩も、絶対に止める。と
かなりやる気のようだった
春「……話って?」
京太郎「あぁ、麻雀のことですよ」
当たり前のことだが
念の為に言っておいた
春「なんだか、面談みたい」
京太郎「そうですね。少し近いです」
昨日は霞さん、狩宿先輩の2人と話したし
ここ以外の場所では薄墨先輩とも話したわけで
京太郎「一応、コーチらしく見せておかないと」
春「十分、教えて貰ってる」
京太郎「そう言って貰えると助かります」
思ったのだけど
麻雀の面談だといえば
小蒔さんとも2人きりで話……いやいや、そう上手く行くわけがない
だいたい、2人きりじゃないといけない理由もないしな
京太郎「滝見さんは大分伸びてきてますね」
春「うん、勝ちたいから」
京太郎「俺に?」
そう訊ねると
滝見さんは当然のように頷いた
春「弟子は最後に、師匠を倒す」
京太郎「ありきたりですね」
それでもって、弟子の一撃で師匠は死……なないからな?
まさか、麻雀打って死ぬなんてあるわけがないし
まぁ、とにかく……
1、この調子で頑張ってください
2、この調子で頑張りましょう
3、先輩はもう大丈夫ですね
4、教えることは何もないですね
5、実は、薄墨先輩に言われたんですが……
6、その他自由
安価下2
京太郎「この調子で頑張りましょう」
春「コーチも頑張らないと、負けるけど」
京太郎「俺はあれですよ。強い相手ほど燃える人ですから」
相手が強ければ強いほど
俺はやりがいがあると思ってる
だから、誰かを強くすることにためらいは感じない
その人が俺を超える人になってくれと
強く望んでいる
京太郎「だから、じゃんじゃん強くなってください」
春「……まーじゃ」
京太郎「いや、言わなくていいです。それ」
春「貴方に習えば強くなるって信じられる」
京太郎「俺が教えても、滝見さん達が頑張らなきゃ強くはなりませんよ」
春「……そういうことにしておく」
滝見さんはそう言うと
黒糖をひと欠片差し出してきた
春「特別に食べてもいい」
京太郎「それはどうも……」
砂糖をかじるなんて初めてだったけども
意外と美味しいことに気づいた
京太郎「美味しいですね」
春「普通のはダメ。これは重要」
やらかした経験があるのかどうか
滝見さんのその言葉は少し、説得力があった
安価下コンマ判定
1桁(小蒔) 2桁(霞)
1桁(初美) 2桁(巴)
訂正
安価下コンマ判定
1桁(小蒔) 2桁(霞)
安価下2
1桁(初美) 2桁(巴)
8(巴) 6(初美) 2(霞) 1(小蒔)
巴「や、やった!」
狩宿先輩が嬉しそうに声を上げた
順位は、トップに狩宿先輩
次点で薄墨先輩、霞さん、小蒔さんだった
京太郎「おお……」
春「凄い」
これは言うまでもなく凄い結果だ
霞さん達は手を抜いていたわけでも、
ましてや弱い神様を降ろしていたわけでもない
それでも、狩宿先輩がトップになったのだから
狩宿先輩の能力によって
押さえ込まれたっていうのもあるんだろうけど
やっぱり、霞さんはその守りの薄さを狙われてるし
小蒔さんは元々が低いせいか
放銃がちょっと目立っていた気がする
巴「やり方がなんとなく解った……かも」
京太郎「良かったですね」
巴「はいっ」
さて……霞さんや小蒔さんの悪い部分が見えてきたし
ここら辺で強化をしておくべきだろうか
いくら狩宿先輩の力が強く
慣れてきたといっても、それは結局ネット麻雀のように
実力勝負へと切り替わるだけでしかない
京太郎「神降ろし、オカルトへの依存……その結果かな?」
おそらく、ネット麻雀をしたとしても
これと同じ結果が出るだろうな……多分だけど
春「どうする? 貴方が入る?」
京太郎「そうですね……どうしましょうか」
守りの薄さ
そこを強化するなら
俺がただひたすらに霞さんを狙い打つのが手っ取り早い……と、
言いたいところだけれども
狩宿先輩の影響ありで捨て牌等から察するに、半門
なら、影響なしでは絶一門になるはず
昨日と合わせてみて、それはほぼ確定と見ていい
なら、
どうやって攻めるかだが……昨日の経験上
王牌まで影響はない可能性があるし
咲には遠く及ばないけど……嶺上開花で戦ってみるかな……
小蒔さんに関しては
とりあえず基礎的な能力値をそこ上げするしかないだろう
一番強い神限定なのかは知らないけど
たまに和了る九蓮宝燈はかなりいい武器になるだろうし
正直、霞さんの絶一門と組んだら化ける……が
九蓮宝燈の手配予測はしやすい……と思う
相手が要らない牌も分かるから
それに対してこっちも手牌を組めば
容易に狙い打つことができる
2人同時に相手は少しきついけど
どうするかな……
1、巴のみ入れ替え(京太郎、春 から選択)
2、巴以外入れ替え(初美、霞、小蒔から選択)
3、2人入れ替え
安価下2
ス、ストッパーが……
選択されてないので
巴と入れ替わる人
1、京太郎
2、春
安価下
京太郎「俺が代わりますよ」
春「わかった。頑張って」
巴「強いですよ。みんな」
京太郎「分かってますよ」
今度はもう
誰にも制限はかかっていない
つまり、本当の全力勝負というわけだ
京太郎「じゃぁ、よろしくお願いします」
初美「こ、今度こそ」
霞「ふふっ」
昨日よりもずっと昂る感情
抑えられていなければこんなにも強く感じるのかと
笑わずにはいられなかった
負けるかもしれない
そう思わせるほど強い相手
京太郎「じゃぁ、ラスの神代先輩が親番で」
さて、勝てるかどうか……
というか、
霞さん達を強化しようとする余裕があるのかどうか
まぁとりあえず……やるしかないだろう
さて……誰から狙っていくべきかな
1、小蒔
2、初美
3、霞
4、狙い撃ち不使用
安価下2
京太郎「…………………」
みんな黙り込んではいるものの
放つ力強い気配が
空気を震わせ、暑苦しさを感じて汗をかく
でも、それがまた心地いい
霞「……ふふっ」
とりあえずは霞さんを狙っていくことにしようか
絶一門による、
小蒔さんの九蓮宝燈も警戒しながらだから
少しばかりやりづらいけど………
やれないことはない――はずだ!
安価下 霞(148+39-50)
安価下2 小蒔(53+66+90)
安価下3 初美(68+53)
安価下4 京太郎(99+67+50)
1位 京太郎(99+67+50+85)=301
2位 小蒔(53+66+90+11)=220
3位 霞(148+39-50+10)=147
4位 初美(68+53+24)=145
京太郎「……ふむ」
巴「………ふ、ふむじゃないですよ」
京太郎「いやぁ、特徴が解りやすくてついつい」
九蓮宝燈も寸止め余裕
最悪、安手和了を他家にさせれば良い
薄墨先輩、霞さん
この2人は完全に手が狭くなってアウトだ
薄墨先輩なんかは
霞さんに巻き込まれて能力面はほぼ無意味
ただ、オカルトチックなものなしで努力した結果
ギリギリの所まで近づけはしたみたいだ
京太郎「霞さんはもうちょっと防御面に気を使いましょうか」
霞「そうね……貴方に狙われてたものね」
京太郎「ま、まぁそこまで気落ちしなくても……」
霞「解ってはいるのよ。届かない領域があるっていうことはね。でも、中々まもれなくて」
王牌にまで及ばずとも
霞さんだけでなく、小蒔さんや薄墨先輩も強いけど、
一点特化だからこそ強力であり、弱点でもあるわけで
とはいえ、霞さんも小蒔さんも
降ろすのは一つだけじゃないから
そこらへんを考えていけばなんとかなるだろう
京太郎「前半守って、対策される前に後半で爆発させればいいかと」
霞「でも……」
京太郎「運で偏ってしまう以上、俺たちで操作はできませんからね。仕方ありませんよ」
他人の運は崩せても、自分の運だけは崩せない
それが、オカルトの弱点だ
そこが狙いやすかったのが咲だしな
俺の狙い撃ちも
咲の槓に対し、槍槓するために習得したようなものだ
……とは、ちょっと言えないけど
京太郎「憑依を頼るのではなく、あくまでアイテムとして考えていきましょう」
小蒔「アイテム……ですか?」
京太郎「使えば相手に露見し、当然。対策を取られますよね?」
そうした場合、
逆に弱点としてこっちが不利になってしまう
だから、一度使えば二度と使えない
そうやって考えていこうということだ
京太郎「もちろん、憑依による運の偏り。それを利用した打ち方のレパートリーも増やしていきますよ」
初美「私はどうですかー?」
京太郎「先輩も打ち方は少し変えましょう。頼り切るのではなく、実力と混ぜ合わせて、有効利用しましょう」
北家にこだわっていては
狩宿先輩のように、押さえ込む人とぶつかった時に終わってしまう
そんな人はいないかもしれないが……一応、対策は講じておいたほうが良いからな
安価下コンマ判定
4 7 ゾロ目でイベント
休憩時間になり
俺たちは解散……したはずなのだが
春「……コーチ」
何故か残っていた滝見さんに呼び止められた
京太郎「なんですか?」
春「とぼけても無駄。全部見てたから」
滝見さんと狩宿先輩は
俺たちの後ろで観戦していて
滝見さんは特に俺の方を見ていた
そこで何を見たと言うのだろうか
春「地和……わざと取らなかった」
京太郎「いや、気のせいじゃないですか? そうだったら俺、和了してますよ」
春「本当に? 本当に気のせい?」
滝見さんは疑うように見つめ
視線は瞬きさえもせずに、揺るがない
京太郎「な、なんですか?」
春「さっき、すごく嫌な感じがした」
京太郎「嫌な感じ?」
春「放っておいたら暴れられてしまう……そんな風に」
ものすごく興奮していたし
正直、あのままのテンションでいたら暴れてもおかしくはなかったけど
そこまでなのか?
