→ニューゲーム(82)
1.旅立ち
勇者「行って来まーす!」
母「気を付けるのよ!」
勇者「うん!」
母「ああ…ゆう君…大丈夫かしら…ああ、雨具持った!?」
勇者「はは、ちゃんとここにあるって。心配性だなあ」
母「後お金は足りるかしら…そうだ、ゆう君宿行った事ないでしょ…困った時はちゃんと電話を…」マクシタテ
勇者「え?あ、ああ…」
ーーーー
母「それからーー」
勇者「もうお昼じゃねーか!」マジギレ
2.出会い
勇者「…さて、まずは隣町を目指さなきゃ!」
美少女「そうね」
勇者「!?」クルッ
美少女「」ススッ
勇者「……気のせいか…?」
勇者「…にしても、天気が晴れで良かったよ」スタスタ
美少女「本当」
勇者「!!!」バッ
美少女「」ススッ
勇者「………?」
勇者「…これが雨だったらどんなに憂鬱だったか、全く」スタスタ…チラチラ
美少女「ええ、雨だと自慢の長い黒髪が湿っちゃうわ」
勇者「隠れるつもりなら喋るなよ!!」マジギレ
勇者「…お前かよ」
美少女「うふふん、金持ちの美しい令嬢が着いて来るなんて天に感謝しなさあい」
勇者「……」スタスタ
美少女「なっ、私を置いて行くとか正気!?」ズズズ
勇者「」ゲシッ
美少女「へぶっ!!」
3.再会
勇者「うん…この方角のままあと20km…」
?「よう」ザ…
勇者「!?お、お前…!?」
盗賊「わりいな、昔の顔なじみだからって容赦はしねえぜ…?」ニヤ
勇者「友…こ、こんなことに手を染めて…!」
盗賊「さあ、金目の物を置いて行ってもら」
勇者「断る、ギガデイン」ババババ
盗賊「おほーっ」ビリビリビリ
4.クエスト
勇者「ようやく最初の町か…疲れたあ」
友霊「ったく先が思いやられるぜ」
美少女「まずは宿を探しましょ」
ワ-ワ-
勇者「…?何の騒ぎだ?」タッタッ
友霊「行ってみるか」ヒュ-
勇者「どうしました?」
町人「!勇者様!!じ、実は町のそばにモンスターが出たと…!!」
勇者「!なら僕に任せてください!」
町人「おお…心強い!ぜひぜひ頼みます!」
…………
友霊「あーんな安請け合いして良かったのかよ」
勇者「やるしかないだろう……!?地響き!」
ゴゴゴゴ………!!!
友霊「!!」
勇者「来る!」サッ
触手モンスター「ギャオオオ!」バ-ン
勇者「…!」
友霊「…!」
美少女「う…?何よ二人してこっち見て…」
触手モンスター「ギャオオオン♪」ニュロロロロ
美少女「!!?いっ嫌ぁぁああぁ!!!」
ギチギチッ
美少女「やっ、やだああっ!離して!」ギチギチ
友霊「良いな…」
勇者「ああ…良い…」
美少女「たっ!助けなさいよおっ…きゃんっ…!」ビリビリッ
美少女「ああ…ぅぅ…っ!?そっそこっダメえぇっ!?」ビクンッ
数時間後
勇者「満足したらしく帰っちゃったよ」
友霊「ああ…成仏出来る…」スウウウ…
美少女「」カヒュ-カヒュ-
美少女「み…見ないで…」モジ…
勇者「…とりあえず町に戻って服もなんとかしよう…」
美少女「うう…もうお嫁に行けない…」グスッ
勇者「…はーあ、売れ残ったら責任持って引き取るよ」
美少女「」ズッキュウウウウウン
美少女「いっ今の子宮にキュンと来たっ!もう一回!」
勇者「…変態?」
5.お楽しみでしたか?
勇者「さて…さっきは何もしなかったけど流れでお金貰っちゃったよ…」
美少女「良いじゃない、貰えるものは貰わなきゃ」
勇者「けちくさい……」
美少女「主婦スキルが高いと言いなさい。ああ、私と結婚したひとはさぞ幸せでしょうね……当然あなたじゃ不釣り合いだけど…」チラッチラッ
勇者「とりあえずこれを担いで行くか」スタスタ
美少女「ぁ、ごめんなさい置いてかないで!」タッタッ
死体「」
宿屋「ではこちらの部屋にご案内します」スタスタ
勇者「」スタスタ
美少女「」テクテク
宿屋「ではごゆっくり…」カチャ
勇者「凄い…綺麗な部屋だ」
美少女「ああ…二人っきりで泊めさせられるなんて…私こんな所で犯されちゃうのかしら…」ギュ…
勇者「夕食どうすっかなあ」
死体「」
勇者「そっか、町ぶらつくのも良いかもな」
美少女「あなた友達いないでしょう?」キッ
死体「」
勇者「だよな、むしろ居ないのお前じゃないの?」
美少女「なっ!い居るにき決まってるじゃない!?」
勇者「そんな露骨に動揺しなくても…」
美少女「う…仲間外れにされたり…うぅ…シカトされたりなんて…グスッ…うぇぇ…」グズグズ
死体「」
勇者「キリないしほっとくか」
勇者「そう言えばそこのレストラン美味しいって聞いた事あるし行ってみるか」カチャ
店員「何名ですか?」
勇者「2名で」
店員「分かりました」
勇者「ふぃー…お金も余裕はあんまりないしなあ」
勇者「またクエストで稼がなきゃ…」
「…でさ、見たんだよ俺!!あの洞窟の奥で光を!」
「へえ やるじゃん…宝かね?」
「血が騒ぐなあ…!」
勇者「…」ピクッ
死体「」
勇者「ああ…そうだな」
宿
勇者「ただいま」フラフラ
美少女「あ…どうしたのその傷!?はっ、まさか例の洞窟に!?」
勇者「いや、ただ酔っぱらいに殴られただけだけど…何で洞窟の事知ってんの?」
美少女「」
勇者「…まさかとは思うけど」
美少女「そっそんな訳ないでしょ!?GPS盗聴器その他できっちり追跡してただなんて」
勇者「そう言えばお前金持ちだったな」
ゾンビ「ただいまー」ヌッ
美少女「っきゃああああああ!!?」バッ
勇者「ぐえっ!?」
美少女「いやああああ!やああぁっ!!」ドサッ スッ…
勇者「ちょっどさくさまぎれに押し倒して服脱がそうとすんな!」
ゾンビ「どさくさなんてレベルじゃねえなゾンビー」
美少女「…ふ……ふふ…こんな事もあろうかとさっき買った魔法使い用マントの下はきっちり下g」
バッ
勇者「ストップ、それ以上いけない CEROに引っかかるだろうが」
美少女「~~っ……ーー…」コクコク
ゾンビ「……」
勇者「とにかく…もう寝るから」スッ
美少女「…分かったわよ…ばか…」スッ
勇者「何で同じベッドに入るんですかね」
美少女「ああ…きっと今夜はケダモノに滅茶滅茶にされちゃうんだわ…可哀想な私」ハアハア…
勇者「……」
勇者「…ごめん…もう…我慢出来ないよ…!!」
ギシッ
美少女「っ」
美少女「あ…や…」
勇者「…」ペロッ
美少女「ひゃっ!?あ…そ、そこは…!」
勇者「そうか…この辺…?」ツ-…
美少女「っぁっ…!!」ビクッビクッ
勇者「声を殺さなくても良いんだよ…?我慢しなくても…」ビリビリッ
美少女「あっ……」
勇者「へえ…随分はしたない下着だ…」
美少女「ぅぁ……」カアアアアアア
勇者「さあ、言ってごらん?私ははしたない雌犬です、…って」
美少女「…ぅ」モジ…
勇者「続きを…したくないのかな?」ズイ…
美少女「あ…あう…わ、わたしは…はっ…はしたない…雌犬…デ…ス……」
勇者「良く言えました」
ズプウッ!!