春「貴方にもなにか憑いてる……気がする」
京太郎「えっ……ヤバそうな感じですか?」
春「……普段は問題ない。でも、対局中に時々感じる」
確か、薄墨先輩もそんなこと言ってたよな……
お祓いでも頼んだほうがいいのだろうか?
最近、オカルトを使用した状態の人と
対局することは全然なかった
だからなのか、
そこまで興奮するようなこともなかったけど
ここ2日は本当にハイテンションだ
それは本気モードの霞さん達と対局してるから?
それとももっと何か、別の理由か?
春「対局に関してだけだと思うけど……気をつけて欲しい」
京太郎「わ、わかった。注意しておく」
滝見さんが部屋から出ていき、
雀卓を横目に見つめた
何かが憑いてる
危険な感じがする
天和と地和……最近昂ぶってるせいなのか?
京太郎「俺も神降ろしができたりして……」
ははっないない
とりあえず、俺は部屋を出ることにした
さて、
せっかくの休憩時間だし……
1、女子の部屋(出現ランダム ただし、接触は確定)
2、お土産屋に行く(接触判定)
3、お風呂にでも行こう
4、ベンチに行こう(接触判定)
5、旅館恒例、遊び場へ(接触判定)
安価下2
安価下コンマ判定
2 小蒔
4 初美
6 霞
8 春
0 巴
ずらしたのに……ずらしたのに……
京太郎のオカルト覚醒できるかもしれない
一旦中断します
再開
姫様の強運なのか、京太郎の強運なのか、ほかヒロインの不運なのか
運命ですねー
「あの……」
せっかくだし
やっぱあいつらにもお土産を……と
お土産屋に向かい
色々と見ていると、隣から声がかかった
京太郎「はい――って、こま、先輩」
小蒔「見かけたので、少しお話でも。なんて」
京太郎「いや、良いんですか?」
小蒔「巴ちゃんなら霞ちゃんと一緒ですから」
そういえば
お祓いをする為に2人で部屋に行ったんだっけ……
で、姫様は抜け出してきちゃったと
小蒔「ちょっとだけって思ったんですよ? でも、須賀くんの姿が見えたので」
京太郎「そ、そうですか……」
ちょっと恥ずかしげに口元を覆いながら
そんなセリフを言われるても
どもることしかできないんですが……
小蒔「えっと、須賀くんはここで何を? 長野からこっちに来たから……お土産ですか?」
京太郎「えーっと」
ここで知り合いの女の子になんて言ったら
ちょっと不味い事になりそうだ
いや、のちのちバレるよりマシなのか?
1、いえ、ただ見てるだけですよ
2、実は、知り合いにお土産でもと
3、実は、知り合いの女の子にお土産を
4、小蒔さんが欲しそうなものはないかなーって
5、霞さんにお礼の品でもと
6、神代先輩のお母さんになにか渡そうかなと
7、その他自由明記
35分
知り合いじゃなく
幼なじみにお土産でも~のが良いのかな?
>>333
幼馴染も追加しておきます
1、いえ、ただ見てるだけですよ
2、実は、知り合いにお土産でもと
3、実は、知り合いの女の子にお土産を
4、実は、幼馴染にお土産でもと
5、実は、幼馴染の女の子にお土産を
6、小蒔さんが欲しそうなものはないかなーって
7、霞さんにお礼の品でもと
8、神代先輩のお母さんになにか渡そうかなと
9、その他自由明記
これで
いきます
1、いえ、ただ見てるだけですよ
2、実は、知り合いにお土産でもと
3、実は、知り合いの女の子にお土産を
4、実は、幼馴染にお土産でもと
5、実は、幼馴染の女の子にお土産を
6、小蒔さんが欲しそうなものはないかなーって
7、霞さんにお礼の品でもと
8、神代先輩のお母さんになにか渡そうかなと
9、その他自由明記
安価下2
安価下コンマ判定
4 幼馴染って……女の子ですか?
0 幼馴染さんですか……
7 私も長野に生まれたかったです……
判定ゾロ
京太郎「実は、幼馴染にお土産でもと 」
小蒔「幼馴染さん……ですか?」
京太郎「ええ」
咄嗟に女の子であることを伏せてしまったのだが
大丈夫なんだろうか? と、
不安に思う俺とは裏腹に
小蒔さんは少し残念そうに続けた
小蒔「私も須賀くんの幼馴染になりたかったです……」
京太郎「え?」
小蒔「それなら、私も長野で須賀くんも長野で。きっと、何かに阻まれることもなかったのに……」
小蒔「それに、離れてても気遣って貰えるじゃないですか……それが羨ましいなって」
京太郎「先輩……」
小蒔さんは羨ましそうに言いながら
悲しそうな表情で言葉をこぼしていく
近くても近づけない俺達
遠くても近づける幼馴染
そこが羨ましい……か
小蒔「えへへっ……願っても仕方がない事。ですよね」
京太郎「……………」
今の俺と小蒔さんは
友達以下でしかいられない
どんなに想っていても
どんなに話したくても
どんなに触れ合いたくても
絶対に許されない……そんな関係
ちょっとした悪い考えが浮かぶ
やってはいけないことが思い浮かんでいく
小蒔「ごめんなさい……せっかくお話できるのに。なのに……」
小蒔さんはこらえきれずに涙を落とし
俯いてしまった
今の俺に何ができる?
制限されてるとかどうとか
目の前で泣かれているのに気にするか?
狩宿先輩が来ないのは
霞さんが気を利かせてくれてるからだろ?
今なら何をしたって平気……かもしれない
昨日のお昼を小蒔さんと並べた
今日の朝食を小蒔さんと並べた
あの日、小蒔さんと出会わせた運命は
何を選択しろと……?
1、逃げましょうか。今から
2、抱きしめる
3、良かったです。泣いてくれて
4、泣かないでくださいよ……小蒔さん
5、俺はいつまでも、小蒔さんを想ってますよ
6、キス、しましょう。小蒔さん
7、黙って待つ
8、その他自由明記
15分
安価とっても大丈夫?
時間はあるからまだ空けられるけども
そろそろいきます
1、逃げましょうか。今から
2、抱きしめる
3、良かったです。泣いてくれて
4、泣かないでくださいよ……小蒔さん
5、俺はいつまでも、小蒔さんを想ってますよ
6、キス、しましょう。小蒔さん
7、黙って待つ
8、その他自由明記
安価下3
安価下コンマ判定
4 巴「あっ」
0 何も無し
7 イベント
ゾロ目 別イベント
44=別イベント
77=別イベント
京太郎「っ……」
何もできなかった
声をかけてあげることも
抱きしめてあげることも……何も
これ以上引き剥がされるのが怖かった
これ以上、遠くに行かれるのは嫌だった
現在の距離からは動かない
戻ることも、進むこともない
抱きしめようとした手は、無情にも降りていく
京太郎「………………」
俺は小蒔さんが泣いているのを
ただ見ているだけだった
戻ることも進むこともない
そんな関係が嫌だと言ったはずなのに
俺は、何も変わらない選択を……してしまっていた
暫くして小蒔さんは泣き止み
赤くなった瞳を見せたくないのか
ギュッと瞑って微笑んだ
小蒔「えへへっ……話せて、良かったです」
これでまた
俺達は友達以下のまま
何も変わらずに行くのだろう
それで良かったのか
悪かったのか
いや、良し悪しの問題ではない
目の前で人が泣いていた
大切な人が、泣いていた
それなのに、何もできなかったことが……問題なんだ
安価下コンマ判定
01~10 3
11~45 1
46~90 2
91~00 4
散々地の文でチャンスを強調してたじゃないですかー
しかもゾロ目のイベントを自分からスルーって
ぶっちゃけどれが正解でした?
精神-2
夕方、俺達は再び
麻雀の特訓をするために
部屋に集まってきていた
霞「須賀くん、どうするの?」
京太郎「…………」
霞「大丈夫? 具合でも悪いのかしら?」
京太郎「いえ、平気です」
……さて、どうしようか
あの場面で何もできない奴が
人にものを教えることができるのかは疑問だけど
1、会話(霞、初美、春、巴、小蒔)
2、対局(霞、春、巴、小蒔、初美) 最大三人、最低1人選択
安価下2
京太郎「じゃぁ、石戸先輩抜きで、対局お願いします」
霞「あら。噂の面談?」
噂って……
いや、まぁ面談といえば面談のような気がしなくもない
京太郎「いや、部長はずっと打ってるから少し見て学ぶ方もお願いしたいなと」
霞「ええ、わかったわ」
結局
あのあと狩宿先輩が来ることはなく
小蒔さんが自分から部屋に戻っただけ
本当にそうかは解らないが
霞さんが狩宿先輩を留めておいてくれたんだとしたら
かなり……申し訳ないことしちゃったよな
京太郎「…………………」
霞「………………」
霞さんから何かを言ってくる感じはしない
俺が出るのを待ってるのか
それとも
ただ、見ることに集中しているのか……
どうするべきなんだ……って
悩んだら悩んだで迷って終わるんだろうな……
1、石戸先輩。後で時間もらえませんか?(夕方固定)
2、石戸先輩、狩宿先輩のこと……止めておいてくれましたよね?