美少女「あぐっ!!!?」ビクウウッ
ズプズプッ!!
美少女「あっ!?聞、聞いてないっ!!こっこんなっ、あああっ!!?」ビクッビクッ
勇者「ほら、気持ち良いだろ!?どうでも良いっ、人に…こんな風にっ!!」ズプ
美少女「あっ…わ、わたしっ…あいして…!ゆうしゃのことっ!ずっと前から愛しっ、あアあっ!!!」ズプズプズプッ!!
勇者「う…で、出…!!」ズポッ
美少女「うふうっ…え…?」
勇者「抜いた位でそんな物足りない顔するなって…っ、ほら、くわえろよっ!!」
美少女「んぐうっ!!?がっ…!?」
勇者「う…だ、出すぞ!!」
美少女「っう!?あ、あっへ!ほんあんじゃ」
ビュルルルルッ!!!
美少女「んくっ!!?ごっ…あっ…う…ごくっ…」
勇者「ま…まだっ、出っ」
ビュルルルルッ…ビュルル…
美少女「あぁああっ…んっく…っ………けほっ、けほっ…」ナミダメ
勇者「…ふぅ……」ヌチャ…
美少女「えっへへぇ……すう…あいし…ふふ……すや…」
勇者「こいつ涎垂らして寝てるけど大丈夫?」
ゾンビ「大丈夫だと思うゾンビー」
何かあまちゃんのOPが無限ループしてんだけど
6.戦闘
勇者「…」モグモグ
ゾンビ「なんかくっせえなあ」
美少女「あなた自身の臭いでしょ察しろよ」
ゾンビ「マジ?」
勇者「しゃーない教会行くか」ガタ…
神父「清水ドバ-」
ゾンビ「んほおおお溶ける溶ける」グニャグニャ
勇者「おっさんそれ聖水ちゃいます」
神父「」
モンスター「蘇ったア!何か手足増えてパワーアップもしとる!」
勇者「…まあ良いか…昨日噂を聞いた洞窟行こう」
……
美少女「やだー暗くてこわーい」ギュ-
勇者「僕怖がりな女はタイプじゃないんだ」
美少女「何ここ子供の遊び場?ぜぜぜ全然怖くなんかないじゃない」ガタガタガタ
勇者「ああ、怖いのは本当だったのか…」
キメラ「ギャー!」
勇者「!!」
あっ!やせいのキメラがとびだしてきた!▼
ゆけっ!モンスター!
モンスター「ガアオオ!」
勇者「ちょっとお前ポケットに入る位のモンスター捕まえるボールない?」
美少女「あるわよ」ス
勇者「マスターボールかよ!」
美少女「令嬢だもの」
モンスター「っかー、ちょっと分からせてくるわー」
モンスターのはかいこうせん!
キメラはたおれた!
勇者「小学生かよ…」
勇者「ところでさ」
美少女「ん?何かしら」
勇者「僕、モンスターボールで一回やりたかった事があるんだ…」
美少女「ふん、どうせ魔王を捕まえるとかそういうこお子さまな考えでしょ?」
勇者「…」
美少女「図星?流石は勇者さま」
勇者「思春期なめんな!!」バッ!!
美少女「えっ…!?」
ゆうしゃはマスターボールをなげた!
勇者「美少女…ゲットた″せ″!」
モンスター「ピカチュー!」
モンスター「さあさあ」
勇者「うん…(普段生意気な美少女がどうなるか…)」ドキドキ
ポ-ンッ
美少女「はい…何でしょうか、ご主人さま…」
勇者「」キュンッ
モンスター「こ…これは俗に言う何でもって奴か…!」
美少女「早くめいれいしてください…ご主人さま…」ウルウル
勇者「う…僕……僕…!!」
美少女「えへへ…あったかいです…♪」スリスリ
勇者「」
勇者は耐え切れず美少女を逃がした!
………
美少女「…」ゲシッゲシッ
勇者「あっ…あんっ!痛っ!」
モンスター「若いのう…」
7.ダンジョン
勇者「ここが最奥部…」
美少女「くくくくらいくらいくらいくらいこわいくらい」ブツブツガタガタ
モンスター「あんたが一番恐ろしいわ…」ヒキッ…
勇者「…」スタスタ…
勇者「…!!あの光…!!」タッタッ
モンスター「おお、遂に!?」ズルズルッ
勇者「…これが…お宝…?」スッ…
勇者は黄金のオナホを手に入れた▼
勇者「………」
モンスター「オーブかな?(錯乱)」
勇者「突っ込み所が多過ぎる…」
モンスター「オナホだけに突っ込むってか!はははっ 氏ねよ」ピキピキ
勇者「正に骨折り損だ…」ガックリ
モンスター「ま、まあレベル上げにもなったし多少はな?」
勇者「はぁ……そう言えば美少女は…あ、気絶してる…」
モンスター「お前が担いで行けよ」
勇者「はいはい…」ダッコ
勇者「とにかく帰ろう…」ザッ…
勇者「………」ピタッ
モンスター「どうした?」
勇者「……道を忘れた」
モンスター「なんやて!?」
勇者「と、友ならちゃんと覚えてるよな!」
モンスター「…」
勇者「マジですcar」
モンスター「ワープ魔法は」
勇者「ない」
モンスター「これもうわかんねえな」
勇者「どどどどうしよう」ワタワタ
モンスター「………」
モンスター「…許せよ」
勇者「え?………
……えっ」
ガキッ!メシャッ!!
……………
勇者「」ハッ
ムクッ…
勇者「ここは…」
盗賊「お目覚めか」
勇者「友?何故元の姿に…というか洞窟に居たはずじゃ」
盗賊「ほら、お前殺しただろ?俺が」
勇者「あっ、思い出した」
盗賊「そのおかげでセーブポイントの教会に帰還、俺も蘇生してもらったのさ」
勇者「!なるほど!」
盗賊「へっ、せいぜい感謝」
勇者「ころす☆」ザシュッ!!
盗賊「えばらっ!」ブシャアアアア
友霊「…」
勇者「ところであいつは?」
友霊「」アッチ
美少女「すうすう…」
勇者「…よかった」ナデナデ
美少女「ごろ…♪」
友霊「…猫?」
勇者「猫舌なのは確かだよ」ナデナデ
美少女「すう…♪」
8.BOSS
勇者「そしてやって来ましたる隣街」
友霊「はしょり過ぎじゃないですかね…」
勇者「小説版とかで補完できるからへーきへーき」
美少女「あ、あのお店にスイーツが!」ピ-ン!
勇者「何このアホ毛」グイ
美少女「あっ駄目!駄目ったら駄目ー!」ブンブン
「フハハハ!貴様らが勇者一行か!」
ご一行「!?」
恐ろしいオーラを放つ謎の仮面女「ここで我々魔族が葬ってくれる!」ババ-ン!
友霊(でかいな)
勇者(ああ、でかい)
美少女(……)ピキピキ
恐ろしいオーラを放つ謎の仮面女「さあ食らえ!我が攻撃!!」バッ
美少女「いちいちやかましいわっ!」ドゴオッ
女「おごっ!?」ドシャアアアア
勇者「杖で殴った!?」
友霊「おい勇者!今の胸揺れ撮ったどおお!!」
勇者「!でかし」
美少女「貴様らも死に晒せッ!!」ドゴッ
勇者「ごふっ」
友霊「がふっ」
女「ふ…ふえええん!覚えていろっ!」ダッ
美少女「ズ-ン…」
勇者「…別に気にする程でもないと思うけど」
友霊「いやいや、お前だって仮性包莖だろ?それと同じだ」
勇者「……」
友霊「ばかやめろここでギガデインとか洒落にならんから」
9.弱肉強食
勇者「さて、腹ごしらえの前にモンスター狩りに行くか」
美少女「そうね、基本中の基本でもあるし」
ガサッ
友霊「!これはスライムか!?」
勇者「っしゃあああ!」バッ
ピョコッ
スライム「」ピョコピョコッ
スライム「」キラキラ
勇者(……)
勇者(や、やりづれええええ!!)