3、石戸先輩、実は滝見さんと薄墨先輩に変なことを言われまして……
4、先輩は十分、麻雀強いですよ
5、俺……神代先輩が泣いていたのに、何も出来ませんでした
6、その他自由明記
20分
>>410
ぶっちゃけ7以外なら……2+5はベストマッチ
まぁ、京太郎の精神下がっただけで
姫様には何の影響もないので
別に何とでもなりますよ
いきます
1、石戸先輩。後で時間もらえませんか?(夕方固定)
2、石戸先輩、狩宿先輩のこと……止めておいてくれましたよね?
3、石戸先輩、実は滝見さんと薄墨先輩に変なことを言われまして……
4、先輩は十分、麻雀強いですよ
5、俺……神代先輩が泣いていたのに、何も出来ませんでした
6、その他自由明記
安価下2
京太郎「石戸先輩、実は滝見さんと薄墨先輩に変なことを言われまして……」
霞「変なこと?」
京太郎「はい……」
薄墨先輩
そして滝見さんから言われたことを
包み隠さずに話すと
石戸先輩は軽く頷いた
霞「私も時々感じたわ。貴方から強い霊の力」
京太郎「え?」
霞「もしかしたらだけど……貴方も何かあるんじゃないかしら」
霞さんは真面目にそういった
霞「ほら、貴方は一応神社の名前と同じ苗字でしょう?」
京太郎「関係あるんですかね……」
霞「初美ちゃんならともかく、春ちゃんが言ったのだから冗談ではないと思うの」
薄墨先輩の評価……
あの人、俺に変態とか評価する前に
自分の評価を何とかするべきなんじゃ……
霞「とりあえず少し注意しておくわね」
京太郎「滝見さんは麻雀だけだと思うって言ってたので害はないと思います」
霞「そうね、対局中に一応見ておくわ」
京太郎「お願いします」
とりあえず
俺のよくわからない現象については話した
というか、それだけしか話すことなんてない
霞さんにはただでさえ迷惑かけてるのに
小蒔さんに何もできなかったなんて
そんなこと話せるわけない……
きっと、霞さんなら話を聞いてくれるだろう
でも、
小蒔さんと友達以下しか接することができないのと違って
これは自分の問題だからな
京太郎「………………」
霞「………………」
だから、霞さんには話せない
安価下コンマ判定
1桁 (小蒔) 2桁 (春)
安価下2
1桁 (初美) 2桁 (巴)
9(小蒔) 6(初美) 4(巴) 1(春)
小蒔「……っ、ぁ、終わって、ますね」
春「朝と違って強い」
巴「抑えきれなかった……」
小蒔さんは調子がいいらしく
合わせて機嫌も悪くはない
俺が何かをしても、しなくても
小蒔さんにはなんの影響もなかったってことなのか……?
霞「……副部長」
京太郎「…………」
小蒔「須賀くん?」
体を揺らされて視線を送ると
霞さんと小蒔さんが心配そうに俺を見ていた
京太郎「えっと……」
小蒔「勝ち抜け、ですよね?」
京太郎「あぁ……そうでしたっけ」
初美「須賀くんと姫様のテンションが逆転してるのですよー」
春「……?」
面倒なことになる前に
さっさと指示を出しておこう
本来なら勝ち抜けだけど……
1、小蒔のみ入れ替え(京太郎、霞 から選択)
2、小蒔以外入れ替え(初美、巴、春から選択)
3、2人入れ替え
安価下2
京太郎「じゃぁ、俺が入ります」
霞「須賀くん、本当に大丈夫なの?」
京太郎「平気ですよ」
あぁ、平気ですとも
小蒔さんが平気ならそれで良い
それで……いいよな
京太郎「本気で打つので、一応見ておいてください」
霞「ええ、任せておいて」
小蒔「何の話ですか?」
霞「須賀くんの打ち筋よ」
今は対局に集中しよう
小蒔さん、霞さん
この2人がいないからって、油断はできない
1、春
2、巴
3、初美
4、不使用
狙い打つ相手 安価下
そこまで高ぶってはいないし
何か強いのを感じれば流石に気づけるだろう
京太郎「……………」
今の所は問題なし
手配も特に変わったところはない
初美「………………」
巴「…………………」
春「…………………」
薄墨先輩以外は
オカルトらしいオカルトを持ち合わせてはいない
狩宿先輩のはオカルトスレイヤーであり
威力自体は無いに等しいから省く……と
というわけで
薄墨先輩には悪いけど……狙わせて貰おうかな
点数調整ってわけじゃないけど
憑依云々の検証には
オカルト持ちの強い相手が必要っぽいからさ
京太郎「恨まないでくださいよ?」
初美「え?」
安価下 巴(79+22)
安価下2 春(74+17)
安価下3 初美(68+26+20-50)
安価下4 京太郎(99+33+50)
巴の祓い屋(異能P半減)
初美の悪石(+40)←半減で+20
春の安手流し(自身のコンマより高いのを-20 1人につき、自分を-5)
1位 京太郎(99+33+50+2)=184
2位 巴(79+22+58-20)=139
3位 初美(68+26+20-50+83-20)=127
4位 春(74+17+27-10)=108
トップにはなれたものの
なにかとてつもない違和感があった
いや、これは外部的なものではなく
内部……つまり俺自身の問題
京太郎「どうでした?」
霞「ごめんなさい、何も感じなかったわ」
京太郎「ですよね……」
全然昂る対局ではなかった
いや、そんな状態じゃなかったってだけの話かな
安価下コンマ判定
2 霞
4 春
6 巴
8 小蒔
0 初美
そんな不調のまま
トップになることはできても
不思議な感覚を感じることも
感じさせることもないままに特訓の時間は終わりを迎え
俺達はそれぞれ解散することになった
京太郎「……くそっ」
昼間の小蒔さんの嗚咽が頭に響く
小蒔さんの悲しみに打ちひしがれる姿が脳裏に浮かぶ
何かしてあげたかった
何かしてあげるべきだった
そう思いながらも
何もしなくても平然としている小蒔さんの姿を見て
俺は少し、不安になっていた
もしかしたら、小蒔さんにとって
俺はそこまで重要な存在ではないんじゃないのかと
思えば
小蒔さんにとって俺が重要な存在だっていうのは
本人から言われた覚えはない
確かにかなり親しくなっていたと思う
名前で呼び合ったりするような仲で
それを言ったら友達ではなくなる可能性を秘めた気持ちを
小蒔さんは俺に秘めていて……いや
もう、秘めていたという過去のものになっている可能性だってある
だって、俺と小蒔さんはたった2週間程度の付き合いで
それと同じような時間を
ほとんど他人というような形で過ごしてきたのだから
気持ちなんてだいぶ薄れてしまっている可能性は
十二分にありえることだ
でも、小蒔さんは言った
もしも同じ長野出身だったなら
隔てるものはなかったのに。と
幼馴染だったなら
気にしてもらえるのに。と
それはきっと嘘じゃない
だから、触れ合うことも、話すことも制限されてる中で
小蒔さんがしんみりとした暗い空気にしてしまったことを嘆き
泣いてしまったのもまた本当のことで
それはつまり、まだ……気持ちはあるってことだと思う
京太郎「………………」
そう信じてるしかないよな……
さて……どうしようか
こういう気落ちしている時こそ
何故か無駄話に使ったあの林の中の石舞台に行きたいのだけど
県から出てる今、そんな場所にはいけない
いっそ、窓から飛び出し
虎になって林を駆け回……なんてオカルトはない
京太郎「………………」
どうするかな
こういう時は
パーっと騒いだり
落ち着ける場所に行ったり
お風呂に入ったり……まぁ、色々解消法はあるわけだけど
1、女子の部屋(出現ランダム ただし、接触は確定)
2、お土産屋に行く(接触判定)
3、お風呂にでも行こう
4、ベンチに行こう(接触判定)
5、旅館恒例、遊び場へ(接触判定)
安価下2
ふっイベント判定や
あたっても、使うか使わないかは安価次第だけど
4 7 ゾロ目で使用可
どうやら、
まだ露天風呂は使用できないらしい
まぁ、別に構うことじゃないけど
京太郎「……………ふぅ」
体を綺麗にして
ゆっくりと湯船に浸かって
京太郎「癒されるなぁ……」
長野なんかでは
めちゃくちゃ寒い冬とか
湯船と炬燵は重宝したよな……
で、炬燵の中で寝て風邪をひくと
京太郎「……とりあえず、ゆっくり休もう」
・精神回復
安価下コンマ判定
2 春
4 霞
6 初美
8 巴
0 小蒔
廊下に出ると
ちょうど滝見さんと鉢合わせした
京太郎「どうも」
春「さっきは大丈夫だった」
京太郎「ええ、部長にも話して見て貰ったんですけどね。問題なしです」
その時は少し問題を抱えていたからな……
今も解決したわけではないけど
小蒔さんが大丈夫なら
俺が変に気を使っても仕方がないことだ
それに、失敗したと思うなら
次は失敗しないようにする
それだけだ
春「でも、まだ完全に大丈夫ではないから」
京太郎「ええ、解ってますよ」
滝見さんは一応、俺のことを気遣ってくれているようだ
滝見さんのことはまだあんまり詳しくないし
せっかく会ったのだから
少しくらい聞いてみようか……
1、滝見さんって好きなものなんです?
2、滝見さんって物静かですよね
3、滝見さんは神降ろしとかできないんですか?
4、どうして心配してくれるんです?
5、その他、自由明記
安価下2
京太郎「滝見さんって好きなものなんです?」
春「黒糖」
まぁですよね
分かりきっていた答えが
当然の用に返ってきた
しかもかなりの速さで
京太郎「それ以外では……」
春「麻雀……かな」
京太郎「じゃぁ、今は楽しいですか?」
春「楽しい。貴方に勝てる日が待ち遠しい」
俺に勝てる日……か
滝見さんは俺に勝つことを目標にしてるんだな
まぁ、それも判ってたことだけどさ
春「だから、あの変な空気になるのは嫌」
京太郎「憑き物ですか?」
春「そう……少し、怖いから」
俺自身で何とかできることなら
なんとかしたいとは思うけど
今のところ
オカルト持ちかつ使用中の相手との対局
加えて、気分が昂ぶっていないと発動しない
そのくらいしか解ってないから
何とも言えないな
春「それをどうにかする手伝いくらいはする」
京太郎「え?」
春「麻雀を教えてくれてるお礼に」
あの現象に関して
滝見さんは全面協力をしてくれるらしい
気になることがあったら
聞くことにしよう
安価下 小蒔
安価下2 初美
安価下3 霞
安価下4 春
安価下5 巴
一桁(雀力) 2桁(異能) でコンマ判定
全員経験値換算(伸びすぎるので)
安価下コンマ判定(雀力)
コンマx2x2x0.35x0.1
安価下2コンマ判定(異能)
コンマx2x2x0.8x0.6
(雀力)
74x2x2x0.35x0.1=10
麻雀99(095/150) →麻雀99(105/150)
(異能)
コンマx2x2x0.8x0.6=115
異能67(080/150) →異能67(195/150)
京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀99(105/150) 、異能67(195/150) )
>各キャラ 名前(相手視点関係 好感/信頼)
5月 第1週 2日目
本日 > 前日
Ss>大星淡 (深愛 10.0/10.0) >大星淡 (深愛 10.0/10.0)
Ss>宮永咲 (親友 6.2/7.9) >宮永咲 (親友 6.2/7.9)
Ss>宮永照 (親友 7.3/8.2) >宮永照 (親友 7.3/8.2)
×>神代小蒔 (好意 0.0/5.0) >神代小蒔 (好意 0.0/5.0)
石戸霞 (好意 7.7/7.5) >石戸霞 (友人 7.5/7.1)
滝見春 (信用 3.0/5.8) >滝見春 (部員 2.4/4.9)
狩宿巴 (部員 1.9/3.4) >狩宿巴 (部員 1.7/3.0)
薄墨初美 (部員 1.7/1.4) >薄墨初美 (部員 1.5/0.7)
神代母 (他人 0.4/0.6)
Ss=従妹/幼馴染(関係は初期から深く、頼れるけれど恋愛関係になりにくい)
SP=恩人等(特殊条件下の関係。判定なしで遭遇したりもする)
×=制限(特殊な状態。特殊イベントをクリアしない限り変動なし)
とりあえずここまで
お疲れ様でした
今回の交流値はわりと低め
霞さんの印象は前回変更忘れ
修正
京太郎>=(精神11(54/100)、麻雀99(105/150) 、異能68←67(045/150) )
このままの状態が続いて京太郎が疑心暗鬼になっていったらすれ違いがひどくなりそうだな。
状況から垣間見えるワンチャンの気配(なんのとは言わない
>>518
良い船だ
多数決ですかー
こっちとしては構わないですよー?
ただ、この終盤(物語ではなく、好感度的な意味で)の安価は
ほとんど時間安価になるのですよー
それでも良ければ
お手元のシステム画面をタッチして、設定変更→安価方法→投票安価
に変更してくださいね
投票安価にする場合
下~下3
または
下~下5
どっちかになると思う
下3の場合は、少数意見の方でも決まっちゃうから
そう言う意味では、下5の方がいいかなとは思う
あとで再開するので、一応安価
1、安価下~下3 の投票安価を利用
2、安価下~下5 の投票安価を利用
3、両方の投票安価を利用して臨機応変に
4、いや、このままでいいよね
安価下~下5
了解2で
赤信号、みんなで渡れば怖くない
8個中1個しか青じゃなくても
団結すれば大丈夫だよね。私、信じてる!
合宿3日目
霞「おはよう、みんな解っていると思うけれど、今日帰らなければいけないわ」
合宿三日目
そして帰らなければいけない日
ということもあって
起きて早々HR的な集まりがあった
霞「各自、荷物は直前じゃなく朝のうちに纏めておきましょうね」
京太郎「特に男子なー。散らかしすぎてるから。ちゃんと片付けてくれよー」
俺も男子だけど
その散らかし度合いには1割も関係していないので
片付けには参加しないぞ
霞「それでなんだけれど……須賀くん」
京太郎「はい?」
霞「せっかく霧島。それも鹿児島から出たのだし。少し自由時間を与えるのはどうかしら」
京太郎「ん~……」
つまりは少し遊ぶ時間を与えたらどうか
ということだろう
京太郎「部長が決めていいんじゃないですか?」
霞「あら。貴方は副部長兼特別コーチでしょう?」
京太郎「まぁそうなんですが……」
どうしたものかな
俺的には、別に良いとは思う
みんなは弱点に気づき
各々対策を立ててきているし、上手くもなってきてる
予選まで時間がかなりあるとは言えないけども
そこで切羽詰って詰め込んでも精神的に疲労を重ねて潰れるのが関の山だ
とはいえ
麻雀の合宿に来ているのだから
麻雀をするべきだ。という考えもなくはない
みんな麻雀は好きだろうから
それはそれで苦に思うことはないだろう
でも、そこはやはり休みを与えたほうが……
霞「ふふっ」
京太郎「なんです?」
霞「簡単に考えて貰って良いのに。真剣に悩んでくれるのね」
京太郎「それはまぁ……みんなのことですからね」
とりあえず……どうするかな
1、朝から自由行動
2、朝は特訓、昼に自由行動
3、朝も昼も特訓
安価下2
※夕方に帰ります
京太郎「じゃぁ、昼は自由行動にしましょう」
「っしゃー!」
「ひゃっほう!」
京太郎「あんまり騒ぐなー。迷惑になるから」
まぁ、騒がしさこそあれど
常識の欠けたことはしないからな
自由行動を許しても問題はないだろう
京太郎「その代わり、朝は特訓するぞ。荷物を纏めて朝食。そのあと特訓だ」
小蒔「自由行動……」
巴「ダメですよ。姫様」
小蒔「……解ってます」
京太郎「………………」
小蒔さんは出ても出なくても変わらないって感じなんだろうな
仕方ないというべきか、可哀想と言うべきか、申し訳ないというべきか……
安価下コンマ判定 1桁2桁両方使用
2 春
4 初美
6 霞
8 巴
0 小蒔
食事の席が隣接した相手
ほかの数字は男子
7の場合は壁
ゾロ目は自由選択
ゾロ目自由選択
1、両隣に来る(2人可)
2、片方は壁(1人のみ)
安価下2
この場合、巴さんは小蒔の隣に配置されません
1、小蒔
2、初美
3、霞
4、春
5、巴
安価下で左隣
安価下3で右隣
えっ
ミスった
これはやはり運命というべきだろう
3日連続で
小蒔さんは俺の隣にきた
しかも、今回は非常に仕方がない結果
狩宿先輩と離れているようだ
京太郎「また一緒ですね」
小蒔「はいっ」
霞「小蒔ちゃんのそばでっていうのも久しぶりだわ」
小蒔「そうですね」
やっぱり
邪魔がいなければ
この2人は仲が良いし、普通に話すことができる
でも、だからこそ
離れなければいけない現状は辛いんだよな……
俺は身をもってそれを感じてるわけだけど
俺とは比べ物にならない歳月を共に過ごしたんだから
その辛さは俺の比ではないのかもしれない
小蒔「ところで、須賀くん」
京太郎「はい?」
小蒔「お昼は何処かへお出かけするんですか?」
京太郎「いえ、まだ決めては」
霞「なら、私と付き合ってくれないかしら」
ん?
霞さんから誘われた?
いや、4月後半はほとんど霞さんと行動してたし
今更不思議でもなんでもないけど……
小蒔「そ、それは私も一緒に行けるところですか?」
霞「あら……小蒔ちゃんも一緒が良いの?」
小蒔「出来れば……一緒に行きたいです」
出来れば。
それは、狩宿先輩に止められてしまう可能性がある
ということだろうか
京太郎「先輩は出かけないんですか?」
小蒔「何があるか解らないからって……」
なるほど
小蒔さんは宿から出ちゃいけないって言われてるけど
霞さんや俺がいるなら大丈夫かもしれないってことか
接触云々はともかく、
道中の安全的な意味で
京太郎「ん~……」
霞「どうするの?」
京太郎「いえ、まず部長がどこに行きたいのかが解らないと……」
霞「須賀神社よ」
京太郎「え? もいっこ隣の県の?」
霞「ええ。電車とかを使えば時間はかからないのよ。ダメかしら」
もう一つ隣の県かぁ……
これは多分、小蒔さん許可貰えないぞ
電車移動もしなくちゃいけないし
そのあとバスも使うだろうからなぁ
さて、どうしたものか
小蒔さんと過ごすには
霞さんの誘いは拒否しなきゃいけない
でも、霞さんは俺のために須賀神社に行こうと誘ってくれてるわけだし
小蒔「ぁ、良いですよ? えっと、結局、その、巴ちゃんが来ますから」
小蒔さんはえへへっと笑うと
乱雑に言葉を並べ立てた
小蒔「お話とかできませんし……だから、えっと……霞ちゃんと2人でそうぞ」
京太郎「……次回とか、できます?」
霞「県を越えなければいけないの。だから、こういう機会でもないと無理だと思うわ」
そうなんだよな
ここまでだって車で来たし
そうじゃなければもっと時間がかかっただろうし
何よりお金もかかったことだろう
京太郎「ん~……」
霞「でも、別に……良いのよ? 私の勝手な申し出だもの」
霞さんまでそんなこと……
小蒔「………えへへっ、私も別に」
小蒔さんもだし
どうする、どうしたら
1、霞と須賀神社へ
2、宿に残る
3、神社は今度、近場を観光(霞+小蒔+巴)
4、その他、自由言動
00分
須賀神社でオカルト入手できんのかな?