友霊「あれだな…ハムスター的な可愛さだ…」ホンワカ-
美少女「ほ、ほらっ、ビスケット食べる?」ドキドキ
スライム「!!」ピョコピョコッ
モキュモキュ…
ご一行(((か…可愛ええ…)))
勇者「はあ…やる気なくなっちゃった…」
美少女「じゃあそろそろご飯にしましょ」
友霊「よっしゃ、街で食うか!」
………
レストラン店員「スライムのステーキにございます」
勇者「ぎゃふん!」
友霊「ぎゃふん!」
美少女「ぎゃふん!」
10.こうかい
勇者「よおし次の街には船で渡る」バン
友霊「おお、ようやっと冒険らしくなったな」
美少女「…」
友霊「?どうした…まさか船酔いしやすいとか?」
勇者「ははっベタ過ぎる前フリだなあ」アハハ
美少女「おろろろろ!」
勇者「おろろろろ!」
友霊「二人とも仲良くフラグ建ててたか…」
友霊「そういやあさ」
勇者「うぷ…何?」
友霊「この辺怪物が出るって噂があるんだよな」
美少女「……」
勇者「…やばいな」
友霊「大丈夫だって!ここ最近は姿を見かけないらっああぁぁぁぁアアアァ……」
ズルズル ドプンッ
勇者「わっ!き…巨大な触手!!?」ズッ
美少女「きゃあああっ」
ザパアアアア
巨大タコ「ぐぽーん!」
勇者「っ!!?」
美少女「あっ…てっぺんに人が!」
勇者「何っ!」
女「はははははは!」
勇者「!!あの時の!」
女「ここで会ったが百年m」ズルッ
勇者「あっ」
美少女「あっ」
女「あっ」
イヤアアアアアザッパアアアアアアアン
巨大タコ「おおおん!」バアアア
勇者「うわっ、ふ、船が!!」
ミシミシ
美少女「ど、どうすんのよっ!こっちはあんたと一緒にここで沈むなんてごめんよ!?」
勇者「酷い言い草だな!」
バキバキッ
勇者「っ、こ、これ…やばっ……っ、ギガ……!!!」
美少女「な、ここでそれ使ったら…!」
勇者「デ イ ン ! ! !」
バ シ ャ ア ア ン ッ
美少女「…………う」
美少女「けほっ……こほっ、こほっ…」
ザパアアア…
美少女「…ここ…は……砂浜……?」キョロキョロ
美少女「!街がある…」
美少女「勇者、街が……ゆうしゃ?」
シ-ン
勇者「」
美少女「居た…」ズルズル…
美少女「ほら、街に着いたわよ…とりあえず拾える物を拾いましょう…」
勇者「」
美少女「さっさと動いてちょうだい…急がないと流されるわよ…」
勇者「」
美少女「あ、見なさい…この剣だって流される所だったじゃない…」
勇者「」
美少女「昔怒られるのを分かってて勝手に持ち出した事があるでしょ…大事な物なんだから…」
勇者「」
勇霊「よう」
美少女「」
11.