どうだろ、宿に残るべきか?巴さんっているの?
>>562
小蒔と常に行動してる
この食事の席では、運悪く離れてます
神社は休日を丸々注ぎ込むことになるけど
また今度でも行けはするよ
行きます
1、霞と須賀神社へ
2、宿に残る
3、神社は今度、近場を観光(霞+小蒔+巴)
4、その他、自由言動
安価下から下5
小蒔さんと過ごしたくもあるけど
今は憑き物のことが気になるし
それに関係してるかもしれないからな……須賀神社は
京太郎「神社に行きましょう。憑き物も気になりますし」
小蒔「憑き物……ですか?」
京太郎「麻雀打ってる時に、時々みんなが感じるらしいんですよ」
小蒔「ごめんなさい、ちょっと解りません」
そりゃそうだ
対局中は寝てるし
昨日は発現しなかったんだもんな
京太郎「その関係で今日は神社に行きますね」
小蒔「はい……気をつけて行ってきて下さい。怪我とか、嫌ですよ?」
京太郎「大丈夫ですよ。獣道歩くわけじゃないんですから」
霞「……ごめんなさいね。須賀くん」
京太郎「いえ、神社も重要ですから」
思っていたからこそ
俺は正直にそう言ったのだが
霞「……そうね」
霞さんは少し影を落とし
小さな声でそう答えただけだった
小蒔「何か解ると良いですね」
京太郎「そうですね……一応、このあとの対局でも確かめてみるつもりです」
小蒔「じゃぁ、しっかり起きてなくちゃですね」
京太郎「いえ……本気になるために寝てください」
・昼の予定が決まりました
朝食を食べ終わった俺たちは
少しだけ休息時間を取ったあとに
特訓するべく部屋に集まった
京太郎「このあと自由だからって手を抜かず」
京太郎「このあと自由だからこそ、最後の特訓を全力でやろう!」
巴「それで……今回はどうするんですか?」
春「対局したい」
霞「須賀くんに任せるわ」
京太郎「んー」
1、会話(霞、初美、春、巴、小蒔)
2、対局(霞、春、巴、小蒔、初美) 最大三人、最低1人選択
安価下2
京太郎「狩宿先輩と薄墨先輩は待機でお願いします」
初美「え、なんでですかー?」
京太郎「先輩には見ててもらいたいんですよ。嫌な気配があるかどうか」
初美「むむ……なら仕方ないですねー」
京太郎「狩宿先輩にはそれを抑えられても困るし、いざという時はお願いしたいので」
巴「解りました」
さて……霞さん、小蒔さん。そして滝見さん
今回はオカルト持ちが2人
しかも、相当な実力持ち
これなら……来てくれるはずだ
京太郎「……ふぅ」
小蒔「………………」
春「…………ポリッ」
霞「始めましょう?」
霞さんの静かな声が場に響き
一切の音をかき消して
静寂だけが俺たちを包んでいく
興奮しているのだろう
緊張しているのだろう
ドクドクと、早鐘のように心音が奥で響いている
京太郎「……………………」
カチャッ、カチャッと
最初の手配がそれぞれの手元にできていく
まだ始まってはいない
……そんなことはない
卓についた瞬間から、もう。
対局は始まっているんだ
狙い撃ち選択
1、霞
2、小蒔
3、春
安価下
安価下 霞(148+39)
安価下2 小蒔(53+66+90)
安価下3 春(74+35)
安価下4 京太郎(99+68)
1位 京太郎(99+68+50+80-20)=277
2位 小蒔(53+66+90+8)=217
3位 霞(148+39-50+52)=189
4位 春(74+35+63-5)=167
京太郎「……っ、どうでした?」
天和、地和は共になし
だけど、
すこぶる調子は良かった
初美「微妙でしたねー」
京太郎「微妙ですか?」
初美「少し控えめというかなんというか」
つまり
今までみたいに強くは感じなかった。と
離れかけているのか
それとも、ただ本調子ではなかったのか。どっちだろうか
巴「どうしますか? 本来のルールでは須賀くんは勝ち抜けですよ」
京太郎「そうですね……じゃぁ」
初美「問題が解ってないですし、続けても良いですよー?」
薄墨先輩はそう言うけども
それじゃ先輩達の強化が出来なくなってしまう
滝見さん達を交替するのもありと言えばありだけど……
俺のためにそんな調整はずるくはないだろうか?
1、京太郎入れ替え(初美、巴から選択)
2、小蒔入れ替え (初美、巴から選択)
3、霞入れ替え (初美、巴から選択)
4、春入れ替え (初美、巴から選択)
5、2人入れ替え(京太郎、霞、小蒔、春から2人選択)
6、入れ替え無し
7、その他自由
安価下2
京太郎「じゃぁ薄墨先輩」
初美「なんですかー?」
京太郎「どうぞ」
狩宿先輩が入らない
それはつまり
魔物の巣窟にお守りなしに飛び込ませるようなものだ
初美「負けないですよー!」
先輩はかなりやる気のようだけど
霞さん達だってやる気なわけで
春「負けたくない」
さてどうなるかな
先輩達の対局を見守っていると
不意に狩宿先輩が俺の腕を叩き
巴「出来るだけというより、絶対に答えて欲しいんですけど……」
狩宿先輩は申し訳ないというように
少しだけ俯きながらそう言った
京太郎「何をですか?」
聞きたいことなど限られているし
それを解ってはいたけれど
確かめるために聞くと
巴「朝食の時に何を話していたのか……です」
案の定、先輩はそう答えた
巴「私も出来るだけ姫様を自由にしてあげたいとは思ってます」
でも。
狩宿先輩は悲しそうにその一言を繋げた
巴「それで姫様に急な変化があったら困るんです」
京太郎「先輩まで外されるんですか?」
巴「……姫様が永水に通うことが出来なくなるかもしれません」
少しの間を開けたその言葉は重く響く
確かにそう……言ってたよな
転校させられるかもしれないって
それが脅しかどうかわからないけど……
1、一緒に出掛けようかと
2、霞さんと神社にいく予定なんですよ。俺
3、お昼をどうするかを話しただけですよ
4、大丈夫ですよ。転校なんてさせません
5、嫌なら邪魔しないでください
6、先輩は神代先輩のお母さんについて知りませんか?
7、その他自由
20分
戻った
自由安価使う場合は
自由安価の7のみ記入してください
そのあと自由安価で使おうとしたものを提示してもらい
それを選択肢として再提示します
>>641
それは7があった場合って事?
>>643
範囲安価の時に自由安価を使いたい場合は
自由安価を選択するだけでいいってこと
今回は7番だから7
そろそろ行きます
1、一緒に出掛けようかと
2、霞さんと神社にいく予定なんですよ。俺
3、お昼をどうするかを話しただけですよ
4、大丈夫ですよ。転校なんてさせません
5、嫌なら邪魔しないでください
6、先輩は神代先輩のお母さんについて知りませんか?
7、その他自由
安価下~下5
京太郎「対局前の話で薄々気付いてるとは思うんですけど、実は……」
余計な誤解をされても困るため
とりあえずは憑き物のことについて話すことにした
狩宿先輩は祓い側だし
言うまでもなく気づいていた可能性があるけどな……対局前の反応的に
そう思いつつ話した結果
先輩は普通に頷いて答えた
巴「そうですね、感じてましたよ」
京太郎「やっぱりですか……すんなり頷いて貰えたのも納得です」
巴「それが、なにか?」
京太郎「あーそれでですね。神社に行くんです。霞さんと」
そう言った瞬間
呆れたのか怒ったのか悲しんでるのか哀れんでるのか
複雑な表情を一瞬だけ見せた
京太郎「で、ですね? 隣なんですよ」
巴「隣町?」
京太郎「隣の県。福岡です」
そう伝えると
唖然とした表情で俺と霞さんを交互に見ながら
小さく息を吐いた
巴「それはさすがに姫様を行かせるわけには……」
京太郎「だから、俺と霞さんでいくんですよ」
巴「だ、だけど……姫様の前で2人きりで出掛けるなんて約束……」
京太郎「 神代先輩は許可してくれましたよ?」
巴「許可するとか、しないとか、そういう問題ではないかと」
京太郎「俺だって考えたんですけどね……」
一緒に行きましょうと誘いながらも
やっぱりダメだったなんていうのより
初めから同行者に数えない
連れて行かない方向で話していた方がいい
京太郎「買い物とかならまだしも、ただ神社行って憑き物調べて。そんな程度ですし」
巴「そのくらいなら……良いですけど」
京太郎「何か不安なんですか?」
巴「最近、霞ちゃんと須賀くん。距離が近いじゃないですか」
そりゃぁ
色々ありましたからね
色々といっても
俺のせいで霞さんまで巻き添え隔離されて
協力し合ってるってだけなんだけどさ
巴「でも、霞ちゃんなら大丈夫……かな……?」
狩宿先輩は
少し不安そうにそう言うと
首を振った
巴「気をつけてくださいね。悪いつきものではないと思うけど……事故とか合わないように」
京太郎「怖いこと言わないで下さいよ……」
滝見さんは麻雀にしか影響しないって言ってたし
狩宿先輩は悪いつきものじゃないって言うし
祟られたりなんだりはしないとは思うけど
不安になるようなことは言わないでくれよ……
安価下
一桁(小蒔+3-1-1) 2桁(霞-1+1)
安価下2
1桁(初美+1-1-1) 2桁(春-1)
0=0
霞(5+1-1=5)
小蒔(0+3-1-1=1)
初美(0+1-1-1=-1)
春(0-1=-1)
京太郎「…………」
小蒔さんは
最後の九蓮宝燈でなんとか押し返したけど
結果的にはかなりのマイナス
薄墨先輩、滝見さんに至ってはトビ終了
霞さんが大きく攻めた結果か
確かに、絶一門が全開では
薄墨先輩は動きづらいし
滝見さんもやりづらいだろうからな……
当然の終わりとは到底言えたものじゃないけど
結果は結果だからな。仕方がないか
京太郎「攻めましたね。今回」
霞「……少し、攻めたい気分だったのよ」
京太郎「でもその分、防御抜かれて滝見さんと薄墨先輩に取られてましたよ」
霞「まだまだ詰めが甘いってことよね。頑張るわ」
霞さんはそう言って笑った
調子と運が良かっただけかな
霞「須賀くん」
京太郎「はい?」
霞「出入口で待っておくわね」
京太郎「解りました」
このあとは須賀神社にまで行かないとな
とりあえず
交通事故にだけは気を付けないと
狩宿先輩に言われたせいか、すごく不安になっていた
俺はもともと制服だったから問題はないが
霞さんは狩宿先輩に祓って貰ったあと
制服に着替えなければいけなかったため
待つはずが待たせる結果になっていたけども
予定通り、霞さんとは出入り口で合流した
霞「じゃぁ、行きましょう?」
京太郎「そうですね」
2人とも制服ということもあり
他県にいるというより
登校または下校しているような感覚だ
京太郎「道は解ってます?」
霞「ええ、ちゃんと調べてあるわ」
そこは流石霞さん。抜け目無かった
駅までの道を歩いていると
霞さんが言葉を紡いだ
霞「貴方とこうして並んで歩くのも。もう、慣れたものだわ」
京太郎「あの日以来、一緒に下校すること多くなったというか……日課になったというか……」
親しかった人が抜けてしまった
その穴を埋めるかのように
俺たちはかなり近づいたと思う
小蒔さんを取り戻すために
また、普通に話したりするために
色々と話あったり
一緒に小蒔さんの家に行ったり……
霞「お昼も一緒に食べることもあったわね」
京太郎「冷食食べさせてすいません」
霞「ふふっ、気にしてないわ。意外と美味しかったもの」
霞「貴方が寮じゃなければ……」
霞さんはそう切り出し
決して俺のほうは見ずに続けた
霞「寮じゃないなら……会いに行くことも出来たわね」
京太郎「え?」
会いに行くことも出来た?
誰が?
誰に?
俺が霞さんに?
いや、違う
霞さんが俺に……だろう
霞「……ねぇ。須賀くん」
霞さんは静かに呟く
少し緊張しているのか
わずかに震えた声だった
安価下コンマ判定
4 イベント
0 なし
7 イベント
ゾロ目=イベント
44=イベント
77=イベント
霞「……貴方にも特別な血が巡っていると良いわね」
京太郎「え?」
霞「?」
京太郎「あ、いえ。そうですね」
なんかもっと違うことを言おうとしていたような
いや、気のせいならそれで……
というか霞さんが言わないのなら
聞くべきではないような気もするんだけどな
1、俺のためなんかにわざわざありがとうございます
2、何もなくても、頑張りますよ
3、小蒔さんも連れてこれれば良かったんですけどね
4、今、何言おうとしたんです?
5、そういえば。下校とお昼。あとは登校だけですね
6、そういえば……俺の家に来たとして、何もないですよ?
7、その他、自由
20分
いきます
1、俺のためなんかにわざわざありがとうございます
2、何もなくても、頑張りますよ
3、小蒔さんも連れてこれれば良かったんですけどね
4、今、何言おうとしたんです?
5、そういえば。下校とお昼。あとは登校だけですね
6、そういえば……俺の家に来たとして、何もないですよ?
7、その他、自由
安価下~下5
京太郎「何もなくても頑張りますよ」
霞「……ええ、頑張ってね」
霞さんはそう微笑むと
見えてきた駅を見つめて続けた
霞「買う切符は間違えたらダメよ?」
京太郎「いや、そんなこと普通しませんって」
霞「ふふっ。ごめんなさい。冗談よ」
さっき言いかけたことは
本当にどうでもよかったことなのだろうか
霞さんは特に表情や態度を変えることもなかった
電車に乗ったはいいけど
須賀神社に行くまでは結構長そうだった
京太郎「そういえば……霞さん」
霞「どうしたの?」
京太郎「新道寺って福岡じゃありませんでしたっけ」
霞「ええ、そうね」
だとしたら
新道寺のメンバーに会うことができるかもしれない
……って、
あったところで立ち話するほど時間の余裕はないか
霞「実を言うとね」
京太郎「はい?」
霞「私はあんまり電車に乗ったことがないのよ」
確かに……
小蒔さんのお目付け役として
殆ど傍にいたんだろうし
お目付け役として行動するなら
バスはともかく電車に乗る必要はない
京太郎「学校の修学旅行とかでくらいですか?」
霞「そうね。それと……去年のインターハイとかかしら」
京太郎「電車に乗る機会が少ないって珍しいですよ。今時」
霞「あら。私が特殊な子って言いたいのかしら」
霞さんは冗談っぽく言うが
合宿に来てるわけだし、私服ではなく制服を着ているのは当然なんだけど
正直……すごく特殊です
いや、雰囲気的な意味で
霞「私も女の子なのよ……一応は」
京太郎「なんですか、その一応って」
霞「巫女としてお勤めをしているとね? 声をかけられることがあるのよ」
真っ先に浮かんだのはナンパでは?
というものだが
年配の人たちとかも普通に話しかけるよな。と
すぐに思考を落ち着かせた
霞「その時に、大学生だったり、奥様だったり……私ってそういう年代に見られることが多いの」
京太郎「そ、そうですか……」
雰囲気とその容姿のせいじゃないですかね?
とは言わず、
納得できてしまうなんていうことは口が裂けても言えない
霞「貴方から見たらどう?」
京太郎「えっ」
まさに不意打ち
油断していたわけでもなく
気づけば後ろを取られていたとかいうような
そんなレベルの唐突な質問だった
霞「女の子に見える? それとも、大人の女性? 誰かの奥様?」
京太郎「…………」
な、なんて答えればいいんだろうか
普通に答えればいいんだろうけど
その普通の基準がわからない
普通に高校生ですって言えばいいのかな……
1、高校生ですよ
2、大人の女性ですね
3、女の子ですよ。普通の
4、大人びて見られるのは嫌なんですか?
5、大人びて見えます
6、霞さんは霞さんですよ。巫女だったり、女子高生だったりの
7、その他自由明記
安価下3
ミスった
安価なし
1、高校生ですよ
2、大人の女性ですね
3、女の子ですよ。普通の
4、大人びて見られるのは嫌なんですか?
5、大人びて見えます
6、霞さんは霞さんですよ。巫女だったり、女子高生だったりの
7、どう見えてると思います?
8、その他自由明記
05分
行きます
1、高校生ですよ
2、大人の女性ですね
3、女の子ですよ。普通の
4、大人びて見られるのは嫌なんですか?
5、大人びて見えます
6、霞さんは霞さんですよ。巫女だったり、女子高生だったりの
7、どう見えてると思います?
8、その他自由明記
安価下から下5
京太郎「高校生ですよ」
霞「……そう。良かった」
霞さんは嬉しそうに微笑みながら
上半身だけを俺の方へと向けた
霞「少なくとも、貴方と近しい年頃なのね」
京太郎「っ…………」
大人びた仕草
そこに被った太陽の光が
より一層の美しさを感じさせる
高校生じゃない。
大人の女性だ。などと
改めそうな思考を振り払い、はにかむしかなかった
霞「大学生ならまだ許せるの」
京太郎「霞さんも来年には大学生ですからね」
霞「そうね……でも、奥様は嫌だわ」
結婚が夢っていう人もいる中で
結婚は嫌っていう人もいるんだな……
京太郎「結婚とかはあんまり考えないんですか?」
霞「ふふっ。そうじゃないわ。相手がいないのに、相手がいると思われていることが嫌なのよ」
京太郎「あぁ……それは嫌ですよね」
俺は思われたりしたっていうか、言われたんだよな
その相手の目の前で
宮永と付き合ってんのーとか、宮永のねーちゃんと結婚すんだろーとか
しまいにゃ、淡に向かって愛人引き連れてきやがったーとか
小学校だったり中学校だったり
ちょっとした冗談だって解ってたし
照姉たちも、変なこと言ってる程度にしか考えなかったけど
確かに、冗談じゃないなら言われたくはないことだ
でも実際
何も知らないで霞さんを見たらどう思うのかと聞かれれば
良くて大学生、悪くて奥様のどちらかしかないような気もする
さっきも思ったことだけど
牌のお姉さんと比べるつもりは毛頭ないが
今の制服を着た霞さんは正直……コスプレに近い何かを感じさせる
霞「ごめんなさい、なんだかつまらなくさせちゃったわね……」
京太郎「いえ、そんなことはないですよ」
霞「そう? なら良いのだけど」
霞さんにばかり話題を出させるのもアレだ
俺もなにか話そう
1、明星ちゃんの誕生日は先月でしたけど、霞さんっていつなんですか?