美少女「…」
勇霊「あれ…突っ込みは?そっか、友霊沈んだからか…」ポリポリ
美少女「うぁ…」ジワ…
美少女「わぁーん!!」ダキッ
勇霊「っ!?」
一時間後
美少女「すう…すぅ…」
勇霊「…泣き疲れて寝ちゃったよ…一人だったから不安だったんだろうな…」
勇霊「とりあえず運ばなきゃ…うわ、自分の死体見るのってシュール」
12.蘇生
勇霊「すみませーん」
神父「!?勇者様!?」
勇霊「ええと、色々あって…この子の怪我とか、僕の復活とか頼めませんか?」
神父「はっ、はい…シスター!手伝ってください!」
シスター「ふええわかったよおお」
勇者「ところでアンタこの前の神父とクリソツなんだけど」
神父「すみません…人数分のグラが用意されていないので…」
神父「というか、各教会の神父は実は皆兄弟なんです」
勇者「ジョーイさんかよ」
13.倫理
勇者「はあ…荷物もだいぶ流されちゃったなぁ…」
勇者「」チラリ
美少女「…」
勇者「美少女もほとんど口聞いてくれないし…どうしよう」
友霊「おーい」
勇者「やはり貴様生きていたか」
友霊「完全に悪役の台詞だな」
勇者「…って」
女「むう!むうう!!」ジタバタ
勇者「これはAUTO」
友霊「イイだろう?」
女「んむう…!」グス
勇者「で、どうすんのこれ」
友霊「奴隷として売ろうぜ、良い金になる」
美少女「賛成賛成!」
女「むうううむむむむむ!(貴様ら悪役か!)」
勇者「せめてくつわは外そうよ」
ペリッ
女「っぷは…覚えていろ、我が死んでも第二第三の魔族が…」
友霊「じゃあ死んでも良いなワレ?」
女「いやあああっていうか一人称馬鹿にしてるなああっ!?」
14.再生
友霊「ところで我の体はどうしよう」
勇者「あー死体置いてきちゃったか」
友霊「ったく、お前が殺さなければ良かったのによ」ブツブツ
勇者「いやいやそっちだって僕を殺したじゃんか」
女「この人達怖い…」ガタガタ
美少女「このゾンビっぷり、さながらドラゴンボールね」
勇者「そうだ、憑依とか出来ないの?」
友霊「!その発想はなかった」
勇者「霊と言えば取り憑くでしょ、やっぱり」ヘヘン
友霊「なるほど、港町だけに灯台元暗しってか!」ハッハッハ
勇者「…」
美少女「…」
ヒョオオオオオオオ…
女「へっくしゅ」
勇者「シベリアかな(錯乱)」
友霊「んじゃあちょっとそこのスライムで試してみっか」
スライム「?」
友霊「そらよっ」
ヒュオオン!
スライム「ぬおお、成功だ!」
勇者「……」
スライム「…ん?どうしたんだよ」
勇者「あー…いや、なんかデジャヴを感じたんだけど…何だろ…?」
名前を言ってはいけない例のあの人「?変な奴」
美少女「スライムの寿命縮んだりしないわよね…」
友霊「とりあえずお邪魔しましたーっす」ヌウウン
スライム「ハッ」
友霊「じゃあな」
スライム「……」ジ-
友霊「……な、………」
友霊「」ナデナデ
スライムが仲間に加わった!