2、大学はどこ目指してるんですか?
3、実はですね、従妹がいるんですよ
4、実はですね、宮永照と幼馴染なんですよ
5、俺の幼馴染にですね。小蒔さんみたいに迷子癖のある人がいるんですよ。2人も
6、分家には分家の縛りみたいなのってあるんですか?
7、その他自由
安価下3
京太郎「そういえば、大学ってどこを目指してるんですか?」
霞「大学……そうね。みんなには秘密よ?」
霞さんは自分の唇に人差し指を立て
くすっと笑う
まさかのぶっちゃけトークだった
霞「実はまだ、何も決まってないの」
京太郎「なにも? どこに行くかってやつですか?」
霞「もっと根本的に、大学に行くか、行かないか。それも決めてないのよ」
霞さんはもう3年生で
今はもう5月だ
つまり、受験までは時間がないと言っても過言ではない
もちろん、霞さんくらいの人なら推薦入学とかもできてしまいそうだけど……
まだなにも決めていないとは思わなかった
霞「分家とは言え巫女の1人。だから……義務とまではいかなくても残るべきなの」
京太郎「残るべきって……」
霞「私には妹がいるのを知っているでしょう?」
それは知ってるなんて話ではない
霞さんに招かれて
その妹である明星ちゃんの誕生日を
ささやかながら祝わせて貰ったのだから
京太郎「……霞さんが継がない場合、妹さんが強制的にってことですか?」
霞「ええ。前から言われてるの。どちらかは必ず跡を継ぐようにって」
京太郎「そんなの……」
霞「別に大学に行くことがダメではないの。でもね? 結局戻らなければいけないのよ」
霞さんは少しだけ悲しそうに
そう、言葉を漏らした
結局戻らなければいけない
だとしたら、夢を追って大学に行っても
大学を卒業したら神社に戻らないといけない
叶うはずのない夢を見せられるだけってことになる……
霞「明星ちゃんはね? お姉様は行って良いですって言ってくれてるの。でも、あの子にはあの子の夢があるわ」
京太郎「…………………」
霞「だから。大学に行かずに跡を継いで、あの子には夢に向かって頑張って貰いましょうって考えてるの」
霞さんは自分の考えを
他人である俺に、包み隠さずに教えてくれた
京太郎「話していいんですか? 俺に」
霞「お父様達はそれでいいとしか言わない。あの子には言えるわけがない。貴方になら……ね?」
霞さんは小首をかしげて
少しだけ申し訳なさそうに、微笑んだ
霞「こんなこと貴方に話して、どうにかしてとお願いするつもりはないの」
だけど。と
霞さんは言葉をつなぐ
霞「それを聞いて、あの子は? みんなは? どう思うのかしら。そう思うと進路として確定できなくて……」
京太郎「……俺の意見を聞きたいってことですか?」
霞「そうね……貴方の意見が聞きたいわ」
俺の意見……か
霞さんはそれでもいいと思ってるんだろう
だから、その思いを砕くのは霞さんには酷い事となる
いつか言った……あの言葉
【京太郎「何かを抱えながらそれでも楽しそうに笑って見せてるように見えました」】
これは小蒔さんではなく、霞さんの印象であって
和菓子屋のお姉さんはそれを言うかどうか迷って
言葉ではなく、俺のことを吟味して唸っていたのかもしれない
このことに俺が口出しするべきなのかどうか
少しどころじゃなく疑問だけど
霞さん本人が求めてるなら
言ってあげるべきなのだろう……
明星ちゃんは怒ったりするかもしれない
でも、きっと……頑張るからと。高校、大学と
頑張ることを誓うだろう
だから、ここは霞さんの思いを汲んであげるべきなのかもしれない
でも……っ
人生経験の浅すぎる俺なんかが
果たして、まともなことを言うことができるのだろうか
1、考えさせてください
2、霞さんがそう決めたなら、それでいいと思います
3、ごめんなさい、俺には何とも言えません
4、霞さんは……夢とか、ないんですか?
5、その他自由
35分
良いかな?
1、考えさせてください
2、霞さんがそう決めたなら、それでいいと思います
3、ごめんなさい、俺には何とも言えません
4、霞さんは……夢とか、ないんですか?
5、その他自由
安価下~下5
京太郎「霞さんがそう決めたなら、それでいいと思います」
別に答えから逃げたわけではなく
霞さん自身の意志を尊重した結果
そうしたいというのであれば
それでいいんじゃないか。と、思っただけだ
霞「否定されなくて良かった。ダメだと……言われなくて良かった」
京太郎「お、大袈裟ですよ霞さん」
霞さんは俯き
今にでも泣いてしまうのではないかというほどに
震えた声で呟き、頭を振った
霞「貴方の言葉は、私にとってとても……大事なのよ……」
その言葉には深い意味がありそうに思えた
そして、表面上には出ていないけれど
この相談自体にも
霞さんの心の中の葛藤が隠されているような気がして
俺は……黙り込むしかなかった
それからしばらくして
俺たちは須賀神社へとやってきていた
京太郎「ここが須賀神社ですか……」
霞「ええ、そうらしいわ」
霞さんは電車の中での姿がまるで嘘のように
普通に話しかけてくる
それは気にしないで欲しいということなのか
それとも、俺が気にしすぎていただけなのか
……あまり深く考えないべきだよな
霞「とりあえず、何か感じたりするかしら」
京太郎「いえ、今の所は……」
別に昂ぶっているわけでなければ
麻雀をやってすらいない今
滝見さんの言葉が正しければ、何も起こるはずはない
安価下コンマ判定
4 霞「ぁっ」
0 京太郎「素戔嗚尊……か……」
7 京太郎「っ!」
ゾロ目=イベント(選択)
44=4
77=7
京太郎「素戔嗚尊……か……」
霞「ええ。前に和菓子屋さんの人が教えてくれた通りだわ」
まぁあれはwikiを使って調べてたし
もしここが素戔嗚尊を祀っていなければ
wikiが嘘をついたことになってしまうわけで
霞「……これだけしか解らないならここに来た意味がないわね」
京太郎「ですよね……どうします?」
霞「お賽銭箱にお金を入れてみたり、おみくじを引いてみたり。色々としてみる?」
ただのお参りに感じるけど
やってみないことには解らない
霞「もしも全部ダメなら……」
京太郎「ダメなら?」
霞「それはダメだった時に話すわ」
安価下コンマ判定 京太郎 みくじ
44 大凶
4 凶
01 小凶
23 末吉
56 吉
89 中吉
7 大吉
77
安価下2コンマ判定 霞 みくじ
44 大凶
4 凶
01 小凶
23 末吉
56 吉
89 中吉
7 大吉
77
霞「どう?」
京太郎「末吉です……」
霞「あら。私よりは良いわ」
霞さんがそう言いつつ
見せてくれたのは小凶と書かれたおみくじ
なんだこれ
なに、マジで帰りに交通事故とか遭うのか?
勘弁してくれよ……
霞「木に結んでしまいましょう」
京太郎「そうですね……幸先の悪いスタートですよ……」
霞「まだ来たばかりでしょう? 大丈夫よ。きっと」
霞さんはそう言って笑うと
隕石が云々という石碑に触れた
霞「おみくじを引く引かないは正直運試しだったの」
京太郎「そりゃぁ、運試しですよ。くじですし」
霞「ええ。そうなのだけど……これから神降ろしをしようと思うの」
神降ろし?
え?
誰が? 何を?
そんな疑問の視線を向けると
霞さんは微笑んだ
霞「貴方が、素戔嗚尊を」
京太郎「えっ……」
霞「大丈夫よ。ここで感じる気とあの時感じた力強い気はほとんど同じだから」
まさかの発言
というか、来た時点でわかってたのか……
霞「おみくじを引いたのは、それで悪影響がないかどうかをちょっと試してみたかっただけなの」
京太郎「って……それやばいじゃないですか」
末吉と小凶
どっちもいいことなし
やらぬが吉って感じだ
霞「そうね……貴方より私の方が危ないかもしれないわ」
京太郎「じゃぁ、やらない方が」
霞「でも。無駄足になってしまうわ。なにより……もしかしたら悪い結果。そのくらいで諦めるの?」
霞さんはやる気らしい
でも、末吉小凶レベルの不幸というのがわからないけど
そういうのが起こりうるのだ
もちろん、くじ関係なく不幸は起こり得るけども
1、やる
2、やらない(霞の最終手段使用 何かは不明)
05分
いきます
1、やる
2、やらない(霞の最終手段使用 何かは不明)
安価下~下5
安価下コンマ判定
31~35、51~55 強くて祓えない(霞の最終手段使用)
01~05 9割
06~15 2割
16~25 5割
26~30 違うものが京太郎に降りる
36~45 4割
46~50 違うものが霞に降りる
56~65 3割
66~75 8割
76~85 違うものが霞に降りる
86~95 1割
96~00 10割
何かが覆いかぶさってくるような感覚
でも、決して重くは感じないし
苦しく感じたりもしない
むしろ、軽くなったような感じがする
京太郎「……これは」
霞「完全ではないけれど……貴方が苦しかったりしなければ成功よ」
霞さんはそう言うけれど
俺としてはもっとこう何か変化があるんじゃないかと
少し期待していただけに
これだけというのはちょっと残念だった
でも。成功は成功だ
俺には降りてくる神様がいる
いや、降りてきてくれる神様がいる
京太郎「これが……憑依か……」
・オカルト(憑依)9割習得
霞「おめでとう」
京太郎「ありがとうございます、霞さん」
しっかりと祓い
2人で喜びを分かち合う
霞「ふふっ。あっさりと成功するなんて思わなかったわ」
京太郎「あはは……俺もですよ」
末吉
小凶
そんな不幸に近いおみくじの結果を持ちながら
何事もなく、成功することができたのだ
これから不幸が降りかかるというのであれば
お願いだから止めて欲しいところだ
安価下コンマ判定
44 イベント
4 イベント
0 霞「……ねぇ、須賀くん」
7 イベント
ゾロ イベント
77 イベント
このあとに不幸が来るかもしれない
俺はそう思っていた
でも、霞さんにはもう降りかかっていたのかもしれない
霞「……ねぇ、京太郎くん」
霞さんは静かに口を開き
俺のことをまっすぐ見つめた
さっきまでの成功を喜ぶ笑顔ではなく
悲しげな……表情
京太郎「なんですか?」
霞「……成功して、嬉しいわよね」
京太郎「それは、ええ……嬉しいですよ」
この力があればとは言わないけど
それでも、小蒔さんのお母さんに認められるためには重要なものになるから
だから、すごく嬉しい
霞「ごめんなさい」
霞さんはなぜか謝罪を一言
そして、深く頭を下げてから
その……聞きたくない言葉を告げた
霞「私は……出来れば失敗して欲しいと思っていたわ」
京太郎「え?」
唯一飛び出すことができたのは
その一言にも満たない単語だった
霞さんはなんて言った?
失敗して欲しいって思った……?
いや、いやいやいや。
どういうことだよそれ……っ
強く握り締めた拳は
それ以上張ることの出来ない皮膚をさらに引き伸ばし
不快な痛みを脳に響かせた
京太郎「なぜ……ですか?」
霞「……成功したら、全部終わってしまうから」
京太郎「全部?」
霞「ええ。貴方と小蒔ちゃんの近くて遠い関係も……私達の関係も。全部」
俺と小蒔さんを隔てる壁がなくなるのは当然だ
でも、霞さんとの関係が終わるってどういうことだよ
俺がこの神降ろしの力を手に入れる
たったそれだけのことで何が終わるんだよ……
強くなっていく心の中の言葉
それを察したのか、霞さんは答えた
霞「だって、貴方は小蒔ちゃんを好きすぎるじゃない……」
京太郎「………………」
霞「今まで何もできなかった分、貴方は小蒔ちゃんを大事にする。大切にする。そうでしょうっ?」
霞さんの怒鳴るような言葉に
俺は否定の言葉をぶつけることは出来なかった
確かに、今まで押さえつけられていた分
俺は小蒔さんを大切にするし大事にする
話すようになるし、一緒に行動したりするだろう
霞「そしたら、貴方は私の隣から去っていってしまう……横にはいなくて、前にいる。そんな関係になってしまう」
そんなことはないなんて
無責任な言葉は言えない
霞「最初は小蒔ちゃんの為に隣にいたのに。気づけば自分のために貴方の隣に立っていた」
京太郎「…………………」
霞「ずっと、ずっと一途な貴方を愛してしまった。間違ってると。ダメだと。解っていたのに……っ」
愛してしまった。
その想いはいつ、霞さんの中で出来上がったのだろうか
その時期によっては
俺は、ずっと霞さんを苦しめていたことになる
ずっと傷つけていたことになる
そして霞さんは
いつもいつも、そんな葛藤を抱きながら
俺達のために努力をしてくれていたことになる……
霞「……須賀くん、私にも。夢はあるの」
京太郎「夢……ですか?」
さっきの電車の中での会話が頭に浮かぶ
貴女はどうなんですかと
聞いていたら、この会話につながっていたのかもしれない
霞「それはね、大学に行くことでも、何か仕事に就くことでもないの」
霞さんは優しげな笑みを浮かべ
俺のことを見つめた
霞「貴方の傍にいたい。前ではなく、隣にいたい。ただ……それだけ」
京太郎「それは……」
霞「解ってるわ……貴方が好きなのは小蒔ちゃんだって」
霞さんは俺の言葉を遮ると
不意に抱きしめてきた
俺の方が身長は高く
少し前屈みな霞さんの頭は俺の胸元よりも少し下に落ち着く
霞「でも……出来るなら。可能なら。私のことを見て欲しい。愛して欲しい……」
京太郎「………………」
霞「お願い……須賀くん。答えはいつでもいいわ。小蒔ちゃんとの関係が戻ってからでもいいから」
京太郎「霞さん……」
霞「……今まで色々な我慢をしてきた。でも。貴方だけは……我慢したくないの」
少し休憩
別にお断りしても、ゲームオーバーにはなりません
というか、どっち(姫様or霞さん)を選んでもゲームオーバーにはなりません
あと、神代家には憑依の件は伝えない限り伝わらないので
憑依関係なしに認めさせることは可能ですよ
……で、どうしよう
今すぐ答えを決めるか
霞さんの言うとおり
葛藤の後に決めることも可能なんだけど……
ちなみに愛人ルートはあり?
特殊な環境だしなくはなさそうな感じではあるが……
断れるなら断っとくべきだろう
引っ張ると前みたいなことになるような
つーか全部片付いたらルート決まってるんじゃないのか
その後霞さん選んだらなんの話だったのか分かんなくなる
※霞さんダイジェスト
霞さんが好きになっていく大半の描写は省かれてしまったけれど
最初は信頼から入ってるんだよね
この人は信じられる。頼ることができる
そんな関係になっていく中で
2人とも小蒔から引き離されたことで
霞は信頼度が高いこともあって京太郎に依存し始めた
そこから過ごしていくうちに
優しさと、暖かさと、力強さに惹かれていって
5月の1週
以下は描写済み
愛人は可能だけど
良いルートとはひ……とりあえず、ここでスルーしておくなら
今までのまま(表面上は)いけるよ
ここで今すぐ答えを出してもいいし
今すぐには出さず
あと2ヶ月か3ヶ月を
霞や小蒔達と過ごした上で決めるのもアリ
そろそろ決まったかと思うので
下7くらいまでの投票安価で決めます
12分になったら安価とります
1、今すぐ答えを出す
2、後で答えを出す
安価下~下7
答えはいつでもいいと霞さんはそう言った
でも、俺はそんなのはダメだと思う
今目の前で思いの丈をぶつけてきてくれたのだから
俺もまた、今持つ答えを
霞さんにぶつけるべきだと思う
それが、
霞さんに悪い答えでも
良い答えであっても……どちらにしても
先延ばしにするなんてことはダメだ
京太郎「………………」
そう、思うから
俺は霞さんに救われてきたといっても良い
変態騒ぎの時
助けてくれたのは霞さんだ
小蒔さんから引き離されて
孤独になった俺を助けてくれたのは
ほかでもない霞さんだ
それから、ずっと傍にいてくれたのも
霞さんだ
京太郎「………………」
霞「………………」
俺がここまで頑張ってこれたのも
好きだからってだけではなくて
頑張ってと言ってくれる人がいた
大丈夫? と言っててくれる人がいた
挫けそうでも支えてくれる人がいたからだ
そしてやっぱり
それらも全部この人だ
いつから愛情を抱いていてくれたのかは解らない
でも、それを全く感じさせることもなく
霞さんはただただ俺に尽くしてくれた
でも思えば、それは俺が小蒔さんのために奮闘するのと
なんら変わりない、一途な想いによるものじゃないか……
俺がこの力を得ることを望み
そして、
それを失敗して欲しいという真逆の気持ちを抱きながらも
ここまで連れてきて、儀式までやってくれた
それもまた、霞さんが俺の為を思って
自分の気持ちすらも我慢してやってくれたことだ
【京太郎「何かを抱えながらそれでも楽しそうに笑って見せてるように見えました」】
俺が小蒔さんに抱いたこれが
もしも本当に霞さんに当て嵌るのなら
霞さんの言う色々と我慢してきたというのは、彼女の生きてきた中で
欲しいと望んだ、したいと望んだ
その殆どの事柄のことを指してるだろう
自由奔放な小蒔さん
その一方で真面目な霞さん
この差は……望んだ結果なのか?
いや、そんなわけがない
だったら、自分が大人びて見えることを
嫌だというわけがないんだ
進路のことだってそうだ
妹のためにと
自分は欲を告げることだってなかった
私はこうしたい、ああしたいと自分の希望は一切告げることなく
ただ、妹のためにしてあげたいと
でも、告げるのは不安だと
他人のために、自分の選択を恐るほどに
この人は優しい人なんだ
京太郎「……霞さん」
霞「っ…………」
名前を呼んだだけで
少しだけ、抱きしめる力が強くなった
俺が知っている霞さんについてのことは考えた
じゃぁ、俺は霞さんにどんな思いを抱いている?
優しい人だ、可愛い人だ、綺麗な人だ、厳しい人だ
真面目な人だ、強い人だ、怖い人だ、可哀想な人だ
そしてなにより……弱い人だ
そんな目で霞さんを見ながら
俺はどう思ってるんだろうか
愛していると、愛して欲しいと
そう言われた俺は……彼女になんて言える?
1、俺も、好きですよ
2、ごめんなさい……俺は小蒔さんが好きなんです
3、その他自由
55分
もう決まってる……かな?
さぁ、霞さんを絶望させよう
1、俺も、好きですよ
2、ごめんなさい……俺は小蒔さんが好きなんです
3、その他自由
安価下~下5
【安価】京太郎「……俺は、活躍しなきゃならないんだ!」【2nd5スレ目】
【安価】京太郎「……俺は、活躍しなきゃならないんだ!」【2nd5スレ目】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1388858625/)
霞さんの絶望は次スレから
こっちは埋めてください、お願いします
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