勇者「食費が…」
美少女「ただでさえ荷物がだいぶ消えたと言うのに大丈夫かしら」
友霊「まあまあ、なんならそこの駄乳売ろうぜ」
女「我はスライム以下なのか!?そうなのか!!」
美少女「はいはい黙りましょうね~」ガシッ
女「んぐっ!?(痛っ!?)」
美少女「」ギチギチ
友霊「これは私怨入ってますね」
女「ううぅ…!!」グスッ
15.転職
美少女「思ったけど、私って見た目は普通に魔法使いよね?」
勇者「ん?うん、そうだけど」
美少女「ちょっと転職してみようかしら」
魔法使い「どう?」バ-ン
勇者「どう…って」
友霊「肩書き変わっただけじゃん」ボソッ
ゴスッ
友霊「おぐっ!?」
魔法使い「ああ、かつてこれほどまでに可憐で儚い花のような魔法使いがいたかしら…!」ギュ…
勇者「もう戦士でいいじゃん(いいじゃん)」
16.ツイッター
勇者「宿なう」
友霊「スライムと戯れるなう」
魔法使い「勇者の貞操を狙うなう…っと」ピッピッ
スライム「ちくわ大明神」
女「捕虜なう…お父様…」
友霊「誰だ今の」
スライム「ピ-?」
17.失踪
勇者「それじゃあみんな、自由時間ね」
女「き、貴様ら我はどうするつもりだ」
勇者「ううん…」
勇者「ねえ友」
友霊「なあ勇者」
勇者「そもそも連れて来たのは友じゃん!」ボコボコ
友霊「うるせえ仮にもパーティーのリーダーだろ!」バカスカ
友霊「畜生…なんで俺が見張りを…」
スライム「」ニュルニュル
女「こんな無様なままならいっそ…くっ殺せ」
友霊「おう保険金たっぷりかけてからやってやるよ」
女「貴様にプライドはないのか!!」
友霊「いや…俺盗賊だし」
女「…え?」
友霊「元々勇者の身ぐるみ剥いでやろうとしたのが始まりだし」
女「…下衆過ぎる…」
友霊「魔族に言われたかないやい!」
女「駄目だこいつ」
勇者「」テクテク
?「…」ソ-ッ…
バッ
勇者「え
ゴスッ!!!
……
友霊「勇者が戻らない?」
魔法使い「どこを探しても見当たらなくて…!」ゼエゼエ
女「ふふふっ、良い気味だ」
友霊「くっ…」
ーーーー
勇者「う……」パチッ
勇者「そうだ、僕は………誰かに殴られて、それで……」
?「気がついたようだな?勇者よ」
勇者「!!?」
魔王「………」
勇者「……!!!!!」
勇者「なっ…なっ!?」
魔王「我の手下が貴様をここに連れて来たのだ…」
勇者「……ど、どうする気だ…!!」
魔王「無論… 殺 す 」
勇者「っ……ひ、卑怯な…!!」ズサ…
魔王「馬鹿めが…こうした謀略こそが魔族の王たる証、悪の真髄だと分からぬとは…まだ青いものよ」
勇者「要は正々堂々戦えな」
魔王「おだまりっ!」
魔王「さあ、ここで死ぬが良い!!!我の血となり肉となれ!!!来い!!」
ズドオオオオオオンッ!!!
ドラゴン「フシュウウウウ…」
勇者「な…マ、マジかよ…!!?」
魔王「ははは!人類の希望も砕け散
ピシャ-ン
ドラゴン「」パタッ
魔王「我の希望が砕け散ったー!?」
勇者「経験値あざーっす」ピキイン
魔王「なっなななにをした!!」
勇者「ギガデイン(ニッコリ)」
魔王「ヒエッ…」
勇者「…なあ、あんた………実は弱いだろ」
魔王「ギクッ」
勇者「直接対決だあァァ!!!」バッ
魔王「やだあああああ!!!」ダッ
まおう は しっそう した !
18.凱旋
勇者「ただいまー」
魔法使い「!?どこに行ってたのよ!心配して…」
勇者「魔王倒した」
友霊「……ファッ!?」
魔法使い「」
女「」
スライム「」ヌメヌメ
~~~~
勇者「かくかくしかじかでさ」
友霊「たったの八文字で片付けられるとか…同情するわ…」
勇者「うん、なんかむこうにワープ床あったし、ここらへんの魔族も総崩れだし」
魔法使い「ほ、ほんとだ…ええーと…じ、じゃあ…」
女「嘘だ…魔族が…」
友霊「ま、俺達らしいっちゃそうかもな…もう冒険はおしまい、と」
スライム「We have completed mission.」
友霊「!?」
魔法使い「……どうしたの?勇者」
勇者「ん?…いや、なーんかまだ終わらないような気が…
ス タ ッ フ ロ ー ル
ドゥッ チャララチャララチャララ
プ- プ- ププププ- プ-
ププププ- プ-
ドゥドゥドゥドゥ-ン
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